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ニセコ町議会 令和7年第9回定例会 2025年12月17日

熱中症等防止対策としてのエアコン設置助成制度について

2025年12月17日、ニセコ町議会の一般質問で、高木直良議員が「熱中症等防止対策としてのエアコン設置助成制度について」質問し、町長 田中健人、保健福祉課長 重森省宏が答弁しました。

質問者
高木直良 議員
答弁者
町長 田中健人、保健福祉課長 重森省宏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 高木直良

通告は 3 問させていただいてます。第 1 問目であります。熱中症等防止対策としてのエアコン設置助成制度について。今年の 6 月から8 月の平均気温は統計開始以来最高水準。全国で猛暑日(最高気温が 35℃以上)が過去最多となり、余市や倶知安などの観測点でも平均を大きく上回る真夏日が続きました。環境省の暑さ指数(WBGT)でも「厳重警戒」レベルの日が複数週にわたり観測されています。その結果、熱中症による救急搬送件数も全国で 10 万人にのぼり、ニセコ町でも搬送事例が 3 件ほどあったと聞いております。ニセコ町内の公共施設では、この間の予算措置でエアコンが整備され、個人住宅でも設置する方が増えております。新設する高校寮や公営住宅にも設置されていきます。こうしたもとで、設置に伴う経済的負担に対応できない世帯に向けて、何らかの助成制度を新設すべきと考えますけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 田中健人

ただいまの高木議員の御質問にお答えいたします。近年の石狩、空知、後志地方の熱中症警戒アラートの発報回数でございますが、令和 7 年 2 回、令和 6 年 0 回、令和 5 年 4 回、令和 4 年 0 回、令和 3 年 4 回となっており、消防ニセコ支署の熱中症による救急搬送回数は令和 7 年 3 件、令和 6 年で 5 件となっております。また、近隣の気象観測データによると、6 月から 8 月の平均気温は昨年度はやや低いものの、一昨年は本年と同水準となっております。しかしながら過去 10 年まで遡って推移を見てみると、高木議員の御指摘のとおり平均気温が少しずつ上昇している動きが見られます。この動きを受け、特に盆地に位置し夏場の気温が高くなる道内の自治体、その他の数市町村では、体力的に弱い高齢者世帯を対象としたエアコン設置費の一部を補助する事業を始める自治体も出始めているところです。高齢者熱中症対策を目的としたエアコン設置補助事業に対しては、現在国や道の支援制度がなく、全て町単独の予算で実施しなければならず、当該事業に充てられる財源があるかどうか調査をするほか他の道内自治体の動きや今後の気象状況の変化などを見据えながら、総合的に判断してまいりたいと存じます。なお、すぐに対応可能な熱中症の対策としましては、町内で設定しているクールスポット、これはエアコンが設置されている公共施設や休憩可能な民間施設を示しますが、その御案内や利用促進の周知、対象スポットの拡大、そのほかにも家庭で実践できる熱中症対策等の広報を通じて熱中症予防を図ってまいりたいと思っておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。以上です。34

議員の再質問 3番 高木直良

再質問させていただきます。今地球規模での温暖化によって夏の猛暑が普通になっておりまして、「酷暑」という言葉も普通に今使われております。そのぐらいの状況です。今後北海道でも昨年並みの真夏日の発生が予想されます。また、事業所や学校、店舗等では暑さ対策として、快適な環境を整えるという意味でのエアコン設置が進んでおります。一方でこの酷暑の中で熱中症を発症する事例が増えておりまして、その熱中症の対策としてのエアコンの設置が求められている、こういう状況だと思います。夏場の熱中症と聞くと日差しの強い屋外で起きると連想しがちですけれども、実は 4 割は室内で発生してるという状況です。消防庁によりますと、搬送された人の中で目立っているのはやはり高齢者 65 歳以上の割合です。2024 年、去年の段階では 57.4%、約 6 割という数字が出ております。もともと体調の悪い方や高齢者の熱中症発生の危険が高い、これらの方はあまり外に出ない方が多いんですよね、体調が悪いしということで。先ほどお話があったクールスポットに退避するということについては私も提案したことがあるんですけども、これを活用するというのは外を歩いている方がたまたまこれは大変だっていうんで一時的避難すると。こういう役割も大事ですから、箇所を増やすということであればぜひ進めていただきたいと思います。しかし、在宅の中に熱中症を発症する事例が多いということなんです。ですから、こういった高齢者の健康あるいは高齢者じゃなくても病弱だったり、障害を持ってる方がいらっしゃいます。そういう意味では、健康対策あるいは福祉の側面ということからも何らかの助成制度を、町単独で大変かとは思いますけれども、検討する余地はあるのではないかと思いますが、改めてお聞きします。

答弁 保健福祉課長 重森省宏(保健福祉課長は2026年3月まで)

高木議員の再質問にお答えさせていただきます。高木委員の御指摘のとおり、高齢者の方だとか体力が落ちてる方とかっていう方の熱中症のところは大変危惧するところでございます。町長の答弁の中でもございましたが、今詳細まで調べているところなんですけどざっくりとした件数でいきますと、65 歳の単身者もしくは二人世帯というのは400 件以上 500 件弱ぐらいの件数があります。それ以外に障害をお持ちの方も 100 から 200 件あったりというところでございます。今実際盆地だとか道内でも気温が高くなるところで、高齢者の熱中症対策ということでエアコン設置の補助制度を設けている町村につきましては、例えば上士幌町だとか歌志内だとか道内でも夏場気温が上がりやすいところとか、道南のほうの上ノ国町といったところで補助制度を設け始めてるところがあるというような状況でございます。そこの制度のやり方でいきますと、大体 1 戸あたり5 万円、7 万 5,000 円というような補助制度を設定してるようでして、先ほどのニセコ町の件数で想定すると数千万円の直接の町の支出も必要になってくるのではないかというところです。そこに充てる財源も含めて検討しなければならないというところも大きな課題であると思います。あと御質問の中でもあったんですけれども、設置対象の方については例えば経済的にちょっと余裕のない方の場合、設置した後に増える電気量だとか、設置するためには電気の基盤ブレーカーなど35の工事も含めると 15 万から 20 万とかかってきますので、そういう残りの負担をどうするのかというところの問題も出てくるかと思います。そういったところも含めて、補助を受けて取りつけた人が持ち切れるのかどうかというところも含めて、総合的に検討してまいりたいと思っております。直接的な熱中症対策としては、暑い中でも涼しく過ごす過ごし方だとかそういったところの啓発にももっと力を入れて、熱中症予防というところも推進していきたいと担当課では考えておりますのでよろしくお願いいたします。

議員の再質問 3番 高木直良

検討していただくということでありますけれども、費用の問題を考えると例えばスポットクーラーというのがございます。スポットクーラーの弱点というのは、同じ部屋の中に冷やした分の熱が出てしまう。その熱を出すためには窓に管を通して外に出さなくちゃいけないとかいろいろ面倒なことはあるんですけども、値段は安いということで要望された住民の方は、町の負担も考えてスポットクーラーぐらい何か補助していただけないかというような要請をしたというふうに聞いております。そういう意味で、いろいろ財政面も含めて総合的に検討ということでありますが、ぜひ進めていただきたいと思っております。今年の 6 月 1 日から、国は職場の熱中症対策を義務化しております。とりあえず職場に対してですね、職場での熱中症リスクはこれからは下がっていくとは思いますけれども、反面一般住宅においてのリスクは高まっていくかもしれない。今の温暖化の状況がすぐ止まるわけではないし、むしろ厳しくなっていく状況が考えられます。そういった意味からも、ぜひ具体化に向けて、一層具体化が進むようにいろんな事例も研究してやっていただきたいと考えておりますので、何かお考えがあればよろしくお願いします。

答弁 保健福祉課長 重森省宏(保健福祉課長は2026年3月まで)

高木議員の再々質問にお答えさせていただきます。いろいろ御提案いただきまして大変ありがたいと思っております。高木議員の再々質問でもありましたスポットクーラー、あと商品として引き戸の窓につけるウィンドウエアコンというものがあるということも内部では検討中ではありまして、その設置もあり得るのかなという意見もありました。ただその中で、先ほどの申し上げたように経済的にちょっと困窮してる方、ニセコ町の公営住宅で比較的安いところに入ってる方の割合が多いのかなという話もありました。建物の構造上古い基礎のものでつくっているので、例えば室外機を置くスペースが確保できない構造になっていたり、そもそも壁に設置できるような耐久性がない可能性もあるので、壁につけるエアコンがつけれないところにはそういうスポットクーラーも考えられるのかなという案もありました。ただその反面、先ほど私のほうのお話をさせていただいたようにランニングコスト、スポットクーラーやウィンドウエアコンについては通常のエアコンよりもはるかに電気代が高いということで、使ってる方々の話によると夏場 1 か月で 1 万円以上電気代が上がるという話もあり、つけたはいいが使えないというように実質的な問題も出てくるのではないかという意見もありました。そういったものも含めて、どういう熱中症対策がいいのかというところを検討してまいりたいと考えており36ます。

出典:ニセコ町議会 令和7年第9回定例会 2025年12月17日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる