みんなの議会

標茶町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月3日

児童虐待防止対策を推進するべき

2024年12月3日、標茶町議会の一般質問で、鴻池智子議員が「児童虐待防止対策を推進するべき」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、教育長 青木悟、指導室長 富樫慎也が答弁しました。

質問者
鴻池智子 議員
答弁者
町長 佐藤𠮷彦、教育長 青木悟、指導室長 富樫慎也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 鴻池智子

では、2つ目の質問に移ります。児童虐待防止対策を推進すべき。11 月は、こども家庭庁の「オレンジリボン・児童虐待防止キャンペーン」期間となっておりました。全国の児童相談所(児相)が 2022 年度に対応した虐待相談件数は 21 万 4,843件で、過去最高となりました。児童虐待防止法が定義する虐待は、身体的虐待・ネグレクト・性的虐待・心理的虐待の4種類があり、2022 年度に児相が対応した虐待のうち約 60%が心理的虐待で、子供の目の前で家族に暴力を振るう「面前DV」もこれに当たります。そこで、虐待を受けている子供の「サイン」を見逃さず、間違っていてもいいので虐待かと思ったら、まず児童相談所のダイヤル 189 の活用をしてくださいとのことです。この189 というのは、「いちはやく」という読み方をするそうです。この内容のポスターは公共施設に貼り出されており、町としても取り組んでいると思います。今まで町として、また、教育現場で虐待の相談があった場合、具体的にどのように対応してきたのかを伺います。また、このダイヤル 189 の活用も、さらに広く町民に周知すべきと考えております。児相とDV対策関係機関との連携強化に取り組み、子供と保護者が安心して生活できる相談体制を整えるべきと思いますが、町の考えを伺います。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

5番、鴻池議員の児童虐待防止対策を推進するべきとのお尋ねにお答えいたします。議員ご指摘のとおり、11 月はこども家庭庁のオレンジリボン・児童虐待防止キャンペーン期間となっておりまして、町においても公共施設内にポスターを掲示、窓口にパンフレットを備え付けるなどとして、児童相談所のダイヤル 189 の普及啓発に努めてきたところであります。1点目の今まで町として虐待の相談があった場合、具体的にどのように対応してきたのかとのお尋ねにつきましては、虐待の相談または虐待疑いの相談が町に寄せられた場合は、直ちに内部で相談内容を共有し、関係機関と連携を図っております。一例としまして、未就学児童であれば、登園先の認定こども園、保育園、担当保健師との連携、就学児であれば、教育委員会指導室、通学先の学校との連携になります。その後は、釧路児童相談所へ情報共有を行った後に、虐待緊急度リスクアセスメントシートによ38り虐待の重篤度の判定を行い、特に重度のケースは警察への速やかな情報提供、子供の緊急一時保護を検討してまいります。中度、軽度の場合は、町内の関係機関による継続的な支援を実施していくこととなります。2点目のダイヤル 189 の活用をさらに広く町民に周知すべきとのお尋ねにつきましては、町としても議員ご指摘のとおりと考えているところであり、従前の公共施設内へのポスター掲示等の方法に加えて、町において実施可能な周知方法について、幅広く検討してまいりますので、ご理解を願います。3点目の児相とDV対策関係機関との連携強化、取り組み、子どもと保護者が安心して生活できる相談体制を整えるべきとのお尋ねにつきましては、本年9月 26 日に保健福祉課職員3名と子育て支援センターの職員1名が釧路児童相談所主催の市町村児童相談担当職員受入研修に参加し、援助方針会議の見学、釧路児童相談所に併設された一時保護所の見学、所長との面談を行い、釧路児相との連携強化の取り組みを進めております。また、既存の標茶町要保護児童対策地域協議会の機能を活用し、認定こども園、保育園、学校などの子供に関わる関係機関とのさらなる連携強化を図り、子どもと保護者が安心して生活できる相談体制を整えたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。

答弁 教育長 青木悟

引き続き、教育委員会に関するご質問にお答えいたします。教育現場で虐待の相談があった場合、具体的にどのような対応をしてきたのかとのお尋ねですが、学校においては、日常的に児童生徒の健康状態を観察するとともに、心身の状況を把握することにより、虐待の早期発見、早期対応に努めております。児童虐待防止法によって学校、教職員に求められる役割は、虐待の早期発見に努めること、虐待を受けたと思われる子供について、市町村(虐待対策担当課)や児童相談所等へ通告すること、虐待の予防、防止や虐待を受けた子供の保護、自立支援に関し、関係機関への協力を行うこと、虐待防止のための子供などへの教育に努めることであります。このことを踏まえ学校は、虐待と疑われる事案を発見、見聞きした場合は組織的な対応につなげ、速やかに関係機関へ連絡することになっております。教育委員会が連絡を受けた場合は、保健福祉課児童福祉係が所管する要保護児童対策地域協議会において協議し、児童相談所への通告等の対応を行っておりますので、ご理解願います。

質問 5番 鴻池智子

このチラシなのですけれども、私が目にしたのは開発センターのところに1枚大きなポスターが貼ってありました。あと、担当の課のところにこれがあったのですけれども、結構枚数が積んでありまして、これを積んでおくだけではなくて、もう少し全家庭とか、そういうところにきちんとこれが届くような方法ということを何かで39きないかなと思いまして、広報紙に挟むとか、何かそういう方法で本当に全員のところにこれが行き渡るというような形は取れないのかと思いました。そして、皆さんのところにはこちら側が出ているのですけれども、この裏側に結構いい文言が書かれていまして、貼り出した場合、こっち側は見られていないということもありましたので、こういうところもしっかり皆さんの目に届くような対応というのも必要ではないかと思いました。そして、本当に虐待というのは家庭の中で起きれば見つけづらいという部分もあるので、先ほど教育長もおっしゃっていましたけれども、やっぱり子供の体に何か異常がある、同じ服を着て出てきているとか何かが、SOSというのですか、そういうところというのが発信をしていると思います。そこを私たち大人がいかに早く見つけてあげるのかということが、今回、問題なのではないかと思っています。まず、先ほどおっしゃっていましたこのチラシ、あと公民館でこの小さいチラシを見たのですけれども、当然、これが各学校にもいっていると思いますけれども、このチラシが各学校から生徒のところに手渡っているということは、確認できていますでしょうか。

答弁 指導室長 富樫慎也

お答えいたします。教育委員会といたしましては、文部科学省から来た通知、そういったものについてリーフレットも含めて各学校に発出しているところでございます。そこから学校から保護者へチラシがいくということになります。学校につきましては、そのチラシ、それから発出した通知文、そういったものを各教職員への研修ということで早期に発見、そして早期に対応しているところでございます。

質問 5番 鴻池智子

先ほど教育長がそういう事例があったときには組織的に取り組んでおりますということを言っておりましたけれども、過去にそういう事案が入ってきて、それを未然に防げたというような事例とかというものはありましたでしょうか。

答弁 指導室長 富樫慎也

先ほどの教育長の答弁にもありましたけれども、役場の保健福祉課児童福祉係が所管する要保護児童対策地域協議会に、情報がありましたら速やかにそちらのほうに情報を提供し、そして児童相談所への通告等の対応を行っております。その際、児童相談所への情報提供ということで、児童相談所の判断ということで家庭に指導という事案がございました。

質問 5番 鴻池智子

虐待というのは見えないところで起きるというものでございますので、本当にこれは周りがよく見ていてあげないといけないということですし、虐待を行うのは申し訳ないけれども大人だと感じていますので、大人が自分のことというふうにきちんと受け止めて、虐待を自分がしそうになっているという親にも、このポスターという40のはやはり意味があるかと思います。虐待は本当に今後ずっとゼロになるということはないかもしれませんけれども、皆さんでこういう情報を共有することによって減らすことはできると考えておりますので、今後とも、11 月の1か月間がその月間であるから 12 月、1月はもういいのだみたいな形ではなくて、これはもうずっと将来的に続けていかなくてはいけない事例だと思っておりますので、ここのところもしっかりと取り組んでいっていただきたいと思います。以上で質問を終わります。

出典:標茶町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月3日 議事録 PDF(40ページ) 間違いを知らせる