みんなの議会

幕別町議会 平成18年第2回定例会 2006年6月20日

学校ではこの法案を契機に取り組んでいることなどについて

2006年6月20日、幕別町議会の一般質問で、杉山晴夫議員が「学校ではこの法案を契機に取り組んでいることなどについて」質問し、町長 岡田和夫、教育長 高橋平明が答弁しました。

質問者
杉山晴夫 議員
答弁者
町長 岡田和夫、教育長 高橋平明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 杉山晴夫

通告してある2点について、ご質問をいたします。1点目は、原油高騰に対する対応策についてでございます。原油価格は現在、複合的な要因により史上最高値を示しており、短期連動か長期的な構造か予想できませんが、このあおりを受けて生活関連に対する物価が値上がりしつつあると言われています。灯油は生活必需品として欠かすことのできないものであり、ガソリン、軽油など石油製品も含めて町民生活はもとより、農業、運輸業などの産業活動や中小企業の経営への影響も懸念されるところです。町としても除雪の問題、公用車の問題、学校の暖房、公共施設の開設などそれぞれの面で影響が生じていると思います。これら一連について、どのような影響を受けていると考えているのか、認識をお伺いします。また、支障を生じていると思われる者に対し、今後、何らかの支援対策の考えがあるのかお伺いをします。2点目、文字・活字文化振興法による取り組みについてであります。文字・活字文化振興法が、昨年7月に議員立法により法制化され、施行されていますが、背景には急速に進む国民の活宇離れ現象にあると思います。また、活字離れに歯止めをかける動きは、この法案以外にも朝の 10 分間の読書運動など、全国の多数の学校が参加する大きな流れになっていると言われていますが、幕別町の学校ではどのように取り組んでいるのかお伺いをします。また、法案は、国はもちろんのこと地方自治体の責務であることを明記してありますが、学校ではこの法案を契機に取り組んでいることなどについてお伺いをしたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

杉山議員のご質問にお答えいたします。初めに、原油高騰に対する対応策についてであります。現在、世界の原油価格に関しましては、ニューヨークの原油先物価格が世界価格の指標となっておりまして、この価格がここ3年間、右肩上がりの上昇傾向を示し、ついに本年4月には史上最高値となったところであります。その要因といたしましては、原油の需給関係の変動、中東情勢の悪化などが指摘されているところであり、この原油高騰の長期化が、ガソリン、灯油などの石油製品の値上がりを招き、日本経済全体に影響を及ぼしているところであります。本町におきましても、石油製品の価格に関して3年前と現在を比較いたしますと、1リットル当たりガソリンで 22 円、灯油で 31 円、軽油で 26 円、重油で 24 円の卖価増となっております。このような石油製品価格の値上がりによりまして、一般消費者をはじめとする農業、運輸業、また、中小企業などでは、石油製品を暖房の燃料や輸送手段としての車の燃料、そして生産活動等における原料・エネルギー源として利用しておりますことから、必要経費の増加を招き、家計や経営のやりくりを圧迫してきているのではないかと懸念をいたしているところであります。また、町も同様に、公用車の燃料経費や公共施設の暖房経費の増加が見込まれ、財政運営に厳しい要素となってきております。こうした現状認識のもと、これら対応策についてでありますが、一つには、一般消費者に対しまして、日常生活資金などに困窮した場合、幕別町勤労者福祉資金や幕別町社会福祉協議会の福祉金庫などの貸付制度を利用していただくことができます。これら町福祉課、商工観光課で相談も受け付けているところであります。また、2番目に中小企業対策といたしましては、企業経営に係る運転資金として、幕別町中小企業融資制度を利用していただくことができます。また、北海道でも中小企業総合振興資金融資制度を用意いたしているところであります。三つ目に、町の行政推進上における対応についてでありますが、除雪や公共施設の開設に関しましては、現行の行政サービス水準を低下させることのないよう取り組んでまいりたいというふうに考えております。また、学校をはじめとした教育施設や保育所等の福祉施設などの暖房に関しましては、児童・生徒などの健康管理に十分配意しつつ、適正な温度管理を図る中で使用量の節約に努めてまいりたいと考えております。原油高の問題は、先の G8 財務相会合において、原油価格の安定に向け、産油国と消費国が結束して取り組むことなどを要請する共同声明を採択するなど世界的規模での課題となっているところであります。私どもといたしましては、今後ともこうした状況をみながら町としての対応を検討してまいりたいというふうに考えているところであります。以上で、杉山議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。

答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)

杉山議員のご質問にお答えをいたします。「文字・活字文化振興法」は、文字・活字文化の振興に関する施策の総合的な推進を図り、心豊かで活力ある社会の実現に寄与することを目的として昨年7月に施行されました。この中で、学校教育の役割については第3条の第3頄に基本理念として、教育の課程の全体を通じて、読む力及び書く力並びにこれらの力を基礎とする言語に関する能力の涵養に十分配慮されなければならないとされております。また、第4条では「国の責務」として、文字・活字文化の振興に関する施策を総合的に策定するとされておりますことから、教育委員会においてもその国の動向を踏まえながら、推進のための体制等について検討していきたいと考えています。したがいまして、この法律の制定を契機に学校教育で新たに取り組みを行っているものはありませんが、現状におきまして、学校教育の基本は国語であり、国語の重要性は総合的な学力の向上や児童生徒が成長するための基本となるコミュニケーションを図るために必要不可欠であることから、これまでも教育課程編成の実施上も重くとらえ、読み、書きなどの基礎基本の定着を目指し、日々学習を進めているところであります。具体的には各小中学校では、ご質問の朝読書や漢字の書き取りなど、通常の授業時間とは違う時間帯を設け、一日のスタートを切るために大変良い効果がでていると聞いているところであります。また教育委員会といたしましても、町内の全教職員で組織する幕別町教育振興会を通じて、書く力を向上させ、その作品を発表する場の提供のため、毎年文集「ピラリ」を発行しており、児童生徒の詩や作文・読書感想などの創作の励みになっていることも報告されております。一方、図書館の業務として、ブックスタート事業や読み聞かせなど就学前から本に親しむための基礎づくりを目指して、幼児期から本に親しむ環境整備に取り組んでいるところでもあります。以上で、杉山議員に対する答弁といたします。

質問 14番 杉山晴夫

1問目について、御答弁いただいた内容は既存の制度の活用による対応を検討されたようであります。今、このことに対する国の財政的措置は、何ら示されていない状況下において、町財政運営の厳しい中、町独自の取り組みは大変であろうということは理解しているところです。しかしながら、低所得者層や年金暮らしのお年寄りの家庭などでは、生活のめどが立たなくなると不安を隠せない現状にあると言われています。そこで、次の2点について、再度お伺いいたしたいと思います。1点目は、福祉灯油の支給でございます。このことにつきましては、先の議会におきましても、同僚議員が質問したところでございますが、低所得階層の人たちに対する福祉灯油の支援については、これまで社会福祉協議会に対する町の補助金などで運用されていたようですが、本年度からは町の補助金が削除されたやに伺っております。当然、社会福祉協議会独自で支援体制が図られるのであれば、これに越したことはありません。しかしながら、前段、質問のような状況で、支援対象者も増加するのではないかと懸念されるところです。このことについてのお考えをお伺いいたしたいと思います。次に、中小企業に対する支援でございます。経営基盤の脆弱な中小企業の経営にとっては、重大な問題であり、町内の経済活動全般への悪影響を懸念されるところです。そこで、御答弁のありました中小企業に対する融資制度の拡大を図り、原油価格高騰により収益などが減尐している中小企業全般を対象とした資金を新たなに加え、これに必要な原資を取り扱い、金融機関の預託することにより、年末の資金需要期の支障が生じないよう、町内中小企業を積極的に支援すべきと思いますが、お考えをお伺いいたします。当然、これまでの既定予算で対応できるというのであれば問題はないかと思いますが。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

1点目の福祉灯油にかかわってでありますけれども、お話にありましたように、事業主体は社会福祉協議会、そしてその原資となるものは町からの補助金というようなことで今まで進めてまいりました。ただ、昨年で 21 万から 22 万、大体平均しますと 20 万ちょっとの実績になっております。そうしたことから、社会福祉協議会では、本年から、平成 18 年度から歳末助け合い運動の中の基金から、これらについては対応していけるというようなお話で町との協議が整いました。したがいまして、こういう情勢ですから、対象者の拡大というようなことも見込まれると思いますけれども、それらで間に合うのかと。あるいは、さらに町からの助成が必要なのか。これらその時期に向かって十分協議をさせていただきながら対応してまいりたいというふうに思っております。それから二つ目の中小企業融資でありますけれども、これは御案内のように、町が金融機関に預託をし、その3倍までを金融機関が貸付けをするというものであります。そうしたことからいきますと、大体今現在でも2億 4,000 万の3倍ですから7億 2,000 万の枠があるわけであります。これらの実行率が、今現在大体 85%ぐらいというふうに伺っております。したがいまして、これらについてはまだ余裕があるのかなというふうに思っております。もちろん足りなくなった場合にという、当然、金融機関の方々との協議を踏まえながら対応をしてまいりたいというふうに思っております。

出典:幕別町議会 平成18年第2回定例会 2006年6月20日 議事録 PDF(65ページ) 間違いを知らせる