幕別町議会 平成18年第1回定例会 2006年3月9日
国の「新行革推進指針」と本町の行財政改革について
2006年3月9日、幕別町議会の一般質問で、杉山晴夫議員が「国の「新行革推進指針」と本町の行財政改革について」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。
- 質問者
- 杉山晴夫 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 14番 杉山晴夫
通告に従いまして、国の「新行革推進指針」と本町の行財政改革について、質間をさせていただきます。地方公共団体においては、これまでも積極的に行政改革の推進に努めてきたが、その進捗状況は国民の厳しい視線を向けられており、これらの状況を改めて認識の上、さらなる改革を進めていくことが必要と言われています。総務省は昨年3月、地方公共団体における行政改革推進のための新たな指針を策定し、全国の地方公共団体に通知したところです。指針では住民と協働し、首長のリーダーシップのもとに危機意識と改革意欲を首長と職員が共有して取り組んでいくことが求められております。さらに指針では、平成 17 年度からおおむね平成 21 年度までの5年間の具体的な取り組みを明示した集中改革プランを策定し、本年度中に公表することを求めているようでありますが、平成 17 度に合併を行う予定である市町村については、合併後の行政体制の整備の状況を見極めつつ適切に対応することとなっているようであります。したがって、本町はこれに該当するため、今後において取り組みにかかることと思慮されるところですが、過日の新聞報道によりますと、既に第3次行政改革の大綱素案が示されたとあり、その前向きな姿勢を評価するものであります。本町としましても、これまでに積極的に行政改革に取り組んできており、指針に示された各項目が本町のこれまでの行革大綱の実施事項に重複している部分もあり、既に実施中のもの、現在検討中のものも含まれているやに見受けられます。本町としてはこの指針をどう受けとめ、どう対応されるのか、町長の所信を伺います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
杉山議員のご質問にお答えいたします。国の新行革推進指針と本町の行財政改革についてであります。本町の行政改革は、昭和 62 年に「第1次行政改革大綱」を、また平成8年に「第2次行政改革大綱」を策定し、さらには、平成 12 年に推進計画の見直しを行うなど、これまでも組織・運営全般にわたり時代の要請に合わせた改革に着手し、健全な行財政の運営に取り組んできたところであります。ご質問の要旨にもありますように、国は昨年3月に「地方公共団体における行政改革の推進のための新たな指針」を策定し、地方公共団体に集中改革プランの策定を求めているところであります。本町といたしましては、平成 12 年に見直しを行った推進計画も5年間の実施期間を既に終えていること、国の地方分権改革・規制緩和・三位一体の改革など、時代の大きな潮流の中で「国と地方」・「公と民」の関係が大きく変化をしていること。また、今年2月に忠類村との合併を終え、事務事業の一元化協議の中で新たな課題も提起されていることなどを踏まえ、昨年5月に私を本部長とする「幕別町行政改革推進本部」を庁舎内に設置し、これまでの計画の進捗状況を把握するとともに、刻々と変化する行政課題に対応すべく、新たな行政改革大綱及び推進計画の策定作業を進めているところであります。現在、策定作業を進めております新たな行政改革大綱の基本的な考え方といたしましては、次の四つの視点から事務事業全般の見直しを行っているところであります。1点目は「行政の公平性・効率性の追求」であります。行政サービスの公平性を図るために、適正な受益者負担を原則とし、合わせて行政コストを意識する中での事業を見極め、効率的な行財政運営を図ることであります。2点目は「住民と行政の協働による改革の推進」であります。住民・地域コミュニティ・ボランティア・NPO 等の町政への参画と地域の自立を尊重した住民との協働体制を推進することであります。次に、3点目は「新しい公共空問の形成の推進」でありますが、指定管理者制度の導入など、「公と民」の役割分担の明確化と協働の視点から、「新しい公共空間」の形成による公共サービスの質の向上を図ることであります。最後の4点目は「地方分権への対応」であり、平成 12 年4月の地方分権一括法の施行と道州制の推進を踏まえ、これに対応できる組織機構・行政システムの構築を図ることであります。これら四つの視点から事務事業の見直しをすることは、国が先に示した「地方公共団体における行政改革の推進のための新たな指針」との整合性は図られているものと考えているところであります。現在、策定作業を進めております新たな行政改革大綱及び推進計画は、この後、4月に住民組織であります「行政改革推進委員会」に諮問をし、8月ごろには答申を頂き、新しい行政改革大綱のもと、より一層の効率的な行財政運営を行い、住民サービスの向上に努めていかなければならないものと考えております。以上で、杉山議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 14番 杉山晴夫
ただ今、町長から4点の視点をもって進めているというようなお話がございました。行政改革につきましては、間断なく推進していくことが必要であることは言うまでもありませんが、特に合併によるスケールメリットを生かした新しい自治体運営手法の導入などを考えていくべきかと思うところでございます。新聞報道によりますと、第3次行革において四十数目にわたる素案を盛り込んだとありましたが、公表の段階でありませんのでその内容を知ることは、私はできませんが、ただ、行政効率のみを重視し、単に行政の仕組みを簡素化・合理化するということでなく、町民の視点に立ち、真に町民が必要とする事業を重点的に推進すべきものと思うところでございます。そこで2点ばかりお聞きをいたしたいと思いますが、商店街における空き店舗対策でありますが、このことについてはこれまでも同僚議員からも質問があったところですが、なかなか改善されないのが現状のようであります。かといってどこの市町村も同じ悩みを抱えているようで、そう簡単には解決できないことは理解しているところですが、これまで何か対策を講じられた経緯があるのかどうかお聞きをしたいと思います。他府県では補助や融資制度を設け、空き店舗を活用した情報カフェ・郷土食と名産品の店など地元の方と協力して開発・運営しているところもあると耳にしているところでございます。町の経済活性化の一環として、空き店舗の有効活用が必要かと思います。国の行革指針にも「住民と協働して」とあり、町の素案にも行政パートナー制度を織り込んでいるようでありますので、町の商工会・商工青年部、また、商店街の方たちとパートナーシップという新たな関係を築き、改善に努力することも一つの方法かと思いますが、いかがでしょうか。2点目でございますが、総務省の新行革指針の中でも挙げられている公の施設の指定管理制度も行政改革の一環であると考えられます。先ほど、町長の答弁にもありましたとおり、町の素案にも示されているようでございますが、このことについても同僚議員から2回ほど質問があり、賛否両論があったわけでございますが、町長は現段階ではすぐに指定管理者制度を導入する考えは持っていないというふうな答弁であったと思います。今後、検討していかなければならない課題であるというようなことだったかと思いますが、忠類村との合併により必要要件整備のために 17 年に公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例が提案され、今議会に条例制定後初めての指定管理者の指定について提案されているようでございます。新聞報道によると、幕別地区においては平成8年度以降を想定しているというふうに書かれておりましたが、どの程度想定をされているのかお伺いをいたします。まだかなりの先のことでございますので、確たるものはないと思いますが、いずれも施設を管理委託する上には、経費の節減・サービスの向上が図らなければならないということは言うまでもありません。町長ご覧になったかどうか、お忙しいお方ですのでご覧になっていないと思いますが、過日、NHKのテレビ番組、午後7時 30 分からのクローズアップ現代でこのことが取り上げられ放映されましたが、ちなみに旭川の市民センターでは、年間 8,000 万円かかっていた管理費が指定管理委託によって7,000 万円に減額されたというような報道がございました。その理由は、利用料の増収だそうでございます。この番組である大学の教授がコメントを挟んでおりましたが、民間の発想、いわゆる民間のノウハウを取り入れることが必要であり、どのようなサービスを受けたいのか、住民の声を聞くべきであると。そのことによって利用度のアップが図られるというふうなコメントを出しておりましたが、管理を委託するとなれば、職員の配置転換もございますし、なかなか急々な転換は困難であろうと思いますが、併せてお考えをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
行政改革にかかわって、商店街の空き店舗対策についてどうするのかというお話でありますが、特段、行政の立場から空き店舗対策についてこのような施策を講じているというようなことは今の段階では実はやっておりません。せいぜい情報提供ぐらいのことかというふうに思っていますけども、これはわが町のみならず全道・全国的な問題でもあろうというふうに思っていますし、やはり何といってもこうした空き店舗対策にかかわっては、地元の商工会をはじめとする関係の皆さんとの意見交換、あるいはご提言等を頂く中で、これからの商店街対策、振興策と含めて考えていかなければならない問題だろうというふうに思っております。それから2番目の指定管理者制度については、ご案内のように本議会に忠類の物産センターをはじめとするアルコ 236 の指定管理者制度の議案を出させていただきました。幕別地区については、今、長期の委託契約をされている部分がありますので、18 年度中にその方向性を見極めながら、19 年度で多くの契約が終了いたしますから、20 年度を目指してこの指定管理者制度に乗れるかどうかの検討を 18 年度中に検討を進めてまいりたいという方向でありますので、ご理解をいただければというふうに思います。