幕別町議会 平成18年第2回定例会 2006年6月19日
1番目に公営住宅の入居制限について
2006年6月19日、幕別町議会の一般質問で、野原惠子議員が「1番目に公営住宅の入居制限について」質問し、町長 岡田和夫、教育長 高橋平明が答弁しました。
- 質問者
- 野原惠子 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫、教育長 高橋平明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 20番 野原恵子
それでは、通告に従いまして、2点についてお伺いいたします。1番目に公営住宅の入居制限についてです。住民の暮らしは不安定雇用や賃金の抑制、税の負担増など大変厳しくなっています。住宅についても一般住宅よりも家賃の低い、公営住宅に入居を希望する世帯が増加しています。国土交通省は、昨年 12 月各都道府県知事に、公営住宅法施行令の改正と、公営住宅管理の適正な執行という通知が出され、地方治自体で通知内容を実施するよう指示しました。その内容は、一つ、公営住宅は低所得者を対象としていることから、入居収入基準を定めていますが、入居の際の収入基準を尐しでも超えると民問並の家賃にする。二つ目、現行では、入居の名義人が死亡や離婚でいなくなった場合、子・孫・父母・兄弟・姉妹・祖父母・叔父・叔母の3親等まで使用が承継されていたものを配偶者に限定する。また、単身入居の年齢基準を引き上げ、50 歳以上から 60 歳以上にする。三つ目は、入居の申込みのときに、預金・有価証券・不動産など換金性を有する資産を自己申告させ、保有資産を自治体が確認できるよう、同意書の提出を義務付ける。4番目、家族が減れば家賃値上げなどです。このような措置は、健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備して、国民生活の安定と社会福祉の増進を謳う公営住宅法の目的にも反するものです。したがいまして、次の点について伺います。公営住宅の入居制限などは実施しないこと。二つ目、食育の推進についてです。食育は子供たちにおける問題では、今、なくなっています。おいしそうで体によさそうな簡単で便利な商品が、消費者のニーズに合わせて次々に登場し、食情報も絶え間なく提供されています。こうした中で、食事のバランスを崩しがちな人が増え、疾病全体に占める生活習慣病、がんや糖尿病などですが、この割合が増加し、さらに患者の若年齢化が進んでいます。今ほど豊かでなかったころの日本人の食事は、平均的にバランスが良かったと言われております。先人から受け継いできた普通の食事をすることで、総合的に栄養素がごく自然にとれていたのだと思います。豊かで便利な時代となり、日本に食の基本が崩れ、多くの人々が日本の食べ物や食べ方を大切にしなくなってきている傾向にあるのではないでしょうか。十数年前から子供の体力や運動能力の低下が統計でも顕著になり、教育の現場から気力がない子や欲望のコントロ一ルが苦手な子が目立ってきたとの声を聞くようになりました。社会全体に食の基本が崩れてきたことが、子供の食生活にも大きく波及し、子供の生きる力の希薄化として様々な形で表れてきているように思います。毎日に暮らしの中で、食べることが大事に考えられ、節度のある食生活が営まれていれば、子育ての基盤は確かなものとなり、自ずと知力も体力も心ものびのびと育っていけるのではないでしょうか。食育は食べることの意義や文化を伝え、子供自らが食材や調理・栄養と健康とのかかわりを知って、生涯健康で暮らせる生活力や技術を身につけていくための活動だと思います。子供たちが健全な心と身体を培い、未来社会に向かっていけるように、また、大人が心身の健康を確保し、生涯にわたって生き生き暮らしていくためには、家庭や地城社会・学校と連携した食育の推進が必要と考えます。2005 年7月に食育基本法が制定され、食育を広める各分野での取り組みが進められております。したがって、次の点について伺います。1、学校給食を通しての食育の取り組みは。その中でも、日本の食文化に対する取り組み。また、地場産品の食品の使用状況と生産者からの直接購入の食材について。二つ目、総合的な学習の中での食育の取り組みについて。三つ目、家庭・地域社会・学校と連携した食育の推進について、伺います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
野原議員のご質問にお答えいたします。初めに、公営住宅の入居制限についてであります。公営住宅が、真に住宅に困窮する低額所得者に対して、公平・的確に供給できるようにするため、社会経済情勢の変化に対応した施策対象の見直しを行うとともに、入居・家賃制度の適正・合理化を促進することを目的に、平成 17 年 12 月2日付で公営住宅法施行令の改正が行われたところであります。改正の内容についてでありますが、入居収入基準のオーバーで民間並みの家賃にということにつきましては、公営住宅法施行令そのものの改正であります。公営住宅の本来の対象でない収入超過者の家賃が、公営住宅に入居できない者との均衡を失している状況を是正するためのものでありまして、収入の超過度合い及び収入超過者となってからの期間に応じて、家賃の割増率を定めることとし、収入超過者となれば遅くとも5年目の家賃から近傍同種家賃にするようにしたものであります。住宅困窮者の増加、多様化社会、経済情勢の変化に鑑み、入居者・非入居者間、あるいは入居者相互間の公平性を確保しながら、真に住宅に困窮する低額所得者に対して的確に公営住宅を供給できるようにしようとするものでありまして、国としても施行令の改正に当たっては、関係団体や有識者の意見交換など十分に議論されて今回の改正に至ったものというふうにお聞きいたしております。本町といたしましても本当に住宅に困窮する低額所得者の入居機会の公平性を保つ、そうした観点から、今回の制度改正もある意味ではやむを得ないものというふうに考えておりますので、ご理解を頂きたいと思います。また、名義変更や資産調査、家族構成等についてでありますが、国からの通知では、住宅困窮者の入居機会の公平性を図る観点から、入居承継に係る承認が厳格化されることや、住宅困窮事情を的確に反映させるため、入居者選考において保有資産を考慮事項とすることができること、また、単身等の尐人数世帯が規模の大きな住宅に居住している場合には、家賃算定における利便性係数への反映が可能になったことなどが示されております。これらの通知につきましても基本的には施行令の改正と同じ考え方でありますが、実施に当たりましては、本町の場合は道営住宅もありますことから、住宅困窮者の入居機会の公平性、あるいは公営住宅の管理方法の統一を図る必要もありますことから、道とも十分協議をして進めていかなければならないものというふうに考えているところであります。以上で、野原議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。
答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)
野原議員のご質問にお答えをいたします。初めに、学校給食を通して食育の取り組みは、のご質問についてお答えをいたします。子どもの望ましい食生活の形成や、食に関する理解を促進させることは学校給食の大きな使命の一つと考えております。学校給食を「生きた教材」として用いる指導は、学校給食が多様な食品を活用した栄養バランスのとれた食事であることから、児童生徒の栄養改善や体位、体力の向上につながるというだけでなく、児童生徒が実際に食べることを通じて、食について体験しつつ学びとることができるなどの効果を発揮しているものと考えます。また、野菜等の地場産物を給食により多く取り入れることにより、児童生徒が食材を通じて地域の自然や文化、産業等に関する理解を深めるとともに、それらの生産等にかかわる方への苦労や努力を理解し、食への感謝の念を育む上で重要であると考えております。これらの指導については、学校においては担任教師が一緒に給食を食べながら行ったり、あるいは給食センターの栄養職員が学校へ出向き、直接指導を行うこともあります。さらには、家庭に毎月配布いたしております「給食だより」では、繰り返し朝食の大切さを取り上げ、保護者への啓発に努めております。今後もいろいろなテーマを取り上げ「食育」の一環としていきたいというふうに考えております。次に、日本の食文化に対する取り組みについてでありますが、世界で有数の長寿国であります日本が注目を集める中、今、日本の「和食」が脚光を浴びているのは周知の事実であると思います。学校給食では、米飯給食を行っている中で、魚や野菜の煮物や和え物などの和食中心の献立に取り組んでおります。今後も、日本の食文化である和食メニューの充実と健康食としての「和食」に関する指導に取り組んでいく考えでおります。次に、地場産品の食材の使用状況についてですが、食育基本法に基づき、平成 18 年3月につくられた食育推進基本計画では、学校給食における地場産物の使用目標を都道府県単位で 30%以上としております。平成 17 年度においては、学校給食センターの町内産野菜の使用割合は約 26%でありまして、これに道内産と併せますと約 65%を使用していることになります。また、今年度からは、給食パンの小麦につきましては、十勝産小麦 100%を導入いたしております。今後も地場産品を数多く使うようにしていきたいと考えております。また、生産者からの直接購入についてですが、学校給食においては、生鮮食材は当日使用する分は当日の朝、センターに搬入することとしています。また、一定の量が必要な日に確保できるかなどのことから、生産者からの直接購入はなかなか難しいものがあります。しかしながら、これらは生産者側の体制の問題がクリアできれば、可能であるというふうに思います。ちなみに、昨年は「いちご」を直接生産者から購入いたしております。次に総合的な学習の中での食育の取り組みですが、特別に「食育」と銘打った授業を実施している訳ではありませんが、広い意味での食に関する学習が行われております。例えば、調べ学習の中で、食べ物の成り立ちや調理方法、あるいは産地や流通について学習されています。また、地場産品としての農産物への理解や学校菜園において作物を作る過程を学習したり、調理実習による食事を作ることなども実施され、総合的に「食育」をとらえて学習を進めていると報告を受けています。また、家庭・地域社会・学校の連携による食育の推進につきましては、途別小学校が実施しております水田づくりから、米や野菜を収穫して調理し食するまでの過程を地域のお年寄りによる指導や保護者の協力を頂いている例があります。また、昨年度は幕別町 PTA 連合会の研究主題として食育を取り上げ、保護者を対象とした講演会を開催したところであり、前段申し上げました「給食だより」の家庭での活用など、保護者や地域にもさらに食育に関心をもっていただくよう努めていきたいと考えております。以上で、野原議員のご質問に対する私からの答弁といたします。
質問 20番 野原恵子
公営住宅の入居制限の点なのですが、現行では入居の名義人が死亡や離婚、そういう場合には、現在、子供さんたちとか、お孫さんですとか、一緒に暮らしている方もいらっしゃるわけですね。そういう方々がこの公営住宅法のこの施行令が実施されますと、そういう方々も今住んでいるところには困窮しているわけですが、一度退去しなければならないということになりますよね。そうしますと、改めてまた申込みをしなければならないという状況になると思うのです。同じ入居することが困難な方が、一度退去しなければならないということは、改めてまた申込みをしなければならないという状況になるわけで、入居するという困難な状況は同じではないかと思うのです。ですから、現行どおりにしていくということは、引き続きそこに入居していけることができると思うのですが、その点がこのできなくなるということになりますので、本当に低所得者で生活が困窮している方々が、この施行令によって住むことができなくなるのではないかというふうに思います。それと、単身者の入居者の年齢制限ですが、これが 50 歳以上から 60 歳に引き上げられるということであれば、公営住宅に住んでいる方の高齢者の世帯が増えてくるということで、地域のコミュニティですとか、そういうところに問題が起きてくるのではないかというふうに思います。また、入居する場合には、預金ですとか有価証券、不動産なども調査される。それを証明として町に出さなければならない。そういうことも定められてしまうというふうになりますと、農地や何かは換金することができません。そうすると、資産的にはありましても、現金収入がないということでは、本当に支払っていくというところでは困難が生じていくことになるのではないかというふうに思いますけれども、その点についてお伺いをしたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
1点目のいわゆる同居で入居者が亡くなった場合、今までは3親等まで継続されていたものが、今度は離婚とか死亡の場合は配偶者に限る。ただ、この中に特殊事情としまして、老人ですとか、障害者のいる場合については、それらは当然考慮されるというようなこともあります。それともう一つは、今言うように、逆に言いますと、1回入ってしまうとその人たちがずっと継続して入っていくということが今までの事例でありました。3親等からずっとさらにつながっていくというようなことがあって、いわゆるほかの本当に困っている低額の所得者の住宅困窮者が入れないような状態があるのでないかと、それらを解消するために、そういう一定の手法がとられているのだろうというふうに思います。したがいまして、その3親等が配偶者あるいは障害世帯、あるいは老人がいる世帯については、今までどおりの方策を方向で入居の継続を認めるというようなことになっているようであります。それから、単身者についても同様のことが言えるわけでありますけれども、これは先ほども言いましたように、まだ正式にどうこうと具体的にきていませんし、同じ町内に道営住宅があって道営住宅はこうで町営だからこうだっていうことにはなり得ないわけですから、当然道と協議をしながら進めていくということがまず大前提であろうというふうに思っておりますけど、そんな中で、これから調査、協議をする中で対応をしていきたいというふうに思っております。それから、資産の関係も、これは今言ったように、即資産があるから駄目だということではなくて、中身としてはその資産も選考の中の一つの要件だと。いうなれば参考的なものとして資産状況を調べるということでありまして、これがあるからすべてが駄目だということにはもちろんならないわけであります。ただ、私もちょっとここまでというのはなかなかあれかなとは思っていたのですけども、言う人によれば何億も貯金を持っている人を入れるのかとか、自分の住宅を持って借家にしておいて自分が公営住宅に入るのかとか、いろんなことも言われるようでありますけども、そういった要するに根本は先ほど来言いましたように、本当に困っている人を入れるために、余裕のある方といいますか、基準に該当となる人は退去していただくことになるのだろうと。そういうところに法改正があるのだということでご理解をいただければというふうに思います。
質問 20番 野原恵子
3親等の町長の今のお答えなのですが、本当に生活に困っている方の場合は、引き続きそこで継承していくということは考えられると思うのですよね。今、老人世帯ですとか、高齢者は除外されるだろうとおっしゃいましたけれども、若い方であっても収入が低い場合で同居している場合もおりますよね。そういう方々が、親が亡くなったりですとか兄弟が亡くなったり同居している場合。その中で、残った場合でも住宅に困窮していれば引き続き入居していくのは構わないのではないかというふうに私思うのです。一度退去しなければならないということにはならないのでないかというふうに思いますので、その点はやはり今までどおりそういう生活に困っている方が同居している場合には、引き続き同居していっても私は構わないのではないかというふうに思います。また、資産についても、参考的に資産を調査するということでしたが、参考的にするということの範囲であれば、何も資産を調べるということは必要ないと思います。今、何億もある方が入居しているのではないかとおっしゃいましたけれども、何億もあるような方はこの公営住宅にもともと最初からは入らないと思うのです。ただ、これから老後のために貯金を尐ししておきたいとか、そういう方々がほとんどだと思うのですよね。ですから、そういう方々の資産まで調査するということが必要なのかどうかということも私は疑問に思います。それと、これはこういうふうに道ともすり合わせもというふうにおっしゃいましたけども、確かに施行令は通りましたけれども、自治体としては拘束されるものではないと思うのです。1番目のところは公営住宅法で定められておりますから、これは法的な拘束力はあると思うのですけれども、それ以外のものは拘束されるものではないということですので、本当に地域で公営住宅に入りたいという希望者が今増えている状況であるわけですから、そういうところではこれを実施しないということを道にしっかりと意見も挙げていくということも含めて、これから必要ではないかと思いますが、その点についてはどうでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
野原議員の言われるように、例えば、夫婦と子供が住んでいて、御主人が亡くなられたとか、たまたま別れた、その場合にはどちらかが残って子供さんがいるわけですから、1回出てもう1回申込みというようなことにはならないだろうというふうに思いますけども、ただ、それ以外の3親等以外で残った場合については、これは当然先ほど言いましたように、条件的には退去の対象になるということを申し上げているわけであります。それ以外に夫婦以外で障害者がいるとか、老人世帯の場合には、それは特別の事情ということで認められるというのが今の法の趣旨のようであります。それから、公営住宅に入っている人は何千万も何億も持っていないといえるかどうかちょっとわかりませんけれども、それはより、先ほど言いましたように、入居者を厳選するという意味で、いわゆる入居選考に伴う際にそれらを考慮していくというようなことで調査をするというのが法の趣旨のようであります。それから、確かに拘束するかどうか。これから今言いましたように、法としては出されたわけですから、これをそれぞれの市町村、地方自治体がどう受け止めてどう具現化していくかは、先ほど言いましたように、これからの話でありまして、私もおっしゃるように、一つの町で、こちらはよくてこちらは駄目だというようなことにはならないのだろうと。当然、道営住宅であれ、町営住宅であれ、同じ町民が住むとなれば同じような方向で進めていく必要があるのだろうというふうに思っていますけども。これらについては今申し上げましたように、今後の協議の中で進めてまいりたいというふうに思います。
質問 20番 野原恵子
確かにこれは各自治体に判断が委ねられていると思うのですが、その公営住宅に入居されている方で実際にこういう法が施行されたということで不安に思って、全国的になっていることで、各自治体に実施しないようにという申し入れや何かももう既にされております。そういう中では、京都の亀岡市ですとか、大阪市などでは当面実施しないということも表明されているわけですね。ですから、これから道と協議していくというお答えだったのですけれども、幕別町でもこういう事例があるということで、道にもしっかりと申し入れしていくことが必要ではないかというふうに思いますので、その点お伺いします。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
実施しないようにというのはちょっと私もあれなのですけども、当然、所得をオーバーしている人はもう要件がないから駄目だ、あるいは入居に際して資産調査が必要であればしていかなければならないし、3親等以外で今言う法的にマッチしない人は、これは退去してもらう。そのことが逆に今待っている人、低額者で本当に困っている人たちを入居する間口を広げていくということに私はつながっていくのだろうというふうに思います。ですから、最初からもううちは、それは全く実施しないのだということには、私はならないのだろうと思います。ですから、今の言われた法の範囲の中で、どの程度までがどうなのかは先ほどから申し上げておりますように、協議の中で対応していくと思いますけども、頭から全くやりませんということには、私はならないのだろうというふうに思っております。
質問 20番 野原恵子
頭から実施しないようにということではなくて、例えば、3親等の中でも本当に住居に困っている方々、そういうところにもきちっと手立てを打つように。それから、資産や何かですけれども、これは強制でないわけですから、資産公表やなんかを強制でないところをしっかりと守っていって進めていくべきではないかということで、すべてが駄目と言っているわけではなくて、本当にそこに困窮している方々にはそれ相応の対応をしていくことが必要ではないかということですので、そこを一つご理解していただきたいというふうに思います。次に学校給食の件なのですが、学校給食を通しての食育の取り組みというところでは、日本の食文化に対する取り組みでは、お答えの中では和食のメニューや何かを取り入れているというお答えでした。また、これは家庭との連携もあるのですけれども、和食というのはなかなか子供たち食べる機会が家庭の中でも今薄れているのかなというところで、確かに好き嫌いがあって、本当に和食のメニューをつくられていても、食べ残しや何かは実際にあると思うのですよね。そういう中で、学校の現場の中で大変苦労されているというふうには思うのですけれども、やはり子供たちにそういう食文化をしっかり伝えていくということで、嫌いなものを残したりだとか、そういうものがあったにしても、続けて献立の中にそれを取り入れて、食べてもらう努力ということも必要ではないかというふうに思いますので、それがやっぱり正しいというか、食文化を伝えていくというふうにつながっていくと思いますので、これからも引き続きそういう努力ということを続けていきたいなというふうに思っております。また、地場産品の食材の使用状況ですが、今、お答えの中では生産者からの直接購入はいちごというお答えでした。ここのところ、確かに食材の購入ルートでいろいろ工夫されているとは思うのですけれども、そこの食材を広げていく努力ということが必要ではないかと思うのですが、今、生産者側の体制の問題がクリアできればというお答えだったのですが、そこの問題点があります。どこが問題なのか。そのところをお答えいただきたいと思います。
答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)
先ほども申しましたとおり、幕別の給食センターの場合、およそ 2,800 食、その日のうちにつくります。この 2,800 食の生鮮食材を用意するにはかなりな量になります。それがその日の朝確保できるかというまず問題が1点目にあります。また、その生鮮食品が当日必ず届いて、必ず必要量が届けられるという保証がなければ、給食その日間に合わないという事態に陥っても困りますので、それらのことがクリアできれば、直接生産者から、これは価格の面のこともありますけれども、直接生産者から購入することも可能であるというふうに考えているところであります。
質問 20番 野原恵子
確かに生鮮食品、葉物とかそういうものは、その日の朝ということでは量を揃えるというような困難な部分はあると思うのですが、例えば、芋とかにんじんとか、そういう保存できる食材ありますよね。そういうものは貯蔵をしっかりすれば、2,800 食を用意することはできると思うのですが、今、幕別では生産者たくさんいらっしゃいますから、そういう工夫も必要ではないかと思うのですが、その点はいかがでしょうか。
答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)
確かに前の日から用意できるものもございますけれども、今、給食センターにはそれを貯蔵する施設がございません。ですから、その日のうちに、例えば、前日に搬入をさせてもらいましても、安全性という問題から、若干現状としては難しいかなという問題があります。ですから、今の状況におきましては、先ほども申しましたとおり、その日の朝、必ず、今は業者あるいはいろんなところから納入をしてもらうようにしていますので、その問題は給食センター側の問題にもなろうかと思いますけれども、私が思いますには、生産者1戸ではなくて、例えば、数件まとまって、あるいは団体で、そういったことであれば恐らくできるのではないかなという思いもあります。ですから、その辺の問題については、生産者の方と、あるいはそれぞれの農協さんとの関係もございますので、そういったことも問題がクリアできれば可能であるというふうに思っております。
質問 20番 野原恵子
では、今後、その方向で検討されていくというお考えはあるかどうか、お伺いしたいと思います。
答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)
今現在、直接買っていないというわけではなくて、先ほど一例として申し上げましたいちご、これはもう数年続けております。ですから、将来的にもその担保、あるいは値段の面、あるいは地場産品を使いたいという思いはもちろん教育委員会で持っていますので、それらの部分について、これからももし直接納入される方がいらっしゃれば、そういった問題がクリアできたときには直接入れたいというふうに思っております。
質問 20番 野原恵子
次に、総合的な学習の中でということなのですが、ここの中で、お答えの中で一つお聞きしたいのですが、地場産品としての農産物の理解や学校菜園において、作物をつくる過程を学習したり調理実習をされているとお答えになっていますが、今、学校菜園を持っている学校は、幕別ではどのくらいあるのでしょうか。
答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)
町内 15 校、小中学校すべてにございます。
質問 20番 野原恵子
そしたらこの 15 校で持っている学校菜園で採れた収穫物はどのように活用されているのですか。
答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)
これは各学校ごとによって違います。先ほど申しましたように、学校で収穫祭みたいな催しをするときに使用するとか、一般的にはカレーライスとかそういったものであります。あるいは、それぞれ児童が持ち帰るケースもありますから、一概にどうこうしているという部分はないです。これは学校の総合学習の中の一環として育てる、あるいは食べるまでいく学校もありますし、育てることに重点を置いている学校もあるということですから、一律にということではないです。
質問 20番 野原恵子
それとあと、総合的な学習ということでは、今はこのようにお答えになっていますけれども、私は総合的な学習という中では、その食生活の教育というのですか、食生活の基本的なことは数多くの食品を幅広く摂ることで栄養のバランスがとれるという、そういうようなここの幅を広げた食生活の教育ですとか、それから、よりよい食生活をしていくためには、まず物を買ってつくって、そして食べていくという消費者の立場からの教育ということも大事だと思います。それは、消費者の方もいろいろありまして、安ければいいという方もいますし、新鮮なもの、それから自国で採れたもの、そういう様々な立場の方がいらっしゃると思うのですが、自分の体をきちっと支えていく食の安全とか消費者の立場としての、どういうものを食していくかという、そういう立場での教育ということもこれから必要ではないかと思っていますけれども、そういう点についての総合学習の中での取り上げ方ということではどのようにお考えかをお聞きしたいと思います。
答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)
食育に関しましては、総合学習の中で取り上げていると申し上げましたけれども、これは低学年ですとか高学年、あるいは中学生、それぞれの年代によって中身が違うところがあります。総合学習の中で、例えば、仕事の話で総合学習を行うという場面もあろうかと思いますけども、この仕事の中にも、食材をつくる人ですとか、加工する人ですとか、そういったテーマも出てくるわけですね。これがある意味では食育に関連してくるという場面もございます。あるいは、生活の知恵みたいなもの。これは地域のお年寄りを招いて総合学習をする場面もありますけれども、そういったものは、例えば、先人のおじいちゃん、おばあちゃんの知恵として、柿の葉寿司ですとか、なぜ柿の葉を使う、柿の葉の予防効果というのですか、食中每の。そういったものを織り込んで総合学習として取り組んでいただいている。言ってみれば食育そのものが総合学習のテーマの中の何かに織り込まれて、必ず関連してくるというふうに考えておりますので、特に食育という観点ではなくて、総合学習それぞれ進める中で、その関連する食育についての展開をしていただこうというふうに私どもは考えております。
質問 20番 野原恵子
それともう1点なのですが、今、修学旅行では体験学習を取り入れて修学旅行を組み込んでいうという学校が増えていると聞いておりますけれども、食の問題を取り入れた体験学習、例えば、宿泊施設の方に協力を頂いて、そこの地域での食材を使った食事を出してもらうだとか、そういう工夫ということもこれから必要ではないかと考えているのですが、そういう経験をされている学校もあると聞いているのですが、その点はいかがでしょうか。
答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)
修学旅行の詳しい中身まで私ちょっと把握してございませんので、申し訳ありませんけども、ただ、修学旅行がここ2、3年、制限というものがなくなりまして、どこへでもといったらおかしいのですけども、行けるようになりました。その観点から恐らく、例えば、東北の地方に行く学校もありますから、その時点で北海道とはまた違った食べ物に関しての学習を取り入れている、そういった学校もあろうかと思います。ただ、実態としてはどこの学校というのはちょっと私どもで把握しておりません。
質問 20番 野原恵子
次に3番目なのですが、家庭・地域・学校と連携をした食育の推進ということなのですけれども、今の若いお母さんたちの話を聞きますと、飽食の時代と言われていまして、本当におなかをすかせてからご飯を食べるという、そういうのがだんだん薄れてきているのではないかと。おなかがすいたらちょっと何かを食べたりとかという、そういう状況の中で子育てをしていて、本当におなかをすかせて食事をしたときには、本当においしいのだというそういう体験が尐ないということも聞いております。そういう中で、この食育というのは生まれたときからということで、教育委員会とはちょっと外れるとは思うのですけれども、乳児検診ですとかそういうところで、その食の大切さを保育士さんから学ぶとか、そういうものを、段階を経て、学校の方の給食につながって大人になっていくという過程が、一貫した食育というのが必要だと思うのですよね。そういう連携も必要ではないかというふうに思っております。その点も一つ連携として組み入れていっていただいたらいいかなというふうに思います。やっぱりこの食育は、家庭が食育に力を入れていく。それが本来だと思うのですけれども、今、それが崩れてきている状況では、やはり学校でもそこを実施していかなければならないということで食育基本法ができたと思うのですが、そういう連携も必要だと思うのと、学校・家庭と分けるのではなくて、日本人を育てていくという立場で一貫した食育の教育を進めていくことが必要ではないかと考えます。お答えの中では、食育に関する講演会も開いているとおっしゃっていますけれども、これも低年齢から一貫した食育に対する講演会とか様々な行事が必要ではないかというふうに思います。その食育というのは、地域との連携なのですけれども、今、地域の教育力が非常に低下していると言われているのですが、地域と連携をとっていく中で、その地域の教育力を高めていくということもできるというふうに思います。それともう一つ、今、学校栄養教諭の位置づけが定められているのですけれども、それは学校だけではなくて、地域を含めた中での栄養教員ということで、地域との連携もとっていくことが必要ではないかというふうに考えます。それから、食事のマナーも今きちっと伝わっていないというふうに聞いておりますけれども、これは学校の現場でそこまでしていくというのはなかなか今の状況では難しいのではないかと考えるところなのですけれども、これは地域の方々に協力を得て、食事のマナーのボランティアですとか、そういうことも取り入れて子供たちに伝えていくということも、今、必要ではないかと考えるのですが、その点はいかがでしょうか。
答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)
まさに食育に関しましては、本当に乳幼児のころからまず大切なことだというふうに思います。今、議員がおっしゃったとおり、幼児期からの間違った食育といいますか、栄養指導を行ってしまうと、それこそ飽食といいましたけども、ごく最近は崩れる食と書いて崩食と言うのだそうでありますね。そういった事態にも陥ってしまうというふうに私どもは認識しております。今、おっしゃったとおり、地域との連携、これが一番大切だというふうに思っていまして、幕別町、昨年度から 19 日を教育の日として取り組んでいるのは、まず地域・家庭と連携をしたいという思いが一番強いところから始まっております。ですから、教育の日をまず前面に出して、教育の日そのものをご理解を頂いて、地域とまず連携、家庭とも連携したいというふうに考えております。PTA の研修会でも食育のテーマを取り上げましたけども、これは PTA のみにかかわらず、講演会でありますので御参加を頂いて、いろんな方の御参加を頂いて実施をしたところでもあります。それから、栄養教諭については、私どもの発令といたしましては、今、町内3名の栄養職員がおります。これは給食センターに3名おります。基本は各学校に栄養教諭を配置しなさいということでありますけれども、15 校ありますので、3名では当然配置する方が難しいという問題もありまして、これは前回の一般質問の中でもお答えしたとおり、給食センターに配置して、そこから学校にお伺いをして、いろんな場面で活用していただくという方針でおります。これがなかなか地域までというのは、まだそこまで現状至っておりませんけども、今後の課題としてはそういうふうにあるのかなというふうに認識をしております。あと、先ほど言いましたように、食事のマナーについては、これはまた一番最初の話に戻りますけども、家庭からしつけをしていただくのが一番の早道でないかというふうに考えておりますけれども、ただ、学校給食を食べるに当たっては、必ず担任の教師が同席をして食べる。これはマナーを指導するという意味ではないですけども、いろんな子供たちと接しながら、楽しく食事をするという、まずここが基本でないかというふうに考えております。個食が増えたという時代でもありますので、そういった意味ではみんなでおいしく食べていただくという、そういう気持ちで行っているところでもあります。
質問 20番 野原恵子
食事のマナーの件なのですけれども、学校の先生に聞くところによりますと、短い期間の中でそこまできちっと子供たちに指導して食事をするということはとても時間的に無理だという声も聞いております。ですから、そういう意味では地域の力を借りて、ボランティアの方々にきちっと日本食の正しい食べ方ですとか、そういうものを協力できれば、そういう方向もいいのではないかと私は考えるのですが、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)
私ども学校教育の枞からは多尐離れてしまうかと思いますけども、ただ、生涯学習という観点から、マナーそのものを教えるというのではなくて、今、PTA でもそうです、地域でも食育については大いに関心のある事項だというふうに考えておりますので、できればまず学校給食そのものを一般の方にも食べていただきたいなというふうに考えて、学校給食そのものの味を味わっていただいて、いろんなご意見をお伺いしながら、なおかつ給食がどのようにつくられているのかとか、そういったことも今度は子供たちとその食べていただいた方が話しをしていただき、それがまたいろんな場面でマナーですとか、そういった場面に活用をしていただければというふうにも考えているところでもあります。