豊浦町議会 令和4年定例会12月会議 2022年12月14日
高齢者の健康は誰が背負うのかについて
2022年12月14日、豊浦町議会の一般質問で、石澤清司議員が「高齢者の健康は誰が背負うのかについて」質問し、町長 村井洋一、総合保健福祉施設事務長 藤原弘樹、総合保健福祉施設事務次長 阪下克哉が答えました。
- 聞いた人
- 石澤清司 議員
- 答えた人
- 町長 村井洋一、総合保健福祉施設事務長 藤原弘樹、総合保健福祉施設事務次長 阪下克哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 石澤清司
これで、2番目の質問を終わらせて、3番目の質問に移らせていただきたいと思います。高齢者の健康は、誰が背負うのかということで、質問をさせていただきたいと思います。2024年度の介護保険制度見直しに向けた議論が、厚生労働省の専門部会で本格化しております。高齢化に伴い介護費用が増加する中で、利用者負担の引上げや保険料を払う年齢の拡大、サービス給付の抑制などが焦点になっているようでございます。介護保険見直しの主な論点としては、一つ目は、2割を自己負担する対象者の拡大、二つ目は、高所得の65歳以上の介護保険の保険料の値上げ、三つ目は、ケアプラン作成の利用者負担導入、これは何か見送るような話も出ているようでございます。四つ目は、要介護1・2の人の生活援助サービスの保険給付から切り離すということが、私がこれを書いた後に新聞等ではこれは見送られるのではないかという記事もございました。五つ目は、介護保険施設などの多床室の室料を保険給付の対象外に、六つ目には、杖や歩行器など比較的安価な福祉用具は貸与から購入に、社会保障審議会介護保険部会で、年末までに議論を取りまとめて、来年の通常国会に改正法案を提出することで進められているということがマスコミ等の記事等に載っているわけでございます。そのことを含めて先のことを考えると、いかに健康に生活することが大事であるかを認識して、できるだけこれに世話にならないように健康な、私みたいな健康な高齢者をどうしていくかということが、私は大事なことだと考えておりまして、この質問をさせていただいておるわけでございますので、このようなことを考えまして、何をすべきかということも含めて、加齢とともに心身の活力や筋力などが衰えていくと、生活機能の衰えや心身の脆弱さも現れ、複数の慢性疾患が重なることもあり、そのまま放置すれば要介護の状態となっていくことが考えられますが、適切な支援によって、生活機能がよくなったり、向上したりすることが可能とするための政策を考えていかなければならないのではないかと思っております。元気なうちから生活習慣病の予防が大切でありまして、要介護の一歩手前のフレイル予備軍にならないための政策と具体的な行動をしていかなければならないと私は思ってございます。令和3年3月会議の私の一般質問でのフレイル予防の施策に関する質問等の答弁では、介護予防と地域貢献を両立する取組として、今後拡充を図っていきたいと答えてございます。また、今こそ高齢時代の公共投資を考えて取り組むべきだということについて、高齢時代の公共投資とはどういうことかといいますと、やはりお年寄りを世話する人がいないと、これは成り立たないのです。豊浦町も老健施設あり病院ありで、なかなか募集しても働き手がいないので、会計年度任用職員にするのではなく、働き場として正職員として雇用する。それは豊浦の人口からして、なかなか働く場所がないので、そういう公共的なところが積極的に雇うということもしていく時代ではないかと私も考えておりますので、その辺も含めてご答弁をいただければと思います。以上です。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
3点目、高齢者の健康は誰が背負うのかについてお答えいたします。高齢者の健康維持についてですが、国の社会保障制度審議会等で行われている議論によりますと、2024年度以降の介護保険制度改正並びに介護報酬改定において、負担割合や給付対 象の見直しが図られることは、ほぼ確実であると思います。同制度が社会保険方式を採用している点や、国における人口推計の見通しなどを踏まえると、受益者負担等の見直しはやむを得ない状況であると考えられます。町といたしましては、これら国の動向を注視するとともに、引き続き必要なサービスが必要な方に提供できるよう、関係機関との連携を密にしてまいります。一方、高齢期におけるフレイル予防や認知症予防につきましては、一般的には、高齢者自身の自己管理による領域も多いとは思いますが、町といたしましても、各種取組やアイデアの創出といった機会の提供に引き続き対応するものとし、中でも、住民主体型サービスについては、自身の介護予防と地域貢献を両立し得る有効な取組であると思いますので、今後一層の拡充を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。
議員の質問 7番 石澤清司
ここで、総合保健福祉施設の藤原事務長にお聞きしたいですけれども、私が質問した意図するところ、言わんとするところをどのように推測したか、まずお聞かせをいただきたいと思います。
町の答え 総合保健福祉施設事務長 藤原弘樹(総合保健福祉施設事務長は2024年3月まで)
この質問をいただいて、そこの部分をどう解釈していいかというのは、すごく悩んだところであります。私の言う答えが果たして正解か、正解でないかは分からないのですけれども、石澤議員の質問の中で、介護保険制度の見直しというキーワードがまず一つです。ここは、変な話、まず日本の社会保障制度そのものが問題になってきているのかなということで、介護保険制度という部分の見直しというのが1点目にあります。もう一つは、今まで石澤議員がいろいろと一般質問されてきた、そのフレイル予備軍、フレイルというキーワードです。この二つがキーワードとして私の中ではすごく引っかかった部分であります。それで、町長が答弁したとおり、やはり介護保険とか社会保障の部分の見直しというのは、高齢者の人口増に対して生産人口が減ってくるということで、ここは変な話、致し方ない流れかなというふうに思ってございます。もう一つフレイル予防は、私たちがやまびこ内でみんなと話した中で、隣に座っている次長から、結局、フレイル予防の究極というのは何なのだろうねという話が出ました。やはり、働いている方はずっと若いねという、究極は働くというのがあるのかなと、そうだよね、働いている人を見ると、やはり70歳でも75歳でも若いよねと。そういった部分で、究極は働くということが一つのキーワードなのかなということはありました。ちょっと長くなって申し訳ないのですけれども、昨年、75歳以上の独居者の実態調査を私どもでやっていまして、そこでもフレイル予防として何かしていますかという聞き取りをしました。皆さんからはいろいろと、運動でも歩くとか、散歩とか、ガーデニングをやっていますというお答えもあり、気分転換に出かけて買物をするとか、やはり、お元気な方というのは、自分でもいろいろと工夫されているし、新しいことに挑戦しているのです。今までガラケーだったのを、スマホを購入して挑戦してみるとか、新しいものの刺激を受けるとか、さっき言った仕事をするとか、新しい刺激を受けるものをするということで、フレイル予防になっているのかなというところも一つ、石澤議員さんが言われたキーワードから考えてみました。今、これが問われた答えになっているかどうか分からないですけれども、そういった2点について、キーワードとして考えたところです。以上です。
議員の質問 7番 石澤清司
今藤原課長が言ったことはそのとおりなのです。今回の質問を重く受け止めて、行政として役場として、どういうふうに対応していくかということを役場としてやっていかなければならないと思います。それは何かと言ったら、私も70過ぎた年齢で団塊の世代と言われる年齢で、あと10年たてばもう85を過ぎる状況です。あと10年たてば、85歳になれば6割から7割、認知症になる確率が高いのだと、今、精神学者と言われているほとんどの人がそう言っているのですよ。ですから、そういうようなことにならないために、フレイル予防ということを町民に認識してもらうということです。特に、私が言ったように、これから豊浦町では介護に関わるような状況をつくらない、健康であるお年寄りをつくっていくのだということで進めていく必要性があるのではないかということで、今回の質問をさせていただいております。広い意味で、フレイル予防という片仮名になってしまうのはどうなのかということはあるのですが、これを言えば、目を閉じるまで健康でありたい、これは誰もが思うことですけれども、自らそのようなことにならないようにと努力をしているのですが、その日、その日の暮らしに流されてしまってということもまたやむを得ない中で、行政としてフレイル予防に対して一番大事なところは、どう社会参加をするかということが究極の目的だと言われているのです。その社会参加をするためにはどうしたらいいのかということで、三つ言われています。外出をすることと、人と交流をすることと、活動に参加することなのだということで、毎日、少しでもいいから、していかなければならないのだということを、この頃、そういう関係者が、またそういう人を扱っている人たちが声高に言われている状況です。その中でも、役割と保険とか仲間意識と健康ということで、生活の中で会話をして笑うという薬に勝るものはないのだということを、この頃、多くの方が言われています。そのようなことを考える中で、やはり要介護リスクに備えるということを、町として、できるだけ保健施設が中心になってやればいいのか、福祉協議会がやるのがいいのか、社会教育がやるのがいいのか、それはどこが中心になってやるのか。やはり、こういう予防も含めて対応できるのかを考えていくと、どこかが中心になってやっていかなければならないのです。そこを誰が中心になるのかはっきりさせておかないと、みんながそれぞれ自分の守備範囲を決めてしまうのです。その守備範囲を超えると、私はできないというのです。今、一番困っているのは、民間のボランティアに要請してと言いますが、これは難しいのです。なぜかというと、受け取る側が縛られるのは嫌だ、自分が行きたいときに行ければいい、そういうことが解消しないと、ボランティアの人たちもなかなか増えていかない状況だと私は考えているのです。そんなことも含めて、豊浦町においては、やはりフレイル予防というものを大きく取り上げて、広く豊浦町民に理解してもらいながら、行動に移していくということが、これから豊浦町に課せられた、大きな重点的な施策だというふうに私は考えるのですけれども、病院は病院、老健施設はそういう利用する人たちのためにあるのですけれども、やはり、その場合は、健康で病気にならないという人がたをつくっていくということも、行政として、役場としてやらなければならない大きな課題ではないかと私は考えるのです。特に、豊浦の場合は、私みたいな年齢の人がこれから増えていくのですよ。人口の比率からして、あと10年たったら65歳以上は45%を超えるのではないかと思うものですから、今から具体的にどうしていけばいいのかということをやっていかなければならないとなると、どこが中心になってやっていくのかが決まらないと、ただこっちに任せればいい、あっちに任せればいいということにはならないと思うのです。その辺のところは、今までの経験を生かして、総合保健福祉施設としての役割の中でどのように考えておられるのか、所管の課長の考え方をお聞きしたいと思います。
町の答え 総合保健福祉施設事務次長 阪下克哉
ご質問をありがとうございます。議員がご指摘のとおり、フレイルといってもぴんとこないのですけれども、やはり社会参加なのです。介護予防の部分については、その機会をどう創出するかということに尽きると思います。平成31年から実際に運用を開始している住民主体型のサービス、これは通所型と訪問型と二つあります。これは、そこのサービスを利用する利用者さん、要支援1・2、事業対象者という認定を受けている比較的元気な方の介護予防という目的で運用している部分もあるのですけれども、そこで支えてサポーターになっていただいている方も、皆さん高齢者の方なのです。この事業の肝は、このサポーターの方に社会参加をしていただく機会をつくるという趣旨でもあるわけです。ですから、この事業については、引き続き拡充を図っていきたいと考えているところであります。加えて、どこが主となってやるのかというところはなかなか難しいのですけれども、当然、やまびこ、社会福祉協議会、各自治会が集まって、知恵を出し合って社会参加の機会がどうあるべきか、いろいろなアイデアを創出することが肝要かと考えてございます。以上です。
議員の質問 7番 石澤清司
私の経験上、いろいろ言わせていただけるのですけれども、やはり中心になる人がいないと駄目なのです。これをやるのは私だというところが決まらないと、それぞれがそれぞれの守備範囲を決めて、それ以上のことをやらないのですよ。それ以上のことをできないということになるのです。そうではなくて、どこかが中心になって、そのことについては、電話などでいろいろ町民の受け答えも含めてやらなければならないだろうし、それには専門の職員が必要なのです。いろいろな問題、課題、自分の体力が低下を来していることが分からないで生活しているのです。私もそうです。だから、それをどういうふうに見つけていくのか、誰が見つけていくのか、自主的にやるといっても、俺はまだ健康だと言うわけです。私の場合も、家内が私を毎日見ていても分からないという世代なのです。もう一つ、豊浦町は独居老人が増えてきているのです。残念なことですけれども、私の町内で亡くなった方がいたのに、分からなかった。もう一人の方は、地元に兄弟がいて、2日電話をしても出ないということで、3日たって行ったら倒れていた。その人は救急車で助かったのですけれども、今後、そういうことが日常茶飯事的に増えてくる可能性があるのです。それはそういうことで対応すればいいのですけれども、私が言うのは、機能的なものが衰えるということを認識してもらって、元気に生活してもらうということをしなければならないのではないかと思います。それができていれば、介護の関係に世話にならなくてもいいのです。だから、そこを私は言っているのです。機能低下なのです。年を取っていくと、いろいろと機能低下を起こすのですよ。そういうことを聞く窓口も必要になってくるし、相談の窓口も必要になってくるし、専門的な分野で支援をしていかなければならないという中で、社会教育の範疇にもなるだろうし、社会福祉協議会が中心になってやるのであればそれで構わないのです。今の総合保健福祉施設のスタッフではなかなかできないのであれば、社会福祉協議会が中心になってやっていただければいいのです。そこを誰が窓口になってやっていくのだということで、今の職員配置からすると大変厳しいだろうなと私は認識しているのです。それであれば、社会福祉協議会にお願いして、こういうフレイル予防も含めて、今、サロンもやられていますが、一歩踏み出して、全面的に社会福祉協議会に、これらの予防について積極的にやっていただくということが必要になってくるのではないかと私は考えるのです。ここはひとつ、英断をもって、話合いをしながら対応していただくことが、社会福祉協議会は民間ですから、行政で少しできないことは民間にできることもあるのですよ。そこに、やはり資金的なことも援助し、人の援助もしながら、社会福祉協議会に対応していただくことが今の状況からすると一番望ましいのかなと私は考えるのです。やはり、そこのところを今後どのように進めていくか。それは町部局の町長とも、話を進めていかなければならないと思うのですが、その辺のところも含めて、ぜひ最後に町長からひとつご答弁をいただければと思います。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
高齢者のことにつきましては、できるだけ健康を保つように、また要支援、要介護となったとしても、できるだけ進行しないように、それ以上に介護度が上がらないようにしなければならないというのは、当然のことでございます。そういった中で、そういうフレイル予防等々につきまして、どこが中心になっていくのかということにつきまして、再度、こちらのやまびこや庁舎内も含めて、しっかりと検討をしていきたいなというふうに思ってございます。また、フレイル予防については、ご存じのとおり、今、病院でも改革プランということをやっておりまして、リハビリ、また言語聴覚士も来ております。実は、この間も研修の中でリハの重要性についての講演がございまして、介護度が上がらないようなことに貢献できるのだというお話もいただきましたので、それらも含めてじっくりと協議をした中で検討していきたいというふうに考えてございます。以上でございます。
議員の質問 7番 石澤清司
町長、それぞれの所管するところでやっていただくことは結構なのです。ただ、健康で長生きをしてもらうことが目的のフレイル予防については、どこが中心になってやっていくということを町民にはっきりと知らせないと、なかなか難しいということなのです。町長は、そこをひとつ考えていただいて、所管と話をして、できるだけ来年度に向けて対応していただければと思います。最後にご答弁をいただければと思います。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
いずれにしても、高齢化はこれからも進むわけでございまして、それらに対応した役場としての考え方をしっかりと整えていきたいと考えております。
議員の質問 7番 石澤清司
私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。