豊浦町議会 令和7年定例会9月会議 2025年9月18日
礼文華振興の方向性と何をすべきかについて
2025年9月18日、豊浦町議会の一般質問で、石澤清司議員が「礼文華振興の方向性と何をすべきかについて」質問し、町長 杉谷佳昭、総務課長 石川壮輔が答えました。
- 聞いた人
- 石澤清司 議員
- 答えた人
- 町長 杉谷佳昭、総務課長 石川壮輔
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 石澤清司
引き続き、3点目の質問をさせていただきます。礼文華振興の方向性と何をすべきかという答えが見つかったかどうかということでお聞きをいたします。6月会議の一般質問の答弁で、地域自主組織の構築が有効な手段だと述べております。町民や町職員を対象に勉強会を開催しました。地域主体のまちづくりを行う機運の醸成に向けて、現状の危機意識や地域資源、課題に共通意識を持ち検討する重要な第一歩と答弁されております。方向性と、何をすべきか行動するしかるべき考えが出てきたのではないかと考えておりますので、ご答弁をいただきたいと思います。
町の答え 町長 杉谷佳昭
礼文華振興の方向性と何をすべきかについてお答えいたします。これまでの一般質問においてお答えしてきたとおり、礼文華地域が抱える人口減少、高齢化の進行による自治会機能の低下、後継者不足といった喫緊の課題については、私も認識しており、危機感を持っております。礼文華地域に限らず、地域コミュニティーの維持、活性化は、各地域に共通する重要課題であると考えております。これらの課題を解決するための方策として、地域住民や地域に関心のある方が主役となり、自らの考えで地域課題の解決に向けた様々な活動を行う組織である地域自主組織の構築が有効な手段であると考えております。そのため、本町としましては、この地域自主組織の取組を広く周知し、地域主体のまちづくりを行う機運を醸成するため、令和7年6月17日に町民の皆様と町職員を対象とした勉強会を開催し、地域住民と行政が一緒に学び、現状の危機意識や地域資源、課題について共通認識を持つための重要な第一歩を踏み出しました。この勉強会には、礼文華地区からも参加をいただきました。本町としましても、この勉強会以降、これまでに3回にわたり礼文華地域に赴き、地域の活性化に積極的に取り組む方々から直接お話を伺っており、今後も継続して対話を重ね、まずは地域課題の共有を図ることで合意してございます。さらに、来る令和7年9月25日には、町民を対象とした地域セミナーを開催する予定であり、広報等を通じて周知を行っております。このセミナーでは、地域自治組織の専門家をお招きし、全国の事例を踏まえ、「2030年代の豊浦町を見据えて地域づくりや行政施策に求められる進化」をテーマに、より深い議論と学習の機会を設けてまいります。また、これまでの議論や先進事例の知見からも地域づくりは行政主導で行うと失敗する可能性が高いという認識を強く持っております。そのため、本町といたしましては、地域住民の皆様が主体となり、町が側面から支援する形を基本方針といたします。地域における様々な課題の解決と地域が自立的に発展していくための新たな仕組みの構築には、少なくとも今後5年間を要する息の長い取組となることを踏まえて、着実な歩みを進めてまいりたいと考えております。
議員の再質問 7番 石澤清司
私のこの再質問については、石川総務課長の答弁をいただきたいと思います。石川総務課長の答弁を中心に私も再質問していきたいと思っています。できるだけゆっくり話をしますので、それぞれ即決でも構わないし、思いつきでも構わないので、遠慮なく言っていただければと思います。なぜ私が礼文華の地域を取り上げたかということは、いろいろな地域がありますよね。大きい地区もあれば、山もあれば、本町もあればね。だけれども、どこからか手をつけて、それを一つのモデルとしてやっていくということをつくっていかないと、みんな一緒にやれるということにはならないという考え方で、今の礼文華の状況を見れば、何とか手をつけたら少しでも活性化していくのではないかという受け止め方で礼文華地域を取り上げたわけでございます。能力のなさを自分でも自覚しながら何とか頭をフル回転して礼文華地域の振興を取り上げて進めていきたいという強い思いで、去年の12月定例、3月定例、6月定例、9月定例と、4回もしているわけでございますけれども、町民にも何でそうやってしつこく礼文華振興をやるのかと、もっと質問する項目があるのにもったいないとも言われました。ただ、私が納得できる答弁がいただけないものだから、私の性格から少し納得できる答弁をいただくまでは、議員という立場であれば続けようかと思ってございます。それで、私の質問の仕方が悪いのかもしれませんし、私の姿勢が悪いのかも知れませんが、やはり少し前進ある答弁と議論も私の考え方が間違っていればご指摘いただきたいと思います。ここの本会議場で議論したいのです。そういう考え方で、一般質問でいろいろと問題提起をしてやっているわけでございます。これは例え話ですが、一般の人が家を建てる場合、当然どこかの建設屋さん、建築屋さんに依頼しますよね。そのときには、当然、図面を引いてもらわなければならないわけです。そして、住まいする者がこういう家を建てたいのだということを建築する人に話して、そして、図面をつくってもらって、納得したら今度は工事に入るわけです。工事に入るときには、当然、お金の問題も出てくるわけですから、そういうことも考えていかなければならない、このようなことをどうして今私が例えて話したかというと、12月から今日まで、残念ながら同じ答弁なのです。礼文華地域振興の図面の提起もしてくれないのです。そうしたら、図面がないから始まらないのです。先ほどの答弁では、礼文華に住んでいる地域がやりなさいということなのだけれども、誰がやるのですか。自治会長さんがやるのですか。自分のことで精一杯、生活するので精一杯なのに、そんな地域振興までする人がいるわけがないと私は受け止めているのですけれども、地域振興は行政の仕事ではないですか。行政がまず図面をつくって、提案をして、どうですかというところから議論が始まるのではないかというのが私の受け止め方です。しかし、その図面も提案しないで、礼文華に住んでいる人たちに図面を描きなさいと言っていると等しいのですよ。礼文華に住んでいる人が、自分のことで精いっぱいなのに、地域振興のことで図面なんて描けませんよ。だから、そこをどのようにしていくかということともう一つ、物の考え方でちょっと違うのは、先生を呼んで研修をやりましたよね。そこが私は違うのではないかと思うのです。高いスキルなんて必要ないのです。著名な先生の話も必要ないのです。何で高い水準の先生、専門家の話を聞かないとまちづくりができないのか。その基本となる考え方が私は理解できないのです。何も、地域に足を運んで、住んでいる人たちに、みんな、豊浦、礼文華地域をどうしたらいいですかと、大勢の人たちに来てもらって話をすれば、少しはヒントが出てくるのではないかと思うのです。著名なそういう先生方がつくったものを持っていったって、それは実現しない可能性が多いのです。だから、そこを勘違いしないでほしいということです。あとは、先ほどから言っているように、2025年から国の政策が変わったのです。関係人口という言葉で1,000万人の関係人口を増やしていくということで、先ほど教育委員会に言った 二地域居住ということもうたわれてきているのです。定住、移住、観光のところだけではなくて、これからは、交流人口でそこのまちが好きだから行って、そこで、住まいして、また自分の住んでいるところへ移るというような、そういう政策を国は立ち上げたのです。今、それに乗っかるチャンスではないですか。そして、今、どこでもやっていますよ。北海道でも、一つは、東川町で写真甲子園を開催していますね。それから、上川町では、感動人口を増やすということをやっています。厚沢部町では、地域を挙げて保育園留学を推進しています。それから、道東エリアでは、多様な人材とつながりを持っていくために活動するということで、新しい広域経験を使おうということでやっているのです。北海道でもそういうことで手を挙げて進めていくというところがあるわけです。そして、人口が減少している地域で、希望を持っていける社会をどうつくり上げていくかということが大事ではないかと考えるのです。長くなって申し訳ないですが、気がついたところだけでよろしいので、石川総務課長の考え方をお聞かせいただきたいと思います。
町の答え 総務課長 石川壮輔
いろいろと質問をいただきましたが、答弁漏れがあればご容赦いただきたいと思います。まず、地域を住宅に例えておっしゃっていただきました。非常に分かりやすかったので、私もそれを使わせていただきますと、石澤議員は、町が家の図面を引いて地域に提案するべきだというお話でございました。町が図面を引くというところも、正直、私はどうかなと思いますけれども、図面を引くに当たっては、その家に住む人、どういう家を建てたいかというイメージ、まずこれが図面を引く前に必要だと考えております。そのために、答弁書にもありましたけれども、6月の研修会、セミナーをやりましたが、そこで、実際に礼文華の方がいらしてくださって、アンケートにも非常に勉強になった、礼文華地区をこれからどのようにしていったらいいかというところも前々から考えていましたし、そういうご意見もいただきました。それを契機に、答弁書では3回としておりましたが、9月にも一度行きまして、これまでに計4回、役場職員の何名かで出向いて、いろいろお話を聞かせてもらったり、例えば、ご存じでしょうか、礼文華で毎年花火大会をやられているのですけれども、そこの花火大会を実際に企画して地域を盛り上げようと考えている方がいろいろいらっしゃいました。年齢も様々、職業も様々、男女10人以上の方が集まっているところに我々もお邪魔して活発な意見を聞かせていただきました。役場職員も、行政としてその花火大会で何かできるかというところは、もう完成した行事でありますので、なかなかなかったのですけれども、例えば、ポスターを貼るなどのPRと、当日はスタッフとしてそこに参加させていただきたいということで、合意を得ております。どうしてそこまでするかというと、石澤議員もおっしゃっているように、地域に出向いて、いろいろ深く知らないといけないというところと、礼文華の方といろいろお話をしていく上で、いろいろな先進地域の取組というところも、その方も勉強されているのですが、それがよそで成功しているからといって、礼文華で同じことをしても成功するとは全く限らない、やはり地域それぞれの特性があるということなのです。そのためには、やはりその地域を深く知らないといけないというところになりまして、では、我々役場職員も地域でやっているイベントに参加させてもらったり、いろいろな協議の場に加わらせてもらったりして、まずは地域を知りましょうというところで合意をしております。その上で、10月12日に花火大会があるのですけれども、それが終わったら反省会も含めて、今後の礼文華地域をどうしていくかというお話合い、そういったところもしていきましょうというところでお話を進めているところでございます。答えになっているかどうか分かりませんが、今、我々が動いている内容としては、そういう状況でございます。
議員の再質問 7番 石澤清司
それは大切なことだから、ぜひ進めていただきたいと思います。ただ、答弁の中に非常に気になるところがありました。今後5年間を要する息の長い取組となることを踏まえと、この5年間を要するという意味が私は理解できないものだから、かみ砕いて、分かるような説明をいただければと思います。
町の答え 総務課長 石川壮輔
5年間とさせていただいたのは、一般的といいますか、6月に行ったセミナーの中でも道総研の講師の方がおっしゃっていました。道総研としても、いろいろな地域に関わって、最終的には地域自主組織、運営組織を立ち上げるというところまでいくのに5年から6年はかかり、行政主導でスタートしても、実際に町民の方が中心になって動いても、いろいろな課題があって、それを解決するためにどういう動きをしていくのか、どういう組織がいいのかというところの合意に至って、組織として立ち上げるまで5年間かかるということです。ただ、組織を立ち上げなくてもできることはできると考えております。礼文華地域の話合いの中でも、できることから、スモールスタートという言葉を使っておりましたが、そういったところでやっていく、それを積み上げて、最終的には地域運営組織とは限りませんが、地域振興のための何らかの場をつくることができたらいいよねという話で、今、進めているところでございます。
議員の再質問 7番 石澤清司
私自身も明日死ぬかも分からない状況で、地域が5年、活力を失わないでいてくれればいいと思っています。それは保障がないのです。そして、日にちがたって、何か行政側から、これから礼文華に日が当たるような、期待するようなものが提案されるのだったら、当然、3年も4年もかかってもいいのだけれども、そういう提案もなしでまず5年間ということは、何もないということは、だんだん心が寂しくなってくるのです。そこを一番感じて動かなければならないです。そして、病気もそうなのです。手遅れになったらもう手の施しようがないのです。私もそうなのですけれども、病気が進んでしまったら、もう治す薬がないのです。あとは寿命がいつなくなるかということだけなのです。地域もそれと同じなのです。礼文華地域に期待がなくて、未来がなかったら、特に若い人たちがいなくなっていくのです。それを何で肌感覚で分かってくれないのかというのが私の質問の趣旨です。礼文華に何回か行って話したという人も、やはり先が不安だろうし、行政がどうしてくれるか分からないし、自分のできることはやろうということで一生懸命やっているのではないかと、私は会って話をしていないから分からないですけれども、勝手な想像をしているのです。たまたまそういう人がいるというだけの話で、1人で地域なんて活性化できないですよ。そこはやはり痛みをお互いに共通して分からなかったら、行政の職員が分からなかったら、もうあとは自分のことで精いっぱいになってしまうのです。だから、そこを心配しているのです。私もこの質問をするに当たっていろいろな書物を読んだのですが、上村靖司さんの著書で、雪かきで地域が育つという本を読ませていただきました。その中の文章の一節を申し上げますので、それを聞いて、課長がどのように思っているか、答弁をいただければと思います。地方が直面する心の過疎化は、諦めであり、希望を失った状態を言うということです。心の過疎によって、解決に動く人がいない。課題は解決せずにさらに悪化していく。地域衰退のサイクルに入っていくと。衰退していく地域の現実に目をつぶり、問題が起きれば、他人事のように役所に陳情し、地域を持続していくのだという覚悟がなく、行動を起こすこともない。自分の生まれ育った地域に誇りは持てず、こんな不便な地域に行く末はないと自虐的に自らを語る。本当の問題はそこにあったのではないか。上村靖司さんがこの著書でこう言っているのです。私は礼文華の地域がそうだということで言っているわけではないですよ。この著者がこういう言葉を書いているのです。私はこの言葉がもう胸にぐさっと来ているのです。心の過疎ということです。地域の現実に目を配って、何かあったら役所に陳情すれば何とかなるのではないか、そして、自分たちの生まれ育った地域に誇りを持って何とかしたいという気持ちがないのだということをこの方は言われているのです。それが、私もこの一節を読んで、対応しなければならない、礼文華だったら何とか手をつければできるのではないかと考えたから、一節を言っているのです。私の質問に、3月も、6月も、9月も、同じ答弁をするのです。それは私の問題の捉え方が悪いのかもしれないけれども、石川総務課長や町長が悪いということではないよ。もう少し違う答弁が何で出てこないのか、不思議なのです。誰かに何か言われているのか、石川総務課長がその講師にほれ込んで、講師が言うからそう言っているのか分からないけれどもね。質問時間はあと1分しかないのだけれども、私は、この著者が言ったとおりではないかと考えるのです。だから、行政として心の過疎化を生んでしまったら、もう地域の火は消えるということなのです。そこで頑張って地域をよくしようという人は誰もいなくなるという心配をしているのです。私が申し上げたいのは、5年かかってという話ではないのです。だから、今すぐ行政としてどうするか、第三者も入れて図面を描いて、そして、投げかけるということが私は必要だと思っています。まとめの答弁を石川総務課長からお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
町の答え 総務課長 石川壮輔
心の過疎化という言葉は、私も感銘を受けたところでございます。ただ、礼文華地域に関してよかったなと思っているのは、全くここに当てはまらない状況だと私は考えております。全く諦めておりませんし、動く人もおります。ただ、そういう動きをもっともっと大きくしていかないと、地域の活性化、本当の地域の振興にはなかなかつながっていかないというところもあると思います。そのために、我々行政と、礼文華地区の皆さんと、志を同じくする人たちが集まって、いろいろお話合いを重ねながら、どうやったら活性化していくかというところを着実に歩んでいきたいと考えております。
議員の再質問 7番 石澤清司
私が12月まで健康であれば、このことについて違う答えをいただきたく、また質問をします。それまで待っていますので、よろしくお願いいたします。
議員の再質問 7番 石澤清司
いいです。所管の課長が動かないと町長も動くわけにはいかないと思うので、これで質問を終わります。