釧路町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月2日
防災・減災対策について
2025年12月2日、釧路町議会の一般質問で、鈴木麻由子議員が「防災・減災対策について」質問し、町長 小松茂、教育長 辻川尚志、防災安全課長 藤井正樹、教育支援課長 千原雅晴が答弁しました。
- 質問者
- 鈴木麻由子 議員
- 答弁者
- 町長 小松茂、教育長 辻川尚志、防災安全課長 藤井正樹、教育支援課長 千原雅晴
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 鈴木麻由子
2番、鈴木です。通告に従いまして、1件3項目、質問をさせていただきます。防災・減災対策についてです。先月11月に町内4期目となる緑公園避難タワーが完成し、今月から供用が開始されました。いち早く取り組まれた津波避難タワーですが、ハード面の整備が進む一方で避難意識の向上や災害時の協力体制など、ソフト面のさらなる対策も急がれます。それらを踏まえ、以下3点、質問をいたします。1点目、住民や会社、事業所等の避難意識向上のための対策は。2点目、学校の長期休業や休日の災害発生時に児童生徒が避難する場合の課題と取組は。3点目、生活圏を共にする釧路市と災害対策について連携する考えは。御答弁よろしくお願いいたします。
答弁 町長 小松茂
2番、鈴木議員の一般質問にお答えさせていただきます。防災・減災対策として、①住民や会社、事業所等の避難意識向上のための対策についてのお尋ねですが、住民の避難意識向上のための対策としては、各地域における避難訓練や町内会・各種団体等を対象に防災研修を実施しているほか、様々な機会を通じて令和5年4月に定めた釧路町早期避難6か条の周知を行っております。また、会社、事業所等の避難意識向上のための対策として、それぞれの会社、事業所などで定める防災計画や事業継承計画に基づき従業員等に対する研修、教育、訓練等の機会が確保されているものと認識しております。また、町では、地域避難訓練を実施する際、事業者等にも参加を呼びかけており、昨年度の中央地区で実施した地域避難訓練では10の事業所15名の方が参加されております。次は、③の生活圏を共にする釧路市と災害対策について連携する考えについてのお尋ねですが、平成24年9月に締結しました釧路管内8市町村防災基本協定では、平常時及び災害時の防災対策における相互協力、相互応援について定めております。令和4年度以降、毎年、管内の防災担当者会議が開催され、釧路市を含めた管内8市町村間で情報共有や意見交換を行い、平常時からの連携を深めているところであります。私からは以上です。
答弁 教育長 辻川尚志
2番、鈴木議員の防災・減災対策についての御質問の中の2つ目、学校の長期休業や休日の災害発生時に児童生徒が避難する場合の課題と取組はについてでございますが、学校の長期休業や休日の災害発生時に児童生徒が避難する場合の課題につきましては、児童生徒のさらなる安全確保に向けた検証を進めていく必要があると捉えております。また、取組状況としましては、日頃より避難訓練や防災教育を実施しているところであり、避難訓練では主に火災や地震を想定した訓練の実施、防災教育では教科横断的に災害についての正しい知識と理解を図り自分自身を守るために主体的に行動できる実践力を身につけられるよう取り組んでいるところであります。以上でございます。
再質問 2番 鈴木麻由子
それでは、再質問に入っていきたいと思います。まず、7月30日のカムチャツカ半島沖地震のときのことを確認していきたいのですけれども、この地震発生に伴いまして避難指示がセチリ地区、昆布森地区に出されたわけですが、そのときに対象者の方に対して何割の方が避難したのかまず確認いたします。
答弁 防災安全課長 藤井正樹
セチリ太地区と昆布森地区の住民の方というのは今現在およそ1万1,000人ほどいらっしゃいます。その中で全てが町民ということではありませんけれども、当町のほうで最大押さえていた避難者数が2,500人ということですので、およそ25%強の方が避難されたというふうに認識してございます。
再質問 2番 鈴木麻由子
今日の新聞報道でも内閣府の方からこのアンケート結果が出ていまして、23.5%という数字が示されていました。その近い数字なのかなというふうに捉えたのですけれども、この25%ほどの数字というのを担当課のほうではどのように捉えていますでしょうか。
答弁 防災安全課長 藤井正樹
避難指示ですので、やはり町長が避難指示を出した以上、そこにいらっしゃる全ての住民が避難する行動を取らなきゃならないと。そういった意味で言えばこの25%は決して多い数字だというふうには考えてございません。
再質問 2番 鈴木麻由子
多い数字ではないというふうに認識をお伺いしたのですけれども、約8割、7割強の方が避難しなかった、できなかった方も含めて、この要因というのはどのように分析されていますでしょうか。
答弁 防災安全課長 藤井正樹
避難されなかった方の一人一人に避難をしなかった理由を聞いたわけではないので明確な答弁はできませんけれども、やはり通常災害時に正常性バイアスと言われる、このぐらいの地震であれば、津波であれば避難しなくても大丈夫だろうと言ったような、そういったバイアスが働いて避難しなかった方が相当いたのではないかなと。その後、各町内会長宛にそれぞれアンケートの集計もさせていただきましたけれども、やはりセチリ太地域の中でも、ある程度、川に近い北見団地や新開地区、そういったところの避難は割と高めだったのですけれどもそれ以外のやはり南のほうに行くにしたがってそういった避難行動が取られていないといったような地域があったのが認識はしてございます。
再質問 2番 鈴木麻由子
私も防災意識というものは備えるというほうの防災意識は確実に高まってきているなというふうには感じているのですけれども、それを避難行動に結びつけて実際に避難という行動に移すにはまた次なる対策というものが必要ではないかというふうに考えております。ちょうど令和8年に我が町のハザードマップの改訂版が出るというふうに聞いているのですが、この改訂内容について教えてください。
答弁 防災安全課長 藤井正樹
令和8年の1月もしくは2月に改訂を予定している津波のハザードマップですけれども、新たに国のほうから高潮のハザードマップの作成についても求められておりまして、併せて津波と高潮のハザードマップを合体させて配布するといったところになります。また、今回の更新につきましては、それぞれ従来の避難タワーですとかそういった避難場所、あるいは避難所といったところの情報というのが、令和5年1月以降、更新されていませんので、そういったところの新しい追加構成といったところになっています。加えて、ハザードマップを配布の際に同じ折り込みでいわゆる住民の方、一世帯一世帯に書いていただくようなカルテ的なものですね。そういったものを折り込んで今配布する作業を進めているところでございます。
再質問 2番 鈴木麻由子
では、最後、ちょっと聞き取りづらかったのですけれども、住民の方たちにハザードマップに何を折り込むというふうに。確認します。
答弁 防災安全課長 藤井正樹
大変申し訳ありません。町では初めて取り組むものなのですけれども、住民一世帯一世帯に要するに家族の中で話をしていただいて、その方の避難先ですね。津波が来たらどこの施設、地震と洪水が起きたらどこの施設といったような災害に応じてどこに逃げるか、あるいは避難ルート、あとは自宅での持ち出し品の準備、そういったような自助の取組をしっかりされているかどうかということを一つの紙に書いていただいて、それはまだ名称が決まっていないのですけれども、今段階で我々は避難カルテという言い方で作成しているのですけれども、そういったものを各家庭に配布して町のほうに提出していただくといったような取組をこのハザードマップの中で実施を計画しているというところでございます。
再質問 2番 鈴木麻由子
今、まだはっきりした名称が決まっていないということだったのですけれども、この新聞報道にもこの避難カルテというふうに出ていたので一応避難カルテと言ってお聞きしたいのですけれども、これはハザードマップが来年の1月、2月頃に配布されると。避難カルテが住民の方に配布されて、それをいつ頃どのように回収するかですとか、何か詳細など決まっていれば教えてください。
答弁 防災安全課長 藤井正樹
今の段階では返信用封筒も同封して町のほうに提出いただくような段取りで考えております。
再質問 2番 鈴木麻由子
その避難カルテを行政のほうで取りまとめてどのように生かしていくかというか、そこが分かれば教えてください。
答弁 防災安全課長 藤井正樹
このカルテを使ってどう生かすかというところまではまだ正直考えていないのですけれども、生かせられるものがあれば当然生かしていきます。ただ、今回の取組のきっかけといいますか、そうなったのはまずやはり自助の取組というのは家族の中で実際話し合われていないところがやはり多いのではないかなと。あれはやはり最低1年に1回は家族の中でこういった防災会議というものを開きながら、例えば、自分たちがいざ災害に起きたときに必ずしも家族が一緒にいるわけではないですから、そういった時間帯、あるいは季節、様々な災害が起きたときにどうしたらいいかということをしっかり家庭の中で話し合っていただくそのきっかけになるシートだと思っていますので、そういったことがそれぞれの地域における防災力の向上に寄与できればいいかなというふうに考えてございます。
再質問 2番 鈴木麻由子
今、お話がありましたとおり、家族で話し合うための一つのきっかけになるようなものになるということで、まさに避難行動、避難意識を高めるための一助になるのかなというふうに私も捉えております。これが幅広く皆さんからしっかりと家族のほうで話し合って提出してもらえればいいなというふうに考えます。次に、会社、事業所のほうへの取組についてお聞きしていきたいのですけれども、答弁にもありましたとおり、会社や事業所などで定める防災計画や事業継続計画に基づいてそういった訓練の機会などが確保されているものだと認識しているという答弁を頂いたのですけれども、実際、7月の避難指示が出た日、セチリ太地区の商業地においては、会社、事業所などの避難行動にはかなり温度差があったように感じています。私もイオンの屋上で半日ほど過ごしていろいろと見聞きしたわけですが、従業員でいち早く全員で避難したところもあれば、特に指示もなく戸惑いながらも仕事を続けたという従業員の方もいらっしゃいました。この会社や事業所の避難に関しては、町のほうではどの程度把握しているのか確認いたします。
答弁 防災安全課長 藤井正樹
町内全ての施設における避難状況というのは我々のほうでは把握してございません。ただ、町においては過去に、過去にといいますか、買物協定を締結している企業がございますからそういったところの企業については確認をしてございます。
再質問 2番 鈴木麻由子
会社や事業所のほうでいろいろな防災に関わる計画書というのはそれぞれ作られているのかなと思いますけれども、何か町に提出しなければならないものというのはあるのでしょうか。
答弁 防災安全課長 藤井正樹
平成29年に義務化になったもので避難確保計画といったものがございます。これにつきましては、いわゆる洪水、あとは土砂災害、あとは津波ですね。これらの想定区域の中に入っている施設、これについては町のほうにその避難確保計画を提出する義務というのがございます。
再質問 2番 鈴木麻由子
この避難確保計画というものは現在どれぐらい集まっているのか確認します。
答弁 防災安全課長 藤井正樹
この対象となる企業についてはそれぞれの警戒区域に位置する事業所が現時点で53事業所ございます。その中で町内の小中学校も該当していまして、これらの9校については危機管理マニュアルの中で確保計画に規定されている事項を網羅されているということで、これ以外の企業については実際町のほうに提出は今のところ1件もございません。作られていないのか、作成していても町に提出していないのか、そこまでは状況が把握できていないということで御理解願います。
再質問 2番 鈴木麻由子
事業所のほうからはこの計画は町のほうには出ていないということだったのですけれども、この会社や事業所の方たちが避難行動を起こすということが、結局、住民の方たちがそれを見て私たちも避難しようというようなことにつながりますので、ぜひ何かもう一歩、会社や企業の方たちへの何か働きかけというものが大事になってくるのかなというふうに思うのですが、先ほど答弁のほうで避難訓練をする際には事業所等にも参加を呼びかけているということだったのですけれども、商業地にある従業員の方などにお話を聞くと、その避難訓練を知らなかったというような方たちも多く、なかなかその会社内、事業所内でも情報がきちんと周知されていないのではないかなというふうに私は心配になりました。そのあたりも含めて今後何らかの次の避難行動にしっかりとつなげていくような何か一手が必要なのかなというふうに思うのですが。例えば、先ほど出ました避難カルテを会社は簡単なものでいいのでということで会社、事業所からも提出してもらうというようなことはできないでしょうか。
答弁 防災安全課長 藤井正樹
企業のほうに配布するとすれば恐らく個人の方に配るものとは相当内容も異なってくるんだと思うので、少し研究する時間が必要かなというふうには思います。ただ、企業のほうで災害時に守るべきは従業員の命であり、また、そこに何らか施設を利用されている方であり、そういったところの職員、従業員の訓練というのは当然これについてはやはり労働契約法の中での安全確保という義務づけの中でやはり企業は当然それをやらなければならないものだと思っているので、ただ、買物ですとか飲食ですとか、そういったところの施設を利用されている方、これについては、町としては計画の提出の有無にかかわらず、それぞれ商業施設全てにおいて買物避難支援の協定事業者の所有している施設のほうに避難するといったような行動を求めるように施設のほうには呼びかけ、あるいはポスターを1階の施設のほうに、そういったところに地図を貼っていただいたり、そういった協力も得ていますので、そういった取組も今後強化しながら実際にそういった方々の安全確保というものは努めてまいりたいなというふうに思っております。
再質問 2番 鈴木麻由子
ぜひ町全体で避難行動、避難意識の向上、実際に避難する人が増えるような取組をぜひ今後もお願いしていきたいと思います。それで2点目の方に入っていきたいと思いますが、今回のカムチャツカ半島沖地震発生時はちょうど夏休みでありましたために避難行動も各家庭で様々だったと聞いております。避難指示が出た地域の小中高校、児童生徒などを対象に北海道教育委員会のほうで当時の対応に関するアンケートを行ったと思うのですけれども、これについてお伺いしていきたいのですが、まず津波警報をどのように知ったのかについての結果を教えてください。
答弁 教育支援課長 千原雅晴
本年のカムチャツカ地震に伴うアンケートにつきましては議員おっしゃるとおり本年の8月に北海道教育委員会のほうでアンケートを実施しております。その中でどのような方法で知りましたかでよろしかったでしょうか。(発言の声あり)はい。につきまして町内小中学校の町立学校がございますので、小中学校ということでお答えさせていただきます。まず、テレビ・ラジオのニュース、それからインターネットのニュース等の報道媒体で知った割合が小学校でいいますと57.2%、それから中学校で言いますと52.8%ということで半分以上を占めているようなアンケート結果となっております。その他につきましては、役場からの情報伝達、家庭からの連絡の順で多くなっておりまして、あと、中学校におきましてはちょうどそのときに部活動を開催して学校にいたというような生徒もおられまして、学校の先生方からの連絡で知ったという中学生も15.7%いたといったような内容になっております。
再質問 2番 鈴木麻由子
この津波警報が出たことを知らなかった児童生徒の割合は分かりますか。
答弁 教育支援課長 千原雅晴
「津波警報が発表されたことを知ったのはいつ頃ですか」というような質問がございまして、こちらにつきましても、小学校・中学校が発表されてからすぐ、それから10時から11時までの大体1時間以内にその情報を知ったという割合がそれぞれ小学校・中学校9割以上占めております。ただ、一方で「全く知らなかった」というような回答をされたお子さんが小学校・中学校、それぞれ1.3%ということで、少数ですが、知らなかった児童生徒もいるといったような内容になっております。
再質問 2番 鈴木麻由子
次に、学校が児童生徒への注意喚起を行った割合について教えてください。
答弁 教育支援課長 千原雅晴
学校のほうの結果ですけれども、まず全ての児童生徒に行った学校の割合が39.1%ということになっております。それから、一部の児童生徒に行ったという割合が25.5%という形になっております。「全く行っていない」という学校が35.4%という形になっております。
再質問 2番 鈴木麻由子
それらの結果を踏まえて、我が町では避難指示が出た地域の小中学校はどのように対応したのか教えてください。
答弁 教育支援課長 千原雅晴
釧路町の対応ですけれども、長期休業ですとか休日の際の児童生徒への周知につきましては、現段階では、特段、学校経営計画の中ではうたっていないところであります。その中で、今回、津波警報が出た地域の学校につきましては学校の安心メール等を活用しまして児童生徒の保護者にその旨を通知した学校もございますし、していなかった学校もあるというふうに聞いております。
再質問 2番 鈴木麻由子
今回、夏休み中に避難指示が出たということで、我が町でも道内の学校でもその対応に差があったというわけですが、今後、この学校のほうのマニュアルですとか計画の見直しというのはどうなっているのか確認いたします。
答弁 教育支援課長 千原雅晴
まず、そういった学校が、直接、保護者に対して周知するかどうかというところではないのですけれども、そういった保護者に対しての周知については一定検討しなさいよというような通知も北海道教育委員会からも通知されているところであります。先ほども御答弁申し上げましたとおり、今回の災害につきましては平日の日中ということで学校の先生が多く勤務していたということですとか津波の到達まで一定の時間もあったことから学校によっては安心メールを活用した注意喚起を行えたというような状況もありましたけれども、必ずしも同様の条件でこういった災害が発生するとは限らないというところなので、まずは学校のほうではこういった災害があった場合の情報収集能力の育成や、それから安全を確保するための避難行動の意識の向上といった防災教育の充実を図りながら対応していきたいというふうに考えております。
再質問 2番 鈴木麻由子
今回、やはり様々な夏休み中だったということもあって、保護者の方や児童生徒さんから不安の声も多く聴かれました。ただ、それをきっかけに家庭で話し合ってそういった場合にどうしていったらいいのかというような話も進んだというふうにも聞いております。ちなみに道教委のアンケートは釧路町だけの分を抽出して見られるとかそういったことはできるのでしょうか。
答弁 教育支援課長 千原雅晴
この部分については個別の結果というような通知はなされていませんで、全体を通しての結果となっております。
再質問 2番 鈴木麻由子
できれば今後、避難指示が出た後などに子どもたちの意見を聞き取って次に生かすような仕組みをつくっていただきたいなというふうに思っております。それはアンケートでもいいですし、アンケートに限らず、何か防災の授業の後に話を聞くような場でも構わないのですけれども、子どもたちに自分たちの頭で考えて行動するということにもつながると思います。7月に避難指示が出たときに子どもたちが率先して避難場所を教えてくれたとか津波避難タワーのことに詳しかったなど、保護者の方からもそういった声も出ていまして、確実にうちの町の防災教育はいざというときにきちんと機能しているというか、きちんと生かされているのではないかなと、今回、私もそのように捉えたのですけれども、先ほど申し上げたようにアンケートなど、町内の子どもたちの意見を聞くような仕組みについてどのように考えるか見解を伺います。
答弁 教育支援課長 千原雅晴
まず日頃の防災教育につきましては、やはり防災のことがいろいろと取り沙汰されているということもありまして、児童生徒の意識については自助という関連からしても高くなってきているものというふうに考えております。また、避難所に避難した児童生徒の行動につきましても、議員おっしゃっていただきましたとおり、避難所運営のほうのお手伝いをしてくれた子どもたちが多かったというような御意見もたくさんいただいておりますので、共助といった部分につきましても一定成果があったのかなというふうに考えております。それから、子どもたちの意見を吸い上げるところなのですけれども、今回、アンケートに基づいてやはり児童生徒が安全を確保するための行動を身につける指導が適切にできていたか、長期休業中や休日等における災害時の対応に関する家庭での対応の指導が適切にできていたかなど、一定、課題把握もできたというふうに考えておりますので、引き続き学校とも連携を図りながら今後の防災教育に生かしていきたいというふうに考えております。
再質問 2番 鈴木麻由子
今回の道教委のアンケートの結果を基に課題を抽出して各学校に照らし合わせてより良くしていくという御答弁だと思うのですけれども、まさにそれも心強いですし、よい取組だと思うのですけれども、もう一歩進めてぜひ子どもたちの意見を、釧路町の子どもたちがどう感じたのか、次にどう生かしていきたいと思ったのか、そういったことを聞けるような場があると、さらに私たちの我が町の防災力も高まっていくのではないかと考えます。今回、少し子どもたちの意見も聞かせてもらいました。「一人で家にいるときや周りに大人がいないときに避難しなければならなくなったときにどのような助けがあったら安心ですか」と聞いてみたのですけれども、まず、低学年の児童からは「防災無線で避難するように呼びかけてほしい」という声がありました。この児童は、日頃、防災無線が入ると窓を開けて聞いているということで防災無線をかなり頼りにしているなというふうに思いました。次に、中学生からは「学校や友人から連絡が欲しい」という声がありました。避難しなければならないよというようなことをどのような伝達方法かは分からないのですが、連絡が欲しいということでした。そのほか高学年児童、中学生のきょうだいからは「近所の人から声をかけてほしい」というような声もありました。その年齢や住む場所によっても様々な子どもたちの声があると思います。子どもたちに関係するものは子どもたちの意見を聞いて決めるという我が町には子ども基本条例がありますので、ぜひその条例にも沿って進めていっていただきたいと思いますが、この点に関して教育長に見解を伺いたいと思います。
答弁 教育長 辻川尚志
防災教育の面について子どもたちの声もということで議員の方からの御指摘もありましたが、学校における防災教育は避難訓練中心になってはいますけれども、自然災害を対象としたものとなっているものが主にあります。自然災害についてはいつどこで起きるか分からないということもありますので、学校にいるときはもちろんですが、今、お話しあったように長期休業中で各家庭にいる、あるいはショッピングセンターにいる、いろいろな場所で起きることも想定されます。学校で行っている防災教育の中では様々な場面を想定しながらやっていますが、限られた時間でもあります。そういう中でまず第1番目には自分の命は自分で守るということを第一義として、まずどういう行動をとったらいいかということを中心に進めているところが大きなところであります。それに含めて、今回、あったように家庭にいるとき、学校休みのときにどういった行動をするかと、1人の場合、どうするか、家族と一緒ならどうするか、あるいは友達と一緒だとかいろいろな場面を想定しながら考えなければならないと思いますので、そういうことも含めていろいろな場面を想定した中で学校教育の中でも展開する必要があるのかなというふうに考えています。それともう一つは、実態把握も大事だと思うのですけれども、今回、道教委のほうできめ細かいアンケートを取っていただきましたので、まずはこの結果を基に町内でどういう体制で学校のほうで対応していくかということも検討していく必要があるかなというふうに思っていますし、もう一つは、たまたま、今回はカムチャツカの津波の関係で子どもたちのいい行動がいろいろ報告されてきていますので、そういう良かった例を一つ優れた教材として町内の子どもたちがこういう行動を取ったんだということをしっかりと広めていきながら、そういう場合にどうしたらいいのかということをしっかりと身につけていくような、そういう展開も一つ大事なのかなというふうに考えているところでございます。
再質問 2番 鈴木麻由子
それでは、最後3点目に入っていきたいと思うのですが、釧路市との災害対策について連携する考えはということで、「平常時からの連携を深めている」ということで答弁を頂いたのですけれども、11月4日に標茶町と弟子屈町と連携協定を結んだと報道がありました。今後、どこに避難ができて、どのような備品が使えるのかということをホームページやSNSで住民に周知していくということだったのですけれども、まさにこの同じような内容の協定が釧路市と結ばれたとしましたら災害時の迅速な避難につながると考えます。生活圏が一緒の釧路市ですので共に共有できるハザードマップですとか避難場所、避難所の情報が望まれていると考えます。これに関しての見解を伺います。
答弁 防災安全課長 藤井正樹
まずお話しいただきました標茶町・弟子屈町との協定、この協定につきましてはやはり津波の災害が起きた場合、そういったことを想定したときにやはりセチリ太地域がややほとんどが浸水地域となってしまいますので、実際、その避難場所ではなくて避難所としてそのセチリ太地域に開設することが困難になる事態が想定されるという問題がございました。今回の標茶・弟子屈との協定については釧路町内で避難所を使用できない、そういった事態が起きたときには広域避難所としてそういった弟子屈や標茶の施設を釧路町民の避難所として使用できるといったような協定になります。それと、あと、今、ございました釧路市ですね。我々、今、釧路市と考えていますのは避難所ではなく、やはり津波が起きたときの一時的なまず避難場所ですね。これをやはり釧路町の施設内にとどまらず、いわゆる市町村の境界にこだわることなく、災害が起きたときにはちゅうちょなく他市町村の施設に逃げ込めるようなそういったような環境というものを構築する必要があるだろうということで釧路市とも現在協議を進めているところでございます。
再質問 2番 鈴木麻由子
一時避難場所を町民市民が分かるようにこれから次の展開というか、前向きな答弁を頂いたのですけれども、釧路市のほうには御存じのように釧路市ウェブハザードマップというものがありまして、インターネット上で避難場所などが見られるようになっています。スマホのGPS機能を使えば自分がいる場所の津波の到達時間が分かったり、近くの避難場所などが表示されたり、混雑状況なども分かるようになっています。もし、このウェブハザードマップで釧路町の情報も見られるようになれば町で公開しているハザードマップをさらに補完できるような形になるのではないかと考えますが、この釧路市のウェブハザードマップとの連携についてはどのように考えるかお聞かせください。
答弁 防災安全課長 藤井正樹
町においてもウェブ版のハザードマップは公開していますけれども、釧路市とはやはり違って作成している業者が違うものですから、その辺のGPS機能によって確認できるところまでは釧路町は行っていないというのが現状です。ただ、釧路市ともその辺は協議しましたけれども、いずれにしましても現段階での協議ではお互いに市町村で所有する施設に関わることなく、やはり同じ日常生活圏にある市民、町民といつでもこの町民の方が市の施設、あるいは市民の方が釧路町の施設、そういったところに避難できるような周知をお互いに図っていこうというような合意というのは既に釧路市との間で取っております。事務レベルでございますけれども。そういった意味で申し上げますと、技術的な部分で釧路市のほうは、今、議員がおっしゃったような、そういったGPS機能を備えたハザードマップ上での町の施設の表示というのも可能だということも聞いていますので、それについてはお互いの市町村でできる技術の範囲で表示をしていきたいなというふうに考えてございます。
再質問 2番 鈴木麻由子
まさに町民、市民の方たちにとってそういったことが本当に安心に直結しますし、迅速な避難行動につながると考えますのでぜひ進めていっていただきたいなというふうに思います。最後は町長に思いをお聞きしたいのです。これまでも様々な災害協定を結ばれて必要な整備に努めてこられたと思います。私も住民の一人としてとても心強いわけですが、今回、カムチャツカの地震を経ていろいろな課題なども出まして、先ほど来質疑しました釧路市と釧路町の連携というものが多く住民から要望が出ていたわけですが、今後の釧路市との連携について町長の見解をお伺いして終わりたいと思います。
答弁 町長 小松茂
議員御指摘のようにカムチャツカでの震源地の地震による津波の避難指示によって町民の様々な避難行動というのがかなり明確に分かってきましたし、その後のアンケート調査などを含めてもいろいろな意識調査ができました。そういったものをしっかりとまだまだこれから取り込んでいきながら、常にやはり協定を結んでもそのとおりにいくかどうかというのはなかなかこれもまた難しい問題もあるかと思います。そういう意味では、様々な状況を想定して、そして我々はこれから広域的な連携をしていく必要があるというふうに考えております。特に釧路市は道路を一本挟んで隣接しておりますし、地域によっては釧路市の小学校に逃げたほうが早いというエリアも実はあるわけですよね。そういう意味では、お互いの防災計画の中もきちんと整合性を取りながら計画を作り、そして、自分の住んでいる地域がどういう状況にあるかということをまず地域の人たちがしっかりと自分の立ち位置の場所を認識してもらう。その上でどう行動するかという行動になっていくわけで、その参考になるもの、それから災害が起きたときに少しでも不安を解消するための広域連携、こういったことをしっかり取り組んでいきたいというふうに思います。