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釧路町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月4日

防災・減災対策について

2025年6月4日、釧路町議会の一般質問で、中家治子議員が「防災・減災対策について」質問し、町長 小松茂、教育長 辻川尚志、防災安全課長 藤井正樹、道路河川課長 矢野誠、教育支援課長 千原雅晴が答弁しました。

質問者
中家治子 議員
答弁者
町長 小松茂、教育長 辻川尚志、防災安全課長 藤井正樹、道路河川課長 矢野誠、教育支援課長 千原雅晴

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 中家治子

おはようございます。9番、中家です。今定例会では3件の一般質問を行います。1点目は、防災・減災対策についてです。主に避難タワーなどを含めて、喫緊の項目などについて質疑を行っていきたいと思います。1点目は、避難タワーの運営についての考え方と活用での課題は。2点目について、避難行動要支援者への対応についての進捗状況と課題は。3点目は、防災など住民への意識啓発の対策と課題は。以上、答弁お願いします。

答弁 町長 小松茂

それでは、9番、中家議員の一般質問にお答えをさせていただきます。防災・減災対策ということで、①の避難タワーの運営についての考え方と活用での課題についての御質問ですが、避難タワーは町の指定緊急避難場所として整備を進めているところであり、現在、3基の避難タワーの供用開始をしております。避難タワーの運営についての考え方と活用につきましては、釧路町避難タワー設置及び管理に関する条例の中で、地域住民の避難施設として使用できるほか、平常時には防災訓練、その他防災に関する行事に限り使用することができることとしております。避難タワー入り口付近が一部未舗装であることから、車椅子での進入に支障があることが現時点における課題というふうに捉えております。次、②の避難行動要支援者への対応についての進捗状況と課題についての御質問ですが、災害時に自力避難が困難である、いわゆる避難行動要支援者への対応についてであります。災害対策基本法において、避難行動要支援者名簿作成の義務と当該要支援者に係る個別避難計画の作成の努力義務が町に課せられているところであります。名簿につきましては、令和6年度より年2回の更新を行い、関係機関等に配布しているところでありますが、個別避難計画については、1件のみの作成となっております。個別避難計画の作成に当たりましては、一連の作業に時間と労力を要するということ、さらには計画の中で定める避難支援者を確保しなければならないこと、このことが課題であると捉えております。次、③の防災などの住民への意識啓発の対策と課題についての御質問ですが、防災に関わる意識啓発として、町では年1回の総合防災訓練や各地区において定期的な避難訓練を実施しているほか、要望に応じて、町内会や学校、各種団体等を対象に防災研修を実施しているところであります。また、町報において毎月、釧路町早期避難6か条の周知と、併せて防災ミニコーナーによる意識啓発を行っているほか、令和6年度には「わが家の防災対策」と題した釧路町防災ハンドブックを町報に折り込み、啓発を行ったところであります。課題といたしましては、各種訓練や研修への住民参加が少ないことであると捉えております。私からは以上であります。

答弁 教育長 辻川尚志

9番、中家議員の防災・減災対策についての御質問の中の3つ目の防災などの住民への意識啓発の対策と課題はについてでありますが、学校における防災などの児童生徒への対策につきましては、各学校の危機管理マニュアルなどに基づいて避難訓練や防災教育を実施しているところであり、今後も継続することで危機意識の醸成を図り、正しい知識を身につけることができると考えております。課題といたしましては、児童生徒が防災についての意識をより高め、非常時に主体的に行動できる実践力を身につけられるようにするため、さらなる防災教育の充実が必要であると捉えております。以上でございます。

質問 9番 中家治子

議長、すみません。1点目と2点目、関連がありますので、一括で質疑したいと思いますがよろしいでしょうか。

質問 9番 中家治子

避難タワーの運営の答弁はあったのですけれど、その前に、5月31日に震度4の地震があったという状況の中で、避難タワー、震度によって自動解錠するというシステムになっているのですけれども、改めてちょっと確認をしたいのですけれども、自動解錠する震度あるいは状況がどうなっているかということと、自動解錠した後、地域の皆さん方、それから行政の皆さん方がどのように動かれるかというところを、事細かにすると細かい部分はあると思うのですけれど、大枠でどんな流れになっているのかというのをまず確認したいと思います。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

まず、このたびの避難タワーの自動解錠システムでありますけれども、まず1つには、Jアラートによる発令あるいは町長による避難指示発令、そういったことに対しては自動で解錠するといったような仕組みになっています。したがって、前回の震度4の地震については、そういった放送というのは、避難指示がなかったので、これについては自動で解錠することがなかったということです。あと、そのほかに、震度5弱以上の揺れで避難タワーの入り口についているキーボックスが自動解錠するような仕組みになっていますので、震度5弱以上の揺れがあったときにはそのキーボックスが開いて、その中の進入口の鍵を使って進入するといったような仕組みになってございます。

質問 9番 中家治子

行政とか地域の絡みでどうなっているかというのをお願いします。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

申し訳ありません。解錠した後の町の対応あるいは住民の避難行動といったところなのですけれども、まず地震の場合は、町の定めている初動マニュアルにおいて、震度4については警戒体制というような体制になっています。これにつきましては、防災安全課と関係部署、道路河川課、水道課、都市計画課といった4課で対応するような動きになっていまして、震度5以上になれば、非常配備体制というような形が組まれて、それについては自動で参集するといったような対応になっています。住民の避難行動につきましては、地震のときには、それぞれ家屋が倒壊あるいは損壊するといったような事態、そういった場合には当然避難所への避難という行動が求められると思うのですけれども、このたびの震度4では警戒体制でございましたので、住民については特段、避難に対する我々からの避難指示というのは特に発令がなかったということで御理解願いたいと思います。

質問 9番 中家治子

分かりました。それで、答弁の中身で言いますと、避難タワーの運営、活用については、タワーを活用しての防災訓練、避難訓練というのは当然のことと思うのですけれども、平時の利用としては、地震以外の活用についても、たしか説明会などでも住民の皆さんからそういう質問とか意見も出されていたと思うのですけれど、地震以外の活用の想定でいうとどんなことがあるのか、まず確認したいと思います。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

地震以外ということになれば、災害時には当然想定される津波あるいは大雨による洪水、こういったところでの活用というのは出てくるかと思います。あと、平常時であれば、先ほど町長答弁申し上げましたように、防災に関する行事に限ってはそういった平時の利用ができるということで条例の中で定めているところでございます。

質問 9番 中家治子

災害時については、地震、洪水というのは当然避難場所になるかなというのは分かるのですけれども、平時利用について、例えば、私、新開に住んでいますけれども、いづみ公園避難タワーについて、町民の皆さんの捉え方というのは、もちろん防災のときに使うのだけれども、平時の利用については防災ということに限ってというような先ほどの答弁だったというふうに思うのですけれども、それだと、避難訓練等、研修等を毎月毎週やるというような状況ではないと思うのです。そうすると、平時利用について、もう少し使いたい、利用できないのかという声が当然出てくると思うのですけれども、そのあたりについて、内覧会などもされていますのでそういう御意見などもあったかと思うのですけれども、町として、今、私がお話ししたようなことで、どう考えていらっしゃるのかというのをちょっと確認したいと思います。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

過去の住民説明会ですとか、このたびの町内会あるいは一般住民を対象にした内覧会において、様々な御意見もいただいています。そういった中で、やはりタワーの平時利用については御意見もいただいていまして、我々といたしましては、町といたしましては、やはりタワーの平時利用に当たっては、例えば町内会で行う会合ですとかそういった場面の中でいわゆる防災を一つ題材としたような、そういったものを取り入れていただくことでそういった使用が可能かなというふうに思っています。ただ、目的がどうしてもタワーを無料で使用するという目的で、その手段が防災を取り入れるというような考え方ではなくて、その逆の発想といいますか、目的はあくまで地域やそういったところの地域防災力をいわゆる上げるために、そういった会合の場面、機会を活用して地域防災力を上げていくという、そういった目的で、手段としてタワーを無料で使用していただくというような形の考え方で整理いただければなというふうに考えております。

質問 9番 中家治子

逆に、町でいろいろ出前講座も含めて防災の研修ですとか、そういうメニューがたくさんあるわけで、例えば今まで町内会館を利用していたところを、タワーを活用して、その地域だけではなくて集まっていただいてというようなことも可能なのだろうなと今の答弁を聞きながら思ったのですけれど、そういう活用も可能だということで確認してもいいでしょうか。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

ほかの地域から、このタワーを活用して、例えば見学も含めてそういった研修等を実施したいということには、これについては当然町としても受け入れ、活用いただくというような考え方でありますけれども、一般的な防災研修をやりたいといったときには、やはり町といたしましては、それを目的とした防災交流センターというそういった研修施設を整備していますので、そういった施設のまず活用をアナウンスしていきたいなというふうに考えております。

質問 9番 中家治子

当然、そのためにつくった施設ですので、防災交流センターを使用するというのは一義的にあるかなというふうに思うのですけれども、例えば車がない方たちも含めて、より地域の方たちが参加できるような、そういう設定をするならば、タワーを活用してということも私はあるかなというふうに思うので、ぜひ検討課題にはしていただきたいなと思うのですけれども、その点はいかがでしょう。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

どうしても避難タワーについては、メインとしては当然避難施設、あそこの地域については住宅密集地であり徒歩避難ということでは、そういった意味では避難タワー用の駐車場というのが整備がされていません。したがって、やはり他地域から来るにしても、例えばお車で来られるとなったときには、なかなかその辺の駐車場の台数が確保できるのが、どうしても隣の──中園公園であれば北見団地地区会館の駐車場使っていただくとか、そういった代用も住民課とも協議しながら可能なのですけれども、やはり基本的には防災交流センターを使っていただくというアナウンスをしていきたいですし。ただ、先ほど申し上げたように、タワーの見学を兼ねて研修したいという地域にはそういった対応ができるような工夫は、当然、当課としてはしていきたいなというふうに考えております。

質問 9番 中家治子

ぜひ、研究というか、検討もしていただければなというふうに思います。続いて、内覧会をされた中で、地域の方からいろいろな御意見も出てきたというふうに答弁がありましたけれども、内覧会に参加された方から要望があったのですけれども、冬期間の避難経路あるいはタワー周辺や屋上の除雪の体制とかはどうなっているのかというようなことが言われました。これ、とってもやっぱり大事なところだと思うのですけれども、連携してやらなければいけない部分もあると思うのですけれども、除雪の関係では、以前にも私質問したときに、関係部局と連携してというようなお答えもあったのですけれども、その後どうなっているのか。実際にタワーができたという状況の中で、どういう体制になっているのかを確認したいと思います。

答弁 道路河川課長 矢野誠

除雪のほうの担当、道路河川課でしておりますので、道路河川課のほうでお答えさせていただきます。今年度供用開始された中園タワーと春日タワー、こちらに関しましては、車道除雪後、速やかに排雪のほうを対応、実施してございます。

質問 9番 中家治子

体制のことをお聞きしたので、除雪をするということについては分かりました。それで、どういう形の体制で除雪をするのかというのをもうちょっと具体的に教えてください。

答弁 道路河川課長 矢野誠

車道の除雪後、決められた業者によって、通路、それと堆雪された場合は排雪業者に依頼して排雪をしていただくという体制を取っているのですけれども、どこの業者がやるというのはちょっとまだ決めていないです。

質問 9番 中家治子

いづみ公園も同じような体制でやるということだと思いますけれども。あと、公園が近隣の方たちの排雪場所になっていたというところもあります。そういった場合に、スペース的にはちょっと公園が狭くなったということで、排雪が今までどおり空いている場所で、雪を持っていくところはちょっと移動するかもしれないのですけれど、排雪場所としては使用可能だというふうな認識でいいのでしょうか。

答弁 道路河川課長 矢野誠

そのとおりでございます。

質問 9番 中家治子

あと、これも冬期なのですけれども、今回、釧路町で造った避難タワーについてはペット避難が可能だということで、そういう意味ではかなり前進面があるかなというふうに思うのですけれども、冬期のペット避難について、今現状として、外で犬を飼っているというお宅よりも室内犬が非常に多くなっているという状況の中で、例えばケージに入れたとしても、屋上がペットの避難場所だというところでは、やっぱり犬、猫、ペットを飼っていらっしゃる方は冬期についてはちょっと不安をお持ちだということも聞いています。スペースの問題だとかということも関連すると思いますけれども、これを改善できるような方向性があるのかないのかというところも含めて、ちょっとお答えいただきたいと思います。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

今ある緊急避難場所である避難タワーに、さらなる今以上のペットに向けたそういった整備ができるかというと、これはちょっと難しいかなというふうに思います。まず、確かに議員おっしゃるとおり、室外よりも室内で飼われているペットが多いなというのは、私も感じとしてはそういった印象を持っております。ペットの避難については、屋外で過ごせないといった場合にはやはりどうしても、避難タワーであれば屋上の踊り場に少ししたスペースがありますけれども、当然それでも不足する場合には、ペットに多様な価値観持っている方々が皆さん当然避難してくるわけなので、屋内に入れることでアレルギーの問題だとかもございます。だから、その辺につきましては、いっときの避難場所といったような観点で何とか1日、2日そこで乗り越えられるような取組を、避難された住民の中で何とか災害を乗り越えるための工夫というものをしていただきたい。ハード面でそれをやるというのは、なかなか難しいと思います。ただ、避難所につきましては、今、避難場所についてはそういった考え方ですけれども、避難所につきましては、今、地域防災計画の中で見直しを進めておりまして、機能別避難所ということで、人がいる避難所とは別に、ペットを収容する避難所ということを今検討は進めています。ですので、そういった意味では、指定緊急避難場所と避難所の、その辺の要するにすみ分けといいますか、そういったところで整理をしていきたいなというふうに考えております。

質問 9番 中家治子

答弁されている中身については理解もできるところではあるのですけれども、ただ、一時避難所であっても、やはり例えば寒さの状況ですとか、いろいろな環境の中でいろいろな問題が起きてくるというふうに思うのです。それで、避難タワーの運営にももちろん直接関わる部分だと思うのですけれども、住民の中で解決するということも大事ですけれども、どうするのかというところをやはり啓発するなり、一定のルールづくりみたいなところについてはきちんと行政のほうが私は考えるべき中身かなというふうに思っています。それで、今、ペットを飼っている方たちがやっぱり増えているという状況の中で、それは町としても課題だと思いますので、ぜひ考えていただきたいなというふうに思います。あと、避難行動要支援者の関係なのですけれども、先ほど除雪のことで質問いたしましたけれども、車椅子を使って避難をしなければならないという方が、距離的にはそんなにないのだけれども、除雪の具合によっては車椅子が使えないというような、そういうお声もいただいたのです。したがって、業者にお願いすることですので、どういう除雪状況かというのはなかなか難しい部分もあると思うのですけれど、周りは丁寧にやっていただきたいということだけはお願いしたいなというふうに思っています。それで、個別避難計画についてなのですけれども、努力義務ではあるけれどもつくるという、そういう姿勢というか、取組については評価したいというふうに思うのですけれども、1件という作成の状況というのは、たしか令和5年ぐらいにつくりますという話をされていたと思うのですけれども、今の段階で1件ということで本当に大丈夫なのかということを率直に言わざるを得ないのですけれども、いろいろな要素があって難しいということはあったのですけれど、例えば具体的にどういうことなのかというのを教えてください。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

ただいま御指摘ございました令和5年度に作成した1件にとどまっているということについては、真摯にこれを受けとめ、この取組についてはなかなか進んでいないということは深く反省しています。個別避難計画の作成につきましては、今、議員おっしゃいました努力義務という形の中で、我々、令和8年度、来年度になるのですけれども、恐らく義務化されるのではないかということを前提に、個別避難計画を作成するのにどの程度の時間と労力が必要となるのかといったことも確認するために、まず令和5年度に着手したといった経過がございます。令和5年度は結果1件、これについては、およそ1件を作成するのにやはり3か月程度の期間を要しました。流れをいうとちょっと長くなるのであれなのですけれども、そういった時間と労力を費やすような作業になると。令和6年度も、昨年度も1度作成を試みたのですけれども、計画作成をスタートした直後に対象者の方が施設入所になったといった結果があって、6年度についてはちょっと計画作成を見送っているといった状況で、今現在、令和5年度、1件とどまっているということになっているので、御理解願いたいというふうに思います。

質問 9番 中家治子

令和5年にもこの問題で、主に避難誘導のことで質問したのですけれども、そのときもそうなのですけれども、令和5年で自力避難困難者に対する調査を行うと。それで、昆布森地域とか雪裡地域から作成していくということを言われていたと思うのですけれども、調査票が多分土台になっていくのだというふうに思うのですけれども、その調査票の結果というか、状況は現在どうなっているのか教えてください。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

個別避難計画作成の流れといたしましては、年に2回、まず我々のほうで要配慮者と呼ばれる方の台帳というものを整理します。半年に1度です。当然、作成した後には、その対象者の方にアンケート調査、既に前回から登録されている方には行かないのですけれども、新たに今回登録されたという方にはその都度アンケート調査を送りまして、その内容、個人の公表することの同意も含めて回答いただくのですけれども、現時点では令和7年3月だと要配慮者は444人、うちのほうに登録されています。ただ、この中の約半数、200人近くがアンケート調査に御回答いただいていないといったような状況になっております。残り約200人のうちの100人ぐらいが避難行動要支援者ということで登録されているといったような状況になってございます。

質問 9番 中家治子

避難も困難だけれども、生活も含めていろいろな意味で困難を抱えているという状況も想像できるわけで、そういう意味でいくと、個別避難計画がなかなか大変だというところについては理解はできるのですけれども、ただ、今、大きな地震は5月31日にありましたけれども、小さな揺れは断続的にあるという状況の中で、急がれるという認識は当然所管課として持っていると思うのですけれども、具体的にこの遅れをどういうふうに改善していくのかというところも持たないと進んでいかないと思うのですけれども、その点についてはいかがですか。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

おっしゃるとおりでございまして、避難行動要支援者の個別避難計画の作成というのは本当に急がれるなというふうには思っております。個別避難計画の作成の中で、当然何度も関係者の方と面談をしなければならないといった、そういった労力のほかに、やはり一番最後に大変なのは、最も最後の場面でその方を誰が助けに行くかという、その避難支援者を決定すること、これについてがなかなか決定に至らないといったような状況になっております。なっておりますといいますか、1件しか作成していないので、なっておりますというのはあれなのですけれども、そういった状況になっています。各自治体においても、避難支援者、災害が起きたときに自力避難できない方を誰が助けに行くかと、これについては限られた時間の中での避難支援になりますので、離れた人ではなく、やはりそこに住んでいる、最寄りの近くの方、住民の方あるいはそこの消防団に入っている方、警察の方だとか、そういった方々の自助の範囲の中でそういったお力を借りなければならないというような認識の中でこの計画の作成に取り組んでいますけれども、なかなか、そういった避難支援者を決定するといったところが一つ課題としてありまして、これについては今回の個別避難計画作成の過程の中で見えてきた課題でありますので、今後、いろいろな先駆的に取り組んでいる市町村の例も見ながら、この課題解決に当たってまいりたいなというふうに考えております。

質問 9番 中家治子

大変ではありますけれども、急ぎ作成できるような体制を、防災安全課だけでやるというのは、およそ100人の方であったとしても大変なことだと思うので、庁内連携も含めて、ぜひ考えていただきたいなというふうに思います。それでは、3点目に行きたいと思います。教育委員会のほうにちょっとお聞きしたいのですけれども、学校の運営の中に避難訓練ですとか防災教育が組み込まれていると思うのですけれども、実際に、避難訓練は分かるのですけれど、防災教育はどういう形で、具体的に例えば令和6年度されたのかということを教えてください。

答弁 教育支援課長 千原雅晴

各学校の避難訓練の状況なのですけれども、令和6年度の実績でお答えさせていただきます。まず、小学校5校で22回、中学校4校で12回、合計34回実施しております。また、この避難訓練の内容につきましては、主に火災や地震などの災害を想定した避難訓練を行っているほか、北海道で実施しております1日防災学校という事業を活用いたしまして、北海道、それから町防災担当部局、警察、消防署等による災害講話ですとか、段ボールベッドの組立てなど防災用品の実用体験、それから防災関連施設の見学などを実施しているところであります。

質問 9番 中家治子

避難訓練はそうなのですけれど、例えば防災教育は1日防災学校だけではないと思うのですけれども、各学校で具体的に取り組まれている、そういう内容があれば教えてください。

答弁 教育支援課長 千原雅晴

各学校の避難訓練の主な内容というところですけれども、例えば町の防災のほうに協力をお願いしましてDVDによる視聴ですとか、それから消防署による自然災害安全対策、先ほども申しましたとおり、段ボールベッドの作製などを行っております。それから、子どもたちの部分もありますけれども、教職員向けの防災訓練なども行っておりますし、その他、保護者への引渡し訓練というものを行っている学校もございます。

質問 9番 中家治子

今、内容るるお話しいただいたのですけれど、これは1つの学校で全てということではないのですけれども、町内の小中学校全てで実施されているという、何らかの形で防災に関わる学習なり、研修的なものも含めて行っているというふうに捉えていいのでしょうか。

答弁 教育支援課長 千原雅晴

議員おっしゃるとおりでございます。

質問 9番 中家治子

防災意識を持っていただくというところでいうと、やはり教育の場面で、防災教育というのはすごく大事だというふうに思います。例えば東日本大震災のときに小学生だった子どもが、そういう体験の中から様々な、人を助けるようなそういう仕事に就いたりという、そういう事例は皆さん方もたくさん聞かれていると思うのですけれども。そういう意味でいうと、カリキュラムの中に入れ込むということはもちろんなのですけれども、時間数だとか中身も含めて、もっといろいろ工夫して子どもたちに防災意識を高めてもらうという、そういう取組が必要だというふうに思うのですけれど。これはちょっと教育長にお答えいただきたいと思うのですけれども、そういうことが今の学校教育の中で可能なのかという問題もあると思うのですけれども、防災教育の重要性みたいなことへの認識をまずお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 辻川尚志

学校現場における防災教育の関係でございますけれども、災害にどう対応するかという能力をつけることは非常に重要なことでありますし、これについてはできる限り時間を取ってやっていくということも大事だと思いますが、教育課程の中で取れる時数というのは決まっておりますので、なかなか時数を増やすことは難しい状況にあるということはまず前提にあることを御理解いただければと思います。その上で、学校ではいろいろな場面に応じた避難訓練等を行っていますけれども、訓練というのは、その状況に応じて反射的に行動できるようにするというのが大前提でありますので、例を言いますと、例えば学校で緊急用のベルが鳴れば、子どもたちはもう反射的に机の下に潜り込むというのはびっくりするほど身についている状況があります。それは訓練の中での成果でありますけれども。逆に、防災教育ということになると、反射的な行動ではなく、考えて行動するということになりますので、1つの場面で1つの対応をするということではなくて、こういう場面ではどうしたらいいのかということも含めたことが、内容として取り組むことが非常に重要かなというふうに思っています。学校管理下においては、いろいろな災害時は先生方がコントロールできますけれども、やはり大事なことは、学校管理下を離れた例えば帰宅後だとか休日のとき、子どもが1人のときにそういう災害起きたときにどういう行動を取ればいいのかということも含めて、考えさせる教育というのが防災教育に含まれていくかなというふうに考えているところでございます。

質問 9番 中家治子

教育長のお話しされたとおりだと思いますし、先ほどの答弁の中でも、非常時に主体的に行動できる実践力を身につけるということが課題ということでありますけれど、課題のままではなくて、実際にそれを一歩進めていくという取組が非常に大事かなというふうに思います。それは、子どもだけではなく、保護者も含めてどうしていくかというところを一緒に考えていくという視点で、ぜひ教育現場で取り組んでいっていただきたいなというふうに思います。住民への意識啓発ということで、静岡県と静岡市で取り組んでいる「わたしの避難計画」というのを防災安全課長は御存じでしょうか。まず、確認をします。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

存じ上げておりません。

質問 9番 中家治子

実は私も、南海トラフの関係で、Eテレだったかと思うのですけれど、テレビで、避難の様々な、避難行動もそうですし、備蓄などもそうですし、それぞれ個人ができること、やるべきことというような感じで特集でやっていたのです。その中で出てきたのが、静岡県静岡市の「わたしの避難計画」ということなのですけれど。これ、ちょっとホームページで取ったのですけれども、地震だけではなく、風水害も含めて全て網羅しています。県は、作成のための動画ですとかワークショップなども開いて、静岡市でいうと、地域細かく回って、作成説明会みたいのをどんどん開いていくという取組が令和5年度、6年度で行われました。それで、静岡市のホームページからもダウンロードできますので、ぜひ参考にしていただきたいと思うのですけれど、「わたしの避難行動」ということは、私が主体的にどう避難するかという意識づけだというふうに私は理解しました。今まで行政は、こういう避難の仕方がありますとか、こういうところに避難所があります、それもすごく大事なことだし、それが前提になって「わたしの避難計画」だというふうに思っているのですけれど、意識を持ってもらうというところは、高齢者であろうが、子育て世代であろうが、若い方であろうが、私自身が主体的に避難計画、自分の家から近くの避難所はどこなのかというところから始まって、結構細かく説明とかは書いてあるのですけれど、用紙自体はこんなものなのです。だから、多分A4ぐらいの大きさだというふうに思うのですけれども。そういう説明会をやる過程の中で意識づけをもするということと、自分自身も意識を持つという取組なのだというふうに思うので、とてもいい取組だというふうに思っています。ただ、それ、すぐに釧路町でできるかどうかというのは別な課題がいろいろあるかと思うのだけれども、そういう意識づけとか意識を持っていただく、意識啓発の一つとしてぜひ提案もしたいなというふうに思っていますけれど、今の話を聞かれた中で、思われることも含めて、いかがでしょう。

答弁 防災安全課長 藤井正樹

御提案あった「わたしの避難計画」、私も実は、ちょっとそれと似ているのかどうか分からないのですけれども、高知県の黒潮町で避難カルテというのを作っているのですね、それぞれ一世帯一世帯が。それを黒潮町は全世帯100%回収して、全世帯に避難カルテを作らせていると。そのカルテの内容が今言った避難計画と同じものなのかどうかは分かりませんけれども、担当課としては、そういったことを住民の方に作ってもらってはどうかといった話も、実際、今して、その辺の検討も進めているところであります。今、お話しいただいた例も含めて、それぞれの主体的な災害への取組を促すきっかけとして、そういった取組というのは少し検討を進めてまいりたいというふうに考えております。

質問 9番 中家治子

1件目に関わってなのですけれども、冒頭にもお話ししたように、5月31日に震度4、それ以降、その日だけでも何か余震的な小さな揺れがあり、毎日のように小さな揺れの地震が、釧路沖だけではなくて、十勝沖も含めてあります。そういう中で、専門家の方は、千島海溝沿いの地震が現実味を帯びてきているということで、対策をという警鐘を鳴らしていらっしゃる方もいるのですけれども、これは町長にお聞きしたいと思うのですけれど、今、質疑した中身、本当にできたばかりの避難タワーを使わなければならないような事態が起こり得るような状況になってきているのではないかというふうに思うのですけれども、そういうことへの備えですとか、現時点で今起きている状況を見てどのように感じられているか、どのようにしていきたいかということについて、これは総括的なものなので町長にお聞きしたいと思います。

答弁 町長 小松茂

最近、震度4クラスの地震が、千島海溝沿いを震源とするものが発生しているという状況があります。頻繁にこういったことが起きる、その末には大きな地震の予兆ではないかという、そんな説もありますけれども、私はそちらのほうの専門ではございませんので。ただ、現実として、常に我々行政は、町民の皆さんに自分の今住んでいる、置かれている状況を常に把握をしてほしいと、そのことによって避難行動が変わってまいります。そういったことを、しっかり自分自身が自分自身の避難行動として身につけておくこと、このことが大事だというふうに思っておりまして、いつ起きてもしっかりとした初期行動を取ること、そのことが命を守り、そして地域の皆さん助け合いながら、犠牲者を最小限にすることができるということになります。その避難先として津波避難タワーというのもありますけれども、これらも含めて、やっぱりしっかりとした、常日頃から使い慣れていただいたほうが私は非常にいざというとき大変有効に働くのだろうというふうに思いますので、常にあの施設を活用していただきたい。今、条例で定めております避難であるとか、いわゆる防災・減災対策が前提の施設というふうになりますけれども、集まることそのものがまた訓練でもありますし、集まっていただいて、そういった危機意識を持って話合いをすることも大事なことであります。そのための施設の利用であれば全然問題はないというふうに考えておりますので、大いに活用していただいて、そして、いつ来てもいいように万全な備えというものを町民の皆さんにしていただくこと、このことを私からもメッセージとして発信していきたいなというふうに思います。

質問 9番 中家治子

本当に、町長もおっしゃるように、私たち一人一人がどう行動するかというようなことをしっかり捉えてというか、理解してというところがやっぱ大事かなということもそうなのですけれど、そういう体制も町としてしっかりつくっていくということと併せて大事かなというふうに思います。

出典:釧路町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月4日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる