釧路町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月5日
個人情報保護に関わる町の対応について
2025年3月5日、釧路町議会の一般質問で、中家治子議員が「個人情報保護に関わる町の対応について」質問し、町長 小松茂、教育長 辻川尚志、総務課長 中野勝広、管理課長 清水彰が答弁しました。
- 質問者
- 中家治子 議員
- 答弁者
- 町長 小松茂、教育長 辻川尚志、総務課長 中野勝広、管理課長 清水彰
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 中家治子
それでは、3件目に行きたいと思います。3件目は、個人情報保護に関わる町の対応についてです。1、様々な情報管理とリスク管理の現状は。2つ目として、デジタル化推進の中で情報漏えいなどへの対策は。3として、町民などへの情報提供についての考え方は。答弁をお願いします。
答弁 町長 小松茂
個人情報保護に関する長の対応についてということで、まず①の様々な情報管理とリスク管理の現状についてのお尋ねですが、デジタル分野における自治体の情報セキュリティ対策は、マイナンバー利用事務系システムの分離、LGWAN環境の確保、それから自治体情報セキュリティクラウドの構築の3つからなる3層の構え、これが基本となっており、町のセキュリティ対策もこの3層の構えとなっております。また、アナログ分野の情報管理につきましては、キャビネットの施錠、それから書庫の施錠により管理しております。それから、②のデジタル化推進の中で、情報漏えいなどへの対策についてのお尋ねですが、先ほど答弁申し上げましたとおり、デジタル分野における情報漏えい対策は、3層の構えによりリスク管理しておりますが、何事にも絶対にミスや事故が起こらないと断言できるものではございませんので、職員には細心の注意を払うよう職員研修などを通じて指導しているところであります。次に、③の町民への情報提供についての考えについてのお尋ねですが、個人情報の保護に関する法律では、個人情報の取扱ルールが定められているほか、自分自身に関する個人情報の開示請求など、住民の権利も定められております。こうした情報は、過去にはお茶の間学習会の中で紹介させていただいておりましたが、ニーズも少なかったことから、現在は廃止しております。しかし、様々な情報があふれる現代社会の中にあって、自身の個人情報がどのように取り扱われるのか不安を抱く者もおられると考えておりますことから、講座の再開も含めて検討をしているところであります。私からは、以上であります。
答弁 教育長 辻川尚志
9番、中家議員の個人情報保護に関わる町の対応についての御質問の中の1つ目、様々な情報管理とリスク管理の現状はについてでありますが、教育委員会が取り扱う事務には、個人情報のみならず行政運営上重要な情報など、部外に漏えい等をした場合には極めて重大な結果を招く情報が含まれております。このため個人情報などの重要な情報については、施錠できる場所に保管するなどをして管理を行っております。次に、2つ目のデジタル化推進の中で情報漏えいなどへの対策はについてでありますが、情報のデジタル化により業務の効率化や正確性の向上、蓄積したデータの活用が図られる一方、情報漏えいのリスクが伴うため徹底したデータ管理が必要であります。情報の内容や重要度に応じ、貸与されている端末以外での作業の禁止やパスワードの設定、電磁式記録媒体の施錠可能な場所への保管などを行い、情報漏えいが生じないよう対策を行っております。次に、3つ目の、町民などへの情報提供についての考え方はについてでありますが、個人情報の保護に関する法律の規定では、行政機関等が保有している個人情報について本人や代理人等から情報の開示請求があった際には生命・健康・生活または財産を害する恐れがある情報などを除き提供することとされており、町と同様の考えとなっております。また、個人情報ファイルの名称や利用目的を記載した個人情報ファイル簿や個人情報保護制度の運用状況を取りまとめた結果を町ホームページにて公表しております。以上でございます。
質問 9番 中家治子
個人情報については、自治体では膨大な個人の情報を抱えているという状況の中で、漏えいなどを含めて絶対に起こさないという状況の中で業務をしなければいけないのですけれども、ただ個人情報の扱いについては、法律がちょっと変わってきているという状況もあるのですけれども、今、国会で個人情報保護の見直しの議論もされていますけれども、現個人情報保護法と以前の個人情報に関する法律との違いみたいなところを、まずちょっと確認したいと思います。
答弁 総務課長 中野勝広
以前の個人情報保護と現在の個人情報保護の法律の大きな違いというのは、まず個人情報保護制度自体がこれまでそれぞれの機関ごと、民間、それから行政、国、それぞれバラバラだったのですけれども、それを1つの保護法の制度の中に統合したと、一元化したというのが大きな違いでございます。
質問 9番 中家治子
自治体の情報システムの統一化というか、国に情報を集約するという中で、今、自治体の中で、釧路町もそうかも分かりませんけれども、全国の自治体の中で様々な課題というか問題が起きてきています。それは、経費がやっぱり幕大にかかるということへの負担みたいなところが大きいと思うのですけれども、町において自治体情報システム統一に当たって、国の施策なので国からのお金は一定入るのでしょうけれども、自治体として出さなければならないそういうお金というのはどのくらいだったのかというのが分かれば教えてください。
答弁 総務課長 中野勝広
ただいまの一般質問のこの場ではそういった資料を御用意しておりませんけれども、恐らく国のほうで進めているものの関係でいうと、個人情報保護ということではなくて、統一基準に、統一仕様に行政システムを標準化していくというところの部分では、コストが大きくなっているというのが全国的な課題になっていると認識しております。
質問 9番 中家治子
直接、個人情報を集約するという状況のことも含めて、統一化されているというふうに認識はしているところですけれども、答弁にもあった3層の構えで対応しているからデジタル情報については3層の構えで集約しているのでリスクでいうと大丈夫ではないかというようなお答えではあったのですけれども、そういうことが、絶対ということはどこの部分でもないのですよね。例えば仮に、そういうふうに、何らかのトラブルで情報がどこかに漏えいしたというようなことがあった場合の対応は、どのようにするかという、そういうところもきちんとシステム化というか、何かそういうふうにされているんだろうと思うのですけれども、そういう対応というのはどうなっているか、まず確認したいと思います。
答弁 総務課長 中野勝広
これは国の法律の中で一元化されたことによって、国の個人情報保護委員会のほうに1,000件以上の情報漏えいがあった場合には報告をしなければならないなどの、そういった報告義務が付けられております。それと含めまして、合わせまして、当該本人、御本人にもそういった漏えいがあったということを報告しなければならないという義務がございます。
質問 9番 中家治子
それは、漏えいがあった場合の対応の仕方としては、そういうことなのですけれども、システム的なことでいうと、何か変更したりだとかというようなことはないことを前提に起きてしまったことのへの対応だけということで理解していいのですか。
答弁 総務課長 中野勝広
当然、その起こった原因というのも究明した上で、それがシステムに問題があるのであれば改修しますし、人為的なものであれば再発を防止するような手だてを考えるという取組になると思います。
質問 9番 中家治子
個人情報の扱いについては研修等で指導するというようなことの答弁はあったのですけれども、具体的にはどういう場面で、どういう形でやられているのか教えてください。
答弁 総務課長 中野勝広
令和6年度の実施状況で申し上げますと、情報連携担当部門の職員を対象としまして、eラーニングのほうを7講座実施しております。今年度につきまして延べ27名が受講しております。また現在、全職員を対象とした電子メールに関するセキュリティ研修を実施しているところでございます。
質問 9番 中家治子
自治体の職員としては守秘義務が課せられるから、そういう研修等も行うというのは当然だというふうに思うのですけれども、例えば町民の側からして、その個人情報の扱いへの意識というのですかね。どういうふうに考えているかというのは、町としてはどういうふうに捉えているでしょうか。それは町長部局もそうですし、教育委員会なども両方で答えていただければと思います。
答弁 総務課長 中野勝広
先ほど町長の答弁にもございましたとおり、様々な情報があふれる現代社会の中にあっては、自分自身の情報がどう取り扱われているのかですとか、それから地域団体の皆様においては個人情報をどう取り扱っていいのだろうかという御不安を抱えているのではないかなと。そういったところは認識しているところでございます。
答弁 管理課長 清水彰
教育長の答弁にもございましたが、教育委員会のほうでも個人情報、重要な部分、取り扱っている部分がございます。その部分の取扱いについては十分注意が必要だと感じておりますし、その部分については町民の方から、例えば問合せ等があった際にもその辺十分に取り扱っているという部分でお答えしているような状況でございます。
質問 9番 中家治子
後先になってしまったのですけれども、1番、2番は一体で質疑させていただいています。それで、3のほうに移りたいのですけれども、町民などへの情報提供する際なのですけれども、以前は何かどういうふうに扱うのかというようなことを含めて講座を持たれていたということなのですけれども、具体的にはどういうお話をされていたのかというのを教えてください。
答弁 総務課長 中野勝広
これは、個人情報保護とそれから情報公開の関係についての概要を御紹介させていただいていたということになります。
質問 9番 中家治子
例えば具体的に全部ではなくてもいいのですけれども、主なところ、具体的にどういうことがあるのかというのをちょっと教えてください。
答弁 総務課長 中野勝広
例えば個人情報であれば、まず目的を明確にして取得をしなければいけない、収集する場合については何の目的で個人情報を収集するのかということをお伝えしなければならないですということですとか、管理する側についても、利用目的で入手した個人情報は、その目的以外には原則使えませんというようなことを制度として御紹介させていただいていたということになります。
質問 9番 中家治子
個人情報に対して言ってみれば、とても敏感になっているということだというふうに思います。その背景としては、今のデジタル化、特にSNSの問題などが非常にあるかというふうに思います。事前に聞いたらメール等でのやり取りというのは、町民との間ではほとんどないということみたいですけれども、ただ、今、デジタル化の中で、町民が情報を取れるという、情報と言うか文書も含めて取れるということで言うと、デジタル化の中で、その人の個人情報が漏えいしないとも限らないということかなというふうに思います。そういうことを考えながら、町民の方が情報を取得する場合についても、答弁ではあったのですけれども、例えば情報公開条例も当町にはありますけれども、個人情報保護と情報公開との関係性というか、そういうところではどう考えればいいのかなというのを思うのですけれども、そのあたりはどうでしょうか。
答弁 総務課長 中野勝広
個人情報保護制度の中で開示請求できるのは、あくまでも御本人の情報になります。一方、情報公開に関しましては、あらゆる町が持っている情報に対しての開示請求ができるということになります。情報公開のほう、開示請求に関しましては、当然、そこは個人情報を保護しなければならないことになりますので、開示できる内容については制限されるというような関係性でございます。
質問 9番 中家治子
私もかつて町情報公開条例に基づいて情報公開していただいた経験があるのですけれども、もう10年以上前なのでどこの部分が黒塗りだったかというところがちょっとはっきり記憶はしていないのですけれども、黒塗りして、これは開示できないよという基準というのは何なのかなというのを考えるのですけれども、そのあたりはどういうふうに考えるのでしょうか。
答弁 総務課長 中野勝広
先ほども申しましたとおり、個人情報で開示できるものは御本人の情報になりますので、御本人以外の個人情報については開示されませんので、そういった個人が特定されるような情報は黒塗りされていたり、あるいは行政上の、例えば民間の営業活動に関わるような、そういった情報であれば第三者に開示できなかったりもしますので、そういった関係で黒塗りされるというようなことになります。
質問 9番 中家治子
個人情報保護ということについて、町長と教育長にどう考えているかというのを、ちょっとお二人の意見をお聞きしたいと思うのですけれども。
答弁 町長 小松茂
個人情報の保護に関しては、所管によって様々持っております。そういったものを業務をしていく上においては規程をしっかり持っていますし、特にマイナンバーカードの制度が導入されたときからかなり厳格にはなっておりますので、そのきちっとしたルールに基づいてこれをしっかり保護し、そして必要なときには開示をしていく。こういったことを厳格にやっていく必要があるというふうに思っております。
答弁 教育長 辻川尚志
個人情報保護の関係でございますけれども、非常にプライベートに関わるようなものもありますので、情報提供の請求が来た場合にも、非常に慎重を期してやらなければならないということもあります。また学校のほうでも、そういう個人情報を取り扱っている部分もありますので、その辺につきましても取扱いについては厳重に注意するということで、慎重な取扱いをするということは基本に置きながら取り扱っていきたいなというふうに考えております。
質問 9番 中家治子
町長と教育長に個人情報にお聞きをした中では、個人情報については厳格に管理もし、情報提供に当たっても厳格にという趣旨のお話をされたのですけれども、私自身はちょっと1つ危惧していることがあります。それは、自衛隊への名簿提供であります。この問題についてはまた別の機会で議論したいなというふうに思っていますけれども、住民基本台帳から年齢、性別、住所、氏名、一番基本的なところを提供しているという状況が、果たして今、町長をはじめ議論してきた中身と、そういう、そぐうのかどうかということについても大変疑問に思っております。この件については通告はしておりませんのでここでは言いませんけれども、大変問題だということだけお伝えして、質問は終わりたいと思います。以上です。