みんなの議会

美唄市議会 平成31年第1回定例会 2019年3月8日

(1)市政執行方針について/(2)防災行政について/(3)個人情報保護について/(4)教育行政執行方針について

2019年3月8日、美唄市議会の一般質問で、吉岡建二郎議員が「市政執行方針について」「防災行政について」「個人情報保護について」「教育行政執行方針について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳が答弁しました。

質問者
吉岡建二郎 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 吉岡建二郎

2019年第1回定例会にあたり、大綱4点について、市長、教育長に質問をいたします。大綱1点目、市政執行方針について市長に伺います。今定例会初日、市政執行方針の中で、市長は、本市の最重要課題の1つとして、人口減少の克服をあげられています。市政執行方針の内容を見ていくと、多岐にわたって、人口減少という課題への対策を伺うことができます。住み良いまちづくり、持続可能な都市整備、移住・定住の推進、農業・商工業を振興する、子育て支援、地域医療の確保、雇用対策、どれも重要な施策であり、全てが人口減少の克服につながってくるものです。こういった数々の施策を見ていくと、この施策ごとで使用されている本市の将来人口推計値が異なる場合があるのではないかと考えます。最重要課題の1つである人口減少克服、これを形にしていくためには、本来的には、本市の施策の基準となる将来人口推計を1つにして、市全体で同じ目標に向かって取り組んでいかなくてはいけないのではないかと考えます。そこで質問です。さまざまある将来人口推計値の中で、厳しい時代の変化に的確に対応していくために、どれが本市の施策の基準となる将来人口推計なのかについて伺います。また、人口減少の克服について考えると、移住・定住の推進と同時に、人口の流出を止めることが必要になると考えます。これまで私は、議会において、たびたび人口流出について質問をしてきておりますが、今回、市政執行方針の中で、人口減少克服、特に人口流出について取り組む施策として、市長がとらえていらっしゃるものを伺います。大綱の2点目、防災行政について市長に伺います。昨年は、大地震、異常気象を起因にしたもの等、さまざまな大きな災害が発生し、これからの防災行政について、改めて考えさせられる転換点となる年でした。あらゆる面で、これまで予期していなかった災害に対応していくための備えが必要となってきていますし、また、発生してしまった災害については、その際の現場での対応、そして、その後の対応等、さまざまな面から考え方を改める必要があることが、はっきりと浮き彫りになってきています。昨年3月9日に発生した南一の沢川での災害から、明日でちょうど1年となります。発生後、定例会のたびに、私はこの問題について質問をさせていただいております。先月にはNHKの放送で、南一の沢川での災害が、私の把握する限りで二度取り上げられています。雪泥流という恐ろしい現象が発生していたことや、また、今後も融雪期には大変な注意が必要となってくるということ、あわせて、河川への雪捨ての危険性、この分野の権威であられる大学教授から、こういったことが紹介され、これまで議会で私が質問させていただいたことと、非常に類似する内容の放送だったととらえています。今後の防災行政を真剣に考えて議論をしていく中で、この南一の沢川での昨年の災害は、非常に重要であると、改めて認識をさせられています。災害を予期し、未然に防ぐことの重要性、発生した際の対応、その後の防災行政の教訓として生かしていく取り組み、あらゆる面で今後のための1つのモデルケースとなり得るものだと考えます。そこで質問です。南一の沢川での災害について、この間、夏には川底のしゅんせつや看板設置を行ってこられたことを確認しております。発生から約1年が経過し、発生時期と同様のこの雪解けの季節が到来しての現状について、どのように把握をされていらっしゃるか伺います。あわせて、NHKの放送の中では、河川への雪捨てが雪泥流を引き起こす要因となり得るとの言及がありました。改めて、市として昨年の南一の沢川での災害での河川への雪捨ての影響を、どのように現状、考えているかを伺います。また、防災行政で市内の河川への雪捨てについて、南一の沢川については、災害が発生後、調査を行い、現状、実態の把握が進み、対応がなされているかと思いますが、市内の他の河川について、どのような把握をされている状況なのかを伺います。実態の把握やこれまで以上の注意喚起の対応はされているのかについて、あわせて、条例で禁止されている河川への雪捨てが、災害を誘発する危険があるとの共通認識をお持ちいただいていると考えますが、他の河川について、今後どのように対策をとっていくのかを伺います。また、防災行政について、もう1点伺います。災害見舞金条例について伺います。先ほども質問の中で申し上げましたとおり、近年、過去になく、予期せぬ、そして規模の大きな災害発生が続いています。今後も同様の状況が続くことは、十分予想されます。市民の生命、そして財産を守るといった観点からも、災害時に何らかの形で、少しでも市が市民に対して、被災者に対して支援ができる対応をすることは、今後、より一層必要となると考えます。南一の沢川での災害の際にも、市長は住民に寄り添う形で対応される旨の発言をされてきております。大雨、台風、地震、大雪、そして融雪期の災害、雪の多い美唄市ですから、近年になって多発している状況ですので、ぜひともこの機に、災害見舞金条例について、真剣に検討を進めていただきたいと考えます。現状の検討内容について、また近隣自治体の状況の把握について、あわせて本市での条例制定の検討について伺います。大綱の3点目、個人情報保護について市長に伺います。衆議院本会議において、新規自衛隊員募集について、都道府県の6割以上が協力を拒否しているとの安倍首相の発言がありました。その後の議論で、首相の発言は誤りであり、防衛省は主に18歳と22歳を対象にして、自衛隊への勧誘活動を行うために、都道府県ではなく、市町村にその名簿を紙媒体または電子媒体で提出することを求めており、2017年度には、全市区町村のうち、紙媒体または電子媒体で提出したのが約36%だったことがわかっています。安倍首相の6割以上が協力拒否の発言の根拠は、そこにあるということがはっきりとわかりました。その後、さらに2月12日には、防衛大臣の会見で、その協力を拒否しているといわれた6割の市町村に関しても、3割は自治体が該当情報を抽出して、閲覧ができるようにしている、また、2割は防衛省職員が全部を閲覧して、自ら抽出しなければならないような状況、そして残った1割というのが、協力していないというような発言がありました。自治体の約9割は、住民基本台帳の閲覧を認めるという協力を行っていることがわかっています。それで、自衛隊の求める形での協力よりも、法律や条例での取り決めが優先されるということは、言うまでもないかと思います。ですので、本市で自衛隊の求める募集協力について、どのような対応をしているのか、また、住民基本台帳法、個人情報保護条例等、関連法上、問題のない対応なのかについて伺います。大綱の4点目、教育行政執行方針について教育長に伺います。学校教育の中で、2点目として挙げられている確かな学力の育成について伺います。教育行政執行方針を素直にお読みいたしますと、全国学力・学習状況調査や標準学力検査の結果が重要であるとの考えがあるというように読み取ることができます。こういった調査や検査に関しては、点数等の結果によって、確かな学力を測定するものではないものであり、全国的な学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の改善、教育指導の改善に役立てていくもの、そして指導方針が適切であるかを確認するためにこういった検査・調査を行っているものだと認識しておりますが、今回の教育行政執行方針の中では、どういった形でとらえているのか。決して、いわゆる学力テストの点数で確かな学力の育成が達成されるものではない、点数を上げることで達成するものではないと思いますが、確かな学力の育成のとらえ方についての確認のために、教育長の考えを伺います。また、平成30年度の教育行政執行方針にも確かな学力の育成の項があります。こちらと読み比べていきますと、何点か大きく変わっている、加わっている部分がありますので、その点について伺います。まず、確かな学力の育成の中に公立幼稚園という文言が含まれている点ですが、これは、公立幼稚園でも、全国学力・学習状況調査ですとか、標準学力検査のような学力テストを行い、その結果を踏まえ、確かな学力育成プランの具体化に取り組んでいくという方針なのかということを伺います。また、確かな学力育成プランの具体化に向けて、管理職のリーダーシップのもと、全校が一丸となり、包括的な授業改善に取り組むとあります。管理職のリーダーシップという部分は、平成30年度にはなかったもので、新たに組み込まれているものなのですが、これを加えることで、例えば管理職に新たに権限を与えるですとか、授業改善を管理職の決定で行っていくことになるのか、また、管理職の負担増につながりかねないのではないかということを伺います。そしてまた、各学校が長期休業中や放課後に実施する補充的な学習サポート等について、市内在住の大学生や高校生にサポーターとして参画していただけるよう、その確保や支援体制の構築に努めていくとあります。ここで、市内在住の大学生や高校生と限定している意味合いについて伺います。あわせて、豊かな心の育成について伺います。これは学校教育の中では4点目になるのですが、この中で、多様化・複雑化する現代社会と触れられており、このことに関しては、これもまた平成30年度の教育行政執行方針にはなかったものであります。あえてここで触れられるということは、こういった先進的な考え方があるものだと考えます。多様化・複雑化する現代社会に対応する上で、その内容にもよりますが、道徳的な心のもちようも必要であると考えます。しかし同時に、事実に基づいた認識を深め、知識をもって対応することも同様以上に重要になっていくことだと考えます。そこで確認なのですが、ここで触れられている多様化・複雑化する現代社会とは、どういったことを指しているものなのか、あえて道徳のところで触れられている理由を含め伺います。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。初めに、市政執行方針について、人口減少克服についてでありますが、将来人口推計につきましては、平成25年に国立社会保障・人口問題研究所が公表された2040年の推計値の1万3,518人をもとに、平成28年3月に策定いたしました美唄市人口ビジョンにおいて、出生率の上昇や流出入の均衡を目指し、2040年の将来人口を1万6,991人で推計したところでありますが、平成30年3月に同研究所が公表された2040年推計値では、平成25年より2,606人減少し、1万912人となっていることから、人口の減少がさらに進むものと認識しているところであります。現在、本市におきましては、現行の美唄市人口ビジョンをもとに、平成31年度までを計画期間とした美唄市まち・ひと・しごと創生総合戦略の達成に向けて、人口減少下にあっても、活力あるまちづくりに向けた取り組みを進めておりますが、人口の減少傾向が一層強まってきたとともに、これまで実施してきた取り組みに関して、中長期的視点で取り組みを進めていくことが必要なことから、平成31年度において、直近の国勢調査の結果や国立社会保障・人口問題研究所の数値を踏まえ、美唄市人口ビジョンの改定を行うとともに、次期総合戦略を策定してまいりたいと考えているところであります。次に、人口流出を食い止める施策についてでありますが、雇用対策の施策で申し上げますと、企業誘致を推進するため、美唄ハイテクセンターにおけるお試しサテライトオフィスの設置や首都圏での利雪の取り組みのPRなど、企業誘致活動を積極的に展開するほか、市内企業に就職を希望する方を対象に、技能講習の受講料を7割補助する取り組みや、若者の地元就職を促進するため、市内高校と連携し、企業見学会や合同企業説明会などを開催し、地元での雇用につなげてまいります。また、移住・定住の施策で申し上げますと、定住策として、市の分譲地の購入費に対する7割助成を継続して定住につなげてまいります。さらに子育て支援の施策で申し上げますと、不妊治療費の一部助成や病児保育室の運営を継続するほか、新たに医療費の無償化を小学生まで拡充するとともに、保育環境の充実を図るため、認定こども園に冷房設備を設置するほか、進徳保育園の園舎床などの改修を行い、子育て環境の充実を図ってまいります。いずれにいたしましても、私といたしましては、人口減少を克服するため、これらの事業を有効かつ効果的に展開し、魅力あるまちづくりに取り組んでまいります。次に、防災行政について、昨年の南一の沢川での災害についてでありますが、現状につきまして、昨年10月策定いたしました美唄市河川維持管理マニュアルに基づきパトロールを実施した際に、新たに河川への雪捨ての注意看板を設置し注意喚起を行ったことから、現在、建設機械での雪捨ての痕跡もなく、雪によって河道が閉塞するような箇所は確認されていないところであります。また、このたびの災害に対します見解につきましては、平成30年度の降雪の状況は、3月6日現在、降雪量1,037センチメートルで、積雪は56センチメートルとなっており、平成29年度の同時期では、降雪量1,340センチメートルで、積雪は110センチメートルと、昨年度の積雪は非常に多く、そこに3月としては経験のない大きな降雨と気温の上昇による融雪の出水が重なった特別な気象環境だったことから、自然災害として判断したところであります。なお、日本放送協会の放送につきましては、近年、積雪の多い時期に降雨量が増加傾向にあることから、雪泥流が発生しやすくなっていることにより、河川への雪捨てについて注意喚起を行っていたものと承知しております。次に、市内の河川への雪捨てについてでありますが、南一の沢川以外の状況につきまして、市が管理しております44河川のうち、道路がなく現地確認ができない河川を除いた25河川のパトロールを実施し、建設機械で雪を捨てたとみられる閉塞のある状況は確認されていないところでありますが、市街地を流れる北海道が管理する河川につきましては、建設機械により、一部、押し込んでいる状況が確認されているところであります。今後の対応につきましては、市道除雪を行う業者へは、河川に面した道路の除雪を行う際には、細心の注意を払うよう、再度、指導するとともに、個人住宅の間口除雪などを建設機械等で行っていることも考えられますので、必要に応じパトロールを実施しながら注意喚起を行うなど、必要な対策を図ってまいりたいと考えているところであります。次に、災害見舞金条例についてでありますが、近隣自治体の状況につきましては、空知管内9市を調査したところ、夕張市を除く8市が条例、規則、または要綱において、被災住宅及び負傷者等に対します災害見舞金の支給につきまして規定しているところであります。次に、本市での条例制定につきましては、美唄市災害弔慰金の支給等に関する条例におきまして、災害弔慰金、災害障がい見舞金及び災害援護資金について規定しておりますが、これらにつきましては、災害弔慰金の支給等に関する法律の規定に基づき、当該災害が災害救助法などの適用になっていることが支給要件となっていることから、これに該当しない災害についての被災住宅及び負傷者などに対します災害見舞金につきましては、支給の対象にはなっていないところであります。しかしながら、今般、国内でも地震、大雨などによる災害が起きており、本市におきましても、被災者支援につきましては必要と考えていることから、近隣自治体の取り組み状況を調査研究してまいりたいと考えているところであります。次に、個人情報保護について、自衛官募集協力についてでありますが、本市の対応につきましては、自衛隊法施行令第120条におきまして、「防衛大臣は、自衛官または自衛官候補生の募集に関し必要があると認めたときは、都道府県知事または市町村長に対し必要な報告または資料の提出を求めることができる」と規定されているところでありますが、住民基本台帳法第11条第1項の「国又は地方公共団体の機関は、法令で定める事務の遂行のために必要である場合には、市町村長に対し当該市町村が備える住民基本台帳を当該国又は地方公共団体の機関の職員で当該国又は地方公共団体の機関が指定するものに閲覧させることを請求することができる」という規定に基づき、住民基本台帳法のうち、第7条第1号から第3号及び第7号に掲げる事項の「氏名」「出生の年月日」「男女の別」「住所」の住民基本台帳の一部の写しにつきまして閲覧を承諾し、自衛隊職員によります書き写しによって対応しているところであり、関係法令上、問題はないと考えているところであります。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。初めに、小中学校の確かな学力のとらえ方についてでございますが、新学習指導要領では、これからの子どもたちには、基礎的・基本的な知識や技能に加え、思考力・判断力・表現力などを含めた幅広い学力を育てることが求められております。これら確かな力を着実に向上させるためには、きめ細かな指導で、基礎・基本や自ら学び、自ら考える力を身につけるとともに、ICT機器を活用した発展的な学習で、一人ひとりの学習段階に応じた授業を行うこと、学ぶことの楽しさを体験させ、学ぶ習慣を身に付けさせること等を意識した授業工夫・改善が不可欠であると考えております。次に、幼稚園教育において育む資質・能力と、その評価についてでありますが、新幼稚園教育指導要領においては、幼児の好ましい資質・能力の3つの柱として、感じたり、気付いたり、わかったり、できるようになること、気付いたことやできることを使って、考えたり、試したり、工夫したり、表現したりすること、心情、意欲、態度が育つ中で、より良い生活を営もうとすることとなっております。これら資質・能力の育成にあたっては、幼稚園教諭が幼児一人ひとりの様子を日々見取り、行動記録や写真・動画がなどに残し、可視化したものを保護者と共有し、幼稚園と家庭とが一体となって育む力を養うことが大切と考えております。また、公立の幼稚園につきましては、指導主事の訪問による専門的な助言を得ながら、幼稚園教諭の資質向上と幼稚園教育のさらなる充実を図ってまいります。次に、授業改善における管理職のリーダーシップについてでありますが、本市においては、全国学力・学習状況調査や標準学力調査の結果を、市内小中学校の校長・教頭や教員が分析・検討し、確かな学力育成プランとしてまとめ、学力向上につなげているところであり、各小中学校においては、取りまとめた確かな学力育成プランに基づいて、研修担当の教員が中心となり、自校の課題を把握し、管理職の助言を受けながら、学力向上のための計画を作成・実施・研修し、全校が一丸となって授業改善に取り組んでいるところでございます。なお、幼稚園での学力テスト、学力育成プランの実施についてでありますが、全国学力テストは、小学校6年と中学校3年を対象としており、幼稚園は対象となっておりません。教育行政執行方針においては、市民の皆さんに誤解を招く表現になっており、今後、この質問にありました点につきましては、誤解されませんよう努めてまいります。次に、長期休業中に実施する学習サポートについてでありますが、美唄市小中学校すべての学校で、長期休業中に3日間程度のプリントでの勉強を中心とした学習が行われており、学習サポートの支援者は、わからない問題の回答を手助けしているところでございます。学習サポートは、美唄市学校支援地域本部に登録しているボランティアや美唄市退職校長会に協力を受け実施しているとともに、小中高合同のサポート学習会として、高校生が小学生・中学生を、中学生が小学生を教える勉強会を実施しているほか、北海道教育委員会の学校サポーター事業に登録している大学生が、事業に応募した学校に派遣され、児童生徒の学習の手助けを行っているところでございますが、学習サポーターは市民ボランティアであるため、旅費がかからない市内在住の方と考えておりましたが、今後、市内在住に加えまして、市外の方にも協力していただけるよう、その確保や支援体制の構築に努めてまいります。次に、豊かな心の育成についてでございますが、新学習指導要領では、児童生徒には、主体的な判断のもとに行動し、自立した人間として、他者と共によりよく生きるための基盤となる道徳性を養うとともに、自己を振り返り、物事を広い視野から多面的・多角的に考え、人間としての生き方を深める学習を通じて、道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度を育てることが目標として示されております。私は、情報化社会や外国人労働者、LGBTなど、多様化・複雑化する社会情勢の中で、児童生徒が生き抜くためには、道徳教育を深く学び、学校教育全体で道徳教育を深めることが肝要であると認識しておりますことから、今後とも、学校や家庭とも十分連携し、豊かな心の育成に努めてまいりたいと考えております。

再質問 2番 吉岡建二郎

自席より再質問いたします。人口減少克服について、美唄市の人口ビジョンが基準となるものだと認識させていただきます。さまざまな計画で、将来人口推計が使われている状況で、中でも立地適正化計画の素案では、社人研の将来人口推計が使用されている状況です。これも本来は、美唄市の人口ビジョンと社人研のものを比較すると、明らかに人口に大きく差異がある、言ってしまえば少ない状況で出ているものですので、本来であれば、本市のハード面の整備にかかわる計画なのですから、美唄市人口ビジョンの数値を採用して計画を立てていく必要があるのではないかと考えます。ハード面、ソフト面が一体となった対策を講じていくことが人口減少の克服には必要になると考えますので、そのためにも、ぜひとも市長がリーダーシップを発揮して、1つの共通した将来人口推計に向かって取り組んでいく必要があると考えますが、市長の考えを伺います。また、若者の人口流出について、取り組みとして具体的なものですと、雇用対策、市内企業の説明会などがあるというお話でしたが、以前の議会の中でも確認させていただいていますが、若者の人口流出が、割合として全体人口流出の割合よりも高い状況にある、若者が大きく流出していっているという状況にあるということは、美唄市の現状として、大きな課題かと考えています。この若者人口の流出の歯止めとなるような具体的な取り組みを行っていくということが、今後、必要となるかと思います。近隣でも近隣でないところでも、多くの自治体が、具体的な、言ってしまえば直接的な支援を行っている状況にある中で、今後、どういった具体的な取り組みを考えていらっしゃるのか、市長の考えを伺います。また、防災行政について、昨年の南一の沢川での災害について、NHKの放送内容において、大学教授の見解ですとか、雪捨てへの注意喚起を強めた結果、今、南一の沢川を確認いたしますと、雪は川の中にはない状況になっているかと私も確認をしています。雪泥流が起きた原因ですが、これは南一の沢川に関して言えば、雪捨てがあったことで河川が閉塞されて起こったと考えるのが自然なことではないかと思います。昨年とは積雪量が違うからとはいえども、積雪量が減っても、川が3月初頭にあそこまできれいな状態になっているということは、去年と比べて不自然なのではないかと思いますので、ぜひとも、こういった形で考え方をもう一度判断していただきたいのですが、それでもまだ自然災害という判断しかないということなのでしょうか。この点を踏まえていただいた上で、再度、市長の見解について伺います。また、市内河川への雪捨てについて、市内での雪捨て、市が管理する河川への雪捨ては確認されていないとのことですが、残念なことに、北海道の管理する河川には雪を押し込んでいる状況が、まだ確認されているとのご答弁でした。昨年同様のような気象状況・気象条件が起き、大雪が降り、深い積雪深となり、そして融雪期に気温上昇と大雨が重なれば、再度、市内のどこの川でも雪泥流の危険性がある状況は続いていくのではないかと考えます。今後、必ず対策が必要となってくるのではないかとも考えます。どのように対応されていくのかについて、雪泥流について伺います。あわせて災害見舞金について、ぜひとも前向きに検討していただきたいと思います。空知管内で見ても、行っていないのは美唄市と夕張市のみということで、これから先のことを考えれば、あって悪いものではないと私は考えますので、前向きな検討をよろしくお願いいたします。これについては改めての質問はありませんので、ご答弁はけっこうです。自衛隊募集協力について、政府の国会での答弁を見る限り、紙媒体または電子媒体で提出を行っていない自治体は、非協力的な自治体であるとの考えがあるように私には感じられます。今後そういった紙媒体または電子媒体での提出を行ってくれといった要請が改めてあれば、法や条例を飛び越えて、そういった対応を行う可能性があるのか、その点について伺います。教育長に伺います。確かな学力の育成について、公立幼稚園についてはわかりました。学力テストなどを行うわけではないということで、先ほど同僚の委員からも、それは市政執行方針に関してのお話でしたけれども、わかりにくい内容などが教育行政執行方針の中でもないように、今後、気をつけていただきたいと考えます。また、補充的な学習サポート等についてなんですけれども、市内在住の大学生や高校生について、支援の確保を求めるということですが、もう支援される大学生、高校生というのが、ある程度手を挙げていたり、リストアップなどされていて、具体的にどのように行っていくかが計画されているのかということを確認したんですが、その状況について伺います。それと、豊かな心の育成についてですが、多様化・複雑化する現代社会、教育長がおっしゃっていたとおり、外国人労働者が今後入ってくる可能性ですとか、情報化社会、LGBTs等、そういった形で大きな課題として今横たわっている状況にあるのかと思います。昨今、やはり大きな課題として浮き彫りになり、教育の現場でも取り組みが必要だと言われているかと思うのが、LGBTs等の性志向への対応の問題があるかと思います。これは、生まれながらの性志向への対応ということもありますから、この点について、美唄市教育委員会として、今回、教育行政執行方針で触れられていらっしゃいますから、どのように取り組んでこられて、取り組んでいかれるのか、見解を伺います。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。初めに、人口減少克服についてでありますが、将来人口につきましては、本市における関連計画は、基本的には美唄市人口ビジョンに基づいたものでありますが、立地適正化計画におきましては、国で定めた運用指針に基づき、国立社会保障・人口問題研究所が公表している将来推計人口を採用すべきと示されていることから、この数値をもとに策定しているところであります。このことから、私といたしましては、平成30年3月に同研究所が公表した将来人口において、本市の将来人口がさらに減少すると推計されておりますが、人口減少を克服し、活力あるまちづくりに向けては、本市の人口ビジョンに基づき策定をいたしました総合戦略を推進しなければならないものと考えているところであります。また、若者の流出に歯止めをかける具体的な取り組みにつきましては、先ほどもお話ししたとおり、市内高校と連携した若者の地元就職などを促進していくほか、これまでの総合戦略をしっかりと検証・総括していくとともに、次期総合戦略の策定にあたっては、より効果的な取り組みとなるよう市民の皆様と協働で取り組んでまいりたいと考えているところでございます。次に、河川への雪捨てが災害の一因となったことについての見解についてでありますが、現地の状況がわからないため、雪捨てによる雪の影響を判断することはできませんが、昨年は積雪が多かったところに、大きな降雨と気温の上昇による融雪の出水が重なり、河川の中にあった雪を一気に押し流したことから、雪泥流が発生したものと判断しているところであります。また、雪泥流は、雪による河川の閉塞状況と、その河川が持つ流域や勾配、降雨量など、いくつかの条件が重なり発生すると考えられ、大変危険であることから、河川への雪捨ては行ってはならないものと認識しているところであります。次に、市内の河川への今後の対応についてでありますが、昨年の教訓を踏まえ、それぞれの河川管理者と連携を強化するとともに、情報共有し、災害の発生を可能な限り未然に防ぐため、河川パトロールを強化し、必要な対応を図ってまいります。次に、自衛官募集に関する今後の対応についてでありますが、現状におきましては、閲覧による情報提供を行ってまいりたいと考えているところであり、今後につきましては、国や他自治体の動向を見極めながら、関係法令に基づき、適切に判断してまいりたいと考えているところであります。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。初めに、学習サポート支援員の確保についてでございますが、これは現在も不足している状況でございます。教育委員会といたしましては、高校生につきましては、小中学校の連携の一環といたしまして、学校から市内の高校に呼びかけ、また、大学につきましては、広報紙メロディーや美唄市学校支援地域本部、さらには道の支援事業を通じまして、市外在住の大学生も含めまして、登録の呼びかけをしてまいりたいと考えております。次に、LGBT(性的マイノリティ)についてでございますが、いろいろデリケートな部分もございますので、これまで学校に対しましては、「性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実態について」の通知に示されている具体例を熟読し、理解を深め、認識を共有するとともに、性の問題で悩みを抱えている児童生徒がいることを想定した対応をするよう指導しているところでございます。社会が多様化・複雑化する今日、すべての子どもたちが、豊かな心を育みながら、学校・家庭生活を送れるよう、今後ともさまざまな研修を通じまして、理解を深めてまいりたいと考えております。

再質問 2番 吉岡建二郎

人口減少克服について、やはり1つの目標に向かって、市全体が動いていけるようにということを含めて、若者支援、具体的なものを市長にまた考えていただいて、次期総合戦略の策定の際には、あたっていただきたいと考えます。特に、若者支援に関しては、いろいろな自治体で具体的なものが出ていますので、そこについて、今後取り組んでいっていただきたいと希望いたします。個人情報保護について、これはおっしゃるとおりで、関係法令に基づき、適切に判断をしていただきたいと考えています。ぜひとも特別扱いというようなことはできるものではないと思いますので、よろしくお願いいたします。教育長にLGBTについての学校での取り扱い、見解を伺いましたが、教育長もおっしゃっていたとおり、ものすごくデリケートな部分があるもので、まだまだこれから具体的に取り組んでいくにあたっての壁となるものだとか、反対の声などもありますし、そういった部分もあるかと思いますが、今後、必ず必要になってくることだと私も考えますので、ぜひとも前向きに取り組んでいくのと同時に、その上で慎重な取り組みを行っていただきたいと考えます。ご答弁いただきたい質問が1点だけあります。雪泥流に関して、防災行政の部分で、雪による河川の閉塞状況とその河川が持つ流域勾配、降雨量など、いくつかの条件が重なり発生すると考えられるとの答弁をいただきました。そのいくつかの条件というのは、河川の閉塞状況にも加わってくるのかと思うんですが、河川への雪捨ても、雪泥流が発生するいくつかの条件、「など」の部分に入っているものと私は考えます。今後、発生がないとは全く言えませんし、むしろ予期される災害への対応のためにも、この雪泥流について、河川への雪捨ての影響、市の見解、慎重に再度ご検討いただいた上で、考えていっていただきたいと思うんですが、今の段階での市長の考えを伺います。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

雪捨てが雪泥流を引き起こす要因となるかについてのご質問だと思います。先ほども雪による河川の閉塞状況とお答えをしておりますが、雪捨てを全く否定するものではありませんが、今回の事案につきましては、雪の多さ、大雨、気温の上昇など、いくつかの条件が重なったことで発生したものと考えているところであります。

出典:美唄市議会 平成31年第1回定例会 2019年3月8日 議事録 PDF(18ページ) 間違いを知らせる