釧路町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月7日
学校における防災教育について
2021年12月7日、釧路町議会の一般質問で、茂呂田太一議員が「学校における防災教育について」質問し、教育長 辻川尚志、管理課長 佐々木晶利が答弁しました。
- 質問者
- 茂呂田太一 議員
- 答弁者
- 教育長 辻川尚志、管理課長 佐々木晶利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 茂呂田太一
4番議員の茂呂田でございます。今定例会では、2件4項目について質問通告をさせていただきました。まず、1件目でありますが、学校における防災教育についてということであります。そのうちの1点目が、小中学校における防災教育の現状は。2点目が、今後の取組はということについてお聞きをしたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 辻川尚志
4番、茂呂田議員の学校における防災教育についての御質問の1つ目、小中学校における防災教育の現状はについてでございますが、防災教育につきましては、社会科、理科、保健体育の各教科や総合的な学習の時間において、自然災害や防災の取組などについて学んでおります。専門的知識や技能を持つ外部講師を招いた体験的な授業も行うなど、各学校において学習指導要領や危機管理マニュアルに基づいて、教育課程を編成し計画的に取り組んでいるところであります。次に、2つ目の今後の取組はについてでございますが、防災教育は命を守る学習であり、子供たちが防災についての意識を高め、主体的に行動できる力を身につけることが重要であると考えております。今後につきましても、教職員の研修会等への積極的な参加を促し、家庭や地域と連携しながら防災意識の高揚に取り組んでまいります。以上でございます。
質問 4番 茂呂田太一
ありがとうございます。それでは、まず防災教育の現状はということについてお聞きをしたいのですが、まず今年度、令和3年度の部分でも結構なのですが、各小中学校において、どういったような内容の訓練をされているのか、可能な範囲で端的に、できる限り教えていただけるとうれしいなと思います。よろしくお願いします。
答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)
御質問のありました訓練内容なのですけれども、避難訓練と防災教室と、それとスクールガードリーダーの防犯教室を行っております。申し訳ないのですけれども、令和2年度の実績でお答えさせていただきます。避難訓練につきましては、小中学校合わせて合計31回、小学校で19回、中学校で12回となっております。防災教室につきましては、小学校4校4回、中学校2校2回の実施となっております。スクールガードリーダーの防犯教室等につきましては、各学校年2回、各学校に行って指導等しております。
質問 4番 茂呂田太一
まず、防災訓練の回数や防災教育の部分について回数等、やっている学校等はお聞きはしましたが、具体的にもう少しその内容ですね、もうちょっと具体的にお聞かせを頂けるとと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)
こちらも令和2年度の実績でお答えさせていただきます。小学校では、避難訓練では、火災訓練、地震訓練、津波訓練、地震・火災を想定した訓練、地震・津波を想定した訓練、中学校におきましても同様に、地震単独、火災単独、津波単独、あと、不審者等を想定した避難訓練等を行っております。防災教室につきましては、小学校のほうでは避難場所の確認、非常持ち出しリュック携行体験、防災DVDの鑑賞、津波ハザードマップの説明、段ボールベッドの組立て、町防災無線室や震度計の見学となっております。中学校におきましては、2校3回で避難所運営訓練「HUG」の実施、あともう1個は、避難訓練の1週間前から避難路の確認などをしているような状況となっております。
質問 4番 茂呂田太一
それでは、例えば、この実施しています防災訓練のほうに関しては、今回、防災教育ということについて通告していますので、防災訓練はその程度にさせていただきますが、防災教育に関しては、例えば、こういった授業の内容をどのように決められて実施しているのか、その流れといいますか、企画から実施までの流れというのを、ちょっと教えていただきたいと思います。
答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)
学校に確認したところ、まず、学校のほうで実施したい内容を検討していただいて、あとは外部講師を招聘する場合は、例で言いますと、町総務課の防災と言わせていただきます、そちらに相談して総務課からもできる範囲の内容を提案して、お互い協議の上、決定しているところであります。
質問 4番 茂呂田太一
分かりました。つまりは学校のほうでテーマを決めて、総務課防災担当のほうに、要請というか相談というか、できるかできないか、相談をしてやっているということだと理解をいたしました。それで、この防災教室については、私もちょっと確認をしたところでありますが、私が捉えた部分としては、学校によってばらばらといいますか、計画的ではないというふうに感じるところがあります。もっと言ったら、やっていない学校も、コロナ禍ということでありますけれども、やっていない学校もあると、でも、やっている学校もあるとというところもありましたので、やはり、ここに関しては一貫性といいますか、全体的にテーマを決めて、学校の主体性というのはもちろん大事ですから、これは最大限尊重しなければいけませんが、例えば、そういった部分も取り決めてやっていくのが大事なのかなと思ったものですから、今回質問させていただきました。そこで、まず、この現状については分かりましたので、次、2点目に行きます。今後の取組ということでありますが、私のほうで確認をした部分では、防災教室で、例えばHUGとか、避難経路の確認とか、防災士の専門家の方を呼んでの座学講習とか、あとは施設の見学というのもあるというふうに確認をしておりますが、これはあくまで子供たちが体験したり、知識を習得するという部分だと思うのです。そこで、私としては、やはり自ら考える──教育長の答弁にもありましたが、自ら考えるということが大変重要だと。もっと言いますと、この知識習得体験型の車の両輪として自ら考えるという、そうやって取り組むという教育が必要なのかなというふうに思うのですが、やはり、この知識習得体験型にちょっと重きを置いているのではないかなというふうに感じたわけなのです。そこで、自らを考えるということで、今、全国の中でも取り組んでいる自治体が大変増えていますが、防災小説、ぜひちょっとこれ調査していただきたいと思うのですが。これは、災害の起きるシチュエーションと規模、これだけのテーマを与えられて、子供たちが自ら、そのときどう思ったのか、どう行動するのか、どう避難所に行けばいいのか、どう身の回りの大切な人を守っていけばいいのか等を、そういったものを自ら考えて小説にすると。最後は必ずハッピーエンドで終わるという、これだけがルールであるのです。こういうことを取り入れることによって、大変、子供たちも防災意識が高まったと、今後の人生においても大変有用なものではないかなと思ったわけでありますけれども、そういったのが、私は、自ら考え実行する防災教育になるのかなと思うのですが、まず、こういった部分がありますが、いかがでしょうか。
答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)
議員おっしゃられました防災小説につきましては、報道やインターネットを見させていただいて、認識はしております。ちょうど学校におきましては、全ての教科で主体的、対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に向けて取り組んでおります。防災教育も同様に、自ら考え、主体的な行動につながる工夫を取り入れた授業を行っております。近年では、1日防災学校として位置づけて実施している学校もありまして、消防や警察署、防災士ネットワークの方や町役場総務課などの外部人材を招きまして、地域の被災状況や避難所の運営など、想定した体験学習を行っておる学校もあります。そして、また地域のハザードマップや津波予測を基にした避難経路を持っている学校など、自分ごととして考える防災教育を進めており、自ら考える防災教育を行っております。議員言われました、さっきの防災小説もいい取組だと思います。各学校では、そういった面では学校経営計画書を作っておりまして、その中に、防災教育計画等の中で、教科や特別活動で実施内容や目標を掲げて実施しておりますので、防災教室を実施していない学校もあるのですけれども、教科や総合的な学習の時間の中で計画的に取り組んでいるところでございます。
質問 4番 茂呂田太一
先ほど、私が御紹介をしました防災小説というものは、もちろん学校の教室で行うものでありますので、例えば、コロナ禍の中で集まれないので中止にせざるを得ないとか、そういった心配もないのかなと。普通の授業の一環としてできるわけでありますので、ぜひ、ちょっと活用していただけるように、私も求めたいと。ただ、最初に冒頭申しましたが、学校の自主性というのがもちろんありますので、こちらのほうからやってもらうようにお願いをするなどというものではなくて、先ほど総務課のほうに、学校のほうからそういうテーマを、学校から総務課のほうに伝えて、総務課でできるかどうかを判断する、お手伝いをするということでありますが、町長も今、聞かれておりますので、ぜひ横の連携というか、横断的に協力をしていただきたいのは、やっぱり防災担当というのは総務課であります。学校の先生、教職員の皆さんは、子供たちの命を守ろうというのはもちろん強く持っているわけでありますが、でも防災の専門ではないと思うのです。そこで、やはり防災担当のほうから、例えば、その防災小説も含めて、教育委員会が橋渡しというか、調整役というふうになるかもしれませんが、各学校のほうに「こういったメニューがあります」と逆に防災担当から伝えていただいて、そうすれば、やるやらないはどうするか、それは学校の判断によりますが、テーマを決めて様々な具体的なメニューを提示するということができるのかなというふうに思いますので、そういった部分が──この点については最後、教育長にお聞きをしたいと思うのですが。その前に、子供たちを守ると先ほど申し上げた部分で、やっぱり学校の教職員の皆さん、この教職員の皆さんに対しても、やはり防災教育というか、防災についてしっかりスキルアップをしていただきたいというふうに思っていますが、その答弁の中にもありましたけれども、学校安全eラーニングなど、こういったものの推奨、実践というのが求められているわけでありますけれども、現在、どの程度教職員の皆さんに浸透しているのか、分かる範囲で数字でお示しできる部分があればお聞きをしたいと思います。
答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)
議員おっしゃりました学校安全eラーニングなのですけれども、こちらにつきましては文科省から道教委を通じまして案内文書が来ており、各学校にも通知をしております。こういったものありますという紹介の文書です。ただ、実施状況になりますと申し訳ないのですが、教育委員会で押さえておりませんので御理解ください。
質問 4番 茂呂田太一
それでは、やはり、これもすごく大事な部分、子供たちを守る──まず子供たちが学校にいるときに災害が起きたら、まず子供たちを守るのは教職員の方々ですので、ここら辺が本当に目で見て分かるように、防災教育が浸透していくように求めたいと思います。先ほど、教育長に最後にお聞きしますと言いましたが、こういった町部局、防災の担当も含めて一貫したテーマを決めて計画的に行うと、これがすごく大事ではないかと。繰り返し言いますけれども、今までのことを否定するわけではありません。今までの知識習得体験型というのは、もちろん大事でありますけれども、やはり自分で考えることのできる防災教育、この2つがあって本当の防災教育になるのかなというふうに思いますので、ここら辺を教育長がぜひ音頭を取っていただいて、実行していただきたいと思いますが、総括も含めて教育長のお考えをお聞きしたいと思います。
答弁 教育長 辻川尚志
ただいま、防災教育につきまして、御提案も含めていただきましたけれども、まだ学校における避難訓練あるいは防災教育、避難訓練も含めた防災教育という観点では、学校現場では子供たちの命を守るという教職員の使命もありますが、併せて、そういう教育活動を通して、子供たちが自分の命は自分で守るということを強く意識させるためのいろいろな中身を工夫してやっている状況であります。常に集団でいるわけでもありませんし、子供が一人のときにどうやったら命を守れるのかということも含めて、そういうことを総合的に考えたカリキュラムを作っているという状況であります。そういうこともありまして、学校の地域性や学校の規模等、そういう学校に置かれている条件におきまして選択するカリキュラム、教材も違ってくるという状況があります。ただ、御提案頂いたそういう防災小説についても、主体性を育てるということで非常にいい教材なのかなというふうに思いますので、学校も前の年にいろいろな計画立てますが、そのときにどんなものがあるかと、学習においてもマンネリ化を防ぎたいということもありますので、そういう中で、こういうのもあるということの提案をさせていただきながら、最終的には学校が選択するものではございますけれども、そういう中で、より子供たちに役立つ、そういう教材選択をしてもらうよう学校のほうにも働きかけたいなというふうに考えておりますので、御理解頂きたいと思います。以上です。
質問 4番 茂呂田太一
よろしくお願いをいたします。