釧路町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月2日
公営住宅の課題と対応について
2020年12月2日、釧路町議会の一般質問で、中田磨議員が「公営住宅の課題と対応について」質問し、町長 小松茂、都市建設課長 中川欣哉が答弁しました。
- 質問者
- 中田磨 議員
- 答弁者
- 町長 小松茂、都市建設課長 中川欣哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 中田磨
次、3件目移ります。3件目は、公営住宅の課題と対応についてです。1点目として、入居希望者の状況と受入れ体制について伺います。2点目として、町営住宅の整備計画と具体化について伺います。3点目として、低所得者層への対策について、それぞれ答弁を求めます。
答弁 町長 小松茂
公営住宅の課題と対応についてということで、入居希望者の状況と受入れ体制ということ、1点目ですね。過去3年間の応募状況は、平成29年度13戸の募集に対して応募が15件、平成30年度13戸の応募に対し20件、令和元年度の16戸の募集に対し27件の応募がありました。また、令和2年11月末現在の入居率は98%であり、現時点での不足は生じていないものと考えております。2点目の町営住宅の整備計画と具体化の御質問ですが、平成30年度に見直しを行った釧路町住生活基本計画において、新規事業として新双河辺団地を、継続事業として遠矢団地の整備を計画をしており、このうち老朽化が著しい新双河辺団地については、東陽地区への移転を令和5年度からの整備に向けて計画をしているところでございます。また、遠矢団地はここ数年応募者数の増加が見られないことから、次期釧路町住生活基本計画での整備としております。最後に、3点目の低所得者層への対策についてですが、公営住宅入居の際には3月分の家賃に相当する額を敷金として徴収しており、これは入居者が撤去の際の修繕費用とするもので、修繕費用が徴収額を下回った場合は還付をしております。これについては、家賃同様に減免または徴収猶予をすることができることから、現時点での見直しの予定はございません。私からは以上でございます。
質問 7番 中田磨
それで、入居の募集と応募との関係の数字が出て、毎回少なくとも募集数に対しては応募が多く上回っているということにはなっているということがあるのですけれども、不足していないという状況だということなのですけれども。これは、当然再応募みたいな数というのも、1回外れたけれどもまた応募して入ったとか、枠についてということで言えば、そういったことも、延べみたいな感じで入っているということで確認してよろしいか、伺います。
答弁 都市建設課長 中川欣哉
議員おっしゃるとおりでございます。
質問 7番 中田磨
それで、公営住宅ですから福祉政策として入居をする中で、所得が少ないとか生活困窮も含めて応募条件になっているし、家族についても、単身ではなくて家族構成についてもいろいろ条件があると思うのですけれども。こうした中で、希望者の家族構成とか年代とか所得というのは、平均値なり傾向なのか、一人一人何ぼということではなくて、状況が分かるような数字があれば答弁を求めたいと思います。
答弁 都市建設課長 中川欣哉
すみません。数字的なものはちょっと今把握していないのですが、応募者の状況ということでお話しさせていただきますけれども。ここ数年来、応募につきましては、一般的には母子家庭が非常に多い傾向であると。それと、場所によっては高齢者という応募状況というのがかなり大半を占めている状況でございます。
質問 7番 中田磨
それで、そういう中で、ぜひこうした方々がやっぱり住むところがなくて大変だという方もいるし、アパートだと本当に家賃の問題とか、あとは生活困窮ということで言えば、もともとは持ち家だったのだけれども、やっぱりそのままでは生活していけないという方もかなり増えてきている状況があると思うのです。そのときに、では持ち家処分してアパート行ける方、なかなかそうはならない。売れないのも含めてですけれども。そうなってくると、せめて公住に受皿があると、生活これから考えていけるのだとか、買物とか病院とか安心だということも含めて、生活を支えていくという面では、応募以上に私公住に対する期待というのは高いと思うのです。特に、遠矢の公住も含めて考えますけれども、高齢単身の方でもやっぱり公住入りたいと、遠矢には高齢者専用住宅もある中で、やっぱり期待も高いけれどもなかなか空かないということも課題になっていると私思うのです。遠矢のことも若干応募者数の増加が見られないと書いているのですけれども、実際、遠矢の公住で応募はこの3年間で何戸あったか、ちょっと確認したいのですけれども。
答弁 都市建設課長 中川欣哉
この3年間の合計でございますけれども、募集が7戸、それに対しまして応募が12戸と、倍率でいくと1.7倍ということでございます。
質問 7番 中田磨
それで、やはり遠矢の7戸というのは、40戸ですけれどもね、あるのは40戸で、この戸数になるというのは、出て行かないと言ったら言い方おかしいね、空かないのですよ。みんな長くあそこで住みたいという方が多いということで言えば、町が今の1回目の答弁であったように、充足しているというよりは、希望に応え切れないからその声が拾えていないのではないかというほうが私強いと思うのです。遠矢に入れるなら入りたいという人は、特に遠矢地域の人は身近なところに、圏域の中で住み変えたいということで言えば、期待値が高いということはしっかり押さえていただいて──この数字以上に私は高いという要素も含めて──ということは受け止めていただきたいし、遠矢の公住だったら高齢者の単身も受け入れているのですよね。その点ちょっと確認したいのですけれども。
答弁 都市建設課長 中川欣哉
御存じのようにコレクティブハウジング事業をやっておりますので、1階の部分につきましては、いわゆる高齢者、単身も含めてという形での入居状況でございます。
質問 7番 中田磨
そういう特殊性も含めて、単純ではないということはやはり再度受け止めていただきたいなと思います。次に2点目、移ります。2点目の関係で言えば、それ以前に新双河辺団地の建設を着手したいという町の姿勢は、それはそれで了と一定したいと思っているのです。ただ、まず確認したいのが、以前も聞いたかもしれないのですけれども、新双河辺団地の築年数というのですかね、何年に建って何年経過しているかというのをちょっと確認したいのですけれども。
答弁 都市建設課長 中川欣哉
現在、新双河辺団地は4棟ございます。その中で昭和53年から55年にかけて4棟建っているということでございます。経過年数でいきますと40年から42年経過しているというような状況でございます。
質問 7番 中田磨
それで、今回答弁で計画にもあるとおりなのでしょうけれども、令和5年から整備に向けて計画していくということであれば、少なくてもさらに五年、六年は住める計画にはなっていないのですよね。令和5年に建つ、入居ではなくて。正確にいうと整備に向け計画しているということは、ちょっとそこで言えば、まだずれていくのかなという懸念もちょっとあるのですけれども。5年に建つのなら建つでいいのです。ただ、ちょっと以前の議会の質疑の中で、現在住んでいる人が新双河辺に居続けたいから移転計画というのがなかなか進まないという議会答弁が一度あったのですけれども。それが今なお生きているのか、老朽化で町の公住計画との考え方からいってこういった形で進めていくということも含めて、状況について、現在のところで答弁を求めたいと思います。
答弁 都市建設課長 中川欣哉
御存じのように、新双河辺団地の耐用年数というのは30年ということでお示ししております。先ほどお話ししましたように、10年以上経過しているという部分と、やっぱり老朽化という部分、その辺を勘案したときに、やはり新たな整備計画というのを立ち上げるべきだということで今回計画の中に盛り込んでおります。それと、先ほどありましたアンケートにつきましては、平成25年に1度、まだアンケートを実施はしています。ただ、今後移転等に関しましては、令和3年度からさらに数回程度アンケートを実施をして、意向も含めた形でどのぐらい希望があるというのを全て把握した中で、戸数も含めて検討していきたいというふうに考えております。
質問 7番 中田磨
それで、基本線は新双河辺団地の戸数以上の、以上ね、同数も含めて以上ですけれども、やっぱり公住建設がやっぱり望まれると思うのです。場所が新東陽ということに、東陽西地域に造るということになれば、利便性も高いですし、やっぱり倍率も上がってくるのではないかということもありますので、ぜひそういった期待に応えられるような施設にしていただきたいなと思う一方で、アンケートを取るということなのですけれども。例えば、公住は戸数決まっていますよね、何か町の枠みたいな、でいうことであれば公住を残して新たな公住とはならないというのも、当然制度上なってくると思うのです。その場合、例えば新双河辺に住み続けたいという人がいるのであれば、例えば公営住宅という枠を外してでもそこで住んでもらえるような施策や考え方というのができないのかどうか。方法論も含めてあるのかないのか。前のときは、それがあるから造らないだったのですよ。そうではないのではないかということで、ちょっとその点について確認をしたいのですけれども、答弁を求めます。
答弁 都市建設課長 中川欣哉
今議員おっしゃったように、現在新双河辺は16戸ございます。当然、移転に伴いましてさらなる戸数の増加というのは、計画の中でもこれは認められておりません。ですので、最低16戸の移転戸数プラスアルファということで考えています。その遠い新東陽に移転建築になったときには、現状の新双河辺自体は町営住宅の用途廃止を考えております。
質問 7番 中田磨
用途廃止はいいのです。移転するに当たって優先的にその方々が入るというのは、当然当たり前の条件であると思うし。そういった要望に応えられるような対応というのが可能なのかどうか、方策も含めてあるのかどうか、その点ちょっと再度答弁を求めたいと思います。
答弁 都市建設課長 中川欣哉
新たな新東陽の団地につきましては、まず入居者を優先させていただきます。今、戸数でいくとマックスで14戸ございますので、その方たちがまずは入られる環境を整えるということを優先して、残りの部分の戸数については、今後の子育て世代等、高齢者等、次世代の若者等の入居を今考えているところでございます。申し訳ございません。それで、その意向の中で、仮にそこの今の場所で残りたいという方がいる可能性もございます。その場合については、当課としましては用途を廃止しますけれども、建物自体はそのまま存続させる考えもございます。その中で、例えば町の住宅か、もしくは福祉の住宅とかいうような形で、用途替えで対応していかなければならないというふうに考えています。
質問 7番 中田磨
どちらにせよ、今住んでいる方々が希望するような形がやはり一番望ましいと思うし、それをサポートするような考え方でしっかりと対応していただきたいというふうに思います。次、3点目に移りますけれども、聞きたいことが答弁の最初にもう出てしまっているのですけれども。公住は先ほども申し上げたように福祉施策の部類に入るわけですから、所得に応じて家賃も決まってくるということは当然変動性になっている課題ではあります。ただ一方で、所得の少ない方で、先ほども言ったのですけれども、生活困窮の中で何とか公住で生活をやっていくということでめどが立ったのだけれども、入るときには実質的には4か月から5か月の家賃を用意しないといけないということで言えば、大変な負担なのですよ。一般労働者の年収、月収であればそんなに気にならないのかもしれないけれども、やはりそういう方々にとっては、合算して1万、2万になるだけでも大変なのだということでの大変さもある。そういう中で、敷金というのはあくまでも将来修繕費でもありますし、もっと言ったら修繕の本来の責任はやっぱり大家にもあるということもありますから。屋敷内の壁とか汚されたとか、ひっかかれたとかいうことも整備の部分なのかもしれませんけれども、3か月取らなくてもいいのではないかと。長く住んでいれば当然汚れたりして大家の責任部分というのが増えてきますから。そういった点も踏まえて考えれば、そういった生活困窮者に対しては敷金の減額を求めるということができないのか、そういうことを支援策としてできないのか、再度答弁を求めたいと思います。
答弁 都市建設課長 中川欣哉
敷金につきましては、御答弁したとおり、退去の際の修繕費に充てていくと。近年、やはり修繕にかかる費用というのが10万台、20万台というふうな、場合によっては出てくる場合がございます。その一部を敷金で補っている部分がございます。ただ、逆のことを言いますと、退去のときにそれだけの費用というのを負担できるのかという部分もございますし、答弁の中でも話ありましたように、例えば猶予等、分割納付というような現在施策を展開しておりますので、その中で対応でき得るものだというふうに考えておりますし、ここ数年来、その敷金に関する相談等に関しては、1名だけ現在相談で実施している状況でございますので。なかなか実態的には声が届いていないと言われましたらあれですけれども、そういう状況でございますので、今後についてはまだ当面見直す予定はございませんので、御理解いただきたいと思います。
質問 7番 中田磨
最後に求めたいと思うのですけれども。例えば所得制限つけても、敷金、段階的に減らすとか、単純に3か月ではなくても、一定の所得しか今ないという人については、分割納付で対応しているとはいいますけれども、そうではなくて、そもそもそこで一定のゼロにする、1か月にする、2か月にするとか、対策というのも一つ方法論だと思うのですよ。実収入に応じてというところでも一つは方法論かなというふうにちょっと考えるのですけれども。その点再度、最後にしたいと思いますので、答弁求めたいと思います。
答弁 都市建設課長 中川欣哉
議員の御意見も非常に参考にさせていただきたいと思いますけれども、繰り返しになりますけれども、現時点ではなかなかその見直しまで至らないということで、御理解いただきたいと思います。