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釧路町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月9日

介護保険事業等について

2020年3月9日、釧路町議会の一般質問で、中家治子議員が「介護保険事業等について」質問し、町長 小松茂、介護高齢課長 会沢義裕が答弁しました。

質問者
中家治子 議員
答弁者
町長 小松茂、介護高齢課長 会沢義裕

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 中家治子

次、行ってよろしいでしょうか。次、3件目です。介護保険事業等についてであります。1点目は、第7期高齢者福祉計画・介護保険事業計画の進捗状況として、ア、在宅・施設での介護サービスの利用の実績、イ、介護施設の運営での現状と課題はということ。2点目、地域包括支援センターの運営状況は。3つ目は、第8期計画に向けての課題はについて、御答弁願います。

答弁 町長 小松茂

介護保険事業等についてということで、第7期高齢者福祉計画・介護保険事業計画の進捗状況ということで、最初に在宅施設での介護サービスの利用実績ですが、第7期計画、初年度である平成30年度から現在における施設サービスについては、入所枠に限りがあることから、大幅な増減はなく、居宅サービス等については、高齢者人口の増加に伴い、利用実績が伸びている状況ですが、施設サービス、居宅サービスともに計画値内で推移している状況となっております。介護施設の運営での現状と課題についてですが、町内の介護老人福祉施設、介護老人保健施設、地域密着型サービス事業所において円滑な運営が図られているものと認識しております。しかし、介護人材の確保につきましては、今後の施設運営に大きな課題があると捉えているところであります。次に、地域包括支援センターの運営状況ですが、町の直営で実施をしており、釧路町地域包括支援センターの人員等の基準に関する条例及び釧路町地域包括支援センター設置規則等に基づき運営をしております。人員配置につきましては、常勤職員として管理者、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員を各1名、非常勤職員として介護支援専門員6名、看護師1名を配置し、高齢者の総合相談支援業務、釧路町指定介護予防支援事業所の管理運営等を行っております。次に、第8期の計画へ向けての課題についてでありますが、令和2年度から釧路町高齢者保健福祉計画策定委員会におきまして、本格的に審議していくこととなります。第7期計画中に開設が困難な状況にある地域密着型特養についての取り扱い、また高齢者人口の増加に伴い高騰が見込まれる第1号被保険者保険料における基金の活用と介護予防のさらなる推進が課題であると認識しているところであります。以上であります。

質問 3番 中家治子

1点目の現時点での実績、まだ7期の途中ですから、現時点での実績ですけれども、答弁にもあったように、入所枠に限りがあって、大幅な増加はないということですけれども、現時点での特養ホームの待機者は何人になっているでしょうか。

答弁 介護高齢課長 会沢義裕

2月末現在を調査しました。2月末現在の時点におきましては50名の待機者という状況となっております。

質問 3番 中家治子

これは前、どこかの時点でお聞きした数字よりもふえているという認識でいいでしょうか。

答弁 介護高齢課長 会沢義裕

昨年の7月に1回、調査をしております。そのときは40名でした。2月の段階で50名という状況となっております。

質問 3番 中家治子

特養の増設が求められているということは、この数字を見てもわかるかなというふうに思います。介護施設の運営の部分に行きたいと思うのですけれども、運営としては円滑に図られているということと、問題は介護人材の確保とそれに伴う今後の施設運営に課題があるという認識は、私も一致するところではあるのですけれども、介護人材不足という、こういう状況を町として、どういうふうに捉えているのか。その原因等も含めて、見解があればお聞かせください。

答弁 介護高齢課長 会沢義裕

介護人材の不足に関する部分につきましては、事業所のほうにも聞き取りをいろいろさせていただいております。採用してもやめていく方が多くなっていると。実際には基準は満たしているにせよ、不足が続いているという状況は、現状として捉えているという状況であります。その人材の確保については、各事業を含めて、皆さん、努力されているという状況となっております。

質問 3番 中家治子

なかなか募集しても人材が集まらないという状況は、私も聞いていますけれども、例えば養成機関が今どういうふうになっているか、町と限らず、釧路市、近隣も含めて、行政機関がどうなっているかということを教えてください。

答弁 介護高齢課長 会沢義裕

今、管内においてなのですけれども、専門学校が1校という状況となっております。

質問 3番 中家治子

そのとおりでありまして、今まであった緑ケ岡学園については、3年ぐらい前から養成をやめたというようなこともお聞きをしていますし、今ある専門学校についても、3年生なのですけれども、1学年定員40名で、入学者はその3分の1程度という状況だということを伺っています。こういう養成機関も少なくなる。そして、入学する方も少なくなるという状況の根底には、どういうことがあるというふうにお考えでしょうか。

答弁 介護高齢課長 会沢義裕

実際に聞き取り等はしてはいないのですけれども、考えられることとしては、低賃金、重労働というのがあるのかなというふうに捉えているところでございます。

質問 3番 中家治子

介護報酬が引き下げられているということが、一番大きな問題だというふうに思います。御承知のように、介護保険制度はことしの4月1日で丸20年になります。その間、3年ごとに見直しをしていくという中で、介護報酬が上がったのは、多分、改定率も実質も上がったのは、多分6回、改定やっていますけれども、1回だけだったというふうに思います。そういう状況の中で、最初は意欲を持って働いていた方たちが、特に若い方たちはそれで生計を立てる、結婚をして子育てをするという部分でいうと十分ではないという状況がある。介護保険制度自体が国の制度ですから、国に改善を求めていくということは当然だと思いますけれども、この点で国にどういう改善要望されているのか、これは町長にお聞きしたいと思います。

答弁 町長 小松茂

人材不足の関係で、町村会などでの国に対する要望の一つとしては、人材確保するための手段の一つとして、外国人労働者の養成をして、養成です、いわゆる介護現場で働くように養成をしながらできないかという、そういった内容の養成をしているところであります。

質問 3番 中家治子

手だての問題も、もちろん必要だというふうに思うのですけれども、一つ御紹介したいと思うのですけれども、日本医労連というところが調査をした結果ですけれども、介護職場で2交代夜勤が約87%、そういう施設があるということで、16時間を超える勤務をせざるを得ない職員の方が約6割いるという、驚くべき状況が結果として出てきました。それだけ過酷だということだというふうに思うのです。それをどう解決していくかというのは、例えば手だての問題で外国人の方のそういう介護職についていただくということも、一つの手だてとしてはあると思うのですけれども、介護職、そういう厳しい状況に見合った額の報酬なりがきちんとなければ、意欲を持った若い方、専門的な知識を持って仕事をされたとしても、それがなかなか理想と現実のはざまでやめざるを得ないみたいな状況になっていくのだと思うのです。だから、ぜひ、外国人労働者の部分も含めて、介護報酬をもっと引き上げてくださいというようなことを、町村会の中でも要望していっていただきたいなというふうに思います。次に、地域包括支援センターの運営状況に移ります。現時点で地域包括ケアシステムを構築するということでの進捗状況はどうなっていますでしょうか。

答弁 介護高齢課長 会沢義裕

済みません。時間をいただいて申しわけないです。ケアシステムの構築にかかわる部分につきましては、今、医療と在宅との連携というのは進められております。今、一番問題になるのは、住む場所という、居住の場所の問題が大きく取り沙汰されているというような状況となっているところでございます。

質問 3番 中家治子

2025年に団塊の世代が75歳以上を迎えるということで、国を挙げて地域包括ケアシステム、住まいを中心にいろいろ医療等、介護等、連携をしていくという、いろいろなサービスを一体的に提供することや、住民同士が助け合っていくということなのですけれども、資料というか、国の資料など見ますと、図が出ているのですけれども、それを具体的に釧路町としてどうしていくのかということと、その進捗の部分について伺ったのですけれども、今伺った中では現在進行中で、そんなに進んではいないのかなという印象を持ちます。地域包括支援センターというのは、本当に大事な施策のところであるというふうに私は思うのですけれども、地域包括ケアシステムの構築という問題が入ってきて、かなり役割がふえたのではないかなということを感じているのですけれども、そういう点では、現在の人員配置も含めて十分に進めていくことができるのかということではどうでしょうか。

答弁 介護高齢課長 会沢義裕

基準の中では、先ほど町長のほうから答弁あったとおり、管理者等、保健師等という配置が基準として設けられております。この中で今現状でいうと対応していくという状況となっております。

質問 3番 中家治子

役割がふえると業務量がふえるというのは当然のことだというふうに思うのですけれども、今の課長のお答えだと、今の現状のままでも対応ができるということですが、心配もされる部分もあります。介護予防を中心にサービスというか、いろいろ機関とつなげていくということも含めて行っていると思うのですけれども、総合相談の中では高齢者が多いのではないかと思うのですけれども、どういった相談が多くなっているでしょうか。

答弁 介護高齢課長 会沢義裕

相談の内容といたしましては、介護の制度に関する内容の相談、それから日常生活における相談というのが、圧倒的に今多い状況です。ほかにもあるのはあるのですけれども、その率というのは9割を超えるような状況となっているところでございます。

質問 3番 中家治子

権利擁護の部分の役割も担わなくてはならないということもありますし、今独居の高齢者の方がふえてきているという状況の中では、役割がどんどんふえていくというふうに思うのですけれども、権利擁護との関係で、どこまで包括支援センターがかかわってやれるのかというのが、イメージ湧かないのですけれども、具体的にそういう事例があったら教えていただきたいのですけれども。

答弁 介護高齢課長 会沢義裕

権利擁護の関係でお話をさせていただくとすれば、成年後見人制度を活用されている方というのが、ここのところ多くなってきているという状況となっております。

質問 3番 中家治子

直接というよりは、そういう制度の中で後見人の方と独居の高齢者なり、高齢者を結ぶというような役割をされるのが支援センターのお仕事かなというふうに思うのですけれども、相対的に高齢化、それから独居の高齢者がふえていくという状況の中で、体制も含めて拡充するなり、役割自体を担っていくということも含めてやっていただきたいなというふうに思います。次、8期計画に向けての課題に移ります。この中にあります7期計画の中で、開設困難な地域密着型特別養護老人ホームですけれども、開設が困難な状況という、その状況の中でも動きがあるのかないのかということも含めてお聞きします。

答弁 介護高齢課長 会沢義裕

第7期の計画の中で、地域密着型特養の建設というのが初めてこの中にうたわれたのですけれども、現実で申し上げますと、各事業者のほうにもお話をお聞きしたりした結果、今の時期、今の状態のままでは開設は非常に難しいという御回答があったというのは事実でございます。ただ実際には困難だというような表現を町長のほうからしていただいたのですけれども、私たち諦めてないという状況もありますので、次期計画の中でも、その辺を盛り込むか盛り込まないかというのは、策定委員会をやりますので、その中で議論をしていきたい、そういうふうに考えております。

質問 3番 中家治子

開設が困難な状況になった一因としては、介護職員がなかなか集まらないということがあったと思うのですけれども、そういう介護職員が集まらないということでの事業者の廃業等、休止等ということが続いています。2019年、昨年です、昨年の調査で老人福祉・介護事業所の倒産については、これは全国的な数値ですけれども、111件、これは東京商工リサーチの調査ですけれども、あったということですし、道内においても廃業等、休業等ということで追い込まれている、そういう事業者がたくさんあるという状況です。1番のところで言ったように、介護に携わる方たちをどういうふうにふやしていくのか。もちろん養成機関もそうですけれども、地域のそういう人材を活用してというのは、もちろん今までも言われてきていますけれども、何か特別な、ただお手伝いということではなくて、介護の職員として働いていただくような、そういう町独自の何か支援策というのが、私は必要かなというふうに思っていますけれども、その点について町長はいかが考えますか。

答弁 町長 小松茂

今の現状の中で、特養の開設に至らないさまざまな要因というのは、先ほど答弁したとおりでありますが、仮に開設したいという事業者の皆さん方と我々がどういうことができるか。我々は諦めておりませんので、例えば一つの例を言いますと、例えば業務の中、特養の中の業務の中の人材が資格を持たなければできない分野と資格を持たなくてもできる分野、地域密着型ですから、あの地域のエリアの方々がそういった事業所開設に向けて、協力的に参加をして、そしてかかわっていかれるような、そういったことができていって、トータル的に人材がある程度確保できるような、そういったことができるのが理想だというふうに考えておりますけれども、なかなかそこにまだ至っていない。資格を持った方々がまず配置をされること。そして、業務の分担がどこまでできるのか。その分担をどういった人たちがかかわっていけるか。こういったことがまだまだ検討課題として残っているのだというふうに思いますので、そういった意味においては、我々もいろいろな情報を集めながら、何とか解決をしたいという思いは変わりませんので、御理解をいただきたいと思います。

質問 3番 中家治子

最終的には審議会のほうで答申を受けて、8期の計画が決まっていくというふうに思うのですけれども、現時点で地域密着型特養については、8期計画にも盛り込んでいくべきだというふうに思っています。先ほど2月末時点での待機者が昨年の7月よりも10名ふえて50名になったという答弁があったのですけれども、担当部署として8期の計画に盛り込んでいきたいというふうに考えられているのかどうか、確認したいと思います。

答弁 介護高齢課長 会沢義裕

先ほども御答弁申し上げましたとおり、まだ私たち諦めている状況ではございません。策定委員会でその辺の議論をしていただいて、最終的には決定するような形になりますけれども、そのような方向で整理をさせていただきたいなというふうには考えております。

質問 3番 中家治子

待機者がふえたということでは急がれる施設だというふうに思いますし、介護にかかわっては20年の中でさまざまな問題がありますけれども、町としてやっていかなければならない事業の一つ、大きな一つだというふうに思いますので、引き続き頑張っていただきたいと思います。以上で終わります。

出典:釧路町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月9日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる