みんなの議会

釧路町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月3日

小中学生の健康状況と医療支援について

2019年9月3日、釧路町議会の一般質問で、佐藤昭平議員が「小中学生の健康状況と医療支援について」質問し、町長 小松茂、教育長 辻川尚志、管理課長 江端邦仁が答弁しました。

質問者
佐藤昭平 議員
答弁者
町長 小松茂、教育長 辻川尚志、管理課長 江端邦仁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 佐藤昭平

13番、佐藤昭平です。本定例会には4件、質問通告しておりますので、順次質問してまいりたいと思います。まず1件目は、小中学生の健康状況と医療支援についてということで質問いたします。1点目は、学校健診の実施状況及び結果ということで、資料もいただいております。ありがとうございました。2番目は、その受診結果の中での通院指導というのはありますけれども、その内容をどのようになっているのかお聞きしたいと思います。3点目は、そういう通院指導した結果の受診の状況、またこれを一層進めるという意味での促進策などを考えているのでしたら、答弁をいただきたいと思います。4点目は、こども医療費の無料化というのが、やはりセットで考える必要があるのかなと思いますが、その制度の拡大など、町として支援の考えについてお聞きをしたいと思います。以上、4点であります。よろしくお願いします。

答弁 町長 小松茂

13番、佐藤議員の質問にお答えをさせていただきます。私からは、こども医療費の無料化の拡大など、支援の考え方についての御質問でございますが、令和元年第2回定例会においても答弁をさせていただきましたけれども、現行の助成制度を継続をさせていただき、さらなる対象の拡大につきましては、今後の課題とさせていただきたいと思います。私からは以上であります。

答弁 教育長 辻川尚志

13番の佐藤議員の小中学生の健康状態と医療支援についての御質問で、1問目の学校健診の実施状況及び結果についてのお尋ねでございますが、学校健診の平成30年度末現在の実施状況及び結果につきましては、健康診断の区分ごとに対象者数、受健者数、受診率、それから通院指導した者、指導により通院した者について、お配りした資料のとおりとなっております。次に、2問目の通院指導の内容はについてでございますが、通院指導につきましては、健診終了後、診断結果に基づき学校より健康カードを作成し保護者に報告しており、再受診が必要な場合につきましては、学校より児童生徒の保護者宛てに再受診を促す通知を行っているところであります。次に、3問目の受診促進策はについてでございますが、受診促進策につきましては、再受診等が必要な児童生徒の保護者宛てにその旨を通知し、受診が完了した場合には、その学校に報告することとしております。また、通知後も一定期間受診されない保護者に対しましては、学校から定期的に保護者へ受診するよう連絡を行っており、受診促進に努めております。私のほうからは以上でございます。

質問 13番 佐藤昭平

それで、資料をいただいて、常任委員会のところでも前々年度の部分はいただいた経過があるので、絞って聞きたいと思うのですけれども、異常が見つかった場合に、通院指導ということになれば、保護者の方に連絡をしてということなのですが、一般的に健診とは、やっぱり結果としては要治療、治療に入ってくださいと、それから、もう少し調べなくてはわからないので、精密検査などを受けてくださいと、それから、しばらく様子を見てくださいと、心配なところもあるけれども、治療や検査までいきません、しかし経過を見てくださいというのが、大体異常と出る場合の中身になるのですけれども、これは保護者の方に通知する場合には、そういう中身というのは、お宅の子供さんはこういう段階ですよというか、そういうような中身になって通知をしているのかどうなのか、それを確認したいと思います。

答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)

検査項目によりましても、その段階は差がございますけれども、全ての検査において、今議員がおっしゃったような段階でもって通知をしているところです。

質問 13番 佐藤昭平

例えば、要治療ということになれば、みんな異常の場合には、大人の健診だってやっぱり要治療となれば、ある意味顔色を変えて受診しなくてはならないということになるわけなのですけれども、そういう点では、保護者の方によって受けとめ方がいろいろあると思うのです。大したことないと受けとめる人もいるかもしれないし、だけれども、中身としては、やっぱり子供さんはきちんと受診をして、治療の段階、治療をしてもらわなくてはならない、検査を受けてもらわなくてはならないということは、これはどのぐらい実際にはやられている、結果としてはどうなのかというのは、把握されているかどうかも含めてお聞きしたいと思います。

答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)

今回お示ししました資料の中で、今、議員がおっしゃったまず通院の指導をした者と、またその通知の中には、病院に行って受診した場合については、そのことについて学校へ報告するという書式になってございますので、その戻ってきた通知の報告のあった人数ということで、指導により通院した人ということで把握をしてございます。

質問 13番 佐藤昭平

要するに、要治療という人は、子供がいれば、その子供が結果的には受診していないかもしれないけれども、治療に入った等、まだ入っていない等、それは各学校並びに全体を集約する委員会のところでは掌握をしているというふうにして、理解していいかどうかを確認したいと思います。

答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)

子供のまず指導により通院した者のやはり割合が高いのが、心臓健診であったり尿検査であったりと、やはり重篤になる部分があると思われるものについては、ほぼ受診していただいて戻ってきているという状況ですが、これについても区分によって若干把握には差がございます。特に、歯科については、さまざまな要素で把握し切れていないという現状がございます。

質問 13番 佐藤昭平

それで、子供たちの健診とは、生まれたときからの妊婦の健診とか乳幼児健診とかを含めて、要するに治療にしてもそういう健診にしても、早ければ早いほどいいというのはこれは鉄則で、そういう点でいうと、学校に通っている中でもって、きちんと健診を受けられていますよというのは、非常にすぐれた制度なのですけれども、これがきちんとその結果に基づいて必要な治療や検査のほうにしっかり結びついていくということについては、確かに、課長が言うように学校保健安全法では、これは学校のところで督促をしたり、受診を強制するようなことはできないのです。ただ、しっかり今のこのうちの町のこの健診の結果などを見れば、そこら辺しっかり把握をして、保護者の方にもしっかり受診をしてもらうということが、これしっかりやってほしいなというふうにして思います。それで、次なのですけれども、通院指導の中身でも、今、答弁のところでもちょっと触れましたけれども、いわゆる歯科の歯医者の部分を見ましたら、小学校でいうと298人指導をして、実際に通院した受診した子供が64人ということですし、中学校も、残念ながら受診した子は20%台なのかなというふうに思うのです。これは、低いという認識を持っているというのは、この間もいろいろ聞いているのですけれども、大体全国的に見ればというか、低いという評価というのはどういうふうに評価しているのかなのですけれども、大体全国平均等、例えば近くの管内の平均等、そういうことで比較検討した上で、うちの町のところはちょっと歯科については受診が低いなというふうにして、どういうふうに根拠として捉えているのかお聞きしたいと思います。

答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)

歯科の指導した者で、通知をした者が実際に病院に行ったということで学校に報告が戻ってくるのですけれども、実は、昨年までは、ここのところは把握ができない状況でございました。産業文教常任委員会のほうでも御指摘を受けた点でございますので、この点は昨年度から改善の方策をとらせていただき、ことしについては、このような数字が上がってきたということになります。実際にこの他の健診の状況から見ても、歯科については非常に低いなという印象でございます。この点では、管内の数値などは実際は押さえてございません。ただ、非常に他の心臓健診等から比べても、非常に低いものですから、この要因については検討をさせていただきました。推測ではありますけれども、まず、春、小学校では、ある学校ではこの通知した子供というのが約6割が低学年ということでございます。この低学年の乳歯の虫歯ということで通知が出されていると。この乳歯の虫歯について、やはり保護者としては余り重く受けとめていただけていないと、生え変わればいいでしょうという程度の捉えで、この部分が低くなっているのではないかという一つの要因と考えてございます。

質問 13番 佐藤昭平

そういうような正しくない理解というか、そういうことも含めて、また歯の健康というのは全身状態にかかわる病気を生んでくるのだということだし、いろいろ非常に重大な問題というのは言われています。当然、ほかの眼科や耳鼻科のところもいろいろな難しい病気につながるものがあります。それで、一つだけお示ししておきたいのは、これ、小学校でいうと受診率は21.5%ですから、いわゆる未受診率、逆にとれば78.5%とかなのです。中学校のところでは22.1%ですから、これでいうと未受診率は77.9%ということなのです。これであとは医師会の団体で、保健医団体というそういう日本医師会ではないですけれども、全国的な保健医の団体があって、そこの歯科医の先生方が一生懸命調査をしているもので、全国くまなくやったかどうかはあれですけれども、ほとんどの学校にアンケートを送って調べた結果でいうと、全国平均でいうと、いわゆる未受診の子供というのは、小学校で50.8%、中学校だと65.3%というふうに、一応これが厚生労働省でもやっていませんから、全国調査ということでこういうことですから、そのことをもってしても、相当受診の率が残念ながら当町の子供たちのところでは低いなというふうにして思っています。それで、そのことを示すのですけれども、これ、不思議だなというか、どうなっていくのかなと思うのは、これ、毎年毎年、例えば、要治療等、要検査等というふうにして結果が出されているのに、そういう理解不足などもあって、受診をしていないというような状況が、極端な話が1年生から6年生まで小学校でいうと、6年間なり9年間なりずっとそのままで推移をしてしまっている児童生徒というのはどうなのでしょうか。これ、僕は非常に考えただけでも恐ろしいなと感じがするのですけれども、そういう点での把握、1年1年での結果も重要なのだけれども、小学校、中学校のところで9年間を通して、その子供たちの健診の状況というのはどうだったのだろうか、実際に健康に役立つような形で健診が生かされているのだろうか、そういう点で追跡になるかどうかわからない、そこら辺の実態がわかれば教えてほしいし、教育委員会としての考え方があるのであれば教えてほしいなというふうにして思います。

答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)

今、佐藤議員がおっしゃったように、この経年でのデータの蓄積というのは、釧路町では行っておりませんでした。あくまで、今わかるのが、中学校1年生の永久歯の虫歯の状況、DMFT指数なのですけれども、これについては毎年調査をしておりまして、このデータで比較するのは、今までの状況でございました。この状況でいきますと、30年度の釧路町の子供たちにつきましては、中学校1年生でございますが、指数が1.49、管内平均が1.56、ほぼ管内の状況と同程度かと認識しております。また、全国ですと、この中1のデータは0.74ということで、やはり全国の数字が上回っているという状況です。また、全道のちょっと1年おくれなのですが、平成29年度の全道のデータでは1.5という状況でございまして、釧路町の状況としては、全道管内と同程度と考えてございます。

質問 13番 佐藤昭平

次の受診促進策のところで具体的に聞きたいのですけれども、いろいろな事由でもってなかなか受診されていない方がいるということなのだと思うのですけれども、学校で対応できる中身というのは、いろいろあるというかあるのですけれども、その一つに就学援助金のところでの就学援助の制度の中での、いわゆる医療給付の部分があります。これは、結局疾病などがいろいろ限定されるかなとは思うのですけれども、こういう受診を進めるという点では、一つの制度であることは間違いないかなというふうに思うのですけれども、ここら辺の活用状況などがありましたら教えてほしいと思います。

答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)

お時間をとらせていただきまして申しわけございません。今回、就学援助の医療の部分につきましては、釧路町では実施していないところでございます。

質問 13番 佐藤昭平

要保護の方のところは、生活保護というか医療保護のところで給付をされるわけなのですけれども、医療費の部分も、その全部の病気に対応はできないけれども、医療費の部分についても就学援助制度の項目としてはあるのですよ。そこら辺も考えていかないと、今のこの健診から見える実態運営に対しては、そこら辺をもう少し研究するなり、少しでもきちんと受診をできるような制度として整備していくというか、こういうのがありますよということも含めて受診を促していくという、そういうことが必要だと思うのですけれども、その点、ぜひ進めてほしいなというふうにして思うのですけれども、今の時点で答弁できるものがありましたらお願いします。

答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)

この就学援助制度につきましては、教育委員会としても今後進めていきたいと考えている部分がございます。ただ、まず、今我々取り組もうとしておりましたのが、クラブ活動費等の3費目が実施可能なのかどうかというところで現在調査研究しているところでございますので、そういうところを御理解いただければと思います。

質問 13番 佐藤昭平

その3費目の関係は、私たちも求めているところですから、それをやめて、こっちをやってと言うようなつもりはないのですけれども。今のこの健診の実態から見て、いろんな手を、制度を、町として、教育委員会として検討していく必要があるのではないかというふうにして思います。できるわけですから、そういう点では、ぜひ検討をしてほしいなというふうに思います。それで、今受診の状況で、いろいろ不十分なところがあるのですけれども、教育委員会では、なぜ受診しないのかという、なかなか促しているけれども、なぜ受診しないのかという点については、何か特別こういうようなことだというもので分析等をしているものがあれば、ちょっと次の質問の関係があるものですから、そこを聞きたいと思います。

答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)

この通院指導した者が、実際にはなかなか通院に至らないという点につきましては、全体的には、やはり現在、保護者の共稼ぎ世帯が多くなりまして非常に忙しいということで、その状況が、基本的には学校の健診につきましては、スクリーニングの弱さがございまして、基本的には、もう既に保護者が、その疾病について理解をしている、押さえているという疾病も多くございます。そういった点で、なかなか健診に、受診に至っていないというふうには我々は捉えております。

質問 13番 佐藤昭平

いろいろな理由はあると思うのですけれども、これ全国調査、これは厚労省の調査かどうかあれですけれども、その医師団体の調査などを見ても、なかなか学校健診を受けても受診しないですとか、そういうような理由として、1番目に挙げているのは、やっぱり保護者のところの理解の問題、先ほど言ったようなちょっと不正確な理解をしているというようなところがあると。それから2番目は、経済的な問題。医療費がなかなかかかるというような問題。それから3点目は、今答弁あったような、忙しくてなかなか行く時間が、連れていく事業がないというような状況であります。それで、そうは言っても、現実問題こういうような子供たちの健康の状況になっているわけですから、このことについてどういうふうにして考えていくのかというのは、これは、いま一度立ちどまって、教育委員会全体としてどういうふうに考えていくのか、健診やるのは、ある意味、やらないよりはやったほうがいいということは言えると思うのですけれども、それでは埋まらないと思うのですよ。やっぱり、今のうちの町の未受診の状況とかを見た場合に、教育委員会の仕事として、この問題をきちんと位置づけてやっていくということが、やられているとは思うのだけれども、ますます今重要ではないかなというふうに思うのですよ。そういう点で、この1番、2番、3番含めて、教育長の考えもお聞きをしたいなというふうに思います。

答弁 教育長 辻川尚志

この健診の部分につきましては、議員おっしゃるとおり、子供の健康に大きくかかわる部分でもございますので、資料にも示したとおり、未受診の保護者についても働きかけはしていますけれども、この部分につきましては、各校とも十分連携しながら受診するよう促すような方策を、学校とともに考えて働きかけたいなというふうに考えておりますので御理解いただきたいと思います。

質問 13番 佐藤昭平

それで4番目なのですけれども、これは子供医療費の無料化制度ということになれば、教育委員会というよりも町全体の施策にかかわることだというふうに思うわけです。町長からも答弁をいただきました。繰り返しのような答弁でありますけれども。しかし、今の健診の状況などを見れば、やっぱり共通しているのは、お隣の釧路市さんの調査などを見ても、やっぱり経済的な問題というのが受診を阻害になっているというのは明らかなわけですから、今のこの子供たちの健康状況を見たときに、やっぱりこれは深刻な状況なのだということを町長は認識共有できますか。その点、ちょっと最初に政策に係る部分なのでお聞きをしたいと思うのですけれども。

答弁 町長 小松茂

今の教育委員会とのやりとりの中で、一定の、この資料を見ながら、この状況を把握させていただいていたところでありまして、さまざまざな、人によっても、通院をした者としていない者、さらにはこの生活困窮者である方々がそういった面では躊躇していると、こういった実態ということがデータとしてあるのだということは認識をさせていただいております。

質問 13番 佐藤昭平

これは教育委員会のほうにも当然共通しているのですけれども、子供の権利条約というのは町長も御存じだと思うのですけれども、そこの24条に、子供をしっかり健康面を、子供の健康面をしっかり享受するように、医療等そういうような治療のところを享受できるようにということを書いていて、これ日本の政府も批准をしているところなのですか。そういう点で見れば、子供は自分で受診したり、お金を払ったり、基本的にはできませんから、当然、これは行政に対しても親に対しても、きちんとやってくださいということを求めているものなのです。そういうのでいえば、子供の権利条約で、いろいろな場で発言をする機会がなかったり、経済的な問題では、いろいろな力がまだなかったり、そういうような世代にある我々の後継者のところを、しっかり病気になったときには支えていくというのが、これが国の制度であれば一番いいですけれども、各自治体、今全国では9割になりましたから、中学校卒業まで無料化というのは。就学前までというのは、今81なのですよ。千七百七十何ぼある市町村のうち、就学前までに医療費無料化というのは81自治体しかなくなった、しかないというふうにして言っていいと思うのですけれども。そういう点では、今後しっかり、そういう子供の権利を守っていくということから見て、もう一歩踏み込んだ検討をいろいろしていくのが今求められている時期ではないかなというふうに思うのですけれども、そういう点で、町長に最後に答弁を求めます。

答弁 町長 小松茂

最初に答弁をさせていただいたところでもありますけれども、当町は29年8月の診療分から就学前の子の医療費の助成ということがスタートしております。今御指摘の点も理解をするわけでありますけれども、さまざまな財政事情などを勘案しながら、当面、今の現制度を継続をすることを基本にして考えていきたいと思いますが、また御指摘の点、今後の検討課題にさせていただきたいというふうに思います。

質問 13番 佐藤昭平

私は喫緊の課題だと思っていますから、子供のこういうような、実際に想像で考えているのではなくて、健診の結果とか、こういう疾病の状況を見たら、まさに喫緊の課題だというふうにして思っています。そのことだけ最後に述べて、次の質問に行きたいというふうに思います。

出典:釧路町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月3日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる