釧路町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月6日
少子高齢化を見据えた「圏域」構想について
2018年12月6日、釧路町議会の一般質問で、川村真一議員が「少子高齢化を見据えた「圏域」構想について」質問し、町長 小松茂が答弁しました。
- 質問者
- 川村真一 議員
- 答弁者
- 町長 小松茂
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 川村真一
それでは、3件目の質問に移らせていただきます。少子高齢化を見据えた「圏域」構想について、1番目、合併特例法による当町の合併案はあるか。また、その理由は。2つ目、少子高齢化が進む中、国の定める「圏域」をどのように捉え、どのように構想していくのか、こちら御答弁願います。
答弁 町長 小松茂
少子高齢化を見据えた「圏域」構想についてということで、合併特例法による当町の合併案はあるのか、また、その理由についてでありますが、当町では、過去、平成14年でありますが、住民発議に基づく釧路市・釧路町合併協議会や、釧路地域6市町村合併協議会が設置をされ、協議をした経過があり、その中で釧路町は住民アンケートの結果を尊重し、自立を選択したところであります。その後、歴代の町長のもと、自立に向けた協働のまちづくりを進め、今の釧路町を築き上げてまいりました。その思いを承継し、今後におきましても、持続可能なまちづくりを進めてまいります。次に、少子高齢化が進む中で、国の定める「圏域」をどのように捉え、どのように構想していくのかということについてであります。国においては、中心市と近隣市町村が相互に役割分担し、連携・協力することによって、圏域全体として必要な生活機能などを確保する「定住自立圏構想」を推進しており、釧路圏域におきましても、釧路管内市町村を圏域とする「釧路定住自立圏」を形成をしております。今後ますます少子高齢化が進むとともに、生産年齢人口の減少による生産力の低下や、社会保障の需要がふえていく中で、さまざまな分野で生活圏を共有する釧路定住自立圏として、各種の連携した取り組みを展開し、町民が安心・安全に暮らし続けることができるよう、圏域の発展に努めてまいりたいと考えております。
質問 9番 川村真一
今御答弁いただきました、過去、平成14年に決定されたことだと。もうそれから16年たっております。そのときに行われた住民アンケート、このとき私も釧路町に住んでいましたが、そのアンケートに答えた記憶もございません。それぐらいの時がもうたっていますし、若かりし自分はそこに興味もなく、自分の意思を伝えることもできない状態にありました。御答弁の中では、歴代町長のもと、またその思いを継承しと、そういった思いで、持続可能なまちづくりを進めてきたという経緯でございますが、平成14年のときに、これだけ人口減少、少子高齢化が予想されていたかどうかというのも一つ問題になってくるかと思います。国の出した最近の数字で、2040年には、日本国内の人口が約1割減るということになっています。日本国内では、もちろん首都圏やその周辺の都市は、人口は若干ずつふえますが、この地方においては、特にこの釧路町あたり、この地方においては、約3割ほどの人口が減るという統計も出されているところでございます。そういった時も経過した中で、今、小松町長は、そういった世界情勢、国内の情勢も見据えた中で、今後も釧路町は、独立してこの町を持続させていく思いでいるのかどうかというのをお聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長 小松茂
平成14年に、この住民発議に基づいてのアンケート調査を行ったということで、当時の自立を選択したアンケート結果が尊重されております。賛成が1,647通で31.9%、反対は3,501通で67.8%という、当時のアンケート結果でありました。今現在は、どのような意識が示されるかわかりませんけれども、私は、この当時の住民発議によってさまざまな合併議論をし、経て、そして一つの方向性を見出し、そして将来展望に立ったこの釧路町のまちづくりを進める上で、結果として自立の道を歩む選択をしたということを、私は大きな、やはりこの町にとっての選択肢であったというふうに思います。私は、少し年月はたってはおりますけれども、その当時の意思決定、そして自立に向けたまちづくりを進めて、今、今日のすばらしい釧路町のまちづくりができた、そして発展を続けてきたという、一方では、人口減少が、これはどうしてもとめられない、今状況にありますけれども、しかし、管内の状況から見ますと、人口減少率の目減り率というのは、我が町はまだまだ遅いほうであります。そういった状況も含め、将来のこの釧路町の人口推計予測というものも出されておりますが、私はまだまだ今の状態の中で自立の選択をし、そして釧路町として、凛としたそういう町をつくっていく。誰からもうらやまれる、そういう町をつくっていきたいと思っております。
質問 9番 川村真一
小松町長、ありがとうございました。小松町長の思いがそうであれば、しっかりと自立した町を持続していきたいというふうに私も思っております。2020年の3月でこの特例法が一度なくなるということで、その後、国のほうは、定住自立圏等、連携中枢都市圏といった言葉もあるのですが、この圏域といった部分を、国内にこの単位をつくり上げていくというようなことを述べられております。まず先に、11月21日に行われました平成30年度の釧路定住自立圏共生ビジョンに関する意見交換会というものを、町長、参加されているかと思うのですけれども、その交換会の中でどのような話をされたかどうか、お聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長 小松茂
出席をさせていただきました。これまで、定住自立圏構想の中で、それぞれの自治体から提案され、そしてお互いに協力し合えるもの、こういったものを提案しながら、それが一覧になって出てきましたので、それらを確認をし、また当時提案されたものから、少し時代背景の中には似合わない文言整理、こういったことを修正をしたところであります。今回のポイントは、いわゆる災害時における管内自治体との連携ということをテーマにして、意見交換が行われたところでありました。この内容につきましては、一つは、やはり今回の胆振東部地震によって、それぞれの自治体がどんな対応をしたのか、そして、どういう問題点があったのかというそういう意見交換の場でもありました。もう一つは、釧路町、私から提案をさせていただいたのは、いわゆる防災協定を管内で結んでおります。しかし、その協定の中身が、もし、例えば沿岸地区で大規模な災害があり、そして一町村では賄えない、そういった状況になったときに、他の町村にそれをお願いをしなければなりません。そのお願いをするときの救援物資、いわゆる応援物資の部分が、どの程度用意ができるのだろうかと。今現在は、それぞれの町が、自分たちの町民に、市町村に配られる、供給するだけの枠の物しかありませんから、ですからそういったときに、応援体制をするための、一つのいわゆる余力備蓄といいますか、その応援備蓄といいますか、こういったものをしっかり用意をし、そしてお互いにそういう協力し合えること、こういったことをするべきではないかという、こんな提案をしたのが、今回の自立圏の会議の内容でありました。
質問 9番 川村真一
その防災に関しても、その圏域といった単位で話し合われたということと認識させていただきますが、国のほうでは、合併されなかった地域において、その圏域といった言葉を使って、ある程度の行政単位を今つくろうとされています。目的としては、公共施設等、病院、あと商業施設などを地方の大規模都市に集中させて、複数の自治体で、その圏域といった単位を構成すると。また、そのまちづくりを促進するための法整備も今後行っていくつもりで、人口減が進んでも、地方の都市機能をしっかりと維持することを目的として、早ければ2019年度の通常国会等、この特例法が提出される予定なのですが、そういった国の情勢というのは把握されていたかどうかというのをお聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長 小松茂
今、現政権でありますこの安倍政権のもとで、この諮問機関である第32次の地方制度調査会において、これが今、急速に進む人口減少に対応した、いわゆる行政サービスのあり方として議論されていることは、十分に把握をしておるところでありますし、これが2020年までに取りまとめ、それが答申されるという、そういう状況も把握をしておるところであります。
質問 9番 川村真一
それは、今、釧路町が組んでいる釧路市のほうも、そういったものを把握されているということでよろしいでしょうか。釧路市も、そういった国の動きがあるというのを把握しているかどうか。少し質問変えます。先日のその共生ビジョンに関する意見交換会の中では、そういった話は出てこなかったのでしょうか。
答弁 町長 小松茂
この前の会議では、その話は出てまいりませんでした。
質問 9番 川村真一
では、町長はしっかりとその辺把握されていましたので、またフルセットという言葉もわかるかと思います。町単独で、住民に対する全てのサービスを提供できるかといった部分ですが、今、釧路町はできていると思います。ただこれ20年後になると、これができるかどうか。国もそこを不安視してというのを、この圏域といった行政づくりをしようとしているわけでございます。施設の統廃合等も視野に入れていくわけでございますけれども、先ほどのプールの話もそうです。市と町で共有される施設であるならば、先ほど言った市民の割合によって燃料費の負担を少ししていただく等、町独自でそれ維持していくのが無理だったら、やはり圏域といった行政単位を使って、そういった支援を受けるしかなくなってくるかと思います。実はそこ20万人以上の中核都市を中心としたこの「連携中枢都市圏」、これ全国に今28あるのですが、ここはかなり国からもお金が入りそうな感じの圏域なのですけれども、残念ながらこの釧路はそこに当てはまらず、今まである「定住自立圏構想」で、これは今、全国に121あるのですが、ここをしっかりと見据えて、先日行われた意見交換会でもその辺の話が出てきていないというのが、少しスタートとしてはどうなのかというふうに思います。ぜひ、小松町長のほうから、釧路市のほうにもそういった部分投げかけていただいて、その辺の共有等、圏域といった部分をどのように形成していくかというのを、ぜひ町長のほうからも投げかけて、どんどんスタートしていってほしいと思います。この件に関して、どのように構想していくのかといった部分で御答弁いただきましたが、最後に町長から、いま一度、その市も含めた中で、釧路町は改めてどういう方向でいくのか、どういう未来を見据えていくのかといった部分でお答え願いたいと思います。
答弁 町長 小松茂
この圏域構想で、さまざまな提案をされ、そして取り組んでいくというこの共通認識は、皆同じでありますし、そこは、言いかえれば、広域連携でやっていこうということであります。国が示している、いわゆるこの圏域構想というのは、先ほども言われましたけれども、将来フルセットで行政が続けていけるかどうかという、そういった危機に来ていると、将来。来ますということから、ある程度の圏域構想を、いわゆる一つの新しい行政単位として、そしてこれを位置づけ、そしてそこにさまざまな投入をしていくという、そういったその今の議論の中身であります。しかし、この中身は、実は、地方6団体がこれに対して慎重論を唱えていまして、いわゆる国からの制度の押しつけではなくして、自治体の判断を尊重し、地域のことは地域で決めるという自治体の原則踏まえてほしいという、いわゆる地方からこの提言を実はしております。根本はここにあるものですから、今ある釧路圏の広域圏構想の中においては、あくまでも広域連携をきちんとして、お互いにやれるもの、そうしたものを協力し合えるもの、そしてそれを進めていこうという、それが前提になるというふうに私は理解をしております。これから、それぞれの自治体が進めていくにおいては、それぞれの町の考え方もあるでしょう。釧路町としては、先ほども申しましたけれども、しっかりとした、基本はやはり自立していく。そして、さまざまな公共施設やいろいろなものが、やはりお互いに利用し合える、そういった相互関係を大事にしながら、そしてお互いが協力して連携して、そして無駄を省く、そういうやはり行政のあり方が、これから求められていくのだろうというふうに思います。人口減少がどんどん進んでいく中であります。このスピード感をやはり少しでも抑える、少しでも抑制ができるような取り組みをしながら、そして町民・市民・村民の方々に、この広域連携の中で、みんなが等しく行政サービスが受けられる、そういった形をつくっていくということが求められるのであろうというふうに思いますので、これからも、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。
質問 9番 川村真一
今、お言葉いただきましたけれども、広域連携を中心に今後進めていくと。今までも広域連携を中心に進められてきたかと思いますが、やはりもう少し、少しスピード感というものが必要なのではないかなというふうに思います。今、広域連携の中心にいるのは、恐らく釧路市かと思います。釧路市は、独自でも続けて維持できていける自治体だと思います。その釧路市に全てリーダーを任せていたのであれば、やはり周りの町村は、国内のほかから見ると少しおくれをとってくるような動きになってしまうかもしれません。ぜひ、その広域連携の中で、釧路町の小松町長がしっかりとリーダーシップをとって、どんどん引っ張っていくぐらいの思いで、この釧路管内を引っ張っていっていただきたいと思いますけれども、最後に、その意気込みを聞かせていただきたいと思います。
答弁 町長 小松茂
今、議員から指摘があったように、さまざまなこれからの人口減少が一番の問題であり、それに対処するためのさまざまな取り組みを、これからしていかなければなりません。そういう意味においては、私もこの管内のこれまで培った人間関係と、それから信頼関係、しっかり築いてまいりましたものですから、そこを大事にしながら、連携をして努めさせていただきたいと思います。