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釧路町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月5日

持続可能な鉄路への具体策を

2017年12月5日、釧路町議会の一般質問で、佐々木洋平議員が「持続可能な鉄路への具体策を」について質問し、町長 佐藤広高、住民課長 佐々木弘二、産業経済課長 須藤隆司、副町長 大滝渉、まちづくり推進課長 堀切亨、健康福祉部長 宍戸牧子が答弁しました。

質問者
佐々木洋平 議員
答弁者
町長 佐藤広高、住民課長 佐々木弘二、産業経済課長 須藤隆司、副町長 大滝渉、まちづくり推進課長 堀切亨、健康福祉部長 宍戸牧子

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 佐々木洋平

2件目に移らせていただきます。2件目は、持続可能な鉄路への具体策について質問をさせていただきます。以前にも何度か同趣旨の質問が出ておりましたが、釧網線、花咲線を維持困難とするJR北海道に対する町の対応については、一自治体としてではなく、沿線自治体との広域的な連携のもとに対応していくとの答弁があったものと認識をしております。共同で歩調を合わせてこの問題に取り組んでいくという姿勢については、もちろん理解できるものでありますが、住民による日常的な利用促進、またはまちづくりや観光施策と連携した取り組みの推進というのは、当町でも具体策を持っておくべき課題ではないかと考え、2点について質問をさせていただきます。1点目が、町内各駅のJR乗車状況は。2点目が、路線維持のための今後の対応は、利用促進への具体策があれば教えてください。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

3番佐々木議員の持続可能な鉄路への具体策をということで、まず、町内各駅のJR乗車状況でございます。町内4駅における乗車状況につきましては、過去5年の1日平均で、別保駅で11.8人、遠矢駅で22.8人、釧路湿原駅で3.8人、細岡駅で0.2人と、このような状況になってございます。なお、この数字は、平成29年、ことしの11月30日公表されたものであります。次に、路線維持のための今後の対応についてでありますが、釧路町総合開発促進期成会、JR花咲線。釧網線対策特別委員会におきまして、沿線自治体の実務者による作業部会から両路線の必要性についての分析報告を受け、改めて、路線維持が必要との共通認識を確認させていただいたところであります。今後は、この内容を踏まえ、沿線自治体や北海道と連携しながら、路線維持に向け、国やJRと協議を進めていく予定であります。また、利用促進につきましては、現在策定中であります釧路町地域公共交通網形成計画の中で、具体策の検討、これを行ってまいりたいと考えているところであります。以上です。

質問 3番 佐々木洋平

まずは、乗車状況についてでしたが、今の数字を聞いて非常に少ないなというのが印象でありました。昨年、1番議員が同じ12月に質問をしておりまして、そのときも5年間の平均データでの数字が出ておりました。議事録を見ながら確認をしましたところ、昨年出ていたのは別保駅で13人、遠矢駅で26人、釧路湿原駅で4.6人、細岡で0.8人となっていました、全て減少しているという状況で、釧路湿原駅と細岡駅が特に少ないなとは思っていますが、まずこの1年間で全ての駅が減少している、乗車数が減少しているということに対して、町としてどのように評価をしているかお聞きしたいと思います。

答弁 住民課長 佐々木弘二(住民課長は2019年3月まで)

乗車数の減少につきましては、端的に答弁させていただきますと、乗る方、数字であらわれるとおりに、JRを利用する方の減少だというふうに認識してございます。

質問 3番 佐々木洋平

それについて町としてどのような評価をしているかを聞きたいと思います。どのように分析をしているか、聞きたいと思います。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

私の経験からも申し上げますと、一般的にはまず車社会がこれだけ発展したということと、それ以上にこのJRの発車時間、町内における発車時間帯が悪い、はっきり申し上げて。バスとまた競合する、ですからその辺をどう、私、いつも思うのですけれども、これだけの交通手段があるにもかかわらず、同じような時間帯に走って、同じ場所を走って、どうして人がふえるのだろうかと。これだけ少子化、そして人が少なくなってきているという時代に、努力というか分析というのはJR自身しているのか。また、その公共機関としての役割、その辺を果たす意思があるのかどうなのか、私個人はそう思っています。ですからその体質、乗せるという体質、私は今もって引き続いているのではないかなと、このように思っています。

質問 3番 佐々木洋平

今の町長の答弁ですと、まずは、民間企業であるJR北海道の自助努力が足りていないのではないかという答弁に聞こえるのですが、まずそういう捉え方でよろしいのですか。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

それは今になっての言葉であって、逆に言うと、今までそういった努力がなかったというふうに私は思っています。ですから、こういった時代になって、今これから我々が言っているような、今言ったようなことをやろうとしても、なかなか利用客としては利用しづらい、私はそう思っています。

質問 3番 佐々木洋平

町長がそうおっしゃるので、ほかの公共交通とのバランスも考えながらということであるのだというふうに思います。利用客、乗車数促進に向けて町長もそういう意見をお持ちということで、ぜひJRにも期成会として要望する形になるのかなと思いますが、その中でも特に今観光面で見ていきますと、特に釧路湿原駅と細岡駅の乗車数がかなり少なくなっていると思うのですが、利用促進に向けた観光施策、どう思っているか聞きたいと思います。

答弁 産業経済課長 須藤隆司(産業経済課長は2019年3月まで)

観光面からという御質問でございます。まず、減った要因の一つに、昨年洪水によりまして、釧路湿原駅、細岡駅、それと町道ともに閉鎖になってございます。それでノロッコ号の乗車率がかなり落ち込んでいると、そういった状況になってございます。それも、こちらとしてはビジターズラウンジやオートキャンプ場のほうに誘客をしたいのですけれども、自然災害にはかなわないというふうな状況になってございます。

質問 3番 佐々木洋平

非常にわかりやすく、減少の原因がわかりました。その災害があったので、人数が減少しただろうということではありますが、今後どのようにふやしていくかという考え方でいうと、何かお持ちか、もう一度お聞きしたいと思います。

答弁 産業経済課長 須藤隆司(産業経済課長は2019年3月まで)

ノロッコ号や、これからSLが運行されます、1月から。それによって観光プロモーション等を実施してまいりたいと思っております。

質問 3番 佐々木洋平

わかりました。ぜひそのような策を講じて、利用客がふえるように努めていただきたいなと思います。最後に、2点目に行きたいと思います。今、数字のデータを見ていきますと、やはりそもそも利用者がいないのではないかというふうに言われてしまうと、廃線を提起される根拠にもなり得るというふうに考えます。そんな中で、以前、ほかの議員から出ていた質問の中では、花咲線沿線観光振興協議会、もしくは釧網本線利活用推進協議会というところと協力を図りながら、利用促進に努めているという答弁があったかと思うのですが、全体を通してみますとどのような策を講じているかというと、具体的にはどのような策があるか教えていただけますでしょうか。

答弁 副町長 大滝渉(副町長は2019年3月まで)

沿線の自治体含めて、協議会がつくられているという状況でありますけれども、議論が進んでいるという状況ではないという中で、今回のJRの提案があって、開発期成会のほうが音頭をとって根室、網走と連携とりながら、議論しているという状況であります。

質問 3番 佐々木洋平

やはり期成会の中の特別委員会でいろいろ議論がされているのだというふうに思いますが、具体策については、先ほどの答弁の中でこれからというふうに地域公共交通の中で議論されていくかと思うのですが、何か案のようなものが出ているものがあれば教えていただきたいのですけれども、この町独自の具体策としては、何か案があるか、教えてください。

答弁 まちづくり推進課長 堀切亨(まちづくり推進課長は2019年3月まで)

大変申しわけございません。町長の御答弁の中で申し上げていますけれども、釧路町地域公共交通網形成計画、こちらの計画が来年度までに策定する予定になってございます。その中で、バスの乗車率の向上もそうなのですけれども、同じ公共交通であります鉄道の部分の乗車率の向上という、JRの乗車率の向上というのも、具体的に検討してまいりたいというふうに考えてございます。

質問 3番 佐々木洋平

そこで、最後また提案型の質問になるかと思うのですが、ぜひ、町内としても一つアクションを起こしておいた方がいいのではないかということで、ぜひ、予算委員会で私が何度か質問に立たせていただきました釧路町高齢者及び重度障害者交通費助成事業があります。ここで補助されているものがバスの回数券、タクシー補助券、ガソリン補助券でありました。私の論点としては、ことしの3月に道路交通法が改正され、75歳以上のドライバーに対しての内容が大幅に変更された中で、その75歳以上のドライバーに対してのガソリン補助という名目はやっぱり少し時代と逆行しているのではないかと。名称変更を含めて検討していただきたいという質問をさせていただいております。ぜひその検討項目の中で、JRの利用もここに含めることはできないのかというところをお聞きしたいと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 まちづくり推進課長 堀切亨(まちづくり推進課長は2019年3月まで)

今、関連の部分の公共政策の中で、今、とりあえず当課のほうでとりまとめをさせていただいてございます。その中で検討できるものにつきましては、今後検討してまいりたいというふうに考えてございます。

質問 3番 佐々木洋平

ぜひJR北海道、鉄路というのが町民の足の確保や観光産業の活性化などにも大きく寄与している重要な公共機関であるというのは、答弁の中にもあったところでありますし、これを維持していくためにはやはり町としてもしっかり利用促進策を打っておく、そうすれば町長が期成会の中で発言をするときの説得力がぐんと増してくるのではないかということで、町としての具体策を持っておくべきだという質問を立たせていただきました。その中でも、特に自動車中心社会において、移動が制約されている方で、既にもう高齢者の方々、そして重度障害者の方々には町としても助成事業を行っているわけですから、そこにJRという項目を含めば、買い物に行く、もしくは高齢者の方々が観光に行く、そして余り町として推進するものではないかもしれませんけれども、JRに乗って、新しくできる釧路市の図書館に行きたいという人もいるかもしれない、広域で考えたときには、そのような利用促進策も検討できるのではないかということを考えておりますので、ぜひ、まずはこの助成事業の中にJRを組み込むということを検討事項に上げていただきたいのですが、最後いかがでしょうか。

答弁 健康福祉部長 宍戸牧子(健康福祉部長は2021年3月まで)

利用される方が高齢者、障がい者ということで、有効な交通の機関だということになれば、それは選択肢に入るというふうに判断しますが、現在公共交通網の策定の会議の中で、果たして選択されるかということでは、対象になる方々の声も十分反映して考えていきたいというふうに考えております。

質問 3番 佐々木洋平

それについては、私も課題の一つだなというふうには考えておりました。ただ、その項目にJRを含んでいるということが、当町独自の利用促進策を打っていると、JRにも国にも、訴えることのできる説得力を持つのだということで発言をしておりますので、それを理解していただいて、ぜひ項目にJRを入れていただきたいということで、最後、町長に答弁をいただきたいと思います。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

今、福祉の担当部長からそういう答弁がありましたけれども、まさしくそれはそれとして一つの現実の姿だと私は思います。ただ、今議員の言われるように、そうではなくて可能性として一つのあるのであれば、それもまた検討していただきたいという趣旨だと思いますので、その辺については、御提言を踏まえて検討させていただきたいと、このように思います。

出典:釧路町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月5日 議事録 PDF(59ページ) 間違いを知らせる