釧路町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月6日
ふるさと納税について
2016年12月6日、釧路町議会の一般質問で、佐々木洋平議員が「ふるさと納税について」質問し、町長 佐藤広高、まちづくり推進課長 木元誠三、課税課長 中尾浩樹が答弁しました。
- 質問者
- 佐々木洋平 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤広高、まちづくり推進課長 木元誠三、課税課長 中尾浩樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 佐々木洋平
3番、佐々木洋平です。本定例会におきましては、2件6項目の質問を提出させていただいております。1件目は、ふるさと納税について伺います。ふるさと納税は、地方から都会に出た人たちが故郷に思いをはせ、ふるさとを応援したい、生まれ育った町の発展に貢献したい、そういう思いで納税という名の寄附をする、その寄附を財源として、まちづくりをすることを目的としております。それぞれ生まれ育ったふるさとだけでなく、思いのある地域を選んで寄附をされているものだと思います。ただ、本来の趣旨から外れる過度な返礼品競争への懸念の声も強まってきているのが事実であります。当町も本年度より返礼品をスタートしたところであり、議会等でも年末に多くの納税が見込まれると伺っておりますが、その現状について改めて伺っていきたいと思います。1点目が、当町のふるさと納税の現況について。2点目が、返礼をスタートしたが現状と課題は。3点目は、今後の取り組みは。以上です。
答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)
3番、佐々木議員の、ふるさと納税について、この当町における現況についてのまずお尋ねでございますけれども。当町のふるさと納税の現況でございますけれども、多くの方から寄附金の申し込みをいただいてございます。本年11月28日現在、この時点で状況を申し上げさせていただきますと、寄附の申し込み件数が914件、寄附申し込み金額、これは1,479万円となってございます。次に、返礼をスタートしたが現状と課題、でございますけれども。本年4月から当町のふるさと納税返礼品制度を開始しており、1万円以上の寄附をいただいた方に対しまして、町のPRと地域活性化を図るため、地場産品をお送りしているところであります。当初では、農・水産物を中心に21品目でスタートさせていただきましたが、生産者や関係機関の協力をいただきながら、今、木工品や加工品などを新たに加え、現在47品目の返礼品について用意することが可能となっておりますが。1年を通しましての品物、これが少ない状況にあるのが現実であります。今後も生産者や関係機関との協議を進めさせていただきながら、安定した数量の確保とともに、魅力ある返礼品の拡充、これを図ってまいる必要があろうと、このように考えてございます。次に、今後の取り組みでございますけれども。寄附をいただきました皆様に対するフォローアップや、新たに釧路町を応援していただける方への情報発信が大切であると考えてございます。集まった寄付金の使途はもちろん、使途──使い道ですね──はもちろんのこと、新規返礼品の案内や町内イベントの周知など、効果的な情報発信を行うなど、多くの方から町を応援していただけるよう取り組み、地域の活性化を図ってまいりたいと考えてございます。以上であります。
質問 3番 佐々木洋平
まず1点目から入りたいと思います。11月28日現在の状況を伺いました。件数でいうと914件で、金額でいうと、ちょっと最後聞きそびれたのですが、一千四百七十数万円……
質問 3番 佐々木洋平
79万円。
質問 3番 佐々木洋平
ということで、まずは、これ、返礼品をスタートして予想より多かったのか少なかったのかといいますと、どのぐらい見込んでたのかお聞きしたいと思います。
答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)
当初予算の時点では、こちらのほうの件数、申し込み金額合わせまして1,000万程度という形の中で見込んでスタートしたところでございます。その後、第3回の定例会9月議会におきまして、全国的な傾向として、年末に向けその申し込み件数がふえるという状況をわかりましたので、さらに1,000万ふやさせていただいて、最終的には寄附金額として2,000万円という形の中で予算計上させていただいたところでございます。
質問 3番 佐々木洋平
ということは、当初予算から2,000万円まで目指す目標を上方修正したということで、まだ12月がありますから、ここに届く可能性は出てくるかと思います。ただ、ふるさと納税がやはりこの注目が集まりまして、寄附件数がふえて、収入がふえている自治体が多い中で、その一方でやはり収入が減ってしまっている自治体があるというのが、ここが大きな問題だと思います。これは、ふるさと納税によって控除される個人住民税が、寄附をした人が住んでいる自治体から控除されるわけでありまして、釧路町の方々が町外の自治体にたくさんふるさと納税を利用すれば利用するほど、町の税収が減るというふうになるわけですが。反対に、町民の他自治体への寄附件数もしくは住民税の控除額等は、今の段階で出てますでしょうか。
答弁 課税課長 中尾浩樹(課税課長は2018年3月まで)
件数と、それから寄附金額は、平成27年中の数字が出ております。まず町民が寄附をした人数ですけれども59名、町民が他の自治体へ寄附した金額、寄附金額ですが597万6,000円、それを寄附することによって町民税が控除された額といいますのが228万4,239円というのが控除されているという現実になっております。
質問 3番 佐々木洋平
単純に、この寄附していただいた金額と控除された金額でプラスマイナスという議論をするべきものではないかとは思うのですが、やはりこの制度がある以上、町民の方に外の自治体にふるさと納税しないでくれという告知はできないわけですから、やはり出ていく税金の分ぐらいは収入、寄附があるような努力というのは今後も続けていかなければいけないのではないかなというふうに思います。その中で、釧路町のホームページにふるさと納税のページが設けられておりますが、ここに、「納税者が釧路町に寄附した場合、2,000円を超える部分について、個人住民税や所得税が、住んでいる市区町村で納める税金から一定限度まで、税額控除を受けることができる」という表記があります。これは一般的なふるさと納税の定義だと思います。その後に、「算定例に、夫婦のみの給与所得者で年収500万円の場合、3万円寄附すると住民税分2万5,200円、所得税分2,800円の合計2万8,000円の控除となる」という例が示されているのですが、実際には、平成27年度の税制改正において、全額控除されるふるさと納税枠というのは2倍近くに拡充されております。総務省のホームページには、扶養家族が配偶者のみの給与所得者で年収が500万円の場合とあります。恐らくこれは夫婦のみの給与所得者と同じ概念だと思うのですが、この場合は3万円だった納税額が5万9,000円まで広がっていますよという図式が紹介されているのですね。それを見ますと、今の釧路町のホームページは改正前の数字のまま記されているのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)
今、御質問のありましたその制度の御案内の関するページのところでございますが、大変申しわけございません、これが以前の古い情報のままで掲載されているところがございました。こちらのほうにつきましては、速やかに削除する方向で今行いたいと思います。
答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)
ただいま御質問のございました制度の概要のほうについてでございますが、その正しい情報の周知を図るため、関係課のほうと協議をしながら、それについて検討を進めていきたいと思っております。
質問 3番 佐々木洋平
やはりこの税制改正によって、ふるさと納税の限度額がふえたことによって、今さらにふるさと納税が活発化されておりますので、ぜひ修正をして現行の金額に直していただきたいなというふうに思います。さて、やはりこう寄附していただく仕組みをつくっていくためには、今ふるさと納税に関する現況調査結果というのが、ホームページ探すと総務省のほうで出ているはずなのですが、調査をしていった結果、やはり返礼品の充実というのが、ふるさと納税をしている1位の理由になっております。そして、当町も委託をしております、ふるさとチョイスというサイトにおきましては、きのうまでの段階で申し込み累計が1,256万5,864件にも及んでおります。恐らくこれからさらにふるさと納税が活発に行われていくことを考えますと、返礼品への取り組みというのが、今後恐らくさらに課題になってくるだろうと感じております。そこで2件目に移ります。当町においては最初は21品目だったのが、木工品や加工品などを加えて47品目、今は返礼品として用意しているということでしたが、通年を通しての安定的な確保が難しい、特に当町が誇る海産物や野菜などの一次産品というのは、天候の影響が非常に受けやすいというところから、ことしも恐らく返礼品として難しい部分もあったのかなとは思いますが。今後の、このふるさと納税の返礼品として第一次産品を出すことへの対策等は考えていらっしゃいますでしょうか。
答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)
やはり、町の有するそういう資源の水産物、これが多くを占めてございます。議員が今御指摘ございましたように、その自然条件によって、気象条件によって、その左右される部分も実はございます。その辺あたりにつきましては、関係機関あるいは生産者のほうとも今協議を進めているとこでございますが、引き続きその商品供給といいますか、提供できる体制を含めて、どういう形で進めていくかは、引き続きちょっと協議を進めていきたいなと思ってございます。
質問 3番 佐々木洋平
わかりました。この返礼品について、幾つか項目を分けて質問をしていきたいと思うのですが。返礼品の充実以外にも、ふるさと納税については、収納環境の整備や広報の充実によって納税がたくさんされているという自治体の回答が多く出てきております。先ほど申し上げましたふるさとチョイスのサイトで見ますと、お肉だけで1万2,000件以上の返礼品を用意されておりますし、魚介類で1万件を超えております。全品目でいうと、恐らく10万件を超えてくると思うのですが、その中でコンビニ支払いが可能な自治体、その品目は625件しか、検索するとヒットされておりません。ほかには、ポイント制を導入していたりですとか、携帯電話料金としての支払いができる自治体などもあります。これらに絞り込んでいるだけで、一気に品物が少なくなるということは、注目される可能性がふえるということだと思うのですが、この収納環境の整備については、何か取り組みはされておりますでしょうか。
答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)
現時点で、例えば今お話がございましたコンビニ収納等々含めて、確かにそういうポイント制を実施している自治体もございます。しかしながら現時点では、当町のほうではそれについては考えを持ち合わせていないところでございますが、今後のふるさと納税、これの推進を図るに当たって、その辺あたりどういうような形で取り組めていけるのか、そのポータルサイト運営会社でありますふるさとチョイスのほうとも協議を進めながら行ってまいりたいと考えているところでございます。
質問 3番 佐々木洋平
やはり、申し上げたとおり、たくさんのパイの中から1つを選んでもらうというのは非常に大変ですけれども、何かターゲットを絞っていくと、収納環境でもすごく少ない品目の中から選んでいただける可能性があるということで、ぜひ研究を進めていただきたいなというふうに思います。それともう一つが、やはり広報の充実であります。私、情報発信の質問の際にも指摘をさせていただきましたが、SNSを利用している世代と、ふるさと納税を活用しているという世代が非常に年齢層からすると合致しているというところを指摘させていただきました。やはり、広報の充実の観点から見ても、SNSを利用したふるさと納税の広報を行っていくべきかと思うのですが、これはまだ進んでいないのには理由がありますでしょうか。
答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)
前回の議会におきましても、私のほうからSNSの活用について検討を進めていくということで御答弁申し上げたところでございます。この部分につきましては、確かに、このふるさと納税を活用される年齢層といたしまして、40代から50代の方が約5割ほど占めている状況になってございます。また、それよりも若い世代においても多くを占めている状況になりますので、当然そのSNSの活用については有効な手段だというふうに考えてございますが。まだその実施に向けて取り組んでいないとこでございますので、この辺あたりにつきましては、ちょっと早急に検討させていただきたいと思います。
質問 3番 佐々木洋平
先ほどの2番議員の質問の中でも、当町のホームページ1カ月の閲覧者が1万人ほどというお話がありました。前回の私の質問で、迷い犬の投稿1件で1万件を超えているだけの閲覧者がいるというのがフェイスブックになっております。しかも、町内だけではなく、町外の人に見てもらう可能性がある、これがふるさと納税にとって非常に有効な広告の手段であります。しかもこれにはお金もかかりませんし、今現在、釧路町が行っているフェイスブックページというのは、本当にすばらしいものがあると思うのです。これに1ページ、ふるさと納税を加えていただくだけでいいと思います。例えば、カキがあく瞬間を動画で押さえる、ほくげん大根がとれる瞬間を動画で押さえて、これを届けますよ、これだけでもすごいインパクトになると思います。ぜひ早急に、今12月が一番ポイントですから、取り組んでいただきたいなと思います。それともう一つ、通年を通して安定確保が難しいという観点の中から、今、木工品が出されているということで、私も全品チェックをさせていただきましたが、100万円を納税すると木のプールのようなものが返礼品として返ってくるというのが出てきたのですが、100万円を納税される方というのは、その限度額からすると年収幾らぐらいの方が納められるという形になるのでしょうか。
答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)
申しわけございません。その辺あたりについては把握しておりません。
質問 3番 佐々木洋平
わかりました。私が調べた範囲では、ちょっと正しくはわかりませんが、80万円ぐらい納めている方でも2,500万円ぐらいの年収がないとというふうに出ていたので、100万円を納税される方というのは相当年収がないとその控除額の限度額にはなっていないと思います。ただ、これは本当におもしろい取り組みでして、ぜひ子供たちがそのプールで実際に遊ぶような姿をもっと広告してほしいのですね。日本中でたくさん収入のある方が、子供たちがその木のプールで遊ぶ姿を見せて、「ああ、これをぜひ自分の町にプレゼントしたいな」と、そういう人もきっと出てくるかと思います。これをどうやって人の目につけるかというのが今後の課題だと思いますので、その辺についてもぜひ取り組みを進めていただきたいと思います。次なのですが、まだこの質問の中で、ふるさとチョイスのサイトでは返礼品を選ぶ際に6つの選び方があります。「お礼の品で選ぶ」「お礼の品でチョイス」「地域でチョイス」「使い道でチョイス」「ランキングでチョイス」「おすすめでチョイス」「災害支援でチョイス」という6種類で、まずは最初選べるようになっているわけですが、私は今回お礼の品で、返礼品というところで調べてみました。まずは、牡蠣というカテゴリーで検索をしてみると、全国から307件のカキに関する商品が出てきています。私、これ検索したときに1ページ目に仙鳳趾のカキが出てきました。これは何ていい場所に仙鳳趾のカキが載ったのだろうと思っていましたら、これ実は釧路市のふるさと納税品になっております。つまり、釧路市も返礼品に仙鳳趾のカキを使ってくださっている。産業振興にとっては非常にありがたいことではあるのですが、納税は釧路市に入るわけですね。ページ数を上げてみますと、3ページ、4ページ目には、先日新聞報道がありました厚岸産のカキ、これが20個で、殻ガキで1万円の、1万円で20個というふうな返礼品となっております。残念ながら、釧路町のカキは今品切れということで牡蠣のカテゴリーには載っかってこないのですね。そして、釧路町から入っていくと、釧路町のカキは1万円で殻ガキMサイズ10個というふうに出ています。他地域が数量が多いから合わせるべきという議論するべきものではないとは思うのですが、やはり納税者にとってポイントになっているのは事実だと思います。これらの他地域との比較をした中で、今当町としてこのカキの返礼品としては、どのように考えているのか聞きたいと思います。
答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)
当町の今ふるさとチョイスの申し込みの画面で、議員がおっしゃるとおり、うちの水産資源の大事な商品でございますカキ、これが今クロス状態になってございます。これにつきましては、関係機関、生産者との協議の形の中でなかなか数を御提供できない、数の提供について困難なところがございまして、こういう状況になってございます。本来であれば、多くの品物について掲載をした形で、その釧路町の仙鳳趾産のカキを広くPRしたいところでございますが、そういう状況になってございます。しかしながら、今後につきましては、関係機関のほうとも十分その辺あたりを協議しながら、何とか常時提供できるような形にとっていきたいなというふうに考えてございます。
質問 3番 佐々木洋平
やはり同じサイズのカキをそろえていくというのも難しいことだと思います。ただ、他地域見ますと、30個から40個と書いている地域もあれば、キロ数で表示をしている場所もあります。もしキロ数で表示をするのであれば、例えば同じサイズがそろわなくても、ほかの小さいサイズもまぜて何個というような地域もどうやらあるようでありますので、こういう表記の仕方についても工夫が必要なのかなと思います。さらには、少ないのであれば、少ないなりのその希少性、もしくは生産者の思いなどをストーリーをつけた表示の仕方をしていかなければ、やはりこの単純な競争、個数で負けてしまうということになり得ると思いますので、研究を進めていただきたいと思います。もう一つです。先ほど、釧路市で仙鳳趾のカキを使っているという例をお話ししましたが、釧路市が仙鳳趾のカキ10個のときは、かぎ括弧書きで、「ぷりっぷりで濃厚仙鳳趾産活牡蠣大10個」と書いてあります。これ1万円の返礼品です。釧路町はというと、「釧路町仙鳳趾産活かきM10個」しか書いてないのですね。やはり、このたくさん、307件カキの商品がある中で、これをクリックしてみたいと思えるような最初のアイキャッチが、やっぱりここできていないなと言わざるを得ないなと思いますので、この告知の方法もう1回考えていただきたいのですが、いかがでしょうか。
答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)
ふるさとチョイスのその画面からの展開でございます。確かにその全商品がラインナップされているところでの表記の部分で、そういう告知の仕方が足りない部分があるのかなと思いますが。中のほうに入りますと、先ほどおっしゃられたようなその細かい表記もされていたかと記憶してございますので、その辺あたり、告知のその仕方といいますか、それについて運営会社のほうとも十分協議しながら進めていきたいと思います。
質問 3番 佐々木洋平
やはり、ふるさと納税をたくさん活用している方と、実際に私画面を見ながら納税する姿を見せていただきましたが、たくさんの商品の中で、中身までしっかり見るというのは、よっぽど欲しいと最初思った商品だけなのですね。なので、一番最初の看板となるところをぜひもう少し注目をしていただきたいなと、そのように思います。さて次です。当町は前年度まで返礼品を設けておりませんでしたので、恐らく町長のお立場としても、過剰な返礼品を慎むという立場だったのかと思いますが、やはり返礼品はどの自治体も、基本的には自治体の中で調達している状況になっているかと思います。そういう意味では、産業振興や事業者育成にもつながっているかと思いますけれども。この返礼品の選定の際に、事業者を募集したりするということは、していないのでしょうか。
答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)
この返礼品の選定の際でございますが、庁内部におきましても、関係課といろいろと協議をさせていただきました。当然その公募という方法もあるというところまでもいったところでございますが、実は今回、町の事業者といたしましては、地産地消センター「ロ・バザール」でさせていただいてございます。こちらのほうにつきましては、その地産地消センターのその目的等が、町のすぐれた資源を提供、情報発信をしていくという形のところでございましたので、そういう観点から、今回のふるさと納税の返礼品を取り扱う事業所としてよろしいのではないかという判断をさせていただいたところでございます。それと、スタートに当たって、どういうような形になるのか、まだ不明な点がございましたので、ことし1年間はそういう形で進めさせていただきまして、今後については、その新たな事業者の公募も含めて、また関係課のほうと協議を進めていきたいと考えているところでございます。
質問 3番 佐々木洋平
やはり、事業者もしくは生産者は、もうちょっと、自分は出したいと思っている人もいるかもしれない、公募の方法によってはそのような可能性もあると思いますので、ぜひ次年度に向けて研究をしていただきたいなと、そのように思います。それでは、今後の取り組みについてのところで、幾つかまた質問をしていきます。町長の答弁の中では、寄附していただいた方へのフォローアップや使い道、そして町イベントなどの周知をしていくというような答弁がありました。私は今、返礼品ともかかわるところで提案をしたいなというふうに思うのですが。やはり、こう過剰な返礼品合戦に巻き込まれないような取り組みをしている自治体というのは、もう既にたくさんあります。例えば、ふるさとに帰省できない人向けのサービスで、年に数回お墓の掃除や供花──「くげ」というのでしょうか──をするサービスや空き地や空き家の草刈りのサービスを行っている自治体があります。例えば、当町であれば大雪が降った日に、ふるさとの両親が住む家の前の除雪をしてもらうようなサービスにも需要があるかもしれません。これこそが、まさに自治体の出身者をターゲットとしているようなふるさと納税の本来の趣旨に沿ったものではないかと思います。実際に実施している自治体については、これを障がい者就労施設やシルバー人材センターなどに委託をしているので、地元の雇用創出にもつながっていると、そのような経緯もあるわけです。このように、納税者にとって金銭的なものではなく、価値やサービスの提供をするのであれば、過熱する返礼品合戦と一線を画する取り組みなると思うのですが、この辺の考え方、いかがでしょうか。
答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)
ふるさと納税、これはやはり自分が生まれ育った土地というか町、ふるさとを応援したい、あるいは魅力のある取り組みをしている自治体を応援したいと、そういうところに対して、その寄附の方が申し込みをするという制度になってございます。町のほうといたしましても、やはりそういう寄附をいただいた方に対して、お礼といたしまして礼状のほかに、この町の特産品を返礼品として送らさせていただいているところでございます。今、ただいま御提言のありましたことも、その地域の取り組みとして有効な手段なのかなというふうに考えてございます。まだまだ、ほかの地域ではさまざまな取り組みをしているところもございます。その辺あたりも含めまして、今後もちょっと見当を進めていきたいなと思ってございます。
質問 3番 佐々木洋平
やはり、その地域でしかできないことに、本来にふるさとを感じる方々は寄附をするものだと思いますので、ぜひそういう取り組みについても研究をしていただきたいなと思います。もう一つ新しい取り組みが、ふるさとチョイスの広告バナーのところに出ているのですが。これは新しいクラウドファンディングと呼ばれる特定の事業に対する金額設定の自由な寄附というのもスタートをしてきています。これについては、本当にすばらしい取り組みだなと思ったのですが。広島県の神石高原町というのでしょうか、ここで犬の殺処分ゼロという取り組みを行って寄附を募っております。まだ実施から二月ぐらいしかたっていないはずですが、もう1億円以上の寄附が集まっています。これはなぜかというと、広島県内で犬の殺処分をゼロにすることを目的としていて、広島県内で犬が処分対象になった場合、全てこの町が引き取って保護施設で育てますよ、殺処分しませんよという取り組みで、日本中から愛犬家から寄附が集まっているのですね。そして、2020年の東京オリンピックまでに日本中の犬の殺処分をなくしますという宣言をして、この寄附にお金が集まってきているのです。こういうことを考えますと、やはり寄附者の中にも、何にお金が使われるのか、お金の出口は何なのだというところに、一番注目が集まってきているのではないかなと思います。そうした中で、当町ではこれに使いますよという、そのキーワードが「こどもの笑顔を未来に」「美しい自然を未来に」「産業資源や技術を未来に」「大切な命を未来に」「まちの宝を未来に」と書いてるのですね。もちろんそうなのですが、もっとこれだというような事業が明らかになって初めて、この事業に寄附をしたいなというふうに人は感じるのだというふうに思います。このクラウドファンディングのような、この事業にこのお金が必要なのです、寄附いただけませんかと、そのような事業もスタートしていくべきかと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)
当町のふるさと納税の返礼品制度につきましては、ことしの4月から実施をさせていただいております。その際に、当然その、町の目的といたしまして、今議員のほうからもお話ししていただきました「こどもの笑顔を未来に」等、そういう目的でというのも定めさせていただいているとこでございます。ことし、まだ制度がスタートしたばかりでございますので、まだこの部分につきましてはもう少しこの形を進めさせていただきたいと思ってございますが。当然、中身的にもっとこう釧路町としておもしろい取り組みをしているなど、そういう部分も必要かなとは考えてございます。その辺あたりも十分考えさせていっていただきたいなと考えてございます。
質問 3番 佐々木洋平
ぜひ、使い道の具体化、取り組んでいただきたいなと思います。最後にしたいと思います。2016年4月には、企業版ふるさと納税制度が創設されております。地方公共団体が作成した地方創生に係る事業に対して、企業が寄附を行った際に税額が控除されるという制度ですが、寄附金額がまたふえまして、最大6割が法人住民税などから控除をされるというふうになりました。やはり、ふるさと納税について、先進的に取り組む自治体では、この企業版ふるさと納税にも力を入れようとしているところがふえてきております。ただ、実際にスタートしたばかりの企業版ふるさとチョイスというサイトには、まだ掲載されている自治体は6つしかありません。ということは、これももし取り組みを早くすれば、釧路町の取り組みを全国にアピールするきっかけにもなり得るかと思いますが、この企業版ふるさと納税について、釧路町としてどのように取り組んでいくか、お聞きしたいと思います。
答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)
企業版ふるさと納税のことでございます。議員がおっしゃるとおり、ことしの8月2日に内閣のほうからその取り組み状況について、公表されたところでございます。道内においても二、三の自治体があったかなと記憶してございますが。まず、この企業版ふるさと納税につきましては、昨年策定いたしましたまち・ひと・しごと総合戦略、この事業との関連性もございます。なおかつ、この地域再生計画というものを、その自治体で策定をし、それを国のほうの承認を受けるという行為がございます。その辺あたりについては、私どもまだ情報がちょっと不足している部分がございまして、今、北海道の総合振興局ですか、総合振興局のほうとも情報交換させていただいているとこでございますが、これについてはもう少しその状況について、調査研究をさせていただきたいなと考えてございます。
質問 3番 佐々木洋平
今おっしゃったとおり、内閣府による許可を受けた事業に対する寄附が対象となっているということですから、まだ研究が必要なのだとは思いますが、やはりみんなが参加してからの事業になるのか、先進的に取り組むかによって、目に映る形というか、目に入る回数というのは変わってくるかと思いますので、ぜひこれについても、早急に取り組みを始めていただきたいなと、そのように要望をして、この質問については終わりにしたいと思います。