みんなの議会

釧路町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月5日

住民の足を守ることにかかわって

2016年9月5日、釧路町議会の一般質問で、三浦信一議員が「住民の足を守ることにかかわって」について質問し、町長 佐藤広高、まちづくり推進課長 木元誠三が答弁しました。

質問者
三浦信一 議員
答弁者
町長 佐藤広高、まちづくり推進課長 木元誠三

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 三浦信一

5番議員、日本共産党の三浦信一であります。まず初めに、台風10号によって引き起こされた被害が連日報道されています。この中で行方不明になられた方の一刻も早い発見と捜索活動をお願いしたいと思います。そして、この水害等によって亡くなられた方々とその御家族に対して、心より冥福をお祈りしたいと思います。そして、被災地の方が一日も早く普段の生活に戻られることを心より願うものであります。私たち別保地域でも、3年前の9月に内水氾濫により大きな被害を受けました。今は想定外という言葉ではなく、住む人の安全のため、現在今からでも必要な対策を求めること、そして実施することの必要性を強く感じます。災害を防ぐための対策や研究を一層強めることを、町に対しても求めるとともに、私自身も住民の安全・安心のため、努力したいと思います。前置きが長くなりましたが、1件目の質問に移りたいと思います。1件目の質問は、住民の足を守ることにかかわってであります。JR北海道は、ことしの秋までに「持続可能な交通体系のあり方」についての文書の中で、利用者が少なく、JRだけでは維持することが難しい路線を公表し、そして沿線自治体と協議の場を持ちたいと話しています。輸送密度、1日平均旅客輸送人員の関係でございますが、輸送密度が北海道で一番低いのが留萌線であります。留萌線、留萌から増毛の間、計数は67であります。そして根室線、釧路から根室間、いわゆる花咲線でありますが、計数は449、7番目であります。そして釧網線、東釧路から網走までは513、10番目であります。1980年に成立した国鉄再建法では、輸送密度が4,000以下の場合、バス転換が望ましいと判断されました。そのため、当時、600前後だった標津線が、1989年──昭和64年、平成元年になりますか、廃線になっています。また、白糠線は、その前、昭和58年に廃止になっています。そして、同じく2015年の同じ輸送密度の表から見れば、根室線で帯広から釧路間は2,266で廃止対象になってもおかしくない、特急が来なくなるという可能性も示しています。仮に、さきに述べた国鉄再建法による廃止路線の基準4,000キロ未満で選定をするとすれば、小樽─札幌、札幌─旭川、そして札幌─帯広などの4つの路線を除く全道の全ての路線が該当する、北海道の路線がなくなるということを示しています。このように、私は、北海道の鉄道が消滅することに向かうことに大きな危機感をもっています。冬はJR、冬こそ鉄道で安心して出かけることができます。通学や通勤も、吹雪や大雪の中でも安心して移動できる手段であります。利用者が少ないことをもって、現実に利用者がいることに鉄道をなくす。このことに対して、私は反対をしたいと思います。鉄道は公共の財産であります。道路や空、海の交通と同様に、国民の移動の権利を保障するものであります。道路や空港などは国が建設し、維持をしています。しかし、巨大な建設資金と維持費の必要とする鉄道だけが事業者の金額負担というのは、公平性・均衡性を欠いているのではないでしょうか。民営化したから仕方ないというのではなく、だからこそ、来年で30年目となる国鉄民営化の再検証と見直し、そして自動車優先、道路交通政策偏重の公設政策の検証が必要ではないかと考えます。こうした立場から、私は、地域の公共交通としての役割について、町の基本的な考え方を問いたいと思います。2点目には、釧網線、花咲線の存続にかかわって、沿線町村との協力関係はどうなっているのか、聞きたいと思います。3点目は、別保駅など、駅周辺地域の活性化構想があれば聞きたいと思います。以上、よろしくお願いします。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

5番議員の三浦町議の、住民の足を守ることにかかわってという命題の中で、この地域の公共機関としての役割について、私の基本的な考えをお尋ねでございます。地域における公共機関、これは通勤・通学、通院、買い物、観光などの目的に対応いたした輸送手段といたしまして、町民初め、地域住民の生活や経済活動を支える大きな役割を担っているものと思ってございます。次に、釧網線、花咲線の存続にかかわっての沿線市町村との協力関係についてのお尋ねでありますが、先般、新聞報道等でJR北海道社長の島田社長が、鉄道事業を抜本的に見直しをし、秋口までに維持困難な線区を公表し、沿線自治体との協議に入りたいという方針を示されたところでございます。私もこの件については承知をしてございます。このことを受けて、今後、JR北海道より当町に対し協議があった場合は、沿線自治体と十分相談し、連携を図りながら対応をしていきたいと思います。次に、別保駅などの周辺地区の活性化構想でございますけれども、別保駅周辺地区の活性化といたしましては、釧路町都市計画マスタープランに位置づけられております地区の玄関口づくりとして、駅前広場を核とする環境整備、地域交流を推進することとしており、周辺の自然、これを生かした魅力づくりなどとともに、地域の活性化を図ってまいりたい、こう考えている次第であります。以上です。

質問 5番 三浦信一

鉄道については大きな役割を担ってるということなのですが、鉄道の公共交通ということについて、道路だけが優先ではないかということについて、町長はいかがお考えでしょうか。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

この鉄道と道路、これにつきましては、その違いがあるということでございますけれども、逆にその歴史というものを考えた場合、違って当然だろうと私は思ってます。

質問 5番 三浦信一

歴史と言えば、資料がありますが、およそ30年前に民営化したときに、その次の年に資料があります。いわゆる1987年というふうに資料はなっていますが、民営化した次の年の資料で言えば、JR7社の決算は、JR7社の営業収入に占める北海道の割合はわずかに2.5%、JR西日本が1%、JR九州が3.6%、そしてJR北海道の全体の営業収入919億円と言われてますが、東京の収入は1,000億円だったそうです。それより少ない。そしてJR四国全体の乗客数は、品川駅の乗客数とほぼ同じだ、1年後の経過でこのような状況になっています。したがって、30年前の民営化が、もうこの時点で今の現状になるというのが明白ではないかというふうに私は思ってます。その点、いかがでしょうか。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

このことについて、私の立場上、お答えすることはできません。

質問 5番 三浦信一

利用者がいて、しかも削られる。北海道の歴史と言えば、やはり鉄道があって、そこに駅ができて、町ができて、そして、やはり釧路町もそうではなかったですか。ほかの町村もそうではなかったかというふうに僕は考えています。歴史を考えれば考えるほど、いかにJR民営化、誤りでなかったか、僕はそういうふうに思いますが、その点は答えられなかったら、仕方ないといたしまして、私は、このために私たちの足を何とか確保したい。そのために町としてどう取り組むのか、どうするのか、そのことを町長にただしたいと思って、この質問をしたわけなのですが、その点はいかがでしょうか。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

地域住民の足を守るということは、地方自治体にとっては大切なことであり、JRだけがその足であるというふうに私は捉えておりませんので、その点、御理解いただきたいと思います。

質問 5番 三浦信一

先ほど質問の中で、鉄道が先だというふうに話しましたが、やはり成り立ちからいって、やっぱり道路が出てきて、その次に鉄道が出るということで、余りにも過激に言ってしまいました。申しわけございません。しかしながら、道路、鉄道というのは、やはり町の中心、地域の顔、今でこそ道路が道の駅といいますが、やはり駅は駅ということで、それぞれの北海道の町の顔であり、やっぱりその発展を支えたところだなというふうに思ってます。それで質問なのですが、やはりそういう路線を私たちはなくしたくない。そういう面ではオール北海道で釧路町に頑張ってほしいなということで思ってます。2番目の釧網線に移りますが、今でも標津町の町で、あるいは弟子屈町もそうだと思いますが、バスで子供たちを釧路まで運んでる、そういうやっぱり状況も見てます。その釧路町は、釧網線と、そして花咲線の要所の町であると、そういう面では、釧路町が鉄道の公共路線を守ると、そういうことでキーマンというのですか、その中心的な役割を担ってもおかしくないなというふうに私は思うのですが、その点はいかがでしょうか。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

確かにこの2線路を持っているという釧路町でございますけれども、逆にキーマンというよりも、我々は沿線市町村と連携を組んで、この線路を存続させてもらいたいと。これは既に春先にも島田社長、直接会って、我々としては申し上げをしたところであります。

質問 5番 三浦信一

島田社長とは話はしたというのですが、近隣の町村の中では、現在、存続にかかわっての話はないのですか。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

私の知り得る範囲では、具体的には首長として、この路線の存続ということについては、危機感は持ってございますけれども、どうするかという具体の話、それはまとめて、今後の動きというようなことについては、話をしたことはありません。

質問 5番 三浦信一

そういう状況だということがわかりました。やはり島田社長に会って、釧路町の思いも届けてるということも聞きましたが、やはり何としても住民の足を確保するということで、釧路町としては、いま一度、利用者がいるのになくしてはいけないという観点から、頑張っていただきたいなというふうに考えています。続いて、三つ目の別保駅から駅周辺などの活性化構想なのですが、別保公園を含む構想ということでは考えてないのかなというふうに思うのですが、その点はいかがでしょうか。

答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)

先ほど町長のほうからも御答弁を申し上げているところでございますが、この駅前の広場を核として、周辺の自然を生かした、そういう魅力づくり、これあたりを進めていくという考え方を、今、町のほうでは持っているところでございます。

質問 5番 三浦信一

今、ウオーキングやら、あるいは汽車を利用してのサイクリングというのですか、やっぱりそういう中で、釧路の駅というか、列車を利用した活用の仕方、あるいは釧網線でいえばノロッコ号というふうになりますが、そういう面では、遠矢駅あるいは別保駅を利用した活性化というのですか、そういうものを町としてはやっぱりもう少し頑張ってやっていかなければならないのかというふうに思います。ただ、利用者が少ないからでなくて、例えば、鉄道を応援する応援団、例えば、別保でいえば、駅前広場の会など、そういうふうに実際鉄道を利用しない人でも、鉄道を何とか盛り上げる、応援する、そういう部分では、釧路町の別保公園を利用した部分では、もうちょっと宣伝もあってもいいのかなというふうに思うのですが、そこら辺はいかがでしょうか。

答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)

現在、町のほうでは、駅周辺に要する活性化構想、特にこの構想は今、持ち合わせてございません。しかしながら、都市計画マスタープランの中でも位置づけさせていただいておりますが、別保の自然を生かすという特性を生かしたこの地域づくり、これは進めてまいりたいと考えております。

質問 5番 三浦信一

やっぱり利用促進というのですか、お座敷列車やら、あるいは桜まつりのときに釧路町の駅を利用して、駅からもてなすだの、やはりどうしても桜まつりですと、お酒が入ったりしますから、そういう部分では、汽車を利用して、あるいはバスを利用してというのですか、汽車を利用してのそういう活躍の部分をやっぱりもうちょっと宣伝してしかるべきものだなと、そういうふうに考えています。そういう面では、ただ、マスタープランだけではなくて、もうちょっときめ細かいというのですか、そういう部分での利用促進をもうちょっと釧路町として発信してもいいのかなというふうに考えますが、いかがでしょうか。

答弁 まちづくり推進課長 木元誠三(まちづくり推進課長は2017年3月まで)

繰り返しの御答弁となりますが、やはり別保地区、この地域の特性、自然が周囲にございます。別保公園、森林公園等々ございます。それらと別保駅、これらを結びつけるような自然を生かした地域づくり、こういう形の中で地域づくりを進めていきたいと考えているところでございます。

質問 5番 三浦信一

前に地域の活性化、駅前活性化という中で、駅前に温泉を掘ってみてはどうかなと、あるいは別保公園に温泉を掘って、温泉施設だの、そういう宿泊施設をつくったらいいのではないかと、そういう声もあります。そういう声を生かしながら、やはり地域の人は、釧路の近場に温泉があればいいなと、休める、しかも孫と一緒に行って遊べると、そういう場所も別保公園としては非常に適地ではないかというふうに思うので、こういうふうに思うのは僕しかないかなというふうに思うのですが、そういう面では、レクリエーション地域というのですか、保養地域と、そういうことを踏まえながら、やはり駅を利用した活用策、そういうことを本当に求めたいと思いますが、その点、いかがでしょうか。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

一つの考え方として、温泉という名前が出ました。これは何回か議会でも出たことがございます。私はその言葉を聞いたときに、果たしてそれで経営ができるのかと。やるのは簡単です。つくるのも簡単です。しかし、それを維持し、その補填分は誰が負うのか、それを考えたとき、私は軽々にそういったことにはできないなと、こう思った次第でございます。ただ、別保地区の可能性としては、私はやはり別保公園があると思っています。その公園の充実さをもって、大変私はほかの公園に比べて有利だというのは、やはり近場にこれだけの自然があるということで、学校、幼稚園、そして管内の方々も、気軽にこの公園に来られる。ですから、そういう人方を呼ぶ方策というのを別保公園に持たせたい。そのためには、別保公園の機能をもっともっと充実させていきたいと私は思ってございますし、そのためには、やはり住民の負担をいかに最小にするかということを考えながら、この充実を図ってまいりたい、こう思っています。

質問 5番 三浦信一

すてきな考えというか、町長のお考えはわかりました。やはり別保公園のよさというのは、何もない。何もないと言うたらおかしいのですが、広場があって、そして飲食もできる、そして釧路から、あるいはセチリ太のほうから歩道を使って歩いてきて、しかも、帰りは汽車で帰る、そういうルートがやっぱりあるのではないかな。確かに温泉の経費の問題もありますけれども、これはやっぱり一つの町民の願望あるいは僕自身の願望で、そういうものがあればいいな、そこでやっぱりゆっくりリラックスして子供たちを遊ばせて、あるいは買い物をして、そして汽車に乗ったり、あるいは歩いて帰ったり、自転車で帰ると。そういうような拠点づくりというのですか、そういうものがこれから地方創生と言うならば、やっぱりそういうものでの活躍の仕方というか、実現の仕方というのは、やっぱりいま一度必要ではないかなというふうに思います。やはりどんどん人口が少なくなっていきますし、地方からどんどん人がいなくなると。そういう中で、地方が生き延びるというわけではないのですが、釧路町が本当に生き生きとして、そして地域の住民も安心して暮らせる、あるいは保養もできる、そういう中に釧路町の別保公園の位置づけがあるのではないかなと僕は思いますので、その点、これからも釧路町のほうに逐次求めていきたいと思いますが。そういうことで、特に答えを求めるわけではないのですが、以上の考えを述べて、次の質問に移っていきたいと思います。

出典:釧路町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月5日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる