みんなの議会

釧路町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月5日

「核兵器廃絶・平和の町」宣言の町の役割について

2017年9月5日、釧路町議会の一般質問で、三浦信一議員が質問し、町長 佐藤広高、教育長 佐々木喜代孝、総務課長 佐藤秀昭、管理課長 森祐一が答弁しました。

質問者
三浦信一 議員
答弁者
町長 佐藤広高、教育長 佐々木喜代孝、総務課長 佐藤秀昭、管理課長 森祐一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 三浦信一

2点目は、核兵器廃絶・平和の町宣言の町の役割について質問したいと思います。この質問に先立って、話さなければならないのは、3日の日曜日、北朝鮮が水爆実験を北東部の地下実験場で行い、完全に成功したと発表したことであります。そしてこのことに関して気象庁は同じく3日0時31分ごろに、マグニチュード6.1の地震が観測され、それは自然地震ではない可能性があると発表しています。この地震のエネルギーの規模が、今までの少なくとも10倍以上の大きなものであると考えている、このように気象庁は発表いたしました。そして、小野寺防衛大臣は、TNT火薬に換算すると70キロトンになると考えられると語り、それは広島に投下された原爆が15キロトン、長崎が21キロトンですから、今までにない最大規模だったということがわかります。北朝鮮の核実験は、ことしだけでも13回行った弾道ミサイル発射とともに、世界と地域の安全と平和にとって重大な脅威と言わなければなりません。それは国連の安全保障理事会決議、6カ国協議の共同声明、日朝平壌宣言に違反するものであります。このように、北朝鮮の今回の行為は核兵器のない世界を求める世界の流れにも、対話による解決にも逆行する行為であり、決して許されるものではありません。強く抗議しなければなりません。こうした北朝鮮の行為に対して、アメリカの国防長官は、軍事的な選択肢についても言及いたしました。承知のように、戦争は時として、偶発的な要因から始まる場合があります。お互いの意図を読み違え、偶発的な衝突を引き起こしかねない危険が今後予想されます。だからこそ、軍事的、経済的制裁一辺倒ではなく、長い間北朝鮮問題にかかわってきた日本や韓国が、外交的なかかわりあい方についてアメリカ、ロシア、中国を加えた関係各国がよく調整し、緊密に連携し合うことが必要で、日本はその中で積極的な役割を果たすことが必要だと、このように考えます。この点特に質問通告はしていませんが、町長の考えを、率直な考えを聞かせていただきたいと思います。(発言の声あり)そのかかわりで1点目は、国連で核兵器禁止条約が成立いたしましたが、それについての町の考えを聞きたいと思います。2点目は、核兵器廃絶・平和の町宣言としてこれまでの取り組みの内容と評価、このことについてお聞きしたいと思います。3点目は、今後の事業計画や取り組み、中学生・高校生の原水爆禁止世界大会への派遣事業などを含む、今後について考えをお聞きしたいと思います。以上、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

三浦議員の2問目の質問の、核兵器廃絶・平和の町宣言の町の役割についての中で、まず国連で核兵器禁止条約が成立いたしましたが、それについての町の考え方についてのお尋ねであります。本年7月に、国連で採択された核兵器禁止条約は核兵器の開発や保有、使用などを法的に禁止する初めての国際条約であり、核兵器のない平和な世界の実現に向け、大きく前進したものと考えてございます。核兵器廃絶・平和の町を宣言する当町といたしましても、本採択に賛同するものであり、今後も核兵器廃絶に向けた取り組みを推進してまいりたいと考えております。2問目の核兵器廃絶・平和の町宣言の町としてこれまでの取り組みの内容とその評価についてのお尋ねであります。当町におきましては、昭和60年の核兵器廃絶・平和の町宣言を契機といたしまして、原水爆禁止世界大会への町民派遣事業を実施し、本年度も1名の派遣を含めて、現在まで50名の派遣を行うとともに、原水爆禁止パネル展を役場庁舎、各支所、商業施設で開催し、広く町民等に核兵器の恐ろしさを伝えてきたところでございます。これらの事業を通じ、参加者などからは、核兵器がない平和な世界の実現に向けた切なる思いが寄せられており、今後も継続した啓発活動が必要であるものと考えております。次に、今後の事業計画や取り組みについての御質問でございますが、原水爆禁止世界大会町民派遣事業につきましては、派遣目標人数を50名として事業を実施し、今年度その目標人数に達したところでありますが、先ほど御答弁申し上げましたとおり、参加者からは大変意義深い御意見をいただいており、派遣対象者の拡大等も含め、事業継続について検討してまいりたいと考えております。また、原水爆禁止パネル展の継続実施に加え、核兵器の恐ろしさを広く町民、皆様に伝えるため、新たな事業の実施につきましても検討してまいりたいと考えております。

答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)

5番三浦議員の、3問目の今後の事業計画や取り組みは(中高生の原水爆禁止世界大会派遣事業含む)についてでございますが、学校教育における中学校社会の歴史において、戦争の悲惨さや原水爆の恐ろしさ、平和の大切さを学んでおります。なお、中学生の参加については学校との調整や、保護者同伴などの問題もございますので、今のところ考えはございません。また、18歳以上の高校生につきましては、参加ができます。以上であります。

質問 5番 三浦信一

ありがとうございます。1点目、前進しているというふうに捉えていただいて、これは私たちもそのように考えていますので、この点はいいかなというふうに思います。それで、2点目の核兵器平和宣言の町と、これまでの取り組みと内容の評価なのですが、50名の派遣ということで、聞けば50名を境にして終わるのではないかなという、そういうふうな声もちらっちらっと町民から聞いていますので、そういうことがないということがわかって、非常によかったなというふうに思っています。それで、パネル展なのですが、これは町でやったことがあるのですが、町の1階ロビーで行ったこともあるのですが、中学校や学校に巡回するというそういう計画等はどうなのでしょうか。

答弁 総務課長 佐藤秀昭(総務課長は2019年3月まで)

今議員のおっしゃいましたとおり、巡回展ということで、基本的には役場庁舎、そして各支所、そして今年度新たに町内の商業施設で開催もさせていただきました。そういった拡大実施ということもございます。今のところ、中学校等についての開催については、考えていないところでございます。

質問 5番 三浦信一

今回のパネル展を見て非常に思ったのですが、戦争の悲惨さ、原水爆の状況の被害の厳しさということも今まで写真等で出したのですが、今回の場合はそれを絵にあらわしているという点で非常に見やすいと言ってはおかしいのですが、そういう面では、本当に現実な原爆の被害は厳しいもので、僕も広島や長崎に行ってみたのですが、目を覆うものがあるという面ではなかなか見たくないというほうが先立つのですが、今回のパネル展を見て非常に教育的な価値があるなということで、ぜひとも子供たちや、中高生やそういった人たちに見てほしいなというふうに個人的には率直に思ったのですが、そこら辺は教育委員会のほうではどのような感じなのですか。

答弁 管理課長 森祐一(管理課長は2018年3月まで)

パネルの設置について、大変意義のあるものだというふうに思います。

答弁 管理課長 森祐一(管理課長は2018年3月まで)

申しわけございません。パネルを通し戦争の悲惨さや、原水爆の恐ろしさ、平和の大切さということについて、大変意義があるというふうに思います。

答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)

大変申しわけございません。当然、教科書等で、この悲惨な状態も出ていますし、先生方もいろいろな資料を含めて子供たちに実物投射機といいまして、大きなモニターで見られるような形をとっていますので、今のところは十分ではないかなと思います。

質問 5番 三浦信一

パネル展を見て言っているのかなというふうに思うのですが、非常に、僕らも見て率直にこういうものを子供たちに見せてやりたいなという、僕はそういうふうに思ったのです。例えば原水爆の爆弾を何本持っていますか、という、そういうことで核兵器、アメリカは8,500、ロシアは11,000という、そういう具体的にだーっとこう書いているのです。そういうものを表示しているのです。そういうもの、中学校や小学校や高校、そういうものに率直に見せるということは、確かに役場では今のところは商業施設とロビーとというふうに言ったのですが、そういう特に見せるというのが僕は非常に、この宣言の町としてのやるべき仕事かなというふうに思ったりするのですが、そういう面でどうですか、というふうに聞いたのですが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)

議員御指摘の点はわかりますけれども、先ほど申し上げましたように、各校各先生方も工夫して、戦争の悲惨さを知っていますので、今のところそういう対応でさせていただきたいと思います。

質問 5番 三浦信一

ああいうパネル展をしたというのは、町の意思だと思うのです。もうやらないぞ、こういう宣言の町のあかしだぞ、そういうものを次の世代の子供たちにしっかり町の姿勢を示すというのは、これは町の態度ではないかなというふうに思うのですが、そういう面ではもうちょっと、これ以上は追求しませんけれどもそういう態度が、そういう面では理解がないのかなというふうに思ったりしますが、そういう面ではもうちょっと、町の意思を子供たちに示すという面では、毅然とした態度をとっていただきたいなというふうに思っています。それで町は、平和の町宣言にかかわって、日本非核宣言自治体協議会に参加しているのですよね。

答弁 総務課長 佐藤秀昭(総務課長は2019年3月まで)

加盟させていただいております。

質問 5番 三浦信一

今まで、どのような活動をしてきたのかなということで、ちょっと中身を教えていただきたいなと思います。

答弁 総務課長 佐藤秀昭(総務課長は2019年3月まで)

この協議会に参画して、直接行っているという行動については、特段ございません。その他町独自の事業として、平和の行政の事業を実施しているという状況でございます。

質問 5番 三浦信一

こういう協議会で、特にこういうことをやろうという、そういう申し合わせ等はないのかなというふうに思うのですが、そこら辺いかがでしょうか。

答弁 総務課長 佐藤秀昭(総務課長は2019年3月まで)

この協議会につきましては、こういった平和の宣言をしている、非核宣言をしている自治体の集まりということでの団体ということで、特段この協議会で自主的な活動、これを統一してしようです等、そういうことは今のところ示されてございません。ただ、全国の加盟自治体でどういったような活動をしているかという、情報提供はありますので、そういった面では参考にさせていただいているというところでございます。

質問 5番 三浦信一

参加しているのは釧路管内では標茶町と釧路町だというふうには案内等には出ておりますが、そういう面ではぜひともそういうものを活用しながら発信を続けていっていただきたいなというふうに思っています。それで3点目なのですが、50名を目標として、今までなってきたという中で、50名の中の一員が、(聴取不能)派遣された経緯もございますが、今後の計画として、複数というのですか、当初は複数派遣だったというふうに理解しておりますが、それでよろしかったですか。

答弁 総務課長 佐藤秀昭(総務課長は2019年3月まで)

そのとおりでございます。

質問 5番 三浦信一

2名から1名になった経過を、わかれば説明をお願いします。

答弁 総務課長 佐藤秀昭(総務課長は2019年3月まで)

2名ということで、当初は募集をしてきておりましたけれども、やはり参加者、申込者が少なくなってきたということで、そういった実態に合わせて人数も減少させて、1名にしているという状況でございます。

質問 5番 三浦信一

そうすれば、参加者が多ければどんどんふやしていくということで理解していいですか。

答弁 総務課長 佐藤秀昭(総務課長は2019年3月まで)

このことだけでなく、町行政全体の予算というものもございます。そういった理由もございますので、1名という形で、今後も考えていきたいなというふうには考えております。

質問 5番 三浦信一

実は中学生、高校生の派遣と、そういうことでもし、希望があればということです。そういうふうにもニュアンス受け取ったのですが、高校生というのですか、18歳から選挙ができる、そういう状況になりますし、ほかの町村では中学生や高校生が町としても取り組んでいるところもあったりするのですが、釧路町として、できるだけそういうふうに派遣できないのかなというところも、僕は要望しておきたいと思います。中学生ですと親がついていかなくてはならない、そういう面では複数の予算がいる、そういうことも考えられますし、高校生は1人では寂しいから2人、というような状況も出てくるのかなというふうに思うのですが、そこら辺の考え方についてお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 総務課長 佐藤秀昭(総務課長は2019年3月まで)

先ほど、町長のほうから答弁させていただきましたけれども、派遣対象者の拡大等含めたこの事業に継続については、検討してまいるということでございます。そういった意味からまだ確定ではございませんけれども、例えば高校生以上に拡大するです等、それと町内居住の条件が今2年以上という形にさせていただいているのを短縮するです等、それは今後検討してまいりたいなというふうには考えております。

質問 5番 三浦信一

わかりました。そういう前向きな検討を、ひとつよろしくお願いしたいなというふうに思います。

出典:釧路町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月5日 議事録 PDF(31ページ) 間違いを知らせる