釧路町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月2日
投票率向上について
2015年12月2日、釧路町議会の一般質問で、茂呂田太一議員が「投票率向上について」質問し、選挙管理委員会委員長 矢代雅寛、選挙管理委員会事務局長 常谷裕樹が答弁しました。
- 質問者
- 茂呂田太一 議員
- 答弁者
- 選挙管理委員会委員長 矢代雅寛、選挙管理委員会事務局長 常谷裕樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 茂呂田太一
2件目の質問でございますが、投票率向上についてでございます。1点目は、ことしの春に行われた統一地方選挙と、10月の町議会議員選挙における投票率についての総括を伺います。2点目は、国政選挙、町長選挙など、今後の選挙での、投票率向上に向けての考えがありましたら、ぜひお聞かせください。
答弁 選挙管理委員会委員長 矢代雅寛
2番茂呂田議員の投票率の向上についての質問にお答えいたします。まず1点目の、本年行われた統一地方選挙、町議会議員選挙における投票率に対しての総括についてでありますが、本年4月と10月に執行いたしました各選挙の投票率は、北海道知事選挙55.51%、北海道議会議員選挙55.24%、釧路町議会議員選挙56.39%であります。町議会議員選挙では、4月の知事・道議選挙を上回ったものの、平成23年10月23日執行の町議会議員選挙56.84%を0.45%下回る結果となりました。当委員会といたしましては、街頭啓発や防災無線、ホームページなどで投票の呼びかけをこれまでも実施してまいりました。10月18日執行の町議会議員選挙より、新たに期日前投票場を2カ所に増設し、投票環境向上への取り組みを行ったところであります。結果といたしましては、前回の町議会議員選挙と比較し、期日前投票者数が増加いたしましたが、当日の投票者数が減少となり、投票率の増加には至らなかったところであり、今後も、その方策等を研究をしてまいりたいと考えております。次に、2点目の、今後の選挙の投票率向上に向けての考えについてでありますが、投票率向上には、投票に来ていない有権者が、選挙に関心を持つという、投票意識の向上が必要と考えておりますが、有権者の意識改革が必要となる難しい問題であると認識しております。今後においても、選挙の適正執行はもちろん、低迷する投票率の改善に向けて、研究に取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 2番 茂呂田太一
特に、10月に行われました町議選では、先ほど選挙管理委員長からもお話がありましたが、関係者の皆様の御尽力があったにもかかわらず、56.39%と過去最低の数字でございました。しかしながら、今回より導入をしました期日前投票所の増設により、前回、2011年選挙より、0.5ポイント下回りましたが、0.5ポイントの低下にとどまったというふうに、私は見ております。全国的に投票率の下落傾向は同じでありますが、統一地方選挙における全国の市区町村議会議員選挙の平均を見ても、平成23年時点の統計で49.86%ということからも、当町有権者の政治に対する意識は高いほうであると考えております。また、選挙管理委員会など関係する方々の御努力のたまものではないかというふうにも感じております。しかしながら、地方創生を推し進めるべくさらなる投票率の向上に取り組まなければならないと痛感をしております。総括をしていただいたので、早速2点目について質問をさせていただきますが、前提として、当町有権者に行政の興味、つまり当町の課題の克服やまちづくりに、多くの町民の皆様に参加していただく取り組み、また、非選挙権者である議員や、町長、つまり首長ですね、の日常的な町民とのかかわり、また、選挙期間中の遊説の抜本的な見直しや議会傍聴の積極的な推進など、きょうもたくさんの方、傍聴に来られておりますが、ソフト面での改善が根本になければ、ハード面である期日前投票所の増設や時間帯の拡大を図っても、大幅な投票率向上には結びつかないと考えております。また、18歳以上の選挙制度が、来年夏の国政選挙より実施されますが、高校生、また学校現場における選挙へのかかわり、小中学校からの社会教育のあり方など、教育上の取り組みも重要であると考えます。しかし、今回は選挙管理委員長への質問でございますので、これら前提となる取り組みは、次の機会に、町長、教育長に質問をさせていただくとして、今回はそのハード面で、質問を提案をさせていただきます。2点目の、今後の選挙において、選挙管理委員会として投票率向上に向けての考えをもう一度改めて、できれば詳しく教えてください。
答弁 選挙管理委員会事務局長 常谷裕樹(選挙管理委員会事務局長は2017年12月まで)
今の御質問の中で、ハード面の御質問がございました。ハード面につきましては、投票環境の向上ということに尽きると思うのですが、現時点では、初めての試みを一大決心としてやったばかりでございます。その検証も含めて、今の時点で、次には何をやるという持ちネタは、今のところございません。それを含めて、当委員会で今後課題として取り組んでいきたいなという意味の委員長の答弁と理解していただければと思います。あと、ソフト面なのですが、委員長の答弁でもございましたけれども、今、一番課題と思っていますのは、先ほども言いましたけれど、投票所にいかにして来ていただくかと、一番いいのは自分の意思で来ていただくというのがもちろんなのですが、要は、選挙に対する関心度、魅力、こういうものを、どうやって委員会で向上させていくのがいいのかと、これは私どもだけではなくて、全国的に悩んでいるテーマだと思います。当然、現在の傾向としては、若年層といいますか、若い世代の方の投票率が低いです。さらに、選挙制度改正になりまして、引き下げになります。現状でいきますと、さらに低下が予想されます。少なくとも、この新有権者に対しての投票意識を向上させたいと考えております。現状ですね、北海道選挙管理委員会から、全道の高校生を対象に、副教材として、政治活動とはなど、投票の大切さに対する教材を配布しております。それにはもちろん、学校での指導も含めて、全国の選挙管理委員会が、政治に参加させるお手伝いをするという場を用意しておりますので、当町としても町内にある東高校から、もし希望があれば出向いて模擬投票とでも言いましょうか、そういうものを積極的にやっていきたいなと。ですからハード面というよりもソフト面で地道に1%でも上げていきたいという努力を考えているところでございます。
質問 2番 茂呂田太一
独立した機関でありますと、選挙管理委員会のお話として本当ぎりぎりの部分で思いを語っていただいたなというふうに私思っております。先ほど、事務局長からもお話がありましたが、やはりハード面だけでは、当然、選挙に関心を生むということは、なかなか難しい面であると思いますが、やっぱり、高校教育の段階、できれば小学校、中学校の教育の段階から、本当に政治に参加をしていただく、いろいろなあらゆる形で選挙権はなくとも、まちづくりに参加をしていただく、まちづくりの課題、この町の課題を、共有をしていただく、やはりこういう幼少のころから、小さいころから、こういうことをやっていると、やはりそれは、なかなか忘れないことだと思います。やはり、こういったことが将来有権者になってからの投票に行かないということにならないようになるのではないかなというふうに私は思っております。先日、ちょっと余談でありますが、議長も釧路新聞で模擬議会、子供議会の開催、いいのではないかというふうに話されていたことがありましたが、私も全くそのとおりでございまして、やはり、高校生の段階、中学生の段階からどんどんこの行政に、議会に興味を持っていただきたいということですので、ぜひ事務局長、先ほど要請があればということでございましたが、一歩踏み込んで、こちらから要請はできないものかというふうに思っております。それは高校に限らず、中学校も同じでございます。そこで、私としては、ハード面としてのちょっと提案をさしていただきたいと思うのですが、こういうインターネット社会でございますので、IT技術を活用した商業施設、イオン釧路店とか、ああいうところで多くの人が集まる場所での期日前投票はできないものかということを考えております。クラウド技術、これを活用して、余り予算的なものは、そんなにかかるものではないというふうに思いますが、買い物に来たついでに投票ができると、当然クラウドを活用してやりますので、誰が投票したか、二重投票してないか、これはきちんとしっかりやれば防げることだと私は思っております。次に、生活環境の多様化に合わせた投票所。期日前投票所を含みますが、これの時間帯の変更もいかがかなというふうに考えております。今回、新たに投票所がふえましたが、朝10時から夕方の5時、釧路町のコミセンが、こういう時間帯でございましたので、逆に、この10時から5時ではなくて、例えば12時から7時とか、1時から8時とか、長ければ長いほど投票に行きやすいとは思うのですが、こういったように時間帯の変更もどうかなというふうに私は思っております。そして次に、当町のゆるキャラ、ガッホくんとかこんボインとか、こういった当町のゆるキャラを、その商業施設などの期日前投票所に投入して、投票を呼びかけると、当然、着ぐるみを着て呼びかけると、ちょっと着ぐるみが存在するのかどうかは私わかりませんが、こういったことでちょっとユニークな取り組みができないものかというふうにも考えております。そして次に、予算の都合とか、これ考えないといけませんが、期日前投票を含む投票所にて票を投じた有権者全てに、ゆるキャラをあしらったアイテムを粗品として進呈したらどうかと、これは公職選挙法に抵触しない程度で大丈夫かとは思うのですが、例えばキーホルダーとか、もっと予算が厳しければ、ポケットティッシュに、このゆるキャラを印刷して差し上げるとか、私だったらポケットティッシュはちょっと使おうとは思いません。大事にとっておきたいというふうに思っております。要は、当町独自のオンリーワンの取り組みに意味があると思います。町内はもとより、町外でも、例えばショッピングセンターで期日前投票をやるということで、町外でも、当町のゆるキャラの認知等を上げる効果がある上に、こうした取り組みが、例えば報道などで取り上げていただければ、ゆるキャラに限らず町のPRにもつながるというふうに考えております。こういったちょっと急な提案でございますが、私いろいろお話をしましたが、選挙管理委員会として、前向きに検討していただけるかどうかお聞かせください。
答弁 選挙管理委員会事務局長 常谷裕樹(選挙管理委員会事務局長は2017年12月まで)
一度にたくさんの御提言をいただきまして、それ全て今記憶できているかどうか自信ないのですが、まず、大型商業施設だと思います。そちらのほうで期日前投票ができないかということに関しては、大いに興味を持っています。やるからにはいろいろな検証だとか課題整理だとかが必要ですので、将来的には、やりたいというような考えであろうと、委員会で話し合いが必要となってくる事項でございますけれども、現時点では私自身はそう考えております。あと、期日前投票の時間の延長ということでございます。これも現在、町議選挙で初めてスタートいたしました。この時間帯がいいかどうかという検証も含めて、今後の取り組みの一つと考えております。次のキャラクターでございます。これは、すぐにでもできることかなと思います。ただ、そのキャラクターが、今、町で持っているのはガッホくんですので、担当課と協議が必要になります。独自に選挙でキャラクターをつくるとかという考えもあるでしょうけれども、それに関してはちょっと実現性がちょっとクエスチョンっていうこともあります。最後の投票に来た人に対して何か景品っていいますか、お渡しするのはどうかというのですが、これも委員会の話し合いの事項だと思います。私個人的には、物を渡されて投票に来てもらうというのはいかがなものかなと思います。ただし、御提案ありましたポケットティッシュは、実際に啓発用品として、当町でも配布しております。ですから、例えば投票所に来た人に提供するというのは可能な部分とは思います。あとは、手法と何て言いますか、課題はいろいろあるのでしょうけれど、今、以上その4点御提言いただいたものは、全てできませんというものではございませんので、今後、当委員会として取り組み課題とさせていただきたいなと思います。御理解願います。
質問 2番 茂呂田太一
前向きに検討していただけるというふうに私は捉えました。本当にありがとうございます。その粗品を差し上げるということに関しては、やはりティッシュが欲しくて投票に来る方はまずいないと、私ぐらいだと思うのですが、やっぱりそれをやることによって、何か頑張ってるのだなというふうに、町内外に示すことができるのではないかなというふうに思っております。このように、先進的なまた独自の取り組みを行うことによって、投票率の向上だけでなく、地方創生への当町の本気度を町内外に示すことができると考えております。こうした取り組みで地方創生を進める上での基盤である町民の政治参加を図りたいと考えております。私、選挙の直前ぐらいでいいのかなというふうに、こういった質問は思ったのですけれど、やはり選挙が終わって、すぐ初めてのこの質問でやるほうが、私は意義があるということで、今回質問をさせていただきました。すぐにできること、時間のかかることなどあると思いますが、公明党が45年以上前に訴えてきた18歳以上による選挙権制度が、来年夏の国政選挙より実施されるのを契機に、これらの取り組みを重層的、複合的に実施をしていただきたいと願っております。特に、18歳以上の高校生を含む、若年世代に対しての取り組みがおくれると有権者の数はふえるが投票に行かないという現象により、投票率が逆にさらに落ちてしまうということもあり得ますことから、何としても若年世代を中心に教育現場でまちづくりの楽しさ、大切さを訴え、模擬投票や子供議会の開催、議場見学の拡充や教室での授業を通して、地域への愛着を育み、大人になってもずっと釧路町に住み、地域で働き、子供を生み育てる、これが地方創生ではないかというふうに確信を思っております。たかが投票ではないと私は思っております。投票は一番大事な町民の政治参加というふうに私は考えておりますので、この投票率の向上、私はこれからもしっかり御提案、そしてかかわりをさしていただきたいというふうに決意を申し上げまして、議場で質問を終わります。