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釧路町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月1日

学力向上に向けた取り組みについて

2015年12月1日、釧路町議会の一般質問で、佐々木洋平議員が「学力向上に向けた取り組みについて」質問し、教育長 伊藤利晴、管理課長 佐々木弘二が答弁しました。

質問者
佐々木洋平 議員
答弁者
教育長 伊藤利晴、管理課長 佐々木弘二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 佐々木洋平

3番、佐々木洋平です。本定例会には、1件、4項目の質問を提出させていただきました。通告に基づきまして、質問をさせていただきます。地方創生を進める今、各自治体において、人を育てることが最優先とされるべき時代を迎えているのではないかと考えます。当町はスポーツ・音楽・文化の面におきまして、児童・生徒のすばらしい活躍が見られ、子育て世代の私としても、このような環境で子育てをするのを大変うれしく思っているところであります。そこで、今回は学力に焦点を当て、質問をさせていただきたいと思います。釧路町の学力向上に向けた取り組みについて。1点目は、全国学力・学習状況調査の結果は。2点目は、当町の児童生徒の学力は。3点目、学校外での学力向上に向けた取り組みは。4点目は、教育現場における情報化の具体策は。以上、4点について伺いたいと思います。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

3番、佐々木洋平議員の御質問で、学力向上に向けた取り組みについての1問目、全国学力・学習状況調査の結果は、ということであります。今年度の当町の結果は、平均正答率で、小学校では、算数Bにおいて全国平均をやや下回っておりますが、国語、理科、算数Aにおいては全国平均を上回っております。また、中学校では、国語、数学、理科の全ての教科において全国平均を上回っている状況であります。次に、当町の児童生徒の学力ということでありますが、当町の児童生徒の学力につきましては、過去の全国学力・学習状況調査の結果から見て、着実に伸びてきていると認識しているところであります。次に、学校外での学力向上に向けた取り組みは、ということでありますが、学力向上のためには、学校のみではなく、家庭と連携を図った取り組みも大切であると認識しているところであります。教育委員会としましては、「家庭学習の習慣化」・「読書の推進」を重点に、「家庭学習リーフレット」の作成、家庭学習の内容に読書を組み入れた、読書に親しむ工夫を取り組んでいるところであります。次に、教育現場における情報化の具体策は、ということでありますが、教育現場の情報化につきましては、平成23年度、平成25年度に児童生徒用コンピューター、平成26年度に学校規模に応じたICT機器を整備しているところであります。なお、学習指導要領においては、思考・判断・表現力等を育むために、言語活動の充実が重視されており、授業においては、自分の考えを交流し、発表する活動が求められております。その学習活動の際に、ICT機器の活用が有効であると言われておりますことから、今後も計画的に整備を進めてまいりたいと考えているところであります。以上です。

質問 3番 佐々木洋平

1点目の、まず、全国学力・学習状況調査の御答弁いただきまして、先日、新聞にも結果が掲載されておりましたので、私も事前に確認をしておりました。小学校においては、全国平均を若干下回るところがあり、中学校においては、全科目で全国平均を上回ったというふうになっておりました。これも非常にすばらしい結果であったなというふうに、私も感じたところでありましたが、今まで、過去に、今までの結果を踏まえて、では、どのような改善策をとられてきて、このような結果になっているのか、今までの結果から、どのような改善策をとってきたのかについてお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

毎年、この調査の結果を受けまして、釧路町全体としての傾向を分析し、さらには、それをもとに、各校において、自分の学校の傾向と課題を分析して、その課題を明らかにして、具体的な改善策を図って進めてきております。その成果が、先ほど申し上げましたが、年々、着実に児童・生徒の力が伸びてきている点にあらわれているものというふうに押さえているところであります。

質問 3番 佐々木洋平

それでは、今まで毎年実施されているこの調査についてですが、学校別の大まかな傾向などありましたら、教えていただければと思います。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

学校別について申し上げると、それぞれの学校の子供たちの状況、特に人数の少ない学校の生徒の状況、わかってしまいますので、そこは答弁を控えさせていただきたいなというふうに思います。

質問 3番 佐々木洋平

わかりました、大まかにどのような状況かというのをお聞きしたかったのですが、そのような理由であれば、理解いたしました。それでは、1点目と2点目については大分重複している部分がありますので、2点目の児童・生徒の学力が、過去から今、伸びてきているという状況の中で、釧路の教育活性化会議のホームページに掲載されておりました、釧路市と釧路町の中学校の平均点というのが掲載されておりました。その傾向を見ますと、若干、数学と英語力に上との開きがあるのかなというような状況が見られたのですが、それについてはどのように把握されておりますでしょうか。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

今、お話のありました釧路市内と釧路町との中学校の比較だと思うのですが、それについては、私どものほうで、その資料、手元にございません。以前に何か見たことはあるのですが、釧路町内の子供たちの順位というのは高いところにあるなとは、見たことはありますけれども、その中身には、どういう比較になっているのか、ちょっと把握しておりません。

質問 3番 佐々木洋平

そのデータ自体は、また、学校名は避けてお話をしますけれども、釧路町の中学校は非常に高い水準にありまして、子育て世代としては、うれしいデータだなと思ったところであります。ただ、その中で、私、出身校であります釧路公立大学の学長の髙野学長が、私の恩師でありまして、先日、お話をしてきたところ、特に、地域にある大学でありますから、もう少し、この釧路町、もしくは、この釧路地域の学生を指定校推薦などの形で採れないものでしょうかという話をしたところですね、指定校推薦の学生たちが、若干、この経済数学の授業についていけない実態があると。特に、中学校の基礎数学の力が足りていない状況が見受けられるということからですね、できれば、それならもう少し基礎の力をつけてほしいなというふうに言われたところであります。ですから、こういう弱点を克服するための何か策がありましたら、どのように講じられているのか、お聞きしたいと思います。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

個々には、各学校でその課題を捉えて、その改善策を立てているわけでありますけれども、今回の、今回というか毎年やっております、全国学力・学習状況調査の活用によって、課題改善のための取り組みプランを策定したり、学校改善プランを作成して取り組んでおります。具体的に、その数学、基礎数学の部分をどうやって伸ばすかというのは、個々の学校で取り組んでおりますので、私のほうで詳細に把握しておりませんので、御理解いただきたいと思います。

質問 3番 佐々木洋平

その中で、教育行政の執行方針の中でも、今まで以上に実効性のあるという言葉を使っておりました。この実効性も、行う、の実行ではなく、効果のある、実効性のある学校改善プランを実施するというふうに書かれていたわけでありますが、では、この効果のある学校改善プランというのは、具体的にどのようなものだったのでしょうか。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

全国学力・学習状況調査の結果を踏まえて、数値目標を掲げて、それに向かって取り組んでいくということを、行政、執行部署の中で申し上げたところであります。

質問 3番 佐々木洋平

具体的な数値目標というのは、ここでは、どのぐらいの水準を目指しているとか、そういうところというのは示されていないのでしょうか。どのぐらいのポイントアップを目指しているですとか、そのような数値目標を示していただければと思います。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

細かい数値目標を、私も、提示できないのは残念でありますけれども、今、全国の学力・学習状況調査を実施している中では、道においても全国平均以上の学力と、平均正答率、それを目標に掲げております。釧路町も、数年前は下回っていたわけでありますけれども、今年度になって、ほとんどの教科が上回っている状況にありますので、これを維持しながら、さらに上を目指していくということになるかというふうに思います。

質問 3番 佐々木洋平

今御答弁いただきましたとおり、全国平均を上回っているというのは本当にすばらしいことですし、そしてさらに上を目指していただくという御答弁いただきましたので、その中で、全国でいつも上位を占めておりますのが、秋田県ですとか、今、福井が非常に高い数字を出しているところであります。このような先進事例から、何か学ばれているようなことというのはありますでしょうか。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

現在、学力総合推進事業ということで、遠矢小学校が北海道の指定を受けて授業に取り組んでいるわけでありますけれども、その中で、遠矢小学校と別保小学校が、昨年、ことしと、福井、それから秋田の学校を訪問して、実態把握といいますか、に努めているというところであります。

質問 3番 佐々木洋平

実際に、そのようなところから学んでいるということですので、これからさらに、そのような取り組みを進めていただきたいなというふうに思います。3点目でありますが、学校外での学力向上に向けた取り組みで、今御答弁いただいた内容では、家庭学習や読書に親しむ時間をつくるというような取り組みをされているということでした。それとまた同時に、執行方針の中にありましたノーゲームデーの設置という言葉がございましたが、これについては実態どのような内容になっているかお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

釧路町ノーゲームデープロジェクトというのがありまして、我が家の約束づくりというものを提示しまして、それぞれが、全部が全部同じ形になりませんけれども、自分の家では、毎週何曜日はゲームをしませんとか、平日は何分まででゲームをやめますとか、そういったようなのを家庭で取り決めるというところであります。

質問 3番 佐々木洋平

おっしゃるとおりでありまして、最初から最後まで、全て時間で管理できるわけでもありませんし、家庭で進めていただくような指針を示していらっしゃるのだろうなというふうに思います。その中で、今の学習の規律がしっかりと守られている等、あと、きちんと挨拶ができたり、そして敬語を使える学校で学力が高いというのがデータとしてあらわれているのだそうです。しかも、この学習状況調査というのは、例えば、早寝早起きをしていますかですとか、家庭学習、何時間していますかというような調査もしているわけでありますが、釧路町が「町全体を学び舎に」と、「大人全員が先生に」という合い言葉が方針の中にございまして、その中で一つ気になるところがありました。釧路町も、地域の大人が全員先生にという気概を持つのであれば、ここにいらっしゃる皆さんも全員が先生であるわけであります。その中で、言葉遣い、敬語をしっかりしようというのが、学力向上につながるという観点から見まして、ここについて1点聞きたいのが、先日、大阪の府知事選挙の投票所で、投票管理者に暴力を働いたという会社員が捕まったという事件がありました。その理由が、投票を終えて「御苦労さんです」という言葉を発して、目下の人に言う言葉で失礼であるということから、会社員の方が怒って、暴力を働いたという事件でありました。私は、もともと言語学を扱う仕事をしておりますので、時代や地域によって、ある程度、言語というのは変化をするものでありますし、それほど問題のない言葉ではあるとは思う中で、実際に、一般企業や高校生、大学生における就職セミナーなどでは、「御苦労さまでした」という言葉は、目上には使ってはいけないという指導をしているわけであります。ただ実際には、私、この庁舎内で挨拶をされる言葉は「御苦労さまでした」が非常に多いです。このままだと、やはり子供が混乱するのではないかなというところがありますが、町としては、この「御苦労さまでした」という挨拶表現についてはどのようにお考えでしょうか。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

今、初めてというか、「御苦労さまでした」は当たり前のように使ってますから、特に、それが失礼に当たるかどうかという、私の認識では、失礼に当たらないという認識でいるところであります。

質問 3番 佐々木洋平

教育長はそのような認識を持っていらっしゃるということでありましたが、一般的に、そのマナー研修などでは、目上の人には使う表現ではないと言われている事実もありますので、やはり、挨拶表現として、ある程度認識を持って使うべき言葉なのかなというふうに感じたところであります。先日の事件がありましたので、それについても、ちょっとお聞きをしたところでありました。さて、もう一つ、この点についてですが、学校外での学力向上についてで、つながり格差が学力格差を生むという書籍が、大阪大学の大学院教授が書かれた本なのですが、やはり地域との関係等、家庭内での関係が学力の格差を生んでいるというふうな研究がなされているのだそうです。つまり、家庭内で一緒に親と食事をとれているのかどうか等、地域のコミュニティーに子供が積極的に参加しているかどうかというのが、学力の格差につながっているというデータがあるのだそうですが、釧路町において、早寝早起き等、朝食については、どのような実態になっておりますでしょうか。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

釧路町全体の傾向としては、朝食を食べてきている児童生徒の割合は高くなってきております。睡眠時間も適切な時間が確保されているというような状況であります。ただ、先ほど指摘ありました、ゲーム、インターネット、スマホ使用の時間、これは改善はされてきていますが、依然として、全国平均に比べると、長時間それに使っているというような状況にあります。

質問 3番 佐々木洋平

そのような実態を踏まえて、家庭へ規律を守ってしっかり使うようにというのが、ノーゲームデーの設置だったのだと思いますので、これからの動向を見守っていきたいなというふうに思います。最後です、4点目の教育現場における情報化の具体策は、についてでありますが、コンピューターの設置と、あとは、ICT機器を利用した言語活動や発表の場で使っているというふうに言われておりました。その中で、私が気になるのが、今の子供たちは、ゲームの中でもインターネットを利用して、世界中の人とゲームを楽しんでいる、そういう中で、もしかすると保護者よりも、もしくは、あとは教員よりも、インターネットについての知識が詳しい可能性があるなという中で、学校の先生方、教員へのIT化に関する研修などは行われているのでしょうか。

答弁 管理課長 佐々木弘二(管理課長は2017年3月まで)

教員へのIT化の研修につきましては、町独自では実施はしていないのですけれども、管内町村と連携して、釧路教育研究所でコンピュータ講座というのを開催されてございます。これに積極的に参加するよう、教育委員会としては参加を促している状況でございます。

質問 3番 佐々木洋平

やはり、教える立場もしっかり理解をして教えないといけないということですので、そのような指導を常に続けていただきたいなというふうに思います。やはり、この情報化、ICT教育というのは、これからの時代をつくる教育だというふうに思います。特にIT先進国でありますシンガポールや韓国のような国を先進事例として、佐賀県ではICT教育、かなり最先端の授業を行っているそうであります。先ほど、秋田や福井県の先進事例を学んでいるということもありましたので、ぜひ、このICT教育についても、先進事例を学ぶような姿勢が必要なのではないかと思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

先進事例はお聞かせいただきましたけれども、現実的にそこに行けるかどうかは、また予算の関係もありますのでお答えできませんけれども、できるだけ先生方が、そういった先進地を視察できるような環境にできればなというふうに思っております。

質問 3番 佐々木洋平

ただ、やはり、これからのあと10年、20年後の未来を考えたときに、今やらなければいけないところであると思います。実際に、最近発表された、アメリカの研究ではあるのですが、2011年度に小学校に入学した学生のうち65%は、大学卒業時に、今存在しない職業につくであろうという研究があります。確かに、私が小学校のころには、携帯電話会社のショップ店員などという職業はなかったわけでありますし、これからはさらに変化が激しい時代に入ってくるわけであります。待って待ってですね、この情報化、今の時代の波に乗れなくなると、これからの子供たちの教育が少しかわいそうだなと思うところがありますので、ぜひ、これについては、できるだけ急いで、今スタートをしていただく形をつくっていただきたいと思うのですが、予算以外で、取り組みを何とか進めていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

お話はよくわかりますし、お金をかけないでやるとすれば、町内の学校の先生の中にも相当詳しい先生もおりますので、そういった先生方を活用していかなければならないだろうというふうに思います。

質問 3番 佐々木洋平

インターネット自体は余りお金のかかるものではないと思いますし、そのような先生がいらっしゃるのであれば、そういう先生から指導を受けるのもいいかと思います。あとは、もう一つ、その佐賀県の先進事例の中で、通学困難な学生や、もしくは、インフルエンザなどの、通学ができない事態が起こった場合に、家庭で学校の授業を受けられるような仕組みづくりというのが、このICT教育では注目をされているところであります。これも、1つ、学校の教室に、カメラさえあれば、今はスマートフォンでもタブレットでも自宅で授業ができるというのは、できる時代になってきているのだと思います。実際にそれを進めている先進事例がありますので、そのような研究についても、ぜひ釧路町として進めていただきたいなと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

佐々木議員の言うとおり、カメラ1台で、という簡単なお話でありますけれども、カメラ1台を買うのが大変な状況であります。そういった先進地の点については、研究をさせていただきたいというふうに思います。

質問 3番 佐々木洋平

よくわかりました。カメラ1台のためにですね、しっかり、これから僕も頑張って質問をしていきたいなというふうに思います。最後になりますが、提言のような形になるかもしれませんが、私、語学を扱う立場として好きな言葉が一つありまして、今回、この質問をさせていただいたのは、「孟母三遷」という言葉がございます。「孟母三遷」という言葉がございまして、御存じでしょうか。中国の孟子の母親の話でありまして、子供は環境によって影響を非常に受けやすいということから、墓場の前にあった家を市場の前に移し、市場の前にあった家を学校の前に移したという故事からきた言葉であります。これは、まさにこれからの地方を描いている言葉ではないかなと私は思うのです。釧路町は商業地としてすばらしい発展を遂げている中で、これから教育の現場がさらに潤ってこそ、若い世代、子育て世代が、釧路町に住みたいなとさらに思えるまちになるのではないかなというふうに思いますので、ぜひ、カメラもまた1台買っていただいて、新しい、これからの時代に合った釧路町の教育を行っていただきたいなというふうに要望をしまして、私の質問を終わらせていただきます。

出典:釧路町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月1日 議事録 PDF(45ページ) 間違いを知らせる