みんなの議会

釧路町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月6日

今年度の町政執行方針並びに教育行政執行方針について

2014年3月6日、釧路町議会の一般質問で、高橋幸弘議員が「今年度の町政執行方針並びに教育行政執行方針について」質問し、町長 佐藤広高、教育長 伊藤利晴が答弁しました。

質問者
高橋幸弘 議員
答弁者
町長 佐藤広高、教育長 伊藤利晴

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 高橋幸弘

平成26年度の第1回定例会に当たりまして、民主党議員団を代表して、今年度の町政執行方針並びに教育行政執行方針について質問をさせていただきます。最初に、まちづくりに臨む町長の基本姿勢に示された安全安心の確保について、基本的な考え方を伺いたいと思います。平成23年3月に発生をいたしました東日本大震災から、間もなく3年が経過をしようとしております。地震による倒壊、津波による家屋の流失など、東北各県に甚大な被害をもたらしたことは記憶に新しいところであります。とりわけ、地震と津波により破壊された福島第一原発が立地をしていた双葉郡周辺は、いまだに立ち入りを許されず、復興のつち音が響く他の地域とは異なった表情を呈しております。この大震災以降、全国の自治体で防災、減災の取り組みが加速をされております。当町においても、町民に対する災害に備えた意識啓発を行いながら、防災マップの作成や町民に対する災害時の避難所運営シミュレーションに加え、災害時に備えた避難公園の整備に取り組もうとしております。また、当町は、昨年2度の水害に見舞われるなど、これまで想定し得なかった災害が発生をしたのも事実でございます。そこでお伺いをいたしますが、1件目の安心安全の確保の中で、防災、減災に向けたさまざまな取り組みを行う中で一番難しい問題は、やはり高齢者や障がい者の避難をいかにスムーズに行えるかにあるというふうに思っております。行政はもちろんでありますが、地域住民の協力が不可欠であります。こうした問題、課題を少しでも解決に導いていくために、行政並びに地域の果たす基本的な役割について、いま一度伺いたいと思います。②といたしまして、防災、減災に向けた企画立案、災害時の対応など、総務課が中心になって対応されていると理解をしておりますが、日常的に繁雑な業務をこなしながら、防災関係の業務にも携わることは苦労が多いのではと考えております。災害時の対応と同様に役場全体で対応する、あるいは専門班の設置を検討するなどの対応もされるべきというふうに考えております。そのことからいくと、災害時に先頭で指揮をとる町長の所見を改めてお聞きをしたいというふうに考えております。次に、地域を元気にする産業の創出への取り組みでありますけれども、農林漁業を初めとする基幹産業の育成、振興に、町長も腐心をされてきました。こうしたことからも、釧路町経済を支える地場の商工業者や基幹産業の安定が町の発展、そこに働く町民の生活安定にも寄与し、新たな雇用の創出につながるものと受けとめております。これは決して行政だけではなく、商工業者を中心とする地元商工会や農協、漁協、観光協会、さらには各種福祉団体などとも連携をしながら、全体で知恵を出し合いながら振興策の検討がされなければならないと受けとめております。昨年は障害者福祉金に福祉券を、また、長寿祝い金につきましては買い物券にそれぞれ変更して、地元商工業者から少しでも買い物をしていただくということで施策を展開したところであります。また、基幹産業である農林漁業についても、可能な限り支援策を打ち出してきたことは十分承知をいたしております。今後もどういった支援が可能なのか、また反面では、行政に対してどういった支援を望んでいるのか、お互いのニーズをいま一度把握をしながら、優先事項の検討も含めて推進していかなければならない問題であるというふうに思っております。そこでお尋ねをいたしますが、①として、エゾシカの農林業に対する被害の問題であります。年々、被害が深刻化しております。町としても、これらに対する対策を検討してきたことと思っておりますが、これまで行ってきた中でどういった対策が有効と考えているか。各町村においても、さまざまな対策を行っておりますが、我が町として独自に、どのような対策を講じていけるのか、改めて伺いたいということで質問いたしましたが、先ほど日本共産党の答弁で、ある程度詳細にありましたので、さらにつけ加えてあることがあれば答弁をいただきたいというふうに思っております。次に、人を引きつける魅力の創出づくりの取り組みについてであります。当町は、都市機能の便利さと釧路湿原に隣接する自然の豊かさを兼ね備えた町であり、自然との共生によるまちづくりを志向しております。自然環境の保全に対する意識は全国的に高まりを見せておりますが、廃棄物処理、リサイクル問題は身近な社会問題として注目をされ、循環型社会形成推進基本法を初めとする各種リサイクル法制度の整備などにより取り組みが、これまでよりも進められております。行政サイドにおいても、循環型社会のための計画策定等、さまざまな取り組みが推進をされております。そこでお伺いをいたしますが……。

質問 5番 高橋幸弘

質問いたします。2件目の②でありますけれども、ちょっと抜かしてしまいました。釧路町観光協会の事業計画に基づく取り組みについて、引き続き支援をしていくということでありますけれども、商工業の振興と同様に、観光事業の取り組みも雇用の創出と密接に結びついており、ひいては当町の経済活性化にも資する重要な取り組みであると思っております。隣接する市町村との連携による広域的な観光PRに取り組みためには、当町観光の特色を強く打ち出しながら取り組んでいかなれば、管内町村の取り組みに埋没してしまうのではというふうに思ってしまいます。別保公園内の地産地消センターや達古武キャンプ場、細岡ビジターズラウンジ、昆布森漁港に立地する水産複合施設を、観光分野で関連的にどのように位置づけて取り組めばよいのか。あるいは、釧路町の食と雄大な自然をどのように観光資源として生かせるのか、今後の具体的取り組みについてお伺いをしたいと思います。大変失礼をいたしました。

質問 5番 高橋幸弘

で、いいですか。

質問 5番 高橋幸弘

次に、地域を元気にする……。

質問 5番 高橋幸弘

人を引きつける魅力の創出づくりの取り組みについて、改めて質問いたします。まず、1点目でありますけれども、セチリ太地区の新たなにぎわい創出に向けて、町道路線の新設やイオン釧路店周辺のバス停整備など新たな取り組みに着手しようとしておりますけれども、こうした事業を中心に関係機関、団体、とりわけ商工会とどのように連携をしてにぎわいの創出を図っていくのか、具体策を伺いたいと思います。②といたしましては、環境保全としての循環型社会形成に向けて対策を講じてきておりますけれども、今後も継続して取り組み発展させていくためには、まちづくり基本条例等も位置づけながら積極的な取り組みが求められると考えておりますが、具体的施策について伺いたいと思います。③といたしまして、当町は日々の食料品や日用品を購入するスーパー、小売店が隣接していない地域がございます。コンビニなどでは、商品の種類や量も不足しがちです。まして高齢者であれば、近くにコンビニのあるところでも、買い物に出ることは大変な労力がかかります。暮らしの安心を支援していくのは行政の役割とするならば、そのことにも目を向けていく必要があります。スーパーが積極的に出店してくれるのであれば、それにこしたことはありませんが、そうでないとすれば、行政サイドでそれに対する支援が必要であると感じます。スーパーや小売店が隣接していない地域を対象に、そうした地域と商業地を結ぶ循環バスの運行を検討できないものでしょうか。実際にどのくらいのニーズがあるのか、各町内会とも意見交換をしながら、スクールバスの学校からの折り返し便の活用なども検討しながら試験的に運行することの是非について、町長の所見を改めて伺いたいと思います。④でありますけれども、道路交通網の整備についてであります。町道路線の拡充や整備により、当町の道路網は格段に発達をしてきたというふうに思っております。避難経路の確保や幹線道路へのアクセスなど、安心安全、生活の利便性追求のためにも、さらに、新たな道路認定とともに整備を進めていかなければならないと思います。大きく4地区に分けた地区別の道路整備計画についてお伺いをいたします。次に、教育行政についてであります。①として、教育長は教育行政に臨む基本姿勢の中で、昨年に引き続き、確かな学力、豊かな心、健やかな体の調和のとれた育成に向け、具体的な手だてを講じていくことを基本に据えております。心と体、知識や技能がバランスよく育成されることは重要なことであると認識をいたすところであります。教師や保護者、地域の人たちの支えを基盤として進めていくことが基本的な考え方だと思っております。そのことをさらに実践し、積み重ねていくことが、子供たちの心身の成長を促し、地域や保護者、教師までもが一緒に成長していくことだと考えております。昨年の基本的、実践的な取り組みを踏まえ、26年度の主要な施策に、どうそのことを反映させていくのか、基本的な考え方についてお伺いをいたします。また、その際に学校現場の意見を聞きながら、調整的な役割を教育委員会が担っているものと思っておりますが、この中に入って教育委員会の果たす役割についても、あわせてお伺いをいたします。②といたしまして、教育基本法に基づく全国学力テストは点数学力に特化したものであり、本来目指すべき、生きる力を育む豊かな教育とはかけ離れたものであります。また、テストの結果公表はいたずらに競争をあおるものであり、結果の公表は必要ないというふうに考えておりますけれども、教育長の考え方を、この点についてお伺いをしたいと思います。③といたしまして、特別支援教育でありますが、ニーズも多様化してきており、支援員の存在は欠かせないものとなっておりますが、支援学級の課題と現状についてお伺いをいたします。同時に、学生支援員の活用や支援員の配置により、きめ細かな指導、支援というふうに述べられておりますけれども、今後の施策についてお伺いをいたします。④といたしまして、教職員の心身の健康維持についてでありますが、人が人を教え導くということは大変労力の要るものであり、自分自身の心の葛藤もあります。教壇に立ちながら、児童生徒への学習指導、日々の生活指導、部活の指導等、一人で何役もこなさなければならず、その中で各種研修会、研究会に参加をしなければならないなど、心身ともに厳しい状況に置かれていることが想定をされます。それらに対して、教育委員会としてどのような支援をしていくと考えておられるのかお伺いいたします。以上、民主党を代表して、町政執行方針並びに教育行政執行方針について質問をさせていただきました。途中、至らぬ点がございまして、大変申しわけございません。町長並びに教育長の前向きな答弁をよろしくお願いいたします。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

民主党の代表質問にお答えを申し上げたいと存じます。まず、安全安心の確保への取り組みの中で、災害弱者に対する行政とその地域の役割についてのお尋ねでございます。高齢者や障がい者などの災害弱者につきましては、災害時要援護者として要援護者台帳に登録、整備し、町内会、民生委員、消防との連携を図り、地域で要援護者を支援する体制づくりに取り組んでいるところでございます。災害が発生した場合は、迅速な情報伝達と安全な避難行動が求められておりますことから、要援護者台帳の情報をもとに、行政においては要援護者の状況の把握、関係機関との情報共有を図るとともに、福祉避難所などへの避難体制を構築し、地域においては安全を確保した上で要援護者の安否確認、情報伝達及び避難支援の実施などが必要な役割であるとこう考えてございます。次に、防災・減災企画立案業務の専門班の設置についてのお尋ねでございます。防災業務におきましては、東日本大震災以来、地震、津波対策として、一昨年の北海道から公表された最大の津波に対する浸水対策や、昨年の大雨、水害等を初めとする異常気象対応の業務が増加してございます。このような中、町民の安全安心を確保するためのさまざまな施策の展開を図るため、体制の整備の必要性は認識をしてございますが、御指摘の点につきましては、今後の組織運営の中で検討をさせていただきたいとこのように思います。次に、2問目で地域を元気にする産業の創出の取り組みの中で、まず、エゾシカ被害への対応でございます。このことにつきましては、先ほど日本共産党の代表質問でお答えしたとおりでありますので、御理解をお願い申し上げたいと存じます。次に、町内の観光施設を生かした観光事業の取り組みについてのお尋ねでございます。議員、ただいま代表質問の中にもございましたとおり、雄大な釧路湿原と、その湿原を蛇行する釧路川を望むことができる細岡展望台を含む細岡ビジターズラウンジ周辺は町の観光の中核的施設でございます。また、釧路町地産地消センターでございますロ・バザールは、地産地消推進の拠点施設としての役割を持ってございまして、それぞれの施設のこうした特徴を生かして、また、連携を図ることにより、効果的な観光推進が少しでも図られるのではないかとこのように考えてございます。平成26年度の事業といたしましては、大型クルーズ船の釧路港寄港に伴い、乗船観光客を対象とした細岡、達古武エリアにおけるカヌー体験や、ビジターズラウンジでのコーヒーブレイク、オートキャンプ場での食事提供などを含むオプショナルツアーの受け入れ、これを計画してございます。また、各施設間において、町の観光に関する共有情報の発信や特産品などの来場者へのあっせんのほか、水産複合施設において展開してございます土曜市、それから港まつり等のイベントのPRなど、それぞれの町内の観光施設の特徴、また、既設の施設を観光資源として有効に使うことによって、これらを有機的、相互的に連携を図ることによって観光客への集客、これに向けた取り組みがいま一歩進むのではないかと、このように思ってございます。次に、人を引きつける魅力の創出づくりの取り組みについての質問の中で、セチリ太地区のにぎわい創出事業具体策についてのお尋ねでございます。釧路圏を代表するショッピングゾーンとして発展しておりますセチリ太地区において、従来の利便性やにぎわいといった魅力を最大限生かすため、また、子育て支援環境を初め、新たな道路網整備や町なかにさまざまな世代が集う都市空間整備を行い、地域が受け持つ魅力と一体となったまちづくり、これを進めてまいりたいと思ってございます。また、環境保全にかかわる循環型社会継続取り組みの具体化でございますが、当町におきましては、循環型社会の一つの取り組みとして資源リサイクル推進事業を進めてございます。平成7年度から全町的に資源物の分別収集及びリサイクルに取り組んで以来、継続して、ごみの再資源化による家庭系ごみの減量化に努めさせていただいているところでございます。なお、平成25年度において、町民を対象とし、ごみ減量エコバスツアーを実施し、広域連合清掃工場やリサイクル事業所を見学するなど、改めてごみの減量、分別の重要性を啓発してきたところでございます。御提言の循環型社会に対する意識の醸成に向けた取り組みは重要と考えてございますので、意識啓発や情報提供などの取り組みを、なお進めてまいりたいと考えてございます。次に、買い物弱者への支援策についてのお尋ねでございます。当町におきましては、高齢化が進んでいる中、町内各地域から商業集積地、もしくは地区内の商店などへ買い物するため、必要な交通手段の確保を初めとする買い物環境への不安を抱えている方がいるという問題があること、これは私としても認識をしてございます。高齢者などが安心して買い物ができる環境づくりを構築するため、宅配サービス、それから移動販売などの販売形態につきまして、釧路町商工会を初めとする関係機関と連携しながら、地域の実情に即した有効な支援策、また、ただいま民主党代表から御提言がありましたことも参酌し、研究をさせていただきたいと思います。次に、地区別道路整備計画の今後の推移についてであります。道路整備計画につきましては、遠矢地区において、柏地区、よし野地区、また、別保地域におきましては、別保南地区の未舗装道路解消のため、道路整備を進めてございます。平成26年度事業におきましては、よし野地区の道路整備がこれを完了予定をしてございます。また、本年度より、新たな地区として西城山地区の道路整備に着手する計画でおります。以上であります。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

民主党高橋議員の教育行政全般にかかわっての1問目で、確かな学力、豊かな心、健やかな体の調和のとれた育成に、今年度はどう取り組んでいくのかということでありますが、この件につきましては、先ほど日本共産党中田議員にお答えしたとおりでありますので、御理解をお願いしたいと思います。なお、教育委員会といたしましても、具体的な取り組みに対する学校、家庭、地域のつながりを重視した施策を展開する中で、常にかかわってまいりたいというふうに考えているところであります。次に、全国学力テストのあり方についてでありますが、学力テストを行う意味等については、日本共産党中田議員にお答えしたとおりであります。なお、文部科学省が平成25年11月に発表した平成26年度の全国学力学習状況調査に関する実施要領によりますと、平成26年度から市町村教育委員会の判断で個々の学校名を明らかにした調査結果の公表が可能であることや、都道府県が市町村の同意を得た上で同様の公表を行うことができるとされております。現在、町内の学校においては、さまざまな方法で学校の調査結果を保護者に説明しているところでありますが、小規模校の公表を含め、平均正答率に基づく順位や数値のみがひとり歩きして、教育現場に過度の競争や序列化など、マイナスの影響が出ることも予想されます。基礎学力の保障及び説明責任など、調査本来の目的から逸脱しないためにも、教育委員会といたしましては、調査結果の公表については考えていないところであります。次に、特別支援教育に取り組むに当たり、現行支援学級の課題と現状並びに学生支援員、支援員の配置をどう図っていくのかということでありますが、特別支援学級については、現在、知方学小学校を除く8校において、23学級73名が在籍しております。特別支援学級につきましては、普通学級とは異なり、学年ではなく、支援が必要な種別ごとに学級を編成していることから、一人の教員では児童生徒の個に応じた指導が難しい状況があると考えております。このような状況から、釧路教育局から派遣されます学生支援員と特別支援教育支援員を特別支援学級に在籍する児童の多い小学校、並びに教員のみでの対応が難しい小学校に配置し、特別支援学級に通学する児童への支援を行ってまいりたいと考えております。次に、教職員の心身健康維持についてでありますが、一義的には教職員自身が心がけることが大切であると考えているところであります。町内の教職員におきましては、町が実施します健康診断、または北海道公立学校共済組合が実施しております総合健診を受診しており、病気の早期発見、早期治療に役立てております。また、平成20年度から健康管理啓発事業として心の病や生活習慣病等の防止、対応方法の研修会を医療機関の協力により開催し、精神的、肉体的に健康な体づくりに努めているところであります。以上であります。

出典:釧路町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月6日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる