みんなの議会

釧路町議会 平成25年第4回定例会 2013年12月3日

安心・安全のまちづくりを2度の水害から、今後どう考えていくのか

2013年12月3日、釧路町議会の一般質問で、網田悦子議員が「安心・安全のまちづくりを2度の水害から、今後どう考えていくのか」について質問し、町長 佐藤広高、総務課長 及川晃仁、福祉課長 佐藤智昭、都市建設課長 南孝司、総務部長 鈴木光彦が答弁しました。

質問者
網田悦子 議員
答弁者
町長 佐藤広高、総務課長 及川晃仁、福祉課長 佐藤智昭、都市建設課長 南孝司、総務部長 鈴木光彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 網田悦子

14番網田です。今回の質問は、先ほど佐藤議員がいろいろと検証していただいたのですが、私としては、自分の地域、私も経験した、そういうところから、今後の防災、減災につなげていただきたいなという気持ちでここに立っています。何百年に一度の震災による津波ハザードマップができた直後に、予想もしない台風や豪雨で1年に二度の水害を受け、地域の住民は、今も雨が降るたびに不安な気持ちで過ごしています。しかし、二度の経験により、自助、共助、公助と、先ほどからそういう言葉が出てきていますが、自分たちで、自助である自分の身は自分で守るという経験、それから、隣近所で助け合う共助という経験を実際にした住民がたくさんいます。それで、2回の水害の経験を、今後、釧路町の防災、減災に役立てていただきたいと、そう思います。そしてまた、公助の釧路町としての考えを伺いたいと思います。1件目、安心・安全と書きましたが、安全・安心と皆さんは言っていますので、まちづくりを二度の水害から今後どう考えていくかということで、1番、三十数年ぶりと言われた4月の水害と9月の台風18号による水害を経験し、今後の防災をどう考えていくのか。2番、被害の大きかった各地域から出されている要望はあるか。あれば、どのような要望か。3番、被害に遭った地域の今後の対策の優先順位は検討されているか。4番、本部と避難場所である庁舎の浸水に対して、今後どのような対策を考えているか。また、他の避難場所も再検討が必要では。5番、災害後の住民に対する支援は、一度目の経験から迅速に行われたか。また、どのような支援が行われたか。6番、災害時に対応する現場職員の防護服やヘルメットなどの備えや安全対策はどのようにされているのか、お聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

14番網田議員から、安全・安心のまちづくりを二度の水害から今後どう考えていくのかという中で、4月の水害、そして9月の台風、この水害を経験し、今後の防災をどう考えていくのかという御質問でございます。このことにつきましては、先ほど7番議員にもお答えしたとおりでございますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、被害の大きかった各地域から出されている要望についてのお尋ねでございます。別保地区の単位町内会及び別保地区連合町内会から、それぞれ台風18号による被害の検証と諸課題について要望が提出されたことによりまして、懇談会の開催等を実施いたしたところであります。具体的な要望事項といたしましては、防災無線によるアナウンスの改善、日の出川の氾濫防止対策、サンタクンベ川の浚渫及び雑木等の伐採、排水ポンプ車の配備増設、会館への備蓄品配備、災害ごみの回収等が挙げられてございます。これらにつきましては、個々の事案を十分に検証し、改善できるものにつきまして、早期に取り組んでまいりたいと考えてございますが、町独自の対応にも限界がございますことから、関係機関への要望を含め、さらなる連携強化に努めてまいりたいと考えております。次に、被害に遭った地域の今後の対策の優先順位、このことについて検討されているかという御質問であります。これまでの二度にわたる浸水被害の反省を踏まえ、台風26号発生時には、釧路地方気象台の情報を受け、事前に対策本部会議を複数開催いたし、広報車による避難準備情報の周知、土のうの作成配布、避難所の開設準備を行い、排水ポンプにつきましても、釧路開発建設部の御協力と災害協定の活用により、事前の設置を行わせていただいたところであります。なお、御指摘がございます優先順位、これにつきましては、同時並行して進めなければならないものだと、このように認識をしてございます。次に、本部と避難場所でございます庁舎の浸水に対して、今後どのような対策を考えているのか。また、他の避難場所も再検討が必要ではないのかというお尋ねであります。釧路町役場本庁舎につきましては、災害対策本部設置場所であるとともに、併設する別保コミュニティセンターが指定避難場所となってございます。釧路町地域防災計画では、災害対策本部の設置基準等として、町長が役場庁舎内に設置するものとされており、本庁舎が被災し使用できない場合は、他の公共施設に設置するものとしてございます。御指摘がございますとおり、先般の台風18号による大雨浸水被害においては、役場庁舎の1階床上まで浸水しましたことから、これらの対応に課題を残してございますが、庁舎2階等の使用は可能であったと、こういった状況から、災害対策本部の機能は維持できたものと考えてございます。なお、当該地域の浸水対策につきましては先ほどお答えいたしましたが、避難所につきましては、浸水状況等を勘案し、安全が確保できるかどうか検証に努めてまいりたいと考えてございます。次に、災害後の住民に対する支援、一度目の経験から迅速に行われたのかと、また、どのような支援が行われたのかという御質問でございます。先般の台風18号による大雨浸水被害時は、4月の積雪と大雨による浸水の経験が必ずしも生かされたものとは言えず、避難準備情報の周知や避難所の開設等、早期判断ができなかったことは、また、役場庁舎自体が浸水するほどの被害となり、食料及び毛布等の各備蓄品の搬送が迅速に行えなかったことが反省点として挙げられます。その後、10月16日に発生した台風26号の対応では、さきに御答弁申し上げましたとおり、これらの反省を踏まえ、早期の対策を講じたものでございます。災害発生後における各家庭の被害調査や、消毒業務や災害ごみの撤去作業等につきましては、職員による作業や役場各部署の横断的な連携により一定の対応ができたものと考えておりますが、なお一層、さらに検討してまいりたいと考えております。最後に、災害時に対応する現場職員の防護服、ヘルメットなどの備えや安全対策はどのようにされているのかというお尋ねであります。各災害に対応する職員の安全策として、ヘルメット及び大雨時、作業用のかっぱ等を配備しているところでありますが、今後につきましては、夜間作業用のヘッドライトや救命胴衣等についても配備を検討いたしているところであります。以上であります。

質問 14番 網田悦子

私の質問にほとんど答えていただいたのですが、佐藤議員がほとんど質問をして、検証してくださいましたので、1番から5番の中で、私が地域で経験したということを実際に今後の防災に生かしていただきたいと思いますので、一括でいろいろ意見を言わせていただきたいと思いますが、いいでしょうか。

質問 14番 網田悦子

2回の災害というか、最近、温暖化でCO2削減がなかなかできないという状況があって、CO2削減ではなくて、最近はこういう、気象状況の変化によって、大雨だとか、それから、いろいろな災害が起きていますので、最近、そちらのほうを防ぐというところへシフトしていかなければいけないのではないかという意見も出ています。それで、本部では二度の水害を振り返って、現場から入る情報量で十分判断、指示ができたのかと。今回の4月の水害と9月の台風18号によって、その経験から十分に判断、指示できたのかというところをお聞きしたいと思います。

答弁 総務課長 及川晃仁(総務課長は2014年3月まで)

どのような情報で判断したかという御質問でございますけれども、私どもはやはり、気象台からの気象情報というものを事前に受けておりまして、18号のときにつきましては、ある程度早く対応をしたつもりなのですけれども、私どものやはり判断の遅さといいますか、それは否めないところだと思います。私ども、18号のときは、前の日から出てきて、ある程度の台風が来るということで、台風情報が出ますので、そちらのほうを情報源としております。それと、北海道ですとか開発建設部からも情報が入っておりますので、そちらのほうも参考に、事前対応というものを進めているところでございます。

質問 14番 網田悦子

実は、私の目の前まで水が来ましたので、外におりました。それで、国道は開発ということで、パトロールの車が、そこに2人ぐらい乗って、道路を見ていました。それから、川のほうは、歩道橋を上がったりおりたりしていた方が、恐らく土現というか、向こうの川の管理の方ではないかなと思っていたのですが、実際に見ていますと、やっぱり、申しわけないのですが縦割りというような状況で、18号のときには、皆さんが予測しない、夜遅くになってからすごく水が出てきたという状況があったり、それから、満潮時間と重なっているというような時間で、本当に川の水位も上がっていたのです。たまたま私が見ていた限りでは、その場所は見ているのですが、例えば水が一気に出ていった。私からすると、栄町の住民、本町の住民、宮下の住民とわかるのですが、全然、そこに水が流れていっている状況であっても、そこへ指示を出せないのです。恐らく本部である役場の庁舎のほうへ連絡をして、そこから避難をしてくれとかどうしてくれという指示が出てくるのだと思うのですが、実際、現場を見ていますと、やっぱり現場に行く役場の職員、今回、ここも水がついてしまいましたので、ここにたどり着けない職員もいたとは思うのですが、今後、地域にもいっぱい役場の職員がいらっしゃるのです。それで、本部にたどり着けないのであれば、そこの地域で、その現場を見ながら、携帯を持ったり、いろいろな情報を役場のほうへ流せると思うのです。それによって、地域の方たちと連絡をとって避難をさせるとか、そういう方法もできるのではないかと。4月の災害の経験をした地域では、一番最初に車を高いところへ上げてという状況で、車を上げておきましたので、役場の方たちは仕事に出ていってしまったので、かなりだめにした方もいらっしゃると思いますが、やっぱり、そうやって現場にいる人たちがたくさんいないと、なかなか情報を出しても、本部では目に見えないという状況がありますので、そこら辺のところは今後考えたらいいのではないかという、今後の課題にしていただきたいなと思うのですが、どうでしょうか。

答弁 総務課長 及川晃仁(総務課長は2014年3月まで)

現場パトロールという、現地のほうに職員のほうも出しております。それで、情報という面ではその時々に適切な情報を役場のほうに入れるよう指示しておりまして、それを総称して、本部のほうで判断してやっているところでございますけれども、このたびはかなり職員のほうも出しておりましたけれども、大雨がひどくて、職員の安全というものを第一義的に私どもは考えなければならないということで、余り無理もさせられないという部分もありましたので、その辺については今後内部で検証させていただいて、どのような方法があるか検討していきたいと思いますし、やはり、登庁できない職員については、近くの現場に行くような対応も考えなければならないので、これから登庁マニュアル等、そのような中で内部検証させていただきたいと考えます。

質問 14番 網田悦子

それで、地域の現場の中で、それこそ奔走している住民がたくさんいたのです。それは町内会の会長であったり、地域の人たちということなので、その方たちも、実際に携帯を持ちながら走って歩いたり、あそこの人が避難していない、あそこはどうだという形で走って歩いていますので、ぜひ住民の、現場にいた人たちとのつながりというか、そういうものもきちんとつくっていただけると、もう少し、水がどんどん流れていって、家の中に水が入ってしまうという現象は、なかなかとめられないと思いますが、夜とか寝ている時間だと、2階に避難するとか、そういうこともできますし、急なことなので、そういうときには住民とのつながる方法というのも考えていただきたいと思います。それから、当日、雨が降って、やんでからの、みんな一安心という形で、地域の人たちが総出で流れてくる土砂や水を、自動的にみんな出てきて、排水溝をあけて、水の流れをよくしたりとかということをしながら、ある程度おさまった段階で、みんな安心してうちへ入った後に水がすごく出てきたという状況ですから、なかなか、そんなに簡単には対応はできませんが、やっぱり、そういう住民がたくさんいるという、何といったらいいのでしょうか、本部も、それから災害を受けている住民も、そういう人たちと、要するに同じ時間を共有していると思っていただきたいのです。水害の被害に遭って、そういう住民と現場の職員、それから本部の職員、それぞれいる場所は違うのですけれども、状況は違っても、同じ災害の中で時間を共有していると考えていただけると、もっといろいろな、つながる方法だとか、いろいろな外にいる人のイメージとかが本部でもできるのではないかなというふうに思いますので、その辺のことを考えて、外にいる人も中にいる人も一緒にという気持ちでやっていただきたいなと思います。それから、災害の後、次の日になって水が引いた後に、うちの中はどろどろです。次にどうしたらいいかな。きょう寝るところもない。畳もぐちゃぐちゃ。高齢化していますので、高齢な2人だとか、それからひとり暮らしの女性だとか、災害に遭った次の日というか、済んだ後の状況というのがとても悲惨なのです。それで、1日目は一生懸命後片づけをしなければいけない。それから、親戚、知り合いにみんな電話をかけて、来てもらって、畳を上げ、いろいろなことをしなければいけない。2日目も一生懸命片づける。2日、3日ぐらいは緊張している状況で、必死にやっているのですが、3日目以降になると、非常に疲れてくるのです。中には台所だとか、水が入ると、冷蔵庫も浮いてしまったり、それからだめになってしまったり、それから、テーブルや何かも水で、物を上げても倒れてしまったりというか、そのような状況で、うちの中もぐちゃぐちゃな状況。それから、台所にあった鍋、釜もだめになったというところもありますので、私から言えば、災害に遭った後の支援というのを、もう少し気配りをしていただきたいなという点がありましたが、被害に遭った地域の、災害後の住民に対する支援、一度目の経験から迅速に行われたとは思うのですが、どのような支援が行われたかということをもう一度確認したいと思います。

答弁 総務課長 及川晃仁(総務課長は2014年3月まで)

るる御質問がありましたけれども、地域との情報ということでございますけれども、やはり町内会長、中心になる地域の方との連絡というのは必要になってくると思います。

答弁 総務課長 及川晃仁(総務課長は2014年3月まで)

申しわけございません。災害後の支援ということで、私どもも地域懇談会を行いまして、やはり高齢者、疲れて災害の片づけができないという声を耳にしております。その中でやはり、私ども、避難を軸にやっておりましたので、被災後、帰宅した後の支援というのも課題として考えておりますので、今後、防災計画の中でどのような支援ができるかにつきまして、検証させていただきたいと思います。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

先ほども答弁させていただきましたけれども、全地域ではなかったかもしれませんけれども、災害後に職員によります撤去作業や消毒作業という形でお手伝いをさせていただきましたし、現実に、そういった必要な方について、1軒1軒回って確認の上、その作業をさせていただいたわけでございます。ただ、その中で、撤去作業というのはそういう形で行わせていただきましたけれども、今、網田議員が言われるように、台所がほぼ水害に遭って使えない状態だと。そういうときに煮炊きができるのかというところまで我々は配慮が足りなかったということは、今回の水害の貴重な教訓でございますので、このことにつきましても、災害後の住民の食という部分での対応、また、住という部分での対応について、改めて検討をさせていただきたいと存じます。

質問 14番 網田悦子

実は、女性から声が上がっていたのですが、各地域に日赤奉仕団だとかという部分の方がたくさんいらっしゃるのです。そういう方たちは、今回、災害に遭わなかった方もいらっしゃるのです。それで、何かしてあげたいという気持ちはあっても、そういう指示がどこからも出てこないので、どうしたらいいのだろうというような、そういう声もありましたので、ぜひそういう、1日に1食ぐらいの食事の支度だとかを、何とかそういう、日赤奉仕団だとか、そういうところを動かして、支援をしていただきたいなと思います。どうでしょうか。

答弁 福祉課長 佐藤智昭(福祉課長は2014年3月まで)

日赤奉仕団の所管課でございます福祉課のほうから御答弁させていただきます。日赤奉仕団からは、後日、私のほうにもそういう相談がございまして、実際に自分たちは動けなかったということでも、町のほうからもそういう指示がなかったということも含めまして、今後、当課のほうでも支援の関係でマニュアルづくりを進めてまいりたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。

質問 14番 網田悦子

最初の4月のときには出てこなかった情報だったのですが、今回とてもありがたいなと思った情報があります。それは、福祉のほうからと、それから全部こうやってまとめて、「役場からのおしらせ」ということで、罹災証明のとり方や災害見舞金、それから、固定資産税の減免とかごみ処理の仕方、こういうのを、ちょっと時間はかかったのですが、やっぱり3日、4日してくると、これからどうしたらいいかな、私たち。このうちを直す。何にしてもお金がかかる。どうしたらいいのだろうというような話が出てきました。それで、こういう情報をいち早く出していただけたおかげで、これによっていろいろな行動が起こせたということがあります。それから、配食サービス、高齢の方もいらっしゃいますので、こういう配食サービスもしていますというような、こういう情報も出てきましたので、今回は、私たちのような、釧路町全部が床上浸水になったわけではありませんので、こういう情報がいち早く配られたということはすごくありがたかったのですが、でも、こういうことをちゃんとマニュアルの中にきちんと入れて、2日、3日、復旧にかかるのにはこういう情報も出さなければいけないと思うのです。それで、最近、メールだとか、そういうもので配信ということですが、まだまだ高齢者が多いので、こういうものを手配りしながら、福祉の方も、状況確認ということできっと歩いてくださったのだと思うのですけれども、ですから、こういうものをきちんとマニュアルに一つ入れておくということをお願いしたいと思います。

答弁 総務課長 及川晃仁(総務課長は2014年3月まで)

防災計画のほうにも防災関係の広報ということで、災害後の周知に努めなければならないということもありますので、マニュアルのほうに掲載させていただくよう検討してまいりたいと考えます。

質問 14番 網田悦子

今回、防災、減災、いろいろな議員から質問を受けておりましたので、その中でいろいろ答えを聞いておりましたが、実は住民の目の前に樋門があるのです。自宅から樋門が見えて、2階の窓から見ていると、誰も閉めに来ない、あけに来ないとかという、直接見えるというところが何カ所かあるのですが、私たちも樋門の取り扱いについてはよくわかりませんので、できればそういう住民に理解をいただくように、そういう樋門の扱いの説明だとか、例えば、この前答弁されていたように、遠隔操作という、インターネットや何かで調べますと、本州のほうでは、樋門捜査員というのは、ゲートをあけたり閉めたりするというのは、1人ではないのです。地域住民に委託されているというところがたくさんあるのです。ただ、釧路町のを見ますと、管理者というか、都市建設課長が責任者か管理者になっているだけで、一切何もないということなのです。それで、例えば1刻1分を争うのに、役場から情報を得て水をこいで出ていって、それであけたり閉めたりという状況は非常に、床上になってしまったり、大きな災害になってしまったりということがありますので、そこら辺のところをもう少しきちんと検討して、例えばそういう沿革操作ができない状況であれば、やっぱりまた住民とつながって、安全を確認しながらではありますけれども、住民との情報のやりとりだとか、例えばそこにゲートを閉める樋門捜査員というのを、住民に委託するという言い方はおかしいのですけれども、そういういろいろな話し合いをしながら、今後の対策につなげていただきたいなと思うのですけれども、その点はどうでしょう。

答弁 都市建設課長 南孝司(都市建設課長は2016年9月まで)

樋門の操作については、別保川につきましてもサンタクンベ川につきましても北海道が管理しておりまして、町のほうでその部分を委託して開閉をしていると。樋門は全部、それぞれ鍵がありまして、鍵を持って担当者が行って、鍵をあけて閉めるという状況で、前回の18号の台風のときにも、担当者が2人ですけれども行って、順次閉めた状況であります。今回の台風のように、本当に川が氾濫するようになってくれば、やはり、担当者としても危険が伴いますし、その辺については北海道のほうにも自動開閉できるようなものをつけていただくような形で要望しておりますので、その辺については御理解していただきたいと思います。

質問 14番 網田悦子

ぜひお願いしたいと思います。それで、現場職員、実は消防団員はもちろん、きちんとした装備で、私のところまで来たときには、背の高い男性でも水がこんなにありましたから、かなりの水量だったと思うのですけれども、ヘルメットかぶって、ウエットスーツというのですか、そういうものを着て、そしてボートを動かしながら自分はこいできたという状況なのですが、役場の職員が行ったり来たりしているのを見ていますと、本当にヘルメットもない、中には胴長というか、そういうものをはいていたのかもしれないのですが、その上に作業ジャンパーを着てというような、本当に、私から見ると大丈夫なのかなというような状況で、いろいろなところを走って歩いておりました。それで、幾ら職員があちこちいろいろな現場へ行かなければいけないといっても、やっぱり、けがをしたりとか、例えば死亡事故なんかはなかったのでよかったなと思いますが、そういうことが起きたら大変ですので、先ほど町長から答弁をいただきましたけれども、そういう職員の装備もきちんとしていただきたいなと思うのですが、その点、お願いしたいと思います。

答弁 総務部長 鈴木光彦(総務部長は2014年3月まで)

消防の署員ですとか団員のように、我々は専門的な訓練を受けておりませんので、同様の装備というのは難しいかなと思います。ただ、おっしゃるとおり、例えば夜間の作業ですと、町長のほうからお答えしましたけれども、ヘッドライトも装備していませんでしたし、かっぱだけで、当然、冠水したところをこいで渡るというようなこともございましたので、先ほども申し上げましたけれども、必要な装備品について、検討の上、装備を進めていきたいというふうに思いますので、御理解いただきたいと思います。

質問 14番 網田悦子

よろしくお願いいたします。それで、実は私、地域の住民に声をかけて歩きましたら、今後、こういう災害に遭ったら、ここに住みたいけれども住めないと言われました。ですから、ぜひ、ここら辺に住んでいる住民の方たちも、2回の災害を経験して、やっぱり災害時には自助、共助と言われますけれども、公助という部分、3カ所が連携して一体とならなければ、被害を最小限に食いとめることができないと思いますので、今後、別保のこの地域をモデル地域として、現場にいた住民と細かい話をしながら、災害時に対応するマニュアルづくりだとかに生かしていただきたいなというふうに思います。それから、災害時に高齢者を助けるというか、そういうのがどんどん広がっていって、町内会単位とかと言っていますが、経験からいきますと、小単位のほうがずっと、やりやすいと言ったら変なのですけれども、例えば男性のいない時間帯に女性ばかりで高齢者を助けるとなると、広い範囲になりますと、どうにもできないという状況なのですが、例えば地域の町内会の班単位とか、私たちは少ない地域だったので、あそこ、ここという、避難ということをさせるとか、声かけというのができましたけれども、大きな範囲になると、いやいや、できないとなるのは当然だと思うのです。ですから、小さな単位で、女性でも隣のおばあちゃんに声をかけたり、行くよと言ったりできるような、小さい単位でのそういう訓練というのも大切ではないかと思います。それから、過度な、大きな防災の訓練をして、行政がいつも助けに来てくれるなどというような錯覚を起こさせるような防災訓練というよりも、本当に地域別で小さくやっていったほうが、実際に何か起こったときにはよい方向に向かうのではないかなと思いますので、その辺、答弁をお願いいたしたいと思います。

答弁 総務課長 及川晃仁(総務課長は2014年3月まで)

議員御質問の自助、共助、公助、そういうものが、連携した取り組みが必要と私どもも考えておりますし、要援護者に配慮した対策、そういうものも必要だと思います。それらを総合的に勘案して、別保地区の対策というものを練っていきたいと考えております。

質問 14番 網田悦子

それでは最後に、今までのいろいろな質問をさせていただいた総括で答弁をいただきたいと思います。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

一言御答弁を申し上げます。最終的には、今、網田議員が言われたように、こういった災害がまた繰り返すようであれば当地に住めないという不安を与えたということに対しまして、町長として大変地域の皆さんに申しわけなく思いますし、私どもとしても限界があります。ただ、限界を、それは言いわけとはいたしませんけれども、できる限りの全力を尽くして、この地域を守っていきたいと、このように思います。以上です。

質問 14番 網田悦子

そうですね。限界と言われるとあれなのですけれども、とにかく、地域に住んでいる人たちは、今現在、自分の生活を取り戻して前向きに頑張っておりますので、町長も、こういう人たちのために、限界と言わずに災害時の対策を立てていただきたいと思います。

出典:釧路町議会 平成25年第4回定例会 2013年12月3日 議事録 PDF(45ページ) 間違いを知らせる