みんなの議会

釧路町議会 平成25年第3回定例会 2013年9月5日

当町における公共施設の整備と財政について

2013年9月5日、釧路町議会の一般質問で、倉井俊勝議員が「当町における公共施設の整備と財政について」質問し、町長 佐藤広高、財政課長 以内隆幸が答弁しました。

質問者
倉井俊勝 議員
答弁者
町長 佐藤広高、財政課長 以内隆幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 倉井俊勝

おはようございます。本定例会に当たりまして、当町における公共施設の整備と財政についてということでお伺いをいたします。我が釧路町には長い歴史があるわけでございまして、昭和30年の昆布森村と釧路村の合併、そして現在の釧路町の形態をつくり、昭和55年に町政が施行されまして現在に至っております。この間、特に町政施行時期の昭和54年富原小学校の開校や、同じく55年の富原中学校の開校を皮切りに、57年には遠矢中学校の改築完成や中央コミュニティセンターの落成、高度経済成長や、あるいは平成元年以降、人口増に乗じまして現存する大規模施設の建設が次々と行われてまいりました。また、同時に地域の強い要望を受けまして地区会館も次々と建設をされ、さらにはおくれておりました道路の改良舗装、上下水道の整備など、限られた財源と町債や有利な補助制度を活用して見違えるように変貌してまいりまして、人口もピーク時には昆布森と合併時の3倍、町政施行時からは1.7倍に増加しまして、町外から釧路町はすばらしいと羨望のまなざしで見られておりました。人口は3万人を超すのではないかとまで言われた時期もありました。このような背景の中、右肩上がりの総合計画はもとより、誰もが右肩上がりの発想でまちづくり、地域づくりを考えてまいりました。しかし、当町も平成20年の2万2,478人をピークといたしまして、現在、2万486人と5年間で約2,000人減少いたしておりまして、もう2万人を切ろうとしており、少子高齢化は現実のものとなってきております。そして今、後ろを振り向きますと人口が減少したり老朽化した使用頻度の下がった施設、あるいは老朽化や耐震に問題のある施設、長年の使用で老朽化した道路施設、経年変化で更新をしなければならない下水道施設等々、数々の更新や一歩踏み込んだ維持管理、時には勇気を持って見切りをつける施設とさまざまな手法を講じていかなければならない、公共インフラの大量の更新の現実の姿が如実に見えてまいりました。そこで、当町の実態がどうなっているのか、そしてその対応はどのようにしていかれるのか、さらには減少する人口や縮減財政や、新たな課題対応のために、そして後世に大きな負担をさせないためにどうしたらよいかなどの観点から、以下につきましてお伺いをいたします。まず、①といたしまして町有財産の実態はということで、現有施設の建設年度、建設投資額、維持管理費の総額、今後の設備投資、維持管理ですね。それと耐用年数等につきまして通告と同時に資料要求をいたしております。過日、早速、資料を提出いただきまして、大変ありがとうございます。これについて、また質疑をさせていただきたいと思います。そして②といたしまして、今後の町有財産の整備計画はどのようなっているか、さらには③として、それに伴う財政計画はどのように考えておられるのかお伺いいたします。そして最後に④といたしまして、公共施設ストックマネジメントの推進はということですけれども、公有資産マネジメントとかとも言いますけれども、その対応についてお伺いをいたしたいと思います。これにつきましては、①、②、③がしっかりできていればほぼ半分近くはできているということになってくると思いますけれども、この取り組みについてどのようにしていかれるのかお伺いをいたしたいと思います。以上、御答弁よろしくお願いします。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

9番倉井議員の公共施設の整備と財政についての中で、町有財産の実態についての質問がございました。その中で、それぞれ御質問があったわけでございますが、資料に沿って御答弁をまず1点目させていただきたいと思います。最初に、本資料は主立った施設及びその関連施設、123件について記載してございます。建設年度は昭和33年度から平成24年度まで、施設の再取得額でございまして、施設の再取得額は全体で約142億円、維持管理費総額は平成24年度の決算ベースで申し上げたいと存じますが、約2億8,000万円、そして今後の設備投資額、このことにつきましては老朽化による修繕費がかさんできますことから、現在の維持管理費総額以上にかかるものと考えております。また、耐用年数は資料に記載のとおりとなってございますが、今後10年以内に約半数の施設がこの耐用年数を超えるという、こういった状況を迎えます。次に、これらの町有財産の整備計画についてのお尋ねでございます。町有財産の整備や所管ごとに進めておりますが、整備計画につきましては総合計画、もしくは個別の計画に基づいて整備をさせていただいている状況にございます。それに伴う財政計画の御質問であります。総合計画の自主計画の中で位置づけられているものにつきましては、年度ごとの予算要求の中で個別に対応している状況でございまして、町全体の施設にかかる財政計画、そのことにつきましては今、持ち合わせてございません。次に、4番目の公共施設ストックマネジメントの推進についてのお尋ねであります。人口構成の変化、町民ニーズの多様化などを踏まえた公共施設のあり方を見直すことが必要となってきてございます。公共施設の利用、運営、コスト状況などの実態を明らかにし、その総量の圧縮、そして有効活用等の改善に向け、総合的、横断的に判断をする公共施設ストックマネジメントは必要なものと、このように認識してございまして、今後さらにこのことにつきまして研究を進めてまいりたいと考えてございます。以上であります。

質問 9番 倉井俊勝

どうもありがとうございました。本当にお忙しい中、表をつくっていただきました。それで、私の要望としてはトータルで先ほど今後の整備計画は今までの補修費等からすると多いという、概略のお話しでございましたけれども、この数字が出ていれば本当に財政計画もできるわけなので、そこまで至っていないというのは現実だと思います。この資料ですけれども、付帯設備等ともありますから、数多くの件数にはなっています。ちょっと確認したいのですけれども、耐用年数なのですけれども、50年から31年ということで数字列記してあるのですけれども、耐用年数そのものが施設によって違うのかなと思います、対象物によって。財務省か何かで決めている政令とか、そういったものと現実のものと違ったり、さまざま視点が違えば耐用年数も変わるというような感じでもあるかと思うのですけれども、今回、出していただいた耐用年数がどういう基準でつくられたのか、この点、お伺いしたいと思います。

答弁 財政課長 以内隆幸(財政課長は2013年9月まで)

耐用年数の掲載の仕方なのですけれども、建物の耐用年数表というのが定められておりまして、その中で12の構造と91の用途に区分されております。その表を用いて今回の表を作成しております。

質問 9番 倉井俊勝

そういう基準があるということで理解をしました。ただ、これは耐用年数なので、残りこれからの年数という捉え方でいいのか、この辺が。というのは、新しくできたものについては耐用年数の数字が多いのですけれども、例えば3ページ目の一番古いのは先ほど言われた仙鳳趾小学校の校舎で96万ありますよね、昭和33年、これ一番古いのかなと思うのです、この表では。耐用年数が47年になっているのです。途中で改修したから47年になるのか、経過年数は54年、大体年度でいけばたっているのです。あるいは、知方学小学校の99番、100番、これは39年、42年に建設されているのですけれども、耐用年数が34年、30年と、経過年は48年、45年たっているというような感じですよね。それに引きかえ、例えば92番の昆布森小学校の校舎でしたら平成12年になっているのですけれども、耐用年数が30年と12年経過しているということで、数字でちょっと見ていくと、この数字をどうのこうのという言うつもりはないのですけれども、これはトータルして部門別に計算してと思ったのですけれども、耐用年数がちょっと余りきちっとしたものが感じられなかったものですから、そこまでいかなかったのですけれども、この辺についてちょっと理解できないので教えていただきたいと思います。

答弁 財政課長 以内隆幸(財政課長は2013年9月まで)

この耐用年数につきましては、あくまでもその建物の耐用年数、先ほど言いまし耐用年数の表から拾っております。ですから構造、用途によってその年数が細かく定められておりますので、同じ学校でもその建物の構造によっては変わってくるというような状況です。

質問 9番 倉井俊勝

そういう決まりがあるのはわかるのだけれども、例えば先ほど言った仙鳳趾小学校の校舎、これはどっちの校舎なのか、鉄筋のほうなのか木造のほうなのかちょっとわからないのですけれども、33年に建てて、47年の耐用年数があるという見方をすると、54年たっているわけなので100年の使用期間というか、減価償却期間があるという計算に私はしてしまうのですけれども、私の理解の仕方が悪いのか、その辺ちょっと、そのほかと比べるとそうなるけれども、これだけはすごく長くて、ほかが短いような、そのバランスがとれないものですから、その点をお伺いしたいと思います。

答弁 財政課長 以内隆幸(財政課長は2013年9月まで)

説明がちょっと悪くて申しわけありません。この耐用年数は残存年数ではなくて、建物自体の当初の耐用年数となっております。

質問 9番 倉井俊勝

はい、理解できました。そうすると、また理解できないものも出てこないわけではないのですけれども、新しい建物でもすごく期間の短いものとかありますよね。ですから、その耐用年数というのは、本当に事務所だったら大体50年とか、あと学校だったら47年とか、一般的に公共施設は60年と言われているとか、いろいろありますよね。ですから、そういうふうに当てはめてみてもちょっと数字がすとんと落ちないのですけれども、もう1回御答弁をいただいて、これを終わりにしたいと思いますので、お伺いしたいと思います。

答弁 財政課長 以内隆幸(財政課長は2013年9月まで)

お時間をいただきまして、大変申しわけありません。先ほどの件ですけれども、倉井議員の御指摘のとおり、多少表記に違いがある部分もあったと思いますので、その部分については今後、修正させていただきたいと思います。申しわけありませんでした。

質問 9番 倉井俊勝

わかりました。それで、これは何をするために耐用年数を書いてほしいと言ったのかというと、町長が答弁されましたように、もうそろそろ10年もしたら耐用年数が来る、補修をしなければならないものがくるという実態がありました。ですから、この残存耐用年数、私も書けばよかったのですけれども、そうするとあと10年したら30件あると、あと5年したら6件あると、これは大型物件が入ってくるのだと、そうするとこのころお金が一番かかってくるんだなとわかるわけなのです。これは個別の一覧表なのですけれども、これは年代別に並べかえていくと何年ごろが一番ピークになってくるのかというが見えてくると思うのです。それで、耐用年数別で調べたのですけれども、ちょっと今みたいに数字が不可解で利用がちょっとできなかったのです。建設年度別に見ると、やはり平成元年がこれでいくと30件ぐらいあって、かなりピークが30年なのです。それからいくと40年、50年という計算をすると、もうちょっと先なのですけれども、ただ昭和時代できたものもかなりありますから、それが近々に更新をする、大型補修をしなければならないというようなものでいくのではないかなと思うのです。いずれにしましても、こういう形で洗い出すということが大事なのかなと思っています。ただ問題はこれはあくまでも箱物ですよね。5部門のうちの本当1部門ですよね。あとは上水道とか下水道とか、道路とか、要するに構築物、環境入れると5分野あります。この5分野入れるともっとふえてくるはずなのです。そこら辺も今後の課題ではないかなと私は思っています。今回、箱物という押さえ方でいいですけれども、そういうことでとりあえず理解をいたしました。それで2点目に行きますけれども、町長からお話しがありましたように、個別計画、確かに長寿命化計画等ともつくったりして、個別的には努力をされているのは見るのですけれども、ただやはり個別的なものでいいのかなという感じです。それと、それに急なものが出たときに財政的にどうするのだというものもあります。そういった意味では、この2番と3番も一応交えて③番に行きたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。それで、そこで④番で答弁ありましたように、今後こういうことは必要だろうという御答弁がありましたので、私はこれでよしとするしかないのかなと私は思ってはいるのですけれども、せっかくの機会なのでちょっとお話しもさせていただきたいと思います。それで、きのうも運動公園施設の改修の話も出ておりましたし、LEDの話も出ておりました。以前から例えば、教育長部局の施設改修と財政当局と相談をしながらやってみたいと思いますという話が出た時点で、今回、これに消防施設とか出てきていないですよね。消防施設も釧路町が応分の負担をやっています。何か補修とかなれば当然、町の支出も出てくると思うのです。そうやっていくとかなりの範囲で釧路町がかかわる財政出動しなければならない施設がまだあるはずなのです。そういったものも含めてか、まずこの部分でいいということで、さっき行った箱物が箱物だけでいいから、とりあえずは全部やはり机上に出して、そしてそれがいつできて、どういう状況なのか、今までどういうふうに使われてきて、経費がどう変わったのかということ、そして先ほど言いました人口の動態と、あるいは地域の状況、それからさまざまなものを加味してやっていく時代に来ているのではないかなと私は思っております。そこで、今、言われている必要になってくるのは、そこに4番目で出しております公共施設のマネジメントをきちんとしていかなければならない、要するに経営管理をしていかなければならないということなのですけれども、これは国土交通省も道路乗っかってきておりますし、釧路では釧路公立大学の地域経済研究センターでことし、多分、町にもアンケート調査があったと思うのです。そういったものにどういう回答を出されたのかちょっと私わからないのですけれども、釧路市さんがそろそろ実施をして、評価が出てくるような話もちょっと聞きましたけれども、管内も正直言ってまだそこまでいっていないのではないかと思うのですけれども、やはり将来に財政負担がどの程度あるかということをやはりきちっと押さえておく、そのためには早目に調査をすると。要するに北海道は歴史が新しいですから、長い建物というのは歴史の古い建物って余りないのでしょうけれども、やはり本州方面に行くと100年以上たった建物とかいろいろなのがあります、文化施設含めて。そういったものというのは、やはりまめに、小まめに少しずつ手入れをしていっているのです。ですから、大正時代のものとか明治時代のものあたりとか、しっかりと使えるような状態になっているのです。やはり、壊れる前に補強、補修をしていくと寿命は長くなると、それが釧路町の長寿命計画を例えば橋梁とかやっていますけれども、そういったものではないかなと思うのですけれども、これをやはり今後の研究課題というふうな御答弁がございましたけれども、私は絶対やるべきことではないかなというふうに認識をしているのですけれども、その辺につきましても中身をいろいろやってもしようがないので、総括的にそういう考えで私はいるのですけれども、多分、担当の方は十分、これらについて御理解もいただいていると思うのですけれども、その点踏まえてどうなのかお伺いしたいと思います。

答弁 財政課長 以内隆幸(財政課長は2013年9月まで)

先ほど町長のほうも1回目に答弁しましたとおり、公共施設マネジメントというのは非常に今後、大事になってくるものと思います。今はそれぞれ各課で施設を持っていろいろ計画を立てていますけれども、それを町内横断的に、全体的に同じ考えでやっていかなければならないというのは非常に重要だと私も認識しておりますので、できるだけ早目に手がけていきたいと、準備もかなりかかると思います、このためには。それで、できるところから手をつけていきたいと考えております。

質問 9番 倉井俊勝

前向きに捉えていただいたという理解をします。いずれにしても、データの一元化とデータベース化をするという、そのための基礎資料も必要になってきます。そういうソフトもあるそうですから、まずそういったことと協議をしながらやっていただきたいなと思います。ただ、言われているのが今言われた町内横断的にといったときに誰がやるかという話なのです。釧路町でいえば財政課なのかなという感じがするのですけれども、そうするとやはり仕事量も結構あるのではないかなと私は思うのです。だから、仕事が日常の業務で追いつかないので、なかなか前に進まないのではなくして、やはり将来に大きな負担を残さないと、税金を有効に使うということ、それとまた人口の動態等々で余り必要性がないものはどういうふうなものにかえていくかという研究もしなければならないと、いずれにしてもさまざまなデータに、基礎資料になってくると思うのです。それで、そういったものの専門的な方を、専門的なというか、知識、そういう専門職をというのではないのですけれども、そういう専門的なことをやる人をセットして、そしてやっていくみたいなことはやはり考えていかなければ、一歩を踏み出さなければ私は前に進まないと思うのですけれども、本当にやる気がなければ、これは大変な仕事だと思うので、やったら最高なものだというふうに思いますので、その点、人的配置含めて検討していただきたいなということを再度申し添えて質問を最後にしたいなと思っております。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

今、財政課長からこの取り組みについての御答弁があったわけでありますけれども、またそれについて具体な手法として、今、議員から御提言がございました。今、人数、職員数の増につながるということに対しましては、私は慎重に考えていかなければならない、これは計画的にやっていかなければならない、今いる人間でどういう形で議員が言われること、私どもが答弁したことを具現化できるかということを今いる人数の中で対応できないのかどうかも含めて研究をさせていただきたいと存じます。

質問 9番 倉井俊勝

蛇足ですけれども、例えば正職員の方が専門でやるといったらやはり大変なので、嘱託職員みたいな形でも結構なので、その専門的にやっていただくとか、1年、2年やれば、私は数字は揃ってくると思うのです。その担当課と連携して、専門で数字を集めをするとか、整理をするとかというふうにしていったら私はできないことではないというふうに、私は素人なりに思っているのですけれども、その辺の感想をお伺いしたいと思います。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

そういったことも含めて検討をさせていただきたいと存じます。

出典:釧路町議会 平成25年第3回定例会 2013年9月5日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる