みんなの議会

栗山町議会 令和5年12月会議 2023年12月12日

(1)工業団地の火災発生の影響や町内の空き家の状況について/(2)畑地化促進事業に伴う今後の展望について

2023年12月12日、栗山町議会の一般質問で、斉藤隆浩議員が「工業団地の火災発生の影響や町内の空き家の状況について」「畑地化促進事業に伴う今後の展望について」について質問し、町長 佐々木学、産業振興課長 森英幸が答弁しました。

質問者
斉藤隆浩 議員
答弁者
町長 佐々木学、産業振興課長 森英幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 8番 斉藤隆浩

通告に従いまして、大綱2点質問させていただきます。1点目、工業団地の火災発生の影響や町内の空き家の状況について。11月20日に工業団地で起きた火災は、近年経験がないほどの大きな火災となり、多くの消防職員や消防団員、また消防車両も13台、先ほど町長から19台とあったので、これ訂正です。出動し、火災を確認してから約12時間後に鎮火となった。幸い被害者はいなかったようだが、近隣住民はもとより工業団地内の企業ではあまりにも大きな火災だったため、延焼や自分の会社で同じことが起きたときにどうするか等、心配する声が相次いだ。そこで、以下の2点について伺う。1、全国放送でも今回の火災が報道され、今後の企業誘致活動に影響が少なからず出るのではと懸念しているが、どのように考えているか。2、今回の火災は使用されていないモデルハウス(空き家)からの出火だったが、工業団地も含め町内に数多くある管理されていない物件に対して町、警察、消防署でそういった建物等の情報共有はどの程度されているのか。大綱2点目、畑地化促進事業に伴う今後の展望について。昭和46年から50年以上続いた米の生産調整に対する交付金であるが、令和8年までに水田活用直接支払交付金の厳格化が決定された。その中で畑地化促進事業として水田として使用しない、いわゆる水を張らない水田については転作した場合に交付金がもらえる交付対象水田から転作しても交付金の対象から外れる交付対象外水田へと切り替わり、地目が田でも現況が田と畑に分かれることになる。そこで、以下2点について伺う。1、畑地化支援の支援金により一時的に農家所得は増えるが、栽培形態によってはその後急激な収入の減少が予想される。資材高や高齢化等、農業の取り巻く状況が厳しくなる中、農業が基幹産業であり、水田地帯でもある栗山町としての農業の将来展望は。2、交付対象外水田には多くの圃場で用排水路や農道等、施設維持のための水利費の支払いがついてくる。国から一部水利費の補填はあるが、全く水利費がかからない畑と比べて多少なりとも交付対象外水田で営農する生産者の負担が大きくなる。近隣の市町村と比べてもやや農地価格が低い栗山町で、交付対象外水田の発生によってさらなる農地価格の低下が危惧される。栗山町としての対応策は。以上、2点でございます。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 佐々木学

1点目の工業団地の火災発生の影響や町内の空き家の状況についてのご質問でありますが、栗山工業団地につきましては、これまで第1期から第4期まで、合計41区画を造成し、現在29の企業が操業しております。こうした中で工業団地の残り区画は交渉中の箇所を除き3区画のみとなっており、今後の本町経済の振興発展、雇用機会の創出並びに移住、定住の推進等の観点から、本年度第5期工業団地の造成を進めてまいりました。また、企業誘致活動につきましては、栗山商工会議所や関係機関との連携、情報共有を図りながら、首都圏を中心に積極的な取組を展開しているところであります。今般の工業団地内の火災については、先ほどの行政報告でご説明させていただきましたが、ご質問①の今後の企業誘致活動への影響に関しましては、今回全国放送での報道により少なからず影響が懸念されるところであります。今後企業からの懸念の声が寄せられた際には、消防法に基づいた適正な立地環境である旨をお伝えするなど、丁寧に対応してまいりたいと考えております。また、工業団地内におきましては、消防法に基づき適正に消火栓が配置されており、各企業においても各種基準に基づき自動火災報知設備等の消防設備の設置がなされております。今後も引き続き消防署を通じ、工業団地内の企業に対する火災予防の協力要請や防火管理体制の点検など、適切に対応してまいります。ご質問②の管理されていない空き家物件に関する町、警察、消防署での情報共有の取組についてでありますが、平成29年3月に策定いたしました栗山町空家等対策計画に基づき、空き家等に関する対策を総合的かつ計画的に推進するための体制整備を行っており、関係課所と消防署が連携し、情報共有を図っております。また、関係機関、団体として警察署や不動産業者等との連携、協力体制も構築しており、警察署からの空き家に関する問合せがあった際には、速やかに情報提供を行うなど適宜対応を行っているところであります。2点目の畑地化促進事業に伴う今後の展望についてのご質問でありますが、水田において小麦や大豆、飼料用米等の作物を生産する農業者に対して交付金を直接交付する水田活用の直接支払交付金が見直され、令和4年からの5年間に一度も水張りが行われていない水田は、令和9年以降交付対象外水田とすべく規定が厳格化されました。あわせて、水田を畑地化して畑作物の本作化に取り組む農業者に対して支援金を交付する畑地化促進事業が令和4年度に創設され、畑地化された水田は5年間に一度も水張りが行われていない水田と同じく交付対象外水田となるものであります。本町では本年度水田基礎面積3,783ヘクタールのうち転作面積は2,475ヘクタールで、転作率は65%となっており、そのうち550ヘクタールが畑地化促進事業に採択されたところであります。また、来年度以降は約300ヘクタールの水田が畑地化申請されるものと見込まれ、総体では約850ヘクタール程度になるものと推測しております。ご質問①の農業を取り巻く環境が厳しくなる中での栗山町としての農業の将来展望でありますが、本町では経営所得安定対策の推進や戦略作物の生産振興、地域農業の振興などを図るため、農業関係機関、団体により栗山町農業再生協議会を組織しております。この協議会では、本町農業の基幹作物である水稲を最大限守っていくという方針を重点に置き、水田活用の直接支払交付の見直しに伴う国の方針を踏まえ、畑作物が定着した転作田については、畑作物の本作化に向け畑地化推進事業の取組を推進することとしております。本町では、将来にわたり水田における畑作物の本作化を目指す農業者がいる一方で、継続して水稲作付を目指す農業者も多くおり、それぞれの農業者の意向に沿った様々な農業経営が展開されているところであります。町といたしましては、令和4年度からスタートした栗山農業ルネッサンスに基づき、若手農業者の育成や新規就農者の確保など地域農業を支える担い手の育成、生産性の高い農地整備や円滑な農地継承、スマート農業や環境保全型農業の推進、農的関係人口の創出など、持続可能な農業の実現に向け、農業関係機関、団体と連携しながら栗山町の農業を守り、地域の特色を生かした魅力的な産地づくりを支援してまいりたいと考えております。ご質問②の農地価格低下による対応策についてでありますが、農地価格はその農地における生産性や収益性、作業効率性など総合的に勘案し、農業委員会において決定されます。議員ご指摘のとおり畑地化等により交付対象外水田となった場合、農業者には栗山土地改良区賦課金の一部負担が発生するとともに、交付対象外水田の価格の低下も危惧されております。しかしながら、農地価格はそれぞれの農地の状況によって異なるため、交付対象外水田になることで必ずしも下落するとは言い切れないものと思っております。現段階において農地価格低下に対する対応策については考えておりませんが、今後の推移を見守ってまいります。

質問 8番 斉藤隆浩

ありがとうございます。まず、冒頭、今日こうしてたくさんの方が傍聴に来られて、またモニターさんも来られている中で、これはやはり選挙の効果かなと思っておりますので、前回反問をいただきまして平行線の議論だったので、大変反省しておりますので、また町民の代表として意見を伝えるという立場で一般質問をさせていただきます。まず、1点目でございます。全国放送でもというところだったのですけれども、今回大変大きな火災となりました。これ全国的に見ると火災件数は減っているのですけれども、工場の火災となると大変大きな火災になってしまうというところが報告されております。また、町内、工業団地の中、危険物も取り扱っている企業もある中で今回初動対策チームですか、で声かけをしたということなのですけれども、地元企業からどういった要望が上がったのかなというのをお聞かせいただきたかったです。

答弁 町長 佐々木学

まず、町のほうでこの火災を受けて関係課所で初動対策チームをつくって、すぐに今後行政として取り組むべき事項について協議を行って、それぞれ行動を起こしたというようなところでございます。そのような中で窓口となっておりましたブランド推進課のほうには、今工業団地内にございます幾つかの企業への防火管理体制、また予防等の徹底を図るようにというか、危惧される声が届いておりましたので、早速その企業さんに対してはこちらのほうから改めて防火管理体制の徹底を図っていただくようにご依頼をしたところでございます。そのほか企業工業団地の協議会のほうからも、そこに参画をさせていただいておりましたので、いろいろと出されたご意見についてそれぞれ対応、回答させていただいたところでございます。そのほか町全体のほうからは、直接的に町のほうに今回の火災に対してこれからどうすべきだというような、そういうご意見というか、お話はありませんでしたけれども、町といたしましても冒頭申し上げましたとおり今回の工業団地内に起きた大きな火災を受けまして、そのほかの空き家等々も含めてこれからしっかりと対策を講じていきたい。また、防火管理に対する周知徹底を図っていきたいと考えております。

質問 8番 斉藤隆浩

今第5工業団地、新しい工業団地を造成しているわけなのですけれども、ここは比較的角田の町内、住宅街に近いところに造成されております。まだどんな企業が入ってくるのか分からないのですけれども、仮に今回のような火災があの場所で起きた場合、風向きによってはものすごい大きな被害になってしまうのではないかなと危惧しているのです。実際に今回の火災もあの程度の風だったから、あれぐらいで収まったのかなと正直思っています。風向きによってはもっと被害が大きくなっていた。近隣の企業の方もかなり心配しておりましたが、当然私の会社もそんなに遠くないので、いろんなところから大丈夫かという連絡も来ていたのですけれども、これ工業団地の企業は当然ですけれども、やはり住民の皆様が不安になるようではよくないなと思っております。これ今住宅地に近い第5工業団地、今回の火災を受けて何かさらなる対策を考えたりとか、そういうお考えがあったらお聞かせ願いたいです。

答弁 町長 佐々木学

この第5工業団地、今造成している箇所を含めて栗山工業団地内それぞれ消防水利、消火栓、防火水槽等々を配置しているわけでございます。この第5工業団地につきましても、消防水利、対象物件、工場が進出される予定地のところから140メートルという消防法に定められた基準の中で消火栓等々を設置していく、今計画でおりますので、その開発行為の中でしっかりと消防法に基づく基準どおりに整備をしていきたいと考えております。その中で、第1から第4まである工業団地の中で13か所の消火栓があるわけでございまして、今出来上がる第5工業団地のほうにも当然消火栓等々の消防水利を設置していくことになりますが、この140メートルの距離の中で設置するだけで今回の火災のような場合に対応していけるのかどうかというところは、これからしっかりと検証していきたいと考えておりまして、今の工業団地内の消火栓の増強についてもこれから検討していく考えであります。

質問 8番 斉藤隆浩

やはり造成しているときに対策したほうが後でやるよりも圧倒的にお金もかからないなというところだと思いますので、できるだけ住民の方が不安にならないように対策していただきたいなと思っております。それと、当日火災が起きたときに、うちだけなのか分からないのですけれども、工業団地に何も連絡が来ていないのです。火災が起きた段階で。どういう規模でどうなのかとか、避難したらどうなのかというのも全く来なくて、ここら辺の連絡体制どうなっているのかお聞かせ願いたいです。

答弁 町長 佐々木学

この連絡体制の関係については、今回対策チームの中でも課題点として挙げられたところでございまして、町、そして消防といたしましては、まず消火活動に当たるというようなところを主眼に置いて今回火災対応をしたところでございます。その中で今思いますと、この工業団地内の火災ということで、やはり工業団地企業協議会のほうにもしっかりと連絡をした上で、今の火災の状況がどうなっているのかというところも随時お知らせしていけるような体制を取っておかなければならなかったなということで、これは反省の一つとして挙げているところでございまして、今後企業誘致協議会、工業団地の協議会を通じてこの連絡体制はしっかり構築していきたいと考えております。

質問 8番 斉藤隆浩

ありがとうございます。栗山の工業団地、地元の企業もそれなりに入っているのですけれども、外から来ている企業が多いので、やっぱりそこら辺の地元にいないという不安感というか、そういうところも払拭していかないと、これから企業誘致するに当たって体制が脆弱だと思われると、せっかくつくっている工業団地も埋まらないということにもなるかもしれないので、しっかり、当然工業団地の企業協議会も協力しながらやっていったらいいかなと思っておりました。それでは、②に移ります。今回モデルハウスが燃えたということなのですけれども、私調べている中で当然空き家対策というのは結構対策を取られているわけなのですけれども、あのモデルハウスというのは空き家対策の範疇に入るのですか。

答弁 町長 佐々木学

今本町にございます空き家対策計画、この対象範囲としては全町、町内全域ということになっておりますので、当然その空き家ということであれば対象になるということでありますけれども、あくまでも常勤しているわけではありませんが、所有者がしっかりそこにいらっしゃいますので、通常の空き家扱いということではなくて、それぞれ事業所の所有者が管理をする住宅というふうに捉えているところでございますので、その辺は一般的な空き家とは少し種類が違うというか、そんなような位置づけをしているところでございます。

質問 8番 斉藤隆浩

その中で当然あそこの空き家はユーチューブを見ていると、ユーチューバーがやっぱり中に入ったりとか、外から動画を撮ったりとかというのを何回か私見たことあるのです。なので、今回火が出たときにもちょっと怪しいなと思いながら見てはいたのですけれども、これやっぱりああいう建物の調査というか、中がどういう状況になっているかという調査の権限は町や消防、警察でどの程度の権限があるのかなと思っていたのですけれども、具体的な例えば町はどこまでだったら入れるとか、消防はどこまでだったら入れるとかというのを教えてほしかったです。

答弁 町長 佐々木学

この個人の所有建物、敷地も含めますが、そこに立入調査をするということについては、当然無断ではできないということになっております。それで、例えばですが、空き家が非常に状態がよくないというような空き家については、特定空家というような認定をしていくわけでありますが、そこに立入調査に入る際にも所有者の方に連絡をして、また事前の通知の中で連絡が取れない方も当然いらっしゃいますので、その場合は工事の手続をして立入調査に入るというようなことになりますので、手続的にはそのような形になろうかなというふうに思います。ただ、しかしながら消防査察というようなまた別の方法がございますので、その場合についてはその所有者の了解をいただいた中で査察に入っていくというようなところかなというふうに思いますので、初動対策チームの協議の中でもこの消防査察、これをしっかり強化していかなければならないだろうというようなお話も出ておりました。今、年に春と秋2回実施をしているわけでありますけれども、ここの取組をさらに強化をしていくと。また、一般的な空き家のところについては所有者と連携を取り、連絡を取り、そして空き家の管理をしている町の建設課とも連携をしながら、この消防査察、ここをしっかりやっていきたいと考えております。

質問 8番 斉藤隆浩

それでは、伺いたいのですけれども、これ要はどの時点で管理されていない物件、もしくは放置物件とするのかという明確な基準はあるのかどうかというところと、調査に入るに当たって所有者と連絡が取れなくなるその期間、どこからが連絡が取れないと判断するのかという基準もあったら教えてほしかったです。

答弁 町長 佐々木学

その空き家の所有者への連絡の関係でありますが、私どもが管理している空き家については、今264件ほどございます。こことは毎年1度は空き家の状況の関係だとか、またその気がついた点等々についてご連絡をさせていただいて、何とかこの町の空き家の対策として、一つとしては空き家の活用促進等々もありますので、その辺のお知らせだとか、除却をする場合のいろんな手続等々もございますので、そういったところのご連絡をさせていただいているところでございます。そのようなやり取りをしながら、なるべくその空き家を増やさない、そういう取組、対策も取っているところでございますし、また所有者の方と随時連絡を取れるような、そんなような毎年の取組も行っているところでございまして、そのような中でもやはり急に所有者と連絡が取れなくなるケースもございますので、その場合についてはいろいろと調査をしながら何とか所有者の方と何かあったときのための連絡体制というか、それは随時確認をさせていただいているところでございます。その期限とか、そういうものは決まったものはございません。いつの時点でということにはならないと思いますので、町としてはその所有者、どこに連絡していいか分からないような状態にならないように随時追跡等々を行っているところでございます。

質問 8番 斉藤隆浩

やはり空き家の所有者というのは近くに住まわれていない方が多いと思うので、どこか他人ごとというか、注意されてもどうしてもお金がかかるので、取壊しもできないとかというところもあると思います。そこで、空き家対策の総合支援事業ということで町と国等とか、負担しながら空き家の除去もできるシステムもあるようですので、やはり近隣に住まわれている住民の方が不安になることが何年も続くというのはよくないと思っておりますし、また火災等が起きてしまってからでは遅いので、できるだけ、栗山町景観条例もしっかりされておりますので、町並みをしっかりつくっていくという点でも朽ちていく空き家に対しては積極的に所有者に連絡して取り壊していったほうがこういう事故、火災が減っていくのかなと思っておりましたので、ぜひ検討していただきたいなと思っております。答弁は大丈夫です。それでは、2番目の畑地化促進事業に伴う今後の展望についてでございます。①です。畑地化支援、この前国の補正予算が通って、令和5年に手挙げした方ほとんどが多分通られたのかなと思っております。町長の答弁にもありましたように、結構な面積、栗山町畑地化になるということで、水田地帯といいながら畑が増えていくことになっていきます。当然この支援金、補助金によって生活をしてきた農家がたくさんいる中で、今回、今850ヘクタール程度になると推測しておると書いておるのですけれども、実際にこの面積が畑地化することによってどの程度栗山町の農業者に交付金が入ってこなくなるのか。それと、変動あると思うのですけれども、栗山町として税収がどれぐらい減るのかという見込みというか、そういうものがあったら教えてほしかったです。

答弁 町長 佐々木学

まず、税収の関係については、ちょっと今そこまで調査ができておりませんので、改めて調査をした中でご報告をさせていただきたいと思っております。この畑地化の関係で、今議員の再質問にありましたとおり550ヘクタールほど今回採択をされたわけでございまして、この影響額といいましょうか、これまで水田活用直接支払交付金、これが入ってきていたわけでありますが、そこについては大体この550ヘクタールの畑地化採択に伴って約2億円ほど減収、交付額が減ったというような状況でございます。その代わりというか、畑地化促進事業交付金のほうでその分交付金が入ってきておりますので、一時的な収入増ということにはなるかと思いますが、その分をカバーされているような、今状況となっております。

質問 8番 斉藤隆浩

栗山町農業再生協議会水田収益力強化ビジョンの中で、3項目めに畑地化を含めて水田の有効活用と書いています。これ畑地化を推進し、畑地化支援を活用しながら所得確保可能な作物転換に必要な機械導入や高収益作物等の面積拡大などを図っていくと記載されているのですけれども、これ具体的にどういった対策を取ろうとしているのか、またその財源はどうするのかというところを教えてほしかったです。

答弁 町長 佐々木学

今のご質問の詳細については、担当課長のほうからお答えさせていただきます。

答弁 産業振興課長 森英幸

斉藤議員のご質問にお答えいたします。令和5年度の水田収益力強化ビジョンの3点目でございますけれども、水田の有効利用ということで様々な作物の畑地化支援を活用しながら取得、確保可能な作物の転換に必要な機械導入や高収益作物の面積拡大などを行っているということで書かれているところでございます。一番最初は、やはりそれぞれの農業者の意向がどうなのかということで、先ほどの町長の答弁にもありましたとおり今後畑としてここを使っていくという方もいらっしゃいますし、あるいは明確に水田としてやっていきたいという方々もいらっしゃるところでございます。そこで、水田で行うということであれば、将来にわたってそこは水田として活用していく、あるいは今回の交付対象水田になるような要件を満たしていくということになろうかと思います。また、畑地化、畑作物を本作化するという観点では、これもそれぞれの農業者の規模だとかによって変わってくると思いますけれども、小麦ですとか、大豆ですとか、そういった作物を作付する農業者もいらっしゃいますし、あるいは高収益作物である野菜等を作付している農業者もいるところでございます。そういった各農業者のそれぞれの意向を酌みながら、所得確保可能な作物の転換に必要な対策を取っていく。まず、機械の導入の関係につきましては、これは国の補助金をやっぱり有効活用していかなければならないなというふうに考えているところでございます。この要件は少々厳しいものがございまして、簡単には手を挙げて対象になるというふうには限りませんけれども、そういったものをまず活用していくというふうに考えているところでございます。また、面的な整備につきましては、今基盤整備も進めているところもございますけれども、こうした事業の中で低コスト事業等、そういったものを活用しながら面的整備も自力施工というようなことを基準といたしながら進めていければなというふうに考えているところでございます。また、高収益作物の面積拡大の件でございますけれども、一部作物については、これもこうした事業の振興対策事業の中で畑地に係る支援ということで、そういう部分も考えていきたいなというふうに思っているところでございます。しかしながら、何分町の予算も限られているということもございますので、全ての作物に対しての助成をすることはちょっと難しいのかなというふうに考えておりますので、ここら辺は公社及びそれぞれの地域から出ております農業推進委員さん、そういった方々の声を聞きながら、必要な事業に必要な予算を充てていきたいなというふうに考えているところでございます。

質問 8番 斉藤隆浩

ありがとうございます。栗山も含めて空知地区は十勝に比べて農業生産額ずっと横ばいなのです。十勝はぐっと伸びていっているのですけれども、やはり転作の補助金に頼り過ぎた面もあったのかなと。ゆえに今こうして将来の不安を抱えている点もありましたので、やはり畑でも農業経営できるような体制に持っていかなければ、将来において農業を維持していくことは難しいのかなと考えております。その中でやはり高収益作物を作っていかないと、なかなか農業経営難しくなっていくのかなと思っているのですけれども、20年後50歳以下の農業従事者が21%しかいなくなるというデータもありまして、少子高齢化で急激に農業者が減っていっております。先ほど機械の補助もという話もありましたけれども、既に1軒1軒で1台の機械をそれぞれ持つ時代はもう終わったというか、かなり厳しくなっていくのかなという中で、やはりコントラ事業等、町を挙げて、当然農協を巻き込みながら推し進めていかなければ駄目かなとは思っているのですけれども、将来に向けて栗山町農業を町長の中でどう持っていきたいのかというものがあったら、お聞かせ願いたかったです。

答弁 町長 佐々木学

今この水活の厳格化も含めて、さらにいろんな国の動き等々もあって非常に農業情勢厳しいというふうな認識で私もいるところでございます。そのような中で、今栗山町6,000ヘクタールほどの総農地面積があるわけでございます。水田については3,800ヘクタールほど、残り2,200ヘクタールほどが畑ということでありますけれども、その水田基礎面積の3,800ヘクタールのうちの65%が転作田ということで、ほぼ7割以上については今畑作の経営という状況になっていると。経営自体はそんなような状況でございます。そのような中で、今ご指摘ありましたとおり、これからも農業経営体の数がどんどん減っていく見込みも出ているところでございまして、今の段階では担い手農業者への集積率も90%を保っておりますので、何とかやれているといいましょうか、規模拡大にも対応していっている、今現状であるというふうに考えております。しかしながら、この先やはりそれも限界が来るだろうというふうに、そういう思いもございまして、そのような中で将来にわたっていかに本町の基幹産業である農業を維持していくか、守っていくかと、そこが今の喫緊の課題であるというふうに認識をしているところでございます。そこで、やはり農業ルネッサンスにもございますけれども、まずは担い手をしっかり確保、育成していくと、ここが第一番として上げられるところかなというふうに思います。さらには、農地、生産性の向上を図っていくためには、やはり基盤整備の事業がどうしても必要になってくるということでございます。この基盤整備事業に併せて当然省力化であったり、効率化というようなところも目指していく必要があるというふうに考えておりますので、この担い手対策、そして農地集積、さらに基盤整備事業、ここには省力化等々のことも入ってまいりますが、この3点に今おっしゃられた、やはり基盤整備に合うといいましょうか、そういった農業機械の更新等々の手続も当然必要になってくるわけでありますので、総合的な対策を打っていかなければならないというふうに考えているところでございます。先ほど申し上げましたコントラ、農業機械の関係の補助制度も国はあるわけでありますが、今ここについてもいろいろとこの問題というか、問題視している、そういうご意見も聞いておりますので、そこについてはやはりこれからの時代必要な政策であるということを町としてもしっかりと訴えていきたいなというふうに思っております。何とか今のこの重要施策の3点を中心に今後農業政策を展開していきたいと考えております。

質問 8番 斉藤隆浩

ありがとうございます。それでは、大綱2点目の2番です。農地価格の低下が危惧されると書かせてもらったのですけれども、これ交付対象外水田ということで新たな水田が生まれたわけなのですけれども、やはり採択されたばかりなので、まだ明確な位置づけがされていないのかなというのは感じておりました。例えば第5期農業ルネッサンスの農業・農村振興事業ガイドの18番、畑地輪作体系確立事業という、財源は中山間のお金なのですけれども、事業があるのですけれども、これ本来だったら純畑が対象になるのかなと思うのですけれども、今回この交付対象外水田が生まれたことによって実質畑になったわけなのですけれども、この対象外水田は畑として今後位置づけられていくということでよかったのか確認したかったです。

答弁 町長 佐々木学

この今の交付対象外水田になった場合の地目といいましょうか、その取扱いも含めてのお話になろうかと思いますが、今地目は田んぼであっても現況が畑というようなところもございます。ですから、この現況の正式に変える手続を取らなければ、地目は田んぼで現況は畑というような位置づけのままになるのではないかと考えております。

質問 8番 斉藤隆浩

ということは、交付対象外水田においては現況変更しなければ畑として見ないということでよかったでしょうか。

答弁 産業振興課長 森英幸

ただいまご質問の公社の農業振興事業の一つの畑地輪作体系確立事業の対象の関係でございますけれども、この事業につきましては現段階では畑地において畑作物である輪作作物、子実トウモロコシを作付する経費に対しまして10アール当たり2万円の交付ということになってございます。現段階ではこれ畑地へのということになっておりますが、今回畑地化により交付対象外水田となった場合における本事業の助成対象の可否につきましては、今後公社において農業振興事業全体の実施状況ですとか、あるいは予算状況などを勘案し、改めて検討してまいりたいなというふうに考えておりますので、ご理解願いたいと思います。

質問 8番 斉藤隆浩

ありがとうございます。この畑地化の支援事業も国にいいだけ農民振り回されまして、いつだ、いつだという中で翌年の営農も控えながらなかなか決まらないという状況でありましたので、栗山町も農民にしっかりと明確な位置づけを早期に示していただいたほうが、当然財源の確保等もあると思うので、そう簡単にはいかないのかもしれないのですけれども、安心して営農ができるように何とか取り計らっていただきたいなと思っているのです。なので、どうしたらいいのかというのをもう早期に農家の人に伝えてあげてほしいなと思っております。それと、これから畑地化していくに当たって農地価格の低下もそうなのですけれども、やはり高収益作物作っていく中で、これ作るだけだと意味がないというか、しっかり売って初めてお金になっていくわけなのです。ただ、今私がちょっと見ている中ですと、栗山町農業と商工業の連携が非常に薄いと感じております。先日国道の要請で町長と同行させてもらって、町長熱心に国会議員の先生とかにプレゼンされていたのですけれども、町長、これやはり農産物もしっかりトップセールスで売っていかないと、なかなか難しくなっていくのかなと思っているのです。なので、商工業と農業をこれ両輪でセットで動いていかないと、この町としての農業の対策を取っていけないのかなと思っているのですけれども、町長、農業と商工業の連携について何か深めていくような考えとかというのは持ち合わせていないでしょうか。

答弁 町長 佐々木学

まず、1点目の畑作のほうの輪作体系の補助金の関係でありますが、そこの関係も含めて私ども町といいましょうか、農業団体のトップで全道に先駆けてこの水田活用直接支払交付金の厳格化の話が本格的に表に出てきたときにいち早く国、農水省のほうに行きまして現状の確認と、まだ制度設計ができていないというか、はっきりしていない段階でありましたので、やはり若い農業者の方が将来に希望を持って農業を安心してできるようなしっかりとした制度設計をしていっていただきたいというような要請をしてきたところでございまして、その中でまだ当時は出ておりませんでした定着促進の5年間の2万円のプラスの部分であったり、ブロックローテーションの関係についても5年間という基本ラインは出されておりますが、今これは継続検証の中で7年とか、そういった中でやられている農業者もおりますので、そこは検証していっていただけるというような、そんなお話も来ているところでございます。いずれにしても、今回のこの水活の厳格化についてはあらゆる面で農業者の皆様に不安、またそういうものを与えているのかなというところもございますので、栗山町としても全道の農業者、自治体の皆様と連携しながら、これから制度が進んでいく中で大きな支障が出てきたものがあれば、当然スクラムを組んで国のほうにしっかりと要請をし、安心して農業者が営農できるようなことで動いていきたいと思っております。また、制度執行の中で少なからず農業者の経営に影響が出るものが出てくるかと思いますが、ご提案のあったこの輪作体系の関係も含めて今の制度をもう少し拡充していけば、対象としていけるようなものがあれば、全体予算もありますけれども、しっかりとこの再生協の中でも議論をしながら、その支援策の検討をしていきたいなというふうに考えているところでございます。そして、2点目の農業、商業の連携というようなお話でありましたが、私も上京の際には栗山町の農産物のPRの実際にお米だとか玉葱、そういったものを持っていってPRをしてきているというところはございます。そんなトップセールスもあるのですけれども、やはり農業者の皆様と商業者の皆様がしっかりと連携をしてこそ初めてその効果も出ていくと、市場への価値も高まっていくというようなところもございます。それで、今交わえる部分としては、特産協、特産品の協議会というのがございますので、そこに農業者の皆様、また商業者の皆様が入っている組織がありますので、そこでもう少しこの連携の部分については取組も含めて議論を深めて、どのような形が効果的であるかというところを含めて今後の事業展開につなげてまいりたいと。今は例えば札幌のオーロラタウンであったり、大通公園、東京のいろんなイベント関係への出店がメインの事業で動いておりますが、さらにこの市場に打って出ていくためにはもう少し戦略的なところも必要になってくると思いますので、そこはしっかりとこの協議会を中心とした組織の中で取り組んでいきたいと考えております。

質問 8番 斉藤隆浩

ありがとうございます。先ほど町長のトップセールスという話もしたのですけれども、当然農家同士、商店同士というか、下のつながりも大切なわけでありまして、これやはり産業振興課とブランド推進課がしっかり連携して、商工会議所と農協と巻き込んで一体となってやっていかなければなかなか難しいことなのかなと思いますので、何かちょっと見えない垣根がちらちらと見えているときもありますので、ぜひ取っ払ってもらって、栗山町発展のため皆さんで連携していけたらなと思っております。それと、ごめんなさい、もう一つ。ちょっとジャンルが違うのですけれども、畑地化によって水田と畑で単価が変わる多面的機能直接支払交付金なのですけれども、担当職員の方は何とか水田で単価を確保しようということで今頑張っておられるわけなのですけれども、先ほどのこのルネッサンスの振興事業ガイドも予算の一部はこの多面的のお金を使いながら運用しているということで、やっぱりこれも減ってしまうと先ほどの農地の流動化対策とか、農地維持支援事業とか、対象者手挙げしても当たらないというところでやろうとしてもできないという状況が続いていきますので、何とかせめて多面的だけは水田で維持していくべきかなと思うのですけれども、何となくもう畑地化してしまったから畑でいいわという諦めムードも出てきているわけなのです。何とか栗山町で、これ正直言ってあぜをつけておけば何とか水田として認められるというところで、この畑地化よりも少し基準が緩い中で運用されていくと思いますので、町長、どうですか。これやはり積極的にこの、多面的機能支払交付金に関しては水田として維持していこうというのをもっと発信していったほうがいいかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 佐々木学

畑地化による中山間、または多面的交付金への影響というようなところかと思いますが、この関係については国の制度として今方針が打ち出されているところでございまして、中山間の関係につきましては6年度までは緩和措置があるということで、7年度以降については、その傾斜の部分で区切りがつけられていってしまうということで今こちらのほうにお話というか、制度として連絡があるところでございますし、また多面的機能の関係については今年度までが緩和措置があるということで、令和6年度以降については現況の地目が適用されてしまうということで、いずれにしても畑地化によってこの両交付金については減っていくことが見込まれているところでございます。この関係についても、私も農水のほうに行ったときに、やはり経過的な緩和措置が必要だろうということでお話をさせていただきましたときに、農水のほうからもこのようなお話を前にいただいていたことがございました。そこで、国のほうも少し経過措置の中で配慮をしている部分があるのかなというふうに考えているところでございます。なかなかこの制度の関係については打ち出されてきた中で我々がそこを変えていくような難しさはありますけれども、ここの関係についても当然全道の中で国への要望というのは出ていくと思いますので、そこに私どももしっかり入って要請活動をしていきたいと思っております。ただ、その中でもしこれが実行されていったときには、今私どもで考えているのは農業者個々の皆様に直接交付される交付金についての支援というのはなかなか難しさはございますけれども、これによって振興公社の振興事業の影響が出てまいりますので、そこについては何とか町のほうでそこに補填をするような形を今考えておりまして、これまでどおりの内容で農業の振興事業ができるように今両方の交付金から一部使わせていただいて農業振興事業を進めておりますので、そこはしっかりと確保していきたいと考えております。

質問 8番 斉藤隆浩

ありがとうございます。先ほども言ったのですけれども、非常に高齢化が進んでいまして、この先農地の売買の案件が増えてくると思います。当然若い人、買う人は安いにこしたことがないのでしょうけれども、先祖代々守ってこられたこれから手放す方にしてみたら、昔大変高い金額で農地買っているわけなのです。なので、あまりにもがいに値段を下げてしまうと離農される方にブレーキがかかってしまう、農地の流動化にもブレーキがかかってしまうのでないかなと懸念をしております。しかし、やはり買う側の農家としては、しっかりとした体力がなければ手放す方の希望の価格に近づけて農地を取得することができないということでございますので、今現段階で転作田の農業者の決算書を見ると、大体が営業利益が赤字で、雑収入が入って経常利益がプラスということで、非常に金融機関から見ても不安になる決算書になっているのではないかなと思っております。ここ営業利益をプラスにするような、農業のその農作物でしっかりと未来永劫農業をしていける仕組みづくりを、せっかく畑地化にもなりましたので、これを機に考え直して栗山町農業を一度見詰め直すというか、抜本的に変えていかないと本当に農業駄目になっていってしまうなというのを感じていますので、皆さんで力を合わせて栗山町農業を守っていってほしいなと思っております。以上で私の質問は終わります。ありがとうございます。

出典:栗山町議会 令和5年12月会議 2023年12月12日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる