みんなの議会

栗山町議会 令和元年第7回定例会 2019年9月3日

合葬墓の設置について

2019年9月3日、栗山町議会の一般質問で、佐藤則男議員が「合葬墓の設置について」質問し、町長 佐々木学が答弁しました。

質問者
佐藤則男 議員
答弁者
町長 佐々木学

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 4番 佐藤則男

合葬墓の設置について。近年急激な人口減少と少子高齢化、核家族化が進む中で、墓を管理、維持することができずに墓じまいに踏み切る人がふえてきています。また、子供や孫には負担をかけたくないといったことや経済的にも墓石を建てることができないなど、社会の状況が大きく変化してお墓に対する意識にも変化が見られるようになっています。自治体レベルでも合葬墓の設置が進んでおり、道内では岩見沢市、砂川市、長沼町を初め31の自治体が設置済み。「北海道地方自治研究」607号、「北海道内公営合同墓の現状と課題」よりです。三笠市が来年4月に設置を予定しており、今後もふえる傾向にあります。葬祭に対する価値観や意識の変化に伴い、墓の承継は現代における課題と考えられます。本町においても町民のニーズを把握しながら合葬墓の設置を検討すべきであると思いますが、町長のお考えを伺います。

答弁 町長 佐々木学

合葬墓の設置についてのご質問でありますが、栗山町墓園は昭和42年度に設置をし、現在全区画934区画のうち、空き区画が26区画という状況であります。ご質問にありますとおり、少子高齢化や核家族化の進展に伴い、お墓を維持管理していくのが困難な家庭がふえてきている現状や、またお墓に対する価値観の変化などから、遺骨をお墓ではなく納骨堂などにおさめて供養する方や墓所を返還し、親族のいる他の市町に遺骨を移す方が多くなってきております。そのようなことから、近年自治体を初め宗教法人、公益法人等による合葬墓の整備やその検討がなされていることは承知をしております。本町におきましては、現時点で合葬墓の整備計画はございませんが、今後アンケート等による町民ニーズの把握や他自治体が運営する合葬墓の調査等も行った上で、その必要性を検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 4番 佐藤則男

近年市町村が設置する合同墓、共同墓が注目を浴びています。市町村ではこれまで無縁故者などの人は合葬形式で埋葬されてきましたが、公営合同墓はそうした無縁者を合葬する目的ではなく、少子高齢化や核家族化に伴う墓の承継問題、埋葬形式の多様化など、残された親族に対する選択肢の一つと考えられます。納骨は血縁等にこだわらないさまざまな人々と混在して行われる墓のことですが、合同墓自体は民間墓地、霊園や寺院経営の墓地、霊園で永代供養墓などの名称も存在しております。しかし、民間の霊園等の利用については、高額な使用料や管理に対し不安があるなどの理由で二の足を踏む方々が多いと聞いております。合同墓が導入されてきましたが、道内ではもう既に31市町村の自治体で設置されております。最初に1988年に札幌市が設置されてから18年後の2006年、長沼町まで設置されておらず、以降2012年度、小樽市まで6年間設置されてこなかったと。しかし、小樽市で設置されて以降は毎年設置がされております。以上のことから、合同墓の需要が年々高まっていると思われます。中でも一番多いのが現在居住している身近な場所に墓地が必要と考えて、自宅近くに墓を求める墓地の都心回帰現象などのほか、墓石管理ができなくなり放置する無縁墓の増加も全国的な問題として取り上げられております。また、永代供養や合同納骨塚を望む声がふえていると言われております。これ以外にも多死社会への突入で都心部の公営墓地を中心に区画不足も浮上してきております。墓地の返還がふえてきているのも事実ですが、町民の皆さんからもこの種の問い合わせは町に対してございませんか。また、近年改葬された件数は何件ありますか、お伺いいたします。

答弁 町長 佐々木学

佐藤議員のご質問にお答えさせていただきたいと思いますが、佐藤議員からご質問、ご指摘ありますとおり、近年の少子高齢化だとか核家族化が進む中で、そういったような社会情勢の中で墓の承継は現代における大きな課題であるというようなご指摘をいただいておりますが、私も同じ認識を持っておりまして、この合葬墓の関係についてはこれからいろんなニーズを踏まえながら検討させていただきたいというふうに思っているということをまずお伝えしておきたいと思います。そのような中で、近年墓所を返還した数といいましょうか、そこについては昨年まで3年間については2件から3件ということでそんなに多くなかったのですが、今年は既に今8月末現在で5件の墓所を返還する方が出てきているというようなところでございまして、増加傾向にあるということでございます。その理由といたしましては、やはり維持管理が困難であるというようなご理由で、町内に住む子供さん、こういったようなところに移していくというような方が多くなってきているということでございます。また、逆にお墓を建てるというか、許可を申請する件数については今年はまだ1件ということで、これはなかなか、今のような現状もありますので、ふえていかないというような状況でございます。あと、参考までに合葬墓に対する町民からの問い合わせでありますが、年に数件あるというふうにお聞きをしているところでございます。

質問 4番 佐藤則男

町長の答弁の中で、全区画934区画で空き区画が26区画とありましたが、町内でお墓の場所というのは7カ所か8カ所あると聞いておりましたけれども、その中で無縁墓がないのか。また、一番というか、古いところでいうと日出の奥のもとの角田炭鉱のほうに行くところに左側に墓園がありますけれども、あそこのところはかなり古いと思うのですけれども、そういうところにも無縁墓があるかどうか、その辺のこともあわせてご答弁よろしくお願いいたします。

答弁 町長 佐々木学

栗山町には今栗山町墓園を含めまして7カ所墓地がございます。その中で今おっしゃられました無縁故者の墓地といいましょうか、ご親族のいらっしゃらない方の無縁故者の墓地でありますが、これがあるのは湯地の台山共同墓地1カ所でございます。そのほかにも二岐共同墓地、トキト、築別、円山、この4カ所については無縁故者の墓地ではありませんが、開拓者のお墓があるということでございますので、今現在栗山町には無縁故者の墓地は台山1カ所ということでございます。

質問 4番 佐藤則男

なぜ今無縁故者のお墓のことを聞いたかといいますと、全国的に無縁故者のお墓が問題になりつつありまして、全国的に調査されるということをお聞きいたしました。また、せっかくですので、そこのお墓、栗山町に7カ所あるとお聞きしましたが、全部というか、管理、草がぼうぼうだとか、そういった部分でその辺の管理も、公費を使って当然行うとは思うのですけれども、その辺の管理もお伺いいたします。

答弁 町長 佐々木学

墓地の管理の関係でありますが、栗山町墓園につきましては業者委託をしてございます。そのほかの小規模といいましょうか、共同墓地の関係については、地域だとか関係者のほうにその管理をお願いをしているということでございます。

質問 4番 佐藤則男

なぜ私が今回この質問をしたかといいますと、一昨年の議会報告会で住民の方から合葬墓の要望がございまして、またさらには町で出されている広報くりやまのキャッチボイスにも同様の意見がございました。また、自分のお知り合いの方でご両親が亡くなりまして、生活にも大変な状況で、そのお墓を、要するに納骨堂だとか、またお墓を建てておさめるとか、そういうこともできないような状況の方でして、骨を押し入れの中にしまっているという方がおりましたので、これは何とかしてあげなければいけないと思い、今回の町に対する質問ということでさせていただきました。また、先ほどアンケートをとって町民のニーズの把握や他自治体の運営する合葬墓の調査も行った上で、その必要性を検討してまいりたいということで町長のほうからご答弁をいただきましたが、まずお墓に関する部分はかなりシビアというか、そういった部分もございまして、栗山町の寺院会の方や、また仏教会の方々、またさまざまな関係各位の方々ともご協議の上、ぜひ今後また積極的に町民の皆さんがどのようなご意見、要望があるのか状況把握に努めていただいて、できれば今々すぐではなくとも第7次総合計画に含んでいただけたらばと思いまして、その辺の町長の考え方をお伺いいたします。

答弁 町長 佐々木学

私の考え方については、最初のご答弁でも申し上げさせていただきましたが、今近年のいろんな社会情勢を鑑みた場合に、やはりこの合葬墓についてはその整備に向けて行政も検討していかなければならないというふうに考えているところでございます。そのような中で、墓地の経営管理につきましては厚生労働省のほうから指針が示されているわけでございます。その中で、墓地の永続性だとか非営利性、こういったものの確保の観点をあれしますと、やはり国としては墓地の経営主体については市町村などの地方公共団体が原則だということを述べられております。ただ、これによりがたい事情があっても、宗教法人か、または公益法人、これに限るのだということを指針の中で示されているというようなこともございます。そんなような中で、そういう指針、基本原則でありながらも行政がやると、公費をかけて整備をするということになれば、やはり公益性の観点からいろいろと検討しなければならないということがございますので、先ほど申し上げましたとおり、アンケート等の調査によってまず住民のニーズをしっかり把握した上でその判断をしていきたいというような考え方でございます。なるべく早い段階でそういう町民ニーズを把握するような取り組みについてはやっていきたいというふうに考えておりますし、また今いろいろとお話のありました寺院会、仏教会、こういったところとの協議についても、当然行政が合葬墓のようなところを整備をしていくということになれば、片や宗教法人、寺院にそういう整備計画がないか確認をするということも大事なことかと思いますので、そういう民間の墓地だとかの整備、新設、増設、こういったような動きを抑制してしまうことにならないように、その辺については行政も配慮しなければならないというふうに考えているところでもございますので、今いろいろと申し述べさせていただきましたが、これからいろんな町民ニーズを把握した上で第7次の計画の掲載に向けて検討してまいりたいと考えております。

質問 4番 佐藤則男

前向きなご答弁ありがとうございます。最後に、よくこの言葉があるのですけれども、昔からなのですけれども、ゆりかごから墓場までとの言葉がありますように、本当に栗山に住んでよかったという、そういうまちづくりをお願いをいたしまして私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

出典:栗山町議会 令和元年第7回定例会 2019年9月3日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる