紋別市議会 令和8年第2回定例会 2026年6月8日
(1)市職員の人材確保と組織マネジメントについて/(2)診療報酬改定に伴う地域医療の展望について/(3)病後児保育について/(4)こども性暴力防止法への対応について/(5)地域スポーツクラブについて
2026年6月8日、紋別市議会の一般質問で、宮川法親議員が「市職員の人材確保と組織マネジメントについて」「診療報酬改定に伴う地域医療の展望について」「病後児保育について」「こども性暴力防止法への対応について」「地域スポーツクラブについて」について質問し、市長 山﨑彰則、教育長 鈴木義樹、庶務課長 茂木洋人、保健福祉部参事 髙橋博明、広域病院連携推進室長 長谷川哲也、児童家庭課長 福田詳、こども家庭センター長 福田詳が答弁しました。
- 質問者
- 宮川法親 議員
- 答弁者
- 市長 山﨑彰則、教育長 鈴木義樹、庶務課長 茂木洋人、保健福祉部参事 髙橋博明、広域病院連携推進室長 長谷川哲也、児童家庭課長 福田詳、こども家庭センター長 福田詳
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 宮川法親
私は、希望の会の一員として、さきに通告した事項について質問いたします。初めに、市職員の人材確保と組織マネジメントについてお尋ねいたします。近年、全国的な自治体職員の採用難が深刻化し、本市においても例外ではなく、市議会でも職員の人材確保について何度も取り上げられてきました。受験者数の減少、採用辞退の増加、若手職員の離職など、組織運営に影響を及ぼしかねない状況が見受けられます。市民サービスの質を維持し、地域の未来を支えるためには、職員の確保、育成、定着を一体的に進めることが不可欠であります。そこで、以下、4点についてお尋ねいたします。初めに、本市の現状について伺います。本市の職員採用試験の受験者数は過去5年間でどのように推移しているのか、また、採用辞退率、若手職員の離職率はどの程度か、また、休職中の職員は何名いるのか、その上で、組織運営または市民サービスにどのような影響が出ているのか、現状をお知らせください。2点目に、本市が認識する、職員の成り手不足の主な要因について伺います。給与水準、勤務環境、時間外勤務の状況、採用広報の在り方、大学との接点不足、さらには、民間企業との人材獲得競争の激化など、複数の要因が絡んでいると考えられます。それぞれ要因ごとの分析結果と本市としてどの要因を特に重要と捉えているのか、見解をお聞かせください。3点目に、令和7年第3回定例会における職員確保に関する一般質問に対して、山﨑市長は、全国的な認知度を得たふるさと納税のネットワークを活用した募集周知など、市内、道内にとどまらず、全国的に紋別市をアピールすることで職員の確保に努めると答弁されております。この間、どのように具体的な取組を実践されてきたのか、その内容と成果についてお知らせください。4点目に、本年3月に、人材確保、職員の早期戦力化に向けた人材育成、職員の定着に向けた職場環境の整備等を進めることで職員一人一人が市民の暮らしのために力を発揮するための指針として、紋別市人材育成・確保基本方針が策定されました。その中でも、私は、特に業務の見直しや外部委託の積極的活用、DX推進について優先的に取り組むべきであり、事業の整理、集約に必要な事業評価システムの導入についても以前から提案してまいりました。人材確保が待ったなしの本市の状況の中で、基本方針に基づく具体的な取組の内容と優先順位、今後のスケジュールについてお示しください。次に、診療報酬改定に伴う地域医療の展望についてお尋ねいたします。全国の公立病院が経営難に陥る中、この6月1日より、物価高騰、賃金上昇への対応を重点課題に診療報酬改定が行われ、医療従事者の処遇改善や医療DXの推進、2040年を見据えた医療提供体制の再編など、幅広い見直しが行われたと伺っております。そこで、このたびの診療報酬改定が当市の地域医療全般に与える影響を市はどのように分析されているのか、また、令和9年度までを計画期間とした広域紋別病院の経営強化プランにつきましても、本診療報酬改定を踏まえた計画の早期見直しと市への説明が求められるものと思われますが、計画改定の見通しについてどのような協議が行われているのか、お知らせください。次に、病後児保育についてお尋ねいたします。市立紋別保育所内に設置されている病後児保育室こあらは、病気やけがの回復期にあることで通常の保育園や幼稚園に通うことが困難な子どもを仕事などで看病できない保護者に代わって一時的に預かる施設であり、利用定員は1日3名となっております。共働き世帯やひとり親世帯にとって非常に重要な施設であり、社会的なセーフティーネットとして不可欠な役割を担っています。その上で、以下、お尋ねいたします。1点目に、病後児保育室こあらの利用状況について、利用者数や申込み方法など、利用に当たってのルール、また、運営上の課題などについてお知らせください。2点目に、第3期子ども・子育て支援事業計画には、こあらが担う病後児対応と紋別大谷認定こども園の体調不良児対応を合算した見込み量が示されております。その中で、令和8年度から令和11年度までの年間の見込み量はおおむね60から65となっていますが、その算出根拠と内訳についてお知らせください。3点目に、地域の保護者の皆さんの利便性向上につながるよう、制度の周知やオンライン予約システムなどの導入について、保護者の利便性に関するアンケート調査などを実施するなどして、指定管理者との定期的な協議を行うべきだと考えますが、現状と市の見解をお聞かせください。次に、こども性暴力防止法への対応についてお尋ねいたします。教育、保育などの子どもに接する場での子どもへの性暴力を防ぎ、子どもの心と体を守るため、2024年6月にこども性暴力防止法が成立しました。本制度において、学校や認可保育所、認定こども園など、行政から許認可を受けて行う施設や事業は全て本法に定める措置を義務として実施すべき義務対象事業者に該当し、それ以外の放課後児童クラブや学習塾などは、国の認定を受けることで本法に定める措置を実施する認定事業者登録が可能となります。義務対象事業者並びに認定事業者は、本年12月25日の施行に伴い、本法に定める措置、すなわち、安全確保措置や犯罪事実確認、情報管理措置などを講じなければならないとのことでありますが、本法施行を前に、以下、3点についてお伺いいたします。1点目に、紋別市内における義務対象事業者数並びに認定対象事業者数はそれぞれどの程度なのか、また、市はその一覧化を予定しているのか、お答えください。2点目に、学習塾やスポーツクラブなどの民間教育事業者への周知はどのように行っているのか、また、説明会などの開催は予定しているのか、お知らせください。3点目に、子どもへの性暴力を防ぎ、子どもの心と体を守るためには、子どもへの適切な教育・啓発活動が必要であります。1978年にアメリカで開発されたCAPプログラムは、チャイルド・アサルト・プリベンションという子どもへの暴力防止の頭文字を取ったもので、子どもたちがいじめ、痴漢、誘拐、虐待、性暴力といった様々な暴力から自分を守るための人権教育プログラムであります。子どもを対象にした子どもワークショップは、就学前、小学生、中学生、障害のある子、児童養護施設の子どもたちにそれぞれ発達段階にふさわしい寸劇、歌、人形劇、討論などを盛り込んで、子どもを怖がらせることなく、暴力防止の具体的対処法を教える参加体験型のプログラムです。こうしたプログラムを通じて、児童が子どもの権利や性に関するルールについて知ることで、被害の未然防止や、万が一、被害を受けたときの早期発見につながるよう、対策を講じるお考えはないでしょうか、市の見解をお聞かせください。次に、地域スポーツクラブについてであります。当市においては、本年4月より、これまで中学校部活動が担ってきたスポーツ系部活動においても、平日を含めた地域移行が進められ、地域スポーツクラブがスタートいたしました。部活動が学校から地域へ移行されることでこれまで学校部活動が担ってきた教育的意義や役割がどのように継承、発展されるのか、子どもたちのスポーツを通じた学びの環境がどのように変化していくのか、大変注目されるところであり、これまでも何度か、このことについて議会でも取り上げてまいりました。その上で、以下、3点についてお尋ねいたします。1点目に、この4月より、フリークラブも含めた14種目の地域スポーツクラブの活動がスタートしたわけでありますが、生徒の加入者数や加入率、各競技の活動回数や活動時間の変化並びに保護者の送迎負担などへの影響、学校との連携の状況について、現状をお知らせください。2点目に、地域クラブの持続的な運営に当たって引き続き指導者の確保が課題であると考えられますが、地域での指導者確保が困難な場合、運営管理者がそのネットワークを活用して外部からの指導者を確保、雇用し、当該クラブの維持、存続を図るべきだと考えますが、そのことについて、市の認識をお知らせください。3点目に、市教委は、これまでの中学校部活動の地域移行に関する議論において、学校部活動がこれまで担ってきた教育的意義や役割は、地域移行後も引き続き継承され、さらには発展していくものとの認識を示されてきました。そうした教育的役割を含めた各地域クラブの評価、検証が今後どのような指標に基づき行われるのか、お知らせください。以上で私の質問を終わらせていただきますが、再質問は留保いたします。(降壇)
答弁 市長 山﨑彰則
それでは、宮川法親議員のご質問にお答えいたします。初めに、市職員の人材確保と組織マネジメントについてであります。1点目の採用辞退率や離職率、市民サービスへの影響等、本市の現状についてでありますが、過去5年間の職員採用試験の受験者数の推移につきましては、令和3年度が36名、令和4年度が40名、令和5年度が28名、令和6年度が24名、令和7年度が21名となっております。採用辞退率につきましては、令和3年度は、合格者19名のうち、辞退者は2名で、辞退率は10.5%、令和4年度は、合格者19名のうち、辞退者は10名で、辞退率は52.6%、令和5年度は、合格者17名のうち、辞退者は1名で、辞退率は5.9%、令和6年度は、合格者10名のうち、辞退者は5名で、辞退率は50.0%、令和7年度は、合格者17名のうち、辞退者は7名で、辞退率は41.2%となっており、若手職員の離職率につきましては、35歳までの職員で申し上げますと、令和3年度は、職員83名のうち、退職者は6名、離職率は7.2%、令和4年度は、職員86名のうち、退職者は6名、離職率は7.0%、令和5年度は、職員86名のうち、退職者は6名、離職率は7.0%、令和6年度は、職員82名のうち、退職者は9名、離職率は11.0%、令和7年度は、職員70名のうち、退職者は4名、離職率は5.7%となっております。30日以上の長期休暇を取得している職員につきましては、本年5月末日現在で7名であります。組織運営または市民サービスへの影響につきましては、職員定数298名のところ、現在の職員数は236名で、62名の欠員、約21%の職員が不足している状況であり、1人当たりの業務負担の増大のほか、OJTや引継ぎ時間の不足、新たな企画や改善業務を後回しにせざるを得ない状況などの問題が生じてきているものと考えております。2点目の職員の成り手不足の主な要因についてでありますが、議員がご指摘のとおり、職員の成り手不足は、様々な要因が相互に影響する構造的課題であると認識しております。給与水準につきましては、人事院勧告に基づき、国家公務員に準拠し、決定しており、極端な不利はないものの、初期の昇給スピードや成果連動の幅で民間と比較されやすく、その他の比較材料となる、福利厚生、職務意義等に対する認識の差も影響していると考えております。勤務環境につきましては、老朽化した現在の庁舎は、新たに入庁する職員にとって快適な勤務環境とは言えない状況にあることから、今後予定されている新庁舎の完成により、快適な勤務環境が確保されるものと考えております。時間外勤務の状況につきましては、一部の部署で時間外勤務が恒常化している状況もあることから、人員配置、繁忙期における業務の平準化、業務プロセスの見直し等が必要であると考えております。採用広報につきましては、採用パンフレットの作成、就職サイトへの募集広告掲載のほか、各種就職説明会への参加を行っているところでありますが、今後もさらなる広報活動の強化が必要であると考えております。大学との接点につきましては、現在は、採用担当の職員が大学へ訪問し、就職担当と面談するほか、職員が出張時に出身校への訪問等の取組を行っております。しかし、これらに加え、採用試験時期の前倒しやインターン受入れ、SNSを活用した定期的な大学との連携等の仕組みが必要であると考えております。民間との人材獲得競争の激化につきましては、全面的な条件競争は困難であることから、地域貢献や様々な分野での経験を通じた成長機会など、公務員の魅力を一貫して発信することが重要であると考えております。これらを踏まえ、特に重視すべき取組は、第1に、職員が働きやすい、選ばれる職場環境の構築、第2に、採用広報と大学連携の強化、第3に、公務員の魅力、価値の見える化であります。これらの取組により、受験者の増加と採用後の定着の双方を高め、持続的な人材確保につなげてまいりたいと考えております。3点目の全国的に紋別市をアピールするとした具体的な取組と成果についてでありますが、昨年、多様な人材の確保に向けた新たな試みとして、本市のふるさと納税にご寄附をいただいた全国の皆様を対象に配信しているメールマガジンにて、職員募集の案内バナーを掲載し、アプローチを直接行う情報発信を実施いたしました。この情報発信が職員の確保にどの程度結びついたかの効果測定は困難でありますが、登録者約12万8,500名の方に情報発信を行ったところであります。4点目の紋別市人材育成・確保基本方針に基づく具体的な取組と優先順位についてでありますが、本年4月に策定した紋別市人材育成・確保基本方針では、四つの課題に対する取組として、人材の育成、人材の確保、職員エンゲージメントの確保、業務効率化の促進を章立てており、人材の育成では、役職ごとに求められる能力の育成を目的とした研修の充実や人事評価制度の活用を、人材の確保では、募集経路の拡大など、採用マーケティングの強化や外部リソースの積極的活用を、職員エンゲージメントの確保では、ハラスメント対応やコミュニケーションの円滑化といった職場風土の改善を、業務効率化では、DXの推進に取り組むこととしております。これらの取組は相互に関連していることから、一律の優先順位づけは困難でありますが、共通基盤である既存職員の職場環境の改善を最優先課題と捉え、議員がご提案の業務見直しや外部委託の積極的活用、DXによる業務効率化など、職員負担の軽減に直結する取組から段階的に推進してまいります。次に、診療報酬改定に伴う地域医療の展望についてであります。1点目の診療報酬改定に伴う地域医療全般への影響についてでありますが、このたびの診療報酬改定につきましては、日本経済が新たなステージに移行しつつある中での物価、賃金の上昇、人口構造の変化や人口減少の中での人材確保、現役世代の負担の抑制努力の必要性並びに2040年頃を見据えた全ての地域、世代が適切に医療を受けることが可能かつ医療従事者も持続可能な働き方を確保できる医療体制の構築に加え、医療の高度化や医療DX、イノベーションの推進等による安全・安心で質の高い医療の実現や社会保障制度の安定性、持続可能性の確保、経済、財政の調和を目的に、診療 報 酬 本 体 で 約 30年 ぶ り の 高 水 準 と な る 令 和 8 年 度 及 び 令 和 9 年 度 平 均 で プ ラ ス3.09%の改定率となりました。その内容については、2か年平均で、賃上げ分がプラス1.7%、物価対応分がプラス0.76%、食費・光熱水費分がプラス0.09%、令和6年度の改定以降の経営悪化を踏まえた緊急対応分がプラス0.44%であり、後発医薬品への置き換えの進展を踏まえた処方や調剤に係る評価の適正化、実態を踏まえた在宅医療・訪問看護関係の評価の適正化、長期処方、リフィル処方の取組強化等による効率化がマイナス0.15%、その他の改定率がプラス0.25%となっております。そのうち、本市の地域医療全般に与える影響について、賃上げ分は賃金のベースアップに係る基礎額に応じて診療報酬が算定され、増額されます。物価対応分は、初診料、再診料及び入院料とは別に物価対応料が新設されたほか、歯科外来、調剤、訪問看護にも基本診療料、調剤基本料等の算定に併せて算定可能な加算として物価対応料が新設されております。また、入院基本料も見直しとなり、基本診療等について点数が引上げとなっております。入院に係る食費・光熱水費分は1食当たり40円、光熱水費が60円引上げによる自己負担増が見込まれ、これらに係る診療報酬が増加するものと考えております。一方で、今回の診療報酬改定は、加算に係る算定基準の見直しや施設基準の緩和、引上げなど、運営形態によっても要件が変わることから、その影響評価については一定の期間を要するものと考えております。今回の改定内容を見ると、3次医療圏における基幹病院に対して最も手厚い改定となっている反面、当地域のような地域医療機関に対しては高齢者救急や在宅医療を含めた包括的な役割が求められております。昨今の人材不足や資材コストの上昇に鑑みると、今回の改定が地方の地域医療の安定的な運営には必ずしも十分に寄与しているとは言えず、地方の病院や診療所等においては、引き続き厳しい経営環境下にあるものと分析しております。2点目の診療報酬改定を踏まえた広域紋別病院経営強化プランの改定見通しについてでありますが、広域紋別病院企業団においては、今回の改定による影響を把握するため、現在、届出可能な算定項目の精査とそれに基づく収支シミュレーションを始めているとの報告を受けております。計画に影響を及ぼす大きな変更点といたしましては、現行プランにおいて、急性期3病棟のうち、地域包括ケア病床を回復期リハビリテーション病棟へ転換する計画を掲げていた点であります。今回の改定により施設基準が引き上げられ、回復期リハビリテーション病棟におけるリハビリ提供体制が365日体制へと厳格化されました。これに伴い、転換時期につきましては、必要となる職員の配置人数も含め、改めて見直しを行い、今後、協議を進めていく予定であります。次に、病後児保育についてであります。1点目の病後児保育室こあらの利用状況についてでありますが、利用者数につきましては、平成29年度に2名の利用があって以降、病後児保育の申込みがない状況であります。申込み方法等、利用に当たってのルールにつきましては、利用する前に保育所へ利用登録を行い、お子様が病気等にかかった後、回復期に至った時点で利用予約をし、指定医療機関にて診療情報提供書の提供を受けて利用申請書を提出する流れとなっております。運営上の課題等につきましては、専門職の安定確保が難しいことや、平成30年度以降、利用者がいないことから、市民への周知が十分でなかったことなどを課題として認識しており、今後は、指定管理者と連携をして人材確保に努めるとともに、市のホームページにおける掲載方法を改めるなどして、より多くの市民に伝わるよう、周知に努めてまいります。2点目の施設利用見込み量の算出根拠と内訳についてであります。算出根拠につきましては、令和5年度の見込み量と実績を比較し、見込み量よりも実績が下回ったことや、ニーズ調査における回答、体調不良児対応型の施設が増える見込みであることを勘案したものであります。内訳につきましては、病後児保育の実績がごく少数であることから、体調不良児対応型の実績のみを基に算出しております。3点目の利便性向上に関する協議の状況についてでありますが、指定管理者とは、1か月に1度、会議を実施しております。今後は、制度の周知を強化した上で、在園児童の保護者へのアンケートを行うなど、指定管理者と連携し、利便性の向上に努めてまいります。次に、こども性暴力防止法への対応についてであります。1点目の紋別市内における義務対象事業者数並びに認定対象事業所数についてでありますが、義務対象事業所数につきましては、学校教育法関係では、小学校5施設、中学校3施設、高等学校1施設、特別支援学校2施設、認定こども園では分園も含めて4施設、児童福祉法関係では、保育所3施設、児童館5施設、小規模保育所2施設、指定障害児通所支援事業者2施設であり、計27施設を把握しているところであります。認定対象事業所数につきましては、放課後児童健全育成事業、児童育成支援拠点事業、認可外保育事業、指定障害児通所支援事業以外の児童発達支援事業を実施する事業所のほか、学習塾やスポーツクラブ等の民間教育事業を実施する事業所も含まれるため、正確な事業所数の把握には至っておりません。対象施設の一覧化につきましては、国の動向を見据えた中で進めてまいります。2点目の民間教育事業者への周知方法についてでありますが、こども家庭庁が周知していることから、市といたしましては、現時点において説明会等の実施は考えておりませんが、市ホームページ等を通じて周知してまいります。3点目のCAPプログラムの活用についてでありますが、子どもへの性暴力防止も含めた人権擁護の啓発として、プログラムの活用も視野に入れ、未就学児童とその保護者を対象とした講習会を開催するなど、検討してまいります。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。(降壇)
答弁 教育長 鈴木義樹
それでは、宮川法親議員のご質問にお答えいたします。地域スポーツクラブについてであります。1点目の地域スポーツクラブの加入者数や活動時間の変化、保護者への影響等の現状につきましては、地域スポーツクラブの現在の状況が分かりやすいように、部活動と比較した数字となります。部活動は令和7年度の状況として、地域スポーツクラブは令和8年4月末日現在の状況となります。まず、加入状況についてですが、部活動の加入者数は126名、地域スポーツクラブの加入者数は149名となっており、加入率は、部活動では32.2%、地域スポーツクラブでは約39%となっております。次に、活動回数についてですが、部活動、地域スポーツクラブともに週3回から4回の活動を実施しており、大きな違いは見られません。活動時間についてですが、部活動では平日の16時から21時の間で2時間の活動で、地域スポーツクラブは平日の16時30分から21時の間で2時間の活動であり、国の方針に沿った活動時間で活動しております。保護者の送迎負担に関しては、保護者の方々から、会場間の送迎があり、参加しやすい、負担が軽減され、助かっているとの声を伺っております。また、学校との連携状況については、地域スポーツクラブの活動場所として、部活動で使用していた中学校の体育館やグラウンドを引き続き利用しており、さらに、地域スポーツクラブでの必要事項や案内を学校の連絡システムであるテトルを通じて保護者に共有するなど、中学校との連携協力を図りながら進めております。2点目の外部からの指導者確保につきましては、各種目の協会や中学校の教員の協力を得ながら、指導者を確保し、指導を行っております。指導者確保につきましては、地域内で指導者を育成し、持続可能な形で確保につなげることを目指しており、指導者として興味を持っている保護者やその種目に携わった経験のある方に資格取得費や講習会参加費の助成を行うことで指導者の資格取得を促す取組を進めてまいりたいと考えております。この取組は、各種目の協会とも連携しながら進め、効果的な指導者育成体制の構築に努めてまいります。これらの取組により、外部から指導者を招聘することに依存するのではなく、地域内で指導者を育成し、地域スポーツクラブにおいて安定的に指導者を確保できる体制を整えることを目指してまいります。3点目の各地域クラブの評価、検証につきましては、これまで、学校の部活動は、単に運動能力を向上させることだけではなく、協調性、責任感、規律性など、生徒の人間形成において重要な役割を果たしてきました。この教育的意義を地域スポーツクラブへ継承、発展させていくためにはクラブの運営状況を定期的に評価、検証する仕組みが必要であると考えております。例えば、教育的意義の継承、生徒が安心して参加できる環境の整備、参加の公平性、指導者の資格、施設設備の状況、救護体制など、明確な評価指標を設定し、クラブ運営を検証していくことが重要であると考えております。あわせて、生徒や保護者へのアンケートやインタビューを通じて実態を把握し、課題解決につなげていきたいと考えております。さらに、地域住民や関係者と情報を共有しながら協力体制を築くことにも努めてまいります。客観的かつ専門的な評価を行うため、評価検証組織を設置することでより透明性の高い運営体制を構築し、この組織により、適正に地域クラブが運営されているか、判断、評価し、実際に活動している子どもたちが地域クラブに入ってよかったと思ってもらえるよう取り組んでまいります。以上、答弁といたします。(降壇)
再質問 8番 宮川法親
それでは、数点、再質問させていただきたいと思います。まず、市職員の人材確保についてでありますが、受験者数と辞退率等、詳しい数字を示していただきまして、ありがとうございます。受験者数につきましては多い年と少ない年が半分ぐらいということで、市長のご苦労も拝察されるところであります。そこで、私としましては、やはり、業務の見直し、そして、DXの推進等、先進的に取組を進めなければいけないと思っております。全国の皆さんに周知をされたということでありますけれども、職場として選んでいただくことにつなげることにはなかなか難しいのかなと思ってございます。人材確保の方針やDXの方針は出されるのですが、その方針を基に具体的な推進計画というものがなかなか出されていないのかなと思っております。それについてご答弁をいただければと思います。
答弁 庶務課長 茂木洋人
お答えいたします。今回、人材育成・確保基本方針というものをつくったのですけれども、これについては、総務省から、過去の人材育成基本方針では、今の時代では使えないといいますか、これでは回っていきませんということで、人材の確保とDXの推進の分野のことを明記しなさいということで、今回、改定をさせていただきました。なお、今、議員がおっしゃるとおり、方向性に関してはこうやって定めることはできるのですけれども、その実効性に関してはなかなかうまくいっていないのかなと実際にやっている中で思っております。国のロードマップに定められたとおり、DXの推進方針というのは定めているのですけれども、特に、DXに関しては、日々、進化する中で、いろいろな情報が加わってきており、また新たなシステムが、というようなこともありますので、状況に合わせながら対応してまいりたいなと考えてございます。
再質問 8番 宮川法親
DXの関係は、日々、変化もするということは分かるのですが、一方で、外部委託の活用ということもその方針に記載があったと思います。その外部にお任せをする業務の精査などのスケジュール感についてはどのようにお考えですか。
答弁 庶務課長 茂木洋人
外部委託のことについてですが、市民課部局では、過去に、窓口の業務委託ができないかというようなことを検討したことがございます。ただ、今、民間企業でも人材難ということがございまして、紋別市でできるかどうかという具体的な検討にまではなかなか至っておりません。このように、外部に委託するとなりましても引受手がなかなかいないというような状況もございますので、今後、東京などの大手の会社に状況を確認し、できるところがあれば、そういった分野へも手を広げていきたいなと考えております。
再質問 8番 宮川法親
この件に関してもう一点です。ふるさと納税の納税者へのメールマガジンを活用してという周知のお話がございました。12万8,000名ほどということでしたが、そこにバナーを掲載されるに当たっての費用、また、対象者が採用のターゲット層とどの程度マッチしているのかを教えていただけますでしょうか。
答弁 庶務課長 茂木洋人
まず、メールマガジンのバナーの費用についてですが、楽天のサイトなのですけれども、無料で行うことができます。ターゲット層については、全国各地のご寄附をしていただいた方が対象になります。なお、特段、そうした方がターゲットというわけではなく、ご家族、友人等を含めた中で広がっていけばということで、今回、バナーを使い、少しでも紋別市をPRできればなということで掲載をさせていただいたということです。
再質問 8番 宮川法親
今のところは、そのバナーをご覧になっての問合せはないということですか。
答弁 庶務課長 茂木洋人
市長答弁にもありましたように、効果測定がなかなか難しい部分があります。今、そのほかに全国各地で受験ができるようなセンター試験制度みたいなものを設けていまして、それがもしかしたら結びついているのかもしれないのですけれども、誰が受けているのか、これを見て受けたのかなど、そうした効果といいますか、特定するのはちょっと難しいなと思っております。
再質問 8番 宮川法親
次に、診療報酬改定のことについてお尋ねをしたいと思います。特に、医療DX等の推進についてのいわゆる加算の項目が増えたということで理解をしておりますが、それを進める上では、病院のシステム導入の負担、業務上の負担などが想定されます。そういったことに対し、今後、地域の医療機関と協議をされるご予定はないでしょうか。
答弁 保健福祉部参事 髙橋博明
お答えいたします。ご質問の医療DXに絡むシステムの導入等についてですが、おっしゃっているとおり、現在、国では、医療DXを進め、診療報酬を増やすことのほか、患者の利用に資するようなことを考えております。ただし、これについては国が進めているもので、現在、医療DXに対してどのような支援をするかについても審議している状況であると伺っておりますので、その状況を見て、市でも必要かどうかの検討をしてまいりたいと思います。
再質問 8番 宮川法親
次に、広域紋別病院の経営強化プランについてです。診療報酬改定ということで、いいことばかりかと思っておりましたら、リハビリの体制が365日ということで、要件が変わっているということでございました。当初の経営強化プランでは地域包括ケア病床を回復期病床に変更していった中で医業収入を上げていくといったことが肝だったと理解しております。こういった制度改定に伴って、やはり、早期に経営強化プランの見直しを進めるべきだと思いますし、市としてはある程度の時期を区切って要請をすべきだと思いますが、ご見識を聞かせていただけますか。
答弁 広域病院連携推進室長 長谷川哲也
お答えいたします。広域紋別病院の経営強化プランにつきましては、何度も議会でもご質問を受けましたが、現状の収支における見直しに置き換えていくということ、また、その時点における将来推計を立てた上でのプランの改定を進めてきました。しかし、今般、答弁にもありましたとおり、診療報酬改定の中の要件の厳格化の影響も踏まえ、今、見直し作業を進めております。ある程度の数字が出ましたら、早急に協議し、情報共有をしたいと思っております。
再質問 8番 宮川法親
今、早急にというご答弁をいただきましたが、よろしくお願いしたいと思います。病後児保育についてお尋ねをさせていただきました。利用状況は実際どうなっているのかなという疑問の中で確認をさせていただきましたが、平成30年度以降は申込みがないというご答弁で間違いないですか。
答弁 児童家庭課長 福田詳
お答えいたします。議員がおっしゃるとおり、平成30年度以降については申込み自体が発生していない状況となってございます。
再質問 8番 宮川法親
やはり、周知に問題があるのかなと思ってございます。確認ですけれども、指定管理者との協議の中で、平成30年以降の利用申込みがないということについて、これまで議論がなされた経緯があるのかどうか、お尋ねします。
答弁 児童家庭課長 福田詳
お答えいたします。月に1度、定期的な指定管理者会議を実施しておりまして、その中で、毎月ではないですけれども、ある程度の時点で実績等を説明し、今後、利用を伸ばしていく方法等について協議をしているところではあるのですが、実際に利用者の増加につながっていない状況となってございます。
再質問 8番 宮川法親
当然だと思いますけれども、指定管理料の中に病後児保育分も含まれていると思うのです。そういう認識で間違いないですか。
答弁 児童家庭課長 福田詳
お答えいたします。指定管理料の中に含まれてございます。
再質問 8番 宮川法親
しかし、平成30年度から申込みがない状況だということです。前日の申込みとなっていますが、例えば、今日、申込みがあった場合、明日、受け入れられる体制はあるのですか。
答弁 児童家庭課長 福田詳
お答えいたします。この事業をやるに当たりましては看護師の配置が必要となりますが、現在、看護師の確保ができていない状況です。そこで、指定管理者とも協議をいたしまして、早急に配置するよう話を進めているところでございます。
再質問 8番 宮川法親
これはホームページでも紹介されているのですが、現状、受入れができないというのは非常に問題があるのかなと思いますので、早急な対応をお願いします。次に、こども性暴力の関係でお尋ねいたします。2点目のことですが、民間教育事業者への周知については、こども家庭庁がやっているので、特に市からは行っていないということでございました。ただ、この認定制度につきましては、保護者がどのクラブに子どもを通わせるか、どこなら安心して子どもを預けられるかという選択に関わることかと思いますので、市としても積極的な周知とその後の対応についての民間教育事業者への指導等を行っていただきたいと思いますけれども、いかがですか。
答弁 こども家庭センター長 福田詳
お答えいたします。こども家庭庁でもホームページを開設しておりまして、そちらをご覧いただくということもあるのですけれども、市といたしましても、市長答弁にもございましたとおり、ホームページ等を通じて周知を図っていきたいと考えてございます。
再質問 8番 宮川法親
最後ですが、CAPのプログラムの活用について提案をさせていただきました。やはり、人権意識を小さい頃から育んで、子どもが自らSOSを発せられるような教育、啓発が必要だと思いますので、これにつきましてはぜひともご検討いただきたいと思います。以上で私の質問を終わります。