栗山町議会 平成25年第4回定例会 2013年6月18日
(1)国民健康保険税の軽減を/(2)賃金引き上げ実現へ指導を
2013年6月18日、栗山町議会の一般質問で、重山雅世議員が「国民健康保険税の軽減を」「賃金引き上げ実現へ指導を」について質問し、町長 椿原紀昭が答弁しました。
- 質問者
- 重山雅世 議員
- 答弁者
- 町長 椿原紀昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 12番 重山雅世
私は、通告に従い、2点質問いたします。1点目は、国民健康保険税の軽減をです。本町の国民健康保険特別会計における被保険者数と1人当たりの保険給付費の推移は、平成21年度、4,402人で30万1,041円、22年度、4,254人で28万5,969円、23年度、4,211人で29万3,818円である。また、積立金は、平成21年度から24年末見込みまで2億7,553万6,462円、2億9,553万3,292円、3億235万3,886円、3億5,004万9,866円と推移している。滞納世帯の所得階層別では、ゼロから100万円未満が過半数を占め、軽減世帯約1,400世帯のうち7割軽減が850世帯で約6割を占め、軽減されても支払うことができない割合も多い状況である。一昨年国民健康保険税を1人当たり1万5,000円余り軽減しているが、23年度の1人当たり基金保有残高は7万1,800円である。基金を取り崩しての軽減が可能でないか、見解を伺います。2点目は、賃金引き上げ実現へ指導をです。公共事業の基準となる設計労務単価が2013年度から平均16%と大幅に引き上げられました。労務単価の引き上げには社会保険加入の法定福利費が含まれており、建設作業員など今まで国保に加入していた労働者が自己負担の少ない社会保険への加入を促進する意味もあります。また、維持管理、除雪、保守点検なども4月1日から新基準の賃金を適用できる特例措置がとられます。しかし、労務単価は参考価格であり、最低賃金のように法的拘束力はなく、現場の労働者の賃金に反映するかどうかは事業者に委ねられています。そこで、現場で働く労働者の賃金が実際に引き上げられるようにするために受注者への新単価の周知徹底とともに、指導、点検体制をとるなどの対策を行ってはどうか、見解を伺います。また、下請労働者などの賃金確保義務づけ、官製ワーキングプアをなくす上でも公契約条例を制定してはどうか、見解を伺います。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
1点目の国民健康保険税の軽減をについてのご質問ですが、国民健康保険税の税率については平成23年度に被保険者の減少等により保険給付費支払準備基金残高が当初見込みを上回ったため、基金を財源に充当することとして保険税の引き下げを行いました。具体的には医療分、後期高齢者支援金分、介護分を合計し、各税率を所得割は0.4%、資産割は38%、均等割は5,500円、平等割は7,000円それぞれ引き下げました。これにより1世帯当たりの国民健康保険税は平均で約2万7,000円の減税となりましたが、これは今後基金を取り崩して財源とする計画となっております。ご指摘のとおり現在の基金保有残高は約3億5,000万円となっており、平成23年度及び24年度では積み立てする結果となりました。これは、国からの調整交付金や医療費が減少する等の要因が重なったためであります。次年度からの税率の引き下げについては、療養給付費などの推移を見ながら引き下げに向け検討しているところでありますので、ご理解をいただきたいと思います。2点目の賃金引き上げ実現へ指導をについてのご質問ですが、平成25年度の公共工事設計労務単価につきましては、道内主要12職種について昨年より16.3%引き上げになりました。今回国が引き上げた労務単価設定のポイントとしては、技能労働者の減少等に伴う労働市場の実勢価格を適正に反映させること、社会保険への加入徹底の観点から必要な法定福利費相当額を反映させることにより引き上げたものであります。この労務単価の引き上げに伴い、本町におきましても今年度4月から発注している全ての工事、委託業務において新単価で積算しております。国から建設業団体のほうへは、労務単価引き上げを賃金支払いに反映するよう要請しておりますが、本町におきましても適切な賃金の支払いに向け、関係団体や受注企業へ引き続き要請してまいります。また、後段の公契約条例を制定してはとの質問ですが、賃金等については法定労働条件の範囲内で個々の労使当事者間で自主的に取り決められるべきものと考えているところであります。賃金の支払いなどの労働条件の確保を図ることは、従事する労働者の生活の安定に寄与する大変重要なことでありますが、その一方で労働契約の内容を直接規制する公契約条例の制定は受注企業の経営への影響も懸念されます。また、町財政負担の増加も伴うことから、現時点では条例制定は難しいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 12番 重山雅世
まず、1点目の国保の軽減の部分です。次年度に向けて引き下げ検討ということです。具体的にどのようにされようとしているのかお尋ねしたいと思います。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
現在先ほどお話ししたとおり3億5,000万円という状況であります。この準備基金等については、国の指導でいきますと給付保険料の25%ということになっておりますから、それを基準にしながら額を積み立てていくということでなっておりますけれども、結局はそれが年度末越えてからその年の国庫負担金等々が決定してまいりますから、どうしても時期的にはずれてくるということで、まだ確定した数字がございませんので、今のところ予定というか、概算で予定をしているところでは恐らく3億円を超える金額ということでは、はっきりはしておりませんけれども、おおよそ6,000万円なら6,000万円ぐらいは大体確保できるのかなと今のところ考えておりますから、2,000万円ずつを取り崩したとすると3年間と。大体今までも3年、3年で見直しをしながらきておりますから、そういうことからなりますと、まだ詳細は積み上げしておりませんけれども、9,000円から1万円ぐらいの軽減が図られるのかなというような感じで今進めておりますけれども、これはまだ25年度の国からの確定もしておりませんから、そういった状況、その推移を見ながら、最終的な金額をある程度押さえた中でそれぞれの分野に分けての税率の引き下げについて検討しながら対応していきたいなと、こう思っておりますので、ご理解をいただきたいなと思います。
質問 12番 重山雅世
前回一昨年軽減したときには、あのときの私の質問に対して、一昨年6月この問題でやっていますよね。そのときにもたしか基金を取り崩してというような答弁だったと思いますが、実際上は担当のほうにもちょっと確認しましたら基金を取り崩さなくても軽減できたのだよというような話もありました。それで、予想以上に国庫補助というか、調整交付金、普通調整交付金、特別調整交付金とありますけれども、その予算額よりも実績が多く入ってきたと、そういうような中身で、基金取り崩しするまでもなく軽減ができたのだよというような話も伺っていました。それで、今回も25年度始まったばかりですから、24年度の見込みで大体この3億5,000万円、大体25%のということであれば大体3億円ぐらいですよね、本町の場合。ですから、大分オーバーしてきているので、軽減できる可能性は絶対あると思うのです。それで、基金取り崩さなくても軽減できると、そういうような方向をとろうとしているのでしょうか。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
新年度におきまして一応取り崩せる計上している金額が今年度はたしか7,670万円というようなことで計上しておりますから、それらを差し引きますと現在のところ2億7,000万円前後ぐらいになろうかなということで、調整交付金等々これが確定した段階では先ほどお話ししたような3億5,000万円前後ぐらいには今のところ想定されるのかなと、こう思っておりますから、とりあえずの概算では先ほど言ったような金額について取り崩しをしながら、3年間の引き下げ対応をしていきたいなと、こういうふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 12番 重山雅世
1人当たりですか。1人当たり9,000円から1万円ということですか。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
現在のところ1世帯当たりの金額ということで、概算ですけれども、大体それが想定されるのかなというふうに押さえております。
質問 12番 重山雅世
では、2点目行きます。最初に、設計労務単価が引き上げになったことで、実際上はこれ最初の通告にもありますように現場の労働者のほうにしっかりと賃金が支払われるような仕組みというか、そういう点で行政としての責任というか、そういう点でお尋ねしたいと思うのですが、私この問題過去にも公契約の問題で質問をやっています、公契約条例という形で。そのときにも本町では雇用実態調査をして、それでもってどういう状況になっているかというようなことも調査するよということで、私も24年度の雇用実態調査を結構ページ数あるのですが、ばあっとインターネットで見ました。そうしましたら、常用従業員の基本給、栗山町の平均は22万2,457円で、道の平均27万6,452円、全国31万6,792円ですから、やはり低いと、常用従業員の給料も。男女間の比較という点でも男性が約22万円に対して女性16万円ですから、約5万円ぐらい男女間の差もあるよと。そして、2年前にやった22年度対比で男性の基本給は減少して、女性は変化していないよと。全国、道、人口規模を考慮する必要あるけれどもというような注釈ついていましたが、栗山町は基本給が低いと。それから、労働時間についても全ての業種で8時間以上の割合が多いよとか、それから実施している回答の割合が前回比24.2%低くなっているというようなこともいろいろ書かれていましたが、実質的には社会保険の加入がどうなっているかだとか、私の調べたい中身的なことは率直に言ってこの調査の中では、40ページ近くあったのかな、50ページ、60ページ、結構な枚数ずっと見てみましたけれども、社会保険の加入の有無がどうなのかだとか、その項目は探されなかったのか、実際にあったのか、ずっと私の見た限りではこの調査項目そのものに社会保険の加入の有無というのはなかったように思います。そうですよね。常用というのは、絶対常用従業員はもう社会保険加入して当たり前だよというのであえてとらなかったのかもしれないです。でも、社会保険の加入の有無、調査項目にもなかったし、臨時だとかパート、季節労働者の実態もそういうことは、社会保険の状況とかそういう部分では実際上は調べられませんでした。そして、先ほどお話ししました労務単価というのは、16%の中身的にいうと5%が社会保険の加入促進を求めているわけです。あとの11%が相場を反映した分だよと、そういう形なわけです。ですから、栗山の実際に税金払える納税義務者の所得の推移も担当のほうから資料をもらって調べましたが、本当に先ほど言ったように低い状況です。そして、納税義務者の年間所得推移5年間にわたって調べました。大体所得でいうと100万円までの方が23%ぐらい、それから200万円までの方が36%ぐらい、これ全然変わっていません、20年度から24年度まで。ですから、本当に所得ですけれども、低い状況、納税義務者。ですから、予算議会の中でも税収の減っている原因は何かとお尋ねしたときにやはり税金払える人の収入が低いから、9,000万円ぐらい税収が減っている、予算議会でそういう答弁もありましたよね、覚えていらっしゃらないかもしれませんけれども。ですから、本当に栗山の町民の働いている納税義務者のこの所得の推移を見た限りでもそういう状況で、大体所得200万円ぐらいまであれすると約6割がそういう状況になっています。そういう中でのこういう設計労務単価の引き上げの部分ですから、これを本当にしっかりと末端の労働者のほうにまでいくような仕組みというのは絶対行政の責任としてやっていく必要があると。そして、道のほうでも道議会で我が党の真下道議が道のほうで2009年の7月に最低制限価格を予定価格の70から90%だったのをおおむね90%にまで引き上げて、そういうことを求めていたにもかかわらず、昨年の道議会の中でも明らかになりましたが、下請の状況等調査の中では実際上はこの労務単価の項目を追加してやるようにしたにもかかわらず、公共工事の労務単価から10%を超える業者というか、が元請にも下請にもいたと。発注工事の1割を抽出した調査だったのですが、下請状況等調査というのをやっているのです、道のほうで。そういう中でも実際上は先ほどの設計労務単価を下回るそういう下請とか元請がいたということで、道議会の中ではこの10%とか20%以上下回っていれば再調査するよと、そういう形になっています。さらに、昨年の10月の道議会の中でも同じ下請も1次下請、2次下請の2次下請の人についても対象を拡大して調査の充実を図って、今後も適正な賃金の支払いについて要請するよと、そうやって知事は答弁しているわけです、実際上は。それで、この労務単価の引き上げ、大幅に引き上げられたと。この間ずっと引き下げられてきた中での2013年度からそういう形になりましたから、今年度から実質的にやると。朝日新聞の5月13日の社説でも悪循環を絶つための社説を掲げて、下請安値契約をなくそうと呼びかけています。それから、つい先日の6月17日の道新の論説委員室からという、風というところあるのです。そして、今のデフレは賃下げが招いたデフレだよと、そうやって具体的に書いてあって、長時間労働とかパワハラ、若い社員を使い捨てにするブラック企業云々と。そして、中高年を集めて、仕事を与えずに退職に追い込む追い出し部屋、日本の企業でこうした悪質なリストラが後を絶たないというようなことをずっと書いていまして、安倍首相のアベノミクスで景気にやや明るさも見えるが、多くの労働者は実感できないでいると。日本のデフレは15年余りに及んでというようなことずっと書かれていて、そして厚生労働省の統計によると5人以上の事業所の平均の実質賃金はこの15年間で9.2%も下落したと。賃金が物価以上に下がっているのだから、生活が苦しくなるのは当然であると。個人消費の足も大きく引っ張っていると、こういうことも書かれていて、でも企業の収益はデフレの15年間ずっと下がってきたわけではありませんよと。内部留保の部分だと思います。もうけは企業のため込み、利益の何%が働く人に回ったかを示す労働分配率は大きく低下したと。労働者がしわ寄せを受けたのだと。賃下げだとか雇用の不安定化で労働意欲が減退すれば、新商品の開発力が落ちる、そうすると付加価値を生み出せず、価格も押し下げるというわけだ。賃金の下落と労働条件悪化こそがデフレの正体だと思えてならないと。そして、デフレ脱却の鍵とかそういうことも書いていまして、そしてこのアベノミクスの第3の成長戦略、これもそういう点からいったらこれまで言われたことを正すという視点が明らかに欠いているよと。そして、今限定正社員なんていうことで正社員、限定社員、非正規社員というような状況になって、限定社員というのは賃金は正社員より低く抑えられて、解雇も容易になるだとか、そして正社員を減らすための調整弁として使われる可能性あるよと。15年にわたってほぼ一貫して賃金が下がり続けている先進国は日本だけだと。そろそろ日本企業はしみついたコストカット体質と決別するときではないかと。経営側に押されっ放しの労働組合の責任も重大だと、こういうぐあいにして締めているのです。すごくタイムリーな話題だなと思って、私すごく興味深く読みました。こういう指摘があるように、私も何度か議会の中で言っていますが、行政が仕事を発注しますよ、そういう中で働く人たちの賃金の引き上げがされていない官製ワーキングプアという状況が長く続いているわけですから、ただ要請するのではなくて、その後の点検というか、よろしくお願いしますね、ではいいですよと一応答えたにしても、実際行っているかどうかというのははっきりわからないと思うのです。それを具体的に、ただ要請で終わるのかどうか、それをさらに一歩突っ込んだ体制という点ではお考えになっていらっしゃらないのかどうか、その点でお尋ねします。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
再質問の中でるる最低所得等々を踏まえながら、いろいろご説明いただきました。いずれにしても、そういった実態を一歩踏み込んで、ある程度行政として対応する考えがあるかどうかということでないかなと思いますけれども、以前の一般質問の中でもかなり触れてお話もしておりますけれども、いずれにしても16%増の国のほうの単価が出ましたから、当然これからの公共事業等を含めて、それらを意識しながらある程度設計単価、これも歩掛かりというのがありますから、当然道から出てきておりますので、行政サイドの公共事業はそれに基づいて積算をしておりますので、当然全体を網羅した、あるいは保険加入等々についても先ほどのパーセントからいったことも含めて積算されておりますので、一応現在もやっておりますけれども、実際はある程度登録している企業等々について入札等々行う場合も関連する保険料の加入状況だとか、あるいは建設の退職金制度を含めて上げていただいております。そしてさらに、今後は労務単価等も含めて、現実的に賃金の支払い等についてその実態調査、これを今回16%上げたことによって実際にそういった対応をしているかどうか、これは実態調査をさらにした上で、各企業等と下請を含めて指導徹底を図りながらやっていきたいなと。ただ、全国見ますと10市ですか、以下ぐらいの1桁の市でいろいろ公契約等も含めてやりながら対応しておりますけれども、現実的には規模の大きい、我が町の大体十数倍の人口の中でやっておりますから、実際に我が小規模の基礎自治体としては大体の企業等々のあれもわかってまいりますので、できるだけそういった実態調査の上、指導徹底をしながら、企業等の実態も私どもとしては理解をしておりますし、当然大都市で生活する、あるいは小規模自治体で生活する生活費自体から違いますから、当然賃金の先ほど言われたような差は出てこようかと思いますけれども、我が町としてのある程度の労務単価というのは出てきますから、それを遵守していただくような指導徹底をしていきたいなと、こう考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 12番 重山雅世
その実態調査の中で、社会保険の加入の割合だとかそういうこともぜひ調べていただきたいことと、実際上は公契約にかかわってはこれまで昨年の12月段階で7つの自治体が公契約条例結んでおります。大きなところも多いのです。実際上は本町ぐらいの規模の中でなかなか、今札幌市の中でもすごく企業の反対もあって、市長はやりたいけれどもというような、進んではおりません、北海道の中では。でも、公契約にかわるというか、前のときにも私言っていますが、函館方式ってあるのです。前の町長のときだったかな、市発注工事に係る元請・下請適正化指導要綱というのを市独自でつくっていまして、それで工事委託の施工上の留意事項といって土木部長の指導文書もつけて、その中でどういうことをやっているかと。私は、どちらにしても発注段階で元請にはもう予定価格として積算して、今の新しい労務単価で見積もりして設計、設計というか、発注するというのはわかります。それが元請どまりにとまっていては困ると思うのです。下請まで賃金が行くと、そこが私一番、現場の労働者まで賃金が行く仕組みをつくってほしいと言っているわけですから、そういう中で函館ではどういうことやっているかといったら、下請の工事代金はできるだけ短期に現金で支払うことが1つ。2点目は、2省協定単価に留意して適正な賃金支払いに配慮をすること。3点目は、建退共、建設業退職金共済制度への加入と証紙の貼付の履行などを受注業者に求めているのです。それで、やり方としては、施工体制台帳の提供というか、元請と下請業者との健全なルールをつくってほしいと。そこ大事だと思うのです。うちは役場と元請の部分だけのどちらかというと契約になりがちですよね。ですから、元請と下請との健全なルールをつくると。そういう中で、末端、現場の労働者の適正な労働条件の確保を義務づけするよと。そういう中で施工体制の台帳というのを提出させると、そこまで義務づけしているのです。そういうのは公契約条例別につくらない中でもできる中身ですから、本町として。実際にそうやって函館でもやっています。ほかでもやはり総合評価方式とか、これ価格とか技術力を担保しながら、それに今求められているのは価格競争だけではないと思うのです。政策入札という新しい言葉があるのですが、そういう中で総合評価方式、価格だとか技術力プラス一定の賃金水準を確保するということだとか、下請だとか外注、仕入れにおける地元業者の活用を図るだとか、障害者雇用など地域福祉だとか地域の事業者への育成を図っているとか、要するに地域社会への貢献度もその入札条件の一つに入れているのです。そういうのは本町でもできることでないかなと思うわけですが、その点で町長どのようにお考えになりますか。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
再々質問にお答えを申し上げたいと思いますが、現状も今窓口たる建設のほうでは建設工事等の入札参加資格審査申請という中で、経営規模等の評価結果通知書等も添付させますし、あるいはまた下請選定通知、これも今添付させておりますので、大体の元請と下請の絡みも明らかになっているということでありますので、ただ賃金の詳細等まで踏み込んではやっておりませんけれども、そういったことは今までもやってきておりますし、先ほど函館の事例も出ましたけれども、帯広市あたりも元請、下請の適正化指導要綱等もつくっている、対応しているという、今のところ進めているようでありますので、これら先進地のそういったものも私どもでは今入手しておりますから、今の労務単価が上がったこの機会に再度精査をして、公契約をやる、やらぬは別としても、類似した指導徹底はできるのかなと、こう思っておりますので、前向きにそういった指導要綱等についても今検討しておりますので、その中で下請等についても適正な指導をしてまいりたいなと、こう考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 12番 重山雅世
先ほど求めました実態調査の中で社会保険加入の有無だとか、そういう部分の項目もつけて調査するという意思があるのかどうか。それと、2009年に公共サービス基本法というのできていまして、その中では自治体というのは公共サービスに従事する労働者の適正な賃金、労働条件と労働環境を整備する努力義務ですけれども、これがうたわれているわけです。ですから、私も産業福祉常任委員会の中に所属して、いつも公共事業の実態の中では下請がどこが入ったとかそれだけは知り得ますけれども、果たしてその中の働く人たちの労働条件的な部分、特に賃金の部分、それがどうなのかという、そういうチェックはできません。ですから、先ほど言ったような元請と下請とのルールづくりというか、それにぜひ行政としてもかかわっていただきたいと。やはり労働者の賃金の底上げが図られれば税収にもはね返って、地域経済の活性化につながるわけですから、そこが大事なところだと思うのです。せっかく地元の業者を使うというような形になっていても下請の労働条件だとかそういう部分が、また地域外の業者も使っているところも多く見られますから、そういうことも含めてしっかりと行政がかかわりを持つと。こういう公共サービス基本法の精神にのっとって、努力義務であってもやはり義務は義務ですから、ぜひそういう視点で取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。もし言うことあれば。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
今再々質問の中で触れていたとおり、私どもも先ほどから何回もお話ししておりますけれども、できるだけある程度のきちっとしたデータを押さえながら指導したいというのは基本的に持っておりますし、先ほども若干触れていた政策入札ですか、等については当然道もそういった地域貢献度の点数制で、我が町もそういったことをやっておりますから、そういったもののいろんな関連するものも精査しながら、できるだけ元請、下請の関係でもきちっとした対応ができているかなと。現在は、前々回のときにもお話ししておりますけれども、社会保険はもちろんでありますけれども、例えば退手組合の関係も、建設の退手組合、これらも証紙ありますので、ああいったものをきちっと添付をしている状況の実績書も添付させておりますので、それらも含めて一連の関係のものをきちっと把握した上で、今お話ししたような内容の適正な指導ができるものについて前向きに検討しながら対応していきたいと、こう思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。