みんなの議会

栗山町議会 平成24年第4回定例会 2012年6月19日

(1)母子家庭自立支援給付金事業の普及を/(2)栗山町図書館の管理運営についての考えは

2012年6月19日、栗山町議会の一般質問で、重山雅世議員が「母子家庭自立支援給付金事業の普及を」「栗山町図書館の管理運営についての考えは」について質問し、町長 椿原紀昭、教育長 鈴木紀元、住民福祉課主幹 秦野加寿彦が答弁しました。

質問者
重山雅世 議員
答弁者
町長 椿原紀昭、教育長 鈴木紀元、住民福祉課主幹 秦野加寿彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 12番 重山雅世

私は、通告に従い、2点質問いたします。1点目は、母子家庭自立支援給付金事業の普及をです。母子家庭の母の経済的な自立を支援するため、都道府県、市、福祉事務所設置町村において母子家庭自立支援給付金事業を実施しています。その事業に高等技能訓練促進費等事業があります。介護福祉士、保育士などの資格取得のため2年以上養成機関で修業する場合、修業期間中の生活費や入学金の負担軽減のため給付金が支給され、本町の介護福祉学校の生徒の一部にも利用されています。資格を得ることで正規雇用への道も開かれ、就職に有利となります。夫との死別、離婚により、現在全国には108万人ものシングルマザーがいて、子供を育てながら仕事をしていますが、パートや非正規が多く、ダブルワークの方もいます。児童扶養手当受給者などの対象要件があり、事業内容を周知していくには、母子自立支援員が配置されている空知振興局へのパイプ役としての本町の担当窓口の役割が重要と考えます。利用者がふえれば介護福祉学校の生徒確保にもつながりますので、本事業の普及に向けて人的配置を含む対応策についての見解を伺います。2点目は、栗山町図書館の管理運営についての考えは。栗山町図書館は、2008年に指定管理者制度が導入されて、5年目になります。2011年の再契約時は、受託したNPO法人の都合で指定期間を3年にしました。ほかの受託業者の施設は5年間です。2010年12月28日、総務省自治行政局長通知「指定管理者制度の運用について」を受けて、翌年1月5日、当時の片山総務大臣は記者会見で、今日までの自治体のこの制度の利用状況を見るとコストカットのツールとして使ってきた嫌いがある。公共図書館とか、まして学校図書館なんかは指定管理になじまないと明言しています。日本図書館協会の調査報告によれば、2012年1月4日現在1,719自治体中、今年度導入予定を含めて185自治体、10.8%で、道内では3市3町7館となっています。また、全国で指定管理者制度導入後、直営に変更した図書館もあります。このような状況から、本町の今後における図書館の管理運営についての見解を伺います。

答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)

1点目の母子家庭自立支援給付金事業の普及をについてのご質問でありますが、厚生労働省では母子家庭自立支援給付金事業の一つとして看護師や介護福祉士などの資格取得のため養成機関において2年以上のカリキュラムを修業する場合に、修業期間中における生活費の負担軽減のため、高等技能訓練促進費が支給されております。また、入学金の負担軽減のため、入学支援修了一時金が支給される制度であります。福祉事務所が設置されていない自治体においては、空知総合振興局が受け付け窓口となり、対応しているところでもあります。本町におきましては、母子福祉の担当窓口や生活福祉資金貸付制度などを所管をしております社会福祉協議会とも連携を図りながら、これまでも相談の受け付けや各種制度の紹介などの取り組みを進めてきているところであります。母子家庭の修業による自立と生活の安定を支援するための経済的な自立の促進は重要な課題であり、本制度の活用は有効な制度の一つとして考えておりますので、これまで以上に本制度の紹介や対応強化を図ってまいりたいと考えているところであります。また、本年度より体制強化いたしました子育て支援センターとも母子支援の一環として情報の共有を図り、相談、支援の実施を検討するとともに、空知総合振興局の母子自立支援員との連携を図りながら、母子家庭の方々が安心して暮らすことができるように支援をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を願いたいと思います。2点目の栗山町図書館の管理運営についての考えにつきましては、教育委員会からご答弁を申し上げます。

答弁 教育長 鈴木紀元(教育長は2015年9月まで)

2点目の栗山町図書館の管理運営についての考えはのご質問についてでありますが、栗山町図書館につきましては現在非営利活動法人くりやまに管理運営をお願いしており、指定期間はご指摘のとおり平成23年4月から26年3月までの3年間であります。非営利活動法人くりやまは、ご存じのとおり図書館を利用するボランティア団体等が構成員となった法人で、住民サービスの向上や施設管理について指定管理者評価委員会からも高い評価をいただいております。乳幼児期からのブックスタート、だっこ&ブックを初め、常に各小中学校と連携を図りながら、図書館システムのオンライン化や司書派遣等により子供たちの読書活動推進に努めるなど堅実な図書館運営をしておりますので、現時点では図書館を直営に変更することは考えておりません。

質問 12番 重山雅世

まず、1点目の件ですが、これの普及を図るために紹介活動、対応を強化するとか、そういうようなことをお話しいただきましたが、今の職員の配置という点で考えた場合、所管は住民福祉課ですよね、グループ制になっていて、課長は児童センター長兼ですし、主幹が住民国保担当、それから高齢者介護担当と、そういう形とられていますよね。職員の名簿で見まして、実際にグループがどのぐらいの配置になっているかというのをちょっと見てみました。住民国保担当が7人、それから高齢者介護担当が9人、それから福祉子育て担当というのはたくさんいるのですが、その中では社協に派遣されている方とか、子ども発達サポート事業に行かれている方とか、それから子育て支援センターの職員、それから継立保育所の関係などを抜くと6人が実質的に業務に携わっていると思います。その6人の方が社協との連携も図りながらということですが、生保の申請だとか障害者のことだとか、そして今回のことなどもやるという点では、率直に言って作業的に大変でないかなというのを私自身感じているのです。今の経済状況の中で生保の受け付けなども結構多いと思いますし、そういう中できめ細かな対応という点では職員の配置これで十分なのかと考えます。その点がまず1点と、それとこの周知の方法ですけれども、具体的にどのような周知をされようと考えておられるのか、児童扶養手当の現況届提出するのは毎年年に1回ぐらい、8月ぐらいでしたか、しますよね、そのときにいろいろ、やっぱりタイミングというか、いい時期にお知らせするという、できれば漏れなくお知らせできるような体制づくりという点でも具体的にどういうようなことを考えておられるのか、その点でお尋ねします。

答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)

対応ということでは、職員が少な過ぎるということかなと思いますけれども、今福祉の関係ではいろんな仕事も確かにふえてきておりますけれども、それなりに、例えば臨床心理士ですか、等々を含めながらそれなりに新しい事業については対応できるように、そしてグループ制が生きるような形で今やってきておりますので、大きな市等については市が独自で社会福祉事務所がありますし、小さな市町村については、そのために空知総合振興局の中に専門的に支援員を置いて対応できるということですから、町村の担当と連携を図りながら進めることで十分に対応ができるのかなと、こう思っておりますし、また周知につきましては支援制度の紹介のパンフレット等も作成をして、積極的に事業の紹介をしていきたいなと思っておりますし、対応の職員についての研修等も資質の向上を目的として、対応できるように今後も進めてまいりたいと計画してございますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 12番 重山雅世

あそこの窓口にこういうパンフレットなど置いてあります。でも、具体的に担当職員のほうからでも言われない限り、こういう制度があること自体も知らないお母さんというか、方もおられると思うのです。今の経済状況の中で、先ほどの通告にあるように資格を取るという点では本当に就職に有利になる、正社員への道が開かれるということですし、いみじくも職員研修もするということですからなおのこと。携わっている担当の配置そのものも、人数的に大丈夫なのかということなどもこの機会に検証を図るべきではないですか。担当のほうと話し合った中で、大丈夫だよと、私できますよと言っておられるのかどうか、課長含めてですよ。ですから、やはり現場の声を聞いて、今こういう状況だから、ちょっと足りないのだとか、そういう生の声を聞くということが大事ではないかと思うのです。それと同時に、研修するということはそれなりの人数も必要だと思いますし、それから周知という点では、先ほど私提案しました。児童扶養手当の現況届を出して、それから決定通知が来ますよね、そのときに対象の方にはこういう制度ありますよという形でお知らせするというのも一つの方法ではないかなと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)

先ほど対応できる職員の専門性ということで配置もしているということであります。社会福祉士あるいは社会福祉主事等の有資格者も数年前に採用して配置をしてございますから、当分の間は十分それで専門的な相談、支援ということの対応はできるのかなと。グループ制をとりまして3年ないし4年になりましたから、業務量調査というのを盛んと今内部でやっておりますので、いずれにしてもその中でもそれぞれの課の業務量ということで、それぞれの担当なり課からお話を聞きながら、あるいはそういったある程度の評価もさせていただきながら、適正な配置かどうかということを年度内にある程度まとめることができるのかなと、こう思っておりますので、その中でも検討はさせていただきますけれども、件数が非常に対象としても少ないということなのか、いずれにしても関係するそれぞれの窓口たるところでは説明をある程度できるような体制をとっておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

答弁 住民福祉課主幹 秦野加寿彦

重山議員の質問の関係です。今議員おっしゃいますとおり、対象者が児童扶養手当の該当者が主だということもございますので、現在母子家庭支援のための制度の紹介のためのパンフレット等も作成の準備を進めておりまして、児童扶養手当の現況届は8月提出をお願いする予定ですので、それにあわせまして効果的な周知徹底もあわせて図っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。

質問 12番 重山雅世

まず、図書館の関係なのですが、今の体制という点で、私の通告にありましたように法人側の都合で3年だよということでしたが、具体的に再選定されたときも3年間だったら受けるよと、高齢化のことなんかもあってというふうに聞いていましたが、実際上はそれ以降も大丈夫なのだよというような理事との話し合いというのは具体的にされておられるのですか。それと、そもそもここはほかの指定管理施設と違って非公募でやりましたよね、非公募にした理由というのは、改めてどういう理由だったのでしょうか、お尋ねします。

答弁 教育長 鈴木紀元(教育長は2015年9月まで)

重山議員さんのご質問にお答えいたします。まず、平成24年6月定例議会というこの時期に議員さんがどうしてこういう質問をされるのかという意図について、その意図が那辺にあるのか私にはわかりません。教育委員5人も事務方も、そして指定管理を受けている業者も、業者というか法人も同じ気持ちだと思うのです。ぜひ議員の皆さん方にもお考えいただきたいと思うのですが、それでありましたら余りに木で鼻くくったような話でありますので、私から、ちょっと長くなりますけれども、3点ほど申し上げます。まず、1点目ですけれども、図書館の教育行政執行方針上の位置づけ、これは平成24年、皆さんにいろいろ検討していただいてスタートしたことですけれども、ふるさとは栗山です。そして、教育委員会が担う命題は、人々が輝くふるさとづくりです。教育委員会の今年の教育は、すべてふるさと教育であります。図書館をどのように位置づけているかと申しますと、社会教育分野のところに、ふるさと栗山に根差した読書活動と芸術文化活動の推進という大きな柱を据えて、図書館を生涯学習の拠点とする事業として位置づけているものです。小さくても輝く図書館、私どもの栗山町の図書館は北海道の町村の図書館としてはトップクラスの実績を誇っている図書館であります。まず、この点を1点。次、2点目ですけれども、先ほどの私の冒頭の話と関連するのですが、指定期間のさなかであります。そのさなかにおいて、議会でNPO法人が行っている管理運営を否定的にとらえるかのような質問がなされるということは、士気の低下を招くおそれがあります。大変不幸なことに理事長さんが病で亡くなってしまいました。今NPO法人くりやまは、その立て直しに躍起になっておりますし、図書館もそれによって運営自体が低下することがないように懸命になって努力中であります。そのさなかに議会の議員さんがこの場で指定管理について質問をなされるということがどのような影響があるかということについてお考えいただきたい、そのように思うわけであります。3点目ですけれども、この問題については、例えばさっきの法人側のご都合でとか、非公募にしたわけとか、そういうことについてはさきに指定管理制度を始めるときに当然皆さんにご説明申し上げてきた事例であります。一度、多少の反対はありましたけれども、町議会として責任を持って議決した案件であります。そのことにつきましてもう一度お尋ねしますと、こう言われても、私は答える気はいたしません。というわけで、議員の皆さんにはぜひ町民として現在NPO法人くりやまが管理運営をしている図書館を側面から応援していただきたい、そのように申し上げてお答えにいたします。

質問 12番 重山雅世

今の時期になぜかという問題は、理事長さんがぐあいが悪くなったからとか、そういうことではなくて、来年度最終年度だということも踏まえて、時期が来年やるのではちょっと遅いなと、そういうふうに感じたのです。ですから、中間年度にこの問題で教育委員会としての考え方、図書館の管理運営についての考え方についてまず確認しておきたいと、そういう意図があったわけです。私も、栗山町図書館というのは、直営のときからずっと取り組みが継続されていて、本当に誇れる図書館だと自負しております。ですから、なおのこと、逆に言うと応援する気持ちで私は質問しているわけです。士気の低下につながるとかということも言われましたが、理事者の方のところにも直接お邪魔してお話を聞いてもきました。そういう中で私こういう質問しているわけで、ほかのところと違って3年間という、来年いっぱいでまたどうするかと考えないとならない状況になっています。一番最初非公募にしたとき、安定的なサービスの継続とか、より専門的な見地による運営を図る。だから、今の図書館運営の実態を詳細に把握している関係団体が指定管理者になることがふさわしいと、それで非公募にして、民間に丸投げはしていないよと、そういう考えの中で、図書館協議会の方々が中心となって急遽NPO法人を立ち上げて、指定管理者になったわけですよね。ですから、そういう点で考えたときに私は何よりも、前議会の中でも継続性という点でどうなのかと、やるのであれば長くやってほしいと、3年刻みの中でやるというのは安定的継続性という点ではどうなのかと。それから、何よりも国の意向、指定管理者制度などに対する国の考え方もはっきり言って変わってきていますよね。先ほどちょっと紹介しましたが、総務省、指定管理者に向かないところまでやっているのでないかということと、もう一つ、片山総務大臣は、行政改革の集中改革プランというか、それがやられてきたけれども、もともと集中改革プランという法的根拠のない仕組みを全国に強いてきたと、これはもともと法的に有効な通知ではありませんから、解除という言葉がいいかどうかはわかりませんけれども、以前進めてきた集中改革プランにとらわれることなく、自治体でみずから考えて定数管理などもやっていただきたいと、こういうことも述べているわけです。ですから、私は議会の中では唯一というか、図書館までも指定管理者にする必要ないのでないかという考えでずっときていましたし、それから指定管理者にした後でも、ベテランのというか、中心になっていた方々の司書の退職とか、そういうのもあって、退職して、また新採用してという形で、継続性という点でどうなのかと、そういう点も危惧されてきた状況もありますから、それで今回こういう質問出させていただいたのですが、理事者との間で、今理事長がお亡くなりになったとか、そういう不幸な状況の中でなかなか話し合いということは今はできないと思いますが、この3年間、その後どうしようとしているかとか、そういうことなどは教育委員会として話し合われてこられたのでしょうか、そして来年以降も継続して受けるよとか、そういう話し合いなどはどうだったのでしょうか、それから後継者の育成などについてもどうだったのか、その点で答弁願います。

答弁 教育長 鈴木紀元(教育長は2015年9月まで)

議員さん、この問題については次期の指定管理が始まる時期にいたしましょう。これ以上ここで話しても成果がない、そのように私は思います。また、教育委員会議のことに言及されましたけれども、今日委員長も同席していますけれども、図書館の視察も行っていますし、当然理事の人たちはかなり頻繁に会合していますから、どうぞご心配なさらずに側面から応援していただきたい、そんなふうに思います。

質問 12番 重山雅世

ということは、来年度になって話し合いをするということなのですか。

答弁 教育長 鈴木紀元(教育長は2015年9月まで)

先ほど申し上げましたように、指定管理のさなかであります。例えばここで私ども教育委員会が、いや、直営に戻しますなんていうことを言えるわけがないではないですか、それこそ士気の低下を招いてしまう、ですよね。ですから、教育委員会議でも十分話し合っておりますし、図書館のこの後の運営についてどうするかということについては大事な問題ですから、全く考えないなんていうことはあり得ないことであります。もう一度申し上げますけれども、次期指定管理の変更の折にこの問題を十分に論議すると、そういうことでいいではないですか。

答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)

今教育長のほうからるるお話しした内容どおりでありますけれども、特に図書館については他の指定管理者制度は3年から5年という切りかえをしておりますけれども、今回のこの図書館の指定管理についても本来ですと5年というような形が本来なのでありますけれども、先ほど教育長がお話ししたようにある程度の組織のほうからの要請もありますし、基本的には3年を一つのスパンとして、状況を見ながら、そしてあとの2年、これらについても、実際は成果を上げておりますから、来館者数あるいは貸し出し件数が目標値を上回っているという意味では好評のお話を聞いておりますし、当然あとの2年というのは、結果を見ますと継続でやっていただくというふうな内々のお話も指定管理者制度の中での論議も出てきておりますから、今の経営状況というか、NPO法人の対応の内容を見ますとあと2年の延長というのは当然になっていくのかなと、ただそれは今教育委員会等々含めて3年の実態を踏まえた上で、方向性等を実際やっているNPO法人の方々と論議をしながら対応していくということになっておりますので、基本的には恐らく今の実態からいくと5年継続になっていくのかなと、あと2年というようなことを考えております。ご理解いただきたいなと思います。

質問 12番 重山雅世

私何よりも一番、司書の方の退職が寿退職というか、指定管理をしていく以上、司書が退職して、新しく採用したよと、そういう点では司書の専門性というか、それがされないのでないかなと、そういう点が一番懸念されるのです。それと、評価という点でいうと、単に図書館の利用者数がふえただとか、図書館サービスというのは利用者数がふえたとか、そういう量的なものだけでははかり切れないと、そういうような指摘もされているのです、図書館協議会の理事長さんの言葉をかりると。経費を削減するというのが一番の目的でやられている指定管理者制度ですから、安定した長期雇用が保障されない限り短期的に職員の入れかわりがあって、それによる弊害があるのではないかと、継続的な運営という点で、だからなじまないのでないかということで総務大臣みずからああやって発言もしているわけですから、そういう国の情勢踏まえて、これまでのやり方がどうだったのかという検証を改めて、今どちらにしてもこの時期にはやるのが無理だということであれば、来年度再度またこの問題でやろうと思いますので、一応終わります。

答弁 教育長 鈴木紀元(教育長は2015年9月まで)

重山議員さんが図書館の活動について言及されましたので、私のほうも一部宣伝を含めて申し上げます。図書館は、単に本の貸し出しだけで成り立っているものではありません。私ども社会教育委員会議というのがありまして、そこで図書館の活動について審議し、そして評価をしています。この図書館でどれほどの事業が展開されているか、ぜひ議員の皆さんも一度お確かめにおいでください。年間200を超える事業をやっております。これは、貸し借りだけではありません。本の貸し出し、返却、そうではないのです。たくさんの事業をやっているということをぜひ認識していただきたいと、そのように思いますし、司書の退職につきましてはプライバシーの問題も深くかかわっておりますので、こちらの思うとおりにいかないことも当然出てきます。これはどんな職場でも同じですので、その辺のところのご理解をいただきたい、そのように思います。ありがとうございます。

答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)

答弁は要らないような感じでありましたけれども、しっ放しでそのまま理解されても困るかなということでありますので、誤解のされないようにお答えをしたいなと、こう思います。先ほど片山総務大臣の私見を云々ということは、当然あれは私見なのです。全国で相当な数の図書館の指定管理者制度をやっておりますから、四、五年前に同僚議員がある県の図書館を見てきて、指定管理者制度、委託をしている状況を見ながら、これは一日でも早くやるべきだというような質問が出ておりました。そのときにも大体議員の中ではそういうような考え方まとまっていたようにも聞いておりますし、当然我々としては指定管理者制度を前向きに検討していく中にも図書館ということになっておりますし、先ほどの指定管理者制度の検討は、ただ増員したから云々と、そんな単純な検討してないわけです。これは、きちっとある程度の、現在の運営形態の点検という意味では国のほうからも来ておりますし、例えばチェックの項目としては、指定管理者制度を導入した場合、図書館設置の目的を効果的に達成しているのかどうか、まずこの1点を評価するわけです。当然教育機関としての機能を維持できるのかと、これらもありますし、図書館固有の業務形態を維持できるのかなと、その中身は連携、協力が十分に行えるのかと、これを基本に置いているわけです。さらには、事業の継続性が確保できるのかと、そして中立、公平性が確保できるのかと、そして最後には無料の原則が維持できるのかどうかというようなきちっとした指導要綱もございますので、そういったものに基づきながら、町としては教育委員会も含めながら23年度の管理者評価結果ということで、その評価委員の結果も単純な増員云々ではないわけです。いろいろなイベントがあり、管理上もよいという評価も受けておりますし、当然工夫もされていると、あるいはブックリサイクル、市の開催の新しい事業等も取り組んでいると。最後に、削減をすると、それが基本になっているのでないかと言いますけれども、図書館費の今までのいろいろな事業費含めて、これは減ってはいないはずです。指定管理者制度を設けたときに逆に若干の、司書の数も倍になっておりますから、そして新しい司書さんがいろいろと勉強していた方々も入っているということですから、新しい展開の中で住民対応サービスを含めてできるという評価の上でやってございますので、その辺は安易に簡単な評価のものの資料で評価をしているということでございませんので、ご理解をいただきたいなと思います。

質問 12番 重山雅世

どちらにしても、私の質問に対しては今の時期は答弁拒否だと、そういう形でやられたわけですから、しかるべき時期見てやっていくよりほかがないと思って私はあえて引っ込めたわけですが、評価なども全部資料としては持っています。こういうのを見た上で言っていますし、先ほど片山大臣は私見でありつつも、その前にもいろいろ国の流れというのは、2008年の国会の中でも文部科学大臣も、公立図書館への指定管理者制度の導入は、長期的な視野に立った運営というのが難しいと、だから図書館にはなじまないのだよ、職員の研修機会の確保、後継者の育成という点でも難しいのだよ、やっぱりなじまないのだよと、これ国会で答弁していることです。そして、その後先ほど言った最初の通告にあったようなことが、ですからあくまでも私見ということではなくて、国の方向もそういう形で変化しているのだよと、指定管理者導入ありきでないのだよと、そういう点で私は言っているわけですから、その辺お間違いのないように。〔何事か言う人あり〕〔「どちらにしても今日は答弁しないと言うんだから」と言う人あり〕〔「こういう場でやるもんではない」と言う人あり〕

出典:栗山町議会 平成24年第4回定例会 2012年6月19日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる