みんなの議会

訓子府町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月12日

下水道汚泥の堆肥化の考えについて

2023年9月12日、訓子府町議会の一般質問で、村口鉄哉議員が「下水道汚泥の堆肥化の考えについて」質問し、町長 伊田彰、上下水道課長 森田繁光、農林商工課長 大里孝生が答弁しました。

質問者
村口鉄哉 議員
答弁者
町長 伊田彰、上下水道課長 森田繁光、農林商工課長 大里孝生

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 村口鉄哉

下水道汚泥の堆肥化の考えについて。最近の肥料高騰により、国では下水汚泥を積極的に利用するよう、いろいろな補助制度ができており、本町においても下水道汚泥を年間約300トン発生しているといいますが、循環型社会として農業への利用について伺います。下水道汚泥は過去に農業者が利用していましたが、最近では引き取り手がなく、置戸町境野にあります堆肥供給センターに依頼しているところですが、この汚泥については既に農林水産省の堆肥の承認を受けていると思いますが、本町における利用の考えについてお答えをお願いします。

答弁 町長 伊田彰

ただいま「下水道汚泥の堆肥化の考えについて」ご質問がございました。「下水汚泥は、過去には農業者が利用していましたが、最近では引き取り手がなく、置戸町境野にある堆肥供給センターに依頼しているところですが、この汚泥は既に農林水産大臣の承認を受けていると思いますが、本町における利用の考えについて」のお尋ねがありましたのでお答えをいたします。本町の汚水処理、汚泥処理の状況ですが、市街地地区で発生する汚水は町内にある訓子府地区農業集落排水管理センター、末広地区農業集落排水処理センター、日出地区農業集落排水処理センターの各施設で処理しており、郊外地区については、各家庭に設置している合併処理浄化槽にて汚水を処理している状況でございます。汚水処理では、年間36万2千トンの汚水を処理し、その処理により約300トンの汚泥が発生している状況でございます。汚泥の利用として、農地還元を目的に肥料の品質の確保等に関する法律の規定に基づき、平成14年に肥料登録を行い、平成30年度末まで農家受益者に汚泥肥料を受け入れていただいておりました。しかし、一時堆積場所の確保や施肥まで相当な手間を要するなどの理由により、受け入れ先がなくなった状況でございます。そのような状況の中で、町内の法人経営農家への利用促進PRや北見農業試験場、堆肥供給センターでの有効活用の検討を行いましたが、いずれも難しいとの判断に至っております。現在は町内での汚泥肥料の需要もなく、平成31年度から置戸町の堆肥供給センターへ原料として全量搬入、新たな汚泥肥料として製造生産し、本町の町営牧場や置戸町のふれあい農園・ぶどう園で利活用されております。下水汚泥は貴重な資源の一つであるとの認識のもと、循環型社会の構築を考えれば、適正な汚泥処理を行い、資源を効率的に利用し、持続的に循環させていくシステムを関係機関と連携しながら考えてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 6番 村口鉄哉

まず数字について教えていただきたいと思います。31年度から置戸の堆肥供給センターという形で処理がされていると思います。31年度から令和4年度までの処理費の金額について、資料が持っておられましたら、金額を教えていただきたいと思います。

答弁 上下水道課長 森田繁光

ただいま、議員の方から31年から令和4年度までの処理費にかかる費用の内訳ということで質問ございました。手元にちょっと資料が令和2年から4年までの資料しか用意してませんので、令和2年から令和4年度までの数値で回答させていただきます。まず、汚泥の搬出した数量になります。令和2年度につきましては301.06トン、消費税込みで496万7,490円です。令和3年度につきましては296.29トン、消費税込みで488万8,785円。令和4年度につきましては、284.43トン、消費税込みで469万3,095円の処理費がかかっています。さらに、この汚泥を搬送する費用がかかります。令和2年度につきましては90回で143万5,500円、令和3年度で87回、138万7,650円、令和4年度で80回、127万6千円の費用がかかってございます。実績は以上でございます。

質問 6番 村口鉄哉

令和5年度については、単価が予算でも出てたとおり、金額が上がったということで、多分この金額が令和4年の500万弱ぐらいが処理費ですけども、600万ぐらいになるというふうに聞いております。下水汚泥自体が堆肥になっているのに、さらに生ごみ処理と一緒に堆肥にするという部分で何か不自然があるのかなと。それをまた牧場に持っていって、100%か何%か分かりませんけども、回答にありましたとおり牧場以外にも、置戸のふれあい農園に使われているところですし、もう一度町営牧場に戻して利用するのであれば、僕が堆肥については詳しいわけではないですけれども、堆肥の許可が出ているということは、それなりに成分は一般的な堆肥と変わりないというふうに僕は思っております。ですので、生ごみ処理と一緒に堆肥を堆肥化して、さらにそれを買って牧場に入れるというのは、どうも一般的な流れからいっておかしいんじゃないのかなと。思うのは、直接牧場に持っていって、多分、水分量が多いから堆肥にならないというのか、その辺はちょっと分かりませんけども、直接なぜ牧場に入れないのか、その理由がありましたら、ご回答いただければというふうに思います。

答弁 農林商工課長 大里孝生(農林商工課長は2024年3月まで)

町営牧場に直接下水汚泥を持っていかないのはなぜなのかというようなご質問ですけども、議員がおっしゃるとおり、水分とかそういった部分の調整とかもあります。こちらとしても、それ以前に原料としてそういった下水汚泥を肥料の登録がとれているとはいえ、私どもも酪農家の牛を預かって、そこで牧草を育てて、その牛に食べさせるというような中身を行っておりますので、その下水汚泥の活用につきましては、牧場の運営協議会とかで話をして、とりあえず現状の置戸の堆肥供給センターの方から供給を受けている状況にあります。そういった部分につきましても、なかなか利用者からも本当に登録取れているとはいえ、大丈夫なのかとかいうようなお声とかもありまして、今の形態で受け入れることに牧場としてはなったというようなことで牧場としては整理をしておりまして、量につきましては、町営牧場の放牧地に毎年100トン投入している実態にあります。

質問 6番 村口鉄哉

今、成分的な話とあとは処理の関係の原料の話だと思いますけども、農林水産大臣の許可が出てて、成分分析も1年に1回やっているということですし、私はその成分表を見せていただきました。それを見ている限り、国の基準は多分クリアされている。それから貴金属類的にも、そういう部分でもクリアされているので、堆肥化の証明をいただいているということですので、昨今の物価高騰なり、それから化学肥料の高騰を考えれば、金額的に全体からいえば600万か大きいか少ないか分かりませんけども、その分だけでも少なくなるし、牧場の経営的にも直接、置戸の堆肥供給センターから買わなくていいというふうに思いますので、冬季間やってないですけども、ぜひそれは運営協議会なり、今の時代、何年か前に討議された話ですし、今、現時点で全国的に下水汚泥については利用するようにという推進されているわけですから、僕はぜひ利用するようにやっていただけないかなというふうに思いますがどうでしょうか。

答弁 農林商工課長 大里孝生(農林商工課長は2024年3月まで)

今、村口議員のご質問にありましたとおり、そういった部分で検討してはということで、こちらとしても内部で検討はしたいと思います。ただし、先ほど森田課長の説明にありましたとおり、過去から農業者に引き取っていただけていたものが、やはり引き取っていただけないというような部分、理由として、基準とかは多分満たしているのでありますけれども、やっぱり印象的にそういった部分に、下水汚泥に、はっきり申し上げまして、アレルギーがあるというような形なのかなと正直言って思っています。そういった部分につきましては、牧場に諮ってもそういった意見というのは同じように伺っていますし、この頃の昨今の緑対策で地域資源を最大限に活用しましょうというような部分、重々承知しておりますけども、そういった部分も配慮しながら投入を決めていかなきゃならないというような視点は担当として外せないかなと思っておりますので、この部分については検討はさせていただきたいとは思いますけども、そのような考えを担当として持っているということは認識していただきたいと思います。

質問 6番 村口鉄哉

先ほどの最初の回答にありましたとおり本町の町営牧場に入っているんですよね。全量がどうか分かりませんけども、100トンの内訳がどういうふうになっているか分かりませんけど、何分の1か何分のあれだか分かりませんけども、入っているわけだから、使っているというふうにしか理解できないです。ですので、それは行政として今の世相を考えながら理解をしていただくような形で進めていただければというふうに思いますし、またもう一つ牧場の話ではなくて、町自体に堆肥供給センターというものがあります。そこには詳細はあまり言えないですけども、遠くから何キロもかけて燃料をかけて全量そこから入れております。今言われている循環型社会、地域の堆肥を含めて、やはり利用されるべきでないかなというふうに思いますし、町の堆肥供給センターが年間の入れる量じゃなくて、農家さんに出す量として1万8千トンもあるわけですよね。そのうちの300トン、水分量が85%だから最終的に何ぼになるか分かりませんけども、60%にしても180トンです。1%ぐらいしかならないんですよね。ましてや施設自体も私が何回か見る限り、空いている時期もありますので、そういう部分でトータル的に考えて利用するのも必要じゃないかというふうに思いますけど、その点についてはいかがでしょう。

答弁 農林商工課長 大里孝生(農林商工課長は2024年3月まで)

今ご質問のあった、うちの堆肥供給センターの部分の利用というようなことに関しましては、過去、堆肥供給センターを建設するときに原料としてどういったものを受け入れするのかというような部分も審議して原料を選定しております。そういった中でも確かに下水汚泥というのはございました。そのときもそういった成分とか、そういった部分も検討しながら、候補の一つとしてあったわけですけども、結局はやはり当時クリーン農業を推進していると。この部分につきましては、現在もうちの町は減農薬とか、そういった部分を推奨してやってまいりましたけども、そういった部分でやはり抵抗があるというような協議の中で下水汚泥は原料として外したという経過がございます。先ほど村口議員が1万8千トンと言われましたけども、1万8千トンを持ってきて、農家の方にはそれ水分量が落ちていきますので1万2千トン、1万3千トンぐらいを販売しているというのが実態であります。その中で施設が確かに空いている期間とかというものはございますけども、うちの町としては今のところ堆肥供給センターの原料の中には入れられないというような部分がございますので、下水汚泥を単独でどう処理するかという課題もあります。わざわざ持っていくというのはご理解いただけないかもしれないですけども、ほかのものと混ぜて供給するというような形で今、流通させているわけですから、そういった形もありますので、堆肥供給センターでは今は扱えないというようなことで、ご理解をいただきたいと思います。

質問 6番 村口鉄哉

それは誰が決めるかというのは僕は町長だと思いますので、ぜひ町長にはいろいろな部分で検討されて決めていただきたいと思いますし、単純に1人の部分じゃなくて、町全体の考え方として検討していただきたいなというふうに思いますのでよろしくお願いします。

答弁 町長 伊田彰

今、下水汚泥の部分と最近の循環型社会の部分の流れの中でどうなんだというところをいただきました。河川汚泥については、大里課長、森田課長言うとおりの部分がございます。ただ、今はバラバラに動いている部分があって、おそらく四、五年前から処理費用がかかる。実は農業者の堆肥化してたときも2年ぐらいは畑のところに堆積して乾燥と発酵させたというのが実態でございます。ただ、そういった意味では、村口議員の言っていることも分かります。ただ、私の一存でということにはならないということも実態としては。利用者が今の大里課長の部分でいくと利用される農業者の方がどういう、一種アレルギー的な部分もあるのかなというのはありますけども。ちょっとそういった部分を含めて、さまざまな検討、そして600万、700万というところって下水道会計にとっては大きな負担になっているということも事実でございますので、そういった部分をクリアできるような部分をちょっと長くなると思いますけど、検討してまいりたいというふうに思います。

質問 6番 村口鉄哉

長くなってもよろしいですので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。

出典:訓子府町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月12日 議事録 PDF(45ページ) 間違いを知らせる