みんなの議会

訓子府町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月14日

子どもの生活と子育てにおける実態把握について

2018年6月14日、訓子府町議会の一般質問で、工藤弘喜議員が「子どもの生活と子育てにおける実態把握について」質問し、教育長 林秀貴、町長 菊池一春が答弁しました。

質問者
工藤弘喜 議員
答弁者
教育長 林秀貴、町長 菊池一春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 工藤弘喜

7番、工藤です。それでは、これから私の一般質問していきたいと思います。今回は二つの項目で質問を出しております。はじめに教育長に答弁をお願いいたします。子どもの生活と子育てにおける実態の把握についてです。子どもの貧困の実態は見えにくく、しかも貧困がもたらす影響は多方面に及び、「教育」を通じた貧困の連鎖も言われています。北海道は平成28年10月から11月にかけて「子どもの貧困対策を効果的に推進するため、世帯の経済状況と子どもの生活環境や、学校・家庭での過ごし方などの関係を具体的に把握する」との目的でアンケート方式で調査を実施し、平成29年3月に「集計結果」として発表しています。これらを踏まえ、次の点について教育長の考えをお伺いいたします。一つですが、平成29年3月に発表された調査の「集計結果」について、どのように受け止められているのか、感想を含めてお伺いをいたします。二つ目ですが、本町の子どもや子育て世帯の生活実態などをどのような方法で把握をされているのか。これを伺います。三つ目です。本町の実態をどのように捉えておられるのか。これもお伺いをいたします。四つ目ですが、訓子府町の子どもや子育て世帯の表に現れにくい、いわゆる声なき声を拾い、支援の充実へとつなげるためにもアンケートなどの取り組みが必要にならないか。この点についてもお伺いをいたします。以上です。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

ただいま「子どもの生活と子育てにおける実態把握について」4点のお尋ねがございましたので、お答えをさせていただきます。1点目に「平成29年3月に発表された北海道子どもの生活実態調査集計結果について、どのように受け止めているのか」とのお尋ねがございました。この調査は、子どもの貧困対策を効果的に推進するため、北海道と札幌市が連携し平成28年に道内の13市町、オホーツク管内では網走市を対象地区とし、小学2年生・5年生、中学2年生、高校2年生の保護者と子どもを対象に、世帯の経済状況と子どもの生活環境や学校・家庭での過ごし方などの関係を具体的に把握するため、アンケート調査が実施され2万4千人の回答をもとにまとめたものです。調査結果を見ますと、所得格差による子どもへの影響があり、特に年収300万円以下の世帯で、世帯の収入や家族形態が子どもの日々の生活をはじめ教育の機会や進学など、子ども自身の将来にも影響を与えかねない実情が調査結果から見えていると感じております。2点目に「本町の子ども子育て世帯の生活実態などをどのような方法で把握されているか」とのお尋ねがございました。本町においては、学校教育では要保護・準要保護家庭への補助制度、福祉部門では児童手当や児童扶養手当、未就学児童ではこども園への入園手続きなど、各種制度利用の際の情報により、それぞれの部署において家庭の経済状況などを把握しており、また、保健師による新生児全戸訪問や乳幼児の健康診査等での相談やアンケート等により、生活状況の把握も行っております。3点目に「本町の実態をどのように捉えているか」とのお尋ねがございました。前段で申し上げた子育て世帯の各種申請での、経済的な状況の低所得者層で言えば、児童手当受給世帯のうち非課税世帯は21世帯で受給世帯全体の7.2%、こども園入園児世帯のうち非課税世帯は8世帯で全体の6.4%、要保護・準要保護世帯は40世帯で児童生徒の約15%の割合であります。この状況を見ましても、本町においても北海道が実施したアンケート調査による全道的な傾向と同様にあるものと捉えています。4点目に「訓子府町の子どもや子育て世帯の表に現れにくい声なき声を拾い、支援の充実につなげるためにも、アンケートなどの取り組みが必要にならないか」とのお尋ねがございました。本町では、子どもの成長段階に応じて、妊婦健診助成、乳幼児・児童生徒の医療費助成、こども園保育料の所得階層別の設定や多子世帯保育料応援補助金、要保護・準要保護世帯に対する就学援助、高校生通学費補助制度など、子育て支援のみならず低所得者世帯における支援を考慮した事業を展開しております。また、子育て・教育・福祉部門などの関係部署で、日常的に連携を図りながら把握に努めています。このように本町においては、子育て世帯などの生活実態の把握や支援を行っておりますが、今後においては、さらなる子どもの生活実態把握の必要性や、道や他市町村の動向を注視しながら、アンケートの取り組みについて調査研究してまいりたいと考えております。以上、お尋ねのありました4点につきましてお答えいたしましたので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

再質問 7番 工藤弘喜

それでは、本当に何点かになりますけれども、再質問という形で答弁いただいたんですけれども、これも踏まえながらも質問をしたいと思います。まずはじめに、1点目のどういうふうに道が行ったこの調査についての感想も含めたお考えを聞かせていただいた訳でありますけれども、本当にここでも、第1問でも答弁いただいておりますように、概略でいけば、今この答弁があったような形で、そのとおりだと思います。ただその中で、実はこの調査の結果が出た後ですか、昨年の12月だと思いますけれども、この調査をした北海道と札幌は独自に北大ともやっているんですが、この北海道と北大の教育学部の研究班と、これが主体は研究班なんですが、この調査を始めたと。やったというのが実態であります。その中で昨年の12月、議会が終わって、なかなかちょっと、どうだという話もあったんですけれども、ちょっと行けなかったんですが、フォーラムをやってたんですよね、この結果を受けて、一定程度、分析も含めて、北大で分析もした経過があります。その途中経過も含めて、フォーラムという形で行政の担当者だとか、道の担当者だとか、研究者だとか、いろいろなそういう子どもの貧困に関わる活動をしている人たちなんかが討論をするという、パネルディスカッションのような形も含めてあったところです。その中で北大の松本先生なんかが最初のこの基調講演の中で今回の調査から見えることということで、いろいろ述べられて大きな実態はどうかといったら今、教育長の答弁のように、北海道のありようとしては、そういうことがあると。もっと言えば、いわゆる貧困線、これちょっと後でまた話なるかと思うんですが、貧困線以下の子育て世帯というのは、このアンケートから12.6%と推計されると。そしてこれは全国値とも非常に似てるんだということ。あるいはその中にあって母子世帯の約半数がこの貧困線以下の世帯と推計をされると。そういう調査結果も出てると。さらには貧困線というのは生活保護基準と非常に近似してると。近寄ってると。その中にあって、いわゆる補足率という問題からいけば、生活保護の問題から見た、方面から見ればやっぱりそこでの補足がされてない部分が非常に多いんでないかという結果が出ていると。その中にあって、そういう家庭の、いわゆる保護者、あるいは両親も含めた中での貧困の中で育った子どもたちがどうなるのかという、そういう捉え方をやっぱりしっかり捉えなきゃいけないんだろうということが一つありました。その中で子どもたちにそこから及ぼす影響というのは、いわゆる学力に対する影響、あるいは子どもの自尊感情がこのことによって非常に傷ついていくと。そして逆に抑うつ感のような、そういうものも出てくる。そういう状況というのが、この調査から見えるということが言われておりました。そういうこともいろいろある中で、やはり自治体として、こういうことを議論する。まず前段で、本当に子どものこういう貧困の状況が本当に見えづらいと。実態が今この日本のこういう状況の中にあって、例えば持ち物一つ見ても、みんな大して変わらなく、いわゆる携帯を持ったり、スマホを持ったり、着る物も含めて、非常にみんなそんな貧困だなんて感じないような状況というのはある。でも一皮むくと、あるいは自分の生活の一番の大事な家庭というところに帰ったときの状況なんかを見ると、本当にもう子ども心にも将来をそこで私はこんなもんだと。これで仕方ないんだというふうな状況に追いやられていないかというところにどう目を向けるかというのが今求められていることじゃないですかという、そういう問いかけだったと思うんですよ。今回のこのアンケートというのは、札幌は独自に、人口が多いということで5千人ぐらいを対象にしてやっています。全道の、先ほど教育長からの答弁もありましたように、北海道全体として、13市町村でやったのは1万9千人対象です。その中で、これは当然保護者の方の回答もあります。子どもたちの回答もあるんですが、回収率が非常に高かったんですね。77%ぐらいの回収でこの調査は終えています。やっぱりそういう状況から見ると、この今回の調査の、何て言うんですか、体制と言うか、実情はこの調査で北海道の今の子どもの置かれている状況、あるいは先ほど言った家庭の状況というのは捉えられるんでないかというふうなお話でありました。そういう中にあって、ちょっと前段長くなったんですが、この貧困線、これ今よく言われている言葉なんですが、例えば訓子府のこの貧困線は18歳までの子どものことで調べる形になるんですが、訓子府の貧困線、いわゆる何て言うんですか、総体的貧困率、こういったものを調べたようなことというのは、今まであったでしょうか。ちょっとそれも聞きたい。いわゆる数字で見える化をするということでいけば、例えば簡単に言えば、ちょっとなかなかわかりにくいと思うんですが、この貧困線をどう、総体的貧困率をどう出すかということでいけば、家庭の中の可処分所得をまず一つの家庭で算出しますよね、一定の所得が、その家庭、二人のいわゆる家計を携わる人がいれば二人の合計所得収入、これから税金と、あるいは税金とか年金だとか、いわゆる社会保険料控除のようなものを差っ引いて可処分所得、自分たちでそこそこ自由に使えるお金を出します。そしてその自由に使えるお金を出した後に、その世帯の家族の人数を平方根で出していきます。いわゆるルート何ぼです。例えば家族が3人いればルート3で割る訳なんです。例えば300万円の収入が合計であったとしたら、家族3人であればルート3で、ひとなみで1.7なんとかって、ルート5であればふじさんろくにおうむなくで、そういうので除して割って、その金額をまず出すのが、いわゆる等価処分所得といって、それを順番に並べていくらしいんですよ。一番低い方から。そしてその中の真ん中の線、50%ライン、それが中央値として出るんですが、その中央値のその真ん中の線の半分、50%のところ、それ以下の人たちを貧困、総体的貧困の部分と。その貧困線というのは、その50%のところを貧困線という。というふうに捉えているらしいんですが、そういった形で、できればそれは本当は地方毎に、自治体毎に出すのが一番実態に合うんだけれども、先ほど言った北海道の近似値から見ても、これは今、昨年、28年度で国が出している、日本全体でいくと貧困線は122万円だそうです。これを下回る世帯というのは、いわゆる総体的貧困率という形になって、そこで子どもがどういうふうな状況になっているかというのは、子どもの貧困率の問題でいけば、昔は16.何%だったのが、ちょっと改善されて13.9%、7人に1人がやっぱり、何だかんだ言いながらも貧困というラインにいるよということは言われておりますので、それが今回のデータ、いわゆるアンケートでも大体裏付けされたというふうに捉えていいんでないかというお話でした。そういうことから考えまして、訓子府でそういうふうな調査、実態見える化を今までした経過があるかどうかだけちょっとお願いいたします。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

今、工藤議員がおっしゃったように、北海道が行った子どもの生活実態調査の中で、その後、北大と一緒にフォーラムを開催して、その分析結果も含めてやられたというお話ですけど、その生活実態の、その後分析終わった後にこういうパンフレットを道と北大の一緒の中で、ここを見れば概ねの今回の生活実態調査が見えてくるんではないかというふうに私自身は思っているとこで、そこでここのパンフレットの中の今、工藤議員おっしゃった貧困線の中の、ここは3人の世帯をもった所得階層分で区分して、そこで所得が低い人ほど今回の生活実態調査の中では、やっぱりいろいろな問題があったということだと思っております。それで今、工藤議員おっしゃったように、2012年には貧困と言われている方々が16.3%がやや日本の経済状況も変わって2015年では13.9%、6人に1人から今度7人に1人になったというのが今の状況だということでございます。本町において、その貧困の実態というか、線というのか、区分はどうだという、正直申し上げて、その辺を調べたことはございません。実態としてですね、ただ先ほど申し上げたように、いろいろな申請の中で、私どもはその生活実態が把握しているというか、見えているというふうに捉えていますので、その辺も含めた中で支援を行っているということでご理解をいただきたいと思います。

再質問 7番 工藤弘喜

実は私も多分こういったことはどこの自治体も、北海道でいけば苫小牧あたりが何かやっているような話は聞いたんですが、なかなかどこもね、やっている状況でもないし、それよりも今、教育長が言われたように、私も就学援助の実数でちょっと逆算しながら、いろいろこう見ると、やっぱりそれはそこに大体落ち着くんですよね、訓子府の、これが言ってみれば、アンケートで出てきた数字とそんなに大きな違いはないということでいけば、訓子府もそういうことに対して就学援助の拡充も含めて、本当にやっているんだなというふうな、あらためて自分なりにも納得したところも事実あります。ただこの就学援助については、また最後の方でちょっとお願いをしたいこともありますので、そういうことでいけば、今、答弁のあった教育長のお話は十分理解できますし、そういう形で訓子府の実態を捉えているということでは、私もそれで間違いはないんだろうなというふうに思っているところです。その中でもう一つちょっと気になっているのは、この答弁の中にもありましたけれども、そういうふうにいろいろな制度とか扶助制度だとか、いろいろな形で福祉保健課も含めた中で、聞き取りというか、数字的なことは出ますよね、この人は該当になるとか、この人は該当にならないとか、この人は駄目だろうと。それはそれでいいんですけれども、もっとこう何というのかな、数字では表れてこないような声というのを本当に聞く必要がないのかどうか。またそれが聞かせてくださいと言って聞けるもんでもないのかもしれません今。その背景とか原因もやはり探って、そのための対応も本来はやっぱり考えなきゃいけないとは思うんですが、そういう部分の声をどう聞いていくか、聞いているかということについては、これまでの直接的な声をどう聞いているか、そういう困った人たち、困難を抱えた人たち、それについての対応について、ちょっとお聞きしたいと思いますけれども。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

第一弾の回答でもお答えしましたように、例えば子どもで生まれた時から、そこで保健師の新生児訪問とか、あと健診の中で、実はそういうことも項目も含めて、例えば経済状況だったり困り事を含めた、聞くように今、体制的にはなっておりますし、福祉部門も含めて、教育部門も日頃の活動や、先ほど言った状況の中で本当に1人の案件があればですね、それは各課連携した中で、それぞれの役割を持ちながら、すぐ集まった中で個別の支援を行っているのが今現状だということでご理解いただきたいと思います。

再質問 7番 工藤弘喜

今、教育長からそういうふうな答弁いただいたんですが、本当にそれでもう本当に大事なことだと思いますし、ぜひまたこれからも当然進めていくことだと思うんですが、どうもこの気になるのは、これたくさんの方から聞いた訳じゃないし、一般論も含めての話になるんですが、例えばそういういろいろな支援、就学援助なり、そういういろいろな困っている人たちにしてみると、やっぱり世間の声、目とか声、やっぱり聞こえてくるというよりか、何て言うんだろうかな、やっぱり気にしている部分があるんですよね、もう一つそれをああなるほどなと思うような声も実際、私の方にも聞くことあります。例えば「本当にそんなに困っている人たちっているのかい。私が見る限り、そんな誰も困ってないしょ」とか、あるいはひとり親家庭の場合も含めてなんだけれども、それをどう見るかということでいけば「結局努力が足りないんじゃないの、そういうところになんで行政支援して、私らだって大変な思いしているのに、そういうところになんで特別に支援しなきゃいけないの、昔だったらもっともっと違ったんじゃないの」みたいな、そういう何て言うんですかね、やっぱりそういうものに押しつぶされる訳ではないんだけれども、そういう部分からやっぱりこう感じるものがあって、声を上げれないというか、本当に自分たちが、本当はこうありたい、こうなんだということが言えない状況というのが本当にないのかどうか、それがもしかしたら、そういう貧困の部分の見えない部分を作ってしまっていないかというふうに、自分はちょっと思ったんですが、その点についての捉え方なんかはどうでしょうか教育長。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

今、声なき声というか、なかなか周りのことが気になって、今の実態なり、相談相手も含めてだと思うんですけど、そういうことがなかなかできないんではないかと。そこは行政として、その辺のところどう考えているかというご質問だと思いますけど、私自身も例えば貧困の問題だけではなく、さまざまな問題はやっぱり個別的な支援というか対応がやっぱより効果的だと思っていますし、それが継続的に行われる。例えば生まれてから子どもが育つまでの、そういう体制をどう取っていくかというのが一番大事だと思っておりますんで、今時点でも私どもの中では、その辺のところをできるように努めている状況でありますので、例えばそういう人たちがなかなかこう町に来づらいだとか、そういう実態もあるかもしれませんけど、気軽に相談できるような体制づくりに今後も努めてまいりたいと思っております。

再質問 7番 工藤弘喜

今回のこのアンケートの中でも、やっぱり分析した人たちの状況なんかもちょっと聞くというか話の中では、やっぱりどうもそういう人たち、例えば本当に十数%なんですよ。このアンケートからも17、18ぐらい。そういう人たちがやっぱりこういうこともあって、社会からの孤立というのか関わりをあえて自分からこう避けていくような、あるいは支援制度があるんだけれども、そういう知識も含めて、なかなか自分たちから積極的にこないという、そういうのというのがやっぱりあるんだというのがやっぱりアンケートからも何か出たらしいんですよね、そういう制度さえも私たちわからない。それはやっぱり社会とのつながりが希薄になってしまった故に、そうなっていくんではないかと。それがいわゆる貧困の連鎖みたいな形にもやっぱりつながっていくし、もっと言えば、それが子どもの不幸というか将来に向けての不幸な部分、連鎖ということからいけば、そういうことにもつながりかねない状況というのがあるんで、そういう部分をどう変えていくのかということも自治体として今後求められることはないでしょうかと、いうことも何かこうちょっと触れられていたような気がしますので、そういったことも含めて、これからの向き合い方というのは、やっぱりちょっといろいろと工夫もいるし、もしかしたら、これ名寄市立大学の市立の先生だったか、結局、何て言うんですかね、社会教育も含めて、そういう困難を抱えている人たちだけの集まりではなくて、みんなの集まりの中で、こういう、そしてそれだけに縛られた勉強というかスケジュールじゃなくて、いわゆる文化的なゆとりを持った、そういうふうな状況の中で共に自分たちの子どもの貧困の問題であり家庭の問題であり生き方の問題を何とかしなきゃいけないという、そういう糸口はもしかしたら社会教育が今これから、この少子化の中で、先ほどからいろいろな議論出てますけれども、人口減少、少子化の問題で出てるけれども、本当にこう必要になってこないだろうかというふうな議論もあったというふうなこともちょっと聞いていますので、ぜひそういう部分も含めて、これからのありようというのは必要になっていくんでないかなというふうに思っています。それでその点について、答弁は特別いいんですけども、もし何か考えがこれからに向けての社会教育のありようも含めてあればお願いをしたいと思います。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

この実態調査の結果のこの中身を見ると、やはり低所得者の親は、例えば勤務が早朝だったり深夜だったり、土日の勤務が多くなって、子どもがやっぱり家庭の中で1人で過ごす時間が多くなって、子どもが孤立している状態があるのが調査結果にも出ていますし、それとつながりという意味で言えば、例えば子どもについての悩みや相談する相手がいないというのは、やっぱ所得が低い人ほど高いというか結果になっているということを考えるとですね、そういえば子育ての孤立化が図られているというような書かれ方もしていますので、それらを含めたですね、こうした状況から、やっぱ子育てを支援する仕組みづくりという意味では家庭教育というのが必要だということもありますので、今やっている社会教育の母親教室だとか、その辺も活用しながら、それらの実態も見ながらですね、それらについての問題解決というのか、そういう気軽に来れるような場を作るよう今後検討してまいりたいと思っております。

再質問 7番 工藤弘喜

それでは、これに関して最後の方になるんですが、まだまだこの、例えばこの貧困の連鎖を防ぐなんていうの本当に大変な課題で、これは何も教育だけの問題、分野で解決できるものでは全然ないというのは本当に誰が考えてもわかるし、そういうふうに理解されていると思います。本当にこれはもう日本の産業構造から含め、働き方の問題含め、あるいはジェンダーの問題含めて、さまざまなものが組み合って、そういう貧困というものが生み出されると。それのやっぱり一番の大変な犠牲になるというか、やっぱり子どもだと。子どもは先ほどから言っていますように、我々の時代をもしかしたら支えて、例えばそこで頑張って働いて税金を払って、我々を支える存在になるんですよね、いわゆるそういう部分をどうやって支えていくかというのは、やっぱり社会がやっていかないともう昔とは違うという時代をどうみんなで作り上げるかということに、みんなで考えてみましょうということが大事ではないかと思っています。その中で最後になるですが、直接的な支援ということでいきますと、先ほども出てました就学援助制度、この関係でちょっと最後に一言だけ話をして終わりたいんですが、今年の10月から生活保護基準が変えようと、見直そうということになっています。本町の場合は、私も何回か就学援助の関係でも質問して、その中でいろいろ改善も図られて本当に良かったなと思うことがいっぱいありました。喜ばれて、そういう対象者からも直々に声をかけて良かったよという人も何人もいました。その中で今言ったように、これ5年毎の見直しだから、生保基準というのは見直しがあるんだけれども、それを引き下げるということになれば当然今の仕組みからいけば、見直し図られるのかなという思いが一つあります。ただそれが今言ったように、この貧困の問題含めて、やっぱり大変ありがたい制度だし、これによって子どもたちが少しでも元気よく学校に通えるとか勉強できるとか、これはやっぱりね、親の家庭も明るくなるということも含めて考えると非常に意味のある制度です。だからその部分の、生活保護基準が変わることによって、どう本町の就学援助がなるのか、その辺の見解と、合わせて実はやっぱり就学援助というのは小学校、中学校だけなんです。就学援助をいただいて、支援を受けて高校生になった方もいる。多い。そういう人たちの問題含めて、やっぱりこれは就学援助ではないかもしれないけれども、そういう支援制度も含めた、先ほど教育長が言った必要なときに必要な、そういう節目、節目というか、継続的な部分も含めての支援というのは、やっぱりどこか求められてくることにもならないかなというふうなことも思いますので、その点も含めて、この就学援助について、ちょっとお答えをいただきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

私に振られるかなと思ってたんですけど、6月10日の道新でですね、「就学援助の対象を道内5市縮小も」というタイトルでこう出ていました。それから関連して同じあれですけども、いつまで受けられるかという保護基準の見直しと。子どもたちの実態や貧困の連鎖等々含めて、これは教育委員会に委ねる部分というのはたくさんありますけれども、少なからず、こういう状況を国の政策で生活保護基準の引き下げに対して就学援助をどうしなきゃいけないかと。これ前も工藤議員からそういうお話があってですね、見直しの時に本町としては現状の維持をしていきますと私、答弁した記憶あるんですけども、この道新を見てますとですね、札幌、苫小牧、釧路、これ市だけですけども、江別等々については小樽もそうですけど、現状を維持すると。しかし北見はちょっとまだわからないと。これは下げるということも可能性としてはあるということですけども、私はですね、やっぱり国が下げたら一緒に下げるかというよりも、やっぱりこの貧困の層といわれている保護世帯なんかも、準要保護も含めてですね、これらはできる限り維持をしていくという考え方に立たなきゃいけないんじゃないかというふうに思っています。同時にもうそろそろですね、私は全ての町民にやさしいまちづくりと言っていますけども、高校ぐらいはですね、全ての子どもが安心して行けるような支援をどうやって作っていくかということが、これから求められていくだろうと。授業料の一定程度の所得水準よりも低い方については授業料全部免除していくとかですね、それから道内で最近のあれで見てると給食費の補助とかですね、全面免除とかですね、こういった自治体増えてきている道内でも。これ管内でももちろんそうなんですけども、そういったことを含めて、それから保育料の問題も含めてですね、いよいよこういうところまで、これ議会の皆さんのご理解もいただきながら、手を付けるかどうかと。もう一歩踏み出すかと。基本的には貧しいからというだけではなくて、医療費の問題も全ての子どもたちが中学生まで初診料の一部を除いて無料というふうにさせていただいてますけども、ここの決断が我々ができるかどうかってことをこれから、私がというか、次というか、何て言ったらいいか、まだわかんないですけども、ここの点での行政として成し得ること、支援できること、貧困を防いでいく。こういったことをですね、少なからず、もう義務教育化している高校生までちゃんとしていこうかということをですね、真面目に我々も検討していかなきゃならない時が来ていると思っておりますので、今すぐやりますとかってことはできませんけども、少なからず就学援助の問題については、そういう立場に立ちたいというふうに思っています。

再質問 7番 工藤弘喜

ぜひ、いわゆる財政的なことも含めて、これからのそういう部分も含めて、いろいろな縦横に検討しなきゃいけないというのは、もう十分わかりますし、また検討もしないでということには決してなるもんではないと思います。それともう一方で、やっぱりきちんとした、そういう町民的な住民的な対話合意も含めた、そういうものも当然必要になってくることもあると思いますので、ぜひそういうことも含めて、そういうできれば前に向けた検討というか進め方をしていただきたいなというふうに期待もしているところです。ぜひこの貧困の問題というのは単に本当に子どもだけの問題、今だけの問題ではなくて、よく本当に言われるのは、やっぱり次の日本をどう支えていくのかということと、まともにぶつかってくる課題だというふうに、やっぱり正面から受け止めなければいけない、そういう課題だというふうに私も思っていますので、ぜひそういう立場で、まずやれることから手を付けていくと、そういうスタンスで行政の方もお願いをしたいということでお願いいたします。

出典:訓子府町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月14日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる