みんなの議会

訓子府町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月9日

学校教育や地域における福祉教育の進め方と取り組みについて

2015年12月9日、訓子府町議会の一般質問で、西山由美子議員が「学校教育や地域における福祉教育の進め方と取り組みについて」質問し、教育長 林秀貴、町長 菊池一春が答弁しました。

質問者
西山由美子 議員
答弁者
教育長 林秀貴、町長 菊池一春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 西山由美子

10番、西山です。通告書に従いまして、教育長にお尋ねいたします。学校や地域における福祉教育の進め方と取り組みについて。福祉教育は、終戦直後に子どもたちや地域住民を対象に展開された活動です。そのころから「ふ・く・し」には「『ふ』だんの『く』らしの『し』あわせ」というメッセージが込められ、このことは憲法第25条の「生存権」の保障や、第13条の「個人の尊重」と「幸福追求権」につながります。町民の「ふだんのくらしのしあわせ」を守っていくためには、情報の啓発や広報だけではなく、日頃からの福祉に関する教育や学習が重要と感じますが、教育長の考えを伺います。一つ目、本町の教育現場における福祉教育には、どのようなことがなされていますか。二つ目、地域の中における福祉教育には、どのようなことがなされていますか。三つ目、学校や地域の中で自発的なボランティア活動を広げるために、どのような取り組みを考えていますか。四つ目、居武士小学校の「みつばちクラブ」は放課後の児童の居場所として福祉的要素が大きいと感じますが現況と今後の考え方について伺います。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

ただいま「学校教育や地域における福祉教育の進め方と取り組みについて」4点のお尋ねがございましたのでお答えをさせていただきます。1点目の「本町の教育現場における福祉教育」および2点目の「地域の中における福祉教育」についてのお尋ねですが、関連があることから、まとめてお答えをさせていただきます。福祉教育についてですが「すべての人が、かけがえのない存在として尊ばれ、差別や排除されたりすることなく、社会生活の中でともに支え合い、一人一人が喜びを感じることができるよう、『ともに生きる力』を育む」ことを目標とした、社会福祉の理念に基づく教育であります。まず、学校現場では、障がいのある方や地域の人々と活動を共にすることにより、互いを正しく理解し、共に助け合い、支え合っていくことを学ぶことは重要なことであり、各学校においては、総合的な時間などを活用し、車いす体験や障がい者、高齢者との交流などの教育活動から、その生き方やそれぞれの状況を取り巻く課題を学び、互いの理解と関心を深める活動を行っております。また、社会教育においては、学びを通じて、地域の人と人がつながり、町民一人一人が、心の豊かさを実感できるような社会をつくっていくことを目標としております。地域においては、互いに助け合う活動が大切であり、そうした中で、本年2月に開催した「くんねっぷ未来づくり大会」において、地域での高齢者福祉について、学び・考える機会を提供する事業により、地域福祉の充実に取り組んでいるところであり、今後とも地域資源を活用しながら福祉学習の場の提供を図っていきたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。次に、3点目の「学校や地域の中で自発的なボランティア活動を広げるための取り組み」についてのお尋ねですが、子どもたちの福祉教育には、さまざまな体験学習や地域を学ぶ教育の推進が大切と考えております。また、これらの教育活動を通し、福祉を支える人材の育成を図っていくことも学校教育として重要と認識しております。各学校の活動の中では、各種の募金活動などを通しての社会貢献の意識高揚やまちのPR活動を通じて、地域の住民として意識を醸成させる教育活動を推進しているところです。さらに、地元訓子府高校のボランティアクラブでは、社会活動の中心的担い手の養成の場として、さまざまな活動の中で着実な効果を上げていると感じております。社会教育においては、学校支援ボランティアとしてのスクールサポーター事業により、学校活動へのボランティア活動の推進を図るとともに、各種事業においてボランティアの方々や団体と連携した事業を展開し、ボランティアとしてのスキルアップに取り組んでおります。誰もが住み慣れた地域で安心して暮らしていくためには、共に支え合い、助け合う観点からもボランティアの役割は、ますます大きくなり、教育委員会といたしましても学校や関係団体などとも連携を図り、福祉教育の推進を行ってまいりますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。次に、4点目の「居小のみつばちクラブの現況と今後の考え方」についてのお尋ねですが、「みつばちクラブ」は居武士小学校の保護者が子どもたちがこの地域で安心・安全な放課後を過ごすことのできる居場所が必要との願いにより、保護者などの努力によって、平成17年4月に設立され、日ノ出地区ふれあいセンターにおいて、町の支援を受けながら、みつばちクラブの保護者の会が自主的に運営を行っております。「みつばちクラブ」の開設時間は、平日は放課後から午後6時まで、夏休みや冬休みの長期休業中は、午前8時30分から午後6時まで開設し、昨年度の登録人数は16名で年間238日開設し、延べ1,545名の利用がありました。指導体制は、指導員2名と今年度は障がいのある児童の介助に3名の介助ボランティアが交替で対応しております。活動内容は、日常的には自主的な遊びや宿題、行事活動があり、また、今年度からは月1回、児童センター「ゆめゆめ館」との交流も行っております。教育委員会といたしましては、今後も「みつばちクラブ」の自主的な活動を支援しながら、子どもたちが地域で安心・安全な放課後を過ごすことのできる居場所づくりに努めたいと考えております。以上、お尋ねのありました4点について、お答えさせていただきましたので、ご理解賜りますようお願いいたします。

質問 10番 西山由美子

本来、福祉教育というのは、教育長が今おっしゃっていましたけれども、昭和26年に誕生しました全国社会福祉協議会の中で1960年代から福祉の啓発といいますか、広く国民に広めるために議論されてきた活動の一つだということは私もわかりました。福祉教育研究委員会というのを発足させて、その中で地域福祉が福祉教育に始まり福祉教育に終わるという、そういう経験値が語り継がれてきて今日こんにちにあるという、それはさまざまな専門家の人の文献から学びました。私があえてこの福祉教育の進め方を教育長にお尋ねしようと思ったのには理由がありまして、今、私たちの社会が少子高齢化がどんどん進んで介護の分野でも地域、地域という言葉がよく出てまいります。地域で助け合うんだと。地域にボランティアの人たちをもっと増やしていこうとか、そういう流れに、国の方針だと思うんですが、しかし一番疲弊しているのが地域であって、その中に突然地域でみなさいと言われても、きちんとした支えがなければ、仕組みがつくられていなければ、みんな戸惑ってしまっている現状だと思うんですよね。それでこの福祉教育という活動が果たして社協とか福祉保健課の人たちだけに任せていいのだろうかという、そういう疑問が湧いてきまして、社会教育の計画書を見ましたけれども、どこの部分にも福祉教育などという言葉は出てきませんし、でも今回、社会教育の活動の中で福祉保健課とそれから社会教育課と一緒になって一つの活動をしようとしていることも、私たちの中でも活用させていただきましたけれども、これからますますですね、福祉がもっと広がりをもつという意味も含めて社会教育の進め方の中ですごく大事なのではないかなと。そういうことを感じましたので、今回質問をすることにしました。今、教育長の回答の中でも教育現場においても、これはすごく大事なんだよという通り一遍と言ったら悪いですが、私がいろんな文献の中で見ていたそのとおりの言葉をお答えになりました。それで再度お伺いしたいのは、私たちの町の、一つ目の質問にあります学校教育現場における福祉教育といわれる、そういう具体的な活動はどういうことを今まで行ってきているのか、その点をお尋ねしたいと思います。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

福祉教育に関連して今、学校教育現場でどのような活動を行っているかということですけど、学校活動の中では、学習指導要領に基づいて行われるのが学校活動でございますけど、今の学習指導要領の中で特に福祉の部分で言えば、総合的な学習の時間の中で行うこととされておりまして、今、福祉という部分まで総合学習の中で行うということは明確には書かれておりませんけれど、特にうちの小中学校の中で先ほどお答えしたように、例えばやはりこれから福祉を支える人材の担い手というのは、子どもだということもありますので、その中でやはり子どもたちが他人を思いやる心とか、やさしさ、命の大切さを学ぶために、特に高学年において、先ほど言ったようないろんな活動、それは社会福祉協議会とも連携しながら、例えば車いすの疑似体験なんかは社会福祉協議会と連携してやっておりますし、それだとか高齢者施設との交流、さらには、例えば中学校におきましては、特別支援学級のお子さんがきらきら本舗のところに、やはり進学も抱えているということもありまして、そこの職場体験を行いながら、いろんな立場の中での教育活動を行って、それぞれの福祉の心を育むようなことの活動を今行っているところでございます。

質問 10番 西山由美子

そうですね、よくある福祉教育の中に体験学習というのがありますね、子どもたちに車いすに乗ってもらって、あとはアイマスク、目隠しをして目の見えない人たちがどれだけ不自由な生活をするかということを体験してもらう。もちろんそれは体験としては必要なことかもしれませんが、それは障がいのある方たちがかわいそうだという、一つの特定の福祉観念は植えつけられるかもしれないけれども、障がいがあっても元気に暮らしていけるんだと。先ほど言った「ふだんのくらしのしあわせ」というのが、決して障がいがあることで幸せではないなんていうことはないわけで、子どもたちも今は五体満足で幸せなのかもしれないけど、いつやはり人生においてどんなことが起きるかわからない。だから普通の人が自分の権利として普段の暮らしを、幸せな暮らしを営んでいく上で、やはり何らかのアクシデントがあっていつ自分がそういう福祉という施策を必要とすることがいつ起きるかわからないという、だから別にかわいそうな人のための教育ではなくて、自分たちも権利としてあるんだよということをやはり広い意味で教えていかなければいけないんじゃないかな。特に高齢化がどんどん進んで若い人たちが、子どもたちが、今の子どもたちが私たち老人を背負っていかなきゃいけないわけですから、そして普段の暮らしの中で核家族化がどんどん進んでいますので、高齢の方と一緒に、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に暮らす子どもたちが大変少なくなっております。ですから、単純にこう、その体験として、一発で終わってしまうのではなくて、継続的なやはり子どもたちの中に福祉の大切さを学ばせるような教育が必要なんじゃないかなと思うんですよね。例えばそれは特別な講師を呼んで講演会を開くことも大事かもしれませんが、私たちの町にも、例えば生まれつき障がいがあって、車いすで生活している人もいますし、途中から交通事故とかいろんな事故で車いすの生活を強いられている方もいます。その方たちのやはり体験として、地元の人たちのそういう体験談を子どもたちとしっかり交流の中で教えていくという、お互いに学んでいくという、そういう方法もあると思うんですよね。教育の中で、学校、地域の中でボランティアのスクールサポーター事業ですか、これも本当にその事業に参加している方たちが子どもたちと触れ合うというのはすごく大事なことだと思いますけど、そういう中にやはり福祉の担い手を育てる意味でも地域の人たちにどんどん交流に参加してもらう。そういう現場の交流の仕方の方が現実的にわかるのではないかなと思います。それで先月でしたか、留辺蘂高校の3年生が留辺蘂の中学校にですね、福祉の学ぶ機会として、自分たちが高齢者との接し方の普段学んでいることを中学生に教えるという、こういう記事が小さな記事が載っていました。これも一つおもしろい、おもしろいと言ったら変ですけども、子どもたちが子どもたちに教えていく。自分たちの学んだことを教えていくという、これも一つの小さな広がりが求められるんじゃないかなと思いました。そういう意味で、「福祉の町」といわれている私たちの訓子府町が子どもたちの教育に対して何かこうちょっと教育の仕方がまだまだ薄いんじゃないかなというふうに今、伺って感じたんですが、今後の取り組みについて、教育長、どういうお考えをお持ちですか。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

今、議員の方からいろいろな福祉教育における学校での取り組みのお話もされたと思いますけど、私先ほど申し上げたのは学習の時間だけのお話で、確かに議員おっしゃるように体験だけではなくて、そういう継続的な取り組みが必要だというのは、まさにおっしゃるとおりでございます。それで学習時間だけではなく、例えば特別活動という児童会とか生徒会、さらには部活動とか、そういう活動の中でも福祉制度を学ぶとか、そういうこともやっておりますし、さらには、地域資源という部分でも先ほどお話したように、高齢者だけではなく、例えば子どもとの交流なんかも学校の中で、確か小学校3年生だったか4年生だったかあれですけど、保育園に行って、そういう子どもたちとの交流を行うとか、いろんな場面での異年齢の交流は学校で心掛けておりますし、例えば、地域資源の活用という部分で言えば、私たちもスクールサポーターだけではなく、その知識や経験を持った人に学校に来ていただきまして、いろんな体験談を語っていただくという部分も行っております。例えば今年で言えば戦後70年ということもございまして、戦争を体験された方に中学校に来ていただいてお話をいただいているとか、そういうふれ合いの中でいろんな思いやりとかやさしさとか命の大切さを学校活動で続けておりますので、これからも機会を捉えながら、そのような地域資源を活用した中での福祉教育に取り組んでいきたいと思っております。

質問 10番 西山由美子

そうですね、教育長の今の言っているのもよくわかるんですが、きっとちょっと何か足りないなと感じるのは、もっと大きな目標が必要なんじゃないかと思うんですよ。子どもたちがこれからの時代を担うために、どういう子に育てていくかということを例えば教育委員会、社会教育課、それから福祉保健課がやはり日頃から話し合っていく中で、子どもたちの将来について、そのために何をしようかという目標を立てて事業を進めていけば、その積み重ねで子どもたちは思いやりが育ったり、やはり福祉というものの世界を知ることができるのではないかと思うんですよ。確かにやっていることは子どもたちがそういうふうに小さいときから高齢者のところに訪問したりしてますよというのもわかるんですが、そのつながりが何か今のところ見えないので、やはりそれがこれから、福祉だけじゃなくて教育委員会と、やはりその職員たちがよく話し合うということが大切だと思うんです。そして、福祉を進める側の職員に対する研修とか、教育も必要なんじゃないかと思うんですが、その辺は訓子府町の場合、何か研修みたいなものは受けているんでしょうか。職員たちです。進める職員たちです。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

福祉部分で言えばさまざまな場面で社会教育の職員なりが、いろんな研修の中でそういう学ぶ場はありますので、そういった部分では、いろんな場面で学んでおりますけど、今おっしゃるようにこの福祉教育に関したものだけではなくて、先ほど前段の西山議員おっしゃっているように、いろんな場面での社会教育なり福祉教育とのつながりということは日常的にも話をさせながら、いろんな部分を進めていくようなかたちをとっております。それで今、少子高齢化の中で、やはり私は家庭教育というところが一番大事な部分もあると思っておりますので、それらを含めた部分で総合的に学校教育や社会教育だけではなくて、福祉部分も含めた中で、家庭教育の中でそれぞれ世代に応じて、そのような時代の要請の中でどうやっていくかということをこれからも検討してまいりたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 10番 西山由美子

例えばですね昨日、河端議員の中で必要な人が必要な情報を得るという、これすごく大事なことです。「福祉の町」訓子府といわれましても、確かに月に1度のビラはたくさんきますけれども、必要な人がどこでその情報を得るかという、こういうふうに考えますと、例えば福祉の部分で福祉の情報をただ置くのではなくて、町内のですね、みんなが集まる場所がありますね、公民館にしても、例えば信金とか、公共施設以外に皆さん町民の方が集う場所にやはり福祉の情報をきちんとわかるように展示する。それも一つの福祉教育の中のあり方、かたちとして別ですけども、あり方なのかなと思うんですよ。そういう町全体として、子どもたちの教育も、それから町民に対する、地域に対する周知方法もただビラを配るのではなくて、人が集まるところで周知していくと。それから、私たちで出前講座というのを1回やってみましたけど、そのときも福祉保健課の保健師さんが日頃から町民の方にやっている福祉事業と社会教育課の職員がレクリエーションとして皆さんに呼びかけるのと性質が違うなということを私は思ったんですが、見ていて雰囲気が違うんですね。それが一緒になるとすごくおもしろい組み合わせになって、地域の方々も福祉を受けるとなると重いんですけども、社会教育の中で皆さんに楽しんでもらおうという、そういう明るさが入っていくと、本当に思ってもみなかった効果が表れるということを実体験したものですから、やはり日頃から社会教育課、教育委員会、そして福祉保健課の方が常に皆さんで職員たちが話し合って、町民や子どもたちに対してどういうふうに福祉を広めていくかということを日頃からやっていけば、その積み重ねとして、やはり浸透していくんじゃないかなと思います。その辺について、これからもう本当に具体的にですね、皆さんの中で知恵を出し合って練っていただきたいなと思うんですが、教育長いかがでしょうか。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

前段の福祉情報を含めた中で、例えばいろんな場所でそういう情報を流した方がよろしいのではないかというお話ですけど、そのように今後も連携しながら努めていきたいと思っております。それと議員おっしゃった部分で言えば、うちで言えば訓子府巡回講座という講座を本年度から福祉保健課の健康セミナーと連携しながら行って、地域の求めるもの、どのような方が集まった中で、どのようなことをやりたいかということをお聞きしながら行っている事業でございまして、先月の部分までで申し上げますと今年度で10地域で行われておりまして、もちろん議員の地域の日出なり、福野、旭町、それぞれ実践会なり町内会で、それぞれの地域課題とか予防するものを行っているというところで、確かに福祉ということに限らず、いろんなことでのそういう福祉と社会教育の部分でのコラボというんですか、連携をとった中で言えば、一定の成果を私自身は上げているのではないかと思っております。これらを含めた中で一層、福祉部門と連携を取りながら、その辺のところを進めてまいりたいと思っております。

質問 10番 西山由美子

ちょっと範囲が広いので私自身もあちこち飛んでしまって、まとまらなかったんですが、最後にですね、教育現場ではなくて、これは元々が福祉保健課ということで町長に総論としてお伺いしたいんですが、やはりこれからの地域社会、地域福祉といわれている時代を私たちが子どもたちも含めて乗り越えていくために、やはりどういった行政側の態勢づくり、それから地域との関わりを持っていったらいいのか、その辺も含めて町長に伺いたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

私のささやかな体験で言いますと北欧があります。これは例えば道に点字ブロックなんかない。進んだ国のヨーロッパと言われても点字ブロックなんかない。それは点字ブロックがなくても目の悪い方々が自立的に歩くということもさることながら、自然に手助けが住民の方が何の違和感もなくやっていける。それから信号が赤とか黄色になって、白いつえをついた方が渡っていた時には、信号が青であっても車が自発的に止まっていくという、こういうことが実は大事なのではないのかと。さらにまたデンマーク等でみますと、高校生になると年金があたったりですね、親に依存をしなくても自立的に生きていける社会とか、高負担の中でも行き届いた福祉がなされていくというのは、高齢者福祉にとどまらず、学校教育においても非常にやはりそういう制度としてきちんと福祉を位置づけていくということは議員ご指摘のとおり憲法第25条の生存権や第13条の関連からして人権教育においても非常に必要なのではないか。最近どうも気になるのがやはりゆとり教育の反省と称して、やはり進路、受験体制の強化ということが強まってきていて、なかなか学校現場で組織的に福祉教育や福祉学習ということが、私が見ていてもちょっと気になる部分はあるなという部分はありますけれども、これはやはり日本の教育全体の中で、もっともっとそれらを大事にしていくという声を上げていかなければならないんじゃないだろうかなというのが1点目です。それから福祉は、行政、すなわち社会教育や公民館で成し得ることというのは限られています。最近、去年から、教育長が今話ましたように学校教育だけではなくて、社会教育において保健師たちと保健福祉と一緒になって事業を進めて、地域で一体的になって福祉を考えるものにしていこうということがあります。それから、関連の民間団体ですけれども、社会福祉協議会がボランティア活動ということを少しずつでありますけども輪を広げながら着実にこれらについての活動を展開しているということが行政上の行政関連も含めた福祉教育や福祉活動ではないかと。私はもっとそれ以上に、もう一つは住民が自主的に行っている福祉活動もどうやって輪を広げたり質を高めていくかということがものすごい大事なんじゃないかと。そこには家庭もありますし、それから傍聴に来られていますけれども、及川さんたちがやっている大根の植え付けをやったり、収穫に幼稚園児に来てもらったり、これはあくまでも自主的なことでありますけども、これらの住民自身の活動によって福祉の意識を高めていくということも、こういった国、そして、地方自治体、さらにまた、そこを形成している住民の皆さま方の活動が基本にあってこそ福祉教育というのは、実り多いものになっていくのではないかと私自身は考えておりますので、私の立場で言うならば行政の中でこれらのことを教育委員会とも連携しながら、もっと広く強く進めていきたいと思っております。

質問 10番 西山由美子

そうですね、ちょっと時間が気になってまとまらなかったんですが、私も一つ目の教育現場ではできるだけ今の子どもさんたち、兄弟も少ないですし、やはり核家族だということもありますから、できるだけいろんな人との交流とかふれ合いを体験してもらう。そこから学ぶ福祉というものをやはり教育現場に携わる大人たちが考えてやって進めて、継続していってほしいなと思います。それから地域の中、これは各地域によってものすごく差があります。でもどの地域もまずは楽しく集うことだと思います。本当にそこから始まります。だから福祉の情報も10人集まった中で、あの人がこうだ、この人がこうだと言っている中で、実はこういうこともあるんだよという会話の中から、その情報が伝わるということが一番直結だと思うので、まず地域の中で楽しく集うこと。そして行政がもしやれるとしたら、その集う場所を考えてあげることだと思います。その繰り返しの中で人と人とが学び合って、やはり知り合っていくんじゃないかなと思います。4点目のみつばちクラブのことですが、これは発足とか、そういうのはわかっていたんですが、今、生徒数もかなり少なくなって、そしてみつばちクラブの、確か聞きましたら登録戸数ですね、戸数が今現在10戸で13人の生徒さんが登録しているんですが、今年は入学者がいませんし、子どもたちも大きくなりますと、少年団活動とか、いろんな活動の幅が広がって、なかなかみつばちクラブに通う、実際に通う人たちが減ってきていることは減ってきているんですね。ですからみつばちクラブの運営も厳しくなっているということを伺いました。その辺、運営的な問題も含めてですね、町の考え方を伺いたいと思います。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

みつばちクラブに関してのご質問でございますけれど、今年のみつばちクラブの児童の登録数は14名でございまして、その中で先ほど言いましたように日々平日は放課後から6時まで活動しているところでございます。それでみつばちクラブの発足の部分でのお話を前段申し上げたように、保護者を中心として放課後の居場所づくりという部分で自主的な今、運営をしておりまして、発足当時は児童数も多くてですね、ある程度、自主運営の中で自助努力しながらやってきたところで、町としても指導員の部分で支援してきたところであります。それで議員おっしゃるようにみつばちクラブというか、居武士小学校の児童が減っている中で登録人数も少なくなってきて運営自体の財源というのが、減ってきている中で非常に厳しい状況ということは私たちも聞いておりますし、教育委員会としましては、これからもその自主運営を大事にしながらですね、できる限りの支援は行っていきたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 10番 西山由美子

そこに関わっている人たちも地域の方々ですので、例えば来ていなくても、あの子今日はどうしたんだろうねとか、あの辺でうろうろしていたねとかという会話の中でやはり見守りも深く関わっていますので、今後、居武士小学校の今後の成り行きもみながらですけれども、みつばちクラブはやはり保護者の中でもなくしてほしくないという声が多かったので、よろしくお願いしたいと思います。

出典:訓子府町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月9日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる