みんなの議会

訓子府町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月9日

男女共同参画の考え方

2015年9月9日、訓子府町議会の一般質問で、河端芳惠議員が「男女共同参画の考え方」について質問し、町長 菊池一春が答弁しました。

質問者
河端芳惠 議員
答弁者
町長 菊池一春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 河端芳惠

次に、男女共同参画の考え方について、町長に伺います。この件については、過去に平成21年3月、22年12月、平成24年12月、3度しております。またかと思われるかもしれませんが、あえて伺います。国は、あらゆる分野で女性の社会参画を「2020年 30%」との目標を定めて、さまざまな施策を打ち出して進めようとしています。安倍政権は、女性が輝ける社会、女性の活用、登用などを目指し「女性の活躍推進法」を定めるなどしています。「男女共同参画」は女性だけの問題ではありません。子育て、教育、介護など全ての分野にわたるもので、男性にとっても深い関わりがあります。町長の基本姿勢でもある町民の声を聞く場としての「まちづくり推進会議」に一人の女性委員もいないのは、時代に逆行するものではないかとも思います。以前、何度か「男女共同参画」について伺ったとき、本町では平成28年度をめどに計画を作成したいとのことでしたが、それに向けてどのように進んでいますか。以上、伺います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「男女共同参画の考え方」についてお尋ねがございましたのでお答えをさせていただきます。ご質問の中にもありましたように「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」、いわゆる「女性活躍推進法」が本年8月28日に成立しました。この法律は、働きたいという希望を持っていても就業していない女性が約300万人おり、指導的地位に占める女性の割合が先進諸国を大きく下回っているなど、「女性の力」が必ずしも十分に発揮されていない中で、女性の働く意欲を実現につなげ、日本の持続的成長を実現し、活力ある社会を維持していくことを狙いとしております。この法律は、10年間の時限立法となっており、その実効性が高まるものと期待しております。また、ご質問の中でまちづくり推進会議に女性委員がいないのは、時代に逆行するとのことでしたが、まちづくり推進委員につきましては、町内会・実践会に依頼をし、委員を選出いただくこととしており、その結果、女性委員が不在となった次第であります。このことは、町内会および実践会の役員に女性がほとんど就いていないという実態が反映されたものであり、行政側としては、地域役員への女性進出など、地域段階においても男女共同参画が推し進められることを期待しているところです。さて、男女共同参画に関する計画についてでありますけれども、昨年12月の第4回定例町議会においてもお答えしておりますように、基本計画については、国、北海道において既に策定されておりまして、本町のような狭い地域に限定した計画が必要なのか、逆にさまざまな負担や弊害が生じないのか、本年度からを計画期間とする社会教育中期計画の中でも推進項目に取り上げていることから、当面は国、北海道の計画を基本に、男女共同参画の醸成を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようよろしくお願いをいたします。

質問 3番 河端芳惠

町長、※ポジティブ・アクションの※クオータ制ってご存じですよね、このまちづくり推進会議の委員のことについては、前回のまちづくり委員会、女性2人おりました。そのときも私がもっと女性の委員をと言ったときに、今と同じようなお答えをいただきました。まちづくり推進会議の説明の中でも目的と運営ですね、住民の視点で町政に対し具体的な意見や提言を述べる。町内会と実践会の構成員が共通の話題について議論する。これが会議の目的とあります。この中に住民の視点でというところ、これは町内会と実践会から推薦して上がってきたので女性がいなかった。前回も同じようなことを町長がおっしゃいました。それでも町民の半数以上が女性ですし、この中で話し合われている人口減少問題、高齢化問題、いろいろな問題が話し合われます。その中に前回のまちづくり推進会議に行ったとき女性が誰もおりませんでした。その中でまちづくり、住民視点の町政、まちづくりを話し合うこと、それっていいんでしょうか。それをとても感じました。前回、私、共同参画のことで質問したとき、やはり、男性の意識も必要だ、共同参画に関して男性の意識改革も必要だと。私、まちづくり推進会議のあの場、前のまちづくり委員会の場で鹿柵のことについて話が出たりしたとき、市街地の方はあまりそのことについて認識がなかったと思うけど、農村部でこういう問題があるんだという問題提起、町の問題を共通の課題として捉えるということもまちづくり推進会議の場で出ると思いま※ポジティブ・アクション:差別や格差をなくすための是正措置を積極的にとること※クオータ制:性別や人種などによる偏りが生じないように、一定の比率を割り当てる制度した。それであの場で町長からいろんな内容説明だけでなく、いろいろな方がいろいろな立場からそういう声が出る。また女性の声が出たら、ああそういうことも大きな問題なのか、これから少子高齢化に向かっている今、やはり女性としていろんなことを問題を抱えているんだなとか、それを男性の方、町民に共有していただくという意味合いもあると思います。それであえて前回のときも女性委員をということでお願い、お話しましたら、実践会から上がってくるから、その中に女性のリーダーたるものがいなかったというお話でした。だったらなぜ、それほど重要なまちづくり推進会議、町民の声を聞く場としての会議にクオータ制という考えは思い浮かばなかったのでしょうか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

まちづくり推進会議は河端議員が傍聴していて、女性がいなかった。非常にこれはある意味では問題ではないのかと。まったく私もそのとおりだと思います。これは一つは、これから今、委嘱をするであろう総合計画の審査会や、まち・ひと・しごと創生の重要会議については、これは役職や、あるいは女性の組織団体の代表に来ていただくということで女性を位置付けて、女性も男性も位置付けながらやっているということは、事実でございますので、その点でいうとまちづくり推進会議のことはさておいても、少なからず行政のさまざまな委員や審議会においては女性の位置を大事にしていかなきゃいけないということは当然だと思っております。今、全体で町が委嘱している団体数で言いますと、例えば選挙管理委員会とか交通安全指導員さんとか、いろんな行政の組織がありますけれども、大体27団体のうちの45%、46%ぐらいでしょうか、今、女性の委員さんが占めているという状況ですから、この数字がウインウインの関係で50、50が一番いいのかどうかということは別といたしましても、少なからず女性のこういったものに対する委員の登用や参加ということについては、着実に少しずつですけれども前にいっているんではないかなというふうに思います。それから、まちづくり推進会議を女性のクオータ制をひいて、女性枠を例えば29名の15名なりが女性というかたちでうんぬんというよりは、むしろ私はここでは、それぞれの地域の町内会や代表の方々に自らがやはり女性の委員は名乗り出る、あるいは指名して推挙してくるという状況がものすごく健康的ではないのかと私は思っています。だから行政が何人の女性をクオータ制で枠を設けるというよりは、それぞれの自治組織が女性に参画してもらおうと。女性にも出てもらおうという状況をぜひお願いしたいという文章も発送しながら、出てきた結果が全員が男性だったという結果でございますので、ここはちょっと意味が違うという部分でご理解をいただきたいと思います。

質問 3番 河端芳惠

この結果については、もうあらかじめ予想はついていたと思います。町内会から上げる場合、なかなか女性が上がってくるということは難しいです。だからこそいろいろな場にクオータ制、ある一定の割合で女性を積極的に参加させていただきたいなと思います。今日たまたま救急の日です。また、これからは大規模な避難訓練なども想定されて、10月ですか、いろいろなことが想定されております。災害、大震災があったとき、災害時、女性が一番困ったのはトイレとか、いろいろなことで女性独特の問題というものもあります。だからいろいろな場にやはり女性が参加して女性の目線でものを見たり、発言したりということが必要なのではないかと思います。私、今、男女共同参画基本法をつくれと、条例をつくれとか、そういうことを言ってはいません。やはり意識ですね、それをきちんと持っていただいて、女性がいろいろな場に参加できるように考えていただきたい。それが女性の社会教育にもなりますし、男性に女性がこういう問題を抱えている、こういうことを考えている、そういうことをわかっていただく場にもなると思いますし、そういう意味で、これからいろいろな審議会だとか、委員会なんかもあると思いますが、町長の頭の中にクオータ制、2020年までにあらゆる場所に女性を30%参加させたいという大きな流れがありますが、それに向けて一つ一つできるところから意識を持ってやっていただきたいなと思います。いかがですか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

全然否定する考え方は持っていません。私自身も女性があらゆる立場、あらゆる場所において意見を提案し、あるいは積極的な実践活動をやられているということについては私なりに理解しているつもりでございますので、女性の登用については、まったくそのとおりということで各種委員等についてもできるだけ女性の位置を大切にして委嘱し、あるいはいろんな意見を伺うというふうな考え方を持っておりますので、その点はご理解をいただきたいと思います。ただ本質的なことをもう少しお話しさせていただきますと、男女共同参画の内閣府の初代の会長が今、昭和女子大の学長をしている坂東眞理子さんがやっています。彼女が何をやはり言っているかと。男女共同参画のまずスタートは憲法だと。すなわち男女平等、そして両性の合意において結婚する、それから差別をしてはいけないと。こういった憲法の精神こそが、まさに男女共同参画の私は基本の精神ではないのかというふうに思っております。ですから、行政的な努力もさることながら、女性も男性も含めて積極的にこういう社会的な場所や、そういったところにどんどんやはり出てくる、意見を主張する、そういう主体的なやはり生き方、人権というよりも主権者としての生き方も改めて女性にも問われているということを私は考えていただきたい。その点で言いますと、それぞれの町内会で決まっているのは男しか出ないんだなんていう、こういうことではなくて、町内会の会議にも女性が出席し、そして主張し、そしてむしろ積極的にそういう場を広げていくという両方の行政的な努力もさることながら、両方の努力も含めてしていかなければ、いつまでたっても憲法が求めている、こういった男女平等の考え方というのは、やはり広がっていかないんじゃないだろうかというふうに思っておりますので、決して河端議員がおっしゃるように、私自身は女性が少ないことでいいとなんて思っておりませんけども、努力してこれからも頑張っていきたいと思っておりますので、ご理解賜りたいと思います。

質問 3番 河端芳惠

今、町長がお話されたように、努力をされるということなので、それに期待をいたします。この件につきまして、私はこの男女共同参画ということで何回か、またかまたかと思われて質問しましたが、やはり先ほどからお話した経緯の中で、なかなか女性が参画できる場が少ない。それにはやはりある程度意識づけしてクオータ制を取り入れるなり、そういう考えが必要なのではないかなということで質問させていただきました。今、町長から素晴らしいお答えをいただきましたので、私はこの件の質問は最後にしたいと、これですることはないと思いますので、よろしくお願いします。これで私の質問を終わります。

出典:訓子府町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月9日 議事録 PDF(36ページ) 間違いを知らせる