訓子府町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月9日
本町の学校教育の目指すものは何か
2014年12月9日、訓子府町議会の一般質問で、佐藤静基議員が「本町の学校教育の目指すものは何か」について質問し、教育長 林秀貴、町長 菊池一春が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤静基 議員
- 答弁者
- 教育長 林秀貴、町長 菊池一春
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 佐藤静基
2番、佐藤静基。去る11月22日、訓子府小学校は今年、開校100年の記念の節目の年を迎え、記念式典が開催されました。100年という苦難の歴史を乗り越えての現在の本町の素晴らしい教育環境ができつつあることを改めて知ることができました。同時に先人の方々の限りない本町の学校教育振興への努力がありました。また、そこには行政としての教育振興への熱い思いがあり感銘したところでございます。今回は、将来の本町の学校教育の目指すものは何かについて、考え方を伺ってまいりたいと思います。近年の少子化や高齢化社会などによりまして、町の人口の減少が進む中にあっても、次の時代を担う子どもたちは、まさに大切な町民の宝であると思います。その子どもたちが強くたくましく育ってくれることは、私たちの誰もが切望しているところでございます。特に本町では今日こんにちまで教育振興に熱心な町として他の町村より先進的な取り組みが進められていると思いますし、現在も町民の要望に向かって着々と施設整備などの環境づくりに取り組んでいるところであると思っております。また、子育てから幼保の一体化、小中高生までの一貫した教育の連携体制の構築の方針で、子ども教育が進められようとしております。今後も立派な大人として、社会人として、多様な社会のニーズに対応できるよう成長してくれることを願いながら、さらなる学校教育のあり方と内容を充実させ、より広い総合的な教育効果を高めていく取り組みが必要な転機と考えますので、以下の件について、考え方を伺いたいと思います。1として、本町の子どもたちの目指す学校教育の基本とするのは何か。2として、現在の二つの小学校の状況をどのように評価されているのか。また、将来の学校教育としての方針と、その位置付けはどう考えているのか。3として、子どもたちの、特に小学校での学校教育は可能な限り同じ環境で進めるほうがその教育効果はより向上するのではないかと考えておりますが、統合への考え方は行政側として持っていないのか。また、課題は多いと考えているのか。以上の3点について伺いたいと思います。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
「本町の学校教育の目指すものは何か」について、3点のお尋ねをいただきましたのでお答えをいたします。1点目の「本町の子どもたちの目指す学校教育の基本とするのは何か」とのお尋ねですが、今日こんにちの社会は、少子高齢化、高度情報化、グローバル化が急速に進展し、環境問題、地域・経済格差の広がりなど社会環境のめまぐるしい変化により、あらゆる価値観が多様化している時代背景の中にあります。いつの時代にあっても、教育の基本は人づくりであり、これからの時代を担う子どもたちが、心豊かに、ともに支えあい、ふるさとに誇りを持てるよう、学校・家庭・地域が一丸となって子どもたちを守り育てていくことが重要であります。子どもたちにとっての学校は、子どもたちの生き方や将来像の基盤づくりの場であり、そして、子どもたちが心身ともに安心して学べる場所が学校であると認識しています。子どもたちが自ら学び、考え、行動し、よりよく問題を解決するために必要な資質や能力である「確かな学力」、生命や人権を尊重する心などの「豊かな人間性」、たくましく生きるための「健康や体力」等、心豊かでたくましい子どもを育てることが大切であると考えています。本町の学校においては、基礎的・基本的な内容の確実な定着を図るとともに、一人ひとりの良さや可能性を伸ばし、「人間力」の向上を図ることを目指して学校教育を進めていく考えでありますので、ご理解をお願いします。次に、2点目の「現状の二つの小学校の状況をどう評価し、将来の学校教育としての方針とその位置づけはどう考えているか」とのお尋ねでございます。先日、盛大に訓子府小学校の開校100周年記念式典が挙行されましたが、記念誌の中にも記載されておりましたとおり、かつて本町には小学校が7校あり、昭和40年代後半に統合が進み、昭和50年の美園小学校の統合により、「訓子府小学校」そして「居武士小学校」の二つの小学校となり現在に至っております。「訓子府小学校」については、1学年1~2クラスの中規模学校として、「みがく・かかわる・ひらく」を校訓とし、237名の児童が25名の教職員と保護者・地域住民に見守られて、学習面や人格形成の面で日々成長を遂げております。「居武士小学校」は、町の発祥の地であり教育の発祥の地としての「歴史性」、そして日出地区、大谷地区を中心とした「地域性」をあわせ持った特徴ある複式学級の小規模校として、20名の少人数ではありますが、9名の教職員の下でのきめ細かい指導、そして地域後援会の皆さんとの関わりの中、人間的にもたくましく成長を遂げております。そして、それぞれの小学校の卒業生は「訓子府中学校」に入学し、お互いに仲良く、切磋琢磨しながら将来の夢の実現に向けて、中学校生活を送っていくこととなります。教育委員会といたしましては、今後とも各学校におけるそれぞれの個性、特徴を生かした取り組みを後押ししながら、児童生徒の健やかな成長に向け、さまざまな取り組みにより、より良い学習環境等の整備を進めていく考えでありますので、ご理解をお願いします。次に、3点目の「教育効果を向上するため可能な限り同じ教育環境での学校教育を実現するため、居武士小学校の統合についての考えを行政として持っているか」とのお尋ねでございます。「居武士小学校」については、地域にこれほど根差した学校はなく、まさに地域で子育てをしているという恵まれた環境の中で、子どもたちはきめ細かな教育を受け、伸び伸びと育っているとの認識を持っています。一方で、小規模校ゆえに集団的な学習や同学年同士の成長が少ないなど、心の育みがやや心配だという声があることも聞いておりますので、学校及び教育委員会としては、訓子府小学校との交流授業の回数を増やすとともに内容の充実を図るなど、一つひとつ課題を解決して少人数教育の振興に力を尽くしていく考えでございます。学校の統合については、行政の都合で行われるべきではなく、保護者、地域住民、そして子どもの考え方、さらには、学校の歴史的な背景や経過、地域の思いなど、保護者や地域住民の主体的な意向を尊重すべきと考えております。現在、保護者が中心となり居武士小学校の将来について話し合いを進めていると聞いております。その協議の結果として、地域ぐるみで、あるいは子どもの教育に責任を持つ父母が「統合が望ましい」という意見が多数を占めた場合には、その要望に沿った方向で、行政及び教育委員会として検討してまいりたいと考えております。現時点では、保護者や地域住民の協議を見守っていきたいと思っておりますので、行政のほうから居武士小学校の統合問題についてのお話を住民の皆さんに申し上げる段階ではないと考えております。以上、お尋ねのありました3点についてお答えいたしましたので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
質問 2番 佐藤静基
ただいま、答弁をいただきまして、非常に1点目につきましては、漠然な質問でしたのでご苦労されたと思いますし、本町の学校教育の目指すものについては、そのとおりだと思っております。ご承知のように小学校、中学校は義務教育ですので子どもたちは日本のどこにいても平等に公平に学ぶことができることになっております。私は学校教育はひと言で言うと「社会で共に生きることを学ぶ場」だと私は認識しております。この意義は大切だと思っておりますし、全町内の小学生は、26年度はただいま報告にありましたように257名になります。時々、教育の現場でいじめから不登校になるなどの子どもの問題があったとマスコミ等で報道されますけれども、当校においては、そのようなことは聞いたこともなく、すばらしい学校環境であると思っています。1点目で伺います。現状での学校教育の目指している方向はわかりました。それでは、将来の学校教育をさらに向上し、発展させるために課題はないということでよろしいでしょうか。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
佐藤議員おっしゃるように学校教育では、義務教育の中では、どこにいても同じ教育を受けられるということが義務教育の役割だと思っているところです。先ほど申し上げましたように、学校教育では、基礎学力の定着、もちろんそういうこともありますけど、学力、体力だけではなく、他人を思いやる気持ちだとか、いたわる気持ち、そして、協調性や倫理観を養うなど、バランスのとれた教育が必要だと私は思っているところです。そのような中で、私が思っているのは、本町の特性を生かした、例えば訓子府町では、子育て支援センター、幼稚園、保育園、さらに小中学校の義務教育まですべて町立ということから、常々申し上げましているように学びの連続性や支援の継続性が構築されているということを思っております。このような中で、例えば、縦と横の連携という部分で申し上げますと、縦で言うのは今言ったように、子育て支援センターから中学校までの縦の連携を整えながら、それぞれの教育を行うことが縦の連携と思っているところで、横の連携は、まさに地域や家庭、そして学校の中での横の連携をとりながら、その縦と横の連携をしっかりするような連携をとることがこれからのうちの町の学校教育の将来のあり方だと私は思っているところですので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 2番 佐藤静基
1点目についてはよくわかりました。次に、2点目の件ですけれども、現在小学校が訓子府には2校ございますが、その評価といいますか、その価値感といいますか、それとその位置づけの件であります。先ほどの答弁にありましたように、現在の訓子府小学校、本校の子どもの数は237名、教員数は25名という回答がございまして、9.5名に1名の教員がいるという計算になります。居武士小学校の子ども数は20名で、教員の数は10名と伺っています。9名か、約2名に1名の教員がおります。この現場の差違について、評価とその位置づけのあれがあったわけですけれども、教育の場としては、両方の本校も、それから居武士の小学校も大変行き届いた環境の中で学習の効果を上げているんだと思いますし、まさに至り尽くせりの状況であります。ここで伺います。本町の子どもたちも今後、当面は緩やかに減少すると予測されておりますけれども、保護者や地域のさまざまな思いは別として、子どもたちの現状での学校教育のあり方として、将来の位置づけ、町部局として、現在の2校の学校のあり方に対して、現状のあり方に対して、ほかに何も考え方を持っているのがないのか。評価と位置づけに対して町部局として、2校のあり方に対して何も考えを持っていないのか伺いたいと思います。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
ただいま、現在の訓子府小学校と居武士小学校、2校の位置づけとその評価についてのお尋ねでございますけど、先ほど最初に答弁で申し上げましたとおり議員ご存じのように今の2校の現在に至った経過は、既にご存じのとおりだと思っております。その中で、今の現在のかたちになってから30年、40年近くなるんですか、それぞれの学校の中、地域性、特に居武士地区におきましては、地域性を生かしながらきめ細やかな教育を行ってきたんではないかというふうに私は思っているところでございます。その中で、訓子府小学校につきましても今後の少子化のかたちでいきますとですね、今は1クラスから2クラス、2クラスの学年が確か2つだったと思いますけど、この少子化の中でいきますと、いずれの時期には1クラスの運営でいくかたちの本当の中規模校になってくるのではないかというふうに私は思っているところです。ただその中での、今の現状の中でのそれぞれの学校でのそれぞれの教育にかかわる部分に関しまして、教育委員会としては、それぞれの今の環境の中での最善の教育環境を整えるというのが、私たちの役割だと思っていますので、この位置づけにつきましても、3点目の質問にも関連する部分もあると思いますけど、その中で総合的な例えば訓子府の将来を見た中の子どもの数とか、親の思いとか、地域の思いを含めながら、その辺のところを適期なですかね、いずれかの時期には、いろんなことをそれぞれの位置づけについて考えていく考えでいますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 2番 佐藤静基
1点目から3点目まで関連がありますので、前に進みますけれども、3点目のですね、統合についての考え方を伺いたいと思いますが、今の2点目の中で、その時期が来たら、そういう方向でというようなことが言われましたけれども、この統合に関する質問では、平成22年と24年度にそれぞれの議員さんから、それに関連した質問が求められておりますけれども、いずれの時も、居武士小学校の保護者と地域の考え方が大切でそれを優先するんだと。行政としては、その方向が決まった段階から、その対応に当たるという考え方を繰り返してきました。今回もそういう内容であります。私は以前から、そのことに対して疑問に思ってたんですが、改めて伺いますけれども、現在の保護者や地域の声や思いを、教育委員会といったほうがいいんでしょうか、町部局として、地域の状況がどういう状況であると認識されているのか伺いたいのが1点、それから、統合とは、地域とよく検討され方向を決めるのは、これは当然のことと思っております。しかし、少なくとも統合するかしないかは別として、その論議の前にですね、小学校教育、学校教育としての目指すビジョンを示すことが大事なことと考えます。それが明確でないために小規模校としての将来への不安や迷いが多数あるような感じがいたします。11月に入ってからこの問題を、多くの人には会えませんけれども、地域の人、子どものいる家庭とか、5人ぐらいの方に伺って、雑談をしながらいろいろと長い時間、1軒の家でも私が入ると2時間ぐらい雑談しますからかかるんですけれども、統合についての声を聞きました。確かに個人的に家へあがって話ますと、こういうとこできちんと論議するのとは違いますから、もう時代が時代で無理だと。今、教育長の答弁にありましたように、子どもが産まれてから幼稚園までは1カ所で皆、訓子府の子どもたちが育つ、後の6年間は地域へ戻って学校教育を受ける。そういう時代ではないでしょうというのが一般的で、私は4、5人の家に行きましたけど、そういう個人的な意見だと思いますけど、そう思いました。町部局として、この学校をどうしようとしているのか考え方がわからないというんです。以前からこのことは私は気になっていました。これは訓子府小学校の子どもたちの教育をどうするかというのは、考え方を示すことが、何も上からの押し付けでも何でもないんです。考え方をきちんとしていないから、本当に訓子府の関係するところで、どうしようとしているのかわからない。言葉は適切ではありませんけれども、腕組みをして見てるだけかと。私は違うと思います。大事なことは子どもたちの教育をどうするかということをきちんと示すことによって、それから、地域の方の意見を当然尊重して、町部局としての考え方も当然そうなれば入ってくるでしょうし、ただ様子を見るということだけでは、私は本来の正しい方向には向かないんじゃないか。当然今、居武士の小学校は全学級複式です。そう考えますと私は急いで決めなきゃならないことではありませんけれども、居武士小学校はご承知のように、やがて開校100年が近づきます。今、町の本校の周辺には、先ほども何回か話出ておりますけれども、28年に新しくこども園が新築される計画になっております。子どもたちの放課後の児童センターがあり、図書館も近い将来、増改築される予定であります。歴史館、スポーツセンター、温水プールなどなど、教育施設は見事に学校の周りに集約されております。私はこれらの施設の中で町内の子どもたちが一堂に会して、ともに学び成長していく、そんな場面を想像してるんです。そのことを理解していただきたいのと、教育長の答弁もさることながら、行政の執行者、特に現職は教育出身者ですので、人づくりといいますか、そういうものには非常に熱心な町長ですので、両者から統合に対する行政側としての立場はきちっとやっぱり出してから地域で論議を深めてもらう、かつての30年前になるんでしょうか、47年から48年にかけて各学校が統合して、居武士だけが、だけがといいますか、当面は残っている状況の中で、私はその中でいろいろ関係者の話を聞きますと統廃合した南訓の代表の方にも偶然伺いまして話聞いた。いろいろありましたけれどもやっぱり地域だけではなかなか決められない。やっぱりその先導といいますかね、そういうやっぱりリーダーシップをとって方向づけをするのはやっぱり行政だぞと。それのない中でお任せするというのは、私はどうも本当に学校の教育というものを考えているとすればちょっと欠けてるなというふうに思いますけれども、その点について、思いを聞かせてください。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
私からまずお答えをいたしたいと思います。後ほど町長からもお答えいただけると思います。若干ちょっと町長との意見の相違はあるかもしれませんけど、私の意見としてのお話をまずさせていただきたいと思います。まず、1点目の地域の今の居武士小学校の状況というか、地域の声をどう教育委員会としてとらえているのかということのお尋ねだと思いますけど、まず、その辺の地域の声として、特に後援会の役員会のほうで、数年前から、平成22年ぐらいか、もうちょっと前からかはわかりませんけど、その辺から総会等で統合に向けて話し合いを役員同士というか、保護者同士で話し合うべきではないかということを受けながら、それぞれ年数が経過し、昨年、具体的にというか、25年度の役員会において、後援会としての統合に向け、居武士小学校の将来のあり方について話し合いを進めていくよう、具体的な話し合いをされたというふうに聞いております。その中で昨年実は11月に後援会というか保護者、今、その当時在籍していた保護者向けのアンケート調査を行いながら、今の小学校、居武士小学校の良い面や悪い面を出しながら、さらなる今後のあり方について、将来のあり方ですか、進めていくということで聞いておりますし、その内容も私のほうで熟知しております。その中でさらに今年に入りまして、今の保護者の中で、保護者13世帯、14世帯おりますかね、その中の保護者たちが集まって、8月と11月に、居武士小学校の今後に向けての話し合いが行われているというふうに聞いておりますし、その中でもさまざまな意見があって、やっぱりいろんな今の小規模の学校の中の学習面や、児童数が少ないという不安もあって、統合に向けてのお話もありますし、また一方では、今の小規模校での一人ひとりを尊重した教育に対する良さも出されているということで、その辺のことを私ども教育委員会として、いろんな声が出ているということは聞いているところでの状況でございます。今後におきましては、今は保護者中心にお話していることを今後地域に向けてもその辺の話をですね、その辺の意見交換というか、地域に向けてもお話するようなことも聞いていますので、教育委員会としては、その辺の状況を見極めながらどのような方向性が出されるかを見極めて検討をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。それと2点目の統合するかしないかの部分で、特に小学校教育のビジョンを出した中でその辺の今の2校のあり方を考えるべきではないかというご意見ですけど、まず、確かにそういう面もあるかと思います。ただ、先ほど答弁で申し上げましたように、行政側で申し上げますと、財政状況とか、例えば、子どもの数だけでそのことを統合進めるとか、小学校のあり方、今の居武士小学校のあり方を決めるべきではなく、いろんな多様性を持った学校が、うちの町だけではなく、ほかの市町村もそうですけど、いろんな市町村も学校の大小によってのそれぞれの学校経営の中で、その環境の中で学校経営を行っているわけですから、その今の状態の中での子どもたちの最善の環境を整えるのが、先ほどと重複しますけど、私たちの使命だと思っているところでございます。それと学校の統合につきましては、確かに学校の規模の大小による学校教育の影響とか、学校運営の面からもさまざまな、人によってさまざまな意見があることは確かな状況でございます。先ほど佐藤議員もおっしゃったように、私もまずは子どもの教育を第一に優先するというのが、まさしくそのとおりだと私も思っているところでございますので、それと教育の中でというか、子どもの環境を考えると多様な考えを持った子どもたちが出会いながら、そこで協調性や社会性を養い、そして人間関係を築きながら育っていくことが一番最良な教育環境だと思っております。しかしですね、居武士小学校のような小規模校のように、先ほども申し上げましたように、子ども1人の能力や個性を生かす教育を進めるというのも一つの教育の大切な部分でございますので、それぞれの特性を生かしながら、今最善の教育を進めることが私たちの使命と思っているところですので、ご理解いただきたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
この問題で私が直接答えるということはあまりしてこなかったのでありますけれども、基本的には、教育にかかわる教育行政にかかわる重要な柱でございますから、私は極力発言を控えるようにしているところでございます。それは行政の一般行政の立場で、将来にわたって1校で学校を進めるということは、現時点で私がその立場で申し上げるということは大変危険性をもっている。すなわち今懸命にやっておられる方もおりますので、その点で言うと時期尚早というふうに考えておりますので、この点は、佐藤議員と見解の相違かもしれませんけども、ご理解をいただきたいと思います。同時に、私は何点かこの最近になっての動きの中で、非常に参考にしなきゃならない部分もあるなということで何点かご紹介をさせていただきます。まず最初には、居武士小学校の父母が非常に熱心にこの問題について、我が子の現在と未来のために懸命な議論をしてるということについては、改めて敬意を表したい。それは他の周りの人たちが決めることではなくて、そこにかかわっている子どもたちの親たちが当事者として、やっぱり意見を述べ合うということは、とても大事なことだと思います。基本的には、我々はその考え方を真摯に受け止めて、結論としてどういうかたちを提案していくかということになるんではないかなというふうに思っております。例えば、最近で言いますと津別の活汲かっくみであります。これは、10人を切った段階で統合になりました。もちろん複式です。置戸は境野、勝山、秋田等の学校がありました。勝山は統合まかりならないということで最初はスタートしました。1年後だったか2年後だったか忘れましたけれども、PTA、地域含めて、もう立ち行かないと。ぜひ統合してくれという熱心な議論の末に、そういう結論を地域の方々が出して、統合ということになりました。いずれにしても、学校の校舎新築等々の大きな状況が変わらない限りは、基本的には、私は今、通学している子どもたちの親たちの意見というのを第一義的に尊重するべきでないかなというふうに思っています。ですから、私も地域の中に入っていろいろ聞きますけども、いろんなご意見があります。しかし、親が決めた結論は地域としても、もうこの時代だからということは、佐藤議員がおっしゃるとおりの意見もたくさん聞いておりますので、それはやっぱり見守りながらも一定の結論が出るのを私は行政の立場としては、待たざるを得ないだろうということになっています。しかし、いずれにしても、居武士小学校の開校100年が2年後に控えております。これは一つの節目になるんではないかなというふうに思っています。来年は新入学生が児童がいないということであります。しかし、何年か後にはまた20名以上の子どもたちになるということも、調査の中で聞こえております。また、青年の中には、障がいを持った子どもが居武士に入学をする。我々が育ったように、あの地域、あの学校だからきめ細かな障がいを持った子どもたちの教育が訓小とは違うきめ細かな教育ができるんではないのか、何としても残してほしいという意見も私のところには届いております。そういうそれぞれが前向きに学校存続に向けて、あるいは学校統合に向けて議論をしているときに、今の段階で行政が将来ビジョンとして、訓子府小学校は1校にするという方針を打ち出すということは、私は行政としては控えるべきではないかというふうに思えています。その点で言うと昨日も古沢教育委員に私のほうから辞令交付をいたしました。4年間、教育委員としてよろしく頼むということで辞令を出しました。改めて地域の代表である教育委員として地域の声を聞きながら、教育委員会、教育行政全体の中に、居武士の声を反映していただきたいということをお願いして辞令を渡したところでありますけども、私の現時点の設置者としての姿勢としては、そのとおりでございますので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 2番 佐藤静基
はじめに、今の答弁で言っていることはよくわかります。教育長に伺います。26年度の教育長の執行方針の中で、教育行政の基本的な考え方としてあげられております。訓子府町は子育て支援センター、保育園、幼稚園、小中学校すべてが町立であり、学びの連続性、支援の継続性が構築されていて、その特徴を生かして学校教育の振興を図っていく。いわゆるなるべく本校の子どもたちと同じ教育をさせるために交流事業を非常に多く増やしている。それで何とかいわゆる学びの連続性といいますかね、二つの学校をできるだけ一つの場を多くしようとしているのだと思いますけれども、いずれにしても、居武士小学校の子どもたちには、本校の子どもたちと違ったいわゆる幼稚園から中学までの連続性ということは補いきれない。欠けているままだと思います。決して現状のあれから言いますと今、教育長も町長も同じような内容の考えのようですけれども、これは決して基本的な集団教育というのは、交流学習を相当進めても、それを補えるものではないというふうに私は指摘をしておきたいと思います。ここに今の町長の答弁をいただきまして、これは平成22年6月の定例のことであります。居武士小学校の統合について、当時、どなたが質問したとは申しませんけれども、その答弁の中で、今の答弁と同じように、「居武士小学校は本町教育の発祥の地、歴史的学校である。」2として、「障がいを持った子どもに福祉的にもきめ細やかな支援が対応できる学校である。」3として、「地域の学校として頑張っている。」今の答弁もそうでありますけれども、これらの3点について、私は統合したからといって必ずしも失われるものではない。そういうふうに考えております。それは過去に大きな学校が統合した地域の状況、現在かなりもう時間がたってますけれども、本校の学校の子どもたちになってから、地域も子どもたちも立派に地域もしっかりしておりますし、学校がないからといってそう問題になるものではない。当然地域に入っても、もう学校を中心に地域が振興するなんていう時代ではない。これだけ目の前には高速道路が通って、環境良くなって、訓子府町が小さくなったとは言いながら、その小さな意味というのは、便利になって小さくなったという意味だと思います。そういうふうに私は認識しておりますし、町長も教育長も答弁されましたけれども、地域が決めることも一つの方法ですけれども、学校教育の基本というのは、地域の父母が決めるものじゃなくて、学校そのものの教育というのは、私は町部局が基本的にどうあるべきかというのが、そこが基本だと私は思いますけれども、それについて後で答えてもらいますけれども、それとですね、24年6月の定例、当時の教育長といったほうがいいのでしょうか、居武士小学校の今後のあり方について問われた際の答えとして、町部局としては希望的な思いと前置きしておられているわけですけれども、「学年が欠けたり、同級生がいない状況は好ましくない、また6学級は理想であり、学校の望ましい姿と考えている。こうした中で学校運営をしていきたいと考えている立場」だと。意味わかりますね、だと答えております。町長も今の現職の教育長もこの思いには今はどうでしょう、お答えいただきたいと思います。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
まず、前段の私の教育執行方針の中での学びの連続性や支援の継続性のお話があったと思います。それで私の考えとしては、今の小学校が、例えば小学校が2校あるから学びの連続性や支援の継続性ができないというものではなく、それが2校であろうと、その中での環境の中で私たちは義務教育の中でそういうことをやっていくというのが私の考えでございますので、その辺はまずご理解をいただきたいと思います。それと先ほど24年6月の前の教育長の答弁の中で「学年が欠けたり、同級生がいないという学校環境の中では望ましくない」というような回答があった。確かに、先ほど私もお答えしたように、学校教育の環境の中では、さまざまな環境の中での学校がございますので、その中での一般論として、例えばそういうことをおっしゃられた部分だと思います。確かに多様性のもった子どもたちが学び合い、協調性を持ち、競い合いながらやるのが学習環境の中で最善の部分もございますけど、人が少なくても学校教育の中で異年齢の交流等を含めながらやっていくことも大切な部分でございますので、その学習環境の中で行うことが最大の教育環境だと思っていますので、その点をご理解をいただきたいと思います。
質問 2番 佐藤静基
小学校の件につきましては、町長のご意見も伺いましたし、教育長も将来に向けて、現状と将来に向けての取り組み、それから、地域の状況もかなり理解しているように伺いましたので、私の質問としているところの意図もお諮りいただけたらと思いますので、今後の両校の教育のあり方と、それから統合については、ぜひひとつ前向きといいますかね、発展的な方向に向かうように努めていただきたいと思います。