訓子府町議会 平成26年第2回定例会 2014年6月17日
住環境整備への取り組み
2014年6月17日、訓子府町議会の一般質問で、上原豊茂議員が「住環境整備への取り組み」について質問し、町長 菊池一春、企画財政課長 伊田彰、建設課長 佐藤正好が答弁しました。
- 質問者
- 上原豊茂 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、企画財政課長 伊田彰、建設課長 佐藤正好
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 上原豊茂
それでは、次の案件に入っていきたいと思います。住環境整備への取り組みについてであります。社会福祉の充実は、定住にとって重要な政策であります。同時に、住み心地は視覚や聴覚で感じる環境も含めた生活に直結するさまざまな要因が評価の対象になるものと考えます。町にとって、そのすべてを充実し満足してもらうことは難しいところです。気配りや努力によって解消できること、長期的展望を持って対処する案件と幅広いと考えています。これらについて、教育・社会福祉政策に肩を並べるくらいの具体的取り組みが必要と思います。昨年6月定例会で空き家対策について、町の考えを質ただしたところです。その後の調査・検討の進捗状況と今後の住環境整備についての町の考えを伺います。1点目は、空き家にかかわる課題解決の調査・検討の進捗状況と今後の取り組みについて。2点目は、現在の町営住宅の維持管理に関する課題と今後の町内住宅整備にかかわる町としての考え方について。町長の考えを伺いたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま「住環境整備への取り組み」について、2点のお尋ねをいただきましたのでお答えをさせていただきます。まず、1点目の「空き家にかかわる調査・検討の進捗状況と今後の取り組みについて」であります。昨年の6月定例会で議員からのご意見により10月に町内会長、実践会長の協力の中、空き家実態調査を行ったところです。結果として、町内会地区61軒、実践会地区29軒、合計で90軒が空き家の状態にあり、全住宅数に比較すると5%となっています。その後、町で建設物の外観上の現地調査を行い、状態に応じた評価を実施いたしました。Aランクは小規模の修繕によって再利用が可能または修繕がほとんど必要ない物件で町内会15軒、実践会6軒の合計21軒でございます。Bランクは多少の改修工事により再利用可能な物件で町内会18軒、実践会7軒の合計25軒、Cランクは老朽化が著しく再利用には大規模な改修工事が必要な物件で町内会22軒、実践会10軒の合計32軒、Dランクは損傷が著しく解体が必要と思われる物件で町内会6軒、実践会6軒の合計12軒となり、利活用可能な物件が51%、利活用が困難な物件が49%となっております。空き家対策は、大きく2つの視点で行う必要があります。1点目は、生活環境の向上と防災、防犯上の危険性の回避のために行う老朽家屋の取り壊し等に、ある意味、強制的な助言、指導、勧告等を行うことであります。2点目は、利活用可能な空き家の二次的な利用促進する制度の構築であります。しかも議員も昨年言われましたように所有者、管理責任者の把握が登記簿情報や地域での聞き取り等が中心となり相続等により明確に把握できないことや取り壊し等の助言、指導、勧告等を行う特定建物の明確な法的根拠、判断基準がないことが課題となっています。全国では、平成25年10月末で180を超える市区町で条例化されていますが、多くの自治体で同様の課題があることなどから「空き家敷地内の立ち入り権限」、「修繕、撤去の命令」、「固定資産税の軽減措置」、「空き家所有者の税情報の閲覧」など盛り込んだ「空き家対策特別措置法案」が議員立法により国会提出に向け調整が進められており、法案審議、法令を見極め制度化に向けた検討をしてまいります。また、空き家の利活用制度につきましては、昨年の答弁で触れさせていただきましたが、不動産業などの業務に支障がないように十分配慮しながら、所有者の意向の把握や情報をどこまで公表することができるか、前段でご説明した「空き家対策等特別措置法案」の行方を注視しているところですので、それを含め総体的に検討してまいりたいと思いますので、ご理解を願います。次に、2点目の「現町営住宅の維持管理の課題と今後の住宅整備にかかわる考え方」について、お答えをいたします。まず、現町営住宅の維持管理の課題についてでありますが、平成5年に建設したメゾン銀河以降、ボイラーや暖房機を備えた住宅を建設してまいりましたが、概ね20年が経過したこともあり、故障した際の修繕ができないため、更新しなければならない状況になっております。今後、ますます設備更新が増えてくることが確実なことから、この財源確保が課題の一つといえます。また、設備のないそれ以前の住宅については、特に長期入居者が多いため、退去時には多額の修繕費用が掛かるほか、築後30年が経過していることもあり、屋根の葺ふき替えが必要な状況が見えはじめてきております。これら修繕費の財源確保のほか、修繕にあたっては将来の建替計画も考慮する必要がありますので、その見極めも課題といえます。こうした財政的なもののほか、住宅規模と入居者数のバランスがとれていないという、管理する側での課題と感じる部分もありますが、いろいろな社会的要因の中で結果として一人住まいになっていることを考えますと、これについては、やむを得ないものと感じているとこであります。次に「今後の住宅整備にかかわる考え方」についてでありますが、このことについては、昨年の第4回の定例会の一般質問の質疑の中で回答させていただきましたように、平成29年度を始期とする第6次訓子府町総合計画の中で、高齢者向け住宅であるシルバーハウジング等の建設やコミュニティースペースの設置も検討しなければならないと考えておりますが、この高齢者向け住宅の整備に際しては、幸栄団地をはじめとする既存住宅の建替計画、特に整備戸数についての見直しが必要となりますので、総合計画の策定にあわせて広く町民のご意見を聴きながら、より実態にあった町営住宅の整備に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上、ご質問のありました2点について、お答えをさせていただきましたので、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
質問 5番 上原豊茂
1点目の空き家にかかわる課題解決の調査検討の関係については、早々に調査いただいたという点では、高く評価をしたいと思います。この中で、特徴的だったのは51%の建物が利活用可能ということであります。これを今後も放置しておくことはいかがなものかと。当然、町長の説明にありましたように、建設業界、不動産を扱っている方々に対する配慮というのも行政として十分していかなければならないというふうに思うわけでありますけれども、それにしてもそういう人たちも含めて、こういう利活用可能な建物をぜひ活用していく施策をあみ出してほしいというふうに思います。行政だけがやると、いろんなことで今、町長から回答ありました、先ほどいいましたように批判もあろうかと思いますけれども、そういう関連の人たちの声も含めて、例えば、そういう人たちが手直しをして、利用してもらえるような体制を組むということになれば、当然、経済的な回転もできていくということになるわけでありますから、そういうことにも考慮して、ぜひ妙案を生み出してほしいというふうに思います。もう1つは、これだけ利用できるものがあるということは、住む人を呼び込める可能性もあるというふうにつながっていくわけであります。この辺について、例えば、前段の中にも書きましたけれども、うちの町の子どもたちに対する政策ですとか、福祉に対する政策、これには、この高齢者のニーズ調査にも書かれておりますけども、非常に高い評価があるわけであります。そういう意味では、これらも含めて、きちっとアピールすることによって、割安で住居を確保でき、さらに、そこで住むことが自分の生活のリズムときちっとかみ合ってということになれば、人口増とまでいかなくても現状維持への1つの施策となってくるんでないかというふうに考えるべきでないかと思います。こういうことに対する現状アピールもきちっと対外的な対策として打っていくべきでないかというふうに思います。この辺について、例えば、そういうPRをするような取り組みを考えるのかどうかも含めて、お聞かせいただきたいと思います。
答弁 企画財政課長 伊田彰(企画財政課長は2019年6月まで)
ただいま、再質問をいただきました。まず1点、空き家調査の関係なんですけども、町長の答弁の中でも、触れさせていただいておりますけども1点、所有者の確認が、登記簿情報、または地域の聞き取りということで、議員、前回というか、昨年のご意見の中で出ていた明確な管理者という部分では、とらえきれなかったということと、あくまで外観上の調査ということで、敷地の中とか、家の中入れませんので、そういう意味では、仏壇が置いてあるとか、既に、町内会、実践会から申し出を受けた物件に対しての調査だったもので、そういう意味では、借家として、既に利用されている部分もある。現段階ですけども、そういった部分があるということを前提といたしまして、町長申し上げましたけども、現在「空家対策特別措置法」ということで、国会に提案ぎりぎりの段階ということで、今国会については、ちょっと見送るような方向が出されているところでございます。そういう意味では、議員、再質問の後半で言われている移住とか、そういったような対策も含めて、今後、所有者情報の明確化と所有者の意向も含めて、そういうような部分も検討してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 5番 上原豊茂
ぜひ、これからもこの案件については、取り組みといいますか、情報の確認に入っていただきたいと思いますし、農業者の後継者で町外に住んでいるという方が結構多いわけでありますから、そういう人たちも含めて、できるだけ町内で生活できるような環境づくり、そういう物件の提供も含めた取り組み、それを考えていただきたいというふうに思います。2点目の町営住宅の維持管理の関係でありますけれども、6次計画、29年の6次計画の中で、平成5年、またそれ以前の住宅に対する対応も含めたものが出てくるというふうに思いますので、またその時点で、いろんな議論をしていきたいなというふうに思います。ただ、さきほど町長の答弁の中にもありましたけれども、一人住まいになった方がいたり、当然、家族で住める広さの住宅に一人暮らしということも当然起きてきているということでありますから、それらも含めて、今後の町営住宅の、6次計画の中では、対策を含めた方向づけをしていただければというふうに思うところであります。ちょっと視点を変えまして、現状の町営住宅の状況の中に、これはいかがなものかと思うような場面も、見受けられるところであります。といいますのは、町有地、町営住宅といいますか、その敷地の中にナンバープレートがはずれた車が放置されていたり、また私物が放置されているというような状況も見受けられるというところがあります。例えば、こういう状況が当たり前のごとく、長年にわたって状況が継続していきますと、どんどん増えていくんでないかと。あの物件がそのまま置いてあるんだから、自分のものをそこに放置していいんでないかということが拡大していくというような、そんな心配を感じたところであります。こういうことに対して、以前、産業建設常任委員会の時も町営住宅の周りに放置してあるものに対する対応について、どう取り組むのかということをお聞きしたこともありますけれども、さすがに、小物でなくしてナンバープレートのはずれた車が放置されているということは、あってはならないというふうに思いますので、こういうことは当然、訓子府町営住宅管理条例の中にもきちんと73条からなる条例でありますから、事細かにいろいろなこと、迷惑行為の禁止等も含めて、居住者の責任も含めて書かれておりますので、こういう取り扱いについて、今までどういう対処をしてきたのか。今後、これらについて、どういうふうに取り組むのか。その辺について、考え方、お示しいただきたいと思います。
答弁 建設課長 佐藤正好(建設課長は2015年3月まで)
ただいま、町営住宅内の、いわゆる放置車両的なもののご指摘をいただきました。議員おっしゃるとおり、非常に問題ある案件でございまして、これまでも、私も前任も含めて機会あるごとに入居者の方に撤去とか、そういったことのお願いはしてきたというふうに聞いています。そして、依然としてなかなか解消されない現状にありますので、今度ちょっと一歩踏み込んだかたちで、これからまたちょっと改めて撤去についてのお願いをしていきたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 5番 上原豊茂
例えば今、課長が言われている案件については、どのくらいの期間、そういう状況で放置されているのか。お願いするという段階で処理がされるかどうか。その辺の見通しについてもお聞かせいただきたいと思います。
答弁 建設課長 佐藤正好(建設課長は2015年3月まで)
放置車両等の関係につきましては、いつからかという部分でいくと、ちょっと私どもで今、把握して、私自身が把握してないので、お答えできないんですけれども、かなり以前からということは言えるかと思います。それで、先ほどお願いするということでお話しましたけれども、担当者等含めていろいろ現場で協議してきた中では、やっぱりある程度、強権的に、場合によっては、本人の了解いただければの話ですけども、こちらの方で撤去して費用を請求するとか、そういった手法も取り入れることも検討したいということで考えてございます。
質問 5番 上原豊茂
先ほども申し上げましたように、きちんとした町営住宅の管理条例等々について、入居者も周知の上での入居だというふうに思いますし、当然そういう状況が前段で確認が行われているというふうに思いますんで、その辺について、やっぱり一定のルールを守っていくということが、環境の確保といいますか、環境整備についても、また、その後の維持管理についても大事なことなので、ぜひそういうことも含めて、十分な対応をしていただきたいというふうに思います。いろんな課題満載でありますけれども、一つひとつの課題について、これからも積極的な取り組みをし、より周辺からの、町外の人たちからも評価を得られるような町にしていける、そういう努力をお願いして、私の今回の一般質問を終わらせていただきます。