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訓子府町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月11日

教育行政執行方針について

2014年3月11日、訓子府町議会の一般質問で、上原豊茂議員が「教育行政執行方針について」質問し、教育長 林秀貴が答弁しました。

質問者
上原豊茂 議員
答弁者
教育長 林秀貴

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 上原豊茂

時間もありませんから、次の質問内容に移っていきたいと思います。2点目の教育行政執行方針についてであります。安全・安心で平和な国、日本が国民の願いと違った方向に進む懸念を感じるところであります。そのような中で、教育改革の名のもとに教育行政の根幹にかかわる制度改革の法案を国会へ提案する動きなど、その拙速さによる国民との乖離か い りを危惧しております。今定例会で、町は、社会環境の変化・人間関係の変容を受け止め、夢と希望を持てる教育環境づくりに継続性や連携を重視し、着実な歩みを目指した教育行政執行方針を示したものと受け止めております。しかし、各事案の中で、具体的な課題や施策の見えてこない点もあります。その一部について、教育長の考えを伺いたいと思います。1点目は、学校・家庭・地域の連携と地域力活用の施策についてであります。2点目として、豊かな人間性の構築に向けて行政の積極的な施策についてであります。3点目は、教職員の資質向上への課題と対策についてであります。以上、3点について、お伺いいたします。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

「教育行政執行方針について」3点のお尋ねをいただきましたのでお答えをいたします。まず、1点目の「学校・家庭・地域の連携と地域力活用の施策」についてのお尋ねでございますが、教育委員会としましては、未来を担う子どもたちが夢と希望を持ち健やかに育っていくためには、学校・家庭・地域がそれぞれの役割を果たしながら、連携を図って施策を推進することが重要と認識しており、学校現場においても、総合的学習の時間を中心に地域の力を活用した取り組みを進めております。具体的には、訓子府小学校では「コーンレンジャー」と称し、農家や地元企業の協力を得た取り組みや、「訓子府を食べよう」では、クリーン農産物の栽培の難しさやJA職員から流通の仕組みについて学ぶなどの取り組みを行っております。居武士小学校では「養蜂授業」や「スノーマーチの栽培と調理」などを、訓子府中学校では、社会福祉協議会の協力の下「福祉について理解を深める学習」や農業者、JAの協力を得て「地域の農業や環境に理解を深める取り組み」をそれぞれ3カ年継続して実施するなど、各学校が創意工夫し地域の力を活用した特色ある教育活動を展開しています。教育委員会としても、学校の応援団である「スクールサポーター活動」の推進や、子どもたちの体験学習として新たに実施する「通学合宿」を通した地域力の活用、学校や保護者等との意見交換を目的とした「教育懇談会」を定期開催することによって、より効率的、効果的に学校・地域・家庭が連携を図りながら、教育施策を推進していく考えですのでご理解を願います。次に、2点目の「豊かな人間性の構築に向けて行政の積極的な施策」についてのお尋ねですが、子どもたちが命や人権を尊重し、思いやりにあふれた大人になっていくためには、親や教師、地域の人々の支えが必要であり、そういう意味で訓子府町は1点目のご質問でお答えしましたように、さまざまな場面で地域の「おとな」との関わりを持ちながら、子どもたちは健やかに成長していると認識しております。現代社会で問題となっている「いじめ問題」等についても「決して許さない、見過ごさない」という姿勢で地域と一体となって取り組んでいくとともに「親と子のための教育相談事業」を拡充し相談事業の充実を図るなど、豊かな人間性の構築に向けた取り組みを進めていく考えでありますのでご理解を願います。3点目の「教職員の資質向上への課題と対策」についてのお尋ねですが、教育委員会としては教職員一人ひとりが自らの専門性を高め、実践的な指導力や資質・能力を身に付けることが大切と認識し施策を展開しておりますが、資質向上を図る上での課題といたしまして、教職員の多忙化があります。学習指導要領の改正による授業時数の増加に加え、放課後や休日も部活動や少年団活動の指導に従事するなど、教職員の負担はますます増加しており、全国的には、かなりの教職員が心の病などで休職するなど問題化しているところでございます。このような状況ではありますが、教職員間の連携や外部指導者を積極的に活用するなど して時間を確保し、資質向上に向けた取り組みを進めていく必要があると認識しており、各種研修会には、機会あるごとに、管内規模や全道規模の研修会等に参加してもらうなど、教育委員会としては各学校への教育振興事業交付金の活用により研修費用の支援、参加促進を図っているところであります。あわせて校内研修・学校教育指導訪問の充実や町内研修事業等への支援、参加促進を引き続き行い、研修機会の確保を図り、社会の変化に対応し、専門性に優れた教職員の資質向上に努めてまいります。また、各種研修などを通じ、より一層信頼される教職員を目指して、教育公務員としてのモラルの向上や服務規律の保持はもとより、教職員一人ひとりの意識の高揚を図っていく考えでございます。以上、お尋ねのありました3点につきまして、お答えいたしましたので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

質問 5番 上原豊茂

3点についてのお答えをいただきました。まず、1点目の連携の関係であります。どういうふうに連携していくのかという部分について、非常にそれぞれの位置関係で距離をどう持つのかということも含めて難しい案件かというふうに思いますけれども、今、お答えの中にありましたように、しっかりとやはり連携していくということの大切さ、それは私も実感しておりますし、そこの手抜きはできないだろうというふうに感じているところでありますけれども、ある意味では、連携の仕方、例えば、ここからこれ以上踏み込まれると困るという学校の立場といいますか、教育上の問題点もあろうかと思いますし、そういう意味でのルールづくりといいますか、お互いの共通認識というものをしっかり持っていく必要があるのだろうと思います。これらについて、まずどういう考えを持っているのかということをお聞きしたいのと、地域力の活用等について、先ほどるる取り組みの事案を報告していただきました。こういう取り組みがいろいろなかたちで出ているということがありながら、私自身だけが知らないのかもしれませんけれども、例えば、町民に学校のこういう取り組みがどれだけ知らされているのかというのもちょっと不足かな、子どもたちを理解する、今の学校の状態を理解する、教育に対する行政の姿勢を理解する上でも、もう少しきちんとしたPRをしていっていいのではないかというふうに思います。これらについてもやはりちゃんと地域の中に先ほど言いましたように知らしめることによって、さらに前段で言いました連携というところにもしっかりと機能を果たしていく、つながっていくというふうに思いますけれども、この辺についての教育長の考えがあればお聞かせいただきたい。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

学校、家庭、地域との連携の関係で上原議員おっしゃる距離感の持ち方、そのルールづくりの関係でございますけど、私自身もそれぞれ学校、家庭、地域でのそれぞれのやはり役割があるんだと。学校においては、やはり子どもたちの発達段階に応じた体系的な組織をもって、子どもの健全な育成に取り組む。家庭においては、やはりすべての教育の出発点だという観点もありますので、生活習慣も含めて家庭で、やはり最低というか、生活習慣も含めた家庭の役割の中でやっていくと。地域においては、先ほども出ておりますように、地域の人々が子どもたちを見守るなり、外部指導者ですか、部活動も含めたそういうところの指導にかかわりながらやっていくということで、それぞれが、頃合いは難しいかもしれませんけど、そのルールを役割のもとで、その3つが連携していくことが子どもたちの健やかな成長につながるものではないかと私自身は思っているところです。それと地域力活用の中で、それだけ、いろいろな活動をしている中で、PR不足もどうなのかというご質問ですけど、不足部分はあるとは私自身も多少思っておりますけど、例えば「まなベル」という広報誌の中で、それぞれの学校での取り組みを毎月特に行事等、地域の協力を活用した事業を中心にその辺はPRに努めているところでございますし、一般的ではございますが、学校だよりでは、その辺のことの記事も載せながら毎月お知らせしているところでございますので、今後、その辺も周知のほうに努めてまいりたいと思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 5番 上原豊茂

いろいろなかたちで努力はしているということでありますけれども、時代が変わっていきますから、私の感覚で今の学校教育についてうんぬんとかということは差し控えるべきかというふうに思いますけれども、最近、モンスターペアレントの問題等々もいろいろ耳にするところでありますけれども、こういう対応についても先ほど言いましたように、いろいろな立場での連携、情報の共有等々も含めてコミュニケーションが図れていれば、あまり大きな問題として出てこないんでないかというふうに思うわけであります。ぜひ、これらも含めて、地域の人たちも、子どもが少なくなったということもありますから、なかなか子どもたちの動き、年寄りの動きはよく見えるわけですけれども、子どもたちの動き、若い者の動き、活動というのが、表に出てこない、見えてこないというのもあります。そういうことも踏まえて、ぜひ、いろいろな状況、情報を共有しながら健やかな子どもたちの成長につなげていけるような、そういう施策を打っていただきたいというふうに思います。次の豊かな人間性の構築に対しての行政の積極的な取り組みであります。非常に豊かな人間性というとらえ方が難しいと思うんですけれども、ややもすると学力テストの結果をもって、どこを目指すんだという議論になっていくところもあろうかと思います。それらも含めて、ややもすると画一的な子どもの成長といいますか、目的を押し付けるというようなことになろうかと思います。やはり、小学生ですとなおのこと個性というものを育てていくということが大事になってくるかと思うわけであります。豊かな人間性というのは、やはり個性を大事にされていくというところから生まれてくるだろうと思いますし、それぞれの子どもたちがお互いの違いを認め合い、それを受け止める。その上で自分の思いを表現していくという訓練が一番大事でないかというふうに思うわけであります。そのことで、まさに相手の痛みを知ったり、自分の道徳観といいますか、規範意識等々もきちんと生まれてくるのではないかというふうに感じるところであります。そういう意味で、例えば、子どもが大人の姿を見ながら、いろいろと育っていくわけですから、ある意味では、大人社会の浄化からはじめていかなければだめかなというふうにも思いますけれども、その子どもたちの個性をしっかりと育てていく。表現の違いですか、立場の違いだとか、いろいろなものをそれぞれが認め合えるような取り組みという部分については、行政として、何か思う取り組みというところがあるのかどうか。その辺について、お聞かせをいただきたい。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

豊かな人間性の構築、確かに難しい部分もございまして、議員がおっしゃるように今、少子化や核家族化などによって、特に、携帯とか、そういうゲームとかの普及によってコミュニケーション不足ということでも言われております。先ほど1点目のご質問でお答えしましたように、私自身はやはり学校と家庭と地域の中で、それぞれが役割をちゃんとしっかり持つことが大事なんじゃないかと。それと私自身が思っているのは、私どもの町である訓子府町は、生まれてから義務教育まで町立の中で一連性の学びの継続性や支援の継続性を持っているという、この辺を含めて先ほどおっしゃっていた情報の共有も含めて、子ども一人ひとりの個性を見ながら、その辺をそこに携わる保育士なり、幼稚園教諭なり、教職員がその個性を伸ばすような学習指導に努めてまいりたいと思っております。また、私も最近思うところでは、昔からよく学び、よく遊べと言われたところは、まさにその辺が遊びの中で体力もつきますし規範意識も持つ、遊びの中でいろいろなことを学んでいくということが大事なことだと思いますので、その辺も大事にしながら取り組んでまいりたいと思っております。

質問 5番 上原豊茂

あえて今日は3月11日でありますから、それとからめて言わせてもらえば、大川小学校の問題で子どもたちが、また一部の先生がそれぞれ避難の場所について、異論を申し立てたと。それを受け止められなかったということでの最悪の事態を招いてしまった。やはり大人社会が状況判断をきちんとしながら、マニュアル人間でなくて、いろいろな状況に対して対応できる、そういう能力を持つということが大事でないか。これからの子どもたちには、ぜひそういう育ちをしていただきたいというふうに思いますし、そのバックアップをしていただきたいというふうに思うわけであります。時間がないので、3点目の教員の資質向上の関係であります。先ほどの回答の中にありましたように、非常に多忙極まりない教員の実態だと。一見暇で何をしているのかという感じを受けるところが多々ありますけれども、実際に現場に立っている先生の声を聞くと、子どもたちと向き合う時間、同じくらいといいますか、それ以上に負荷がかかるのが親たちに対する一つひとつの子どもたちとの関連の中での整理といいますか、事務的な処理の時間が負担になっていると聞かされております。このことは先ほどもちらっと出しましたけど、モンスターペアレントとの関係だと思うわけであります。ぜひ、ある意味では、教員の資質向上を求めるのであれば環境整備をしていく、いろいろな課題を浮き彫りにしながら、その対策をどこに求めるのかということをしっかりと浮き彫りにし、議論をして個々の先生方の悩みに対しても受け止められるような体制づくりをしていくべきだと思いますけれども、その辺についての教育長の考えを伺いたい。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

教職員の多忙化も含めたご質問だと思いますが、まさに学校現場では、教職員は大変なというか、いろいろ忙しい状況の中で新学習指導要領の改訂によって授業時数も増えて非常に忙しい状況になっているところです。そうは言いながらやはり学校の主役は子どもであり、それを支えているのは先生でございますので、それを支える保護者も含めてというか、そういうことも含めて教職員の資質向上に向けては、教育委員会としてもバックアップしていきたいと思っております。また、答弁でもお答えさせていただきましたように先生方もいろいろな業務の多忙化もありまして、その中でいろいろなストレスも抱えながら悩みもあるということで、教育執行方針の中でも述べさせていただきましたように、今年度から今まで親と子の教育相談というかたちで教育相談員が社会教育課のほうに配置されておりますけど、それを拡充しまして、生涯学習アドバイザーとして拡充いたしまして、定期的に学校を訪問して子どもも含めて教職員の何か悩みも含めた相談業務を受けるようなかたちで、今後、学校運営の中で取り組んでまいりたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 5番 上原豊茂

ぜひ、子どもたち、そして、先生たちの悩みをしっかり受け止めながら行政としてできる対応をしていただければという期待を込めて、私の一般質問を終わりたいと思います。以上であります。

出典:訓子府町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月11日 議事録 PDF(44ページ) 間違いを知らせる