訓子府町議会 平成24年第1回定例会 2012年3月8日
学校教育の取り組み
2012年3月8日、訓子府町議会の一般質問で、小林一甫議員が「学校教育の取り組み」について質問し、教育長 山田日出夫、管理課長 山内啓伸が答弁しました。
- 質問者
- 小林一甫 議員
- 答弁者
- 教育長 山田日出夫、管理課長 山内啓伸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 小林一甫
それでは、次に移らせていただきます。学校教育の取り組みについて、教育長にお伺いをいたします。1つ目は、今年4月から中学校の体育で武道が必修になるのを前に、事故防止のための指導資料が文部科学省でつくられたとありますが、本町の武道導入による事故防止対策は、どのようになっているのかお伺いいたしたい。特に、本町は柔道を取り入れるということでありますので、柔道の必修化についてお伺いをいたしたい。2つ目は、これから取り組んでいくであろう学校の情報の一元管理について。2点について、お伺いをいたしたい。
答弁 教育長 山田日出夫(教育長は2012年9月まで)
学校教育の取り組みについて、2点のお尋ねをいただきました。まず、1点目の「平成24年度から中学校で必修化される武道導入に伴い実施する柔道の事故防止対策について」お答えいたします。平成24年度から新しい中学校学習指導要領が全面実施され、保健体育の第1学年及び第2学年において武道が必修となりますが、訓子府中学校では移行期間中の平成22年度入学生から、柔道を授業に取り入れ、全面実施に向け準備を進めてきました。武道の必修化が間近となるに伴って、柔道については、全国的には、部活動の最中などに重大な事故が起きていることなどから、広く安全性の確保を求める声が上がっております。まず、武道の指導で重視されている考え方をお示しいたしますが、大きく3点ございまして、1つ目が他のスポーツに比べ「修養的」「的」目的を強く持っており、2つ目が自己を制御するとともに相手を尊重する態度を形に表す「礼法」を重視し、3つ目が試合を行う者同士の関係は「人間としてのあり方」を学び合う仲間であり、試合の勝負のみにこだわることはむべきとの考え方が重視されています。以上のような考え方を踏まえ、授業の進め方として実施時数や生徒の実態等に応じて、安全性を重視した指導マニュアルを作成し指導内容を明確にして、生徒の理解を深めてまいります。既に学校だより2月号別冊により指導概要を保護者にお伝えしましたが、指導マニュアルなどの関連情報を引き続きお示しするなど不安を取り除く努力をしてまいります。また、実際に指導にあたる体育教師の研修につきましては、北海道教育委員会が既にリーフレットを活用するなどして、安全対策を含めた説明会、講習会を実施しており、本町の教師も参加し、武道指導の留意点、課題などを研修しております。さらには、今後の授業においては、万全を期すためにも、チームティーチングやスクールサポーターの導入など授業支援について、学校に検討を指示しているところであります。武道を含めた体育活動は、事故やけがが発生する危険性を常にはらんでいますが、指導に当たる教員には「体育にけがはつきもの」との考えは排除し「けがは指導者、生徒の努力で回避できるもの」という基本認識に立ち、安全管理や安全指導の徹底を図ってまいりますのでご理解をお願いしたいと思います。2点目の「学校の情報の一元化」についてのお尋ねは、いわゆる「公立学校校務支援システム」の関係かと思いますが、この目的につきましては、学校や児童生徒のさまざまな情報をデジタル化し、教師間で共有することで通知表の作成など教職員の事務負担を大幅に軽減させ、子どもと向き合う時間の確保やきめ細かな指導を実現することにより「教育の質の向上」「教員のゆとり確保」「学校経営の改善」を目指すものであります。北海道教育委員会では、平成24年4月からの運用開始に向けて、説明会や意向調査などを実施し、全道統一システムの構築を目指し進めてまいりましたが、学校現場では導入を望む動きが弱い上に、システム運営や維持・改良等の費用負担も生じることから、全道的に「様子見」の状況であります。道立高校では、この4月から運用が開始されると聞いておりますので、その運用状況や近隣の動向を確認しながら、導入の可否を検討していく考えであります。以上、お尋ねのありました2点につきまして、お答えいたしましたので、ご理解を賜りたいと存じます。
質問 7番 小林一甫
ただいま、教育長からご答弁をいただいた訳でありますが、何点かお伺いをいたしたいと思います。特に、この必修化について、特に、柔道ですが、今日も報道に出ておりましたように全道で12件発生し、1人が半身不随で重体だというようなことが報道されておりました。新たに取り組んでいく中で、いろいろと問題はあると思いますが、その前段できちんとした事故の対応なり、また、指導の方法なりをきちんと教育委員会から示していかなければならない部分であろうと思います。万が一、事故が発生した場合、教育委員会はもちろん、町も我々も含めて、その責任をとっていかなければならないというような部分も出てくるのであろうと私は思います。そこで柔道について、お伺いをいたしたいと思うのですが、現在、柔道を指導できる先生は何名おられるのか。特に、女生徒に対しては、どのような指導方法をしていくのか。さらに、安全確保のために、柔道ですから、正しい受け身や技の指導、または、医学知識を学んだ指導者が必要であろうと思います。いろいろな事故が発生した時に、ただちに対応できるような体制づくりが、きちんとされているのかもあわせてお伺いをいたしたい。
答弁 管理課長 山内啓伸(管理課長は2015年3月まで)
柔道の指導に関する再質問でございますが、まず、指導者については、体育の教師ということで1名指導している形でございます。この指導にあたりましては、教育長の答弁の中にもありましたように教育局でも安全対策を重視した講習会を既に何度も実施しておりますし、該当する先生もその講習会に出席することによりまして、いろいろなパンフレットなどを活用し、事故のないよう安全な授業の取り組みについて学んでいくというところであります。特に、女子生徒についても、今回から男子だけではなくて授業で学ぶということになりますが、これについてもマニュアルの指導方法やその評価などの中においても、女子についての身体面、あるいは心理面、あるいは技能面での男子との違いということも十分に考慮して指導にあたるような指導方法についても別途マニュアルを策定するなどして研修を受けているというところでございますので、そこら辺は、きちんと研修を受けた中で、授業が進められるというように理解しております。また、けがの医療については、特別な取り組みはありませんが、今言いましたとおり修得度に応じた取り組みを選択するということで、けがのしないような形で取り組みをして、よく報道で言われていますが、重篤な事故というのは、もうほとんど部活動ということで、中学校の授業での死亡になるケースというのは、かつて昭和の時代に1件、それも何か心不全か何かで亡くなったというケースがありますが、もちろんそういうことは心配しなければなりませんが、むしろそういうことが起こらないような形での指導体制を進めていくということでご理解いただきたいと思います。
質問 7番 小林一甫
ただいま、答弁をいただきました。指導できる先生は1名ということでありますが、助手の先生をつけるとか、そういう部分はあるのかどうか。それと今回の報道の中で重篤になった生徒は女子生徒ということであります。これに対しては、特に、はじめての生徒ばかりだと思いますが、十分に配慮し、また、特に、助手を増やしていくというようなことも考えていかなければならないのではないかというような気がいたします。医学知識を学んだ指導者というようなことは、少し無理かと思うのですが、その研修の中で十分指導する先生方は、研鑽を積んでいることと思いますが、さらに教育委員会から事故のないように申し入れをしていくべきではないかなというような感じをいたします。万が一の事故の対応については、多分いろいろ話し合っていると思いますが、訓子府にも救急車も配置されていますので、消防との連絡も密にされていたほうがいいのかなというような感じをいたします。もう1点は、情報の漏えいの対策は万全かということでお伺いいたしたいのですが、これはどこにメインサーバーを置いて、そこからどういうような形で情報が訓子府まで入ってくるのか。今はⅰPad(アイパッド)を使えば、本当にすごい情報網がありますが、やはり使い方というか、扱い方、簡単に持って帰れるような状況になって、万が一、置き忘れとか、何かで事故にあった場合の対応といいますか、その辺まで考えていかなければ、この情報に関しては、十分過ぎるものは決してないと思います。簡単にハッカーが情報を収集するということもいろいろな部分で出ておりますので、その辺のことも十分考えていただきたいと思います。その辺はどうなのでしょうか。
質問 7番 小林一甫
ぜひお聞かせください。
答弁 管理課長 山内啓伸(管理課長は2015年3月まで)
前段のほうなのですが、助手などの関係につきましては、教育長の答弁の中で、チームティーチングという話をしましたが、複数で見られるような形も学校には今検討していただいている。あるいは、スクールサポーターも利用することを学校で検討しているということがありますので、今もきめ細かくやっていますが、これ以上にきめ細かい指導をやっていきたいと思いますし、当然、女子についても同様にやっていきたい。年間8時間程度ということですので、この報道にのっていたような大外刈りでドンといくような、そういった指導まではいきませんので、いわゆる部活とは全く違うということで、それもご理解いただきたいというように思います。それと今の校務支援システムの関係なのですが、これについては、特に、セキュリティ面で心配されていたと思いますが、これについては、まだうちのほうでは導入する訳ではないので、詳細には調べている訳ではございませんが、逆にデータを一元管理するということで、学校にパソコンに残らないというようなことがございますので、今よく車に置き忘れたなどのトラブルがありますが、そういったことが逆に起こらないのかなと思います。総務省のガイドラインで最高のセキュリティがパターン1というみたいなのですが、これを十分にクリアできるようなセキュリティシステムだというように聞いておりますので、もし導入するにあたりましては、再度きちんと検証はしますが、逆にセキュリティ面では安全なのかというように理解しています。
質問 7番 小林一甫
ただいまの漏えい対策について、答弁をいただきました。データを学校に置かなければ、それで済むというようなことでは多分ないと思うのですが、データは多分残って、メインになる部分は、集中的に管理するところに送るということだと思いますが、私が心配するのは、先ほど答弁いただきましたが、やはり学校で処理できない部分を持ち帰るというようなことが出てきた場合の管理ですが、その学校で例えばコンピュータを1台、1台点検して、データが残っていないか、その辺の確認はこれからも必要なのかなと思いますが、その辺はどうなのでしょうか。
答弁 管理課長 山内啓伸(管理課長は2015年3月まで)
まず、1つは、現状に置きましても、データを持ち帰るというようなことは一切できないような形で対応しているということはご理解いただいた上で、このセキュリティシステムが入りましたら、これについては、先ほど申し上げましたが、要するに、いわゆるこの中にインターネットからはアクセスはできないような仕組みになっています。全部を勉強している訳ではないのですが、おそらく基礎的なデータ、個人的なデータについては、データセンターにあったものを引っ張ってきて返すというような形で、おそらくそういう形で中には保存できないというか、持ち帰ることができないようなセキュリティになっているということなので、心配ないのかというように先ほど申し上げたとおり総務省のガイドラインのセキュリティのパターン1と言うことですので、そこら辺は問題ないのかなというようには今の時点では理解してございます。
質問 7番 小林一甫
教育委員会の部分については、以上で質問を終わらせていただきますが、特に必修科目の柔道につきましては、事故防止のために最善の努力をお願いしたいと思います。以上で質問を終わります。