訓子府町議会 平成18年第4回定例会 2006年12月20日
子どもを取りまく環境の変化と教育に係る制度等改正による影響と対策
2006年12月20日、訓子府町議会の一般質問で、上原豊茂議員が「子どもを取りまく環境の変化と教育に係る制度等改正による影響と対策」について質問し、教育長 小野茂、管理課長 平塚晴康が答弁しました。
- 質問者
- 上原豊茂 議員
- 答弁者
- 教育長 小野茂、管理課長 平塚晴康
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 上原豊茂
私の一般質問を通告に従って進めてまいりたいと思います。1点目は、子どもを取りまく環境の変化と教育に係る制度等改正による影響と対策についてであります。情報化が進み効率を求める時代背景の中で、人間関係が希薄化し孤立化していると考えております。かつて、子どもが群れると悪いことをするといった時代がありましたが、人との交流が多いことで悩みが解決し力が湧いて着実に大人へと成長したと感じています。今は、自らが望まなくても様々な情報が耳、目へと飛び込んでまいります。このことは、取捨選択の能力が充分でない子どもにとって正しくない方向への誘いとなり、心の成長阻害要因となっているのではないかと思っております。大人社会が検証し、対策を考えるべきと考えるところであります。また、マスコミでも取りざたされている教育基本法の改正を始め、教員資格制度の見直し・学校選択制度・学校の格付の導入、さらに高等学校の再編が子どもたちにどのように影響するのか、その有無を検討し、現状の再認識と共に将来に向けての対策を取る必要性を感じ、次の点について考えを伺いたいと思います。1点目は、子どもの安全・安心を確保する対策についてであります。2点目、健やかな子どもの成長を願う教師・保護者、社会がそれぞれに担うべきことが何なのか。3点目、国・道の施策変化が当町の教育現場に与える影響がどうなっているのか。また、その対策についてどう考えているのか。4点目は、課題解決のための教育現場と教育行政の連携の取り方をどのように考えておられるのか伺いたいと思います。
答弁 教育長 小野茂(教育長は2007年9月まで)
ただいま「子どもを取りまく環境の変化と教育に係る制度等改正による影響と対策」について、4点にわたってお尋ねありましたことにつきましてお答えさせていただきます。1点目のお尋ねでありますが、子どもたちを取りまく環境は、社会情勢の大きな変化の中で、様々な影響を受けており、特にいじめ・不登校・虐待・不審者問題などが大きな社会問題となっております。このような中で、子どもたちが安全・安心な学校生活や日常生活を送るために、竹の子クラブなどの「安全・安心な子どもの居場所づくり」や「子ども安全パトロール隊」の結成など、地域の力をお借りしながら犯罪を起こしにくい環境づくりを、また「安全・安心な学校づくり」では、「事件はいつ、どこでも起こり得る」との危機感を持ちながら、児童生徒への安全教育の充実・指導の徹底や指導体制・危機管理体制の充実、保護者への情報提供など、学校・家庭・地域・関係機関・団体等が連携協力し取り組んでいるところであり、今後もより一層、取り組みの充実等に向けていく必要があるものと考えております。また、緊急な課題として、アスベスト対策などの安全・安心な学校施設づくりにも目を向けていく必要があるものと考えております。次に、2点目のお尋ねでありますが、子どもたちの健やかな成長は、学校・家庭・地域社会がそれぞれ適切な役割分担を果たしつつ、相互に連携して行われることが重要であると考えております。学校においては、子どもたちや地域の実情を踏まえ、特色ある学校づくりや地域に開かれた・信頼される学校づくりを進めるとともに、特に日々子どもたちに接している教職員が担う役割は大きく、子どもたちへの深い愛情と使命感を持ち、豊かな人間性や社会性、さらに高い指導力を身に付けるなど、教育の専門家としての資質・能力の向上を図る取り組みの充実により一層努めなければならないものと考えております。また、保護者においては、家庭がすべての教育の出発点であることを認識願い、社会で生きていく上での前提となる生活習慣、他人を思いやる心、善悪の判断などの基本的な倫理観を身に付ける場であるとともに、温かい愛情に包まれた場として、子どもの「心のよりどころ」であることが必要であると考えております。さらに社会においては、子どもの育ちや家庭、地域の子育てを補完し支援する責任と役割を担うものと考えております。特に地域社会では、地域の大人の教育力を結集し、子供たちが様々な体験活動等を通して、心豊かに健やかに育っていけるような場であること、さらには家庭が孤立化の傾向にあることなどから、保護者同士のネットワークづくりなど、地域の中で子育てしやすい環境づくりに努めていくことも必要であると考えております。次に、3点目のお尋ねですが、学校では次代を担う子どもたちが、どんな社会の変化にも対応し、心豊かにたくましく生きていくことができる人材の育成を目指し教育活動を展開しています。このような中で、様々な教育改革が行われ、また行われようとしております。しかし、学校現場からは改革が早すぎることから、制度の内容がよくわからない、導入後の学校負担についての不安や戸惑いなどがありますが、教育改革は待ったなしで進められていくものと考えますので、この現実を受け止めて、学校も私どもも日頃から国・道等の動向を注視しながら、必要な対応等に向けていかなければならないものと考えておりますのでご理解願います。次に、4点目のお尋ねでありますが、現在の学校教育には様々な課題がありますが、その解決に向けて中心的な役割を果たすのは学校であり、校長のリーダーシップの下で教職員が一致協力し、組織的に学校運営を進めていかなければなりません。また、教育行政においては、学校の設置者として学校の状況を常に把握し、学校が充実した教育活動を展開できるよう各学校を支援していくことが不可欠であると考えております。特に、学校において大きな事故の発生など緊急の事態が生じた場合は、教育委員会がリーダーシップをとり、対応を図っていくことが必要であると考えております。このようなことから、定例校長会・教頭会の開催、教育委員による学校訪問の実施、授業参観など、教育現場と教育行政が常日頃から連携を図り、子どもたちが「心豊かでたくましく健やかに育つ環境づくり」により一層努めていかなければならないものと考えております。また、教育を取りまく諸情勢が急速に変化している今日において、各学校が自らの判断と責任で教育活動が円滑に展開できる環境づくり・条件づくりに向けて、国・道等の動向を見極め、学校との連携をより密にしながら、必要な対応等に向けていかなければならないものと考えておりますのでご理解願います。
質問 9番 上原豊茂
4点についてのご回答をいただきました。それぞれ今の現状の中で、何をすべきかという方向性を示していただいたものと思いますけれども、子どもの安全・安心を確保する対策については、確かに様々な状況を把握し、その安全を確保できる環境づくり、それにベストを尽くしていくということであります。最もなことだと思いますけれども、なかなか連携を取るという点では充実した活動を目指して活動していると、行動しているというふうに思いますけれども、つながりを持つという点では、多少厳しいところが見えるのかというふうに感じているところであります。特に昨今、そのいろいろな事件等がありますし、マスコミの報道等でもいろいろと取り立たされている問題もあります。それをして、家庭の中では知らない人には話をかけるなとか、近寄るなとか、そういうのが一般的に子どもに植えつけられている現状でないかと思うわけであります。そういうことをして考えますと、子どもを守るという点で、地域だとか、その社会全体で子どもを守るということが成り立たなくなるのではないかなというふうに私は危惧するわけであります。それで、まずここで大切なのは、大人社会が子どもたちをどう育てるかという共通の認識というものを確認していくと。そこから始めなければならないと思うのですけれども、そういう大人社会の子供から信頼される大人社会というものをつくるべく動きと言いますか、そういう対策なんかは考えておられるのでしょうか。
答弁 管理課長 平塚晴康(管理課長は2009年3月まで)
ただいま議員から言われたことでございますけども、子どもから信頼される大人社会ということで、非常に課題としては重い部分でございますけども、今後、今言われたことも含めまして、学校、それから保護者も含めまして、検討させていただきたいというふうに考えておりますのでご理解をいただきたいと思います。
質問 9番 上原豊茂
いろんな意味では、こういう対応については、早急に立ち上げていくということが重要でないかというふうに思います。訓子府の教育行政の中では、先ほども教育長のご答弁にありましたように、アスベスト対策等子どもの健康にかかわる対策についていち早く取り組むという、そういう姿勢というのが訓子府の教育行政の基本的な表れでないかというふうには感じておりますけれども、心の問題というのがなかなか我々大人社会でもそうですけれども、子どもと大人が心を開いて対話すると、先ほど言いましたような信頼関係をきちっと積み上げていくということが、今いろいろな問題が問われている中で最も大事なことだろうと思いますし、先ほど次のことで回答にもありましたけれども、子育てが家の中でと言いますか、個々の家庭の中でどういう状況にあるのかと。要するに先ほど言いました、横の連携の関係ですけれども、なかなか家庭の中のいろいろな状況、子どもを中心とした様々な現象について掌握しかねるというのが実態でないかと思いますし、個人情報保護法なるものによって隠されていく部分というのが多々あるかと思います。そういう部分に対して、子どもの安全・安心という確保の面からいかに以前の教育行政に対する質問でも考え方をお聞かせさせいただきましたけれども、子育ての悩みを吐き出す場面と言いますか、自然な形で意見交流ができたり、状況を交換したり、そういう育てる側の安堵感と言いますか、そういうのを持てるようなそういう対策をとる必要もあろうかと思いますけども、それについては着実に前進しているのでしょうか。
答弁 管理課長 平塚晴康(管理課長は2009年3月まで)
今、お尋ねのありました子育て悩みを吐き出すと言うか、その体制ということでございますけども、現在、保育所・幼稚園におきましても、月1回の子育て相談日ということで相談を受けておりますし、また、朝それから帰りの部分で保護者から相談を受けるというような体制。玄関口まで保育士、それから幼稚園教諭が迎えに行きますので、そのときにも悩みとそれから相談等ということで受ける体制にもなっております。また、学校におきましては、それぞれ保護者からの連絡、それから相談、例えば中学校では教育相談も行っておりますので、そういう体制は整えているということでございますし、また社会教育のほうでは、親と子のための教育相談の毎月実施しているというような状況でございまして、まだまだこれでいいというわけではございませんけども、今後も、さらにこの相談体制が充実できるように検討してまいりたいというふうに考えてございます。
答弁 教育長 小野茂(教育長は2007年9月まで)
ただいまの課長の答弁にちょっと補足をさせていただきますが、実は昨日、山本議員からも質問をいただきましてように、これからのやはり子育てしやすい環境づくりというふうなことでは、やはり今後さらに子育て支援対策等の充実が必要なのかなと考えているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 9番 上原豊茂
それぞれが関連してきますので、交錯するところがあろうかと思いますけれども、2点目のそれぞれの学校、保護者、社会、それぞれが担うところという点でありますけれども、学校には特殊性ですとか、その指導教師に対する指導力だとか、そういうものを求められているというのも実態かと思いますけれども、この3者がそれぞれ情報をどういうふうにして交換、提供し合えるのかというところが重要なポイントになるかと思うのです。確かに、教育長が答弁されておりますように、家庭が子どもたちの基本的なその人間としてのルール、そういうのを身に付ける出発点であろうと思いますし、先ほどもありましたように、家庭の中の悩みをしっかりと消化し、子どもたちを大きな温かい心で守れる、包み込める、そういう家庭というのを作り上げていくべく、その行政側のサポートというのが必要かと思います。教師が担うべきものというのは、それぞれ一番その学校における子どもの状況というのをそれぞれに把握しているわけでありますから、学力ということを中心にして考えれば、最もその子どもにあった効果的向上策というのをとっていける、そういう立場にあろうかと思います。そういう点では、まずはその学校の中で教師がいかに自分の能力を100%、120%発揮できる環境をつくってやれるかというのが大切になってこようかと思います。また、社会においては、先ほども申し上げましたけれども、大人と子供の信頼関係、まずは私感じるのですけれども、意図的に私は子どもと接するとき、中学生、小学生の子ども、また小さい子どもと会うときに私のほうから声をかけるように努力をしているつもりであります。そのときに、まずほとんどの子どもがちゃんと挨拶を返してくれます。それで信頼関係が結べたなんて思ってはおりませんけれども、まず大人社会が子どもたちにどう働きかけるのか、それを私たちがそういう形を、かつて私たちがそれが当たり前とされたようなその社会的ルールを壊してしまったわけですから、私たちが逆に作り上げていく、そういう働きかけをしなければならない。それは私の子どもたちを中心とした社会の使命だろうというふうに思いますし、いずれにせよ、将来を担う子どもたちに対する私たちができるべきこと、それを最大限に努力する。その中心が教育行政であるべきだというふうに思いますけれども、この学校の環境づくりという点については、何かを考えがあればお聞かせいただきたいと思います。
答弁 教育長 小野茂(教育長は2007年9月まで)
ただいま学校における環境づくりというふうなことでございますが、先ほども申し上げましたように、やはり日々子どもたちと接する先生方のあるべき教師像と言いますか、そういう面では教育に対する強い情熱、それから教育の専門家としての確かな力量と総合的な人間力というふうなことで言われておりますが、本町の先生方につきましては、非常にその点、最近特に校内研修なり、資質の向上に向けて学校内全体でそういう課題等につきまして取り組んでいるというふうな状況でございまして、今後とも私どもとしましては、積極的に各種研修等に参加していただき、それを子どもたちに還元いただくような、また、そういう研修の場を大いにもっていただくようなそういう方向性も考えていく、さらにより子どもたちの教育環境をつくっていくようなそんな環境づくりを進めてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 9番 上原豊茂
いずれにしても子どもたちが安心して、それで伸びやかに生活できる環境づくりというのは、我々に課せられた課題だと考えますので、我々も含めていろいろな意見交流をしながら一つの子どもたちが望むと望まないとに関わらず、爽やかな笑顔が蘇ってくるような、そういう環境づくりに努力していきたいというふうに思っております。それで、次の施策の変化が教育現場にどのような影響を与えて、どう対応するのだということでありますけれども、教育長の答弁の中にありましたように、非常に速いスピードでそれぞれの法律等も含めた改正が進められております。しかし、教育というのは30年、50年、100年というスパンで変化していくと言いますか、結果が出てくるということだと思うわけであります。そういうふうにして考えますと、あまりにも猫の目のように変っていく教育体制というのがそれでいいのかどうか、私は疑問を感じているところでありますけれども、いずれにしても、今学校の教育現場、学校の先生たちにとっては、その変化とともに様々な問題、このあとまた小林議員からの問題提起もありますけれども、それらも含めて課題山積しているという状況の中で、実際には、先般学校の先生とも話をする機会がありました。非常にしんどい状況にあるというのが実態なようです。一般的には、子どもが帰ったら先生は何もしなくていいと。もうあとは自由な時間だというふうにとらえがちですけれども、昨日のテレビ報道の中でもありましたけれども、まず帰宅するのが午後9時、午後10時になると。いろいろな子どもたちとの関わりとあとの処理と言いますか、その子どものいろいろな観察も含めた次の授業に対する準備も含めて、そういう時間帯になるというのが実態なようであります。そういうことを考えると、ここでサポートできるのは、まさに教育行政を受け持つ教育委員会等の位置づけでないかというふうに思うわけであります。ここで実際に訓子府の教育現場で、例えばその学力テストによる学校の格付けをしようという話も全国的に出ておりますし、またそれによって、その学校の選択制度。これは平成15年3月に規則改正、学校教育法施行規則が改正されたことによって、制度が改正されましたけれども、そういう意味でこれらが進んでくると訓子府の教育現場にどういう変化が起きるか、その辺をどう予測しているのか、お聞かせいただきたいと思います。
答弁 管理課長 平塚晴康(管理課長は2009年3月まで)
学力テストの関係でございますけども、これにつきましては、来年の4月に全国的な学力テストが行われるということでございます。そういったことで、その学力テスト自体については、現在の水準の維持向上の観点から各地域における児童生徒の学力・学習状況を把握・分析することにより、教育及び教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るということで実施されるようでございますけども、いずれにしても、全国的な調査ということでございまして、本町におきましても、これに基づきまして実施するということで今進めておりますけども、ただ、この中でも今議員言われました格付けということでお話がありましたけども、実際上にこれも制限がございまして、公表だとか、情報の提供という部分ではかなり制限がされている部分もございますし、また市町村、それから学校に判断を委ねられている部分もございまして、そういったことでこれらの影響というか、改善を図るということが前提でございますので、これに基づいて進んでいくということでございます。それから学校選択制の関係でございますけども、これにつきましては議員言われましたように、平成15年からの改正でございますけども、現在は本町の場合は中学校は1校ということでございますし、それから小学校は2校ございます。実際、これも市町村の判断でできるということになっておりますけども、現在小学校では、居武士小学校と訓子府小学校ということで、互いに人数的にもぎりぎりの部分もございますし、また存続の問題も出てきますので、これについては慎重に、また今後の推移を見ながら対応していかなければならないのかなというふうに考えてございます。
質問 9番 上原豊茂
学校選択制度の関係ですけれども、今町内にはという限定でお話がありました。これは私の認識ですと、その市町村の枠を越えた学校選択が可能だというようなとらえ方をしているわけですけれども、その辺についてはいかがなものでしょうか。
答弁 管理課長 平塚晴康(管理課長は2009年3月まで)
私が今言いましたのは、学校市町村の域内ということでございます。もしかしたら議員が言われているのは、まだこれ検討中だと思いますけども、教育バウチャー制度というのがございまして、これは「教育費を証票・利用券」、バウチャーと言うのですけども、それで保護者に交付することによって、子どもが通う学校の選択ができるという制度。これは、今の安倍内閣の中で話が出ている部分だと思います。制度は、この分ではされていないというふうに私は認識しているのですけども、先ほどの学校選択制ということは、改正されましてできるようになっていると。これはあくまでも、市町村域内という形だと認識しています。
質問 9番 上原豊茂
私の勉強不足もありますので、ちょっとその辺のやりとりについてはさらに深めることはできませんけれども、いずれにしましても、学力テストをもって学校の格付けが一定になされるということは、確かに公表はしないということを前提としても、当然それぞれの地域の教育行政関係者からそれぞれの学校に対して叱咤激励が飛ぶということはあろうかと思います。これらをして考えますと、根本的原因、学力の差がある根本的なものをどう認識するかというところで大きく変わってくると思うのです。私がいろいろな情報を持って、以前もお話したことありますけれども、いわゆる不利な教育環境に置かれた層が学力の低下を招いているという学力低下の状態にあるのだというふうに、いわゆる社会各層がその学力二極分化を生んでいるのだというふうに言われております。そういう点では、まずその学力の結果による問題をとやかく言う前に、基本的な問題、その根っこの部分を解消するということが大切かと思いますけども、その辺についての認識はいかがなものでしょうか。
答弁 管理課長 平塚晴康(管理課長は2009年3月まで)
今、お尋ねありました基本的な部分ということでの改善ということでございますけども、いずれにしても、これは今の学力の問題でいきますと、それぞれ学校でも日々学力の向上に向けて努力をしているところでもございますし、今後もそれに向けて対応していくことになろうかと思いますけども、議員言われたように、非常にその学力テストとのことということでいきますと、かなり非常に難しい部分はございますけども、いずれにしても、私どもも含めまして、学校と連携図りながらそれぞれの子どもたちの学力向上に向けて対応していきたというふうに考えてございます。
質問 9番 上原豊茂
教育の関係に関する課題というのは、あまりにも枝葉が多くて難しい部分がたくさんあろうかと思いますけど、いずれにしても最初に言いましたように、次代を担う子どもたちでありますから、可能な限りの環境整備というところに努力をしていただきたいというふうに思います。また、先ほども関連した形で質問させていただいておりますけれども、教育現場と教育行政の連携の関係でありますけれども、この問題に対しては立場が違うと言いますか、教育現場に対して指導するという位置関係にあるのかというふうに私は教育行政機関を認識しているわけでありますけれども、そういう形で見ていきますと、先ほど申し上げましたように、非常に時間が窮屈な状況に置かれている教育現場、教師の混乱というところから、本当にその子どもたちに適切なその対応ができているのかという不安を感じるわけであります。やっぱり時間をかけて子どもと対面しなければならない、そういう場合もたくさんあると思うのです。これは最初に言いましたように、効率化を求めていくがゆえに欠落する部分。要するに、その中にない教育現場に内在している課題を無視して、例えば数字で出てくる結果、それに終始して点数を付けるということが起きるのではないかというふうに危惧しているわけであります。大事なのは、あまりにも一つひとつの事象に対して、現場の教師にその指示をすると言いますか、もちろん過ちは過ちとして正していくということは必要かと思いますけども、子どもとの関わりの中でどうなのかという確認をして進めていくべきだと思いますし、その先生たちが少しゆとりの持てるそういう教育行政としての支援というのは考えておられるのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。
答弁 教育長 小野茂(教育長は2007年9月まで)
先ほども申し上げましたように、今国会で教育基本法が改正になったと。これから関連法令の改正、または教育振興基本計画が策定され、具体的にこれから進んでいくというふうなことで理解しているものでございますが、先ほども申し上げましたように、改革が非常に早すぎると。そして、範囲もものすごく広いというふうなことで、学校現場では本当にその制度の内容が熟知できないと。そういう問題現実的に今ございます。そういうような観点からも、私どももいろいろな情報収集しながら学校と一体となって、この諸情勢を乗り越えていくと。そして、本町の子どもたちが決して悪い条件下の中で教育を受けるということでなくて、より他の町とも比較しても劣らない、そんな教育環境づくりに努めてまいりたいというふうに考えております。
質問 9番 上原豊茂
先ほども申し上げましたように、教育の様々な課題については、時間がいくらあっても足りないだろうというぐらい多く広いというふうに認識しております。いずれにしても、我々が担える部分というのをしっかり担っていくということが大切かと思いますし、この先ほどから私が申し上げている教育現場の状況、これは私は又聞きでありますから事実に必ずしもマッチしたものではないかもしれません。でも、実際に混乱しているという事実と、教師自身が非常にうつになるような状況に置かれているのが実態だというふうに私は認識しておりますので、これらの状況を社会的共通認識として持てるような、そういう教育行政としての支援も必要ではないかと。要するに、広報活動と言いますか、父兄も含めて共通認識に立っていくということが子どもたちの将来に向けての我々ができる手の差し伸べ方でないかというふうに考えております。また、先ほども申し上げましたように、効率的な現場における効率的な事業づくりを可能にする条件整備と、教師を支援する視点づくりに、訓子府の教育委員会として奔走していただきたいということをお願いして、この件に対する質問を終わりたいと思います。