訓子府町議会 平成18年第2回定例会 2006年6月21日
ふるさと銀河線の跡地利用の考え方と資産の処分の考え方について
2006年6月21日、訓子府町議会の一般質問で、小林一甫議員が「ふるさと銀河線の跡地利用の考え方と資産の処分の考え方について」質問し、町長 深見定雄、企画財政課長 佐藤正好、教育長 小野茂、管理課長 平塚晴康が答弁しました。
- 質問者
- 小林一甫 議員
- 答弁者
- 町長 深見定雄、企画財政課長 佐藤正好、教育長 小野茂、管理課長 平塚晴康
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 小林一甫
通告に従いまして、一般質問をいたします。今回は2点にわたりまして、お伺いいたしたいと思います。まず、1点目につきましては、ふるさと銀河線の跡地利用と資産処分の考え方について。日にちの経つのは早いもので、ふるさと銀河線の廃止から2ヵ月が経過しようとしております。廃止直後から警報機、遮断機、踏切部分のレール、枕木の撤去が行われ、私どもの考えよりも数段早く整理に向けての作業が進んでおります。第3セクターであった「北海道ちほく高原鉄道株式会社」の清算及び財産処分については、その出資者たる沿線住民への十分な情報開示と説明責任を果たすのが、取締役として参画していた町長の責務であると考えます。また、地元の活性化のために廃線後の跡地利用を考えるべきと思いますが、以下何点かについてお伺いをいたしたい。1点目につきましては、踏切の整理についての協議はいつ行われたのかお伺いをいたしたい。2点目には、新聞報道で清算管財人が決まったと報道されているが、どのような人が選任されたのか。また、どのような業務を担当するのかお伺いをいたしたい。3点目には、沿線地域から廃線路の活用の構想が出される前に、レール等の撤去が決定された場合でも、廃線路活用の申し入れがあったとき、受入れるか受入れないかの対応はどう進めるのかお伺いをいたしたい。4点目には、跡地利用に関しましては、陸別町の動態保存事業に続き、置戸町のトロッコ列車の構想が出されておりますが、当町では跡地利用について協議された経過があったのか。また、商工会と話し合いをされたことがあったのかお伺いをいたしたい。5点目には、この6月24日に株主総会が開催されますが、6月4日の取締役会で総会に向けてのたぶん対応がされたのではなかろうかと思いますけれども、住民の方に特にこの部分を理解をしてほしいというものがあればお伺いをいたしたい。以上、5点についてご質問いたします。
答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)
ただいま、ふるさと銀河線の跡地利用の考え方と資産の処分の考え方について、5点のお尋ねをいただきましたのでお答えいたします。まず、1点目の「踏切整理にかかる協議時期」についてでありますが、会社からは本年3月29日に北見市で開催されたふるさと銀河線沿線自治体等連絡協議会において、鉄道事業終了後、速やかに撤去を行う旨の説明があり、加えて道路を管理している各市町においては、踏切標識等を速やかに撤去するよう、北海道公安委員会から指導を受けている旨、説明がありました。なお、踏切部分の鉄道施設の撤去は、道路の安全性を確保する上で当然のことであると考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。次に、2点目の「会社解散後における清算人」についてでありますが、議会冒頭の行政報告でも申し上げましたとおり、北海道の新幹線・交通企画局長と沿線首長のほか、北見商工会議所副会頭、弁護士、公認会計士の合わせて11名を清算人候補者として、6月24日の株主総会に提案することにしております。次に、3点目の「廃線路活用の申し入れがあった場合の対応」についてでありますが、基本的には会社の財産でありますので、会社解散後に設置される清算人会が判断することになりますが、その申し入れの内容が公共の利益を害さず、かつ、将来にわたり適正に管理いただけるものであれば、町としても会社に働きかけることは可能と考えます。次に、4点目の「跡地利用に関する協議経過」についてでありますが、本町におけるふるさと銀河線の跡地につきましては、ご案内のとおり、ほぼ300間ごとに道路で分断されていることから、他町のような鉄道施設を活用した跡地利用は難しいといえますので、今後の会社の処分方針を見極めながら利用方法を検討してまいりたいと考えております。また、日ノ出駅や訓子府駅の構内につきましても、今日の財政状況を考えますと、例えば、直ちに公園化するといったようなことにつきましてはなりませんので、時間をかけて検討していきたいと考えております。いずれにしましても、将来的な跡地利用や適正な管理のことを考えますと、更地にすることが望ましいと考えております。なお、この件に関し、商工会と協議した経過はございません。次に、5点目の「株主総会に向けて、特に住民の皆さんにご理解いただきたい事項」についてでありますが、お尋ねのあった取締役会として、確認したものはございません。ただ、あえて申し上げるとすれば、現時点で一部の団体が表明しているような鉄道事業の継承を申し出ている事業者はないこと。また、鉄道施設の撤去や売却については、清算期間中に行うことになっておりますが、少しでも有利な条件で処分するなど、一般株主の利益を損なわないようにすることが、法律上求められており、そうした観点で弁護士等とも相談しながら会社の清算事務を適法に進めていこうとしておりますことをご理解賜りたいと存じます。
質問 12番 小林一甫
ただいま5点にわたってご答弁をいただきました。そこで何点かについてお伺いをさせていただきたい。今年の3月29日の連絡協議会の中で、踏切の整理については協議されたと言いますか、会社からの説明があったということでありますけれども、あまりにも早いというようなことで正直言ってびっくりしたところであります。最終列車過ぎた途端に封鎖がはじまったということで、このことについて何かやりきれない部分が私の頭の中に未だ残っておるところであります。前回の定例町議会の中でも、橋本議員がせめてレールの撤去は2年間待っていただきたいというようなご質問された経過があったわけでありますけれども、先ほど交通の関係からいち早く撤去したということでありますけれども、そのほかに何か要因があればお伺いをいたしたいと思います。一つひとつ再質問させていただきますので、まず、この点についてお伺いをいたしたい。
答弁 企画財政課長 佐藤正好(企画財政課長は2009年3月まで)
ただいま銀河線の踏切部分の撤去について、あまりにも早すぎるのでないかというようなお尋ねがございました。踏切部分だけの撤去で申しますと、先ほど町長の答弁の中でありましたように、やっぱり交通安全対策上のこともあります。そして、会社としても、公安委員会とか、警察のほうから早急な対応ということで指導がきているようでございます。道路管理上から申しますと、何せ人が出入りできないような状態をつくらなければいけないということがございます。当然、道路河川の管理上のことからそれぞれ侵入防止策みたいなもの設置したところでございます。現状なるほどなと思って見ていたのですけれども、例えば踏切をそのままの状態にしておきますと、レールがあるうちには必ず一旦停止をしなければならないということがあるようです。ですけれども、中には線路封鎖していますから一旦停止しないで通る車もあると、場合によってはそれを追い越していく車もあるというような実態もございました。そして、また場所によっては凸凹という部分で、万一速度が出ている場合には事故の可能性も出てくるというようなことを考えますと、指導のあったことも何か理解できるような気がいたします。特に、撤去そのものを速やかにやったというのは、それ以外のものはなかろうかと思います。あと、その踏切面以外の部分で申しますと、案内標識等ももう最終列車要った途端に撤去していたのですけれども、それは盗難防止という観点で進めているというふうに聞いておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 12番 小林一甫
ただいま答弁あったわけでありますけれども、交通安全上の観点から、または公安委員会の指導のもとで早急に撤去しなければならなかったということは理解はできます。理解はできるのですけれども、やはり最終列車が通過した途端にそういうような処置を取られたことについては、ちょっと私としては納得のいかない部分があるものですから質問したわけであります。ほかに要因がないようでありますので、この件につきましては、後ほど跡地利用の部分でまた質問をする部分もあろうかと思います。よろしくお願いをいたしたい。次に、6月24日に株主総会が開催され、その中で清算管財人の人たちが任命されるというようなことであります。会社の解散に向けての整理が、すべて処理するまで清算管財人に一任をするという形になっていくのか、その辺のことを理解するということで間違いないのか。また、株主なり一般沿線住民からいろいろと問題提起があった場合、清算管財人会の中で、それらを受け入れるようなそういう余裕の場と言いますか、そういうものが考えられるのかどうか、その辺お聞かせをいただきたい。
答弁 企画財政課長 佐藤正好(企画財政課長は2009年3月まで)
まず、1点目の先ほどから清算管財人というような表現なされているのですけれども、今回は株主総会でもって解散を議決するということで、倒産したわけでございませんので、基本的には清算人会、清算人ということになろうかと思います。一任というお話もあったのですけれども、今淡々とこれからの法に則って会社の持っている土地等の財産の売却処分ですか、そういったものもございます。そういった事務に2年、たぶん私のあれは2年以上は必要かと思いますけれども、かかる見込みになっております。その中でいろんな条件等整えれば、有利な方法で処分をしていくということになろうかと思います。最終的には、またこれ株主総会にかけて、最終的なその財産の処分の報告等の議決を受けるようなことになろうかと思います。この清算人の中には、当然沿線の首長が入っておりますので、特別、例えば何らかの要請があったとかというときには、当然そういった話題も協議できる場がございます。また、それ以前に北海道を含めた沿線1市6町の中の協議会の中でも、またいろいろ議論することはできるかと思っております。前回の議会の中で、橋本議員から2年間ほどというお話でしたけれども、基本的にレールについては2年間の中で処分するということで、今直ちにレールを処分するということはまだ決まってございません。財産処分までのスケジュール自体も、まだ会社から示されておりませんので、現時点で明確にお答えすることはできませんけれども、ただ、長いスパンの中で少しでも一般株主の利益を守るような処分の仕方をしなければならないと。長く置いておいて、例えばレールだとか、橋梁関係の、特に鉄の関係ですけども、長く置いておくことによって価格そのものが下がってしまうということになると、やはり一般株主の方から見れば当然おかしいのではないかというような指摘というのが出てくる可能性もございます。株主の皆さんについては、いろんな考え方の方いらっしゃいますので、そういったことで弁護士等も入りまして、適法に、そして一般株主の利益を守るということを再前提にして処分のほうを進めていくことになってございます。具体的な、2点目でありましたその提案があった場合の取り扱いですけれども、先ほど言いましたように、この清算人会というのは、財産処分とか、会社清算のための清算人会ですから、基本的にそこで例えば鉄道事業を継承しょうとか、そういうことにはならないかと思います。ただ、その鉄道使って何らかの事業をやりたいということであれば、そのタイミングにもよろうかと思いますけども、間に合えば鉄道レールを剥さないで、その方に売却するということも一つの方法としてはあるのかなというふうに思っております。
質問 12番 小林一甫
一般株主の利益を守るのが、最前提であるということを答弁いただいたわけでありますけれども、2年間の中でまだ余裕があって、どこかの会社が跡地を引き受けるというようなことであれば、そういうことも考える余地があるということでありますので、たぶんこれからもいろいろといろんな考え方が出てくると思いますけれども、その辺も十分考慮いただきたいなと考えております。次に、跡地利用の関係でご質問をさせていただきますけれども、跡地利用につきましては、私の聞いた話の中では昨年の11月頃の取締役会の中で提案され、各町の考え方が集約されたように聞いております。当初は、陸別町の動態保存ということだけであったということでありますけれども、その後、置戸町のトロッコ列車が提案されたと言いますか、利用申し込みをしたというようなことを伺っておりますけれども、この時期についてはこれ間違いないのでしょうか、昨年の11月の取締役会である程度の方向づけがされたということについて、あとでご答弁いただきたいと思います。置戸町では、トロッコ列車からさらに何か置戸町の特色を生かした構想が商工会の方から出されたというような話も聞いております。このことにつきましては、今「人間ばんば」というような形で大イベントを展開されておるわけでありますけれども、本物の馬を使ったイベントをそのトロッコ列車に合わせるのかどうかわかりませんけれども、そうような使い方をされて、イベントを計画されているというようなことも聞いております。また、上常呂では駅周辺のコミュニティー施設を中心にして、沿線に植樹をした桜の木が6メートルになって花も咲かすようになったということを地域の活性化のために何かイベントを企画されているということも聞いております。当町では、先ほど答弁の中でお話を伺ったわけでありますけれども、何か少し消極的ではないかなというような感じがいたします。踏切は多いから何もできないというようなことを答弁でお話をされておったわけでありますけれども、やる気になればなんとでもなるのかなと。これはやる気さえあればと、そういうものを前提にしてちょっと私の考え方を述べさせてもらって、最後に考え方をお聞かせをいただきたい。せっかく本町には、ほかの町に負けないいい食材が数多くあります。若い人たちの中には、毎年公民館等で訓子府の食材を生かしたイベントを実施して多くの参加者を得ております。こういうことから実現はたぶん非常に困難であろうと思うのですけれども、北見から陸別までの路線を活用して、その食材を提供する列車を運行すると。当然これは今までの列車は運行できませんからDMVをメインに考えて、その中で食事をしながら、さらにゆっくりとした時間の中で地域地域の人たちとふれあい、さらに各町の特産品も購入できるような構想もあってもいいのではないかなと私は考えます。さらに、これらを実現するためには、各市町が連携した組織づくりをしなければ到底無理であります。そのことからいろいろと企画も各町で考えておるようでございますけれども、町長として何かひらめきの発想があれば、合わせてお伺いをいたしたいと思います。
答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)
私も銀河線の取締役の一人として、今回の件については大変残念に思っておりますし、またできることであれば銀河線の運行継続ということは、私の本当に心からの願いでありましたけれども、実際当初100万人ほどの利用があった平成元年スタートした時点で、100万人以上の利用があった乗客が45万人を今割っているというような状況から、これそれでも赤字は大体当初と変わらないぐらいに抑えてきているわけですけれども、ただ会社の経営とすれば、やはりまず利用者の安全を確保するということもございますし、それでこれだけ経営努力しても、なおかつこれだけの赤字を毎年出しているということであれば、その赤字をどうやって穴埋めするかということの困難性ということもございます。まさに今、車社会になっているということと、もう一つは利用者の減、少子社会ということもあるのだと思いますけれども、そういったことが背景にありました。そして、今そういうことでやむを得ず廃線ということになったわけですけれども、今お話のございましたような食材を生かしたイベント列車だとか、これをDMVなんかを運行させてということですけれども、果たしてこれで採算上、経営が成り立つのかと、運行が成り立つのかということを考えますと、私は現実的には夢物語で終わるのではないかなと思います。果たして、ここで出た赤字を誰が責任を持って補填するのか。運行運営する会社あるいは自治体がそれを毎年その赤字を穴埋めしていかなければならないのかと言いますと、これは本当に夢物語では終わらない問題ですので、私もいろいろと本当にもう何か手はないのか、手段はないのかといろいろ考えましたけれども、現実問題これだけ車社会なってしまったら、これはもうどうしようもないというようなことと、もう一つは例えば私どもの町では、置戸や陸別のような形で踏切から踏切までの距離が相当あるというようなところでしたらまだ考えようもあるかもしれないのですけれども、もう本当にその辺の状況もほかの町とは違うというようなこともございまして、本町としてはこの動態保存等も含めて、残すことの可能性がなかったという現実。これでそうした決断をせざるを得なかったわけでございまして、ご理解を賜りたいと思います。
質問 12番 小林一甫
ただいま町長から直接お伺いをいたしましたけれども、この跡地利用につきましては、確かに通年運行であれば大きな赤字を背負わなければならないというような部分もあろうかと思います。しかし、私が言っているのは説明不足もあったのかもしれませんけれども、やはり例えばメロンの時期、じゃがいもの時期、玉ねぎの時期とか、いろんな部分訓子府の食材をメインにする部分もありますけれども、そればかりではなくて、各町村でいろんな特産物があろうかと思います。そういうような旬の時期とか、その特産物が出るようなそういう時期にやはり運行して、地域の活性化のために何かをやろうというような気を持つことができないのかというような部分でご質問したわけでありますけれども、仮にたぶん夢物語だというようなことに終わってしまうのかもしれませんけれども、そういう考え方を持つものが何人か集まって、小さな集まりが大きな流れになる可能性もあります。そういうこともどこか頭のところに入れていただいて、今後の何かそういう企画が出たときには、町の協力をお願いをいたしたいというふうに考えております。次に、今回株主総会が開かれますけれども、その中でたぶん住民の足となる交通確保につきましては、今までどおりの説明で終わるのではないかというような懸念を持っております。というのは、今の代替バスになってから、非常に逸走率が悪いというようなことが耳に入ってきております。こういうような状態が続けば、沿線自治体の負担がかなりの額になっていくのではないかなと。そうすると住民の足となる交通の確保が困難になっていくのではないかなと思いますけれども、町長としてはどういうふうに考えているのかお伺いをいたしたい。
答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)
銀河線がなくなって、そのままでいいのかと言いますと、これはやはり通学で通う生徒たち、あるいは病院に通うお年寄りたちの足をいかに確保するかと。俗に言う交通弱者と言われるに立場の人たちの足をいかに確保するかということは、これは各自治体としても見過ごすわけにはいかない問題ですので、やはり最低限そのことをきちんと念頭に置きながら、それに変わるものを用意しなければならないとすれば、やはりバスを運行して、少しでも効率的な運営によって、そういう住民の足を守るということが必要になってまいりますので、最低限やはりそういう体制は維持していかなければならないということで、代替バスの運行をはじめているわけですけれども、ただ、このまま今の運行本数等も十分見ながら、これから全く利用のない時間帯だとか、そういったことも含めて検討して、できるだけ住民の足を確保できるように、この代替バスの運行継続ということは、しっかり考えていかなければならない課題であるというふうに思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
答弁 企画財政課長 佐藤正好(企画財政課長は2009年3月まで)
ただいま逸走率の関係のお話が出ましたので、逸走率について私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。逸走率には、どちらかというと2つの要素があろうかと思います。いわゆる沿線人口の減少に伴った利用者の減と、それとバス転換によって、この機会に利用するのをやめたという、そういうその利用者の都合による減という二通りの要素があろうかと思います。その前段申しました沿線人口の減ですとか、例えば高校生の利用が減ったと言うのは、例えば今ふるさと銀河線の利用実態見ていましても、10%程度毎年減っているという現状もございます。そうした意味では、このまま銀河線でもし走ったとすれば、さらに赤字が増えるという状況は目に見えております。そしたらバスにいっても、当然その利用者減というのはありますけれども、その赤字になる度合いからいうと国・道の補助金の関係もございますので、うまくバランスをとったダイヤにするだとか、あるいは路線を統廃合していくことによって、その地元負担というのは最小限にとどめることができて、なおかつ、そのことによって永続的な運行も可能になると言えるかと思います。そのバス転換に伴って、乗らなくなった方の逸走ということで申しますと、訓子府町で差額補助券。定期券の補助する差額補助の補助券というのを発行しているのです。その状況を見ていましたら、通学されている生徒、今手元に資料ないので申し訳ないのですけれども、大体約110名ほどございます。そのうち訓子府から北見へ行っている方が、110名のうち大体82、3%は定期券購入しています。銀河線のときはどうだったかと申しますと、定期の売り上げ実績で大体換算していきますと70%ぐらいの定期の購入率になろうかと思います。ですけども、今現在82、3%だとしても、当然夏になりますと自転車で通学する子供たちもおりますので、そうしますとさらに減っていくこともあります。また、逆に冬になると利用される方がいるというようなことで、増減しますから年間にならしたときには、今発行している名簿と付け合せていきますと、そんな訓子府に鍵って申せば、ほとんど逸走という部分では見受けられないという現状がございます。一部のところからの指摘で、ごく一部分で逸走が著しいというようなことも言われておりますけども、決して訓子府町、沿線全体で見たときには、そういった状況はないと。ただ、沿線人口の減少ですとか、通学生徒そのものの減少による逸走というのは確かにあろうかと思います。
質問 12番 小林一甫
ただいまの逸走率について詳しくご答弁をいただきました。人口減、またバス転換による利用者の減と。いろんな要素・要因があるということでありますけれども、訓子府の逸走はほとんどないというようなことであります。しかしながら、訓子府から陸別までの間ではかなりの逸走率になっているのではないかなというようなことも聞いております。長距離になって非常に車自体の経費もかさみますので、その辺を合わせると、経費等の部分ではかなりの自治体の持ち出しなるのではないかと、そういうような懸念を持っておりますのでお伺いしたわけであります。最後に、もう1点だけお伺いをいたしたいと思います。第1基金についての関係でありますけれども、道が負担をした第1基金36億円ですか、「これは北見市の財産であり、道の財産ではない」と道の監査委員が言ったというようなことを聞いておりますけれども、これは本当のことなのでしょうか。このことから言いますと、監査委員が監査請求を却下した論理を正当と認めるのであれば、北見市以外が拠出した出資金と言いますか、8億1,000万円の部分も北見市のものとなり得るのか、町長はこれに同意するのか、その辺も合わせてお伺いをいたしたい。また、今回の株主総会は、住民や報道機関を排除した中で行われると聞いておりますけれども、終わった時点で町長は町民に対しての説明を考えているのかどうか、その辺も合わせてお伺いをいたしたいと思います。
答弁 企画財政課長 佐藤正好(企画財政課長は2009年3月まで)
今3点にわたってお尋ねをいただきました。まず、第1基金の管理しているのは、今北見市が管理してございます。元を正せば第1基金と言いますのは、北海道と沿線1市6町が負担金を北見市に拠出して基金を造成したということになっております。あくまでも基金そのものは、北見市のものでございますので、道の監査委員の言うとおりでございます。それと出資金の関係のお尋ねもありましたけども、出資金につきまして、これはちほく高原鉄道株式会社の出資金でございますから、当然それぞれ北海道あるいは沿線1市6町で出した分については、それぞれの財産ということになります。私ども訓子府町の財産の調書のほうにも、この出資金の分については、そうした観点で載せてございます。それと、あと株主総会終わった後の住民のほうのお知らせの関係なのですけれども、従前もそうなのですけれども、例えば直近の議会で行政報告ですとか、広報などでの報告というのは、当然町長も株主であり、町長という理由両方の立場ございますので、積極的に情報を開示していくという意味で従前どおり進めていくことと考えております。
質問 12番 小林一甫
それでは次の質問に移らせていただきます。最近、特に児童に対して凶悪事件が起こっております。そのために被害に遭わせない対策はどのように進んでいるのか、お伺いをいたしたいと思います。私も定例町議会の中で、児童の防犯に関しまして質問をさせていただいた経過ありますけれども、最近特に凶悪な事件が多発しているということで、改めて今の現状の中でどう対応しているのか教育長にお伺いをしたいと思います。最近、児童に対する痛ましい凶悪な事件が多発しております。事件に遭わせないような対策を考え、また、実施しているのか、合わせて父兄への通知、連絡をどのように進めているのかお伺いをいたしたい。1点目、防犯カメラの設置は考えているのか。2点目、通学路線の安全と各停留所までの送り迎えはどのようになっているのか。3点目、今までに不審者の出現、報告はあったのか。4点目、子ども110番の家からの報告はあったのか。5点目、父兄への通知、連絡網はどのようになっているのか。5点について、お伺いをいたしたい。
答弁 教育長 小野茂(教育長は2007年9月まで)
ただいま5点にわたってお尋ねのありましたことにつきまして、お答えさせていただきます。1点目のお尋ねでございますが、本町の各学校等の建物は、職員室がすべて玄関を見通せる位置に配置されていることなどから、現時点における防犯カメラの設置は考えておりませんのでご理解を願います。次に、2点目のお尋ねでありますが、通学路線の安全につきましては、各学校において登下校時の安全対策として、児童生徒一人ひとりの通学路を確認し危険箇所マップを作成し、児童生徒・保護者への指導・周知や教職員相互の共通理解を図るなどとともに、通学路における「子ども110番の家」の確認や防犯教室の実施、安全教育の充実などに積極的に取り組んでいるところであります。また、スクールバスの停留所までの送り迎えにつきましては、保護者の責任において送迎するようお願いしているところでありますのでご理解いただきたいと存じます。次に、3点目のお尋ねでありますが、本町における不審者につきましては、平成16年度に4件報告されておりますが、平成17年度は報告されておりません。しかし、先日スポーツセンター内での不審者情報が1件報告されたところであり、直ちに警察への連絡と保育園・幼稚園・各学校・関係機関等にも周知し、注意を喚起するとともに再発防止のため、施設内チェック体制の強化等に努めているとことでございます。次に、4点目のお尋ねでありますが、「子ども110番の家」からの報告につきましては、現在のところ犯罪や不審者などに関する特に報告はございません。次に、5点目のお尋ねでありますが、町内で不審者情報が報告された場合は、直ちに保育園・幼稚園・各学校・警察等関係機関に周知し、注意の喚起・指導等を促し、管内市町村の不審者情報につきましては、網走教育局や北見警察署から情報提供がありますので、情報が入り次第、各学校等に周知しているところであります。各学校等では、町内での不審者情報等の場合は児童生徒への周知や指導を行うとともに、保護者に文書で周知することとしておりますが、町外での不審者情報は内容により、児童生徒や保護者に周知することとしております。いずれにいたしましても、私どもも議員がご心配されていることと同じ思いであり、子供たちの健やかな成長と登下校時はもちろん日常生活の中でも安全・安心の確保を前提に、学校・保護者・関係機関・団体等の連携はもとより、「あたたかく、町民みんなで、子どもたちを守っていこう!」とする、「地域の底力」をより一層お借りしながら、町民層ぐるみで対応していくことが、何よりも大切なことであると考えております。このようなことから、今までも各学校・関係機関・団体等と連携を図りながら、不審者情報等における保護者等への速やかな周知や必要に応じての巡回パトロールの実施、啓蒙活動、さらには「子ども110番の家」、またこの6月からは公用車等を中心とした「子ども110番の車」などに取り組んでいるところございますが、現在、青少年対策協議会と子ども会育成連絡協議会が中心となっていただき、自主的なボランティアの公募などによる組織づくりを検討中であり、できれば今年度途中にでも立ち上げできればと考えているところでございます。なお、この自主的なボランティアによる組織づくりは、あくまでも町民の皆さんの「子どもたちを守っていこう」とするあたたかいご理解とご協力が大前提でございます。また、町民の皆さんのあたたかいご理解のもとにスタートできたとしましても、あまり無理のかからない、あまり負担にならない買い物や散歩、ジョギングなど、外出する際に、例えば腕章などをつけてもらうなど、できるところからスタートし輪を広げ、継続的な取り組みへと発展していただければと考えているところであり、ぜひ、町民みんなで支えあう安全・安心な町づくりに向けてご理解とご協力をお願いするものでございます。
再質問 12番 小林一甫
ただいまご答弁をいただきましたけれども、何点が再質問をさせていただきます。防犯カメラにつきましては、現在は設置の考え方はないということでありますけれども、職員室から玄関すべて見通せるのだからというご答弁でありましたけれども、玄関ばかりでなくて、玄関を出て例えば周辺に出た場合のそういう確認までできるのかどうか、その辺はどうなっているのかということでありますけれども、先般、新聞報道でも北見市の学校で防犯カメラを設置するようになったということが報道されておりました。今そういうことで、職員室から十分管理できるということを言われておりますけれども、それだけで済んでいれば問題はないのですけれども、何か問題が起きた場合には今の説明のつかないようなそういう場面もあるのではないかなというような気がいたしますので、ぜひ設置に向けての検討に入っていただきたいなというのが私の本音であります。また、参考までにお聞きしたいのですけれども、防犯カメラというのは一式いくらぐらいかかるのか、設置費用含めてお伺いをいたしたいと思います。それと今町に置かれている自販機が、防犯防止のと言うか、自販機そのものの防犯ではなくて、子供たち・町民を守るための警報機がついた自販機が使用されつつあるというような話を聞いておりますので、そういう部分につきましては、これから入れようとする店舗の方に対しても十分そういう部分をご説明していただいて、そういう対応をされている自販機を入れてもらえるように申し入れした方がいいのではないかなというふうに考えておりますけれども、そういう検討されたのかどうか、合わせてお伺いをいたしたいと思います。
答弁 管理課長 平塚晴康(管理課長は2009年3月まで)
防犯カメラにつきましてお尋ねいただきましたけども、現在我が町の学校につきましては、先ほどご答弁いたしましたように、職員室が1階にありまして、すべて玄関を見回せるというような位置にございます。そういったことから、先ほどの答弁で現状では考えていないということでご答弁をさせていただきましたけども、それで防犯カメラつきましても、どなたかが見ていないとならないということもございまして、学校の中でも教頭先生はじめ先生方もかなり忙しく動いているということもございまして、これがすべてではないということも一部ありますので、今後十分検討をさせていただきたいと思っております。また、先ほど小林議員から北見市のお話をされましたけども、北見市については、今回設置する部分については2階に職員室があるということで、玄関を見渡せる位置にないということの設置ということで私どもも聞いてございます。それから自販機の関係で、今後自販機を設置する場合にはその警報機付きものを設置するように申し入れてはということでございましたけども、これについては今まで検討はしてございませんけども、今後店舗等に対しましても申し入れするかどうかについても検討させていただきたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。それから防犯カメラ設置の経費でございますけども、これは防犯カメラを設置する台数にもよると思いますけども、仮に2台と見る画面と言うか、それを想定しまして購入すれば大体44万円ほど、1ヵ所で44万円ほどかかると。それでレンタル、これは5年レンタルということでございまして、一ヵ所大体年間10万円ほどということでございます。ですから、学校に付けるということになれば、3ヵ所、小中学校だけでいけば3ヵ所ですから年間30万円ほど。それから購入の場合は130万円ほどかかるというようなことでございます。
再質問 12番 小林一甫
防犯カメラの関係につきましては、理解をさせていただきましたけれども、レンタルであれば1ヵ所10万円ぐらいで済むということでありますので、やはり今後十分検討に値する重要な部分ではないかなと思います。ぜひ、子供たちが事件に遭わないように特段のご協力と言いますか、ご指導も含めて教育委員会の役割は重要になるのではないかと思います。ぜひとも、その辺を十分理解いただいて、今後とも子供たちのために力を入れていただきたいと思います。以上で、質問を終わります