小清水町議会 令和元年第4回定例会 2019年9月18日
鳥獣被害の対策について
2019年9月18日、小清水町議会の一般質問で、鬼塚茂議員が「鳥獣被害の対策について」質問し、町長 久保弘志が答弁しました。
- 質問者
- 鬼塚茂 議員
- 答弁者
- 町長 久保弘志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 2番 鬼塚茂
はい、2番。私からは鳥獣被害の対策について、近年、一向に減らない鳥獣被害についてお尋ねいたします。エゾシカ、キツネ、ウサギ、ハト、カラス、ヒグマ等による農作物の被害が一向になくなりません。町内の作物被害が、平成23年には1千万円前後の被害でしたが、平成30年には3千万円を超える被害額に及んでいます。特にエゾシカの被害割合が77%を超えております。振興局別の内訳としては、エゾシカの推定生息数によるオホーツクが2万6千頭から7万2千頭とされております。その対策で鹿柵があり、平成11年から13年まで設置され、その間、平成24年から平成25年に支柱の補強、かさ上げを行っており、さらに猟友会による駆除等がありますが、鹿柵は設置して20年たつのを踏まえ、さらなる延長更新、早期の鹿の駆除と被害がなくならない現実、どうお考えなのか御意見を伺いたいと思います。
答弁 町長 久保弘志
お答えいたします。エゾシカなどの野生鳥獣による農作物被害は、本町にとどまらず、北海道全体の課題であり、農業者が意欲を持って農業を続けていく上で、その対策は極めて重要であると考えております。このため、本町では、これまで議員がおっしゃったとおり、平成11年から13年の3カ年間で、鳥獣害対策の一環として侵入防止柵を延長43.4キロメートルにわたり設置をいたしまして、24年、25年には支柱の補強とかさ上げを行ったところであります。また、有害鳥獣の駆除に関する条例に基づき、駆除に従事いただいた方に対して奨励金を支給させていただき、被害減少に向けて取り組んできております。しかし、本町における平成30年度の被害総額は4,150万円、うちエゾシカによる被害が約78%と最も多く、3,240万円ほどの被害が発生しております。また、北海道全体では、29年度分の被害調査結果によると、被害総額が47億円で、うちエゾシカによる被害が約39億円、全体の約8割を占めており、これまでには雌鹿捕獲数制限の撤廃などの対策を講じたことで、東部地域における平成24年度以降の個体数指数は減少したと推定されておりますが、基準年である平成5年の個体数指数を100とした場合に比べ、平成30年10月時点の個体数指数は120となっていることからも、依然として高い水準で推移している状況であります。このような中、御質問にある鹿柵の延長更新でございますが、新たに事業を行うには、斜里郡3町を初めとした広域的な整備計画との整合性を図ることが重要でありますので、関係機関での課題共有を図り検討してまいりたいと思いますが、まずは少しでも被害を減少させるためには、既存柵の門扉のすき間を初め、ヒグマあるいは倒木や積雪などによる損壊箇所の修復を確実に行い、侵入を防ぐことが先決と考えております。また、早期駆除に関しましては、現状では猟友会、小清水支部の皆様に御協力をいただいている状況ではありますが、オホーツク管内の支部では最も少ない会員数となっており、本町における狩猟者不足は喫緊の課題とも認識をしておりますので、担い手確保はもとより、狩猟者の労力軽減に向けた対策を検討してまいりたいと考えております。今後とも、猟友会を初めJAや関係機関連携のもと、野生鳥獣による農作物への被害軽減対策に取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。
質問 2番 鬼塚茂
2番。鹿の生態については恐るべきものがありまして、駆除等、毎年、ここ数年、10万頭を超える全道の駆除の実績があります。ただ、本町におかれましても、鹿柵等鳥獣害対策をしているわけですが、なかなか追いつかない現状にあります。鹿柵については現状の設置を維持していかなければならないと考えておりますが、鹿柵を隣接している農家の皆さんは、常に維持管理を行い、個人負担による電牧柵も設置し行っているところですが、ふえ続ける被害が限りなくゼロに近づけるよう、今後も協議検討していただきたいと思います。さらに答弁を求めたいと思います。
答弁 町長 久保弘志
お答えいたします。まず、鹿柵の関係でございますが、その維持管理につきましては、鹿侵入策防止柵設置協議会というのがございまして、農地・水・環境保全の中で、維持管理の経費についても、そこから、いろいろ被害があった分については修理をしているというふうにお聞きをしております。なかなか、その中での予算組みができないというようなことも、お聞きをしております。鹿の被害があるところだけの費用負担でいいのかどうかということですね。小清水町農業全体としてどう考えるのかという部分も、すごく大きなことかなというふうに考えています。一例を申し上げますが、水は高いところから低いところへ流れると。ですので、下の低いところの人だけが水害への対策をせにゃいけないのかと、水は上から来るんだぞ、そういういろんな話もございます。この鹿についても、まさに出るところの農家さんだけが対策をせにゃいけないのかというようなこともあるのかなというふうにございますので、そこについてはJAさん、関係機関とともに、やはり農業者皆様の御理解をいただきながら、しっかりと、あるものについては管理をしていくということが第一だというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。次に、猟友会の関係でありますが、管内では一番少ないということであります。その半数の方しか、鹿を現実的には撃って駆除いただけていないという状況がございます。これにつきましては、やはり自己防衛的な部分もあろうかと思いますけれども、今担当のほうに指示をしておりますけれども、本町で4千万円ほどの被害額となりますと、これ大きな話になりますので、鹿柵は鹿柵でしっかり維持管理をしていくというのが一つですね。猟友会、その担い手については何らかの助成制度を考えながら、その担い手をふやしていくというような体制づくり、そういうことも猟友会の皆様と御協力をしながらつくって、何とか取り組んでいきたいというふうに考えてございます。いずれにしましても、冒頭申し上げましたとおり、これは広域的な取り組みであるというふうに認識をしておりますので、斜里郡3町、オホーツク管内含めて、常々問題提起をしながら、全体的な対応策について検討してまいりたいというふうに考えてございます。以上でございます。
質問 2番 鬼塚茂
2番。鹿の害というのはなかなか減らないので、農家といたしましても悩みが尽きないと。限りなくゼロに近づけるように、今後も御協議いただきたいと思いますし、私もそれなりにこの件につきましては考えていかなければならないと思っております。議長、これで終わります。