みんなの議会

ニセコ町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月10日

駆除用銃弾と鳥獣被害広域連携について

2026年3月10日、ニセコ町議会の一般質問で、小松弘幸議員が「駆除用銃弾と鳥獣被害広域連携について」質問し、町長 田中健人、農政課長 山口丈夫が答弁しました。

質問者
小松弘幸 議員
答弁者
町長 田中健人、農政課長 山口丈夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 小松弘幸

おはようございます。6番、小松です。どうぞよろしくお願いいたします。それでは、通告に従いまして一般質問させていただきます。今回は、駆除用銃弾と鳥獣被害広域連携についてご質問いたします。①駆除用銃弾値上げ対応について。有害鳥獣駆除については、常日頃から猟友会ニセコ支部の皆様には、農業被害削減のため出動回数も多く、献身的な対応とともに大変ご苦労されております。2026年2月現在、駆除用のハーフライフル銃のサボットスラッグ弾やライフル銃の弾薬については、価格が著しく上昇し、様々な口径の銃弾全般にも言える傾向となっています。値上げの主な要因としては、大幅な円安の進行や原材料費の高騰、そして物流の遅延と国際的な海上運賃の上昇が挙げられ、なおかつアメリカのBLM、移民問題、ロシアのウクライナ侵攻などにより世界的に弾薬の需要が高まっているのが実情です。これらの要因によって、輸入元から業者への価格改正が伝えられ、販売価格に転嫁されている状況で、令和7年度においては委託費が増額となりましたが、銃弾値上がりは猟友会の皆さんにとってまだまだ大きな負担となっております。これについてどう認識されているのか所見を伺います。②鳥獣被害広域連携の実現をどう進めるのか。4私は以前、2024年6月定例会において広域連携による鳥獣被害対策について質問しております。私からは、各町村と広域連携による協議会を立ち上げ、被害防止計画を策定すべきではないかと質問させていただきました。町長からは、羊蹄山麓町村長会議で協議し、農林水産省や北海道、JAようていに有害鳥獣の状況や駆除への支援を要請しており、後志総合振興局へは管内有害鳥獣対策の事務所を持ち、広域での鳥獣駆除体制の構築を要請していると答弁されております。また、広域連携する範囲については、羊蹄山麓、後志北部・南部とか、どういった形が妥当なのか協議を進め、できるだけ早く広域的な撲滅体制を取りたいとの考えを示されました。しかしながら、いまだに進展が見られないままです。鳥獣被害はまだまだ減少しておりません。単町村での対策にはもう限界があり、早くしなければますます増加するばかりです。農業者の皆さんは広域連携体制を早急に実現できることを強く訴えています。田中新町長になられたことで、新たな風を吹き込み、広域連携に拍車がかかるよう、ぜひ真剣に取り組み、課題解決につなげていただきたく、その対応を伺います。

答弁 町長 田中健人

おはようございます。改めて本日もよろしくお願いいたします。では、まず、ただいまの小松議員のご質問にお答えいたします。一つ目のご質問ですが、猟友会ニセコ支部の皆様には日頃より農業被害の軽減に向けて多大なご尽力をいただいておりますことを改めてこの場を借りて深く感謝を申し上げるところであります。議員のご指摘のとおり、弾薬類の価格は、円安の進行や原材料費の高騰、国際的な海上運賃の上昇、さらにはウクライナ情勢などによる世界的な弾薬需要の高まりを背景に上昇していると認識しております。猟友会の皆様は、職業猟師ではなく、日常の仕事を持ちながら農業被害の軽減のために駆除活動に従事されており、弾薬コストの負担が増えることが活動継続にとって負担となることは十分に理解しております。例年、予算編成においては、必要経費の値上がりを加味して計上しております。猟友会に対する有害鳥獣駆除業務委託料につきましても、令和7年度は前年度比88万8,000円増の457万8,000円に増額し、令和8年度予算においても増額の予算計上をしているところで、対策の強化を図ってきております。今後も猟友会の皆様に実態を伺いながら、駆除活動が持続的に行えるよう、引き続き対応してまいります。次に、令和6年6月定例会でのご質問以降も有害鳥獣捕獲実績は増加の一途をたどっており、併せて農業被害についても増加している状況です。広域連携についてでございますが、片山前町長のときに、羊蹄山麓町村長会議において毎回のように話題として取り上げ、後志総合振興局や北海道、関係機関に対して広域での駆除体制の構築を継続的に要請しているところではございますが、各町村によって被害状況や捕獲活動への取組状況などに違いがあることから、広域体制の構築にはこうした違いを調整していく必要があり、簡単には進まないのが実情であるとも感じております。現状では、まずは関係機関、近隣町村との情報共有を通じて効果的な取組の検討を継続してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

議員の再質問 6番 小松弘幸

それでは、①と②、分けて再質問させていただきます。5ハーフライフルはサボット銃と呼ばれていますが、一般的に反動が強いと言われています。サボットスラッグ弾の口径は12番、約1.85センチメートル、0.727インチで、鹿、熊などの大型獣の駆除で用いられており、弾頭に回転を与え、回転することでライフル弾のように安定して使用します。ロシアによるウクライナ侵攻前までは500円ぐらいだったのが現在では1,200円から1,500円ほどに値上がりし、また、ライフル銃の銃弾は、以前500円ぐらいでしたが今では1,000円を超えている状況です。北海道のヒグマ対策室の担当者は、この30年でヒグマの生息数はほぼ倍増し、1万1,000頭を超えていると推測され、2025年度から2034年度に1万2,540頭を捕獲し、全道で8,200頭に維持する計画としています。2025年には北海道各地でヒグマの出没が相次ぎ起こり、福島町や斜里町、それに羅臼岳でヒグマによる死亡事故が発生してしまいました。昨年から市街地に入ったヒグマを市町村の判断で駆除できる緊急銃猟が可能となりました。これまでニセコ町では、熊出没の件数は多くありませんでしたが、尻別川沿いにも熊の足跡やふんがあったと測量業者から聞き及んでおります。猟友会の皆さんにとっては、万が一、熊が出没した場合においても的確に駆除でき得ることが肝腎であって、熊駆除は、経験と勘と冷静さ、そして腕とも言われています。現状は、銃弾が高くなっていることで、練習用として弾を発射することもちゅうちょしてしまっているのが実情で、弾が飛ぶ以上にお金が飛んでいっているのが現実です。だからこそ、もっともっと実戦に対応できるよう行政として支援することが大変重要だと考えます。これを踏まえ、技術向上のためにも銃弾購入に対して半額以上の助成をぜひするべきと考えますが、これについて伺います。

答弁 農政課長 山口丈夫

おはようございます。よろしくお願いします。ただいまの一つ目のご質問の再質問につきましてご回答いたします。ただいま銃弾購入に対して半額以上の助成をぜひするべきというようなお話でございました。先ほど町長からも答弁いたしましたが、基本的に有害鳥獣駆除に関しての必要経費は猟友会に対する業務委託料で賄えるよう、今後とも猟友会と調整してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。以上です。

議員の再々質問 6番 小松弘幸

再々質問させていただきます。猟友会の皆さんに手を煩わせないためにも、領収書を提出することで助成でき得る方式を考えていただきたいのと、ぜひ来年度に実施できるよう検討できないかと私はお聞きしたいと思います。確かに委託料は増額しておりますけれども、これについてお伺いします。

答弁 農政課長 山口丈夫

ただいまの再々質問にお答えいたします。ただいま領収書の提出ということでございました。領収書の提出につきましても、猟友会の皆様のご負担に少なからずなるものというふうに考えますし、町としても事務負担の軽減を図る観点から、難しいのかなというふうに考えております。ちょっと繰り返しになりますけれども、猟友会との調整6において委託料が不足すると判断された際には対応してまいりたいというふうに考えておりますので、その際はよろしくお願いいたします。以上です。

議員の再々質問 6番 小松弘幸

それでは、②の再質問をいたします。後志総合振興局に事務局を設置することが、まずそれが第一です。広域連携体制が確立することで広域的取組を推進するため、公的支援、交付金が用意されております。これを活用することで各自治体の財政負担が軽減されますし、連携のメリットもあります。体制の構築に力を注いでくださるよう検討できないかお聞きします。

答弁 農政課長 山口丈夫

ただいま財政負担といった部分についても触れられましたけれども、この点に関しましても、各町村におきまして、補助金を活用して取り組む町村ですとか、特別交付税を充当した取組といったことなど、町村間においてもいろいろと違いがあるというふうに認識しております。こういった取組の違いを含めて、情報共有の中から効果的な取組につながればというふうに考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

出典:ニセコ町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月10日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる