小清水町議会 平成30年第6回定例会 2018年12月18日
子供の発達支援について
2018年12月18日、小清水町議会の一般質問で、工藤孝一議員が「子供の発達支援について」質問し、町長 久保弘志、教育長 加藤友幸が答弁しました。
- 質問者
- 工藤孝一 議員
- 答弁者
- 町長 久保弘志、教育長 加藤友幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 5番 工藤孝一
はい、5番。さきに通告してあります子供の発達支援について質問させていただきます。美幌療育病院での発達外来は、平成30年から新規の患者は診察しないこととなって、保護者や学校の対応が大変です。このことは、去る8月末に開催されました総務文教、経済厚生合同の小清水小学校への視察の際に、学校側のほうから、保護者からの要望としてこういう指摘があったという経過であります。子供が生まれてから成人になるまで、新生児期、乳児期、幼児期、学童期、思春期、そして青年期を通過します。この間に、さまざまな神経の病気や発達の問題に直面します。発達外来は、子供の神経系の疾患、運動、精神、心理の問題全てに対応する専門外来であります。オホーツク管内に小児神経専門医が不在の状況を、ぜひとも改善すべきだと思いますが、町長の御所見を伺います。
答弁 町長 久保弘志
お答えいたします。子供の発達支援についてでございますが、御質問にあります美幌療育病院は、オホーツク圏域唯一の重症心身障害児対応施設として平成15年3月に設置され、翌平成16年6月には発達外来が開設されたことによりまして、発達に不安、問題のある方々を初め、発達障害全般に対し専門的診察が可能な病院として、オホーツク圏域の中心的役割を担っているところであります。近年、幼児教育の過程で、言葉のおくれや特別な支援を必要とする児童の増加に伴い、専門外来の必要性も増してきております。しかしながら、御指摘のとおり、美幌療育病院では、現在新規の受診を休止している状況にあります。このような状況の中、町としましては、入進学や各種手続の中で、受診が必要となる方については、音更町の道立緑ヶ丘病院、または旭川市の道立旭川肢体不自由児総合療育センターを紹介し、受診いただいているところであります。また、専門医不在の改善でございますが、オホーツク圏域では、小児神経専門医に限らず、多くの診療科において医師不足は顕著であり、大きな課題となっていることから、地域医療確保の視点において医師確保に取り組まなければなりませんので、引き続き、北海道と連携をし、オホーツク圏活性化期成会を中心に、医師確保対策に向けた要望を続けてまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。
質問 5番 工藤孝一
ただいま、北海道とも協力しながら、各地域、発達障害であれば北海道を3つの区域に分けて、道東であれば十勝区域ということになろうかと思いますが。しかし、町長からありましたように、美幌療育病院が管内で唯一だったということで、10年前までは常勤のお医者さんもいらしたということでありますが、本町において、子供の発達支援の問題については、福祉課を中心にして今まではやってこられたというふうに思っています。そのことは、北見の児童相談所の相談員の方が、先般、本町で児童相談所の心理判定員の方が講師となって、本町でも保育士の先生方ほか多くの先生方に集まっていただいて講演をしているという経過もあって、十分、そういった形で対応もしているかというふうにも感じますが。しかし、現場へ直接出向いてのそういった相談とか、そういう現場に出向く相談活動とか、あわせて、先ほど最後に町長おっしゃいましたが、活性化期成会として、この問題についてどういった形で議論をされる見通しがあるか、その点、再度お聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 町長 久保弘志
はい、お答えします。北見児童相談所の専門のスタッフ等々、相談もいただいていることもありますし、その巡回相談において、その機会において相談されている方もおられます。そのような中で、美幌療育病院が10年前に専門医がいなくなったということでありますけれども、やはり旭川、音更等々になると親御さんの負担が大きいだろうというふうに考えてございます。ですので、その辺については、やはり北海道の連携というのが欠かせないと思いますけれども、今、オホーツク圏活性化期成会においては、障がい児神経専門医に限らず、先ほども申し上げたんですけれども産婦人科の問題等々、やはり近隣でいえば網走厚生病院、本町の小清水赤十字病院もそうでありますが、やはり医師不足というのがそれぞれの地域で大きな課題であるというふうに考えてございます。その中で、北海道としてもいろんな解決方法を検討されているようでありますが、なかなかそれが結果に結びつかないというのが現状であるというふうに私は考えているところでございます。ですので、トータル的にお医者さんのことになりますけれども、やはりそこは町としても声を上げていきたいと思いますけれども、管内の圏域で強くそれぞれの関係機関に対し要望していくべきだというふうに考えてございますので、そのようなことで取り組んでいきたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
質問 5番 工藤孝一
医師不足の問題だというのは、本当にそのとおりだと思います。児童相談所の判定援助の係長さんがおっしゃっていましたが、小児の神経科の専門医は、実は札幌と旭川は結構いらっしゃるんです。全道的に見たらきわめて偏在の状態だというふうに、そういうふうにも評価されていました。そういう点も加味して、ぜひオホーツク圏の活性化期成会で、会長である北見市長さん先頭に、確かに産婦人科医の問題も当然ありますが、期成会の会長さん初め多くの、全員の方の、この問題についてもぜひ道に対して真剣に対応していただきたいというふうにも感じています。それと、医者にかかる問題と、医者にかかる直前のグレーゾーンの問題があります。児童相談所の先ほどの判定員の方もおっしゃっていました、18歳、高校3年になって療育手帳を受給する生徒も実は近隣町村にもいるんですと。そのことはどうしてか。やはり幼児期から小学校、中学校、そして高校に行くにしたがって、高校行っても赤点ばかりというふうに、高校の段階になって児童相談所へ直接来て、判定をすると、障害を持っているということがわかるという方も年に数人いるというふうにおっしゃっていました。このことは、やはり幼児期や小学生、中学生の時代から一定の支援を、社会的支援といいますか、そういった形ですべき問題だというふうに考えます。そういう中で、美幌療育病院では、発達支援事業ということで、作業療法士は4名、言語聴覚士は3名いらっしゃいます。そのリハビリスタッフ7名で、オホーツク管内各町村と、あと釧根、根室市、羅臼町、標津町、ほかの管内の町にも発達支援事業ということで出向いて行っています。これは、先ほども言いましたが、就学前の子供から青年まで含めて支援しているということで、派遣人数は延べ182名、訪問箇所は延べですが185カ所、対象者数は延べで515名、その中で特に多いのは、やはり地元であります美幌町が一番多くて、1年間、12カ月で47施設を直接スタッフの方が回っているという状況にあります。加えて、美幌町では、この発達支援の問題では、町として教育委員会、健康推進室、そして児童支援グループ、この3つの部署で予算を設けて、3カ所独立した形でこの支援事業を療育病院と連携して取り組んでいます。津別町も同じく取り組んでいますが、教育委員会の管轄では、ことしから委託契約で小学校、中学校それぞれ3回前後、直接教室へ出向いてもらって、OT、ST、言語聴覚士やそれらの方々に入ってもらって、先生や子供たちの状況を確認してもらうという作業をしています。1日4時間超える場合は、経費の面ですが、人件費2万5千円ということで、プラス交通費という形で、当初予算からそれぞれの3つの部門で予算組みしている経過ですというふうにおっしゃっていました。教育委員会管轄は、平成30年度、ことしから実施ということでございます。ほかの町村でも、少なからず直接教室へ出向いてもらうということも始まって、回数の多い少ないはありますけれども、そういう取り組みが進んでおります。この意味では、小清水町の福祉課が中心となって、包括支援の担当ですけれども、やっているということですが、こういう町村の事例に学んで、例にして、学校の生徒、小学校、中学校についても発達支援事業として取り組むということについて協議するということを要望したいと思いますが、この点については教育長にも一言お伺いしたいと思いますが、よろしくお願いします。
答弁 町長 久保弘志
まず、私のほうからお答えをさせていただきます。町の子ども発達支援の体制の関係でございますが、本町については、幼稚園、保育所、学校、町等々で、やはり小さいうちから、そこについては見守りをしている体制はできているというふうに考えてございます。ですので、幼稚園、保育所から小学校、小学校から中学校、そのような引き継ぎもしっかり行われているかなというふうには考えてございます。今後の考え方でございますが、近隣市町さんの発達支援事業等、お話もいろいろされておりましたけれども、小清水町といたしましては、町としては保健福祉課を中心に、あと教育委員会と連携を図りながら取り組んでいるところでございますが、やはりある程度、そこに特化した組織というのも必要であろうというふうなことは考えてございます。これについては、平成31年度以降、32年度ぐらいからになろうかと思いますけれども、組織の見直しをちょっと図りたいというふうに考えてございますので、そのような中で新たな組織、見直しをした中でしっかりした見守り体制ができるような形をとりたいというふうに考えてございますので、平成31年度、ちょっと1年間、庁内でいろいろ協議しながら、いい形をつくっていきたいというふうに考えてございますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
答弁 教育長 加藤友幸(教育長は2025年6月まで)
美幌療育病院の関係については、教育委員会としても承知してございます。児童生徒は、音更町、それから旭川に通院を余儀なくされている現状も承知しているところでございます。本町におきましては、来年度、支援を要する児童、確定ではございませんが、新入学含めて、小中合わせて約25名が支援の対象というふうに押さえてございます。この全てが病院の受診が必要というわけではございません。先ほどから町長の答弁にもありましたように、期成会を通じて、できれば近くの病院に受診ができればいいなというふうに教育委員会としては考えているところでございますけれども、療育病院に限らず、医師不足というのは、近隣の状況を見ましても、これはなかなか難しい問題だというふうに考えています。教育委員会としては、支援を要する子供たちのための支援委員会、その中には、当然、専門委員会もございます。メンバーとしては、学校の先生、幼稚園、保育所、福祉、それから巡回相談の方も入ってございます。また、小学校、中学校ともに支援員として各3名を配置してございまして、近隣町村では大変手厚い支援を行っているという評価を得てございます。特別支援については、その時々で、肢体不自由であり、また情緒、知的といった子供たちがだんだん増えている。子供の数は減っているんですが、そういった支援を要する子は逆にふえているという状況がございます。議員がおっしゃられるように、医師確保含めて、教育委員会も町の福祉課とも連携して対応してございますので、御理解をいただきたいと思います。
質問 5番 工藤孝一
ただいま町長、教育長のほうから、今後、来年・再来年度に向けた体制の見直しも含めて協議して進めていくということと、あと小学校、中学校についても、支援員の方々が十分先進的に子供たちのために体制をつくって教育委員会はやっているということでございますが、先ほどもちょっと言い忘れましたが、要するに、学校へ療育病院のリハビリスタッフが入っていって、支援員さんとさまざまな交流をして、技術的な支援というふうにも言っていましたが、直接教室の中で美幌の療育専門のスタッフが支援員の方とも細かく話しながら進めるということでもございます。ぜひ、子供の数は残念ながらそういった形で減少傾向ですが、今後十分な対応、発達障害ということで進めていただくことをお願いして、質問を終わります。