みんなの議会

清里町議会 令和7年第6回定例会 2025年9月12日

まちづくりと医療について

2025年9月12日、清里町議会の一般質問で、河口高議員が「まちづくりと医療について」質問し、町長 古谷一夫が答弁しました。

質問者
河口高 議員
答弁者
町長 古谷一夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 河口高

それでは、事前通告していましたまちづくりと医療についての質問をさせていただきます。町民が住み慣れた地域で最後まで安心して暮らせる医療、介護体制の実現が最終目的であります。まちづくり、いろいろな取組が町内の変化として見えてきている昨今だと思っております。住み続けるために医療と福祉ともに地域にとって重要なことと捉えております。小さな町にとって十分な医療は大変無理があります。一次医療があっても、次の医療受診のためにも必要不可欠なことであり、またそこに医療があるっていうことがまた必須条件なのかなと思っています。しかし、頼られる医療があってほしい。これは誰もが望むものであり、重要と考えております。現在の診療状況、一般診療、訪問診療がされていますが、これがどのような動きになっているかを伺いたいと思います。現在、出張医師により特定の病名で予約受診がされている方も多く、当町に来られております。これも交流人口の一つと考えております。この町でいつまで暮らしていけるか。町の魅力の大切なことだと思っております。まちづくりの大きなポイントだとも思っております。しかし同時に、財政負担も大きな問題であります。行政や医療関係でなく、地域社会全体が理解し、積極的に関与していくことが不可欠かと思っています。この件について伺わせていただきます。もう一点、今年度より歯科医が誘致され、町の特別職員として各方面で活躍されてきております。現在の状況と今後の取組について伺います。高齢化と人口減少が進む中、歯科医の役割は単なる治療にとどまらず、地域医療やまちづくりの大きな存在へと進化してきております。期待できることと、これについては非常に皆さんの理解が必要になるかなと思っております。口腔ケアは健康寿命の延伸に直結する重要な要素であります。歯科医はその担い手として地域社会に深く関与することは、大きなまちづくりの一端と考えております。口腔機能の低下は栄養不良、誤嚥性肺炎、認知症のリスクを高めると言われております。一般診療と通院困難な高齢者に対する訪問治療など、大きな力となってくることと思います。予防イベントなど地域密着は今後期待することでもあります。今後、現在活躍されている医師が開業を目指して頑張っております。また、町民から早く開業されることも期待されていることです。町が将来の開業にどのような支援の仕方があるのか、それの考えを伺わせていただきます。2点について、まず町長の見解をお伺いいたします。

答弁 町長 古谷一夫

それでは、河口議員からいただきました一般質問、まちづくりと医療について御答弁申し上げたいと存じます。まず1点目の人口減少と高齢化が進む町の医療について御質問をいただきました。人口減少と高齢化の進展という構造的な課題は、御質問にあったとおり地域医療の安全性と介護サービスの持続性に直結する大きな課題であり、地域医療は町民皆様の健康維持に欠かすことのできない重要なものである。このように共通的な認識を持ってございます。また、本町における高齢者の増加は、在宅医療や介護ニーズを一層高める一方、働き手の減少が医療や介護資源の確保を一層難しくしていることから、地域全体で支え合いの仕組みを強化し、新たな医療、介護提供体制を構築していくことが喫緊の課題になっている。このように認識をいたしているところでございます。このため、町といたしましては、医師の確保が現実的には極めて厳しい状況の中、町で唯一の診療所であるきよさとクリニックの運営支援を通じた医療資源の確保や、近隣の市、町への通院のための地域公共交通を、特に斜里・小清水両町に運行するなどして、町民の皆さんへの一次医療の確保に努めているところであり、国の制度と地方の計画の枠組みを最大限に活用しながら、町民お一人お一人が安心して暮らせる地域を長期的に築いてまいらなければならない、このように考えているところでございました。御質問のありましたきよさとクリニックにおける現状でございますが、外来診療の患者数そのものについては、従来からの外来患者に加え、御質問にあったとおり4月より非常勤医師の勤務に伴い、特定の疾患をお持ちの患者が増加しており、当然その分保険診療が増えている状況にあると、クリニック側から定期的な打合せの中で伺っているところでございます。また一方、訪問診療に対する御質問があったところでございますが、訪問診療の患者数につきましては大きな変化はないものの、対象の皆様の高齢者の皆様のさらなる高齢化により、在宅でのみとりケースも増え、医療スタッフの皆様の負担が増しているというような話も、併せて宮下医師のほうから伺っている状況にございます。運営面としては特定疾患の患者増により保険診療報酬は昨年より徐々に増加しているものの、当然高額な薬剤、物価高騰に伴う高額な薬剤やワクチンなどの仕入れ高、そういったものに加え、非常勤の先生、医師の日数増加などによる人件費の増などによる経費も増しておりまして、令和7年の4月から6月までの営業損益が昨年同期と比べやや悪化しており、引き続き経営的には厳しい状況にある。そのような報告も受けているのが実態でございます。地域医療の継続的な確保と維持は、町民皆さんの暮らしの安全安心の基礎、基盤であります。厳しさを増す地域医療の状況を町としてもしっかり捉え、引き続き町内における医療体制の維持、確保とともに、一次医療や救急医療を依存している近隣の市や町の医療機関の実態も、その動向も併せて注視しつつ、高齢者の皆さんにとどまらず、乳幼児から成人を含んだ将来にわたる持続可能な地域医療の提供体制の構築、しっかりと努めてまいりたい、このように考えているところでございます。続きまして、歯科診療の現状と今後の取組についてお答えを申し上げたいと存じます。令和4年3月に町内の歯科医院の一つが閉院となり、学校等の健診業務を町外の歯科医師にお願いするなど、歯科医師が不足している状況を踏まえ、今年度より町の特別職非常勤公務員として歯科医師を招聘し、本年4月に清里町口腔保健センターを開設したことは、先ほどの御質問のとおりでございます。歯科医師の現在の活動としては、乳幼児から後期高齢者までを対象とした町民歯科健診事業や、学校・自治会・老人クラブ等での口腔衛生に関するお話をしたり、相談を実施する口腔保健普及活動、口腔機能の向上や口腔健康管理を支援する介護・予防・介護支援事業を既に実施しており、こうした活動を通じて町民の皆様の歯と口腔の健康づくりに努めるとともに、町民の皆さんの口腔ケアに対する意識、関心を段階的に高めている実態でございます。今後におきましては、現在実施している町民の方々を対象とした口腔ケア活動に加え、明年度、令和8年度からは町が設置した口腔保健センターを拠点として、町内介護施設の入所者をはじめ、高齢者を主な対象とした訪問診療を中心に歯科診療を開始すべく準備を進めてまいりたい。このように考えているところでございます。このため町といたしましても、まずは訪問診療の実施に向け環境や体制を整備してまいりたいと考えておりますので、当然予算も伴うこともございますので、議会、議員各員の御理解を併せて賜っていきたい。このように存じているところでございます。また、歯科医師の開業に向けた町からの支援につきましては、現時点において想定されるものとして、診療に対応するための施設の確保や、備品、医療器具等の整備、歯科診療所で勤務する歯科衛生士等の人材確保などを想定しており、診療体制の構築に向けて一つ一つ丁寧に進めていくことが必要だと、このように捉えているところです。現在、招聘した大平歯科医師の考え方、意思を尊重しつつ、町民の皆さんの御期待も含めて、町内自治体の歯科診療所の状況なども参考にさせていただきながら、保健所など所管行政機関とも協議をしながら、診療所開設に向けて必要な準備と支援を的確に行ってまいりますので、重ねて議会、議員各位におかれましても御理解を賜りたいと存じます。こうした取組を通じて、乳幼児から高齢者に至る町民お一人お一人の口の健康を守り、さらには、議員から御質問の中で御指摘いただいた高齢者のフレイル予防、そういったものについた新しい医療体制の確保、結果的に医療費の抑制や介護予防につながる、そういった全体的な歯科医療体制の充実に一歩一歩進めていく、そのような覚悟を持ってございます。以上、御理解いただくことをお願い申し上げ、議員への1回目の答弁とさせていただきます。

再質問 5番 河口高

まずきよさとクリニックの件から再質問させていただきます。今回このテーマを選ばせていただいたのは、私も1か月以上ちょっと苦労しまして、なかなか治らなかった病気が。本当にどこを頼りにしたらいいのかなというところからあります。町民の皆さんがやはりきよさとクリニックの利用者が少ない、非常に少ない、むしろ減っている現状かなと思っております。先ほど説明があったように、出張医の増えた分、これ痛しかゆしで、確かに近隣から50名以上の患者が増えている。これも現実の中で、しかし財政負担が逆に増えていくという、大変頼りにしながら、それをやるために財政負担が増えていくという問題も、これはもう医療業界全てにあることなんだろうと思います。しかし、一つ解決は、非常にいいことは、いろいろ病院の評価の中で、やはり先生の評価というのは非常に多いんですが、決して悪くないんです。非常に。しかし、受診される患者数が決して多くなっていないというところに、ジレンマがあるんだろうと思います。それは何かなと私も思いますが、やはり町民が医師との接点が少ないといいますか、理解する場が少ないのかなというのが私の第一印象です。そのことは、やはりいろいろな方法の仕方で、町がやっぱり仕掛けをするということも大事なのかなというような気がしております。地域全体で医療をしっかりと将来について守っていく。この心、地域一体となってという部分をしっかりと町が構築していく、仕掛けをつくっていく。これも大事なことだと思います。せっかくいい先生がいながら、なかなかそこに溶け込んでいけない。この部分をどういう方法があるのかなということをみんなで議論して、少しでも受診される人数を増やす。医療において信頼と、もう一つは、しっかりと受診者数を増やしていくということが非常に大事な部分になっていくと思います。それと、残念ながら訪問診療、これも非常に地域にとって大事なことになります。動かせない、一人で動けない患者、たくさん今後とも増えていくと思います。この訪問診療は地域医療にとって非常に大事な部分の一端があると思います。これは医療関係者に負担がかかる。先ほど町長から説明があったように、確かに負担がかかるんですが、町民がこれから自分がどういう状況になるのか、高齢化についてしっかりとした町の取組が安心、そして暮らしていく。高齢になっても、その地域、せっかくこの町で住んでいたところでしっかりと自分の余生ができる。これは医療がある程度しっかりしていないと、やはりこの町で住んでいけない。これも現実の問題だと思いますので、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。現在、高齢者の医療は非常に重要な問題だと思っております。その中でどう取り組んでいくか、財政負担、これも同時に発生することでありますが、その辺の理解は、町民とともに、我々議会の中でも検討していかなければならないことなんだろうと思います。今のきよさとクリニックの先生は、やっぱり呼吸器系で、しっかりと安心して呼吸器系は清里のクリニックに行ったらいいよということが、これが一つの売りになるんだろうと思います。今、出張医が特定診療の中で増えている。やはりいろんな町から、あるいは隣の町村からも、やはりその特定疾患の方が来られている。同様に、呼吸器についても、しっかりと先生のところへ行ったら安心だよと言われる。このコマーシャルといいますか、主張も非常に大事な部分だと思いますので、その辺を含めて、町ぐるみで、この医療にしっかりとコマーシャルをしていっていただいて、少しでも安心できるきよさとクリニックになっていただき、そして、やはり患者数を一人でも増やす方法ってどうなんだろうか。これデリケートな部分で、なかなかそれは難しい、あれですよと言いながら、しっかりとこれも事業であります。そのためには患者数を増やさなければならないという絶対の条件がありますので、その辺を含めて、町一体となって進んでいただければいいと思います。この医療については非常にデリケートな部分がありますので、クリニックについては以上の再質問にさせていただきます。町長の思いは、先ほど聞きましたけれども、もう一度クリニックについて、どういうことが町にとってできることなのかということ、患者数を少しでも増やす、この方法論としてどういう方法があるのかを、ちょっとお伺いさせていただきます。

答弁 町長 古谷一夫

非常に難しい再質問をいただいたわけでございますが、現状においては、きよさとトクリニック、宮下先生お一人で非常に頑張っていただいている事実がございます。そういった中にお一人でできる診療の限界ということも踏まえながら、当町におけるきよさとクリニックの訪問医療、それから先ほど先生に対する評価が非常にいい先生だという町民の方が多いというお言葉も質問の中でいただいたわけでございますが、そういった中において、宮下先生の専門である呼吸器系の内科を中心とした診療、訪問診療を中心として展開されているわけでございますが、一部、非常勤の先生が勤務されることによって患者数も、その分については当然動いて増えてきていると。ただ一方では、議員御指摘のとおり、人件費がかさ増ししますし、高額な薬剤等を使わざるを得ないということもございまして、経営的には逆に厳しい状況に陥っている。非常に難しいバランスを今後とも取っていかなくてはいけない、そのように考えてございます。そういった中で、やはり当町においては、先ほど1回目の答弁でも御報告申し上げたとおり、一事業そのものについては、当町のクリニックと近隣の町との連携の中でしっかり担っていくことが必要ではないか。あわせて、一次救急も全て町外の病院に依存している。これも事実でございますし、そういった中においては、原則的に広域的な救急医療においても、一次医療、普段かかりつけの患者さんについてはしっかりと一次救急も受け入れるが、突発的なかかりつけの患者さんではない方については、非常に厳しい状況も実態としてございます。そういった状況も考えたとき、近隣町村の診療機関、病院等、当町の診療機関を含めて、全体的なそういった連携強化をさらに図っていくような方向性。町の責任、これは私どもの町だけではできませんので、広域的な枠組みの中で一つ一つ丁寧に積み上げていく、このことが必要になってくるのではないか、このように考えているところでございます。また、クリニックの先生と町民との接点のお話もございました。なかなか先生お忙しいということも含めながら、私どもとは当然、副町長が担当窓口となり、月1回の定例的なそういった現状の打合せをさせていただくほかにも、保健福祉課、社会福祉協議会とのケースの連絡会議、こういったものを月1回開催させていただいたり、さらには、あわせて各保健計画等についても御参画いただいている。そういった中で病院の診療を一人で担っていただいている。そういった現況にもあります。そういった現況の中において、やはり地域の町民の方々が地域の医療機関を支えていくんだ、私たちの診療機関なんだというふうに意識を持っていただくことも大変大事になってくる。その辺の取組、それからその辺の仕組みづくり、これは当然町の責任だというふうに捉えてございます。今後、先生のクリニックの活動をまずしっかり住民の皆さんに共有いただくような情報の発信ですとか、そういったことについても、広報等、さらには地域懇談会等を通じながら、先生が直接できないにしても、我々町が、または保健福祉の担当課が、社協が連携しながらできるような方向性、こういったものもしっかり探っていきたい、このように考えているところでございます。また、高齢化に伴い、当然、訪問診療の重要性というのは増してございます。そういった中で、訪問診療を重ねた場合においても、現在の診療報酬の仕組みからいくと、数から含めても、なかなか経営的には厳しい。これも実態でございます。そういった中において、訪問診療と終末的なターミナル医療、こういったものが地域でなされていることの重要性についても、しっかり町、町民も評価をしていくことが必要ではないか。そういった中において、全体的な受入れの患者さんが適正な数になりつつ一定のバランスの中で、全体的な診療所の経営的な運営がなされる。こういったことも必要になってくると認識しております。今後、多々様々な課題がありますが、まず地元に診療機関がなければいけない、さらに近隣とのしっかりとした連携を構築していく、こういった考え方になって、宮下先生、クリニックの医療スタッフの皆さんが、しっかりこの地の当町の一事業を支えていただく、そういった環境条件、ここに継続的に努めてまいりたい、かように考えているところでございます。

再質問 5番 河口高

まず、医療機関があること、これは必須項目であります。しかしそれが、町民が安心できる医療になっていただきたいということも一つ。この経費といいますか、財政出動、これが投資なのか、経費なのかというここの部分、やはりしっかりとした町のスタンスとして、やはり投資であってほしい。将来安心できる、医療に対して安心できる財政負担であってほしいなと思っています。一般財政負担とともに、いろんな施設、あるいは整備、その他のことを町が全て負担している中で、やはりしっかりとした、安心できる、町民が安心できて受診できる体制を今後とも続けていただければと思っています。2点目の質問に移らせていただきます。今年度より、歯科医が招聘され、町の特別職員として活躍されて、大変すばらしい先生かなと思っております。今後、我々が期待するのは、やはり開業。どういうふうな開業の仕方があるかということになると思います。開業のために何が必要なのかというと、真っ先に一つは、やはり資金なんだろうと。この資金の部分、これがしっかりと担保できれば、やはり開業というのは一つクリアされることなんだろうと思いますが、これがやはり簡単なことではない。もう一つは、やはり期待される、信頼される医療機関であってほしいということも、もう一つ大事なことになる。その中で、今、活躍している大平医師が、いろいろな角度からいろんな健康に携わる。これは、物すごい将来の開業に対する大きな力となることと私は思っております。しっかり町民に、一人でも多くの方と、どういう先生なんだと分かっていただくこと。そしてその理解をしっかりと保っていく。そして開業に、まさしくベストな開業への道なんだろうと思います。その中で、歯科医といいましょうか、歯の健康、全く無関係という人は非常に少ないです。一度歯科医にかかって、いろんな治療をされていると、また次、医師を変わるというのは非常にハードルが高いんですね。ある程度、手がけられたことについては、なかなか次の変わっても、医師はあまりそれに対して理解は少ない。こういう業界であります。できるだけ早くこの町できちんと町民のケアをしていただきたいということが、一つ大きな問題になるかなと思います。そのために、今後どういうスケジュールになるのか、ということが私の一つの問題で、先ほど町長が、やはり開業に向けた最低といいますか、絶対たる歯科衛生士を確保する。この方法論というのは、なかなかこれも医師を探すのと同時に同じ大変なもの。その中で、しっかりと町が育てるということも一つの方法である。これ、町がきちんと育てるということは、医師はその町からやっぱり動けない。やっぱり医師をしっかりとそこの地域の中で、将来ともに継続していていただくためには、最低、必要な歯科衛生士をしっかりと町が確保していくということも、一つの考えだろうと思います。一つ、今歯科衛生士について質問させていただいていますので、その辺の方法論について、町長の思いを伺わせていただきます。

答弁 町長 古谷一夫

1点目の最後のほうにございました、投資か、経費かという考え方、これいろいろありますのでコメントを差し控えながら、しっかりクリニックのほうと連携しながら、今後とも継続的な支援をやっていきたい。それから、一層、しっかりと図っていきたい。このように考えておりますので、御理解いただきたいと思います。2点目の、歯科医師、歯科医院等を含めた開業の関係や人材の確保の関係について、御質問いただいたというふうに捉えてございます。当然、開業に向けては、先ほど最初の答弁で申し上げたとおり多額な資金がかかってくるという形の中で、施設の確保、それから備品や医療器具等の整備、人材、特に歯科衛生士の確保というようなことが大きなポイントになってくる。このように捉えております。そういった中において、信頼できる医療機関として、先生が持つそういった地域医療、地域の口腔衛生に関する見識や意欲、こういったものがかみ合って、しっかりと地域における歯科診療が継続的に、持続的にその基盤が形成される、このように捉えているところでございます。そういった中において、歯科衛生士を含めた部分で、町が育てるという観点でございますが、当然、我々、今回歯科医師の招聘を行う前段で、北見歯科医師会の会長さんや、さらにはその後、大平医師の考え方もしっかりお伺いする中、学校法人との連携、そういったことも含めながら、奨学金制度や支援制度、そういったものも視野に入れつつ、どういった現実的な対応がなされるのかということも含めて、既に協議、準備に入ってございます。地元人材の育成、さらには現在、そういった教育機関で学んでいる方を当町にしっかり入っていただきながら、歯科診療の中での一定の役割を担っていく。いろいろな手法論があろうかと思いますが、当町だけではできない部分がありますので、今申し上げた歯科医師会、さらには学校法人、さらに加えまして、現在当町で学んでいらっしゃる高校生ですとか、既に町内出身で、町外で学んでいる学生の皆さん、そういったことも大きな視野の中に入れつつ、一つ一つ丁寧に、人材の確保も並行しながら、資金的な手当ても含めて検討させていただきたい。然るべき時期に、そういったことも含めて、議会のほうと協議をさせていただく場面があろうか、このように捉えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

再質問 5番 河口高

前向きな回答をいただけていると理解しております。ただ、この歯科衛生士をどう育てるか、見つけてくるかということも一つ大事なことになります。当然、一から始めると3年間必要になってきます。最低3年。それから開業をどうするのかというところのタイムリミットも当然そこに出てきます。今、高校卒業生に焦点を当てた場合は、少なくとも3年間、早く高校がどういう人材を送り出すかということも大事な一つなんだろうと思います。これが次年度、また1年遅れるとまた変わっていくわけです。当然、歯科衛生士については市場の中から探すことも一つなんですが、しっかりとこの大平医師に、例えば3年間、歯科衛生士の資格を持った人間が大平医師の中で育ててもらうということも大事なことなんだろうと思います。その辺を含めて、しっかりとした投資であるという、当然、今、特別職員として活躍されている医師に対して、町は今、投資しているということなんだろうと、私は理解しております。これがどういう形で、将来にどういうプラスになってくるかということも、やはりその辺の絵を描いていかないと、将来、しっかりとした町の力として、この医療、歯科、清里の歯科環境がすばらしい、何ていいますか、実例としてですね、そしてやっぱり目指すのは、この小さな町、歯科衛生士については、やはり取組、そして内容について、やはり基本的には日本一を目指すんだと、ここが僕は大事な部分なんだろうと思います。こういう方法論は、非常にいい方法論の一つ。目指しているのは、うちの町は日本一を目指していますということが、僕は大事なことの一つだと思っておりますので、この取組、しっかりと実を結ぶ形、これはもう期待する。結果はどうだろうかと心配じゃなくて、しっかりとそこに期待するんだということは、やっぱり町として町民にも理解してもらうということが大事だと思いますので、もう一度そこの部分について、将来に向かっている議論は大事なんですが、早急に結論が出ないと、やっぱり来年度に向けて間に合わないことになりますので、その辺の町長の考えをもう一度確認させていただきたいと思います。

答弁 町長 古谷一夫

まず1点目の、歯科衛生士を含めた人材の早急な確保やその手法論についてのお尋ねがございました。先ほどの御答弁で申し上げたとおり、今既に北見医師会の会長さんや、管内の養成機関とのいろんな様々な協議、そういったことも具体的なステージに上がってきております。私どもの大平医師につきましても、現在そういった学校法人で学んでいる方々の非常勤講師的な仕事もしていただきながら、先ほど来御質問あるとおり、その関係性をしっかり構築していかないと、単純にお金だけで人が集まるかとか、そういったこともございませんし、新しく高校生を、例えば奨学金を支援しながらといっても、3年の時間がかかるわけです。そういった意味において、今、歯科医診療制度の中においては、歯科衛生士を確保しなければ経営的には全く成り立たない、こういった実態であり、逆に北見医師会の会長さんや関係者の皆さんからは、医師の確保も大事だけども、そっちのほうが優先だよという話も率直に聞かせていただいている。そういった状況の中で、昨年度から歯科医師の招聘と並行しながら、この考え方について内部的に進めているところでございますので、具体的に今の段階でこうする、ああするとは申し上げることはできませんけれども、そういった環境の中で、町としてはしっかり大平医師の意思を尊重するとともに、ほぼ自分としては、3年後、招聘以降、3年後には開業できるような環境をしっかりつくっていきたいという目標を持ちながら、今、関係者やそういった学校法人、人材の確保も含めながら進めている、このように御理解いただきたいと思います。我々の思いだけではなかなか前に行かないということも事実でございます。医療人材の確保、特に当町のような小さな町では非常に厳しい現実にあるということも踏まえながら、一つ一つ丁寧に、そういった取組を進めていきたい。あわせまして、議員から御質問があった、日本一かどうかは分かりませんけれども、今、当町が取り組んでいる歯科衛生の取組、全道的にも注目されてございます。北海道からも今後の道内における歯科衛生、歯科診療の一つのモデルとしていきたいというような考え方も示される中において、ある一定の支援もいただけるような環境にも至ってございます。そういった中において、今回取り組んだ歯科医師招聘が、しっかり地域の中に根づいていくような形の中で、町としても責任を持って取組を進めさせていただきたい。このように考えてございますので、御理解を賜りたいと存じます。

再質問 5番 河口高

非常に前向きな答弁をいただいていると理解しております。非常に大事なことであります。先ほど言われたように、歯科衛生士がやっぱり必須条件なんです。医師は日本中にたくさんいます。やっぱり環境がきちんとなっていれば、医師はいるんですね、現実には。ずっといてくれるかというと、これは問題ですけれども、医師は間違いなくいる。そのためにはきちんとした環境整備が非常に大事なんだということ。その医師は結果的に誰かを無理やり呼んでいく、では、なかなか長続きしない。これも現実の問題であります。しっかりとその町が育てていく、投資をしていく。ここが非常に大事な部分だと思います。それと今、3年と言われました。そのためには、例えば今の高校。それは町が高校に対して育てていきたいので、しっかりというコメントが高校にないと、高校も手をつけれないという現実もあります。しっかりとした、今私が言いました日本一のシナリオをきちんとつくっていく。今後ともここの町の取組が将来ともに町の歯科行政に非常に効果的なんだという方法として、しっかりとその辺も含めて。ただ3年という教育期間があります。既に持っていらっしゃる方を集めなくて、一から進めるとすれば3年という期間が必要になってきます。そのためには早急に結論を出して、そして高校へのコメント、これも大事なことになると思いますので、その辺しっかりと、先ほど少し日本一という言葉に町長も濁してましたけれども、いや、もう大きな声で日本一を目指すんだということをしっかりとコメントしていただければ、最後の質問といいますか、答弁として、その日本一に対して思いと、しっかりとした3年できちんと開業に向かってこの町が取り組むんだということに対するコメントをいただければ、最後の質問とさせていただきます。

答弁 町長 古谷一夫

まず、歯科衛生士を含めた人材の確保、しっかり具体的に大きく一歩、具体的な方向性を踏み出してまいりたい。このように考えておりますので、その点については御理解いただきたいと思います。日本一の歯科診療というお話がございましたが、私としては今考えておりますのは、先ほど前段でお話しあった訪問医療を中心としている宮下先生のクリニックと、今回私どもが新しく第一歩を踏み出しました地域における歯科診療体制、こういったものを一体化した中において、地域における、小さな町におけるあるモデル的なケースとなる、しっかりとした器用さとスタイルでの総合的な医療体制、こういったものを目標に、議会、町民の皆さんの御理解をいただきながら一歩一歩丁寧に構築していきたい。このような思いと覚悟でおります。ただ、人間がなす技でございます。診療の先生もお一人です。現段階、新しく来ていただいた歯科医師もお一人で頑張っております。スーパーマンではありません。期待が過剰になってしまうと、逆にこの地に腰を据えてしっかりと医療体制を担っていただけるかどうか、その分、様々な課題がある中でそういった取組をしていただいているということについて、我々はしっかり敬意を持って尊敬しながら関係性をつくれるかどうか、これが大きな課題だというふうにも捉えてございます。そういったことも含めながら、町、議会、町民、それぞれ医療に携わっていただく医師、医療人材、加えまして介護に携わっていただいている現場の職員の皆さんとのしっかりとした信頼関係を構築しつつ、新しい清里スタイルでの医療体制、こういったものに向けて汗をかいてまいりたい。このように申し上げ、答弁に代えさせていただきます。

再質問 5番 河口高

大変いろいろなことを日本一ということについて、私もちょっとこだわって質問させていただきました。非常に大事なことなんだろうと私は思っています。それともう一つは、大平医師の人生がかかっています。彼も人間です。しっかりとした将来がきちんと見えてこないと、やはり。どこからでも、手の出るほど全道、どこでも欲しいんです。それがしっかりとこの町が将来支えるんだということをしっかりとコメントしていく。この辺をしっかりと、コマーシャルといいますか、町民が一緒に共有していかないとだめだと思っています。町長と部局だけの思いじゃない。町民が一緒の思いで進んでいく。ここが大事なことなんだろうと思いますので、それをぜひ来年度からもうスタートするんだという覚悟を持って進んでいただければと思いますので、これで質問を終わらせていただきます。

答弁 町長 古谷一夫

様々な観点から御質問いただきました。地域医療の大切さ、切実に私自身も感じてございます。安全安心のまちづくりの第一歩がそこにある。このように考えてございます。特に人口減少、少子高齢化の中において、どういった体制を医療、それから介護、福祉に築いていくか。これが市町村自治体における基本的な一番ベースとなる仕事というふうに認識してございます。そのことを忘れないようにしながら、職員共々その方向性を共有できるようなまちづくりに努めてまいりたい。このように考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。

出典:清里町議会 令和7年第6回定例会 2025年9月12日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる