清里町議会 令和8年第4回定例会 2026年6月19日
清里焼酎の現状と将来について
2026年6月19日、清里町議会の一般質問で、河口高議員が「清里焼酎の現状と将来について」質問し、町長 古谷一夫が答弁しました。
- 質問者
- 河口高 議員
- 答弁者
- 町長 古谷一夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 河口高
それでは、通告しておりました清里焼酎の現状と将来について、昨年度50年を迎え、事業の取組と成果についてと、もう1点、持続可能の今後の取組と将来像についてお尋ねします。昭和50年に焼酎製造への取組がされ、50年を迎えられました。経過について、紹介映像としてプロジェクトKを作成。このプロジェクトKに対して、内容が評価されております。50年の挑戦がしっかり伝わったこと、また、町民の期待が大きな支えとなり、職員がしっかり特産品として誇りを持ち、取り組まれたことと理解しております。職員そして関係者に敬意を表したいと思います。社会の変化とともに、商品構成も試行錯誤され、今日の50年を迎えたことと思っております。昨年度、50周年を迎えた清里焼酎。イベントなど多くの情報発信と取組は期待も大きく、職員関係者の負担も大きかったと理解しております。大切な情報発信、多くの取組をされたこと、この成果をどのように捉え、評価されているか伺います。また、記念ボトルも各種製造されたこと、期待も大きく、結果について伺います。3月、商品の値上げをされ、収支について、今後の評価と思いますが、駆け込み需要とその後の商品の販売の影響について、また販促への取組について伺います。多くの取組は、今後の持続可能への方法の一つと理解していますが、プロジェクトKで、最後に、町長がやっぱり収支の壁が大きな課題と言われております。現在、大きな財政負担が続けられております。このことは、町民も理解しながらも、今後、何かの手段を持たなければ大きな問題と捉えております。醸造所の改修、機械類の陳腐化など課題も大きく、将来への取組は大切な重要課題と思っております。今後へ向けて、何らかの抜本的な方法、持続可能な方法を早急に検討しなければ、ますます衰退の結果と考えております。将来について、どのように考えているか伺います。将来について、どのように考えているか、解決の必要な一つは、しっかりとした販売、それとシステム化された製造への投資は一つの考え方と思います。販売量へのしっかりとした考え方は、今後への設備投資への方向の重要な判断基準、町長の考え方について伺わせていただきます。誰かが将来像を示さなければ、ますます財政負担への繰返しとなります。どのような方向性で、持続可能な事業として再構築していくか、考えについて伺わせていただきます。大変、大きな問題です。誰かが将来像を明確に示さなければ、財政負担がますます大きくなる。町長としてビジョンを示していただければと思います。町長の所見を伺います。1点目、2点目、関連がありますので、一括して質問させていただきました。
答弁 町長 古谷一夫
ただいま、河口議員より御質問いただきました、清里焼酎の現状と将来について御答弁を申し上げたいと思います。まず、1点目として、昨年度50周年、節目の年を迎えたわけでございますが、その取組と成果について、まずお答えを申し上げたい、このように存じます。御質問の中にあったとおり、清里町における焼酎事業は、昭和50年、地域特産品の開発と地域経済の活性化を目指して、今まで50年という、非常に長きにわたり、清里町の風土が育んだ、良質なジャガイモを原料として焼酎造りに情熱を注いできたところでございます。これまでもホワイトオークで熟成させた浪漫倶楽部の販売や、グッドデザイン賞の受賞、北のハイグレード食品認定など、ブランド価値の向上に向けた様々な努力を重ねてきたところであり、昨年度、本当に町民の皆さんのお支え、議会の御理解も深めながら、また、全国の愛飲者の、そういった御支援をいただいた中、50年という大きな節目を迎えた、大変、私としても喜びとしているところでございます。この記念すべき年を、町民の皆さんとともにお祝いするとともに、50周年の様々な取組に対しても多くの御支援と御協力いただきましたこと、この場を借りて熱く御礼申し上げたい、このように考えているところでございます。記念製品の販売や様々な媒体を使い、取り組んだ広報、広告といった販売を促進するための活動は、改めて清里焼酎の認知度やブランド価値の向上に大きく寄与してきた、このように考えているところでございます。50周年記念製品につきましても、その限定性とデザイン性がある一定の評価をされ、ふるさと納税の返礼品や町外からの購入に一定の効果が出てきていた、このように捉えているところでございます。一方、記念事業全体としての費用対効果や、今後の継続的な販売促進にどのようにつながっていくのかという点におきましては、さらなる分析と検証、こういったものをしっかりしていくことが必要である、このように認識をいたしているところでございます。また、御質問の中にありました、焼酎50周年記念動画「プロジェクトK 清里焼酎物語」は、この50年の挑戦の積み重ねを1回、しっかりと見える化する整理をさせていただいて、町内、町外に向けて明確にお伝えする機会となったというふうに考えてございます。加えて、作品そのものにつきましては、北海道映像コンテストで優秀賞を頂く、さらに加えて、北海道広報コンクールにおいても入選といった評価を頂いて、このことについても大変うれしく受け止めているところでございます。特に、50周年を契機として、SNSやメディア露出の増加により、従来の愛飲されていた方々に加えて、さらに若い世代の層、さらには観光客の皆様への認知度も向上してきた、このように捉えているところでございます。今年度におきましては、新たにメディア発信の関係で地域おこし協力隊、こういった形で採用してございます。さらに、50周年で取り組んだ展開を発信の面でさらに強化していく、そういった取組、魅力の発信、PR、こういったものにしっかりと引き続き取り組んでいきたい、このことが大切だ、このように認識をいたしているところでございます。2点目の持続可能な今後の取組と将来像についてお答えを申し上げたいと存じます。3月に実施した価格改定につきましては、持続可能な焼酎事業に向け、重要な施策の一つであった、このように考えているところでございます。値上げ前の駆け込み需要につきましては、一定程度見られたものの、4月、5月の販売額については堅調であり、販売への影響につきましては、価格改定から間もないこともあり、今後の影響をしっかり注視していくことが肝要ではないか、このように捉えているところでございます。また、価格改定と併せて、町民の皆さんが買い求めやすい価格の新製品を町内限定で販売させていただきましたが、ネーミングの関係の話題性もあり、好意的に受け止めていただいた方が多いというふうに感じているところでございます。一方、御指摘のとおり、焼酎事業における収益性の確保は、依然として大きな課題と認識をいたしているところでございます。議員御指摘のとおり、現在、一般会計からの繰入金への依存が大きい状況が続いており、これは、議員各位をはじめとした町民の皆様の御理解と御支援があってのことと深く感謝はいたしておりますが、持続的な、持続可能な事業運営のためには、さらにその課題に正面から向き合っていくことが必要と認識をするものでございます。これまでの経営分析を踏まえ、製造原価の適正化、販売価格の見直し、そして経費の削減に継続的に取り組んでまいる所存でございます。特に近年は、人件費、原材料、資材価格、物流費などの上昇が非常に著しいため、さらなるコスト削減と適正価格への段階的な改定を進め、収支のバランス改善を図っていくことも引き続き必要との認識に立ってございます。また、販売網の強化、新しい市場の開拓のため、当然、新たな事業者との交渉を積極的に進める、民間企業との連携を深める、こういったことも事業価値の向上を含めながら非常に大切なことだと、このように認識をしているところでございます。また、焼酎の製造ラインの関係、主な蒸留機を含めた主要な設備が、導入からもう40年以上が経過しているものもあり、機械類の老朽化が進んでいることは事実でありまして、施設、設備の課題も多く、これらの更新には多額の投資が必要となることから、このことによって、事業全体の衰退を招くことがないよう、省力化につながる機械化などについて費用対効果を十分に検証した上、町の財政状況なども踏まえながら、事業採算性を高めるために、これらの設備投資についてはかなり、極めて慎重に検討していく、そういったことが求められている、このような現状認識を持ってございます。今後は、清里焼酎を単なる特産品としてだけではなく、地域の誇りとして、さらにまちづくりの戦略的なツールとして活用していくことが重要であり、町民の皆さんに焼酎事業の価値をぜひ、今後とも共有いただき、新たなチャレンジの可能性を探っていきたい、このように考えているところでございます。なお、来週24日には、清里焼酎として初めて、サツマイモ焼酎を販売させていただきます。また、若手職員を中心に、町内の若い世代の参画や連携を進めながら、クラフトジンの開発も進めているところでございます。ふるさと納税としての返礼品としての活用強化、そして情報発信の強化などを通じて、焼酎を通じた町の魅力も同時に高めながら、関係人口の創出や拡大につなげていく、こういった戦略にしっかりと、今後とも取り組んでまいりたい、このように考えているところでございます。以上を申し上げ、1回目の答弁とさせていただきます。
再質問 5番 河口高
今、伺ったことの第1点目のところから再質問させていただきます。50周年を迎えて、非常に関係者、職員の方々、大変苦労されたことだと思います。昨年度、この事業について、やはりトータルとしてはやっぱり1,000万強の費用がかかっている、これも現実。これの効果は、やはり今年なんだろうと思います。当然、このPRだとかいろんな事業の中で培われた、そして広められたことが、やはりしっかりとした、その場しのぎでなく、町の宣伝そして商品への認知、その辺がしっかりと固定化されるのは、やはり今年、51年、これからのことなんだろうと思います。そのためには、しっかりとした戦略が必要になってくるかなと思います。この焼酎については、いろいろ町民の間でも取り沙汰されながらも、やはりしっかりと町民が支えてきた、この現実もあります。しかし、過去12、3年前から、この焼酎についてどういう質問がされているかなということで調べさせていただきました。非常に、結果的に、あまりないんですね。本当にいろいろと、皆さん、話題になるんですけども、一般質問の中ではありません。この12、3年の最初に、今、議長の前中さんのとこから始まってきて、本当に一部しかない。今の町長、古谷さんも1回だけ話題にされておりました。非常に問題ですけども、非常にやはり、これは焼酎の付加価値といいますか、皆さんに浸透されている、やっぱりこれに対する理解度があった。それだけど、これが今後、どう続いていくのかということが一番問題になるんだろうとは思っております。それでは、一部数字にあまり特化する必要は全くないんですけども、非常にちょっと残念なことだけは、やっぱりみんなが共有していただきたいなと思うんです。これだけ昨年度、50年でいろんな事業をやりました。そうしたら、どれだけ増えているのか。現実の数字の中で、一番やっぱり私は残念だったのは、やはり12月の数字。全体として、1年を通じて間違いなく増えております。絶対数。金額は増えている。ただ、12月の数字が、前年比だとかこれだけ皆さん苦労されて、50周年についていろいろやったけども、12月の数字が非常にやっぱり、過去の数字から見ると少ない。これはどういうことなんだろうかということが、やっぱり大事なことなんだろうと思うんです。一つは、やはり大事な販売。販売があってのこと。製造も、供給すること、大事なことなんですが、それをしっかりと売っていくということが、やはり、そこに初めて次への挑戦があるんだろうと思っております。この販売の方法、これをしっかりとした方法論を持たないと、今後も決して好転しない、いろんな工夫をしながら、やっぱり他力本願では駄目なんだろうと思います。しっかりとした方法論を見つけていかなきゃいけない。昨年度の、非常に、今の樽、平成26年でしょうか、12月後半に発表され、先ほど町長がおっしゃられたようにグッドデザインがありました。北のハイグレードもありました。非常にその中で評価されたときの取組も、少し、そういう面では足りなかったんだろうということで、私も前回のときに質問させていただいた記憶はあります。なかなかそれは難しいこと、販売、対お客さんがあることなんで、非常に難しいんですが、やはりこれはきちんとした戦略を持たないと、やはりたくさんの嗜好品、種類がたくさんあります。この中で、どう注目を浴びていくかという中では、やはり昨年、いろんなプロジェクトをされたけども、月別で若干やっぱり上向いたときもあるし、むしろ、どうして最終結果のとこで伸びてこなかったのか。この決定的なとこは何なのかは、町長も把握されているんだろうと思いますが、その辺について、説明をいただければと思います。
答弁 町長 古谷一夫
御質問にお答えしたいと思います。昨年度、ほぼ1,000万程度、様々な焼酎だけではなくして、50年を契機として、様々な町の価値観だとか、そういったもの、町存在そのものをPRしていく、そういった抱き合わせの総合戦略で議会の御理解もいただきながら、また、その財源としては、北海道の地域づくり交付金、これ約半額を頂いた中で展開をさせていただきました。そういった中で、先ほど1回目の御答弁で申し上げたとおり、全体的な町の宣伝それから町の認知、焼酎の宣伝、焼酎の認知、こういったものはかなりの部分で、新しい層も含めながら、前へに進んだのではないか、このように捉えているところでございます。そういった中で、やはり基本的に大事なのはPR、宣伝だけではなくして、それを実販売にどのように戦略的につなげていくか。1回目の答弁でも触れた部分でございますが、非常に重要になってくる、このように捉えていることでございます。具体的に、昨年12月の販売79%、前年対比という数字でございます。この部分については、やはり販売努力そのものではないか。当然、全体的な人の流れを考えていきますと、お盆、それから歳末、正月、そして人の流れで行きますと5月の連休、さらには夏の観光、こういったシーズン。そういったところに、具体的にどういった個別的な販売キャンペーンなり販促、そういったものに取り組むことができるかどうか。ここに若干、欠けるところがあったのではないか、このように考えてございます。当然、昨年12月の79%という数字、そういった数字の中において、内部的な協議もさせていただいて、さらに販売強化、この在り方について積極的にやはり見直していく必要がある。既に今年度、そういう形の中で、連休から含めながら一生懸命、職員も含めながら、町全体で取り組んでいるところでございますので、今後とも御指摘いただいたことは御指摘いただいた点として、十分、我々の反省評価に生かしていただきながら、販売促進の強化、こういったものにも当たっていきたい、このように考えるところでございます。
再質問 5番 河口高
非常に、やはりデリケートな部分になります。十分、やはり世の中、競争なんですね。その競争に勝つか負けるか。決して、焼酎の環境は上がっているのかというと、やはりいろんな種類も出てきております。最初は、一番最初にジャガイモ焼酎は最初ですって言いながら、今、ジャガイモ、種類は別として、酒類としてネット上にもかなり出ております。しかし、やはり中の評価については、断トツで清里焼酎の評価は高い。これは事実。それと同時に、価格も高い。これは、やっぱり製品力、当然という評価も十分あるんですけど、選択肢の中で、これもやっぱり今後、大きな販売努力が必要な部分になってくるのかなと思っております。先ほど言いましたけども、過去の質問の中で答えられている内容は、やはり、一番は、この地域の宣伝といいますか、町を知ってもらう大事な商品ということで、結果はそう好転されてないと答弁。間違いなく、それは町民も、みんな理解していることになります。ただ、今後について、やはりいろんな商品が出てきました。でも、しっかりと見ていただければいいんですが、全体の販売量の4割強は何で稼いでいるのかというと、やはり、樽なんですね。年間の、ほぼ4割以上が樽なんだということ。その中に、いろんな商品が組まれてくると、絶対量が、消費量が上がらないと、むしろ足を引っ張るんだという。この販売戦略の中で、評価が一番高い樽を、しっかりとした販売戦略の中にしていかないと、いろんな種類が出てくるということは、逆にマイナス要素になる可能性もある。ただし、ボトルが変わったときと同じように、注目を浴びること、これも大事なことです。販売戦略の一つとしては、今月24日、新しく発売になる焼酎、目先だとか、そういう注目度だとか、この辺については非常に大事なことなんですが、何で稼いでいるのかというと、しっかりとした樽、この販売戦略の中で、この樽について、やはりここが落ちていくと、やはりトータルの販売額に大きく問題が起きる。新しい商品も大変重要、注目度で重要なんですが、しっかりとした、この評価されている樽を、どう販売戦略の中に持っていくかということも、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。昨年の数字、過去の数字、ずっと並べても、やはり樽の数字ってやっぱり大きいんですね。同じように値上げをした、これはやっぱり大きな障害といいますか、大きなハードルになってくると思います。大変、評価は高いけれども、やはり金額ということも大きな問題になります。ぜひ、この辺の、どういう戦略を持ちながら販売していくかということも、ぜひ検討していただきたいと思います。数字に一喜一憂するつもりは全くありません。ただ、持続可能、この焼酎の持続可能な方法論はどこにあるかということについて、町長にさらに再質問させていただきます。まさしく、最初に言ったように製造工程、これをしっかり、やっぱり見直さないと、なかなかコスト削減ということにはならない。しかも、各設備が古くなってきている、ここの問題も大きい。ひとつ考える方法として、何を考え方の一つとしてあるかをまず、お聞きいたします。
答弁 町長 古谷一夫
焼酎、非常に高い評価をいただいているという御指摘、それから、逆に言えば価格も高いというお話もございました。そういった中で、今後の販売戦略としても、当然、将来にわたっても、樽を主力的な販売商品としていくということについては何ら変わりはない、このように捉えてございます。また、具体的な数字を申し上げれば、樽が令和7年度、6年度と比べれば、レギュラーで10%、伸びてございますので、ほかの新製品の影響によって主力である樽の販売の額が落ちていると考えておりますので、そういった事実はないということについても併せて御理解を賜りたい、このように考えてございます。また、樽につきましても、若い世代や女性層の飲み方が、ハイボールですとか、いろんな形で変わってきてございます。そういった意味で、あらゆる部分で、様々な形の中で、そういったことも販売戦略に織り込んだ中で、従来からうちの焼酎を非常に愛していただいている方、それに加えまして、若い層や、また旅行に来られる方々、そういった方々についてしっかりキャッチアップしていただく。そのために、昨年、様々な形で、新製品の開発も含めながら取り組んできた。今年度、先ほど申し上げたとおり、来週には、24日にはサツマイモの焼酎を販売させていただく。やはり市場、それから町民の皆さんがさらにこの価値を共有していくためには、やはり十年一日のごとく、何もしない、これが一番悪いわけでございまして、しっかりと50年を契機に、51年目の挑戦、そういった形の中で進めていきたい、このように考えているところでございます。あわせまして申し上げますと、昨年、記念製品、プレ記念製品も含めて6種類、販売をさせていただきました。ある意味では、倉庫の中に眠っていたものの価値をもう1回、市場に出す。負の財産として抱え込まない。これも、今回の戦略の大きな柱になっていることについては、十分御理解を賜れば幸い、このように考えてございます。施設の関係についても、しっかり現状の点検を行った上で、ただ、あれだけ大きな施設でございます。製造施設、現在40キロリットルから50キロリットルの製造、これが大体、常態化しておりますけれども、200キロリットルを製造する規模の施設でございます。それを丸ごと修繕し、改造する、これは不可能なことでございます。そういった中において、どういった形の中で、やはりクラフト、地域に根差した酒として、どのような生き残り戦略を町財政全般の中で捉えていくか、この戦略が非常に重要だというふうに考えてございますので、その方向性、しっかり現町長として捉えながら事業を進めさせていただきたい、このように考えているところでございますので、御理解を賜りたいと存じます。
再質問 5番 河口高
今、答弁いただいた中、十分理解しております。商品、いろんな商品が出た、その中で、やはり貢献度が高いのは、18年ものの貢献度というのは、やはり数量じゃなくて、金額で大きな貢献をした。それと、イメージとしても、大きなイメージとして捉えております。しかし、絶対量は、そうしたらどれだけ上がっていくかというと、やはりこれはしっかりとした、また次の樽をどう取り扱うかということだと思っております。多くのアルコールの中で選んでもらう工夫、これは非常に大事なことになります。ということは、やはり商品価値をどう注目してもらうかということも大事なことだろうと思っております。その中で、何度か町長に聞きましたが、要するに、私は何とか50年のこの焼酎に一つの冠といいますか、そういう中では、地理的価値を上げていく。地理的財産のGIの商標をもらう。ひとつ、皆さんこれだけ積み上げて製造していった中で、やはりGIの商標、これはこれで売上げが上がるとかそういうのではなくて、しっかりとした酒造りをしてきたという一つの表れとして、GIも一つの選択肢かなと思います。この辺について、町長の答弁をいただきたいと思います。
答弁 町長 古谷一夫
ただいま議員のほうからお話がありましたGI制度、いわゆる地理的表示保護制度でございますが、活用につきまして、そのブランドの保護と推進効果、こういったことについては、河口議員の同級生の方のお口添えで勉強会もやったという形で捉えております。私自身も、ヨーロッパにおけるフランスですとかイタリア、ドイツ、この20年ぐらい、様々な形でそういった特産品をどのような付加価値化していく、そういった先進的な取組も勉強させていただいてございます。そういった中において、北海道においても、現在、具体的には夕張メロン、それから十勝川西のナガイモ、男爵の発祥の地、今金男爵など、6品目が認証されているというふうに承知をいたしているところでございます。そういった中で、当町におけるGIをどのように考えていくかというふうに考えますと、先ほど来、経営や販売の戦略、それから老朽化した施設の更新・修繕、そういったことについても御質問をいただいているところでございますが、何を最優先して今、現時点において取り組むか。そこはしっかり考えていきたい、このように考えているところでございます。GI制度の申請手続等については、ほぼ3年間を要するというふうに、昨年、具体的には、経済産業省の北海道経産局の担当者とも情報交換はしっかりやってございますので、そういった中で、産地の特定それから製造方法の伝統性や特殊性の証明、そして品質と評価に対する関連性など、それから厳格な要件を満たす、そういった方について、ある一定程度の、かなりボリュームの大きい調査、証明に多大な時間と専門的な見地、知見、こういったことを要するというふうに承っているところでございます。また、GIを取った場合についても、GIをきちんと守っていくための様々な取組がさらに必要になってくる、こういったことが事実でございます。現在、川西農協のナガイモは別としながら、夕張のメロンや、そういったものはかなり苦戦しながら、現在もそういった方向性の中でされているというふうに聞いている。ただ一定の、そういった価値が市場に定着しているとすれば、それはそれなりにGIであろうが何であろうが、しっかりと販売に結びついていく、そういった考え方もあろうかというふうに考えてございます。まず現在、当町における焼酎事業におきましては、事業として、事業単体での経営改善、それから老朽化した、先ほど来、御指摘のある施設、設備の計画的な修繕ですとか、そういったものがまず喫緊、優先すべき課題。そういった中において、経営基盤の強化、販売も含めた、そこに事業の持続可能性、これを求めていくことが、何よりも現段階においては優先される事項ではないか、このように捉えてございます。本町の焼酎事業の実態や財政状況をしっかり踏まえた中において、現実的かつ効果的な施策として、どのような形の中で、先ほど来、御質問いただいている、しっかり町民の皆さんに共有していただいて販売にもつなげていく。そういった形の中では、よりストーリー性のある情報発信や品質管理の強化、それから販売戦略、販売拡大に向けての戦略、オンライン、そういったことや商談会、イベント、様々な機会をとらえながら、そういった形の中で持続可能性を求めていくことが、最優先されるべきものではないか、このように判断しているところでございます。そういった中において、将来、さらにブランドの価値を高めるためにGI、これがもう少し積極的にできる環境、条件が整えば、それについては、トライすることについてはやぶさかではない、このように考えておりますので、現状における課題、何が優先すべきか、そういった点についても御理解を賜った中、今後、進めてまいりたい。このように考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと存じます。
再質問 5番 河口高
今、言われたGIについては、これ、何とかこの50年しっかりと育ててきた商品、日本酒だとか、その辺では結構ありますけども、これは、どちらを優先ということじゃなくて、やはり同じ商品価値を上げていくことと、それと、新しい商品の製造だとか、この辺の環境整備、こういうことはやはり、同時並行型なんだろうと私は捉えております。最も大事なことは、やはり製造の品質向上、すばらしい商品を私どもはつくってきているんだということ、それと同時に、やはり商品の話題性をつくっていく。多くのアルコール飲料の中で選ばれる飲料。酒類になっていくということがやはり大事なことなんだろうと思います。その中で、将来、維持していくためにどういう方法があるのか。これは、誰がそれを提案していくのかということが大事なことなんだろうと思います。その中では、やはり歴史をしっかりと見てきた古谷町長が、やはり今後、どう進めていくかというのは、やはり今、古谷町長しか語れない部分というのはしっかりあるんだろうと思っています。やはり、熱いもの、職人が非常に苦労して育ててきたこの現実をずっと見てきている。この中で、新しい焼酎の方向性を決めるのは、やはり今の町長しかいないんだろうと私は思っています。この中で、非常に重たい荷物を担いでいただきたいということが一番の思いであります。そのために、議会だとか、いろんな町民の理解の中で、新しい方向性はやはり示していただく。今後、その辺について、今の現状を維持して商品をつくっていく。これは全く無理なこと。新しい方向性の中で組み立てていかなきゃならないこと、これも現実なんだろうと思います。しっかりとその荷物を背負せたいというのも私の希望でありますが、その辺について町長の見解、所見をお聞きしたいと思います。
答弁 町長 古谷一夫
御質問にお答えしたいと思います。気がつけば、役場の中で50年の歴史を知っているのは、ただ、私一人だと、いかに年を取ったかということも含めてなんですけれども、当時から、それから現在に至るまでのここに関わってきた、職員だけではなくして、町民皆さんに御協力いただいた、議会はもちろんでございますけれども、原材料を提供していただいている農家の皆さん、そして、町内で販売に携わっていただいている酒店の皆さん、それから飲食店の皆さん、それから流通に携わっていただいている皆さん、そして働いてきていただいた多くの臨時のパートも含めた皆さん、様々な思いというものは、自分としては受け止めさせていただいている、このように考えてございます。そういった中で、なかなか議論が縮んでいた形の中で、昨年、50年という形の中で、かなり思い切った方向転換をさせていただいているというふうに自分では考えてございます。かなり、尖ったといいますか、エッジを利かせた方向性の中で取組をさせていただいています。焼酎の市場、酒の市場、非常に動きが激しい状況にございます。そういった中で、物価高騰、こういった中において、どういった形であれば当町の50年の歴史を育んできた焼酎が生き残ることができるのか。さらに、生き残るだけではなくして、新しい価値を想像していくことができるのか、そこがポイントだというふうに自分は捉えてございます。酒は単に酒ではなくして、地域の文化や誇り、こういったものを含めて、先ほど一般会計からの繰出しのお話もございましたけれども、それを御容認いただいていたのは、やはり議会や町民の皆さんの深い御理解と、この焼酎に対する愛情、それから、清里焼酎そのものに対する愛情、こういった形の中で、現在まで続いてこられたのではないか、このように考えてございます。今後、そういった市場動向や本来の町としての仕事がどこにあるか。当然、それは福祉・医療・介護・教育といった基本サービスを維持しつつ、地域に新しい魅力を創造していく、活力を与えていく、このことが重要だ。その大きな力となっているのが焼酎事業だ、このような認識に立ってございます。大量生産、大量販売という形ではなくして、やはりしっかりと、クラフトといいますか、地域に根差した、地域の風土に根差した、ある一定の採算性が、100とは言わないまでも取れるような、それに近づくような方向性。既に、町長に就任してから非常に職員、それから関係する民間の方々についてもお知恵をいただきながら進めている最中でございますので、その方向性、しっかり河口議員から御質問のあった趣旨、受け止めた上で汗をかいていきたい。このように考えてございますので、御理解を賜りたいと思います。焼酎そのものは、私のものでもございませんし、これは町民皆さんの宝だと、このように認識しておりますし、職員もそう受け止めて、これからもしっかりと取組をすすめていただく。ぜひ、議会としても御支援、御理解を賜れば大変幸い、このように存じるところでございます。
再質問 5番 河口高
しっかりとした将来へと、この辺については期待をしております。まさしく、今の、そのまま継続、だんだん時代とともに、そのまま垂れ流しということじゃなくてしっかりと取り組まれたことが、また次の段階へ進んでいくということを期待しております。この焼酎については、やっぱり町民の中でいろんな意見があります。しかし、誰として、やっぱりこのまま残ってほしい、これが本音であります。ただ、今、町長が言われるように、そのままここが、財政負担が、どこまでが許容範囲なのかということも、大事な論点の一つになります。そのためには、やはり新しい製造方法だとか、この辺をしっかりと、収支ベースを考えてのことが非常に大事なことの一歩になる。それを考えていくという一歩になっていただければと私は思っております。先ほど、商品価値の中でGIの話を言いました。非常に時間のかかることという説明の中にありましたけれども、ここがどういう形で早期に取り組んでいただけるかということも、私もしっかりと努力させていただきたいと思います。その辺、商品価値として、GIのことについては、町長も少し理解を深めて、いっぱい持っていますけれども、やはり負荷がかかることに対して、やはり一つのガードがあるのかなと私は思っております。この辺も含めて、職員の負担、大変大きくなる。これが、やはり町長が一番心配していることなのかなと思いますので、その辺含めて、将来像を早く、ぜひ町民に分かる形で示していただければと思います。最後の質問といいますか、意見を言いまして、私の最後の質問にさせていただきます。
答弁 町長 古谷一夫
御質問にありましたGIについてもしっかり勉強させていただきたい、このように考えるところでございます。また、職員の負荷というお話もございましたけれども、現在、確かにどの職場も、焼酎に限らず、こういった時代ですから、それぞれの部分で多少なりとも負荷がかかってきていると思いますが、チームでしっかり、町民の福祉、地域振興、活性化のために一丸となって努めてまいりたい、このように考えてございますので、御理解と御支援、引き続きよろしくお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。