みんなの議会

清里町議会 令和6年第7回定例会 2024年12月17日

清里町の学校教育について

2024年12月17日、清里町議会の一般質問で、畠山出議員が「清里町の学校教育について」質問し、教育長 野呂田成人、町長 古谷一夫が答弁しました。

質問者
畠山出 議員
答弁者
教育長 野呂田成人、町長 古谷一夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 畠山出

それでは、本日4人目、最後の一般質問となります。最後までよろしくお願いいたします。通告に基づき、今回、私は教育関係、とりわけ学校現場における本町の課題、問題点について、現在令和7年度の予算編成を先ほどからされている時期と聞いておりますが、教育長のお考えをお伺いしたいと思います。本来であれば、教育委員会制度があり、首長からの独立した執行機関の位置づけがされており、その中で各種事業の計画、問題、課題点の協議がなされていると承知していますが、我々議員も教育委員任命の同意、予算議決の責任があります。過去には、首長と教育委員会が政治的分業で教育行政を担っておられましたが、平成27年度の地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正により、先ほど一般行政報告にもありましたが、総合教育会議の開催で、首長と教育委員会が教育行政の重点的に講ずべき施策等について協議・調整を行う場を設け、両者が教育政策の方向性を共有し、一致して執行に当たることとなっていること。また、道内において学校現場に起因する痛ましい事案に対し、首長自身が見解を述べ指示をするなど、我々議員も実態を知り、施策への意見を述べる必要性は、理事者をはじめ教育委員に御理解をいただきたいと思いますし、常任委員会での教育条例・規則・要項等の制定・改正や施策の方向性の説明を受け、情報の共有を図っているところでもあります。これらのことを踏まえまして、今回、私は1点目、いじめ・不登校について。2点目、特別支援学級と通級教室について。3点目、全国学力・学習状況調査について。4点目、部活動の地域移行についての4点について、教育長のお考えを伺います。まず初めの1点目、いじめ・不登校について質問いたします。まず、いじめ問題でありますが、テレビ・新聞報道等から、あってはならないことではありますけれども、残念ながら現代社会において、決して珍しいものなどではなく、どの学校でも、どの子供でも起こり得ることではないかと、自分自身の体験からも感じるところがございます。現在の本町の実態と対応についてお聞かせください。また、不登校は、心理的、情緒的、身体的、社会的な背景が要因で、児童生徒が登校しない、あるいは登校したくてもできない状況であり、先般、文部科学省からの発表では、全国で令和4年度が29万9,048人、令和5年度は34万6,482人と、コロナ禍以降急激に増加していることを知り、こんなにもたくさんの児童生徒が苦しんでいることに驚き、また将来を心配するところでもあります。以前より、学校関係者やPTAで話をする機会や、保護者からの相談などで、本町学校現場においても悲しい現実ではありますが、不登校の子がいるのは事実として伺っています。実際、報告が難しい面があるのは理解しますが、言える範囲で結構でございますので、本町の実態と対応についてお聞かせください。2点目、特別支援学級と通級教室についてですが、昨年11月の常任委員会の中で、小中学校における特別支援学級の現状について報告をいただき、児童数が減少する中、特別支援学級は横ばい、ことばの教室は、令和元年度より3倍の児童が通級教室に通っている現状を知りました。先日、私は参加できなかったのですが、清里町学校教育振興会、いわゆる町教振に議員各位も参加させていただきまして、中学校の専科教師が小学校授業を補助する様子を拝見したと聞いておりますが、本年度の特別支援学級と通級教室の状況は、どのような推移で、学校現場ではどのように対応されているのかお聞かせください。3点目、全国学力・学習状況調査についてですが、10月の常任委員会、また12月の広報きよさとで、本町児童生徒の調査結果についての説明・周知がされたところであります。結果としては、本町のように児童生徒数が少なく、小さい分母では1問の不正解で数%の減となり、数値だけで一喜一憂するわけではないのでございますが、小学校6年生、中学校3年生ともに、国語・算数において大多数が、低い、やや低いという状況が、ここ数年続いているのが事実であります。このことを踏まえまして学校現場では、調査の結果をどのように授業に反映させているのかお聞かせください。4点目、部活動の地域移行についてですが、昨年12月の定例会での近藤議員の質問で、教育長は、国の定めた令和7年度までの3年間で、地域の実情に応じた地域移行に対し、学校運営協議会に諮問し、子供を真ん中に置くことを前提に、行政ができること、学校ができること、地域ができること、保護者ができることを考察し、本町にある地域移行を模索する旨の答弁があったと思いますが、いよいよ来年が期限となった部活動地域移行について、これまでの経緯と進捗状況をお聞かせください。以上、大きく4点について、1回目の質問といたします。

答弁 教育長 野呂田成人

畠山議員の御質問4点についてお答えを申し上げたいと思います。まず1点目、いじめ・不登校についてでありますが、詳細は個人の特定につながる面もありますので、控えさせていただきますことを御理解願います。初めに、いじめについて。小・中1校ずつしかなく、幼児の頃からあまり変わらない友達と過ごす、本町小中学校におきましても、いじめがゼロと言えないのが現状でございます。その子がいじめを受けたと思えばいじめになり、これぐらいだとか、遊びのつもりというのは通用しないことを認識しなければなりません。被害児童生徒、精神的なダメージやトラウマは、将来にわたり人格形成に大きな影響をもたらすことも考えられます。児童生徒の生命、心身、財産などの重大な被害、一定期間学校を欠席することを余儀なくされていることを「いじめ重大事態」と定義づけられており、本町においても事実として学校長会議等での報告を受け、北海道教育庁へ報告を行ったケースもございます。北海道教育庁が行ういじめアンケートの結果から、当該児童生徒への干渉も行い、学校現場では小さな芽の内に摘むよう、学校管理職と一般教諭が情報を共有し、多くの目で見守り、解決に向けた対応を図っておりますので、御理解をいただきたいと存じます。また、登校しない、登校したくてもできない、いわゆる不登校につきましても、義務教育である本町小中学校でも数名おります。不登校になる理由は様々な要因があり、小中学校と高校では要因に違いはありますが、小中学校全国調査では、学校生活に対してやる気が出ないが32%、不安・抑鬱が23%、生活リズムの不調が23%、学業の不振が15%、いじめ被害を除く友人関係が13%の順で相談を把握した結果となっております。当該児童生徒への対応は、学級担任や生徒指導の教員による家庭訪問や電話連絡を継続して実施しており、ICTを活用した民間の学校を利用するケース、体調により放課後に学校に来られるケースもありますし、学校に来て、教室ではなく別室でリモート授業を受けるケースなど、多種多様なケースがあります。いずれにしても、児童生徒の意思を尊重し、保護者とも相談しながら対応しておりますので、御理解をいただきたいと存じます。次に2点目、特別支援学級と通級指導教室についてであります。令和6年度の実績として、清里小学校総児童数182名に対し、特別支援学級が25名、通級指導教室、本町ではことばの教室と呼んでおりますが、46名。清里中学校総生徒数104名に対し、特別支援学級が10名となっております。内訳といたしましては、小学校特別支援学級は、知的障害11名、言語障害1名、情緒障害13名の計25名、通級指導教室は、言語障害が4名、自閉症5名、情緒障害2名、LD、学習障害といいますが、2名、ADHD、注意欠如・多動性障害が3名の計46名となっております。清里中学校特別支援学級は、知的障害が2名、病弱1名、情緒障害7名の計10名となっております。ちなみに、令和元年度と比較いたしますと、清里小学校総児童数216名、特別支援学級23名、ことばの教室18名。清里中学校総生徒数93名、特別支援学級4名ですので、議員おっしゃられたとおり、小学校においては総児童数は減少していますが、ことばの教室、通級指導教室は増加しているのが実態でございます。このことは、児童の様子を的確に見ている教育支援員として任命している委員各位と、近年情報が取得しやすい保護者の意向がはっきりとした結果であると思慮するところでございます。清里小学校では、特別支援学級ポプラとして8名の教諭、通級指導学級として、ことばの教室に3名の教諭、プラスして教育支援専門員1名、特別支援教育支援員4名、学習支援員1名が授業及び児童を見守り、担任の補助を行っているところでございます。中学校につきましては、特別支援学級に5名の教諭と、プラスして教育支援専門員1名、特別支援教育支援員1名、学習支援員1名が授業及び補助を行っておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に3点目、全国学力・学習状況調査についてでありますが、議員おっしゃられたとおり、数値だけ見て一喜一憂するものではありませんが、やはり低い、やや低いの結果は、寂しさを感じるところでもございます。結果につきましては、教育支援専門員に分析をお願いし、学校授業を実施する教諭の弱点を指導していただいており、それは学校長など学校管理職とも共有しているところでございます。ここ近年、小学6年生が中学3年生になったときの調査では、低いの値は変わりませんけれども、そのパーセントが上向きになっており、中学教諭の頑張りは数的に見えてきている状況ではございます。本町では、小中一貫をボトムアップで進めているところで、中学校専科教諭が小学校の授業に出向き行っていることもあり、これからの数値に期待しているところでありますので、御理解を賜りたいと存じます。次に4点目の、部活動の地域移行について。現在の進捗状況でありますが、網走市、斜里町、小清水町、大空町、清里町の1市4町で統一した小学5、6年生、中学生、保護者、学校教諭に対するアンケート調査が終了し、次回の常任委員会で報告できるよう、現在集計を行っているところであります。教育委員会を経て、階層別の意見や考えを報告させていただきます。なお、本年度より各市町の生涯学習課長レベルの会議を開催させていただいており、各市町の動向を情報共有しながら、アンケート結果を基に教育委員会の方向を示しつつ、学校運営協議会に諮問を行う準備に入っております。なお、教育委員会としては、学校運営協議会に諮問を行った上で、スポーツ協会加盟の各単協とも協議を重ね、清里町のできる地域移行に向け進めておりますので、いましばらくお待ちいただきたいと存じます。以上、申し上げ、1回目の答弁とさせていただきます。

質問 1番 畠山出

ただいま教育長より、実態の数字を含めた答弁を明確にいただき、理解するところではございますけれども、再質問させていただきます。いじめにつきましては、答弁のとおり、将来の人格形成にも影響が出る可能性がありまして、いじめは悪だということを、小さな頃から教育する必要があるのかなと感じるところでございます。先頃、道内でも旭川でのいじめ事案や、ほかにも大学生の集団暴行等、命が失われる事案を目にすることがございます。大変残念に思うところではございますけれども、学校では道徳の時間等で教え、授業をすることかと思いますけれども、事案発生時の教育委員会としての対応をお聞かせください。

答弁 教育長 野呂田成人

答弁を申し上げたいと思います。いじめは、さきに答弁いたしましたとおり、被害に遭った児童生徒の立場に立って判断すべき事象でございます。御質問にあった自治体では、2021年2月に発生した事案に対し、いじめ再調査委員会において再調査報告の公表版を取りまとめ、議会で内容を発表し、首長よりコメントがされているところでございます。また、同委員会において再発防止等が示されており、いじめの早期発見及び認知として、一見、些細に見える出来事においても即断しないこと。いじめを受けた児童生徒の人間関係から、苦痛を受けているとの申告がなされなかったり、それが過小にしかされていないことを理解すること等、いじめを発見するアンテナとして、児童生徒の心身の苦痛を多角的に見立て、専門的知見を交えて発見・認知に努めることと提言をされております。本町におきましても、学校長会議の報告で間に合うケースと、即時決断し解決に向けた動きをしなければならないケースがございますが、基本、学校現場において学校管理職・担任教諭等により、的確に情報共有のもと行うよう指示を行っております。しかし、現在はSNSを通じた精神的苦痛・いじめもあり、大人の目に届かない場合もございますので、普段の様子と違う児童生徒の発見・面談、スマホを含むICT教育、保護者へのお願いを遅滞なく行っていただくよう指示をしているところでございますので、御理解を賜りたいと思います。

質問 1番 畠山出

いじめ問題につきましては大切な事案でございますので、今後とも引き続き、関係機関と情報を密にして、重大な事案にならないよう努めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。次に、不登校問題でございますが、不登校になる要因は様々でございます。先ほど答弁もいただきましたが、何らかの理由で行くことのできない、行けない、そういった児童生徒の対策として、今年の7月の常任委員会で報告がありました、教育支援センター「学びの学級」、これについて現在の進捗状況と、今後の開始時期等が分かればお聞かせください。

答弁 教育長 野呂田成人

学校に行けない児童生徒に対し、学校の別室に来てというのは、個人個人の気持ちにもよりますけれども、かなりハードルが高い場合がございますが、家庭から外に出る一歩、こちらをつくることが非常に大切となることかなとも考えております。国のCOCOLOプラン、誰一人取り残さない学びの保障に向けた不登校対策で、学びの場の確保及び学べる環境の整備が求められているところでございます。児童生徒によっては、部活動に行きたい、それから楽器を弾きたい等、ある一定のことに心を開く気持ちがあるのも現実でございます。私といたしましては、学校復帰が目的ではなく、社会復帰ができるような支援として、プラネットにおいて居場所づくり、こちらを進めたいと考えているところであり、現在雇用しております教育支援専門員や各種資格職の知らない大人の人たち、こちらと関われる体制を視野に進めているところでございます。強制ではなく、子供の気持ちを第一優先にしますので、利用できなくても仕方のないことで、居場所があるんだよということを、確立を目的に学校長に説明し、各保護者に伝えてもらっているところでございます。来年4月の開始に向け、現在はテスト運用を行っておりますが、関心を持っている児童生徒はおりますが、まだ活用はされていない状況でございますので、御理解をいただきたいと思います。

質問 1番 畠山出

来年4月の開始を目指しているということでございます。不登校の児童生徒にとっては、まず最初の一歩となります。外に出られるようになることは、本当に大変なことでもございますし、次へのステップにつながるようなことだと思っておりますので、ぜひ、今ある資源を使いながら進めていただきたいと思います。次に、特別支援学級と通級教室について再質問いたします。先ほどいただいた答弁で、実態の数値を細かく説明いただきました。清里小学校にあっては、182名中、特別支援学級25名、通級指導教室46名、合わせて71名、かなりの数の児童が特別な個別支援教育を受けていることが分かりました。先生等と話をする機会では、清里町は教育支援専門員、特別支援教育支援員、学習支援員が手厚く配置されていて、教育に手厚く力を注いでいただいている町との評価を受けています。町長の重点施策である、子供たちの多様な個性に育む教育を確実に実践していると思われます。ただ、先ほど答弁ありましたが、小学校にはある通級指導教室が中学校にはないことが分かります。実数はちょっと分かりませんが、通級指導教室を受ける児童が46名、単純計算ですけれども、6学年で割れば約1学年8名程度。この方たちが中学校進学するとなると、中学校には普通教室の在籍となると思いますが、その点、生徒・保護者の不安はないのでしょうか。これらについてちょっとお聞かせください。

答弁 教育長 野呂田成人

御指摘いただきましたとおり、現在の清里中学校では通級指導教室ないのが事実でございます。小学校通級指導教室担当教諭中心となりまして、利用保護者からの中学校の設置につきましても、非公式でありますが、私や中学校管理職にお話があったのも事実となっております。通級指導教室は、例えば、さ行、さしすせそが言いづらい子供に対して、さ行に特化した授業を行いますので、場合によっては1か月から数か月で普通教室に戻られる場合もございます。その対応ですけれども、在籍校の通級指導教室で行う場合、それから他校の通級指導教室に通う場合、それから通級指導教諭の派遣により在籍校で行う場合の3つの対応がございます。例えば、清里中学校で通級指導教室を開設する場合は、中学校教諭免許のある通級指導教諭が必須であり、資格確保が困難であるのが事実でございます。清里小学校にて現在通級指導に当たっておられる先生、配置基準というのがございまして、およそ当該生徒13名で1名の教諭配置ですので、52名以上になれば増やすことはできないんですけれども、幸いにして、現在3名いるうちの1名の方が中学校免許も持っておられる先生でございますので、中学校派遣形態での通級指導教室が開設できるよう、清里小学校の1名、通級指導者の増、こちらを現在教育局に申請を行っているところでございます。この手法でなければ、お子さんが他の学校に通わないといけないという負担も増えてしまいますので、中学校派遣形態、こちらで現在検討しているところなんですけれども、その配置結果によりまして開設できるかどうかというところ、また指導教室、場所、そこの確保が今後の課題となりますので、現時点では開設に向け動いているということで、御理解を賜りたいと思います。

質問 1番 畠山出

そうですね、小学校から中学校へ切れ目のない教育といいますけれども、生徒・保護者が必要とされていることと思います。教諭の確保、教室の確保等問題はあろうかと思いますけれども、教育局への上申をされているということですので、ぜひ進めていただきたいと思います。もう一点、特別支援学級に在籍されている児童についてお聞きします。卒業後、中学進学と養護学校、2択になるのかなと思いますけれども、現状どのような対応されているのかお聞かせください。

答弁 教育長 野呂田成人

進学につきましては、その児童生徒の個性の違いですとか障害の重さによって変わってまいりますし、保護者の意向を限りなく尊重しつつも、将来のことも勘案いたしまして、養護学校への道も説明しているところでございます。養護学校は、寄宿舎生活になる場合もございます。当該児童生徒はもとより保護者にも不安があると思いますので、早い時期から学校担任と教育支援専門員、また各種手帳を持っている場合は卒業後の支援もございますので、町長部局でございます子育て世代包括支援センター職員とも情報を共有し、養護学校訪問等に同行いただき、寄り添う形で進めておりますので、御理解を賜りたいと思います。

質問 1番 畠山出

答弁いただきましたとおり、子育て世代包括支援センター、町長部局との横のつながりを持って進めているという答弁でしたので、安心するところではあると思います。これもいわゆる縦割り行政ではないですけれども、時には、理事者指示の下で子育て支援を含む施策を進めていただきたい、そう思うところでございます。3点目になります。全国学力・学習状況調査について再質問いたします。実際の調査結果、低い、やや低いよりは、仮ですけれども、高いほうがやっぱり受けたときの町民の喜びは大きいんじゃないかと思います。教育支援専門員の方の学校指導をしているという答弁をいただきましたけれども、そのほかにも何か要因あるのではないかと思うのですが、何かありましたらお願いいたします。

答弁 教育長 野呂田成人

考えられる項目といたしましては、学習状況調査、こちらを見ますと、極端に全国平均より低い項目、こちらが家庭学習になります。家庭で平日1時間以上家庭学習を行うかの調査では、全国平均54.6%のところ、清里町は28.2%、26.4%の開きがございます。また、休日1時間以上家庭学習を行うかの調査では、全国平均が48.6%、清里は15.4%、33.2%の開きがございます。令和5年度における運動習慣調査を見ると、1日に学習以外でテレビやスマートフォン、パソコンを見る時間について、5時間以上が、小学校男子では全国平均17.6%のところ、清里は26.3%、4時間以上5時間未満が、小学校女子では全国平均10%のところ、清里町は30.0%と長時間見ている児童の割合が多い傾向にありますので、一概には言えませんが、要因の一つにはなるのかなと思慮しているところでございます。

質問 1番 畠山出

今の答弁でございますけれども、家庭学習の時間の短さ、またテレビ・スマートフォン、かなりちょっと全国平均よりも高い数値が出ているということでしょうから、SNS等も含まれているんでしょうけれども、なかなかちょっと厳しい現状かなと思います。その対応策としてではないんですけれども、ほかの小規模自治体、塾がないところでは、公設塾の開設を実施しているところがございます。実際、清里町では、これまでに開設に向けた要望、検討された経緯はございますでしょうか、お聞かせください。

答弁 教育長 野呂田成人

自分が就任以前は、要望、検討があったかというのはちょっと不明でございますけれども、何回か教育委員会や校長会議の雑談の中で、私より話したことはありますが、実際に土俵に乗せたことはございません。公設塾のメリットといたしましては、全て児童生徒に対して等しく教育の機会を提供することができることになります。特に経済的に困難な状況にある家庭の生徒も、低コストで質の高い教育を受けることが期待できるのかなと考えております。開設された場合、放課後の安全で充実した居場所、こちらを提供する役割を果たすことができます。児童生徒が放課後に安心して学び、友達と交流し、有意義な時間を過ごすことができる環境整備を図ることができまして、家庭での独りぼっちや危険な場所での時間を減らして、児童生徒の健全な育成を支援することが期待されるところでございます。一方、公設塾の運営には多額の資金が必要になってまいります。参考に、実施市町村から民間事業者に委託した場合、数千万円単位の費用が必要ということも聞いたのは現実でございますし、財政負担が大きくなること、また、人的資源も確保しなければならない、持続可能な運営が課題になることが想定されるところでございます。他に公設塾では、標準化されたカリキュラム、こちらを採用されることが多いのが実態でございまして、生徒一人一人の個別のニーズ、こちらに対応することが難しい場合もございます。これによって特定の児童生徒にとっては、適切な学習環境とならない場合が想定されること、それから、実施自治体から伺ったのですが、成績が伸びることに比例いたしまして、他市の進学校へ行く生徒の数が増える、こちらも伺っているところでございます。日頃から町長とも教育について情報交換・共有を図っておりますが、現在、小学校下校後、習い事、それから少年団、学童保育、こちらに来ている児童が多いのですが、特別支援やジェンダーなど多様性を大切にする現在、下校後の子供たちの居場所づくりを地域とどのように進めるか、次のステップの重要事項と認識しているところでございますので、御理解を賜りたいと存じます。

質問 1番 畠山出

公設塾に関しまして、メリット、デメリット、説明いただきました。であったとすると、なかなかすぐ対応するのは難しい。どうして成績を上げたらいいかということになると思うんですけれども、そうなってくると今ある資源となると、小中一貫教育が今後ますます必要なのかなと考えるところでもございます。先の答弁でもありましたけれども、私たち、ちょっと私は参加できなかった、中学校専科教育の教諭が、小学校の教諭へ教える、こういった形が先生自身のスキルアップにもつながるのではないかと思います。こういった考え、教育長、どのようにお考えでしょうか。また、最後、先ほど答弁ありました子供たちの居場所づくりに関してですけれども、これは大切、非常に大切なことなのではないかと私も思います。今後、先ほどもありましたけれども、横のつながりがありました。今後もそういった面で進めていただけたらと思います。また、その方向性については、また議会にも報告いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。こういった点、よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 野呂田成人

学力向上、議員おっしゃられたとおりかなと思っております。専科教育教諭、力を借りることは本当に重要なポイントなのかなと思っておりますし、各学校からも学校教育振興会のときだけではなく、継続して中学校の先生が小学校に入られればいいなという話もされているところでございます。ただ、先生方、非常に多忙でございますので、なかなか授業の時間が合わないことも事実であるのかなと思っております。教育委員会で各種事業、基本、教育委員会で慎重審議を行いますが、引き続きその方向性については議会への報告、協議、説明を行いながら、情報共有を行って、都度図ってまいりますので、今後も御理解を賜りたいと存じるところでございます。

質問 1番 畠山出

理解しました。今後も引き続き、児童生徒学力向上、また子供たちの居場所づくり、期待したいと思います。最後の4点目でございます。部活動の地域移行でございます。地域の実情に合わせた部活動の地域移行についてと国は言っておりますが、この広い北海道、時間制約がかかる中、落としどころ、非常に難しい問題だと認識しております。昨年12月の近藤議員の一般質問で教育長が答弁された、1市4町での統一したアンケート、また、現在担当者、生涯学習課長レベルでの会議等で情報共有していることが分かりました。最近の新聞等でこういった情報を目にすることがございますけれども、紋別市では、紋別市を中心とした地域スポーツクラブへの移行、北見市では、エンジョイ型地域移行による学校からの完全な切離しなど、こういった市では資源の多さからできる施策が次々と打ち出されているのかなと思うところでございます。教育長はこれまで、子供を真ん中に置き、進める、そういった答弁をされてきたと思うんですけれども、今現在、部活動の地域移行、その方向性、どうなっているのかお聞かせください。

答弁 教育長 野呂田成人

まず、現在の国の動きにつきまして説明させていただきますが、スポーツ庁、実は今月2日に、「地域スポーツ・文化芸術創造と部活動改革に関する実行会議」中間とりまとめ案、こちらを公表してございます。その内容によりますと、生徒のスポーツ、文化芸術活動の場を部活動から地域クラブ活動に変えていくことを「地域移行」という名称と示していたところを「地域展開」といたしまして、学校と地域を対立で捉えるのではなくて、学校の人的・物的資源によって運営されてきた活動を広く地域に開き、地域全体で支えていくことを重点とする旨が示されました。令和5年度から令和7年度までの3年間、改革推進期間として計画的な取組を促してきたところでございますが、関係者との合意形成や条件整備のため、こちらの時間を要する状況を踏まえまして、地域展開の確実な改革に取り組めるよう、実は令和8年度から6年間、次期改革期間として設定をする旨が示されたところでございます。なお、本町の人口推計は残念ながら減少しているのが事実でございます。昨年、今年の出生数、こちらの減は議員も危機感を持たれているのではないかと思います。体育系、文化系、ともに個人で行う部活、多人数で行う部活がございますが、特に多人数で行う部活は、単独町村ではかなり厳しい局面を迎えているのかなとも思います。このような中、先に述べましたとおり1市4町によりますアンケートが終了いたしまして、現在まとめている段階で、子供たち、保護者、先生方、どのような思いがあり、各市町での違いも含め、種目によっては清里町単独と広域の両面、こちらを考えなければならないと思料しているところでございます。子供を真ん中にとの思いは変わりませんが、我慢しなければならないこと、できないこと、負担しなければならないことは必ず出てきます。こうした場合も、丁寧に説明を行いながら進めなければならないなと、このように考えているところでございますので、御理解賜りたいと思います。

質問 1番 畠山出

ただいま答弁いただきましたけれども、地域移行から地域展開、実際これスポーツ庁、国ですよね、この北海道、清里町のようなこの過疎の進む町の現状を本当ちょっと理解しているのかなと思うところでございます。これまで3年間で進まないものを、言葉を変えて6年間で進めましょうということでしょうから、なかなかちょっと心配になってくる施策ではあるのですが、ちょっと時間が増えたと思って前向きに捉えたいと思います。実際、清里町の話でございますけれども、最後答弁がありました、我慢する、できない、現実に絶対ついてくることだと思います。ですけども、今後の清里町の部活動の未来のために、子供たちの声に耳を傾けていただいて、あらゆる資源を活用して進めていただけたらと思います。部活動の地域移行、人やお金、時間と場所がつながって、やっと初めて実践できるものだと考えております。こういったことから、先ほど来言っていますけれども、教育委員会だけでなく、またこれも町職員全体で情報共有を図っていただいて進めていただけたらと思うところでございます。何かありましたらいいですか。お願いします。

答弁 教育長 野呂田成人

応援の意味、そして町民皆さんで児童生徒を応援しようという意味での御質問だったのかなと思っております。職員も、子供の保護者の方や、それから直接指導に当たってくれている職員もいます。情報を共有し、よりよい清里スタイル、こちらができるように鋭意努力いたしますので、御理解賜りたいと存じます。

質問 1番 畠山出

はい。最後、閉めじゃないんですけども、今回私の質問、大きく4点、教育長にお考え、確認できました。ただ、実際の学校現場、この4点以外、多くの、たくさんの課題、あると思います。取りこぼしのないよう洗い出ししていただいて、誰一人取り残さない学びの推進に、今後、政策、予算編成、進めていただきたいことを、また、教育長はもちろんでございますけども、町長、副町長にお願いしまして、私の本日の質問を終わらせていただきます。

答弁 町長 古谷一夫

教育行政の、今、学校教育が抱えている非常に重要な課題について御質問いただいた、そのように受け止めてございます。4点にわたる御質問でございますが、基本的な考え方、教育長から答弁させていただきましたが、自分自身の公約としても、やはり子供たち、さらには高齢者、さらには女性、こういった方々、さらにはいろんな意味で町民が新しい形の中でしっかりと活動していける環境、こういったものをつくり上げていく非常に重要な時期に入っているというふうに思っています。確かに、昨年1年間で生まれた子供たちが10名、それから今年13名になるんではないかと見込まれてございますけれども、ただ数だけではなくして、やはりそういった安心して子供を産み育てることができる環境のベースにあるのは、やはり教育、保育、福祉、こういったものがしっかり町民の中で同じ方向性、価値を共有できるかというところにあろうかというふうに思っております。学校現場、非常に働き方改革を含めて、大変な状況になっているという認識に私自身は立ってございます。そこにあれもこれも求めることが本当に、今、畠山議員から頂いた4つの問題を全て解決できることが、理想論としてはあっても、できるのかという、非常にその辺の難しさも現実に小さな自治体は抱えていると。そうした場合、先ほど教育長が答弁したとおり、やはり地域全体でそれを受け入れる場とか支援する場とか、1点目が学校であれば、2点目が家庭、そして第3として地域での居場所、それはクラブ活動、それから学力の問題等々を含めた、もっと幅広に捉えていくことも必要じゃないか、町の行政の責任者としてそう考えてございますので、教育委員会での考え方、さらには学校現場での先生方の御意見、それから保護者の皆さん、そして地域の意見、そういったものをしっかり受け止めた中で、具体的に展開できる方向性、そういったものを一つ一つ丁寧に積み上げていきたい。理想論を掲げながら時間だけかけても何一つ着手できない、これが一番まずいわけでございまして、できるところ、100点満点ではございませんけれども、まず40点から始めてみよう、それを60点に高めてみよう、次は70点に高めてみよう、そういった具体的な取組も今この地域には必要だという認識に立ってございますので、畠山議員の趣旨、御質問いただいた趣旨、教育委員会としっかり共有しながら前向きに進めてまいりたい、このように考えておりますので、今後とも御支援と御理解をよろしくお願い申し上げます。

出典:清里町議会 令和6年第7回定例会 2024年12月17日 議事録 PDF(43ページ) 間違いを知らせる