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清里町議会 令和5年第4回定例会 2023年6月21日

清里町の商工振興について

2023年6月21日、清里町議会の一般質問で、畠山出議員が「清里町の商工振興について」質問し、町長 古谷一夫が答弁しました。

質問者
畠山出 議員
答弁者
町長 古谷一夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 畠山出

それでは、新人議員3人目、最後になりますけれども一般質問させていただきます。よろしくお願いいたします。事前に通告していました、清里町の商工振興に関する2点について一般質問させていただきます。まず1点目になります、中小小規模企業振興条例の制定について伺います。清里町の多くを占める中小小規模企業は、就業機会の提供、地域経済の安定、地域住民の生活の向上、新たな産業の創出など、地域の経済基盤、社会基盤を支える重要な役割を果たしています。その重要性を踏まえ、平成26年6月に国で公布されました、小規模企業振興基本法では、地方公共団体においても小規模企業振興に関する施策を策定、実施する責務が明記されるとともに、小規模企業の関する施策が全国において効果的かつ効率的に実施されるよう、国、地方公共団体等は相互に連携を図りながら協力するよう努めなければならないと規定されました。このようなことからも地域の活性化のためには、小規模企業対策の一層の推進を図るため、小規模事業者の持続的発展や政策に関する基本計画等、清里町でいえば商工振興計画になると思います。中小小規模振興を図る条例の制定が必要と考え、以前、商工会よりも町に条例制定に向け要請を行った経緯がございますが、コロナウイルス蔓延等により現在も制定には至っていない状況でございます。現在、以前の状況に戻りつつある中、改めまして条例の制定のタイミングではないかと考えますが、町長はどのようにお考えでしょうか。2点目にお伺いするのは、2019年2月にまとめられた清里町商工振興計画についてでございます。今年が5年目の最終年度であり、本来であれば今年度中に策定に入る予定だったと思いましたが、今年度の予算予定には入っておらず、今後の計画の予定がどのような状況なのか分からない状況です。商工振興計画については最初に策定されましてから、清里町の商工振興の具体的な施策を実現させることに大きな役割を果たしてきていることは、周知のことと思います。町長はそのような商工振興計画の今後について、どのようにお考えでしょうか。以上、2点について御答弁をよろしくお願いいたします。

答弁 町長 古谷一夫

ただいま一般質問がありました清里町の商工振興についての考え方、御答弁を申し上げたいと存じます。まず1点目のお尋ねであります、中小企業振興基本条例の制定についてお答えを申し上げたいと思います。御質問にありましたとおり、自治体において本条例が制定されている背景には、中小企業基本法が平成11年に抜本改正され、さらに、議員から御指摘があったとおり、平成26年には日本全国に景気の好循環を浸透させ、地方に強靭で自立的な経済を構築するため、小規模事業者の持続的発展と運営支援などを図ることを目的に、小規模企業振興基本法が制定されたことによって、これに呼応する形で全国の自治体で中小企業振興基本条例、名前はいろいろございますが、制定されてきた経過があると承知をいたしているところでございます。小規模企業振興基本法では、地方公共団体は国との適切な役割分担を踏まえて、その地方公共団体の区域の自然的、経済的、社会的諸条件に応じた施策を策定し、及び実施する責務を有すると規定するとともに、小規模企業が自立的で個性豊かな地域社会の形成に貢献していることについて、住民理解を深めるように努めることが規定され求められているところでございます。また、各自治体で制定されている中小企業振興基本条例は中小企業振興の基本的方針、施策の基本方向、自治体の責務、中小企業者や住民等の役割などの理念的な事項を中心に規定した理念型条例、それと計画策定や個別施策の方向性などを織り込んだ総合政策型条例があると認識をしているものでございます。また、北海道内における策定状況について申し上げますと、令和4年9月現在179自治体のうち、おおよそ3分の1に当たる69の市町村が策定し、当町が所属するオホーツク管内においても、18市町村のうち10市町村で策定している状況にあると認識してございます。このような背景の下、当町におきましても、議員から質問の中でありましたように、平成29年、商工会より中小企業振興基本条例の制定と商工振興計画の策定に向けた要請を受け、町といたしましても条例制定と計画策定に向けた検討を行ってきた経過がございます。結果的には条例の制定は一旦保留することとし、まずは政策の実効性の担保と、それまで商工振興に関わる計画が存在していなかったことなどを思慮して、平成30年度商工施策の具体的事業とアクションプランを整理し、第1期の商工振興計画を作成するに至ってございます。その後、令和2年度におきましても再度、商工会より条例制定の要望を頂きましたが、残念ながら、新型コロナウイルス対応の支援策を優先的に行わざるを得なかった状況により、制定には至ってございません。今後の条例制定に当たっては、本年度第1期清里町商工振興計画が計画期間の最終年度となりますことから、まずは現行計画の反省・評価をしっかりと行った中、商工振興を取り巻く大きな課題を今一度整理し、行政や事業者のみならず地域全体で共有していく必要があると、このような認識に立っているところでございます。また、新型コロナウイルス感染症による影響を経て、それ以前の状態に戻りつつある地域社会の消費動向を捉えつつ、空き店舗対策や事業承継、他産業との連携など、条例の制定の目的が意義や理念のみにとどまることなく、実効性のあるものとして機能するものでなければならないと思慮するものでございます。従いまして、本年度においては、商工会はもちろんのこと関係機関はもとより、町民の皆さんの御意見等も広く伺い、基本的には、次期商工振興計画と連動させながら、制定の方向で進めてまいりたい、このように考えているところでございます。続いて、商工振興計画の今後についてお尋ねがありました。第1期清里町商工振興計画は、本年度が計画期間の最終年度となります。本計画は令和元年2月に策定され、令和2年度よりアクションプランに基づく各種施策が実施されておりますが、時を同じくして新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい始め、新型コロナウイルス感染症の影響による廃業に追い込まれることのないように、支援策を重点化したことにせざるを得ない、そういった状況にございました。幸いに、新型コロナウイルス感染症の直接的な影響による廃業が出ることはありませんでしたが、空き店舗や事業承継、産業連携などにつきましては、引き続き大きな課題として残っているというふううに認識をしてございます。アクションプランの遂行状況につきましては、商店街の活性化、産業の連携、商工業者の支援、それぞれの分野において新型コロナウイルス感染症の影響による人流行動制限もあり、一部事業の実行が制限されている状況下にありましたが、一方、きよぽんカードの普及や利用促進、企業創業支援、企業誘致など、地域経済の向上につながる施策の実行に至ったものも、数多くあったのではないかという認識をしているものでございます。具体的な第2期清里町商工振興計画の策定年度についてでございますが、本来であれば本年度がその年に当たるわけでございますが、コロナ禍も相まって現行計画の反省・評価が各種関係機関との連携共同のもと、十分まだ実行できていない、そういった課題も積み残されている、このことについては御理解を頂きたい、このように存じるわけでございます。従いまして、次期計画には空き店舗対策をはじめとする既存課題の解決に向けた施策展開をはじめ、新型コロナウイルス感染症や新たなドラッグストアの出店の影響、こういったものがどのように出てくるのか、そういった点も加味しつつ、他産業との連携強化、地場産品の販売強化、新たな住民サービスの展開、発展的な創業支援など、さらなる地域経済の維持、加えて好循環に向けた実効性ある計画の実現、こういったものに取り組まなければならない、このように理解しているところでございます。こうした観点から次期計画策定に向けては、本年度は町をはじめ、商工会を含む各関係機関おのおのにおいて、まずはしっかりと5年間の反省・評価を行った上、全体による強化を実行し、令和6年度中にしっかりと策定できる、その環境を整えてまいりたい、このように考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。以上、申し上げ、1回目の答弁とさせていただきます。

質問 1番 畠山出

御答弁ありがとうございます。条例に関しましては、非常に前向きな御答弁を頂いたと思っております。そうなんですけれども、商工振興計画に関しましては、今年度一年明けまして、令和6年度の策定、この条例と振興計画ですけれども、どちらもちょっとリンクしておりますので、その辺は質問のほうは一緒にさせていただきますけれども、この振興計画、今回、先ほど町長もおっしゃっておられましたけれども、評価・反省、先に必要です。私もそう思います。ですが、その評価・検証もちろん大事なんですけれども、その前にこの条例の、先ほど柏木議員から言いました、調整の理念、この条例も理念条例でございます。その反省・評価する前に理念を皆さん、町、事業者、それぞれが共有して、そこからまた、反省・評価することのほうが先ではないかと、私は考えておりますけれども、この点、町長どのようにお考えか、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 古谷一夫

まず、条例の制定については基本的な御理解を頂いて、町としても前向きに、商工会を含めた関係機関としっかりと協議をしながら、前向きに捉えて進めていきたい、このように御理解を賜りたいと思います。それで、振興計画と条例どちらが先か後かというような御質問の趣旨と存じますが、先ほど1回目の御答弁で申し上げたとおり、条例そのものについては、完全に理念だけを述べている一般的な理念型と、実効性、これをある一定担保していく総合型の条例2つがあります。そういった中において、今、求められるのはどちらか、という判断を的確に行っていくことが必要というふうに、私自身は認識をしているところでございます。また、商工関係者においてもどちらの条例を必要とされているのか、そこをしっかりと把握した中で、町としての今後の対応を図っていきたい。やはり、現状の厳しい中小企業や小規模事業者の姿を見るに、単に理念だけでよろしいのかどうなのか、政策展開ができる、ある一定の方向、理念を含めてしっかりとビルドアップしていく、これがある意味、今後の商工振興の基本的な町としての考え方、この場でお示ししておきたい。それを受けた上で、商工関係者が理念だけでよろしいということならば、また、そこでしっかりと議論をさせていただきたい、このように考えます。それから、振興計画につきましても、同じく5カ年計画でございましたが、実質的には非常に新型コロナの3年有余の中において、町も商工関係者も非常に苦しい環境の中、努力をしましたが、ある一定の成果が見えたものと、大きく積み残したものがある。実態的にはほぼ5年の期間ではありましたが、実質を受けたのは2年あるかなしか、そういった厳しい環境であった。そういったことを考えたときに、さらに新たにドラッグストアの出店が今年の冬に予定されており、そういった動向が今後の消費動向や、または商工会の売上げ等、等々にどういった影響を及ぼしていくのか、加えて今後、商工と農業がどう連携していくのか、商工と観光がどう連携していくのか、といったような幅広な連携の在り方、組み方、こういったものも、ある一定の時間をかけながら、町民の皆さんと共有していく必要性があるのではないか、そういった認識に立って、先ほど1回目の答弁でお答え申し上げたとおり、令和5年度については反省・評価・点検、それぞれ町の立場で、商工会の立場で、または建設業の立場で、小規模事業者の立場で、様々な部分でしっかりやっていただいた上で、それをしっかりすり合わせた中において、第2期の計画をつくっていく、そういった立ち位置で町としては進めていきたい、このように考えているところでございます。ただし、施策展開、これは、緊急性のあるものについては、当然しっかりと今年度の事業の中においても、予算化を既に肉づけ予算、6月の中でさせていただいて、提案させていただいておりますので、それはしっかりとして町が担保していきたい、このように考えておりますので、その点も併せて御理解を賜りたいと思います。

質問 1番 畠山出

条例、振興計画、今後の流れ、そうですね、私としましては、できるだけ早い段階でのちょっとやっぱり、どうしても、この空白の時間が長いのは、事業所含め、町民含め、目指すべき指標というものが一旦なくなるというか、次の1年、なくなるというのは寂しい気がしますので、その辺は、また、これからどういった方向で進んでいくのか、そこまではまだ話は進めてはいないのかもしれませんけど、進めていただきたいと思います。商工振興計画のほうでございますけれども、先ほど来、説明ありました、いろんな、これから反省・評価を含めてやっていくとは思うんですけれども、条例、振興計画、並行して進んでいくような形と捉えてよろしいのでしょうかという点と、まあ、進める上でですけれども、実際、私も前回の商工振興計画のほうは参加させていただきましたけれども、委員会の中身についてはグループワーク等がかなり大半占めたのもありますし、途中でちょっと回数を増やしたりという流れもありました。結構その辺はちょっと流動的にできていることもありますので、スタートライン、まあ、もちろん、今、令和6年とおっしゃいましたけれども、6年に向けてスタートラインは少しでも早く切っていただければと思っていますけれども、その点どうお考えでしょうか。よろしくお願いします。

答弁 町長 古谷一夫

まずは、1点目の条例、これ並行して行っていくのか、並行というよりも連動させながら取り進めていきたい、このように考えてございます。それから、振興計画でございますが、なくなるのではなくして、令和5年度までの計画を1年引っ張るというふうに認識していただいて、第1期の計画に織り込んでもらっているものについては、当然、令和6年度においてもしっかりとその課題を捉えながら施策展開、または予算展開、こういったものをしていく、そのように御理解を賜りたいと思います。それから、計画に向けてのスタートラインをどこに置くのかということでございますが、当然、来年になったら反省・評価をするという、そういった考え方は持っていないわけであって、今年度からしっかりとそれぞれの立場で、まず、商工会は商工会の立場で、町は町の立場で、内部分析や評価をしていただいた上で、それをどこかで早い段階ですり合わせをしながら、また、町民や各関係機関、そういった方々の御意見も賜る中、6年度中にはしっかりとした実行計画を立てていく、そういった流れにあるというふうに御理解を頂きたい、このように思います。

質問 1番 畠山出

そうですね、少しでも早い段階で進めていただけたらと思います。最後に、ちょっと確認というか、質問というか、スタンスというか、ちょっとお伺い、この商工振興ということなのでちょっとお伺いしたいんですけれども、私、前商工会長としてやらせていただきましたけれども、前町長のスタンスというか、何か、よく聞く言葉で、市街地は公共財というような考え方もありました。また、1業種1店舗は残していきたいという言葉も頂いたりもしていました。その点、今、現町長、古谷町長は、そのような、何ていうんでしょうか、スタンス、何ていうんでしょうかね、そのような、言葉というか、理念ですかね、1業種1店舗、公共財、そういった考え方って何か持っているのでしょうか。ざっくりとした言葉で申し訳ないんですけれども、すみません、お願いいたします。

答弁 町長 古谷一夫

前町長の言葉ですので、私がどうのこうの評価する部分でもないと、私は私の考え方に立って、しっかりと地域の中小企業、小規模事業者、それが地域振興に資する形、そういった中でしっかりと公共的な役割を担っていただいているという認識に立って、支援する立場、支える立場にある、このように考えてございまして、今、この段階で公共財とか1業種1店舗、そういった言葉ではなくして、実効性を持ってしっかりと取り組んでまいりたい、このように考えてございます。

質問 1番 畠山出

最後に申し訳ない質問をして、申し訳ございません。私のほうからは、今回、一般質問、以上なんですけれども、先ほど来、ずっとありましたけれども、本当に、コロナ明け、せっかくいいコロナ明けというタイミング、新町政というタイミングなので、分かりやすい、こういう、変わったというのが見えるように進めていただけたらと思います。私の質問は以上でございます。終わります。

答弁 町長 古谷一夫

先ほど柏木議員の御質問にお答えしましたが、変えるものは変える、進めるものは進める、その覚悟を持って臨んでまいります。

出典:清里町議会 令和5年第4回定例会 2023年6月21日 議事録 PDF(47ページ) 間違いを知らせる