清里町議会 令和2年第4回定例会 2020年6月19日
超高齢化と人口減少局面に対応した高齢者福祉・介護及び保健医療施策の今後の方向性とあり方について
2020年6月19日、清里町議会の一般質問で、古谷一夫議員が「超高齢化と人口減少局面に対応した高齢者福祉・介護及び保健医療施策の今後の方向性とあり方について」質問し、町長 櫛引政明が答弁しました。
- 質問者
- 古谷一夫 議員
- 答弁者
- 町長 櫛引政明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 古谷一夫
先に通告いたしました、超高齢化と人口減少局面に対応した高齢者福祉・介護及び保健医療対策の今後の方向性とあり方について町長に一般質問をさせていただきたいと存じます。町におきましては既に本年度の町政執行方針で述べられているとおり、第6次清里町総合計画の策定と移行しながら、介護保険法により3年に1度の見直しと策定が義務づけられている介護保険料の改定に伴う新たな高齢者保健福祉計画と第8期となる介護保険事業計画の策定に向けて事務作業が進められていると認識するものでございます。なお、現在は高齢者福祉の大きな基盤をなす介護保険制度ですが、急速に高齢化が進展するなかで、認知症高齢者の増加、核家族化の進行や家族の介護機能の低下などにより、高齢者の介護が重要な社会的課題となり、従来、家族に依存していた介護を社会全体で担う、つまり介護の社会化という理想を掲げ、平成 12 年 4 月に制度がスタートし、昨年度で丁度 20 年が経過しているところでございます。この間、時には負担あってサービスなしなどの批判も多くあったことも事実でございますが、数次に渡る介護保険法の改定や制度の見直しが行われた結果、今後もさまざまな課題が残されるとはいえ、介護保険制度自体は私たちの生活に定着し高齢期生活を支えるためには、無くてはならないサービスと仕組みとなってございます。また、利用者の数も増加の一途をたどっており、制度発足時は全国で3兆円台だった給付総額が現在は 11 兆円に迫ろうとしております。団塊の世代と言われる皆さんが 75 歳を迎え、後期高齢者となる 2025 問題を目前としながら今後もさらに医療や介護の需要が増加することが見込まれ、介護保険制度の持続的な運営のあり方がさまざまと議論されているところでございます。こうした状況のもと、清里町においても急速に高齢化が進展すると共に厳しい人口減少の局面を迎え、地域社会の機能や世帯構造が大きく変化する中で、当然、高齢者福祉を取り巻く社会環境や条件も大きく変化しているのも事実でございます。具体的に高齢者福祉を取り巻く外形的な清里町における様々な数値を見ても、介護保険制度がスタートした平成 12 年、清里町の人口は5,300 人であり、この 20 年間で 1,300 人の大幅な減少。一方、介護保険の第1号被保険者のなる 65 歳以上の高齢者人口は、逆に 1,284 名から約 1,500 人と2百数十名が増加しております。また、第2号被保険者となる 40 歳から 64 歳までの働き手の人口は 1,858 人から 1,200人へと大幅に 600 人の減少を見ているところでございます。また、制度が始まった当初年度の要介護認定者は 177 名で高齢者に対する認定割合は約 14%でありましたが、現在の認定者は約300 名で割合は約 20%と、人数・割合と共に大きく増加しているのが実態でございます。サービス利用の面においても平成 12 年度当初は、在宅サービスが 65 名、施設サービスが 82名と合わせて 150 名程度の実績となっていましたが、直近の数値を見てみますと在宅サービスが約 200 名を超え3倍以上に、地域密着型を合わせた施設サービスが約 120 名と、利用者の伸びも極めて大きなものとなっています。当然、サービス利用の伸びに伴い給付額も大幅に伸びを見せており、現在の給付総額は年間約5億円と制度スタート時の約2倍弱となり介護保険料の基準額も現在は 5,500 円とこの 20 年間で3千円程度の負担増となっているのも実態でございます。ただ、負担とサービスの見合いという観点に立てば清里町においては、国における数次の制度改定に適時対応すると共に、在宅、通所、施設サービスに加え、町独自の上乗せや横出しサービスの実施を含め、町理事者及び職員、関係福祉団体等の皆さんのしっかりとした取り組みにより、一定の成果を上げてこられたと評価するものでございます。しかしながら、今一度、清里町における高齢者の生活実態に伴う介護サービスや需用や、さらには今後の動向に目を向けたとき、まだまだ積み残された課題や施策の隙間があるのではないかと捉えるものでございます。こうした観点から、以下5点について町長の見解をお伺いするものでございます。まず1点目は、本年度取り組まれる清里町高齢者保健福祉計画及び第8期介護保険事業計画に向けた基本的課題の認識をどのように持たれているのかお伺いするものでございます。特に、人口減少が進む中において、高齢者人口が今後、当面横ばいで推移し、高齢化率の上昇と介護認定者とサービスの給付の増加が予想されると共に、加えて経済や健康、さらには世帯構成などによる家族支援の有無など、高齢者個々における格差が極めて大きく拡大していく傾向が強まる状況を踏まえた中で、重点的または優先的に取り組むべき課題をどのように捉えているか、まずお伺いするものでございます。2点目は、地域包括ケアシステムの構築の推進についてお伺いをいたします。高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で生活を継続することができるよう、住まい、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供される仕組みとして、第7期介護保険事業計画の主要施策としても取り組まれたものと認識をしております。さらに、私自身は第8期においても最も重要な主要施策として発展・進化させるべきものと考えるところでございますが、その中核となる地域包括支援センターの体制、特に専門的なスタッフの充実強化が必須要件であり、その必要性と今後の体制強化に対する町長の見解をお伺いするものでございます。3点目は、高齢者福祉介護施設及び保険医療施設の整備と機能的連携のあり方についてお伺いいたします。清里町においては特別養護老人ホーム、そして診療所・介護老人保健施設・保健センターの3つの機能をあわせ持つ保健福祉総合センター、さらには一昨年、保健福祉総合センターに隣接して軽費老人ホームが整備され、近隣及び人口が同規模程度の実態と比較しても、一見、極めて施設的には整備されている、そういった状況にあると認識いたしてございます。また、特別養護老人ホームについては施設建設後 34 年が経過し、施設の老朽化が見られることから、昨年、町と議会に対して整備支援の要望書が出されていると認識するものでございます。今後、どのような形と機能で整備がなされるかは、ある意味、清里町の今後の高齢者福祉と介護全体の受け皿として大きな意味を持つものと考えるものでございます。加えて、診療所においては 19 床ある病床が未使用状態にあり、医療療養病床としての役割を担えていない現況にもあります。今後の施設整備や運営の支援に当たっては清里町の高齢者福祉や介護、医療の実態やサービス事業の課題を的確に捉え直し、専門的見地を踏まえた中で協議を進められ、機能的連携をしっかりと構築することにより必要とされる潜在的な介護・医療需要の隙間を埋めていく取り組みが必要と考えますが、町長の見解をお伺いするものでございます。4点目は認知症ケア施策の充実についてお伺いするものでございます。認知症につきましては、言語や知覚に関する脳の機能低下が成人になってから起こり、生活に支障をきたしている状態とされていますが、アルツハイマー型や脳血管性、レビー小体型、前頭側頭型など症状も様々であり、ある意味、年を取ること自体、加齢が最大の危険因子であり、人生 100 年時代が言われる今日、誰が発症しても不思議ではありません。事実、厚労省の推計では 2025 年には 700 万人。実に高齢者の5人に1人の割合になるとされています。加えて認知機能の少し衰えたMCI軽度認知障害を持つ方も急激に増えてございます。特に認知症の方を家族として持つ場合、各種サービスを受けつつも、極めて家族の精神的・肉体的・経済的負担は大きく、老々介護と言われる高齢者世帯が急激に増加する当町の現況においては、深刻な課題となり施策的重要性が非常に増していると考えるものでございます。当然、清里町においても認知症対策は重要な施策とされていますが、認知症対策に向けた今後の取り組みの重要性の認識について町長の所見をお伺いするものでございます。最後に5点目として、生活支援サービスの充実と予防対策及び地域共同互助、見守りと支え合いについてお伺いをいたします。特に、2015 年の介護保険法の改正により高齢者が要介護にならないように総合的に支援する介護予防・日常生活支援事業が創設され、全国一律ではなく市町村が主体となった地域支援事業が展開されていると認識するものでございます。一方、この仕組みの導入は介護給付サービスの抑制を目的に、特に要支援1及び2の方や軽度の介護認定の方の生活支援サービスの抑制と低下に繋がっているとの批判的評価もあるのも事実でございます。加えて、最近は口腔機能や筋力低下、低栄養による認知身体機能の低下、いわゆる高齢者のフレイル予防の重要性が注目されているところでございます。こうした観点からも、重度の介護状態になる前に、地域の中で安心して暮らすことのできる地域支援事業としての生活支援サービスは、在宅高齢者の命綱となっていることを認識され、予防対策とあわせ、一層の強化が必要と考えるものでございます。また、高齢者の皆さんの生活を支えるためには、制度的な公的サービスだけではなく、地域社会全体での見守りをはじめとした支え合いや助け合いが極めて大切とされるところですが、一方で施設や行政依存度が高まる現実の中で、地域の共同互助や見守りと支え合いの機能が少しながら低下していないかと危惧を持つものでございます。生活支援と予防への取り組み、加えて地域共同互助の今後のあり方について町長の所見をお伺いし、1回目の質問とさせていただきます。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただいま古谷議員からいただきました超高齢化と人口減少局面に対応した高齢者福祉介護及び保健医療対策の今後の方向性とあり方についての御質問にお答えを申し上げたいと存じます。少し長くなるかもしれませんが、清里町における人口の減少や高齢化に係る状況。ただ今の御質問にありましたように介護保険制度がスタートした平成 12 年度時点と比較し、この 20 年間で総人口で約 1,300 人減少しております。そうした中、人口減少に歯止めがかかっていない状況下にあるわけであります。また 65 歳以上の高齢者は2百数十人の方々が増えてきておりまして、今現在では約 1,500 人となっておりまして高齢者人口の増加と高齢化率の上昇が今後も進んでいくだろうという推計がされているところでもあります。町におきましても、これらの動向や状況を踏まえ高齢者の皆さんがこの住み慣れた地域でいつまでも元気に幸せに暮らすことのできるように各種の施策や事業に積極的に取り組んできたところでありまして、一定の評価をいただいておりますことに感謝を申し上げたいというふうに思います。5年後には段階の世代の方々が 75 歳以上の後期高齢者となります、2025 年を迎え、人口減社会における持続的な高齢者福祉のあり方が今まで以上に重要な課題として提起されてくるものと認識をするところでございます。つきましては介護、医療、福祉、生活支援などの関係分野との連携の基盤となる地域包括支援センター機能の充実と地域包括ケアシステムの構築について、介護医療福祉施設、関係者の皆さんを初めボランティアや自治会などの町民の皆さんとの連携のもとに高齢化に伴う課題や問題の解決に向けた取り組みを積極的に展開して参る所存でございます。それでは1点目の高齢者保健福祉計画及び第8期介護保険事業計画の策定に向けた基本的課題認識についてお答えを申し上げたいと存じます。御案内のように高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画のこの2つの計画につきましては、老人保健法及び介護保険法の規定に基づき長寿社会にふさわしい高齢者保健福祉をいかに構築するかという極めて重要な課題に対して本町が目指すべき基本的な政策目標を定め、その実現に向けて取り組むべき方策を明らかにすることを目的とした計画でありまして、あわせて介護保険事業に係る保険給付とサービスの見込みを明らかにすると共に保険料額を定めるものでありまして、介護保険事業運営の基になるものでありますことから、この2本の計画一体の計画としての策定をしているところでございます。つきましては、現在策定作業を進めております本計画に係る基本的課題と重点的、優先的に取り組む課題についてでございます。なんといっても高齢者の皆さんが介護保険を利用せずに元気に日常生活が送れること、これに尽きるわけでありますが、実際には高齢化が進行をいたしますと介護サービスを併用せずに元気に暮らしていくことは極めて難しく困難となってまいります。そうした中においてフレイル対策、また介護予防に合わせ介護を必要とする方への介護サービスの供給体制をしっかりと構築していかなければならないものと考えているところでございます。この計画の策定に当たりましては、まず高齢者の方や介護認定を受けている高齢者の方と、また在宅で生活介護されている方が今現在、何を望んでいるのかを調査するために現在、計画に向けたニーズ調査を実施しているところでありまして、国や北海道が定めた方向性を勘案しつつも、清里町のニーズ調査の結果を参考としながら必要とされる介護サービスの充実と地域ケア会議や関係する計画との整合性を図るとともに高齢者の皆さんや関係する住民皆さんの生の声を生かしていくことを基本に医療・介護の更なる連携や介護予防・生活支援など福祉介護サービス事業の一層の推進を図ると共に高齢者の皆さんの生活経済的格差の解消や、家族の皆さんとの支援と健康づくりを重点課題に計画策定委員会のもとに推進をしてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。次に2点目の地域包括ケアシステム構築の推進についてでございます。本件につきましては、現行の第7期の高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画に掲げております、3つの主要施策の中でも最も重要な施策の1つとして関係機関、団体、ボランティアの皆さんや自治会などの協力のもとに取り組みを進めてきたところでございます。超高齢社会の中にある我が町にとりましては第8期の計画においても引き続き取り組むべき需要な施策として認識をいたしております。御質問の地域包括支援センターの体制、専門的スタッフの充実強化でございますが、ご案内のように本町の地域包括支援センターにつきましては、町の事業として社会福祉協議会にお願いをしているところでありまして、一昨年に社会福祉士を1名増員いたしましたので、現在の職員体制は支援センターの次長1名、ケアマネージャー、社会福祉士各1名、そして保健師1名の4名体制での運営がされているところでございます。また地域包括支援センターの直接の職員ではありませんが、町におきましては今年度会計年度任用職員といたしまして1名の作業療法士を雇用したところでございます。当該職員には地域包括支援センターとの連携により専門職としての資格を生かしながら、予防事業や健康などに関する各種の相談業務を担当いただいているところでございまして、高齢者の皆さんや町民の皆さんが日常的に相談にお出でになっておりまして近隣市町の中でも先進的な事例として注目をされておりますので、今後体制づくりに参考にしてまいりたいというふうに考えている次第でございます。地域包括支援センターは、このケアシステムの中核としての役割、そして中心的な事業であります総合相談支援事業、ケアマネジメント支援事業、権利擁護業務への取り組みと今後重要となってまいります。フレイル対策などの介護予防事業への取り組みなど総合的に判断をした時には早い段階での専門的なスタッフの更なる配置も視野に入れた地域包括支援センターの体制のあり方について、十分に検討してまいりたいというふうに考える次第でございます。次に3点目の高齢者福祉介護施設及び保健医療施設の整備と機能的連携のあり方についてでございます。本町は他の自治体と比較いたしましても特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、診療所、保健センター、ケアハウスなど施設の面においては一定の整備が行われておりまして、地域包括ケアシステムに係る施設基盤は順調に整備されている、そのように考えております。今後はこうした施設資源と体制をしっかりと構築する中、高齢者の皆さんが要介護状態となってもこの住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることが出来るよう住まい、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を進めてまいる所存でございます。このような中、御質問の特別養護老人ホームの改築に係る支援要望が清里福祉会より町と議会に対して一昨年提出されたところであります。現在まで、事務的な聞き取りを通して情報をいただいておりますが、その構想の中では昭和 61 年建設の清楽園本体の建て替えとその後建設されましたユニット等の全面改修となってございます。現在の施設規模で実施するとなれば、相当な財政出動となりますので、本施設の長寿命化に向けた改修の可能性や次期総合計画で計画を予定しております認定こども園、救急や火災、防災の拠点となるそれらの施設、大型事業や公共施設の長寿命化計画に基づく各施設の改修事業などの整備に係る財源の見通しと実施時期、さらには勤務体制や経営収支の見通しなどを整理していかなければならない課題が山積をいたしておりますので、今後も議会とも十分に協議をする中、総体判断をしてまいりますので御理解をいただきたいと存じます。次に診療所の 19 床の入院病床でありますが、現在はスタッフの確保が出来ない、また採算の見通しが立たないと、そうしたことを理由に休止されている実情にあります。なお、診療所の施設貸付契約につきましては明年3月末日で契約終了をいたしますので、次期の清里診療所体制の中で改めて地域包括支援システムにおける入院病床の役割、これらをしっかりと認識した中で病床の確保に向けた最善の努力をしてまいりたいと考えております。次に4点目の認知症ケア施策の充実についてでございます。我が国は高齢化の進行のもとに、認知症の人数も増加しております。本町におきましても高齢者の年齢が高くなるほど発症者数が増えてきておりますので、今後も認知症の発症者は増え続けるものと想定されているところでございます。認知症は早期治療により進行を遅らせたり、病状を改善させたりすることもできますので早期診断、早期治療を進めていくことが大切となっております。認知症への対応としては認知症を学び地域で支え合うを基本に、町民の皆さんに認知症とはなにかということを理解していただくことが一番大切なことと考えているところでございます。本町における認知症予防対策の取り組みでは、ふまねっと運動、認知症と高齢者SOSネットワーク事業、認知症サポーター等の養成講座、清里オレンジカフェ、在宅介護者の集い等々で、認知症の方やその家族の方を対象に、社会福祉協議会及び地域包括支援センターが中心となり行われている実情にあります。今後とも、これらの事業の継続と高齢者保健福祉計画策定のニーズ調査に基づく新たな施策や事業の創設と認知症に特化した施設体制のあり方などについても、重要な課題として取り組んでまいりたいと考える次第でございます。次に5点目の生活支援サービスの充実と予防対策及び地域共同互助、見守りと支え合いについてでございます。御質問の 2015 年の改正では、高齢者が要介護状態にならないように総合的に支援をいたします介護予防日常生活支援総合事業が創設されております。これまで介護認定で自立判定を受けた方を対象に行われていた市町村の介護予防事業は、介護認定の申請を行わずとも介護予防サービスを利用できるように改正されたものでありまして、要支援者の介護予防が市町村で行われていた介護予防に一本化されたという形の中で新しく生まれた制度でございます。これにより要支援1から2の方が利用する施設のサービスでは、本事業にかかる介護保険上の報酬単価が要介護者の方が要支援者よりも高く設定されておりますので、要支援者に対するサービスの提供と施設側の収支の問題とも相まっておりましてサービス事業に係る批判的な声もありますので、議員ご指摘のとおり状況を注視していかなければならないものと考えているところであります。次に、超高齢化社会の中で元気に過ごすための介護予防、とりわけフレイル対策の重要性についてでありますが、先の項目でも申し上げましたとおり本町は施設面での整備はほぼ充実してきておりますが、今度は予防事業としてのフレイル対策などのソフト面の施策の充実に向けて取り組みを進めてまいる所存であります。また地域の支え合い見守りにつきましてはボランティアや自治会、老人クラブ、民生委員、認知症サポーター、認知症等高齢者SOSネットワークの皆さんなどと地域福祉に関わる皆さんが核となっていただき地域の支え合いや見守り活動に取り組んでいただいているところではありますが、人口の減少、高齢化の進行、核家族化、価値観の複雑化、多様化、そして行政への依存度の高まりなどの様々な要件から私たちにとりましても、こうした活動に対する意識や人材不足、機能低下が心配されるところでございます。つきましては、現在策定作業を進めております高齢者福祉計画第8期の介護保険事業計画のニーズ調査の中で地域での活動や助け合いについても調査し、地域の実態把握をしておりますのでこれら課題の掘り起こしと対応策について介護、福祉関係機関の皆さんとの連携のもとに地域共同互助活動の今後のあり方について次期計画の中にも盛り込んでまいりたいと考えている次第でありますので、ご理解をいただきたいと思います。以上、申し上げまして長くなりましたが1回目の答弁とさせていただきます。
再質問 2番 古谷一夫
それでは再質問をさせていただきたいと思います。地域包括ケアシステムの構築、その組織機能のあり方をあわせて御質問申し上げますが、昨年議会としても所管事務調査で上砂川町の取り組みの実態というものを勉強させていただきました。やはりそこで感じたのは、人材と持続的な学習がきちんと職員に周知されているかどうか、これが非常に重要な形ではないか、そういうふうな認識ではあるんですけれども 2025 年問題を目前にした地域を各システムの中核としての役割を担うという基本認識については町長と同じくするものであると確認をさせていただいたところでございますが、答弁いただいた専門的スタッフの早い段階での輩出という具体的な取り組みと支援センターの組織と機能の本来的あり方についてお伺いしたいと存じます。先ほど答弁があったとおり地域包括支援センターについては、社会福祉協議会に委託され町の派遣職員を含め4名体制、そのうち 3.5 人工については約年間1千 250 万の財政的支援を介護特会から行っているという状況にあるというふうに認識していますが、言うまでもなく現在の高齢化率が 36%を超えて、ほぼ 40%に近付いているということを考えた時、介護医療予防の一体的提供に対するゲートウェイ、入り口としての役割、さらには相談やサービス提供のプラットホームとしての役割機能。加えて、在宅、通所、高齢者施設、医療機関を結ぶ調整とマネジメント機能を担う体制としてはまだまだ支援センターそのものは脆弱な状態、体制ではないかというふうに私は認識するものであり、特に町長からご答弁あったとおり特に専門家等の積極的な輩出という部分を併せて総合的なマネジメント機能を発揮するためには中核的人材がやはりどうしても必要ではないかというふうに考えるわけですが、今後の具体的な取り組み、どういう形で第8次の介護保険計画に反映していくのかその考え方を再度お示しいただきたい、このように存じます。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただいまの御質問でございます。地域包括ケアシステムの構築に合わせた地域包括支援センターの体制、そして専門職員の充実・強化の関係でございます。先ほど来申し上げておりますように議員御指摘のように人口の減少、高齢化率の進展で大変な状況になって来ておりまして、この制度が始まった当初から見てもかなりの速度で進展がされているところでありました。当初の段階、平成 20 年の時にこの支援センターが制度的に発足になったわけでありますが、24 年からは社会福祉協議会の方に全体的な福祉事業サービス事業の中で専門的職員の配置を含めて業務委託をさせていただいたわけであります。そうした経過の中で大変なスピードで高齢化が進んでおりますし、またそれに関わる制度も多く改正をいただきました。かなり詳細にわたってのサービス事業が展開をしていかなければならないということで、当初想定していた時よりも内容がかなり濃くなってきていることも事実でありまして、それぞれの専門的な見地を持って対応していかなければならないとそんな状況に相成って来ているわけでありますので、そうした状況をしっかりと踏まえながら全体を地域包括支援センターはこのシステム全体を包括する中核的な役割が最も大きな仕事でございますので、ここら辺が果たしていけるように、町としてもそうした中において対応策を十分に検討していきたいというふうに考えております。今の法的な部分でいきますと、今の体制で法的には支障はないわけでありますが、ただ委員からのお話にもありましたように実態としていろんな介護サービスの展開をこれからの政策の中で実施するとなれば、やはりそれなりの対応が必要になってくるということで、法的な部分を除いての部分を含めて検討させていただきたいなと考えているところでもありますので、ご理解を賜りたいと思います。
再質問 2番 古谷一夫
地域包括支援センターの組織機能の強化という方向性で今後取り組んでいただくということで確認をしたいと思いますし、また先ほど来、町長より答弁あるとおり、ケアハウス、特養、老健、診療所を含めて、施設的には十分整備されている実態の中において、ただ、現実的に地域包括支援センターがその本来的機能を発揮しないと、その3つ、もしくは4つの施設がしっかりとマネジメントできないのではないのか、という危惧がついて回るところでございます。地域包括支援センターの機能強化を第一に考えた場合、それぞれの施設の役割をしたスキームをきちんとつくった中においてケアハウスの役割、老健の役割、特養の役割、診療所の役割、あわせて行政側に置いている保健師を含めた専門的職員の役割、それを地域と結びつけていく機能、そういったものを考えたときに地域包括支援センターの機能と運営責任というものを、今後の計画の中で再点検した中に置いて、しっかりと位置づけていく必要があるのではないか。現在は先ほど町長から答弁があったとおり実態的には社会福祉協議会の内部組織として。見たところ、係としてしか位置づけられていない。現場の職員は一生懸命やっておられます。ケアマネプランづくりですとか医療機関、それから施設の連携、非常に一生懸命やっている実態の中においても、その位置づけ自体が本来的な位置づけに収まっているのかどうかも非常に今後の新しい役割、さらに重要性を増す役割の中についてはやはりしっかりと見直していく必要も片方ではあるのではないか。事業の執行や決裁がセンターとしてそこへ完結していないんじゃないのか。ある一定の言ったように社会福祉協議会の一部、内部組織として位置づけられているというのが今の実態であるということ。本来の法律で言うところの地域包括支援センターの機能を発揮するための組織のあり方、位置づけのあり方、運営委託のあり方そういったものを考えた場合、特に地域ケア会議という形の中で多職種や高齢者施設医療機関との連携調整を通じた個別的課題の解決、地域課題の発見、地域づくり資源の開発、ネットワーク形成、加えてこれからの介護高齢者福祉の政策形成という役割をもともと法律的な制度、運用の中においては、支援センターが求められているわけであって、そこにはそれなりの人材と資力そういったものをしっかりと位置づけていく、そういった方向性をやはりしっかりと再構築するということが今回の第8期の介護保険計画の中において重要性を占めているではないか。このように認識しているわけですけども社会福祉協議会に委託している委託者の立場として現在その辺のしっかりとした根本的なあり方、今後の運営の方向性についてどのように検討されていくか、御答弁を願いたいと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
地域包括支援センターの役割と方向性の関係でございます。先ほども申し上げましたように、平成 24 年より、今の業務委託という形で社会福祉協議会にお願いをしているわけでありますが、あくまでも業務委託ですから全て町の計画に基づいて業務を執行してもらうということでありますので、そういう中において町の役割はしっかり果たしていきたいと思っておりますし、また今までも果たしてきているというふうに思っております。ただ、全体としては当時思っていた以上に、かなり内容は複雑化をしてきておりますし、また進化もしてきているわけでありますから改めてそうした今の執行の体制が好ましいのか。またそれ以外の新たな対応づくりというものが適切なのか、これらも含めながら計画の中では作成にあたって検討させていただくように私の方からも委員会の中にお話をしておきたいと思いますが、現状の中においても先ほど来ありますようにやはり専門職員としての配置等を含めながら役割、執行体制を果たしていけるような対応をしていきたいと思っておりますし、なんと言っても地域包括ケアシステムとしての役割をどう構築するかそのためのベースとなる一番核となるところでありますので、そこら辺について皆さんからもしっかりと意見をいただきながら調整をする中で対応をしていきたいと考えているところでもございます。その段階において色んなやりとりが出てこようかと思っているところでありますが、最も好ましいスタイルに向け皆さんと知恵を出しながら方向性の確認をしていきたいと考えておりますので、ご理解いただきたいというふうに思います。
再質問 2番 古谷一夫
今申し上げたとおり地域包括支援センターそのものについては 40%に迫ろうとしている超高齢化において、町民の約 40%ということは、ほぼ半数に近い人が最初の入り口とするセンター、そこにおける役割機能というものは、制度が発足以来、非常に重要性だとかそういったものは増しているという認識に立って、従来型ではなくしてもう1回将来未来志向型の中においてどういった機能を持たしていくのか組織体制をどうあるべきかについては是非第8期の計画の中で根本的な基本的なところから検証を加えていただきたい、このように要望しておきたいと思います。続いて認知症ケアの対策の充実ですけれども、先ほどソフト事業について何点か取り組みについてご説明あったわけですが、現実的に高齢化と長寿命化が進む中において国においては 2015年にオレンジプランという形の中で認知症施策の推進総合戦略が7つのプラン柱で立てているわけですけれども、さらに併せて 2019 年には認知症基本法、共生と予防という形で新しい動きが出てきている。そういった中において当町においてはある一定のソフト事業については展開されているが、実態としては小規模多機能型の居宅介護だとか認知症に特化したグループホームというものがないことによって、地域での介護の支え方について非常に隘路があるというのが実態ではないのか。そういった中において、1つは 2012 年に制度が導入された段階において、自治体ばかりじゃなくて色んな議員の方とも勉強させていただいていますけれども、中国地方の山陰地方や東北地方ではJAが地域産業を支えるためにそういったグループホームや多機能を持っていた、さらには九州あたりでは商店街の協同組合がそういった空き家を使いながらやっているだとか新しい取組、そういった形で当然介護保険料のはね返り地域密着型で行った場合あるわけなんですけれども、そういった民間活力。近隣町村については土建業ですとか違った形の会社が参入してきているのが実態ではないかと思いますので、どうしても当町においては大規模型で全部進んでいて行政負担がほとんど。民間と言いながらもほぼ行政からその負担をして支援をしているというのが実態の中において民間活力ですとか地域産業の側面から新たな方向性というものを。特に認知症については小ユニットの関係も含め検討していく余地があるんではないか。特に今後特養の改築という形において小ユニットの改築も全面改築という答弁があった訳ですけども、そういった中でそういった協議が運営者側、設置者側と十分されているのか。やはり当初申し上げたとおり、隙間というものがかなりあるのではないか。当町においては施設中心的な部分と各行政の専門職、支援センターを含めて色んな部分でやっていますけど、どうしても隙間がある程度見えてきているのも事実ではないか。そういった中において2つの大きい課題というのは認知症の小規模のユニット、それから療養型もしくは診療型の病床というものが2つこれが大きく穴が開いているという表現はまずいですけれども、かなり隙間となっているという前提に立った場合、特に認知症ケアというのは今後非常に重要な施策展開の柱になる、このように認識するわけですが、同じく第8期の中でどのように位置づけられていくのか、方向性を探るのか。こういったことについて町長の見解をお伺いするものでございます。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
先ほども御答弁申し上げましたように、高齢者の年齢が高くなればなるほど認知症の発症の方々も増えて来ていると、これが実態でありまして清里町の場合、それに特化した施設というのは今持ち得ていないわけでありまして、委員の方からもありましたように、しからば清里町の特別養護老人ホーム、今回の建替計画の中ではそういうユニットの整備についての検討をされているのかという部分でございますが、先ほど申し上げました具体的にそこまでまだ進んでいない段階でありますから、課題としては皆さんそれぞれの認識をしている中で、どういうふうに持って行こうかということにこれから議論をされてくるというふうにも理解をしております。またもう1点、民間活力という部分での例えばの例で、JAさんだとか商工会さんだとか色んな部分での民間の方々がこの認知症はどちらかというと小規模多機能型になってきますから、そういう部分で大きな施設でなくて目の届く小規模な施設としての配置が求められてくるわけでありますので、そんな中での対応というのも十分に検討には値するかなというふうに思っております。また今回、農協さんの場合は第 10 期の農協の振興計画が策定されておりまして、その中においても、JAとしての高齢者に向けた対応という部分での打ち出しがされております。具体的な中身はそこには記載されておりませんけど、やはり今農業を続けていく段階において仮に介護者がその家族の中から出てきた場合における営農の継続性とこうしたものも含めた中での対応ということでの提案でありますので中の1つの方策として、実際グループホームをJAさんが建設をしてやられているという事例も各所にありますので、そうしたものを参考としながら連携を図っていければなというふうに思っているところでございます。いずれにしてもこれからやはり認知症の部分はかなり大きなウエイトを占めてくるだろうなというふうに思っておりますし、事実そういう対象の方々も増えてきているというようなことをしっかりと認識を持った中でそれらに向けた対応が町もそうですけどもケアシステムの中に全体としてしっかりと地域で支え合うという姿が出てくるように我々としても努力をしていきたいと思っているところであります。そんな意味において今後ともそうした新しいスタイルに向けた御意見等をいただければ幸いかなと考えているところでございます。
再質問 2番 古谷一夫
限られた財源の中であれもこれもは厳しいという認識をしているわけでございますけども、ただ現実的に潜在的な需要、実態的な需要はどこにあるかということを見定めた中で、ただ単に施設が老朽化してきた云々の議論ではなく、先ほど来述べているとおり、しっかりとそれぞれの機能的連携が図れた中で地域の高齢者福祉が地域全体として支えていける仕組みを行政はもちろんですが、ある意味では民間における可能性、それは地域産業の持続性、さらには地域における新しい雇用、農福連携や商福連携という形の様々な形の可能性を当然求めていかなければ従来型の行政依存型になってしまって、あれは出来るけどもこれは出来ないという、どうしても隙間がそのまま置き去りにされるというリスクを負ってしまうというのもありますので、ある一定の方向性というものを是非第8期の介護計画の中で検討を加えていただきたい、そして方向性を見出していただきたい。必要あればそれぞれの組織団体に、新しい事業の取り組みとして、町が主体的に呼びかけを行っていただきたい、こういった点を要望させていただきたいと思います。続きまして、生活支援サービスの充実と予防対策という形で先ほど来答弁があったとおり、介護度重度化を防ぐための通所サービスの充実等、予防対策が重要になってきて先ほど言った総合事業の中においては従来見ていますと、どうも要支援者と要介護者の割合が総合事業対象者の中では逆転現象に向かっているのではないか現場の声を聞いてみると 29 年福祉会でやっている例でいくと要支援者が 40%、要介護者が 60%あったものが、昨年度は逆に要支援者が 45%、要介護者が 55%という形の中で間違いなく逆転するだろう、そういった中で身体的支援については介護重度の方、それから、生活支援についてはかなり切り詰められてきているとの実態になってきて、そういった中で施設の運営の財政的な側面、単価の抑え込みという形の中において、非常に経営的にも両方の施設がそういったものになっていくと思うんですけれども、それと同時にそのサービスを受ける高齢者の方々も限られた形の中でしかサービスを受けられない限度というものが見えてきている。そして働いている人たちへの待遇も厳しいものになってきている。特に介護人材、福祉人材のしっかりとしたそういった生活を支えていくことは当町の特に超高齢化した状況や今後さらに進展している状況に置いては非常に重要性を増してくる働く人たちの環境、経済、こういったものを見据えた中でやはり町単独事業として動いている、制度が変わったわけであって国に物申すのも必要でしょうけど実態として町が運営という形になった場合の新しい方向性とか支援のあり方。横出しとは言いません、あくまでも町の単独事業ですからそこに厚みをつけていくということも非常に重要になっていくのではないか。そういった要支援者にとか、そこにしわ寄せがいかない、それから施設運営がしっかり円滑に持続的になされる、さらにそこで働いている方についてもしっかりと支え切れる、そういったあり方の中でやはり今後、町単独事業としての生活支援サービスのあり方というものをもう少し厚みをつけていいのではないか。このように考えるところですが、町長の見解をお伺いしたいと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
生活介護支援サービスの関係でございます。これも介護保険法の 2015 年の改正によって要支援、要介護という区分の区分けができて、今まで町で実施していたそれらのサービスについても介護型支援型に切り替わってきたことによる1つの大きな問題なのかなというふうに思っております。それぞれの施設においてもサービス事業を提供しているわけですが、先ほども申し上げましたように、やはり報酬単価が下がってしまったという部分でそこに介護と支援との間に隙間が出てしまったというのが実態でありまして、それぞれの施設の担当の皆さん方からもそういう大きな声をいただいているところでもございます。そうした中でその弊害がサービスを受けられる側にどうしてもはね返ってしまう。介護のサービス給付のチャンスに少し目をつむるというようなことになってきたら大変なことだと思っております。質問にありましたように対応の考え方は全く同じかなというふうに思っておりますが、これも1つの大きな流れとしての法律に基づく仕組みになってきておりまして、また全体としての給付とサービス、保険料との絡みがありますから、やはりここは国に対してしっかりと物を申し上げながらそこの狭間を埋める対策を出してもらいたいなというふうに考えております。ただそのままいつまでも改正を待っていてもというのがありますから町は町として独自事業としての意味合いもありますので、しっかりと対応ができるように関係方面とも対応策について当面どういうふうにそれを繋いで行けるのかと。その制度を改正するまでの間どういうふうな形でこれを維持していくんだというような部分も含めて対応をしていきたいというふうに考えているところでありますので、これらについてのご理解を賜りたい。またこの内容については保健福祉計画、今策定をしておりますし、特に介護保険事業の計画の中でも必ず保険料に影響が出てくるというところもありますので、しっかりと議論をした中でどういう姿が最も好ましいかを含めて検討を加えていただくように指示をしておきたいというふうに思っておりますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。
再質問 2番 古谷一夫
町長から非常に前向きなご答弁いただいて、ありがたく思っております。是非今言っておった形の中で町単独事業として、隙間ができないように、それからそのしわ寄せが要支援者や軽度の要介護者、さらにはそのはね返りによって施設の運営だとかそこで働く現場で働く皆さんにいかないような形の中で是非ともさらに厚みをつけた中で予算措置も含めて、人的配置も含めて取り組んでいただきたい。特にケアマネジメントしている当町の関係職員の皆さんも非常に苦労しながらされているというふうに認識してございますので、そこが本来は単位を下げなくちゃいけないけれども何とかならないかという現場での苦労は身にしみてわかりますので、その辺、三者三様できちんとウインウインになれるような関係、そのためには町の積極的な施策支援が必要になってくると思いますので、その辺の取り組みを今後ともお願いしたいと思います。最後になりますが共同事業と支え合い助け合い。これだけ立派な施設が出来てくる。そうした中において施設中心主義的になってくると同時に、行政依存型はどうしても地域の力、それはやっぱり高齢化しているということもあってなかなか地域全体にそのエネルギーがなくなったというのもあるんでしょうけど地域の支え合いということが非常に重要になってくると思っておりますのでそういった中において高齢者の見守り等においても、先日も緑の老人クラブの皆さんとお話しする機会があったんですけれども、支所に行っていろんな相談しているんだというお話もあって、やはり支所機能とかそういったものを前向きに積極的に使っていく。ただ単に行政事務の窓口ではなくしてそこを活用して、臨時職員等が必要だということであれば巡回とかそういったことも含めてもう少し能動的な積極的な対応というものが地域と一緒になりながら行政の方のそういった余裕があるとか余地があるところについては動かしていくという必要性もあるんではないか。さらに加えて4月1日からハイヤーの利用助成事業がスタートして非常に助かっているという声を聞いています。まだ利用率が 40%~50%ぐらいになっていると思うんですけれども、やはり先に国土交通省においても新しい法律をつくって地域交通の計画は義務化ではありませんけど市町村自治体は作りなさいという法律が先般成立しているわけであって、やはり今のハイヤー利用というのは生活者、交通手段を持たない、それからある程度中心市街地から遠くに住んでいる方については通院にしようが買い物にしようが、友達同士の交流にしようが非常に重要な策であってやはり町長の昨年の一般質問の答弁にあったとおり、制度設計というものをしっかりやっていただきたい。現在のハイヤー利用というのはあくまでも繋ぎ事業だという答弁をいただいているわけであって2年3年と先送りすることなくもうこれはもう実態的に言えば他の自治体では既に多く取り組んでいる話であって、是非今年度中を一つの目途としながら制度設計をしっかりしながら高齢者に対する交通対策というものを進めていただきたい、このように考えるところでございますが地域の共同、支所の機能、それから高齢者に対する交通手段の制度の設計どのように進捗しているのか考え方があるのか最後に町長のご答弁を求めたいと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
地域における見守り、支え合い、助け合い運動の関係でありますが、清里町の中においても既に高齢化率、清里町自体がもう超高齢化というところでありますが、その中でも札弦地域や緑地域はさらに大変な状況になっているということでありまして、今まではどちらかというと支える側にいた高齢者の方々が、今度は自分が支えてもらう立場になってきているというようなことがありまして、地域の見守り活動、支え合い活動が徐々に動きが鈍くなってきているというのも実情ではないかなというふうに思います。そうした中において、町もそうした方々をしっかりと見守っていかなければならないと思っておりまして、本来、地域おこし協力隊も今予定をしているんですが、なかなか応募がないという中で、それを待っていたらいつまでも無いで終わってしまうのではないかと。この間も所管の方とも連携をとりまして、他所から来ないのであれば地元でということも、当面策としてやらなきゃならないではないかと。そうした中で地域の活動を少しでも支えていきたいなというふうに思っておりますし、今議員からもありましたように支所機能のあり方を再構築する必要があるだろうというふうに思っております。今時点でも支所で扱っている事務量というのはそんなに多いわけではありません。まだまだ余裕があるというふうに見ておりますからそれらをやはり地域の方々との連携のためにどういうふうな方策がとれるか、しっかりと次年度に向けて対応を考えていきたいなというふうに考えているところでありますので、これらについて御理解をいただきたいというふうに思います。また先ほど来ありました地域公共交通、高齢者の方々の足を確保するという関係でありますが、今年度から高齢者福祉ハイヤーということで、一定の方向性をスタートさせていただいたわけでありますけれども、これは当面対応としてのまず急がれる部分ということで実施をさせていただいたものでありますから、全体としての高齢者の足、地域の足をまた地域公共交通のあり方をどうしていくか。しっかりと方向性を出していかなければなりませんし、それに向けた制度設計も進めていかなければならないと考えている次第でありますので、これも今のそうした制度との絡みも含めながら対応をさせていただきたいと考えている次第でもありますので、これらについても御理解をいただきたいと思います。いずれにしても、清里町に住まわれた今までの大先輩であります高齢者の皆さんが清里町で本当に安心安全にいつまでも心豊かに暮らしていける、そうした環境づくりをそれは我々の使命だというふうに思っているところでありまして、横の連携もしっかりととりながら関係機関、足並みあわせてそういう方向性を確認しながら進めていきたいと思いますし、そういう方向性がしっかりと今回の計画の中で示せるように努力をしていきたいと考えておりますので、御理解をいただきたいというふうに思います。
再質問 2番 古谷一夫
最後に5つの項目に渡って町長から極めて前向きなご答弁をいただいたことを評価させていただきたいと思います。第6次の総合計画を策定中であり保健福祉計画、第8期の介護保険事業計画の策定中でございますので、ぜひご答弁いただいたことを具体的にこれらの計画に反映していただき、新年度予算の編成に向けて急ぐものは急いでしっかりやっていく、この超高齢化のスピードに的確に対応できるような取り組みを今後とも御期待申し上げて質問を終えたいと思います。ありがとうございました。