清里町議会 平成23年第5回定例会 2011年6月22日
(1)清里町における防災への取り組みと今後の課題について/(2)特色ある地域振興対策について
2011年6月22日、清里町議会の一般質問で、前中康男議員が「清里町における防災への取り組みと今後の課題について」「特色ある地域振興対策について」について質問し、町長 櫛引政明が答弁しました。
- 質問者
- 前中康男 議員
- 答弁者
- 町長 櫛引政明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 前中康男
通告にしたがいまして、一般質問をさせていただきます。議員として一年生、そして今日のこの暖かさの中、かなり脂汗が出ております。そんな中、質疑が迷走するかもしれませんけれども、その辺はよろしくご理解とご協力のほどお願いいたします。まず初めに、清里町長選挙におきまして、多くの支援と期待の中、町政執行にあたられます櫛引町長には謝意を申し述べますとともに、これからの清里町のまちづくりのために、全力で取り組んでいただきたいと思っております。4期16年、前橋場町長が目指した「住民と対話と協働のまちづくり」、そして、今期、新櫛引町長は、「みんなで創る明日のふるさと、まちに活力とにぎわいを」をメインスローガンに、住民参加と協働、共生のまちづくりを理念に、第5次清里町総合計画の実現のために、スピード感をもって町政を推進していただきたいと考える一人でございます。さて、3月11日発生の東日本大地震により、多くの方々が被災され、また、福島原発事故も未だ終息が見えない中、1万5千人にものぼる尊い命を失い、今もなお行方不明者7千6百人以上もおり、被災された方々に謹んで哀悼の意を表し、ご冥福を申し上げます。また、避難所生活、転居者生活も12万人を超える方々が不自由な生活を余儀なくされ、改めて被害の大きさに驚嘆し、重ねてお見舞い申し上げる所存でございます。一日も早い復興、再建されることを心から願っております。さて、この大地震を契機に、国、道、市町村の防災対策あるいは防災計画を再確認する必要性が出てきた今、我が町清里町の防災への取り組みはどのように対応しているのかお聞きしたいと思います。まず1点目、過去において、自然災害あるいは火事等による避難勧告等を出したことがあるのかどうか、ご説明願います。また、仮にそのような災害等が発生した場合の町民への情報伝達はどのような流れで執り行っているのか、あわせてお聞きしたいと思っております。2点目、緑地区にある農業畑地かんがい用の緑ダム耐震強度についてお伺いいたします。今回の東日本大地震をきっかけに、緑、札弦地区の住民の中には、緑ダムはどの程度の地震まで大丈夫か知りたいという声を多々聞いております。そして、万が一そのダムに何らかの被害が出た時の地域住民の避難誘導は、町としてどのようなシミュレーションができているのかお尋ねしたいと思います。そして、最後になりますけれども、特色ある地域振興対策としての、道の駅さっつるパパスランド改築、改修についてお伺いいたします。平成2年に建設され、かれこれ20年近く過ぎ、その間平成19年には道の駅に指定され、21年度に採択した農山漁村活性化プロジェクト交付金事業として計画されたさっつるパパスランドですが、町長はどのような方向性をもって札弦、神威地区の地域振興対策を実施計画するのか、所見をお聞かせ願います。もちろん、住民サービスの充実、道の駅としての交流人口の拡大、あるいは農産物直売、地元の特産品の販売等も踏まえた中で、お示しいただければ幸いでございます。その3点について、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただいまご質問をいただきました前中議員の、清里町における防災の取り組みと今後の課題、1点目の防災時における町民への情報の伝達と、また避難勧告、これらの実績についてということでございますが、前段申し上げておきますが、避難勧告については今まで一度も清里の場合はないということで、ご理解をいただきたいと思います。これらの災害の関係、ご案内のように近年については想定を超える異常気象等によって、全国では多くの風水害の自然災害が発生をしているところでございます。今もありましたように、そうした中でも、去る3月11日に発生いたしました東日本大震災におきましては、マグニチュード9.0、宮城県の最大震度は7ということで、日本の観測史上で最大規模の地震というふうに言われておりまして、あわせてそれにより大きな津波が発生をいたしたところでありまして、多くの方々が被災をいたしました。そして、今なお死者、行方不明者含めて2万人を超える数の方々の数字にのぼっておりまして、まだ行方がわからないという方が多数おります。そういうことから、防災に対する意識の高まりと必要性がより強くなってきているという状況にあると思います。国におきましては、災害対策基本法に基づき、中央防災会議が我が国の災害対策の根幹をなす防災基本計画を策定いたしまして、防災体制の確立、防災事業の促進、災害復興の適切化、そして防災に関する科学技術及び振興等の項目にかかる指針と、あわせて防災業務計画、それと各地域における地域防災計画において、その中で対処すべき重要な事項についての基本的な考え方を示しているところでございます。こうしたことから、各地方公共団体におきましては、この防災基本計画に示されております基本的な指針に基づきまして、地域防災計画を策定しているところでございます。本町におきましても、この規定に基づきまして、清里町防災会議が策定いたしております「清里町防災計画」によりまして、地域の災害に関し、災害予防、災害応急対策及び災害復旧などの対策を実施いたしております。防災関係機関の機能を最大限に活用させていただき、町民の皆さんの生命、身体及び財産の保護に努めてまいっているところであります。近年は特に、東日本大震災をはじめとし、全国各地で大規模な地震が発生いたしております。北海道におきましても、平成5年には釧路沖地震、十勝沖地震と続いておりますし、平成6年にも北海道東方沖地震、そして平成15年には十勝沖地震など、極めて大きな地震が発生している状況にあります。こうした中、平成7年11月に建築物の耐震改修の促進に関する法律が施行されまして、国による基本方針の策定と、地方公共団体における耐震改修促進計画の策定が義務付けられたところでございまして、あわせて住宅や特定建築物の耐震化率の目標も定められているところでございます。こうした中身を受けまして、本町におきましては、平成21年12月に清里町耐震改修促進計画を策定し、公表しているところでございます。具体的にこの計画の内容ということでありますと、町内の住宅、また建築物の実態の把握と、大規模な地震が発生した場合における建物の倒壊の被害、そしてこれに起因する生命と財産の被害を軽減するための、耐震化促進のための啓発内容となっておりまして、それらとあわせて耐震性の向上を図ることを目的に策定されているものでございます。こうした計画の基に、町におきましては役場庁舎、トレーニングセンター、緑小学校の耐震化工事をすでに実施をしてきたところでございます。また、あわせて住民の防災意識を啓発するために、平成14年に「防災の手引き」を全戸配布をさせていただきましたし、また6年後の平成20年にも「防災のしおり」、そして平成22年に「ゆれやすさ地震マップ」というものも、広報の配布と同時に全戸配布をさせていただいたところでございます。また、防災訓練の関係につきましても、現在は秋に実施されております清里消防団によります防災訓練にあわせまして、自治会、また自主防災組織等の住民参加型による防災訓練も実施をさせていただきまして、意識の高揚を図っているところでございます。また、過去の自然災害といたしましては、清里町には平成4年9月に上陸いたしました台風17号、これは今まで清里の観測史上初めてで、約400ミリの雨が一気に降っております。ご承知のように玉ねぎが斜里の海岸まで流れ着いたと、そういうような時期でありましたし、また、中斜里の製糖工場の近くから斜里川が決壊したと、そういうような被害になったものであります。幸いにも清里においては住民に死傷者が出るというような災害ではなかった訳でありますが、こうした経過を踏まえながら、万一の災害に備えて、避難場所として町民会館、生涯学習総合センター、コミュニティセンター、トレーニングセンター、また、札弦においては札弦センターや札弦トレーニングセンター、緑地区におきましても緑センターや緑小学校、これらの箇所、清里町内全体で16施設を避難施設として指定し、災害時に備えているところでございます。また、併せて災害の防災備蓄資材の関係につきましても、現在しておりますそういう箇所に、それぞれ毛布だとか衛星携帯電話、拡声器、ラジオ、非常食、それらの物について準備を整えているところでございます。災害対策及び防災体制の関係であります。基本的には気象庁の警報の発令によりまして、異常気象の発生が予測される場合におきましては、災害対策本部設置の事前対応というような形の中で、各課管理職による情報連絡室をいち早く立ち上げることになっております。そうした中で、気象警報、道路情報等の伝達、また被害発生予測に基づく事前準備を整えていくようになっております。そうして、仮に実質的な被害が及ぶというような段階におきましては、北海道防災課、また消防署と連携のもとに、災害が発生するその前であっても、遅滞なく災害対策本部を設置しながら対策に万全を期しているところでもございます。また、それ以外でも予測し得ない大規模な火災、それから震度4以上の地震が発生した場合においては、ただちに災害対策本部を立ち上げまして、被害情報の収集、また現地調査、災害応急活動等の対応を図ってきたところでありまして、今後ともこういう体制で進めていきたいというふうに考えている次第でございます。日常的な情報の伝達等につきましては、広報・お知らせ等、先ほど申し上げました防災のしおり等を通じながら、住民に対して情報の共有と、また啓発意欲の高まりに期待をしているところでもございます。さらには、出前講座等の活用などについても、今後町民に対してお話を申し上げ、啓発活動を強化していきたいというふうに考えているところでもございます。続きまして、2点目の緑ダムにおける災害への対応の関係でございます。ご承知のように、緑ダムにつきましては国営小清水地区の畑地かんがい事業の農業用ダムとして、地域農業者、また住民の強い要望によりまして、昭和57年から20年間をかけて、平成15年にこのダムが竣工いたしたところでありまして、清泉の奥にアタックチャという斜里川の主流の上流に設置がされているところでございます。実質的なダムの供用開始につきましては、平成18年から供用開始を行っておりまして、網走市・斜里町・小清水町・大空町・清里町の1市4町の関係市町が、北海道開発局から委託を受けて、斜網地域維持管理協議会を設立のもと、一括した管理を行っているところでございます。施設のダムの安全性の関係でございますが、基本的には地震や洪水など災害に耐えうる設計となっておりまして、安全性につきましては、事業主体であります国において万全の体制で進められたということでありまして、近代、建設された日本のダムについては、以前に発生した地震により決壊した箇所はないということでありまして、そういうダム設計、また地震に対する安全性が十分に見込まれた中での建設であったというふうにご報告をいただいておりますし、また、阪神淡路大震災などの過去の大地震においても、当該地域におけるいずれのダムにつきましても提体への異常は出たものはなかったというふうな報告をいただいております。緑ダムにつきましても、ご承知のようにダムの提体につきましては、ロックフィル工法、これは土や岩を盛り上げる、芯材には粘土が入っておりまして、そういう盛りあげる方式で出来上がっております。過去に震度5弱の地震もこのダムにおいて経験いたしておりますが、全く異常が見られるような状況ではなかったということであります。また、管理体制でありますが、震度4以上の地震が観測された場合におきましては、提体及び周辺の状況の確認とダムに取り付けられております観測計器での確認を行いまして、安全が確認されるまでの24時間体制での管理を行うこととなっております。また、貯水量や堤体に異常が認められて、ダム本体に危険があると判断される場合については、基本的には非常放流設備が備えられておりまして、安全に放流を行うことが可能となっておりますので、こうした場合においても下流に被害を及ぼすことのない、そういうような説明をいただいているところでございまして、ダム本体の安全性につきましては、十分安全性が保たれているというふうに理解をしているものでございます。また、国としても、ダム決壊の内容は検討されておりません。将来的にも決壊は考えられないという説明を受けているところでございます。このようなことから、ダム本体が一瞬にして爆発的に決壊することは想定できないというふうに考えておりますが、今回のように大雨による洪水災害という部分については一定の想定がされますので、これらにつきまして、下流被害区域が想定されるハザードマップの作成について、開発建設部に依頼してきた次第でございます。今、申し上げましたように、大雨によるダムの決壊というのは、基本的には先ほど申し上げました、非常事態の時には非常放流装置がありますし、一気にダム自体が洪水がもっていくというようなことは考えられませんので、そういうような対応で進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解のほどお願いしたいと思います。続きまして、2点目の特色ある地域振興対策の関係でございます。道の駅パパスランドさっつるを核とした振興方策と、交流人口の拡大と町民サービスの方法についてということでありますが、ご質問の札弦地域におきましては、現在まで関係自治会をはじめ地域の各団体・企業の皆さんが一体となりまして、まちづくり、福祉、教育文化、観光、産業などあらゆる面において、地域連携のもとで積極的に取り組みが推進されているところでございます。しかし、近年は地域全体の高齢化が進み、札弦地区では65歳以上の高齢者の占める割合、高齢化率と言いますが、これは43.6パーセントとなっております。また一方、光岳小学校の児童数が現在27名、また保育所の園児が8名となっておりまして、人口が大きく減ってきている実態にもありまして、少子高齢化による影響も強くあらわれてきているのも事実ではないかと思うのであります。ただ、一方では、市街地の中心部を道道摩周湖斜里線が縦貫し、知床と阿寒国立公園を結ぶ観光ルートと、網走・斜里と釧路を結ぶ道路交通の要所に位置しておりますし、近くにはパークゴルフ場、そしてオートキャンプ場、温泉施設、そして周辺を畑作・酪農の豊かな農業地帯として形成がされておりますし、それ以外にもさくらの滝等の観光施設等もあります。さらには北海道屈指の合板製造工場が地域にあること、加えてスポーツや文化面で多くの人材を輩出してきたことなど、他の地域にはない優れた特性を持っている地域でもございます。こうしたことから札弦地域の中核施設であります、札弦センターにつきましては、すでに改修工事に向けて既存施設の取り壊し、解体工事に着工いたしているところでありますが、改築工事に係る所要額と、パパスランドの基本設計の予算につきましては、本定例議会に提案させていただいているところでございます。ご質問のパパスランドにつきましては、温泉と生産活動室を備えた地域住民の健康増進並びにコミュニティー施設として平成3年に建設され、平成19年には道の駅として登録されました。そうしたことから、観光客の増加に伴う駐車場の狭隘さと老朽化した施設の改修につきまして、札弦地域活性化推進協議会より要望書が町並びに議会に提出されているところでございます。つきましては、これらの経過を踏まえ、かつ、地域住民の健康増進並びに道の駅としての機能の整備と、農畜産物の直売・加工・販売などによる交流人口の拡大と、新たな雇用の創出を図り、地域の活性化を推進する拠点施設として、農山漁村活性化プロジェクト支援交付金事業での採択をいただき、整備を進めてまいりたいと考えている次第でございます。特色ある札弦地域の新たな地域振興方策として、地域活性化に結びつけるためには、現在あります緑清荘、レストハウスきよさと、緑の湯など、他の町内の公共・観光施設等と十分に連携を図り、一体となった中で、それぞれの施設が持つ機能を発揮し活用することや、地域の皆さんによるガーデニング、また環境の美化、道路清掃やそうした各種の行事や活動などというソフト面での取り組みの強化、そういうものを求めながら、利用者の拡大を図っていくことが基本になってくるものと認識をしている次第でございます。札弦地域におきましては、札弦地区の3自治会と神威南自治会を中心に、地域の民間組織、団体、企業等を網羅した「札弦地域活性化推進協議会」が自主的なまちづくりに意欲的に取り組まれるとお聞きをいたしているところでございます。こうした札弦地域の地域住民の協働のまちづくりの取り組みと十分に連携した中で、地域振興策を今後検討を加えてまいりますが、具体的な振興方策並びに基本設計における基本的な施設計画、考え方と、実施設計の概要につきましては、これらを協議の中で十分に所管常任委員会とも協議してまいる所存でございますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。
再質問 1番 前中康男
まず1点目、防災に関連しての再質問をさせていただきます。想定外という言葉が度々町長の口から発せられた中で、やはり今回、これほど想定外の地震、津波が起こった事案に関して、日本国民皆さんが不安に思ったのもまた事実だと思います。やはり、清里町の町民もその中でいろいろ不安はありますけれども、当町としてそれなりの防災体制のシステムを構築させているということを今お聞きして、安堵感でいっぱいでございます。ただ、その中で最近かなり情報化が高度化された中で、IT技術、あるいは通信機能の損傷が情報伝達の中で麻痺するという事案が多々見られます。特に電気が失われると、今回の原発と同じようにPCあるいはそのようなIT関連の機器が使えない。そうなると、町民に対する伝達能力もやはりどういう形で取り進めるのかということも出てくると思います。その点、庁舎における電源的なバックアップ体制ができているのかという点をお聞きしたいと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
まず、ダムの関係につきましては、先ほども申し上げましたように、1市4町で構成されております斜網地域維持管理協議会の管理の下で管理をされておりまして、それらの総体的な管理事務所はご承知のように小清水町に中央管理事務所がございます。その中に常駐の職員がおりまして、そこにダム管理者もおりますので、そういうような中から集中管理を行っております。ただ、定時的にダムにも管理事務所が直接ございますので、そちらには定時的に行って内容の点検をさせてもらっておりますし、かつ、災害等の起きた場合においては、そういうような体制をとっております。また、役場庁舎における非常電源等の関係でありますが、基本的に非常電源を備えた施設になっておりまして、ここが最終的には防災の万が一のための防災本部になることになっております。一昨年、昨年とかけて耐震補強をすべて終わらせたところでありまして、通常の災害においてはここの場所は機能できるということになって、非常電源装置も入っておりますし、その他に災害備蓄用として発電機の用意をさせていただいておりますので、そういう中で十分に対応できるだろうというふうに思っております。また、ダムの放流に伴う避難勧告とかそういう関係については、ダムの支流アタックチャから本流までの合流点までについては、非常用の放送設備が備えられておりますし、また、車による非常警戒をあわせてやるという手順になっておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
再質問 1番 前中康男
最初の質問の方が、庁舎に対してのバックアップ電源ということで、ダムはその後にお聞きしようと思ったんですけれども、今説明がありまして、改めてダムは置いておきまして、まず、その防災の中で今、バックアップの話、当町としてはそれなりのバックアップ体制、発電機等も確保していると。たまたま私の身内も陸前高田の方に派遣に行きまして、その中で避難所の生活の劣悪化、そしてたまたま時期が3月でありまして、被災者も雨に濡れたり、あるいは津波による濡れ等でかなり体温が低体温化したというときに、避難所生活が大きな体育館、あるいは学校という大きな暖房施設の中で、大変苦労していたということをつぶさに聞いております。特に、暖房の面で電気の確保、今、町長がおっしゃいましたように、発電機というのはいかなるときでも必要かなと私自身も思っております。そしてもう1点、やはり北海道は大雨ばかりでなく、冬の交通網の遮断だとかそういうこともやはりあります。そういったときに色んな意味で生活弱者の方々あるいは老人の方々の部分で電気等が停電になった場合の連絡の仕方等、いろいろあるんですけれども、そういう危機的な状況に陥ったときの町としてのスタンスというか対応の仕方を、あわせてご説明できればよろしくお願いいたします。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
災害時おける対応であります。特に北海道においては冬場における色んな対応も考えていかなければならないというふうに思っておりまして、それらのマニュアルに基づいて、それぞれ対応をさせていただいておりますが、特に災害弱者と言われております一人暮らしの高齢者、また障害者などへの対応の関係であります。これらにつきましては、災害弱者名簿というのを別に作成をしております。これは保健福祉課、また社会福祉協議会、そしてそれらの名簿について自治会ともこれらについては連携をとりながら、異常気象等の情報の伝達や災害時の安否の確認、また生活支援と、こういった部分まで行っておりますし、当然、民生委員などの連携をいただく中で、福祉的な部分を含めて対応をさせていただいているところでございます。また、そういうような形の中と、先ほども申し上げましたように、住民の皆さんに対しましても、広報だとか防災のしおりというようなものを通じながら、災害に対する日常からの啓発を行ってきているところでございます。いずれにいたしましても、災害が起きて避難ということになると、大変なことに現実はなってまいります。何もなくて、今までも実質的な避難勧告はされておりません。今後もないことを祈っておりますけれども、万が一と、想定外という部分もありますので、そういう部分も含めて備蓄の関係、それから避難場所の指定の関係、周知等を万全を期してまいりたいと考えております。以上です。
再質問 1番 前中康男
今、町長からご説明がありましたように、高齢者、生活弱者の方々の防災等の伝達をこれからも誠心誠意きめ細やかな対応で推進していただきたいと思っております。また、今、町内におかれまして、光ファイバーの活用方法などいろいろ検討されていることだと思いますけれども、その中にもこういう防災意識、あるいは防災機能も加味した中で検討いただければなと思います。きめ細やかな町政の対応により、町長の考える地域全体で支える福祉社会の仕組みづくりを積極的に取り進めていただければなと思っております。2点目ですけれども、先ほど冒頭町長の方からもダムに関して管理体制うんぬんのくだりがありましたけれども、改めてもう一度お聞かせ願いたい部分がございます。緑ダムの管理条例施行規則というものが平成14年に施行、実施されていて、それに基づき緑ダムの管理をしているということを認識いたしました。その部分で今、管理部分では小清水にあるセンターで管理している。そして、そのセンターの職員が常にダムの管理棟に出向き、そして水位調査等を行っているという体制を聞いております。その行く途中に三基の異常水位警報サイレン等の仕組み、システムがありまして、最終的に管理棟、そして今お話しした三基の管理棟、計4カ所の水位以上の場合に警報を発するという形でとられています。今、説明のように緑ダムはロックフィル方式という、躯体の部分でかなりの土量、あるいは岩石等を積み重ねたダムということも認識しております。確か東京ドーム1.5杯ぐらいの岩石量を積み重ねたという、ロックフィルでも管内ではたぶん1番かなという規模でございます。そういう部分でかなり強度的にはおっしゃったように想定外ということはあってはならないんですけれども、それなりに耐え得る地震にも対応できるダムだとも認識しております。ただ1点、その中でやはり道道摩周線から緑ダムまでに行く過程がかなりの距離がございます。その中で震度6、あるいは震度7になった場合、そこの管理棟に行くまでの道路の確保が難しい。仮に、そこで一時水位が上がった場合、やはり道路の陥没等が起きた場合に、結局は管理者が出向けれないという事案が発生するのではないかと思います。その辺について、町としても管理組合等でご協議あったのかどうか、あわせてお聞かせいただければと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただいまの緑ダムの管理の件でございます。基本的に先ほど来申し上げておりますように、中央管理所にすべてが集約されて、それから色んな活動が起きて来ると。それで、実質的な管理の部分でいけば、ダムそのものは清里町の行政区域内にあります。それで、水利管理者は清里町長ということになってございまして、また、それに基づくダムの管理条例、また規則が制定をされております。それに基づく管理と運営を行っているということであります。先ほど来申し上げておりますように、緑ダムの雨量だとかそれ以外の災害に対する観測については、緑ダム周辺にも、今おっしゃられましたように全部設置がされておりまして、これらのデータが全部中央管理所に瞬時に入ってくる、そういう仕組みになっておりますので、基本的にはその部分のデータを見ながら職員は対応をしていくという形になってまいります。また、気象庁が発する警報等もございますから、それは事前警報という形の中で入ってまいりますので、そういうようなものを事前に察知できれば、そういうような情報に基づく対応をしていくということになります。ただ、今、最後の方にご質問をいただきましたように、実質問題、摩周湖斜里線の道道から緑ダムまでの区間はかなり距離数がございます。また、そこにおいて、水害というのはいっぺんには起きませんので、そちらの方の心配というのはそれほどしておりませんが、基本的に地震などで地割れで一気に大きく陥没するだとか、ということになると車でまっすぐ行けないというような事態も、これは想定をしておかなければならないかなというふうに考えておりますので、これらの対応が、全部がなくなるということにはなりませんから、起きても地割れでそこの間をどういう対応をするんだというような対応になってこようかと思いますので、これらにつきましては協議会の中でしっかりと煮詰めて参りたいというふうに考えている次第でございます。また、冬期間で吹雪で行かれなくなるというのもありますが、これについては、除雪車等の対応がすべてできておりますので、そういうような中で進めていけるかなというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
再質問 1番 前中康男
緑ダムの周辺地域に住む、そういう人たちがやはり不安に思っているのは、異常洪水、大雨の時にそういうふうに水位が上がったというときに、今の体制であれば、アタックチャ川の管理体制では異常水位のサイレンは鳴る。ところが、斜里川に合流した先は、町の対応になるのかなと思うんですけれども、その点についてこれからの対応と言いますか、これも想定の中と言うか、架空の話ではなくて、常に現実の中で見据えた中で施策をやはり検討していただかなければならないので、それもあわせてご説明できればありがたいと思いますけれども。お願いいたします。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
通常の対応ということになってこようかと思いますけれども、大雨洪水などによって斜里川の水位が上がってきたというような中で、どういうふうに住民へ対応していくかというご質問かと思いますけれども、基本的にそこまで上がる水位というのは、先ほどちょっとお話しいたしましたけれども、清里の中で決壊した経過は今まではありませんので、ちょっとそういうことは想定するのも難しいかなと。ただ、最大の想定をしておかなければならないということになってまいりますので、それらにつきましては、当然、時間がありますから、洪水の場合は。時間がありますから、うちの広報車、またはそれ以外の情報の手段を使いながら、これは個別にでもそういう被害が発生するぞとなってくれば、そういうような体制をとって、当然、その前には災害対策本部も連絡情報室もすべて置かさることになりますし、被害が予測される段階になりますと、消防とか警察とか関係機関がその中に全部、本部の中に入っておりますから、そういう機動力を駆使して情報の収集と住民への周知を図り、また、避難が必要であればそういうような勧告もせざるを得ない、そういうふうに考えております。
再質問 1番 前中康男
やはりその不安、地域住民に対する不安の払拭ということに、やはり町としても誠心誠意取り組んでいただきたい。そのことによって、やはり緑ダムを抱える当町といたしまして農家の方々の恩恵もありますけれども、1市4町の中でそれだけのやはり危険性という言葉は適正な言葉ではないかも知れませんけれども、そういう不安の要素も一転垣間見る施設であるということも再認識していただきたい、かように思っております。最後に、さっつるパパスランドについて再質問させていただきます。私も19年に4自治会の検討委員会の役員という中で参画させていただきました。その中で各委員会の中でいろいろ議論討議されて、今、このような形でご提示されている訳でございますけれども、6月に札弦センターが解体されて、確か築43年の札弦改善センターかなと思っております。やはり自分も地域の中でかなり利用させていただきましたし、子どもの学芸会等はいつもあそこで実施していた中で、一抹の寂しさというのも解体時には覚えた一人でございます。そんな中で、やはり札弦・神威地区という中で、限定の中で考えれば、今、さっつるパパスランドをどうするんだという中で、色んな地域住民の方のお話しがあります。その中で私もデータ的に調べてみまして、清里町の人口推移とちょっと精査した中で、手元に昭和50年の町の人口、すみません、昭和61年ですか。町の人口がその頃6,300人でしたか。その中で札弦・神威・緑も含みますけれども、単純に人口比ですけれども、その割合は約30パーセント、それだけの人達がいた。その裏支えにはやはり管内屈指の合板工場、あるいは農家戸数、あるいは先ほど町長がおっしゃいましたように酪農家等もございます。その後に時系列で述べさせていただきますけれども、平成10年、同じように人口が5,367名です。その中に札弦・神威・緑地区の総町民数は約26パーセント。ここで約5年の中でですけれども、1パーセントの減少率。ところが、21年、町の人口4,637名。その中に札弦・神威・緑地区の全体に占める町民の割合が20パーセントに減少したと。その中でもう1点、どうしても捉えなければならないのは、就学児童、学校の生徒数の推移はどうだったんだろうということにもう一回着目いたしまして、とりあえず児童数の推移をやはり検討いたしました。同じように平成5年、平成10年、平成21年というちょっと短いスパンの中の話なんですけれども、平成5年であれば、児童数が光岳小学校で約76名です。平成10年に光岳小学校は63名の児童数がいた。ところが、21年には一気に激減いたしまして、25名ということに推移しております。これは、単純に過疎化が進んだとか高齢化が進んだという観点もございましょうけども、やはり地域産業の構造改革による産業構造の変化等はございますけれども、やはり色んな施策の中でちょっとブレーキ的という言葉は良くないかもしれませんけれども、何か手だてがなかったのかなと。要するに、働く環境の人達が住む住まいというのは、町営住宅等ありますけれども、かなり老朽化してかなり今の時代にマッチしたものは現実、町営住宅としては確保されていない経過がございます。やはり色んな部分でそういう住環境の対策というのは、目には見えていないんですけれども、需要はあったと思うんですね。確かに、その中でさっつるパパスランドに働いている方の住居の確保だとか、あるいは昨年あたりも札弦郵便局の職員と言うか、局長の住宅の手だてだとか、あるいは私も酪農を営んでおりますけれども、従業員等の住宅環境の中で、地元に確保したいという思いはあるんですけれども、やはりなかなかそれなりの町住が確保できないというのもありました。そういう手だてと、今回そのパパスランド、一つそういう核がありますけども、その道の駅という形で仮にこの施設が出来上がった中で、また新たな雇用が出てきたときには、またそういうようなニーズが出てくると思うんです。そういうこともあわせて、その3つ、トータル的に色んな施策と言うか、組合せの中で何とかこの特色ある地域振興という核がさっつるパパスランド、札弦センターということで考えておりますので、その辺もやはり理解していただいて、今後の町政の中で進めていきたいというのが、私の考えでありますけれども、町長としての所見をできればお願いいたしたいと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
札弦地区の地域振興の問題でございます。札弦センターにつきましては、昭和45年に山村振興事業によって生活改善センターとして当初設置をされ、その後札弦センターということで支所機能を入れながら今日にいたってきた訳でありますが、建築以来、40年を経過したということで、かなり老朽化も進みまして、今回の事業の中で全面改修をするということでありまして、地域の中核の集会施設の機能を持たせた施設になってございます。基本的には地域の人方の色んな集会、会議、また講演とかそういう部分でご利用いただければなというふうに考えている施設でもございます。また、これからいよいよ基本的な構想を含めて整備計画を立案していきます、パパスにつきましては、これは地域のそうした施設の一面、観光的な要素が十分に強い施設、要は地域の活性化のための施設としての機能を持たせていかなければならないというふうに考えてございます。今、前段でも人口の減少等についてのお話をいただきましたように、札弦地区、子どもも含めて清里全体が人口が減ってきておりますけれども、その傾向は清里本町だけでなくて、札弦、緑にも表れているところでもございまして、特に少子高齢化、高齢化率も一番高齢化率が高いのが緑地区でありまして、その次に札弦第1・第2が高いというふうになってきております。要は単純に言えば、若い世代が少なくてお年寄りが多くなると率は上がっていく訳ですから、そんなような状況になってきているのも事実でありまして、そういうような状況もつぶさに捉えながら、今後あの地域にどういう手法で活性化の手法を取り入れていくんだと、これがこれからの大きな課題になってくるだろうと思っております。私といたしましては、その中には当然、地域の雇用の場、要は産業おこし、それらを含めた中の活性化、そして、雇用が起きることによって若者の定住が出てきます。そうなれば、人口にも少しの余裕が出て、また、高齢化率も若干の推移が出てくるだろうと。そして、色んな人方がそこに来ていただくことによる交流人口という、そういう新しい取り組みも出てくるのではなかろうかというふうに思っているところでございまして、パパスだけの設備をするという仕掛けではないというふうに考えております。当然、それなりの設備は必要になってきますけれども、そこに来てもらうための仕組みをどう考えていくか、これがこれから一番大きな課題になると。設備は補助金とかもらえば一時の話ですから、何とでもやりこなすことができますが、それを将来にわたって運営をきちっとしていくということは、並大抵の努力ではできないというふうに考えております。当然、札弦の中核になりますし、その一つだけのことではできないので、あくまでも本町のレストハウスだとか緑清荘だとか市街地、そして札弦の市街地、また緑の市街地、緑温泉とか、そういうものともうまく連動をかけていくシステムをある程度作っていく。要は来てもらわなければ何もなりませんので、そういう来てもらえるような仕組みをこれから考えていかなければなりませんし、当然、そのためには行政だけが、地域だけがという話にはなりません。全体でこれをこなしていかなければできないというふうに考えておりますので、そういうような考え方のもとで、それこそ基本理念であります住民参加と協働と共生と。共に町を創っていくんだという気持ちの中で、この第5次総合計画との連動性の中で進めていく必要があると理解をいたしている次第でございます。当然、地域における思い入れ、考え方、そういうものがあるかと思いますので、十分にそこら辺もお聞かせをいただいた中で、また、議会とも十分に検討させていただき、そして清里の活性化に繋がる一つの施設としてどういうふうにこれから展開をしていくか、十分に検討させていただきたいというふうに思います。また、そうした中において、居住の環境の整備という部分についても当然出てまいりますし、また、学校の関係についても光岳においては耐震の部分が一つ残されている部分がございますので、それらについても今後検討させていただくという中で進めていく所存でありますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
再質問 1番 前中康男
今、町長のご答弁の中で、全体的なシステムを考えた中でさっつるパパスの開発と言うか建設等を考えるということでございました。やはり地域創造力、あるいは地域教育力、そして地域生活力ですか。やっぱり地域と言えども清里町全体の中でシステムを構築する。そこにはやはり町長がおっしゃったように財政的な問題、これもあります。今期4年間、新しい町政執行の中で我が町の顔として、誠心誠意ご高配いただかなければならない中で、やはりトップセールスとしての顔、清里町の櫛引町長がいる、常に場面、場面のTPOを考えながら、その場その場の話ができる、そういう顔になって、これからのまちづくりの営業していただければなと思います。これを最後に、私の質問にさせていただきます。もし何かあればよろしくお願いいたします。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
札弦地区における地域の活性化、非常に重要な課題でもございます。私といたしましても札弦地域の核施設をこれから展開をしていく訳でありますので、今のご意見等を踏まえながら慎重に、また速やかにそうした課題に取り組みながら進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げたいと思います。