清里町議会 平成30年第6回定例会 2018年12月13日
地域公共交通について
2018年12月13日、清里町議会の一般質問で、前中康男議員が「地域公共交通について」質問し、町長 櫛引政明が答弁しました。
- 質問者
- 前中康男 議員
- 答弁者
- 町長 櫛引政明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 前中康男
おはようございます。先に通告いたしました地域公共交通について2点ほど質問させていただきます。まず1点目として、清里町における公共交通の現状は年々厳しい環境下に置かれていると考えられます。この交通体系、大きく体系化すれば4つほどに分別されるかなと思っております。その中でまず1つ目としてはやはり鉄道、飛行機、バス、タクシー、船などの公共交通。2つ目として各種福祉サービスに寄与する障がい者あるいは要介護者の移送を行う交通体系。また3つ目といたしまして教育に関連した通学支援あるいは清里高校スクールバス等のバス支援。また各種社会教育としての移送手段に伴う移動交通。そして最後でありますけども、生活あるいは町内における各種行事に伴う、移動交通。大きくこのように4つに分別されるのかと思っております。これらの現状の各種交通支援について福祉目的にある支援と単なる移動目的のための支援とに大きく区別されますが、それらを含め、広範囲な清里町全体の交通支援について、まずお伺いいたします。2点目として清里町の全体の交通支援を考えるとき、高齢運転者による交通事故防止に関する取り組みの観点からも早急な政策を施すべきと考えますが、今後の免許自主返納を促す上でタクシー券の配布等をすべきと考えますが、この2点についてまず1回目町長の所見をお伺いいたします。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただ今、前中議員より御質問をいただきました。地域公共交通の関係でございますが、1点目の清里町における地域交通の現状と各種支援策の取り組みの関係でございます。清里町内の交通体系は現在JR釧網線が上り7便、下り5便が運行されております。またバス路線におきましては、上斜里江南線がスクールバスとして3便。緑線が、路線バスとスクールバスあわせた併用路線として3便運行されております。これらバス路線につきましては、地域住民の方々も乗車できるようになっているスクールバスもございます。なおバス路線の運行につきましては、今年度末をもって光岳小学校が閉校になりますのでスクールバス路線としての見直しを現在進めているところであります。引き続き地域住民の方々も乗車できる方策を整えていきたいと考えている次第でございます。また民間のタクシー事業につきましては、現在2台のタクシーが常時運行されている状況にあります。さらに御質問にありました福祉施策と致しましては、ホームヘルプ事業による買い物、通院などの送迎サービス。さらに介護の費用助成をする、送迎介護サービス事業を行っている他に、難病者等通院交通費助成制度の支援も実施しているところであります。さらには生涯教育の観点からことぶき大学の送迎や各種研修などでも運行しておりまして、公共、民間、福祉、学習の観点から、本町における交通移動支援を実施しているところでもございます。次に2点目の高齢運転者による交通事故防止に関する移動支援対策の関係でございます。本町における運転免許証保有者総数につきましては、昨年末現在で2千822名でございます。そのうちに65歳以上が1千97名、75歳以上が359名となっております。自主的に免許を返納された方は平成26年度以降34名おり、自ら交通安全対策を講じている方が増えてきている状況にあります。また平成29年3月の道路交通法の改正によりまして、高齢者の交通事故を防止するため一定の違反行為をした場合には、認知機能検査や講習が義務付けられておりまして、法律上でも高齢運転者の安全対策が図られているところでございます。また本町におきましても交通安全週間などの期間中には啓発活動を行っておりまして、ドライビングシミュレーターの体験や夜光反射板の窓口配布など、高齢者の交通事故防止に向けた安全対策を図っているところでございます。高齢運転者の交通安全対策につきましては引き続き強化充実を図らなければならないものと考えているところでございます。高齢者に対するタクシー運転助成等の関係につきましても、高齢者の方々が免許を返されるということ以外に、年齢的なものがあって徐々に運転業務ができなくなるというようなこともありますし、全体的な高齢者の足の確保という観点から新たな考えで進めていきたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上申し上げまして、1回目の答弁とさせていただきます。
質問 4番 前中康男
今、町長の方から本町における交通体系ということで、私の方も大きく4つのカテゴリーと言いますか、そういう観点からの質疑で4点の項目の中で説明がございました。公共交通、特にJRに関して言えば、一昨日北海道新聞にも経営危機というシリーズもので記事が出ておりまして、また一昨日の道議会の特別予算委員会の中で、初めて知事がある程度車両の更新等に関する部分で支援の方向を出していきたいという発言がございました。そういった中、8路線の沿線協議会の首長でもある本町にとって、また次の新たなるステップに動かざるを得ない。大変厳しい状況ではありますけども、そこら辺はしっかりと検討し、前向きな判断の中で対応していただきたいと思っております。私は今回交通体系の中で、一昨日の先般の文教委員会の中で路線バスと通学バスの緑線運行を廃止し通学バス運行の中で、町民も利用できる方向で検討されているという、そういう説明がありました。この点について、やはり光岳小学校の閉校、そして平成31年度の4月より本町にとって小中ともに統合された一校の形で通学バスが運行する、本当に時代の流れとはいえ子供たちの通学支援をどう捉えるかというのは大変難しい問題でもありますけども、そこはしっかりと丁寧に進めなければならない、そしてまたそこに今まで乗り合い的な要素で路線バスの活用ということで緑線に限ってですけども200円の料金体系の中で払えば乗れるという現実。それが今後すべてスクールバスの運用の中で執り行いたいというような報告がございました。その点について現場の中の話ではございますけども、これが全てではないと思うんですけども、そういった意味では町民の生活の部分としての足の確保ではなく、ただ現状の中での緑線の対応を、スクールバスの中でどう対応するかというのを、町長が描いている方向性を答弁していただければと思いますんで、よろしくお願いいたします。また併せてですけども、福祉サービスの観点で種々福祉サービス事業がございます。その中で私が一番ちょっと気にはなっていたのは、議員になったころ、23年ですけども200回近い利用がある事業がありますけども、だんだん利用実態が空洞化されていまして、一昨年あたりは1割程度の利用しかない、この辺についてどう捉えているか。端的に介護送迎サービス事業だとか送迎介護事業サービス。言葉は似たようではありますけども全く性質の違うものというのも捉えております。そこら辺の部分、介護保険の移行により利用できる、できないという問題もありますけども、あるいは他に違う何らかの理由があるのか。その2点再質問になりますけども、答弁のほど、よろしくお願いしたいと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただいまの御質問でございます。子供たちの通学に供しているスクールバスと、そして特に緑においては路線バスの併用という事で今日まできたわけでございます。現在における町の交通手段としては小中学生については、スクールバスを活用しております。また高校生の通学には、小清水からはスクールバスを運行しておりますし、また清里町の子供たちが網走、斜里方面というのは、これはJRを使っていただいているということでございます。また一般の皆さんにおいては交通移動手段としては公共交通の部分でいけばJR、そしてまた緑線を活用した路線バスということになっておりますが、一般的にはスクールバス併用の路線バス、以前にもお話をしたことはありますが、この1年間ほとんど利用されていないという実情もあるということも事実ではないかなというふうに思っている次第でございます。もともとこの路線バス、特に緑線については、中学生・高校生の対象とするスクールバスということで利用を始めたわけでありまして、路線の形態上、緑・札弦方面から朝来る部分、また帰られる部分ということで3便、利用をするように出来ておりますが、そのうち朝の便それから夕方の便、1便ずつについては路線バスとして斜里バスさんがそれの併用運行をしていただいていたということでありまして、現実的には先ほど申し上げましたように、路線バスとして一般町民はほとんど利用がされていないという事実もあるわけでございまして、専らスクールバス的な要素がもう100%に近いような了見で成り立っていたというふうに理解をしているわけであります。緑が今既にこの4月から統合されまして、清里まで緑の子供たちが来ております。そして明年の4月以降は、光岳の子供たちが清里までということに相成ってまいりますので、全体の子供さんの数からいっても緑線を活用する従来までの手法では運行ができないということもありまして、町内的には4つの区域に分離をして、そしてスクールバスを運行していきたいということであります。1つは上斜里方面、もうひとつは向陽・江南方面。そしてもう1つは札弦・神威方面。さらに、緑方面と、この4地域で分割をしていきたいということでありますので、当然分割をされるとなれば、通しての運行がありませんので、それについては、今スクールバスの利用の関係とあわせた緑線の関係がございますので、斜里バスさんの方にもこういう運行体系で、スクールバスとしては運行していきたいという話を申し上げているところであります。路線バスを維持するかどうかについては、斜里バスさんのバス運行者としての考え方によるものというふうに理解をしているところであります。また斜里バスの路線が仮に緑線が廃止されると、これに合わせて廃止されるということになれば斜里の町民も清里町の境界から斜里の市街地まで利用されている方がおられると思いますので、それらの関係もありますので、斜里の役場の方にも清里側としては、スクールバスの運行がこのように考えていますということで申し入れをしているところでございます。それらの方法を踏まえながら、今後さらに地域の子どもたちのスクールバスの利便性を考慮しながら時間帯とそして便数を詰めてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいというふうに思います。それから次の質問でありました、送迎サービスと福祉バスとの関係でございます。福祉サービス事業については、介護保険、また障がい制度の中で支援をする町の制度でございまして、当時は要介護1以上でないと、要支援の方々の通院を支援することができないと保険制度の中でありましたので、そこから外れる現在で言えば、要支援という部分ですか。そこら辺については町が単独で支援をしていたということでございます。利用回数も平成20年時点では250回以上の利用がございまして、また利用者についても町内町外を合わせて10数名の方々が制度を利用していたということでございますが、それらの方々も要支援から要介護になってきたということもありますし、またお亡くなりになられた方もおられるというようなことで、利用数が減少をしてきているということでありますし、さらに要支援要介護の部分についても介護保険での適応がされるようになってきておりますので、該当しない方々がぐっと減ってきたということもございます。そんなことで、御理解をいただきたいというふうに思いますし、また難病の関係の人工透析の部分でも別枠タクシーサービスと介護サービスを行っておりましたが、これも今現在では当時スタートしたときの該当者は一人もおらなくなったということでありますので、そこら辺についても現在は利用の方々がおられないということで、実際の利用数においては0という、今の段階ではそんな状況になっておりますので、当時、人口透析の部分については日赤さんと色々な都合でございましたので、制度的には廃止がされたということで御理解をいただければというふうに思っている次第であります。以上申し上げ答弁といたします。
質問 4番 前中康男
緑線の路線バスという関係で今説明がありまして、バス事業所との判断に委ねる部分はありますけども、委員会としてはスクールバスということで4路線という方向で今説明されたわけですし、委員会の中もそういう方向で伺っております。それからもう1つ同じ4路線プラスやはり高校の小清水からのスクールバス。通学支援ということで小清水町内の生徒を通学させているバスも1つありますから、4プラス1。5つぐらいの路線かなと思っております。ただその中でどうしても緑の路線バスがなくなるということは、町内だけのエリアの移動に関しては確かに何ら支障はないと思いますけども、今現状の中で唯一そのバス路線の中で斜里にアクセス出来るのは路線バスとしての緑線。これしかない実態であります。JRがありますよという話も現実、先ほど町長の方でもありますけども。全部で5路線ありますけども、その活用もありますけども、なかなか駅となると、そこまでの移動のこともあって移動ポイント同士がうまく連携してつながるというのがなかなか厳しい実態がこの清里町の実情かなと思っております。他の町村に比べればまだJRがあるからいいでしょうという話もありますけども、なかなか一概にそれが良しとする部分でもない部分もやはり理解していただきたいと思います。そういった中でバスの体系がまずひとつそこでなくなるのかなと。その中で乗合的な人も、また同じように町民の方であれば申請を出しながら乗るのも良しとしますという方向で説明がありましたし、今現在でもそのような形で進んでおりますけども、なかなか時間的な利便性。これあくまでも学校に登下校する時間帯での運行状況というか時間割と言いますか、そういう状況なので、大変不便があるのかなと思っております。それともう1つ問題提起しなければならないのは、バス路線の運行となると、その年々に就学する児童の数、あるいは世帯が常に変わる。そう言った固定の路線を確保するのはなかなか厳しいのかなと。またもう1つそこまでのバス停という問題。これも従来の路線バスのバス停を活用するのか、あるいはいろんな新しい路線路の中で新たにバス路線の標識等々、あるいはする・しないは別ですけども、停留所的な駐輪施設ですか。そういうのも考えるときがあると思うんですけども、そこら辺、具体的な話にはなりますけども、町長はどのように今の現時点ではお考えなのか、そこら辺ちょっとお聞かせ願えればと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
バス路線の関係でありますが、現在先ほどから申し上げていますようにスクールバスと併用型の緑バス路線ということで、バス事業者が運行いただいているところでございます。現状として、スクールバスの中でのバス路線の関係でいきますと、今も御指摘をいただきましたように、バス路線というのは運輸局の許認可のもとで運行がされておりますので、路線をその都度変えるということは基本的に出来ません。事前に申請を挙げて許可をもらわない限り路線をあちらからこちらに動かすという事にはならないわけでありますし、またその中の停車上の場所も、都合によってあっち行ったりこっち行ったりというわけにもいかない。これも許認可の対象になっております。そんな中でスクールバスを併用的に走らせるということはなかなか難しいかなと。今現在は緑まであったもんですから、緑の子どもたちとの部分で運行されておりますが、今度は緑は緑、札弦方面は札弦方面とスクールバスが分かれますので、1本線の中ではどうしても運行ができないと数が多くなりますので、そういうことになれば現状問題としてはスクールバスとの併用という方式についてはかなり困難になってくるんではないかなというようなことでいろいろシュミレーションした中でスクールバスはスクールバスとしての運行で4地域を確保するというスタイルで今進めているということでございます。またそれらの関係も、斜里バスさんの方には私どもとしてのスクールバスのあり方を一応申し入れをいたしました。それを斜里バスさんが運行するとか云々はまた別の話でありまして、今までスクールバスとの併用での路線バスの関係があったものですから、事前にそういうスクールバスの考え方を申し上げたということでありますので、路線バスとして単独で別路線を走らせるということになれば、バス事業者の基本的な考え方で、どうしていくかと利用の形態、あくまでも路線バスは事業者としての申請になりますから、当然経営収支等、利用者の数、それらを踏まえた中でここにバス路線を置くべきか、または否かという部分を検討された上での対応になってくるのかなというふうに思っている次第であります。そこにどうしてもならざるを得なかったのがスクールバス緑線も緑地域も今度は光岳地域も含めてやるとなれば、別立てになってしまうというようなことで、これがまだまだ人数が少なくて緑線も神威線も1路線で済むということになれば、従前と同じような形がとれたのかなと思いますが、それがなり得なかったということの中でありますので、ご理解をいただきたいというふうに思っております。
質問 4番 前中康男
確認になりますけども、スクールバスとしての運用での対応を町としては考えているということで、私は今理解をしますし、それに向けてのその個別案件的なバス停というのは、これは行政である町として設置可能ではないんでしょうかね。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
路線バスとしては、停留所はこれは認可を貰わなければなりませんが、スクールバスの関係については、道路運送法でのバス路線とは違いますので、これは毎年毎年子供のその通学の関係で路線の区域を変えたり停まる場所を変えたりということは十分可能かというふうに思っておりますので、個別案件的な部分については教育委員会とも十分に相談をしながらやっていきたいというふうに考えております。
質問 4番 前中康男
それともう1点確認なんですけれども、通学バスに町民の乗合的な要素というのも、これも大変厳しいという理解でよろしいんでしょうか。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
これの関係については従前であれば路線バスの絡みがありましたので料金をきちっと取るということですが、逆に言ったら取れない。路線バスでありませんので。ただ乗っていただくことについてはやはり子供たちとの関係がありますから誰でもかれでもいいんだということになりませんので、一定のルールを設けた中で、町民の皆さんも乗れるようなスタイルを考えていきたいなということで、今進めておりますので乗合的な意味合いも含めて、ただ料金は逆に言ったら今度は取れませんと言うことになってくるのかなというふうに思っております。以上であります。
質問 4番 前中康男
今スクールバスに関して、大変細かな質疑をした訳ですけども、大きな交通体系の中で今後このスクールバス、通学バスの活用について詳細な部分は今後色々な中での議題かなというふうに思いますのでこの話題に対して、今回は質問は終わりたいと思います。次に高齢者運転による交通事故防止から移動支援について、再質問したいと思います。冒頭町長の方からも住民基本台帳の説明がございました。私もその中で手元に平成30年11月の本当に新しいデータが手元にあります。清里町における高齢化率ですか。これが全町で36.3%。そしてもうひとつしっかりと見極めなければならないのは清里町における後期高齢化率75歳以上の割合です。これが今本町では21.09%になっています。これが高いか低いかの判断はいろんな意見がございますけども、かなり高いのかなと思っております。もう一度先ほどの住民基本台帳の中の数字を見た中で、本町で65歳以上の高齢化率が高い自治会ベスト5といいますか、こういうランクづけは大変よろしくないんですけども、1番高齢化率が高い自治会、札弦地区。はっきり申しまして、札弦第2自治会です。これ64.7%。次に緑です。緑が51.5%。その次に高いのが札弦第1。これも45.2%です。45%以上の自治会が札弦、緑地域に固まっているといいますか、そういう状況下に置かれております。またちょっと計算してみましたけども、札弦、緑、そして神威地区にも自治会がございまして、全部で10自治会がありますけども、その10自治会の人口、887名のうち約65歳の人が397名ですか。約44%の高齢化率。町の平均が36.3ですけども、これと比較して10%まではいきませんけども、8%以上の高い高齢化率、現時点であります。なおかつ先ほども言いました、75歳以上の高齢化率。これ町内は21.09なんですけども、これも先ほどの65歳以上の高齢化率でありました札弦第2に限っては後期高齢化率75歳以上の割合が40.46%、10人に4人という75歳以上年齢構成であります。世帯数もそれなりの高齢化世帯。そういう実態の中で、今その地区にどういう変化が起こっているのか。御承知のとおり商店街もない、移動手段は、JRはあります。確かに路線バスもあります。でもなかなかそこまでのアクセスなり利便性のことを考えると、なかなか思うどおり進んでいない実態があります。そういった意味でやはりある程度の福祉的な交通支援よりも、元気な高齢者の移動支援は大変重要になって来るのかなと考えるところであります。議会でも一昨年あるいは昨年同じように交通支援の問題ということで議論がありました。そういった意味でどういうあり方がいいのか悪いのか。多種多様ありますけども、今後の中で町長が次年度に向けてどういう思いで町政をするのか、そこら辺の方向性をしっかりと見極めなければならない部分もありますけども、そこら辺を踏まえた中でこの高齢者に対するタクシーの補助、これは議会としても検証しなければならない部分でありますから、そこら辺の答弁をいただきたいと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
高齢者に対するタクシー助成の関係でありますが、ただ今御質問いただきましたように特に神威、札弦、緑地区においては、高齢化率が他の地域と比べて一段と進んでいるという状況、これは間違いない事実でございます。特にその中においても75歳以上の後期高齢者の方が、町内的にも大きく伸びてきているという状況にありますから、単に神威、札弦、緑地域だけでなく、全体としてもやはりそういう方向性にあるということをしっかり踏まえていかなければならない。また先ほどありましたように、交通事故防止の観点からも高齢者に対しての免許返納の勧めも行っているわけでありまして、そういう意味においても、やはり足をいかに確保するかということが大きな課題になってくるというふうに理解をする所でありまして、これらの関係についても近隣の町でも既に試験的に実行されている所もございます。それらの町の制度の内容、十分に我々としても勉強させていただきたいというふうに考えておりまして、それぞれ私どもで今調べている状況によりますと年齢の問題、また対象者のいろんな部分での問題。さらには、その地域でのタクシーを使うにしてもタクシー会社との絡み、こういうものもいろいろあるようでありますので、ここら辺最も効果的で効率的な方法を十分に検討していまして、前向きに導入に向けた検討を加えていく時期に来ているというふうに判断をするところでありますので、今後以降どういう形になるのかも、やはりそれらの関係については足を確保しながら、交通安全対策も含めて検討をしていくということになっていこうかと思いますので、ご理解をいただければというふうに思います。以上であります。
質問 4番 前中康男
高齢の運転者による交通事故の防止の観点、移動支援という形で答弁いただきましたけども、これ近隣町村でもしっかりとある程度の手だてなり施策は町長も御存じだと思いますけれども、やっているのが実状かと思います。私もちょっと調べましたら、これは北海道環境生活部暮らし安全局から出ている調べでございますけども、ほとんどの市町村がこれに伴う何らかの支援策、冒頭私はタクシーでって話もしましたけども、すべからく福祉的な移動支援のサービスもあれば、全くそれとは違う、先ほど後期高齢者で元気で本当にはつらつとしたお年寄りの部分の人たちにも対する移動支援という、そういう支援も現実行っているところでありますし、近隣でありましても、小清水あるいは斜里町も同じようにタクシーに対する助成等々を出している実態があります。また隣町になりますけども、弟子屈町に限って言えば高齢者のバス、あるいはハイヤーに対する料金助成、これも具体的に施策の中で出ております。大変恐縮ですけども、年間3千円分のバス、ハイヤー利用券を交付する。これもすべて75歳以上の全部の町民。確かに人数的なものは、先ほどの住民基本台帳の中でしっかりと理解し数字は押さえられる部分がありますし、そういった意味での政策でありますけども考える、そしてもう1つ免許自主返納に対するそのインセンティブと申しますか。そういう施しの対応。これもやはり時代の中で、もう待ったなしに何らかの方向で考えていく時期じゃないのかなと思います。この免許返納、本当に徐々にではありますけども、データ的にも25年から免許返納が進んだ中で先ほどありましたけども、清里町では、29年が15名、30年が8名と急激とは言いませんけれども、増えつつある実態。まだもう一押しという表現良くないのかもしれませんけども、やはりそういった部分での地域における移動支援の対応ができれば、今まで以上に免許の自主返納が進むのかなと思います。先ほど道路交通法の話、町長からもされましたけども、29年の3月12日に道路交通法が改正されまして、75歳以上の高齢ドライバーが免許更新時に、例えば認知症検査を臨時的に機能検査が実施されるという項目が付加されております。これは例えば75歳以上のドライバーが認知機能が低下した場合に行われやすい違反行為ということで端的に信号無視、あるいは右側通行、あるいは一時不停止。たくさん色々ありますけども、そういうことを1度75歳以上のドライバーが起こして警察の方にお世話なった場合、すべからく認知機能検査を受けなければならないと。これもたび重なる回数を重ねていく段階で、今度は機能検査という形でもう1つ検査が厳しくなる。そうなると必然的に免許が更新できない。こういう事態がもう差し迫って、僕らも10年後そういう時代になったときに、可能性としてはあるんですけども、そういった意味でもやはりこの移動支援の政策の重要性、町長もう一度お伺いしますけども、その点についてどのように考えるのか。お聞かせ願えればと思いますけれども。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
高齢者の足の確保の観点でありますが、御指摘をいただきましたように、高齢者の皆さんにおきましては、免許の更新時においても臨時的な認知症検査、そういうものもしていかなければなりませんし、また実技も年齢によってしていかなければならんと言うようなことになって、それをクリアできれば問題ないわけですが、場合によってはクリアができなくなる。また自主的に返納されるという方も相当数これから出てくるものというふうに思っております。清里町全体では、先ほど申し上げた数の方々が今現在も返納されたというふうに聞いておりますが、この免許を返納したから云々という政策というよりも、高齢者全体としての、やはり足の確保という観点から、全体的な考え方で進めていければなというふうに思っております。たまたま清里町おける75歳以上の回答者と言うのは、ほぼ800名ぐらいおりますのでそういう方々で、福祉的な部分については、従来から福祉での制度がございますので、それを活用していただくということにもなりますが、それ以外の元気な方々に対しても、今申し上げましたような形の中で、支援対策が打たれていれば良いかなというふうに思っているところでございます。ただ、これも相当数の方が利用をされるということであれば、今現状のハイヤー運転事業者の中で、それがきちっと消化できているのか。今現状でやられているところの町の状況も聞くとなかなか利用が現実はできないと台数が少ないんで、例えば一人が医療機関に使うと何時間か、そこで留まってしまうということになれば、利用ができないというような話もしておりますんで、効率的にやれる方法を検討加えながら進めていく必要もあるだろうというふうにも思っている次第でもございます。特に元気な方々で、家に閉じこもっているというのでは、せっかくの生活に余りよろしくないわけでありますが、遊びに行ったり、また病院も必要ですし、買い物に行ったりとそういう普段の日常的な部分での支援ができるようになっていけば、よりベターかなというふうに考えているところでもありますけれど、もう少し内容をしっかりと詰めた中で、また相談をさせていただければというふうに思っている次第であります。以上であります。
質問 4番 前中康男
今、全体の中で、どうこの支援を考えるかという話が出ました。確かにそうです。全体の中でどのように事業展開していくのか。これは5年、10年後の先を見据えた中のまちづくりの中で、やはり根幹の部分かなと思います。ただ、現実的に本当に困っているという実態も高齢者の中にはあります。全体にと言いましても、どのような形で今後政策に向かってとり進めるのかというと、いろんな手法があるかと思いますけども、全体でこの町の地域交通を考えるそういうような協議会。これ国交省から出ていますけども、地域公共交通活性化再生法に基づく協議会。これが1つの落としどころと言いますか、そういう設置をし、その中で何度も何度も町長が答弁に出ます。全体の中でということが、これは町内における運送事業所の方々。あるいは路線バスの事業所あるいはJR。あるいは町内における自治会及び老人クラブ。多種多様の団体の中で協議会を設置し、その中で清里町の交通体系をしっかりと考えましょう。その中には冒頭の質問中にありましたけども、スクールバスと言いますか、通学支援に対するバスのあり方。あるいは今僕が何度も話をしていますけども、タクシーの部分。これも同じようにすべからく個人事業者でありますから、なかなかそこら辺も合議の中でこの交通体系を立案する、これが多分この法案の趣旨かなと思いますんで、そこら辺の体制づくり、これがやはり本町にとって一番大切で、なおかつ近々に取り組むべき課題かなと私自身が思っていますけども、町長、その辺の御認識、どのようにお考えかお聞かせ願えればと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
先ほど来申し上げております地域交通の体系づくりの関係でありまして、現在JRの釧網本線やスクールバスの併用による、緑路線バスの関係。また、生涯活動でのスクールバス、タクシー、そして自家用車とそれぞれの交通機関を駆使しながら、町民の皆さんは移動をされているということでありますが、今路線バスの関係も大きく環境が変わりつつあります。それからJRの関係についても今後の見通しがまだ立っていないというような状況下でもあるわけでありまして、また一方では少子高齢化ということで免許を返納される高齢者の方もどんどん増えてきている。また元気でありますけども、やはり認知症とかそういう部分での免許の保持が難しくなってきているというような、そういう現況を踏まえた中において、地域の交通体系のあり方とこれはやはり早急に示していく必要があるだろうというふうに理解をしているところでございます。今現在、町においても法に基づく地域公共交通の計画とは全く別ですが、快適な町のあるべき交通体系という部分において、シナリオを策定中でございまして、事務的に今進めているところでありまして、これが一定程度事務的なたたき台がまとまってきた段階では、やはり多くの皆さんの御意見を聞いていかなければならないということになってこようかと思いますので、その中で、具体的にしからばという部分での御提案御意見をいただきながら進めていければというふうに考えている次第でございますが、このことで、この高齢者の部分での話については、それとは全く別に、制度と支援策としてどうするかという話になってまいりますので、それはそれとして進めてまいりますが、支援制度としては、やはり早急な結論を出していく必要があると私は認識をいたしておりますので、どういう手法になっていくか別にしても、今後の早い段階でのそれらの対応については、検討していきたいなというふうに考えているところでありますので、ご理解をいただきたいというふうに思うところであります。
質問 4番 前中康男
最後になりますけども、今後に向けて、町長、最後の言葉の中で前向きに検討していきたいという言葉をどう捉えたらいいのか、ちょっとあれですけども。第5期総合計画が終えて、平成33年度から新たな第6次清里町総合計画の立案がされるわけですけども、なかなかこの交通体系について過去の資料を見ましても具体的な文言等々がなかなか見られず、やはり大まかな言葉ではありましたけども、やはりこれからの清里町のまちづくりの中でこの交通計画、これがやはりまちづくりのフレームといいますか、根幹に差しかかっている、その交通に私たち町民が行政と一体となり寄り添い、協働と共創の概念の中でまちづくりを進める。やはり今後この計画の中にこの交通、しっかりと提示しながら考えていただきたいと思います。デマンド等々の問題は、この後質疑もありますけども、そういう部分の最初の入り口としての公共交通のあり方の協議会。これをやっぱりすべからく住民の手で、このことは本当に動線の動きはすぐにある程度はわかります。そういった意味で計画立案する。そしていろいろな人が移動することがやはり町の活気にもなりますし、いろんな行事の参加率の向上。これは生活面で本当に町づくり中でも人の移動が根幹ですから、やはりそこら辺は重々考慮いただきながら、次の総合計画の立案に向けて検討していただきたいと思います。これをもちまして私の質問に代えさせていただきます。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
地域交通体系の関係でありますが、総合計画の10カ年計画の終了期間があと2年ということでありまして、平成31年から次の第6次にむけた計画の策定に向けた準備、進めていかなければならないというふうに考えているところであります。また地域交通体系の簡易的な計画については、それを待つということでなくて、明年からその体系づくりに入っていかなければならない。ですから総合計画の中には先にこの交通体系の部分については検討委員会等を設けながら先行させ、出来上がった計画を総合計画の中に取り込んでいくと、そういうような手法をとりながら、早い段階で明確にしていきたいというふうに考えているところでありますので、これらの進捗又は策定にあたっていろんな部分でご支援をいただきますよう、よろしくお願いを申し上げて答弁とさせていただきます。